197 獣ノ國
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
見せて、先輩。
[ 全部、と。やや強引なそれを咎められても、思うまま顔を寄せては耳朶へと息を落とし込んだ。
――失望したりしないから、と以前の言葉を思い出し、声を重ねる。 間に割り入った体を、微かにその足の内側へ擦り付けるようにしながら、欲の篭った暗灰色を相手へと落とした。**]
(253) 2014/10/08(Wed) 17時頃
|
|
[――変わらないな、と伏せた鳶色は思った。 緩んだ暗灰色>>205の闇は、ゆらり、ゆらりと揺蕩うように視界を満たし続ける。焼き付いた色に、胸と喉を詰まらせるのは、意地のような行為になりつつあった。
どこから意地だったのだろう。ふつりと湧いた疑問は、また少し瞼を強張らせ。それでも、曲線を描く唇には僅かな隙間を残した。 下る気配を耳が覚れば、僅かに顎を引く。引いたつもりの鹿角が、僅かに前へと出る事になってしまった事に気づいたのは、一寸後の事だった。]
――、 …………。
[虚を突かれたように、瞳は伏せたまま睫が跳ねる。 怖い理由は、明白だった。明白だったからこそ、口にする事が恐ろしく、こんな事になっているのにと、自分でも相手でもない何かへ思考が詰る。]
(…度胸が無いから)
[同じ意味か、否かは別として。もし、言葉を返すとしたら、そう。 迂回するような言葉で、思いを煙に巻く。
譲歩、なんて言える身でない事は分かっていても、それで零れ落とす物があるとしても――思えば思う程、熱が詰まり、目から落ちたが――核心の一枚外を、解として紡いだ。(>>204)]
(254) 2014/10/08(Wed) 17時半頃
|
|
…… …… 分からない、 ――人。
[どうしたら信じられるのか。なんて、何一つ考えていなかった事を。それを今、突きつけられた>>206のだと。すうっと覚め行く頭は、自覚した。 見透かされている、と過ったのは錯覚だろうが。恐らく。
――同時に、出会って数日にも満たない相手に、何を求めているのだろうと。口端が温い息を溜めたまま、嘲笑う。]
――そう。 聖人とか。そういうのじゃない、 …普通の――ごめん。 …放っておくのが、不安な――――、
[どこまでその像が本物なのか――そんな捉え方しか出来なくなっていた自分を一言一言矯正しながら、曲げながら。 掴んでいた手首は、離した。暗灰色が届き、絡まり落ちる前に、両の目元を潰すように袖で拭う。
甘ったれ、と自責を浮かべれば、歪であれ、どうであれ口元は持ち上がる。 そういう所だけ上手くいく、と眉だけは僅かに顰めつつ、胸に冷たく刺さる空気を浅く吸って――、]
(255) 2014/10/08(Wed) 17時半頃
|
|
――…ともだち …になりたい、 ……奴。
[拾われたキャスケットに片腕を伸ばし、鳶色を逃がし。聞かれたくないからと相反した気持ちで、自ずと尻すぼみになる声を肯定する。 …重ねに重ねた想定とは、別の意味で逃げたい、とも。
流石に、そこまで踏み込まれはしないだろうと、マフラーに鼻先を埋め。もやもやと、落胆とも諦めとも言えそうな色濃い息を、零す。]
(…――もう、どうにでもなれ)
[そう思えただけ、確かめようと試みた価値はあった。 一瞬先にどんな結末が来ようとも、それだけは言い聞かせ、認めてしまおうと。
――春を描いた便箋に、思いを馳せた。**]
(256) 2014/10/08(Wed) 17時半頃
|
|
[首輪に鎖を設けたいとの言葉にすら胸がときめいてしまうのは、自分に被虐趣味でもあるのかと軽く笑って、それを話してくれる顔がどこか後ろめたさも含んでいることにはそっと背中に腕を回すことで大丈夫と告げて]
鎖で繋いで、全部奪われて、先生がずっとそばにいてくれるなら、安いものだわ 毎日首輪をつけて、散歩をして 先生が死んでしまったときも、一緒に連れて行ってくれるでしょう?
[酷く歪んだことを言っていると自覚はあっても、彼が消えていなくなるのなら生きている価値も無いと言い放ってしまえるくらいに、心を奪われているのだけれど]
怒るかもしれないけど、本当に、先生がいないと嫌だから ...先に逝くなら、
[連れて行ってと繰り返そうとしたところで、首輪の下につけられる花。触れられたところが熱をもって、体の芯を温める。 名前を呼ばれて唇を重ねて、割れ目を突つく舌に素直に従い。 抱きついてしばらく舌を味わいながら、息継ぎの途中で声を漏らす]
学校、いかなきゃ
[幸せに蕩けそうになりながらも、相手は教授だから行かないと、と理性を総動員させて]
(257) 2014/10/08(Wed) 17時半頃
|
|
[自らの提案に目を見開くその様子>>249に、不思議そうな面持ちで、きょとんと相手の顔を見つめる。 警戒心が全くないと言えば嘘になるが。 獣である自分に対して、柔らかい口調で話そうとする。 相手の姿勢をそう受け止めれば、警戒する気持ちにならないのが事実で。]
貴方からは嫌な感じはしないのです。 こう見えても、カナリアは勘が良いですから。
[小さく洩らした息。 その音には気が付いていたが、深くは触れずに。 唇をゆっくりと笑みの形にして。]
はい。道案内しますね。 お菓子とかはあまりありませんが、果物なら。
[ありますよ。と笑いかけ、会計をする彼の後ろについて店を出る。 押さえた声で問いかけた言葉への返事には、一度小さくうなずいて。 人がいないところで。と、小さく返答をし]
(258) 2014/10/08(Wed) 18時頃
|
|
―商店街→住宅街―
[自分よりは背の高い彼の姿を見失わないよう 若干小走りになりながら、商店街を通り抜ける。 その途中、一度だけ本屋の方を振り返り そこに変わらず人の気配がないことを確認して、 静かに目を閉じ、頭の中の靄を払うように首を振った。
そして、人通りのない住宅街に来れば 歩く速度を落として。]
蜘蛛さんでしたら。会ったことはないですが。 お話したことは―――あります。
[すう。と、息を大きく吸い、まっすぐに あいての口元をみつめる。足は止めずに。]
(259) 2014/10/08(Wed) 18時半頃
|
|
―住宅街→自宅―
人間達にも掲示板のようなものがあると聞きました。 それと同じように、私達のような獣にも 会話をするところがあるのです。 そこに、蜘蛛とおっしゃっていた方がいたのです。
[こくり。息をのみ視線は彼の口からゆるりと瞳へ。 その色を見逃さないように。自分の瞳を見えるように。 隠した視線では何も語れないから。]
その方は、しばらく離席するといったきり きのうからいらしていません―――
[家についた――大きな樹と、薄い色の煉瓦 がらんとした二階建ての家が二人を迎える。]
つきました。誰もいませんので安心してください。
[扉に手をかけ開くと、手を招いた。]
(260) 2014/10/08(Wed) 18時半頃
|
|
―商店街→住宅街―
……押し倒されても知らないわよ。
[ぽつり。ため息と共にそんな言葉を零せば、ジャニスは案内をするという天使>>258に続く。 小走りの相手を大股で追い、けれど、彼女が立ち止まったなら、その視線の先を追うくらいはしただろうか。 そこに件の本屋>>259がある事に気付けば、ちらりと天使を見て。けれど首を振るその姿に何も言えず、ただじっと口をつぐむ。
自分にとっての"彼"の様に、天使は本屋を求めているのだろうか。ぼんやりそんな事を考え、緩められる速度に気付けば天使の隣に並び歩く。
真っ直ぐ向けられる視線に、どういった意味があるのか。それは分からなかった。けれど僅かに噛み合わないその紅を見詰め、微かに口端を上げる。別に、此方に隠す事など何もありはしない]
(261) 2014/10/08(Wed) 19時頃
|
|
―住宅街→カリュクス宅―
……へえ。掲示板、ね。 あの人、そんなのやる風には見えなかったけど。
[軽く目を伏せ、瞼の裏に"蜘蛛"の姿を思い描き。瞳に移された視線>>260に気付けば、穏やかに笑んでみせる。 けれど続く相手の言葉には、一瞬目を見開くくらいはしただろう]
――本当に、出て行ったのね。
[アタシを、置いて。 掠れた声は風に掻き消される。揺らいだ瞳は、ついと視線を移し、コートのポケットに収まる紙片へ向けられた。
そうして彼女がついたと言ったのなら、その家を見上げ。誰も居ないというその言葉に、微かに眉を持ち上げる]
……一人で住んでるの?
[――ふとした疑問は、思わず口から零れていた。詮索するつもりは、ないのだけれど。 僅かに気不味い思いをしながら、招かれるまま屋内に入る。そこから先は、彼女の後について行くだろう。 とはいえ、一人暮らしだというのなら。やっぱり男を連れ込むのは不味いのではないかと思うのは、ジャニスだけなのだろうか。――この少女は、何に"安心"しろというのだろう]
(262) 2014/10/08(Wed) 19時頃
|
|
[植え付けた鬱血の華をチョーカー越しに親指で撫ぜながら。 唇を合わせ、舌を吸う間に彼女の告げた事を脳は反復し。 自身の想像する「いつか」とは正反対のことを 彼女が口に出したものだから、 脳の回廊は、ぐるぐると螺旋を巻いていた>>257 湿った吐息と共に顔を離す。
銀糸を唇同士が繋げば、首元に置いていた手を浮かせ、 繋がったそれを断ち切る形で拭い去り。]
――… 俺が死んだ後も、 君の人生を大事にして欲しいとは、思っていた…かなぁ
君の手を引くのが他人で遇ったとしても、
君が倖せに為ってくれるのなら、 ……見守っていられるのなら、それで良いと思ってた。
(263) 2014/10/08(Wed) 19時半頃
|
|
[言ってしまってから、苦く笑う。 出会ったのが一年と少し前で、夜を共にしたのが一度切りで、 何故こんな事まで考えているのだろうと、何故、]
愛してその人を得ることは最上である 愛してその人を失うことはその次によい
――とは言うが、死んだ後の話を語る歳ではないね。
[学校へ、と告げる彼女の一言と共に頷き、顔を離す。 シャツのボタンとタイを正し、出ようと手を離して。]
さ、行こうか。
[踵を返し、廊下を歩む間。 そこまで思われている事を少なからず嬉しく感じ、 また、結論を急ぐような話では無いと悟り。
唯、死ぬ前にあの細い首を絞める想像をして、―― 狂ってる、と畏怖を抱くのだった*]
(264) 2014/10/08(Wed) 19時半頃
|
|
『愛してその人を得ることは最上である 愛してその人を失うことはその次によい』
[教訓めいた言葉を素直に受け取れるほど大人じゃなくて、そんなの知らないとわがままを言ってしまいそうになったところで、踵を返される。 子供だったらもっと素直にわがままを言って一緒にいられるのかと思っても、子供だったらこんな関係になれないというのはよくわかっていて]
(ただでさえ10歳以上も差があるんだから、奇跡みたいな話だものね)
[思考を止めて廊下を先に行く人を追い抜く。流石に二人一緒に行けば怪しまれてしまうだろうと]
一人で行くわ 先生は講義の準備があると思うし 行くときに家に寄れば後が楽だと思うから 事故にだけは気をつけてね
[靴を履いたら、少しだけ振り向いて行ってきますと接吻を。 至近距離で笑いかけたら、後は照れ隠し代わりに外へ踊り出してしまおう]
(265) 2014/10/08(Wed) 19時半頃
|
|
>>246>>247 錠 一人でやっていますが…何か可笑しいでしょうか?
[心底不思議そうにそう問うて。
実際、どんな依頼が来たとしても一人の方が動きやすいのは事実で。
相棒が居たとしたら…。あんな仕事はして居なかったかも知れないが。
ぼんやりと考え乍ら、作業を続けて。
途中、聞こえてきた相手の質問には答えつつ、手は動かし続けて。]
まぁ。居ることには居るんですけどね。迷惑に成ったりするのはと思いましてね。
人手が増えるのは、助かりますね。これは。
[作業を進めていけば其のうち、ひやりと涼しい風が入ってきて。 気持ち良さに瞳をゆるりと細めた。熱くぼうとする頭には丁度良かった。]
(266) 2014/10/08(Wed) 20時頃
|
|
[大学に登校すれば、顔なじみと軽い昼食を食べ、授業に備えただろう。イルカの王子や可愛らしい友人がいれば、共に昼食を食べただろうけれど、遭遇できただろうか。 講義室ではさして目立たない中程の席をとり、いつも通り授業を受けて。 いつもと違うのは、時折チョーカーの合わせの部分を指でなぞること。その表情は幸せそうな笑みを浮かべて。 講義が終われば、掲示板を確認してから教授にメールを打つだろう。]
―――――――――――――― 差出人:スージー 宛先:錠 ―――――――――――――― お疲れ様 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― 家には寄ってきたから、この後用事はないけど どこかで合流する? ――――――――――――――
(267) 2014/10/08(Wed) 20時頃
|
愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/08(Wed) 20時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/10/08(Wed) 20時頃
|
―自宅―
[ガチャリ。扉のノブを捻りながら後ろを振り返る。 鍵はかけない。取られて困るものなど、元から何もない。
否、あるにはあるけれど その価値はきっと他人にはわからないだろうから。
そして、家に着く前に彼が洩らした言葉>>262を思い出し、静かに目を伏せる。]
他愛もないお喋りの場でした。 蜘蛛さんは物静かで、知的な感じを受けました。
あとは―――
(268) 2014/10/08(Wed) 20時頃
|
|
[一旦言葉を切り靴を脱ぎ、廊下へと。 一人暮らしなのか。という問いかけには一瞬躊躇ったのち、曖昧に頷いて。
入ってすぐの服かけに白いケープは引っ掛けて、上着を脱ぐようならばそこに。とジャニスにも声をかける。
飛べない白い翼が自由になり、細かな羽毛を散らす。]
火の粉の一つでも舞ったなら。自分の巣が台無しだ―――と。 それと、『いつ燃えるかわからない屋根に怯えて暮らすなら、火の粉を消しに飛んだ方がマシ』と
[そう言っていました。と短く伝え階段へと誘う。
殺風景な家の中、階段の壁には段に合わせるように母と娘の写真が飾られていて、そこだけは彩を持っている。
首も座らぬ赤子と母、小学に満たない年齢の幼児と母。 そして十歳程の子供と赤いカナリアと―――母。
写真はそこでふつりと途切れている。]
(269) 2014/10/08(Wed) 20時頃
|
|
ですから。蜘蛛さんが火の粉を気にしていたのだとしたら。 あなたと話すのも、人目につかない、場所がいいと思ったのです。
[掲示板から姿を消す前に蜘蛛が書いた言葉を思い出し、ふるりと体を震わせて。]
私が知っているのはそれだけ―――です。 これは話を聞ける仲間なら。皆が知っている事。 実際に蜘蛛さんと知り合いだったあなたの方が 知っていることは多いと思います。
[翼から羽根を一本引き抜いて軸を持ち、指先でくるくると回す。 鳥が遊んでいるような行動を取りながら、深く息を吐いて。]
私が探しているのは。 通信でもお話したとおり、べネットさん。 ―――本屋さんです。
(270) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
―昼頃・本屋前―
[結局辿り着いた時刻は昼を回っていた。
いざ着いたものの、辺りを見回せどその姿を見つけることは出来ずに肩を落とす。
その時に枝葉を震わす微かな囀り>>228 誰のものであるか気付いた男は目元を和らげて指を動かす。]
(271) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
―――――――――――――― 差出人:ヤニク 宛先:カリュクス ――――――――――――――
20xx年 10月3日 ―――――――――――――― 意外…かい? 後はワインも好きだけれど 鳥だから、か 確かにらしいかもしれないね ならアップルパイ、なんてどうだろう? 今ちょうど友達に強請ってきたところさ。
そうだ、明日にでも食べに行かないかい? 本屋近くにいるんだけれど、ベネットは見つからないんだ もしかしたら彼も忙しいのかも
だから英気を得てもう一度探すのさ シャーロックのように鮮やかに軽やかにね
そのためには君の聴力を借りて、夜ならば僕の目を使えば探し物はきっと見つかる 僕はそう思っているよ
(272) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
話が飛んだね! そうそう、疲れている時には甘く感じる、だろう? その違いが僕を楽しませるのさ 退屈は好きじゃあない いつでも冒険がしたいんだ
僕は好きなものしか選ばない 味が混ざってしまっても気にしないよ それでおかしな味になるのも一興 欲張りに生きたいのさ
そう、僕の大切な宝物 君の翼に隠しておいてくれよ 囀るのはまた今度 君の秘密かい? …何だか楽しくなってきたよ!
秘密というよりは、お願い、かな 君の好きな歌を教えてくれよ 僕はその、あまり歌が得意ではないんだ だから …これじゃあ僕の秘密だね! やっぱり、そうだ どうして、君は冬の空を望んだんだい?
(273) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
夢の中の恋人、か その中でも彼は幸せだったのかな 彼の自己満足だとしても、さ 君は、彼が幸せだったと思う? 君が彼の立場なら、どう思う?
…その発想はなかった 失われたというよりは、きっと永遠にその物語だけに刻まれたものなんだろうね
そうだね 本は良い だからこれからも君の話を聞きたい
ふふ、そうするよ でもカリュクス 君も僕の友達なのだから、おいでよ 君との話はとても楽しいよ
追伸:確かそう言っていたよ だから何かわかるといいのだけど… また君さえよければ結果を教えておくれ ――――――――――――――
(274) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
[綴り終わったそれの長さに我ながら男は口元を引き攣らせる。 小鳥との唄はつい、男の口を滑らせる。
流暢に、つらつらと並べる言葉の羅列は少しのウソと本当に収められており、確かに空気を吸うようにいとも簡単に選ぶことが出来るのだ。]
――だからこそ、面と向かって話す方がきっと。何かを偽らずに済む…なんて。
役者でもないのに、そう偽るのは、きっと。
――…やっと、少し分かった気がするよ。
[人を欺く理由。幾つでも選べるそれらを全て切り捨てて、男は、深く息を腹に溜めては、吐き出す。
そして、行き着いた理由に、本音に、同族嫌悪のようなものが背筋を襲う前に、捨ててしまうのだ。]
――自分のためさ。**
(275) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
私の翼は、風切羽を切られているので飛べません。 本物の鳥ならばいつかは羽根が伸びるのですが。 与えられた翼では、それも叶うかどうか。
それならば、自分の足で居場所を探そうと。 そう思って、雇ってもらおうとした矢先でした。
[力を込め自分の手を握る。 爪が食い込むほどに強く、強く。 もとから血色の悪い肌は、より一層白くなった。]
気の所為ならばいいと思っています。 でも……。不在の店先を見ると。
一人になった子供の時のことを 思い出さずにはいられないのです。
(276) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
[一気に話し終え、呼吸を落ち着かせようと、深呼吸を繰り返す。 ふと、目尻に涙が溜まっていることに気がつき、慌てて顔を背ける。 気がつかれないことを祈りながら。]
飲み物と果物を持ってきますね。 ジャニスさんは、休んでいてください。
[自分の部屋の扉を開け、右手奥にあるソファーを示し
自らは止められなければキッチンへ。と けれども、もし止められれば、ソファーか床にでも座って、話を続けるだろう。]
(277) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
ヤニクは、カリュクスにあてるメールの件名に悩んだ挙句打ち忘れていたことに気付いた。*
2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
―回想・朝の商店街―
[商店街の入り口にバイクを置いて、昨日不在票を置いた本屋へと爪先を向けた。
手には、無色透明な雨傘。 此方の端末の番号だけ渡して、いつ出会うか分からないのだから。
遠目からはどうやら本屋は開店していないように見える。この時間はいつも開いていた筈なのだけれど、まるで時計の家と共に動きを止めてしまったようだ。
行き来する人混みに混ざって、本屋の前にあった端末を操作する白>>88>>89と黒>>105の人影の前を通りすぎる。対照的な二つの色をチラリと見やると、双方とも鳶色の目を持っていた。 もしかしたら、金髪の少年が言っていた「最近出会った人」というのは、彼らのうちの何方かかもしれない、と想像する。 後でメールだけでも入れてみようか。 "貴方の友人"が本屋前で待っていると。]
(278) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
[昨日、本屋に向かった彼>>218は目的は遂げられただろうか。 周囲を見渡しても赤いフードは見当たらない。そもそも赤い目印どころか、小石の一つも無かったっけ。
全て私が拾ってしまったせいで。 昨日の小石>>162>>163の行く先に待っているのは、お菓子の家か別の何かかは分からないまま。]
綴った文字の一つ一つは簡単に嘘が吐けるけれど
「それで何が伝わるの?そんなの私は知らないわ。 相手が感じた事が、伝わったことなんでしょう。 手紙で伝わるのは人の気持ちじゃない。」
……だから、嘘でも楽しめた方がいいんじゃないの?
[思い出すのはスプーンでくり抜かれた心臓の穴>>0:348。 うん、でも。]
最低っていうところだけは、同感よ。
[道端の小石を、軽く蹴った。]
(279) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
[ああ、またも花屋はお留守らしい。 これで仕事は終わってしまった。
帰りし、公園で「手紙」でも書こう。まだ彼に頼まれたカナリアへのメールすらしたためていないのだから。*]
(280) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
|
|
― 回想 シメオンくん宅 ―
ん、…っ、
[片手が縫い留められるのを、視界の端に認めつつ。学生は上げられるインナーに>>252擦れる胸先に嬌声にも似たくぐもり声を上げました。耳に届く吐息>>253には眉を寄せ若干顔を逸らしながら、然し下も求められたなら>>251、ともう片手をぎこちなくスカートのホックへ遣わし、また備え付けられたチャックを下げ。]
じゃあ、…っ脱がしてよ、…シメオンくん、
[掴まった手頸に力を入れ、其れでも彼の手が外れないなら。学生はそう言葉を添えたことでしょう。 外れたなら、一つ足を立て、熱の篭り硬くなった下部を隠していた下着を片足のみ抜き、淫らに誘うように間に割り行った彼の体に幾度か擦り付けます。まるで焦らしに耐え切れないとでも云うように、然し謙虚に腰を動かし、自慰じみたその行為に温い吐息を漏らすのです。]
(281) 2014/10/08(Wed) 21時頃
|
|
ね、…っ、…すき、だよ。…好き、
[熱にのぼり切った頭では歯止めも効かずに、ただ口先から漏れるのは繰り返される好意。舌足らずに紡がれるそれに、はたして彼はどう反応を見せたのだったでしょうか。 学生は許されたのなら、体に這う彼の片手に手を重ね、強請るように力を込めました。足りない、と。透明な言の葉は形に成らずに吐息だけか空気に溶けます。]
もっと、…――さわって。
[言葉は掠れていました。雨音は最早鼓膜に届かず、感覚を占めるのは熱と、互いの吐息と。学生は睫毛を震わせ、また自分も欲の込めた瞳を彼に向けるのでした。『…それとも、私が触ってあげようか』なんて、挑発じみた言葉も飾りに手向け、彼の体に腿を二三擦り付けることだって。**]
(282) 2014/10/08(Wed) 21時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る