47 Gambit on board
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繊細な戦場判断が必要になります。
憎しみを稼げば解決遠く時間がかかる。
……時には大戦を終えるよりも。
故に私は先ほど
和平も大戦も流れる血は同等と評価いたしました
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[使い捨ての兵隊。 戦っても戦っても訪れることのない安穏。
空に生き空に散る、そういえば聞こえはいいけれど、 まるで、我らは火薬玉のように、投下されて爆破される。 地につくまえに撃ち落され、たどり着いても飢餓で倒れ、満身創痍者を幾人も見殺しにした。]
――…新しいものを作るのであれば、 一度壊したほうがよかろう?
[そう、本当は、その生活で、崩れてきた精神に、 男自身は気づいていない。
いや、気づくことなく、
ただ、混乱を、その悲しみ、苦しみさえも、また足場にして、いく強い帝国、
それが望み。]
(107) 2011/04/01(Fri) 01時頃
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>>105
なるほど、和平のための軍縮解散。 いい看板をつけたものだ。
だが、不必要と判断したのは認めよう。
そう、軍備は、もっと前線に置くべきだ。 強い帝国の壁を作ることが……。
[くくくく、と笑いが篭る。]
では、君も、もう、師団長は卒業かな?
(108) 2011/04/01(Fri) 01時頃
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(わかっていない老害は私だけではないのだろうか (それとも、
[薄く、今度は笑み――哀の感情が漏れた。 個の言葉は届かない。ならば公のままで]
師団長を害する行為は反逆罪に準じて取り扱う。
マイコフ殿、身を以てわからせるという言葉、害意ありと判断してよろしいか。
[既に、ディーンの首を掴もうとする手は見えていたが]
(109) 2011/04/01(Fri) 01時頃
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ならば、君は空挺を経験してみろ。 そう、君の部隊をつれてな………。
[そんなことを言いながら、手をその首にかける。 そう、わかってきている。
もうこの茶番は終わりにしなければならない。]
(110) 2011/04/01(Fri) 01時頃
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イワノフは、ミケ>>109の言葉には、また笑む。
2011/04/01(Fri) 01時頃
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人も国もそんなに容易く扱えるものじゃない。 木組みの玩具と訳が違うのなんて、解っているんだろう。
その手を離せ、マイコフ師団長……!
[伸びる屈強な手、声を上げた。>>106]
(111) 2011/04/01(Fri) 01時頃
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[最も重い処罰、と聞けば、それまでの悪戯な笑み消し頷いた。]
処罰を与えるのは我々ではありませんから、どうなるかはわかりませんがね。
ただ、それでも仲間ではありたく思います。
もう、他人ではありえない。
行く先がどこであっても、苦も楽も共に出来ればいい。
……そうであってほしいと思いますね。
間違っても、……
[言いかけて、止まる。何を言わんとしたかは伝わるだろうか、伝わらないだろうか。]
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[もう、十分だ、と、己のどこかが言う。 そう、これだけの混乱にそれでも立ち向かえる者が、選び、そして、殿下たちがそれを見てなお、この国の方向を考えることに、なるだろうと…。]
――……さて、君たちに自分が捕まえられるかね?
(112) 2011/04/01(Fri) 01時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/04/01(Fri) 01時頃
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看板が御気に召さぬというのなら、
……私個人は、厭うています。 第二師団を。戦うことを。それしか知らぬ己自身を。
[喉輪をつかもうとする手、 しかし言葉を語るを止めず]
その為に数多犠牲を強いたことも。 そのようにしか生きられぬことも、また。
しかし……、
[その手が触れるが早いだろうか、 あるいは肘をみぞおちに入れようと、振り返るのが先か]
(113) 2011/04/01(Fri) 01時頃
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…、まずはもう少し、基準の尺を増やしてみる事を薦めようか。
[ナユタの言葉に、一度ゆるりと瞬く。僅かに困惑が滲んだ。
帝国の役に立つか否か。非常にシンプルで判り易い基準ではあるが。]
――確かに、国が不必要に『死ね』と命令する事は無いだろう、が。
…流石に、素直に受け入れ過ぎじゃないのか。
信じるのも美徳だが――其処に、疑問を挟むことも、況してや問いを投げるぐらいは。
…君の基準を借りるなら、損害を生む行為ではないだろうに。
[成る程、先は長そうだ。と小さく溜息を零す青年の様子に
手にした国紋章を掌で転がしながら、ぽつりと零した。
――『兵器』では無いと、彼女が怒った気持ちが理解出来なくもない。
それ程に潔い思考も、己としては…まぁ嫌いではないが。
少なくとも、自分には難しいと思う。
其れは余りにも、……彼と言葉で表すのならば。
人らしく生きてきたからなのかもしれないが、]
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>>113 [ディーンの肘の気配には、微か感じ取って、 それは半打撃のみ伝わっただろう。
手は離れ、また前に立つ…。]
師団長から厭われている二番か。 皮肉なものだな。
[それならば、解散するが相応しいと。]
(114) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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>>111
[手を離せといったテッドの後ろに今度は回りこむ。 鋭いナイフが首筋に突きつけられるのを、目の前にいるディーンは見るだろう。]
さて、これで、完全に反逆罪だ。 さぁ、早くとめないか?
(115) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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イワノフは、きっと、そのままでは自由自在に逃げ回るのみ・・・。
2011/04/01(Fri) 01時半頃
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[一撃は掠めただけか、言葉は封じられることなく。 目の前にある元上官に向けて、紫電は静かな眼差しを向ける。 そろえられた指先は胸の上に]
……しかし、 第二師団を、白百合を、私はまた誇らしくも思います。
どう足掻いたところで、 我々は軍人です。 為すべき理想を胸に戦えることは、喜びですらある。
命があれば、空挺に参りましょう。 そして部下に、理想の為に喜んで死ね、と命じます。
(116) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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[ヨーランダが紡がぬ言葉の先、首肯で理解を伝える]
一度罪を犯した者を、排斥し、葬るようでは
―――まして長く争った国と和平など。
ま………
ベネット殿やイアン殿をそんな風に処罰したら、帝国軍の女性士官にファンの多いお二人、猛抗議がきますよ。
そういえば、私の代では士官学校にブロマイドとか出回ってましたね、今思い出せば。
あまり興味が無かったので忘れておりましたが
[一時重みを増す空気。しかし今思い悩んだ所で仕方ない。
再び、冗談を口にして笑った。]
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[速過ぎる。 音より速いものを捉えることは出来ない。
まして、己の、身体能力に任せた粗い体術では相手になるかどうか]
ブランフェルシー師団長殿。
[瞬間移動ではないのだから、掴めれば動きを封じられるかもしれないが。ナイフを突きつけられるテッドを見つめ、 ――そうでなければ、封じるには]
…ハミルトン師団長殿。
[己に為せる事は。 僅かに唇を開き、重心を低く落とした]
(117) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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……この国に害をなすのであれば
捕まる前に宮廷の一つや二つ、灰にいたします。
[器用でない自覚は有る。
故に肯定も否定もせず。]
……軍人か否か、ではなく、
理想を信じるか、信じないか……だとは、思います
……私は、理想を信じられない。
信じるのは現実のみです。
[理想を信じようと、試みた。
けれど、気づいた。
ブランフェルシーは、ああ、最後に言葉をくれたけど
けれど、むしろ、己は理想を真実
現実のみを信じるべきなのではと、思う。]
……………理想だけでは、ゆっくり、進むだけでは
明日の糧もなく餓死し、夏に食中毒に倒れ
冬に凍死しするものには間に合いません。
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[述べた言葉のまま、突きつけられる刃を見る。 駆けるはひと時、界は結ばれ――口唇を噛んだ]
我々はどこまでも、 ……不器用に過ぎる生き物だ。
[鞘のままの軍刀、返し。 束の底で打たんと、刃持つ手に狙いを定めた――]
(118) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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現実を見据え動くというのならば
…………私の選択適わなくとも。尽力はいたします。
[ゆるりと、時折目を伏せる濃灰を見据えた鳶色は
その瞼を閉じ、静かに頭をたれ。
どちらの皇帝に変わったとしても
成すべきこと、やるべきことを
出来ること、動けることをするのは己の思うところ]
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……っ、"レナト"!
[命じる音は一つ。影の海を疾駆する小さな異形が、 己の首に刃を向けたイワノフ>>115の側面に向けて飛び込む。
鋭い鳴き声を上げて、牙を振り翳した]
(119) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/04/01(Fri) 01時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2011/04/01(Fri) 01時半頃
ファン……
[そういう方面には、残念ながらとんと疎い。本当に疎い。おそらく自分に囁かれる噂も、耳に入ってはいない。入っていたとしても、おだてても何も出ないなどと、本気にしてはいないだろう。
きょとんとしながら、ガーランド師団長の翠を見返すだろう。]
そういう、ものなのですか。
[自分のいた能力開発施設では、どうだったのかと思う。
事実この師団長自身は考えたこともないので知らないが、数少ない女性陣の間では、あこがれや噂の的になる者は間違いなく居た。]
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>>118 [ディーンが軍刀を抜けば、 それを静かに見つめ………。]
走り始めたものは止まらないのだよ。 止められない限り。
[そう、不器用であるなどと……いまさらすぎる言葉にも聴こえた。 もう、後には引けないのだ。サイラスやベネットと同じく…。
為し始めたこと、それを途中で引くことなどできぬ。 そして、剣を握るまでのことを決意したのだから。]
(120) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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[それと同時、異形が来る向きと逆から、 イワノフの腕を捕らえようと背後に手を伸ばす。]
(121) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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>>119
ほう?
[そして、飛び込んでくる異形。 避けるなど容易い。
その牙は身体に触れることなく、異形が通り抜けたのち、またその場所にある。 ただ、テオドールの首からナイフは離れていた。]
(122) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/04/01(Fri) 01時半頃
[苦々しい表情でもそりと起きあがる。
顔色もいいし、寝起きの顔というわけでもない。
起きていたのは明白だった。
喉元を押さえながら救護室の中を見回した。
そういえば、運ばれてきたとき男は泥だらけの筈だったのだが
今はどうなっているのだろう。
まさか着替えがあったとも考えにくいのだが、
泥だらけのまま横になっていたとも思えず―]
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>>121 そのような攻撃、単調すぎるぞ?
[かかってくる異形に瞬時反応していく。 そう、それ背後を捉えたと思っても、そこにはやはり、煙があるのみだろう。]
(123) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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[界が結ばれる>>118違和を感じ取れずとも、低い姿勢のまま駆け出していた。 テッドの後ろに立つイワノフ、その足元を狙うように]
(124) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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ベネットとイアンを並べるゲイルの言葉に、サイラスはどうなのかと思ったが、恋愛とかよくわからなかった。
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/04/01(Fri) 01時半頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/04/01(Fri) 01時半頃
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[捕らえる刃の先、 マイコフの姿に意識を向ける、無音が駆ければ界は結ばれ]
――… ッ、
[そこにある異形は、その存在を薄れさせ、 力なきものへと変わり、消えてゆくだろう。 そして――マイコフのその“加速”も、また失われていく。]
(125) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/04/01(Fri) 01時半頃
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[残像だけ残されたように通り抜けた異形は、 地面からまた影に潜る前に霧散した。>>122>>125
同様に伸ばした己の手も、宙の紫煙を掻いたのみだ。>>123
振り返って、その姿はあるか。]
(126) 2011/04/01(Fri) 01時半頃
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"人らしい"を基準を?
[考えてもそれが分からない。
サイラスの言にそう思うのだが。]
損害にならない、か。
そうかな……難しいです、けど……。
疑問なんてない、ですから。
考える、努力はしているんですけど、ね。
他の師団長に比べれば、足りないです。
[イアンと第一皇子の会話にも耳を傾けながら、そんな言葉を零す。
それではダメなのだと理解できるのと、それが全てであった思考を覆せるのとでは違う。
幾ら言葉で言われようと難しい。]
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