［しかし噂（爆弾魔）もある事だし、
　油断せずに捕まえられたのは犯人にとって幸か不幸か。
　結論は……まあ──…不幸だったのかもしれない。］
　

　……、──…

［……視界がぐらぐらする、少し油断しすぎた。
　顔を殴られ口の中が切れているのが解った。舌で口内を確認する、歯は折れていない。ならばセーフだろう。だが顔を上げるのが少し億劫だ。歌を歌おうにも今防がれた。拘束されているので仕方はない。…さてどうしたものか。
　待っていればずりやんが助けに来てくれるかもしれないが、捕まったのは自業自得な所もある。（でも別の学校に居る爆弾フリークに会わせてもらえると言われたらそりゃ行くだろうとも思う）……なんとか自力で抜け出せるのが一番なのだが。

　そもそも柊木もこいつらに対してムカついている。
　「俺を餌にしようなんていい度胸だ」という思いと、「人質を取ってまでずりやんをどうにかしたいのか？」という軽蔑だ。歌さえ歌えれば、いや、せめて爆弾が手元にあれば。つくづく拘束されたのが不覚である。そこは多勢に無勢であったのだが。
　敵対者を睨むが鼻で笑われた。フン、と鼻を鳴らした。
　一度殴られて歌えなくなっている以上、まあもう一発くらい殴られても誤差のため、ムカつくの表明をしておこうと思ったのだ。］

［案の定その腕は振り上げられるが、
　………？
　遠くから騒がしい音が聞こえてくる。
　喧嘩か？だとしたら、…］

　　…、ず

［助けに来たであろうその姿を見たときに軽く口を開きかけ、痛みに少し躊躇った。そしてそのやってきた桃園の鬼は柊木の顔を見て、顔色を変えた。

　その変化に思わず緩く瞬く。

　──…　そこには、
　噂に違わぬ鬼が居るように見えた、と。

　"怒りを向けられた相手"はそう言っていたらしい。
　柊木はというと、］

　………、…


［ただただ静かに、
　その鬼の感情の爆発を見詰めていた。］

［すべてが終わった後、
　拘束を解いてくれた相手に対し柊木は緩く笑った。
　口内の傷口を舐める、痛みはあるが出血は止まっている。
　先ほどよりは随分マシだ。］

　…、　

［でも今喋ろうとしても間抜けな響きになりそうだ。
　スマホを取り出すとずりやんにメッセージを送る。

　『助かった、ありがとう』

　そうして、ニーっと笑いなおした。
　きっと今、ずりやんは罪悪感に苛まれているのかもしれない。そんな必要はないというのに。］

？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？

『正当防衛だろう！！
　返り討ちは当然の範疇だ！』

（猫のスタンプ　ニャー💮）

［顔以外に怪我はなかったため、ばんばんとずりやんの背中を叩く。すごくすごく、嬉しそうな笑顔で。そしてまたスマホにメッセージを打ち込む。］

『しかし強いなー！見惚れたぞ！
　あ、ずりやんに怪我はないか？？』

［その後は普通に心配されてしまったためきちんと病院で診てもらった。見た目ほど大したことはないそうで口内の腫れも半日程度で収まるだろうと診断される。

　診断通り、半日後には普通に歌えるようになったため、
　復活記念として次の日学校で『Booooooom！！』をするのだった。

　以降桃園の鬼を知るものにとって、柊木は地雷のような扱いを受けるかもしれず、人質にしようなんて考える奴らはいなくなっただろう。柊木は別にどっちでもよかったので特に気にしていない。
　けれど桃園の鬼がバックに居る、という噂は爆弾魔の活動を助長させるのに確実に一躍かっているだろう。文句を言う人間がグっと減ったためだ。

　こうして『化学室の爆弾魔』の爆発活動は日常となり、その後も絶える事はなかった。］

［あの時、柊木がずりやんに対して何を思ったのか。
　それは柊木自身も明確に解ってはいない。

　けれど、『助けに来てくれるかもしれない』と思っていた箇所が、今後何かがあったとしても『助けに来てくれるだろう』という風に変化している。
　ただ確実に解るのは、柊木にとって彼が唯一無二となった事だけだ。］
　

/*
うそ？！計算間違えた！！！
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ　あと２発言　ｐｔ回復後におとしますう！！！！　くそ〜！ｐｔ計算してたのに〜！！

ｗｗｗｗｗｗｗ表が落ち着いたからだだっと置き逃げしようと思ったけど失敗　悔しい　すまんｗｗｗ　おやすみ！*

ヒイラギにアンコールができない。

/*
　柊木
お前　ほんとうに　お前
お前ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗお前ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
あと2発言あるのか…そうか…

ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗわかった…明日、待ってるな…ｗｗｗｗｗｗ

/*
ここでタルトの歌まで来るの無理だが？

ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

タルトアンドメアリー☆トラベル♪か…

ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗはあ

草にまみれて傾いたまま崩れ落ちた。**

/*
ルートが、ルートが纏まりつつある！！！すごい……
さらさらさらさんえらいな……さらさらさらさちゃんと言う…………

からの
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

うた すごい プランでわけてるの
合いの手含めて本当にやばい（ほめてる

/*

これ、後日刀持ったお兄さんが確実に報復で闇討ちしに行ってるヤツですね。

/*
刀持ったお兄さん、兄弟になる前からそんなことを……

/*
爽やかな朝だわ。
地上はカオスというかもう愛憎が飛び交ってるけど。

/*
ひっでええええええええええ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

だいすきwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

/* 相良くんさぁwwwwwwwwwwwww

/*
今まさにwwwwww
傷心のショコラの前でwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

いやこれ相良さんにしか出来ませんわ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwww

[『miss M』こと、平澤みなみはメールまみれの携帯を開く。]

結局携帯を持ってきちゃう所も、仕事を片付ける所もフツー所以なんですかねぇ。

[NoFLのデッキを片付けながら、みなみは相良に迫害されている文化祭実行委員の泣き言メールや部活動からの苦情メールの対応に追われている。]

ま、一応これで『口実』も出来るし、生徒会、いや、五十鈴くんに話をしたい所なんだよねぇ。

[文化祭実行委員(主に地味チーム)の不満は限界に達していた。自分はもう慣れてしまったからどうでもいい。しかし、来年にはこの学園を卒業してしまう。]

つながるかな、五十鈴くん。

[ひっきりなしに来るメールにうんざりしつつ、みなみは五十鈴に電話をかける。

結界っぽいのが解けているようなんで血でも吸ってやろうかなとか思ったのはさておき。
またニンニクとか口にされたら困るので今の所は大人しくしてようと思う。今のところは。]

ファイルを落としたようだ。

[『桃園学園文化祭実行委員解任決議案』と書かれたファイルを、みなみは拾う―――――――**]

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ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
あっはっは相良コノヤロ〜〜〜〜！！！！！！！　最高

/* 　ほんまこれ

［そう、そしてその彼が化学部から、
　……自分から離れていくと言った。

　その衝撃は自分にとって耐え難く、
　灯を、消してしまった。

　（　笑って誤魔化し続けるならば
　　　相手になろうかこの鬼《おれ》が　）

　まだ、怒っているだろう。
　何も弁解できていないのだから。
　そして、弁解出来る事もない。

　俺がああいう事をしたら、
　ずりやんが怒るのも考えたら解る事なのに。
　あの騒ぎは、本当に楽しかったか？

　柊木は、優しい夢、過去の記憶の中で、友と手を取った。］

♪

一番の了簡信ず依拠の先
爆ぜ始る還元型友情飽和
自己情動　柊木真理

…♪*

/*ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

この雰囲気で落とすのもう絶対嫌だったけどｗｗｗｗｗｗじかんないからｗｗｗｗｗｗごめんなｗｗｗｗｗｗ


くそっっクロ！！！！ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ**