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痴話…… いえ、申し訳ありません。
[突っ伏したまま、ゴドウィンの大きな手の感触に、目を細め。 顔を上げようとしたら]
いや、え。何。何でおれ死ぬの。
[ミッシェルの動揺っぷりに、むしろ動揺。 未だくらくらする頭を抱えながら、とりあえず、大丈夫だから、とさする手を掴んだ]
(265) 2010/07/05(Mon) 23時頃
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だ、だって、たお、れた。
わた、しが、おこらせ、たから。 ごめ、んなさ。い。
[ぐすぐす泣きながらも、セシルから手を掴まれ大丈夫だと言われると本当に?と涙目で見つめ。
ゴドウィンから笑われると、ぐし、と目を擦ってごめんなさい、と謝った。]
(266) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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酒屋 ゴドウィンは、店の奥、暖炉に薪を入れる。厨房に立った。
2010/07/05(Mon) 23時半頃
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[せめて服の下にでも隠そうとしたけど意外と大きくて。]
…あっ、その……お伴します! [結局片手に下げたまま、主人の後を三歩下がって散歩。]
(267) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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[髪を濯ぎ一通り体を水拭きして、ふと手が鳩尾の肉をつまむ]
……安産型……
[独り言にむくれて乱暴な所作で服を着、頭全体を布で覆うように髪をまとめる。 うなじから溢れる水を指で弾きながら井戸の水をカップに注いだ。 そのまま兄の部屋へ入って椅子に座り、先日の裸婦デッサンのページを食い入るように見つめた]
(268) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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[探るような目を受け流し、すこしベンチを詰めてスペースを空ける。]
ボーっと、ね。
[含んだ様に繰り返すと、同じように空を見上げる。]
俺? 俺はまあ……、
[少し考え、何かを言いかけたが、結局やめて、]
『ボーっとしたいだけさ。』
[とだけ答えた。]
(269) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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いや、単におれ、酒あんまり強くないだけだから。 ……まあ、怒っては、いるけど。 ………んな、泣くな。紛らわしくて悪かったから。
[涙目を前に、強くも言えず。 大丈夫だから、とおずおず撫でてから、席を立ち]
ほら、何とも無いから。手伝って来るよ。
[ぱち、と薪の爆ぜる音に、カウンターを回って厨房へ礼をしてから踏み入って]
……すみませんでした。
[もう一度、ゴドウィンに謝ってから、手伝えることを尋ねた]
(270) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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う、ん。ごめん。
[泣くな、と頭を撫でられると素直に頷き。 ごしごしと目尻を擦って泣き止もうと。
手伝ってくる、と言われると本当に大丈夫?と視線で見上げたものの、そのまま見送った後。
気まずくて、この場にいるのがすごく恥ずかしくなった。]
(271) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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……へえ。物好き。
[同じ答えが返ってくると、探る事はせずにクッと軽く咽を鳴らした。]
――――…なあ。
[暫く無言で空を眺めていたが、ぽつりと切り出す。]
…お前はさ、死ぬ前にやりてえ事とか、ねえの?
(272) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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――物好きね。
[ついてくる、と言ったラルフに背中越しに問う]
…それで、どうしたの、そのぬいぐるみ。 あまり、ぬいぐるみを欲しそうな顔をしていないものだから。
[歩く早さは変わらず。 道の先にあるのは広場]
(273) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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>>270 セシル うん? 何を謝る。 心配して、心配されて、おあいこだろう。 なかなか、両方出来る相手ってのはおらんモンだ。
(274) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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酒屋 ゴドウィンは、ランタン職人 ヴェスパタインにも飲みすぎないよう伝えた。
2010/07/05(Mon) 23時半頃
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なんだよおっさん。 説教か?
[椅子の背もたれに体重を掛けると、ぎしりと椅子は悲鳴を上げた]
――馬鹿みたいに酔いたい時もあるってのに
[呟いて、勝手に酒を継ぎ足した。荒い飲み方。 普段からよくない目付きがより据わって見える]
(275) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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……そうですね。 ヴェスと、あまり素直な会話が出来ないようになって……それでもミッシェルは、手の掛かる妹分のままだったから。 それに救われた所は、有るんでしょうね。
[本人を前にしては絶対に言わないだろう呟きを返し、少しだけ困ったように笑い]
何か、召し上がられたいものとか、ありますか。 好きなものとか。
(276) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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[しょげた顔で再び動悸をややあげながら、数ページに及ぶ裸婦デッサンを眺めて、ぺらりとまたページをめくると]
!!
[声にならない声をあげて先日同様に本を乱暴に閉じた。 目に飛び込んできたのは男性の裸像デッサン。 しばらく固まっていたが、やがて閉じた本にぐらりと倒れこむように頭を伏せて、大きく長い溜息ひとつ。 動悸は先程と比べ物にならない程激しくなっていた]
(277) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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[主人のゆったりとした歩みにあわせて、街角を行く。 歩くたびにクタクタのぬいぐるみはヒラヒラと揺れる。]
…あ、これは…… セシルが、くれたんです。 よく眠れないなら、これ抱いたら?、って。
[広場近づいてくるうちに、ベンチにいる二人に気づき、軽く会釈した。]
(278) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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物好き? ははっ、そりゃあお互い様だ。
[しばらく、サイラスに付き合うように無言で空を眺めた。]
やりてえこと、なあ。 色々あったはずなんだけど……なんかなあ。
[視線は空に向けたままぼやく。]
結局、やりたいことなんて一日やそこらで出来るもんばかりじゃねえし。 『ま、特にねえよ。』
[言い終わると、視線を隣に座るサイラスに向け、]
そういうお前はどうなんだよ?
[と尋ねた。]
(279) 2010/07/05(Mon) 23時半頃
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ヴェス、心配してくれてるんだよ。
[お酒の飲み方は自分も良く解らないからなんとも言えないけれど。 美味しいと思って飲んでいるようには見えないから、こちらもまだ涙が滲んだ目で心配そうに見て。
けれど、ヴェスの言葉には無理に止めてもいけないかな、とも思った。]
(280) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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飾り職 ミッシェルは、受付 アイリスに話の続きを促した。
2010/07/06(Tue) 00時頃
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>>275 ヴェスパタイン 説教して欲しいならいくらでもしてやるぞ。 社交辞令みたいなもんだ、気にするな。
[例の"天使"のことがらみかとも思うが、触れていい事と悪い事が有る。 良いのならば勝手に、酒が先方の口を割らせるだろうと思い厨房へ。]
>>276 セシル 救われた…か。 ふん、分かったような口を叩きやがって。
[からかう様に小突く。申し出には髭をいじりながら]
うん? そうだな、では酒代に、手伝いどころか本腰入れてやってもらうとするか。 好きな物か? 酒と茶だな。 後は葉巻が有れば言う事ない。
[そう言って笑う。]
言う程食材が有るわけじゃあない。 料亭で食うならまだしも、中々他人に作ってもらう事もなくてな。 作ってくれるだけで十分だ。
(281) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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セシル様が?
[その言葉に少し悩むも]
――そう…眠れると良いわね。 大事にしなさいな。
[一寸、セシルはからかっているのだろうか、と考えたようだったが、すぐにその考えを振り払い、そう言うに留めた]
あら…御機嫌よう。
[歩いていると、広場に人…が、二人居て。 サイラスには薬の配達を頼んでるのもあって、傘を軽く持ち上げると微笑んだ]
――貴方も、街に行かなかったのですね。
(282) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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んだよ、ガキのくせに枯れてんな。
[諦めが混じったような言葉に、呆れたように溜息をついた。]
…俺は、……何がやりてえのかわかんねえ。 絵でも描いてみっかと思ったけど、やっぱ手ぇ動かねえし。
[やれやれと肩を竦める。]
短くて一日、長くて一週間。 ……このまま何もしないで死んじまうのかね、俺は。
[よっと背もたれから身を起こすと、ラルフとグロリアの姿を見つけた。 会釈に返すように、軽く片手を上げる。]
(283) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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……分かってるよ。
[その言葉はどちらへ返したのか。それとも自らへの確認か。ゴドウィンが厨房に消えるのを見送って、淡々と酒を呷る]
――
[しばし無言。居心地悪そうにこちらを眺めるミッシェルを煩そうに見やり尋ねた]
……飲まないのか? 座ってりゃツマミが来るらしい。
(284) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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そりゃこっちの台詞だっつの。
[街に行かなかったのか>>282と言われ、口を曲げる。]
俺はこの村を出る気なんざねえし。 縋ってまで生きた所でどうせくだらねえ人生しか残っちゃいねえよ。
…良家のお嬢様は何で此処に?
[ベンチに座りなおして、見上げて問いかける。]
(285) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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わ、 いえ、そんなつもりは。
[小突かれて、きょとんと瞬きながら、何処の家庭とも違うだろう、年代と種類が幾重にも重なった、酒精の匂いが染み込んだ厨房の空気を吸い込んで、棚を開ければ、また別の匂いが混じった]
喜んで。何なら、ゴドウィンさんは座っていて下さって構いませんよ。 ああでも、お酒とお茶は、本家にお任せ致します。
[葉巻もね、と肩を竦めて笑い返し。 必要な分だけ取り出すと、包丁を手に頷き]
ゴドウィンさんなら、お世話をして下さる佳人のひとりやふたり、いらっしゃるものかと思ってました。
[たんとん、と野菜を刻む音は、整いすぎて気後れする程だったヴェンリッヒ邸のそれよりは馴染みのある場で、いつものように軽やかだった]
(286) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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─…セシ兄が戻ってくるの、待つよ。
怒られ、ちゃったし。
[ヴェスから飲まないのかと聞かれると、バツが悪そうにそう答えたものの、少し考えて。]
…一人で飲んでるのは、イヤ?
[それなら付き合うよ?と。 ヴェスの方を向いて、そう首をかしげた。]
(287) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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はっ。枯れてるとか言うなよ。
[呆れたようにため息をつくサイラスの言葉を鼻で笑う。]
ああ、そっか、手ぇ動かねえんだっけ?
[ちらり、と、視線がその手に行く。]
いきなり死にますって言われても、実感わかねえよなあ……。
[はあ、とため息をつくと、背もたれに深く凭れかかる。 と、横のサイラスが誰かに応じる気配を感じ、辺りを見ると、そこにはグロリアとラルフの姿。 身を起こすと、同じように片手を上げる。]
(288) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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[口を曲げる様子に、ふふ、と、小さく笑い]
私も、サイラス様と似たようなものですわ。 この村から出たところで、平穏も希望もありませんし。 あの人の傍で縋って生きるのも嫌…ですから。
一言で言うなら…我侭、ですわね。
[腰掛けてもよろしくて?と、ベンチに目をやり、軽く首を傾げ]
オスカー様も御機嫌よう。 貴方も…同じ、かしら? それとも、この村に…遣り残しが?
[オスカーにも微笑を向けると、問いかけを]
(289) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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――怒られたいんじゃないのか?
[ぼそりとひとつ呟いて、また酒を呷る]
無理して付き合わなくていい。 お前が飯食わずに逃げたらまた兄貴がめんどくさいと思っただけだ。
[ミッシェルに眼を向けること無く、空になったカップを指先で弄ぶ]
(290) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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>>286 セシル [救われるのは俺の方だ―そんな言葉を飲み込んで、使いそうな器具を出しておく。]
うん…? じゃあそうさせてもらうとするかな。 楽師に料理をさせると言うのも乙なもんだ。 お手並み拝見と行こうか? ふっふっ…。 まぁ、客に一切合切やらせる訳にも行かん。 何かあったら言え。
[続く言葉に笑い声をあげた。]
あん? わっはっは、なんだそりゃあ。 どういう意味だ? 良い男ってのは、世話させるより世話するもんだ。 まあ、もっと良い男となれば、させるまでもなく、勝手にされるんだろうがな。
(291) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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辛気くせえ事言ってっからだろ。 お前にそんな台詞は100年はえーんだよ。
[ばぁか、と笑うオスカーへ。 手に視線を向けられると、少しばかり苦い顔をした。]
ん。…まあな。 もう慣れたけどよ。 ……文字は書けんのに、絵は描けねんだよなあ。
俺、文才はねえっつのに。
[昨日試しにメモに綴ってみたものを思い出したが、苦笑するばかり。]
身体が動かなくなって、いよいよ死ぬっつー時になったら、あれやっときゃ良かった、これやっときゃ良かったって思うんだろーよ、どうせ。
[不便な生き物だ、と溜息を漏らした。]
(292) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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─…微妙、かな。
[怒られることは、それだけセシ兄が自分を心配してくれてることだから、イヤじゃない。 でも。 心配をかけてしまっているということは、結局、セシ兄に迷惑をかけているということだから。]
逃げないよ、大丈夫。
ただ、恥ずかしいだけだから。
[苦笑して、こちらを見ないヴェスにそう言って。 やっぱり、一杯くらい付き合おうか?と問いかけた。]
(293) 2010/07/06(Tue) 00時頃
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……、…。
[グロリアの言葉には何を言う訳でもなく、少しだけ眉を寄せた。 ベンチに座りたいと聞けば、どうぞと無言で手を翳す。 そして、ぽつりと。]
にしても…その、様っつうの何度聞いても痒いな。
[そんな事を言って、ぽりと頬を掻いた。]
(294) 2010/07/06(Tue) 00時半頃
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