165 【突発村】bouquet
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狩人も立ち入らない深い森の奥からやってくる、“人狼”は、ひそかに人間と入れ替わり夜になると人間を襲うという。隣国の出身でありながら戦功名高く、Sirの称号を賜った若き英雄、Cointossと配下の聖貨騎士団は、この魔物の噂を重く見ていた。
恒例になりつつあった臨時徴税を収めた村人たちは、水車小屋で招集の命令を受け、不安を覚えつつも集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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「さよなら」
「ばいばい」
「もう会えない」
「行かないで」
(#0) 2014/02/26(Wed) 23時半頃
あなたは何を失いましたか。
人ですか、夢ですか、物ですか、故郷ですか、時代ですか。
あなたのような人は此処で嗚咽を漏らしてくれて構わないのですよ。
さあ、古びた公民館の扉が開かれます。
(#1) 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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―――失ったのは 力でした
(1) 2014/02/27(Thu) 04時頃
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ッ
[長い間、鎖されていたような 固い扉。 引いて、一度押して、また引いたら きぃ、と音を立てて漸く開く。]
――けほ
[中は雑然としていた。 埃を被った湯呑とか、無造作に置かれた座布団とか 誰かがいたはずなのに、人間だけが消えたように 生活感の名残すらある空間だった。]
(2) 2014/02/27(Thu) 04時頃
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……お邪魔、しますよ
[零す声はハスキーボイス。 それは美しいとはとても言えず、 まるで枯れたように、霞がかったもの。]
酷いな、
[元々悪い喉に、余計負担が掛かりそうな程汚れた空気の中 蕭然と立ち竦む。]
(3) 2014/02/27(Thu) 04時頃
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―――…
[ゆっくりとした眼球の動き。 室内を見渡しては、ふっと一つ自嘲的な笑み。]
何してるんだろう。
[靴を脱いで、血豆のできた足の裏を見る。 血豆を踏んで、また踏んで 歩みを進めること以外忘れてしまったように 此処までどれほど歩いただろう。 ただ歩くだけの行為に、意味すら見失って それでも途中の道で行き倒れないのだから 人間とはふてぶてしいものである。]
私なんか早く死ねばいいのに。
(4) 2014/02/27(Thu) 04時頃
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[こんな廃村では意味をなさない財布は後ろポケット。 転んで時間が止まってしまった腕時計。 中身のなくなったペットボトルはとうの昔に捨ててしまった。]
喉、痛い
[けほけほと何度か咳をして、弱い期待でキッチンの方へ。 水道水が出るわけがないと思ったのに。 しかし、ちろちろと蛇口から溢れる水は その長い時を物語り、シンクに穴を空けていた。
それが裏山からの湧水だと気づくまでには 暫くの時間を要するだろう。 今はただ、久しく口にしていなかった水分を汚れた手で掬って 口に運ぶ――**]
(5) 2014/02/27(Thu) 04時頃
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[失ってしまったもの
それは家族と、ーー]
(6) 2014/02/27(Thu) 08時半頃
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[辿り着いた建物を見上げる その寂れ具合が記憶の淵を擽るようで、眉を寄せて視線を下げた。]
……
[そうして青年は扉を開く**]
(7) 2014/02/27(Thu) 08時半頃
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[無くしたのは、存在。そして―――]
(8) 2014/02/27(Thu) 13時半頃
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[その建物が視界に入れば、これまでの道程で荒いだ息を整える様に、何処か急いでいた足取りを緩やかなモノに変える。視界の先にある建物は随分と年月を経ている様で]
[あと10歩でその後姿に触れようか、と言う所で立ち止まって、繁々と無感動そうにその公民館を上から下まで、眺めて。表に回れば玄関だと言うのに、ずるり、と壁を背にし崩れ落ちる様にして座り込んだ。まるで、力の抜けた人形の様に。]
[居る訳が無いのに――、記憶が追いかけてくる。恐れ、が。]
(9) 2014/02/27(Thu) 13時半頃
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[私が 失ってしまったもの
それは思いを言葉にする力。そして――]
(10) 2014/02/27(Thu) 19時半頃
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[訪れた建物を、手を胸にあてて見つめた。 疲労感に掠れた吐息が零れる。メモ帳とペンはちゃんとあったかと、鞄を探った。]
…………
[慣れた紙の感触に、ほっと安堵する。 これさえあれば、必要になった時のコミュニケーションは取れるだろうから。 女は無言で、扉を開ける。この公民館の裏手に人がいるとは気付けないまま**]
(11) 2014/02/27(Thu) 20時頃
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[踏み入れた室内は過ぎた年月を感じさせる薄灰色を積もらせている 無造作に放置された物たちが、時を止めたようなこの場所に訪れた異端である来訪者を拒んでいるように感じさせられた。 変わらなくていいのだと、放っておいてほしいと。]
……。
[こんな場所に誰かがいるとは考えられない、故に誰かに呼び掛けることもなくキッチン>>5の女性に今は気付かない。 じっと、いつから止まったままか分からない時計を見上げた]
(12) 2014/02/27(Thu) 20時半頃
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[ふいに聞こえた古い扉が開く鈍い音に振り返ればそこにいたのは自分より年下であろう少女。 廃村の風景を背にするのがどこか絵になる儚げな雰囲気から幽霊か?などと失礼なことが少しだけ頭をよぎる それはきっと、そういった存在を望んでいるからなのだろう。]
……どうも
[そんな無駄な思考を巡らせているせいで彼女>>11をまじまじと見つめてしまった ぼそりと挨拶のようなものを口にすれば視線を逸らす。こんな場所で人間に出会ったのだからどうしてここにいるのかとか聞くべきことはあるだろうに。 昔のようには喋れない、姉さんがいなければ僕は……]
(13) 2014/02/27(Thu) 21時頃
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[中に入れば先客の姿>>13が目に留まる。 自分より年上の男性だろうか。こんな廃れた村の公民館に人がいるなんて、と少し驚いた。]
……
[見つめられていることに気付くと、どこかおかしいところでもあるだろうかと不安になる。 挨拶をされれば、慌ててメモ帳とペンを取り出し]
『初めまして。貴方は、この村の人?』
[そう書いて、彼に見せた。 視線を逸らされてしまったので、再び此方を向いてくれるか小首を傾げながら。]
(14) 2014/02/27(Thu) 21時半頃
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……。
[逸らしている内に立ち去ってくれないかな、とか思っていたのだけれど 少女は一向にその場から動いていないようで、それなのに言葉は返って来ない]
……!
君は……ええと、違いますよ。
[不思議に思って再び彼女を見れば小首をかしげメモを自分に見せていて>>14 思わず目を丸くしその理由について思い付いたまま口にしようとしてしまい、慌てて書かれた文字への返答に切り替えた。]
……君も、違うんですよね。 家族旅行か何か、で?
[一度言葉を交わしてしまった以上返答だけで沈黙するのも、となんとか問い返す 村の人か聞くならば彼女も部外者なのだろう。 ならば何故ここに?保護者は当然一緒だろうと考えたが、もし折角の家族旅行ならばこんな寂れた場所に立ち寄るとも思えない]
(15) 2014/02/27(Thu) 22時頃
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―― 回想 ――
[手を繋いで眠ろう。]
[一人で泣かないように。]
[言葉(ことのは)と遥(はるか)。]
[謡(うたい)は、二人で一つ。]
(16) 2014/02/27(Thu) 22時頃
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[遥はとても美人で、音楽が大好きで 曲を作ることに長けていて、 だけど驚く程、歌が下手だった。]
[言葉は素行が悪くて、趣味がなくて 不良じみた青春を送って、 だけど驚く程、歌が上手かった。]
[遥は言葉が大好きだったし、 言葉も遥が大好きだった。 二人は、支えあっていた。]
(17) 2014/02/27(Thu) 22時頃
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[数年前、遥は音楽プロデューサーの元に趣いて 自分の作った歌を聞かせ、 そしてデビューがしたいと言った。 歌手として、だ。
それを否としたのは遥の歌声を聞いた プロデューサーの第一声だった。 しかし彼は条件を述べた。
「君の作った曲は申し分がない。 歌手ではなく作曲家としてならば デビューを果たすことが出来る。」
遥はそれを断った。 歌手になりたかったのは遥自身だったから。 そうするとプロデューサーはもう一つの条件を述べた。
「君を歌手にすることも可能だ。 歌が上手い影武者を用意出来るならば」 ――と]
(18) 2014/02/27(Thu) 22時頃
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[遥はその夜、言葉に起きたことを打ち明けた。 煙草なんかやめて欲しい。酒もやめて。そして
「おねがい、歌って わたしのために」
なんの生き甲斐もなかった言葉は 初めて妹である遥に、本当に必要とされたと感じた。 二つ返事でOKを出し、そして二人は、
言葉は歌声を 遥は見た目を それらを合わせた存在を 「如月謡」と名づけ 大々的にデビューすることになった。]
(19) 2014/02/27(Thu) 22時頃
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[それでも、この儘立ち竦んでいてもどうしようもないのは分かっていたけれど、竦んで力の入らない足に動け、と。操り人形の糸が絡まったかの様に何度かその自己の命令は届かなかったけれど、何回か念じる内にふらり、と立ち上がれば公民館の表へと向かう。]
[その足取りは何処か重く。何処か胸の動悸さえ感じたけれど]
(アイツは、もう居ない…だから)
[大丈夫だ、と息をすう、と吸い込んで。そうだ、こんな廃屋に誰も居ない筈だ。物理的に存在し得ないアイツどころか。人すら。そう自分に言い聞かせて、隠れ場を求める様に、公民館の扉へと手を触れ、開ける。まるで滑り込むかの様に**]
(20) 2014/02/27(Thu) 22時頃
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――現在――
[喉を潤して、口の端まで満たされた水分を手の甲で拭う。 ひとの、声がした。
キッチンからそっと入口の方を見ると 男女と、――そしてまた開かれる扉が見え>>20]
……こんなところ、に、人……
[がらがらの声で呟いて、キッチンを出て、人の姿に近づく。]
(21) 2014/02/27(Thu) 22時頃
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