人狼議事


197 獣ノ國

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【人】 MNU機関 ジャニス

−回想・ベッドの上で−

[この期に及んで、彼の誘い>>392を断るわけがない。手を引かれ、柔らかなベッドにたどり着いたのなら、微かに微笑む事も出来ただろう。……別れが近付いている事は、分かっていたのに。

彼の腕の中、ただ髪を撫ぜるその手だけを感じている。胸に湧き上がるのは、歓びか、哀しみか。ジャニス自身にも、よくは分からなかった]

……勝手な人。

[返される言葉>>394に、ほうと深く深く息を吐き出す。酷く手前勝手な言葉だと思った。そしてその言葉に歓びを見出してしまう自分に、呆れすら覚える。……けれどその言葉を、否定する事など出来はしない。勿論肯定も、出来なかったけれど。

交わされる会話は、ジャニスの望んだ通りの他愛ないもので。それでも恐らく、此方から話題を差し出す事は出来なかっただろう。彼の話を聞き、それに相槌を打つくらいしか。
ただひたすら、縋る様に。彼の声を、聞いていたかったから。

別れの時に、何でもない風に告げられたそれには、一度柔く微笑んでみせて。……けれど、すぐにその顔は、くしゃりと歪んでしまった。此処までは我慢出来ていたのに]

(6) 2014/10/07(Tue) 02時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

――いって、らっしゃい。

[酷く震えた声。きっと、笑顔も作れていない。涙すら、溢れているかも知れない。けれど、彼から目を逸らす事など出来なかった。
口付けの後、離れる姿を目で追って、手を振ってみせる。"行かないで"――と。零れそうになる言葉は、唇を噛んで押しとどめた]

ルーカス……、待っていてね。

[彼が出て行き、その扉が閉じられたのなら。俯いて、透明な筋の伝う頬を漸く拭っただろう。
落とした言葉は、きっと。彼に届く事無く、雨音にかき消されてしまっただろうけれど*]

(7) 2014/10/07(Tue) 02時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 02時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

−自室−

[あれからどうやって此処まで帰って来たのか、正直な所、あまり定かではなかった。ホテルを出て、タクシーを拾った所までは覚えているのだけれど、その後の記憶はただただ曖昧模糊としていて。
泣いたせいか腫れた目元を擦って、欠伸を一つ。寝る前に端末を開いてみれば、ニ通の新着メールに気付く。
そのうち宛先の書かれていない方>>1:310に小さく眉を上げれば、躊躇いつつも開いてみる。ちらりと中身を見て、そのメールの差出人を察せば、苦笑を一つ]

(24) 2014/10/07(Tue) 03時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

――――――――――――――
差出人:ジャニス
宛先:ビースト
――――――――――――――
Re:Bonjour
20xx年 10月3日
――――――――――――――

ごきげんよう、ビースト。
けれど、アナタのベルは他に居るんじゃないかしら。少なくとも、アタシではないわよね。

コートは確かに受け取りました。
でも、女の子を遣うのはどうかと思ったわよ。そんなんじゃ嫌われちゃうんだから。

それに、お陰で日に三人も獣人に会うはめになったわ。
ま、他の二人は、アナタみたいに意地悪じゃなかったけれどね。

――――――――――――――

(25) 2014/10/07(Tue) 03時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[そうして次に開いたメール>>1:330には、ぱちりと瞬きを。……ああ、そういえば彼の少年には、あの無様な光景を見られていたのだった。ほんの少しのバツの悪さを味わいつつも、ため息を吐き出す。なんてカッコ悪い]


――――――――――――――
差出人:ジャニス
宛先:シメオン
――――――――――――――
Re:Re:こんにちは恋人サン
20xx年 10月3日
――――――――――――――
無事に帰れたのなら良かったわ。流石に心配はしていなかったけれど。
あら、アンタをお茶に誘ったら、彼女さんに悪いわ。この前一緒に歩いていたでしょう?

ああ、気にしないで。知らない方が普通なんだから。
それにアタシ、あれから獣人に会ったの。だからもう、この話は良いの。此方からしておいて、ごめんなさいね。

そうね、ちょっと、怖い目にあっただけで。
アンタに心配される様な事は、別に何も無いわ。

――――――――――――――

(26) 2014/10/07(Tue) 03時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

…………、

[そうして、最後に。
このメールを、彼が読んでくれるかは分からないから、これはただの自己満足だけれど。私用のアドレスから、つい先程まで共に居た彼のに向けて、一通のメールを打ち出す。
書きたい事はいくらもあった。それでも、そのどれもこの場には相応しくない気がして。やはり会って話すのが一番だろうと、ただただ簡潔な文章だけを送り出す]


――――――――――――――
差出人:ヨハン
宛先:ルーカス
――――――――――――――

20xx年 10月3日
――――――――――――――

きっと待っていてね。**

――――――――――――――

(27) 2014/10/07(Tue) 03時半頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 03時半頃


[走る汽車の窓から外をぼんやりと眺めていれば、景色の向こうに見えたのは見慣れた大きな科学塔。
朝陽を浴びて遠くに見えるそれは、とても、とてもゆっくりと窓の外を走り行く。
――あの國で過ごしたのは、果たしてどのくらいの間だっただろう。故郷と呼ぶには短く、旅と呼ぶには長いその年月。徐々に遠くなるその塔の影を追ってしまうのは、やはりそれだけの年月を其処で過ごしたのだと、言うことなのだろうか。]

………ん、

[そうしてふ、と。震えるポケットに気付き。其れを開いて見たのなら、そこには二通のメールの通知。何方も、差出人はあの歳の近い友人だ。
先に来ていた一通は、昨日の昼の"デート"を揶揄る一言と、"今日"より先の晩酌の誘い。
応える事の叶わぬそれには、小さく、小さく苦笑を漏らす。
最後に付け加えられた一文には、呆れたように肩を竦めはしたけれど。]



……フン。自分の方こそ、十分にお楽しみだったじゃあないか。

[大学で見かけた時に、彼の隣に居た少女を思い浮かべ。"唯の生徒と先生"ならば、この言葉の限りでは無いのだろうけれど。
懐かしむように目を細め、呟いた言葉はあの國に残る友人には、決して届く事は無いだろう。
借りた本は、結局返さぬままに持って来てはしまったけれど。まぁ、あの友人の事だ。もしもこの先会うことがあったのなら――酒の一つと此方の話とで、きっと許しては貰えるだろう。
そうして最後の追伸に、ふ、と――嗚呼、何時だっただろう。まだ自分の歳が二十の前半だった頃、酔った勢いで悪戯に詐欺を装い、彼に電話をかけたりもしただろうか。]



…出来るなら、最後にまた一度お前と酒でも交わしながら…話でもしたかったんだが。

[二通目のメールに目を通しながら、ポツリと漏れたのはそんな一言。このメールを飛ばして来たと言うことは、恐らくはあの本は無事に持ち主の元へと届いたと思っていいのだろう。
此方から本を貸す時、或いは彼方から本を借りる時。返すと言うのを理由にして、数え切れない日々を共に朝まで語り明かしたかの友人。神話の生物の事を主に研究している男と、民俗学から神話や都市伝説まで幅広く精通している友人と。
大学に用事がある時は、その授業風景を時折覗きに行った事もある。そして彼の話す話は、男の興味を酷く惹きつける物だったから。
自分があの國で最も近しいと言える友人は、今頃何をしているのだろう。]



………、あぁ。

[メールへの返信は行わぬまま、携帯端末に登録されている全ての番号からの着信を、拒否に設定する。全てを置いてきた中で、この小さな機械だけは置いて来ることが出来なかったのは――それは果たして、あの國への未練故か。
そうして再び窓の外へと視線を移し。既に見えなくなってしまった科学塔に、知らずのうちに声が漏れる。
向かう先は、長年使っていない別荘へ。きっと埃に塗れて"仲間"の巣も沢山張られているだろう其処を思い浮かべ…男はひとつ、諦めたように息を吐いた。

ガタン、ゴトン。
揺れる汽車に運ばれて、《蜘蛛》は漸く國の外へと。]*


【人】 MNU機関 ジャニス

[汚れてしまったコートは、いっそそのまま捨ててしまおうと思った。元より何着か持つ中の一つ、というだけで、思い入れのあるものでもない。
けれどふと、ポケットの中に入れっぱなしだった天使から貰った連絡先を見付けて。……少し躊躇ったけれど、此方から連絡を入れてみる事にする。
"また今度"、なんて。そんな約束を守ろうとしたわけではないけれど。……誰かに会いたいと思った時にこれを見付けたのだから、彼女に会うべきなのだろうと、そんな言い訳めいた思いを胸に]

(49) 2014/10/07(Tue) 11時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

――――――――――――――
差出人:ジャニス
宛先:天使ちゃん
――――――――――――――
ごきげんよう
20xx年 10月3日
――――――――――――――

昨日ぶりね。
突然だけれど、今日はお暇かしら?
会って、お話したいの。

待ち合わせ場所も、時間も、そちらに合わせるから。
連絡待ってます。

――――――――――――――

(50) 2014/10/07(Tue) 11時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 11時半頃


【人】 MNU機関 ジャニス

……何も、顔を殴らなくったって良いのに。

[鏡を見て、いつも通り薄く化粧を施す。
鏡に映るジャニスの頬が赤く腫れているのは、兄に殴られたからだ。家を出ると言ったら、理由も聞かずに殴られた。
そうしてその後は、幾度もの謝罪と共に縋りつかれたから、今は寝室に鍵をかけて立て籠もっている。どちらにせよ、こうしていれば兄はそのうち会社に行く筈だ。良くも悪くも、真面目な人だから。

彼の紳士に出会った時に着ていたコートと同じ物を身纏う。キャリーバッグに詰めた荷物は、思いの外多くなってしまった。……これでも、必要最低限に留めた筈なのだけれど。

そうして兄が居なくなったなら、天使からの連絡を待つ間、暫くこの街で最後の一時を堪能しようと外へ出る。
一先ず今日も、朝食を食べに公園近くのカフェへ向かう事にした]

(52) 2014/10/07(Tue) 11時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

―カフェテラス―

チーズケーキと珈琲。

[端的に注文だけを落とせば、昨日とまるで同じ席に腰を落ち着かせた。
好物のチョコレートケーキにしなかったのは、獣の青年がチーズケーキが好きだと言っていた事を思い出したから。そして苦手な珈琲を頼んだのは、"彼"が好きだと言っていたから]

――にがい。

[届けられた珈琲を一口飲んで、ぽつり。苦いし、先程兄に殴られて出来た口内の傷にぴりりと滲みて、思わず顔を顰める。……やっぱりホットミルクにすれば良かった。
どす黒い飲み物を、ぼんやり見つめながら。もしかしたら彼も今この時、珈琲を飲んでいるかもしれない、なんて、哀愁めいた感情に柔く口元を歪める。

今日がこの國で過ごす最後の日だというのに、ジャニスの心は妙に凪いでいた。唯一の肉親には別れを告げた後だし、思い残す事はほぼ無いからだろう。

……もう舞台に立てない事へは、少しの寂しさを覚えるけれど。とはいえ、ただ場所が変わるだけだと考えれば、此処への執着も和らいだ。まあ、向こうでの"観客"は、ただの一人しか居ないのだけれど。

そうして端末を取り出せば、また一通。届くかも分からない相手へ、電子の手紙を送り出すだろう]

(65) 2014/10/07(Tue) 11時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

――――――――――――――
差出人:ヨハン
宛先:ルーカス
――――――――――――――
無題
20xx年 10月3日
――――――――――――――

家を出ると言ったら兄に殴られたわ。
お陰で口の中が切れて珈琲が滲みるったら。
この責任、ちゃんととってよね?

そういえば、アナタにもお兄さんが居るのよね。
次に会った時に、どんな人なのか、詳しく教えてちょうだい。

p.s. 珈琲ってどうやったら美味しく飲めるの?

――――――――――――――

(66) 2014/10/07(Tue) 11時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[返事が欲しくて書いた文章ではなかった。むしろその逆で、返事が来たとしても、ジャニスはきっとそれを開く事は出来ないだろう。
それでも、"彼"へとメールしてしまうのは、少しでも繋がっている実感が欲しいからで。随分女々しい事だと苦笑する。

そうして最後に、最近入り浸っていたコミュニティサイトを開こうとして……止めた。だってもう、"獣人"について知りたいとも調べたいとも、思わなかったから。
ことりと端末をテーブルに置けば、フォークを手に取って、そうしてゆっくりと、ケーキを攻略にかかっただろう。

……置いてすぐに鳴り響いた電子音>>56には、ひとつ。苦笑を浮かべはしたけれど]

(67) 2014/10/07(Tue) 11時半頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 12時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[チーズケーキを突きながら、テーブルに置いたままの端末を操作する。
先に誘いのメールを送った天使からは、まだ返信は来ていない。であれば、彼の誘い>>56に乗るのもまた一興だろうと、喉の奥でくつりと笑う。
……今ならきっと、もう逃げたりはしないだろうから。あんな無様を晒した彼には、きちんとお礼をしなくては]

(71) 2014/10/07(Tue) 13時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

――――――――――――――
差出人:ベル
宛先:ビースト
――――――――――――――
Bonjour Beast
20xx年 10月3日
――――――――――――――
相変わらず、お世辞が上手ね。
安心して、アタシにかけられた魔法は、0時を過ぎたって解けたりはしないから。

あらそう。それなら、アナタには他にも物語があるって事なのね。
良いわビースト。アナタのベルになってあげる。
アタシには、アナタを元の姿に戻す力は無いから、アナタは哀れな"野獣"のままだけれどね。

一人はアナタ。一人は金糸雀。もう一人は、小さくって臆病な蜘蛛よ。
アタシ、彼を探しに行かなければならないの。だから会うなら、今日しか無いわ。

丁度アタシも、アナタに返さなければいけない借りがあったわね。小さな天使ちゃんが来る前までは、お相手出来ると思うから、以前と同じ場所で待っているわ。
来るも来ないも、アナタ次第だけれどね。
――――――――――――――

(72) 2014/10/07(Tue) 13時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 13時頃


[――ゴトン。
乾いた音と共に、床へと置いたトランクの周りで大きく埃の渦が舞う。
其れが肺に入るのを嫌うように――そもそも服に埃が付くことがそもそも我慢ならない事ではあったのだが――男は大きく眉を顰め、荒れるに任せるその別荘を見回した。
埃の絨毯はそれはそれは高く積み重なり、"仲間"の巣は至る所に張り巡らされている。必要最低限の家具はあるが、それでも暮らして行くには足りない。
――一先ず掃除は後回しにして、先に家具を揃えに行くか、と。この時間なら、無理を言えば夕方には届けて貰えるかもしれない――とそこで、ポケットの中で震えた端末に目を瞬かせる。]

………、待ち遠しいよ。

[家の外へと出ながら開いたメールに、漏れたのはそんな言葉。自分の声音に微かに滲んだ寂しさに苦笑しながらも、見慣れぬアドレスに僅かに目を見張り。
貰った名刺に書かれていたのは、"ジャニス"の名。そこに書かれたアドレスとは別のアドレスと…彼の名前に、男の顔には先とは別の笑みが浮かぶ。]


[そうして、そのまま返信は行わぬままに男はタクシーを拾って乗り込む。行き先を伝え、シートへと身を預けて窓の外を見たのなら、そこに広がるのは見慣れぬ景色。
最後にあの國で見た車からの景色は、あの図書館からの景色だっただろうか。]

……――――。

[そっと動かした唇が紡いだ名は、静かな車内に響く事は終ぞ無く。ぼんやりと外を見つめながら、夜が明けるまでのあの時へと、ゆるりと意識を向ける。
ポツリポツリと、幾つの話をしただろう。此方の話に相槌を打つ彼の姿を浮かべたのなら、その指先にはあの柔らかな髪の感触すらも蘇った気がして。それを掻き消すように――逃さぬように、男は強く、拳を握った。]

……泣いていたな。

[去り際に彼が初めて見せた、その涙。此方の言葉を拾った運転手には"何でも無い"、と手で制しておきながら、また意識はあの夜の時間へ。
演技に自信を持つ彼が、あの時だけは笑顔すらも演じられなかった事。その事に胸に痛みと…ほんの、ほんの僅かな充足感を覚えたのは、男にしか知り得ないだろう。]


[彼の口からは、ついには"行くな"という一言は出はしなかった。男を困らせるような言葉は、一つたりとも出なかった。嗚呼、本当に――聡い子だ。もしも次に相見えたのなら、思い切り、我儘を言わせてやりたいものだ――あの時伝えられなかった言葉を、捧げながら。

そうしてふ、と手にした携帯端末に視線を落とす。
電話は拒否に設定したけれど、メールはそのままこの端末へと届く。そんな事を――相手からの一方通行だけを許すなんて、それは酷く未練がましい行為だとは…自覚はしているとも。
――嗚呼、だけれど。彼からのそのメールは慰みになどなりはしない。
更に募る恋しさに焦がれながらも、しかし今後ももしかしたら届くかもしれないそれを拒否する事なんて…どうしても、出来はしなかった。]*


【人】 MNU機関 ジャニス

――良いのよ別に。
アタシが"王子様"を探しに行くんだから。

[硝子の靴>>80など必要無い。探すのは"彼"ではなく、ジャニスなのだから。ぽつり、と。そんな事を呟いて。
返事を送ろうと動かした指先は、瞳は。背後から聞こえた声>>83にぴたりと止められただろう]

"Bonjour おはよう 奥様は?"

[昨日のやり取りを、そっくりそのままなぞる様に。振り返ったジャニスの顔には、恐れなど浮かんではいなかったが。
――けれど。差し出された紙袋>>84に、きょとりと一つ瞬きを。だって、全くの予想外の物だったから]

……お詫び?
ヤダ、やめてよ。身構えてたアタシが馬鹿みたいじゃない!

[困った様に眉を寄せ、拗ねた子供みたいな表情で返す。まさか獣の青年が詫びの品を持ってくるだなんて、全く考えてもいなかった]

それに、ケーキまで頼んでるのね。
アナタの分のチーズケーキも、注文しようと思ってたのに。

[趣味でないチーズケーキを突きながら、いっそ恨めしげに言葉を紡ぐ。彼の持つケーキと紅茶には、羨ましげな視線を。……慣れないものなんて、頼むべきではなかったのだ]

(92) 2014/10/07(Tue) 16時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

……ねえ、アナタ、珈琲は飲める?
飲みかけで悪いんだけど、良かったら交換してもらえないかしら。

[彼が珈琲を嫌いだなんて知らないから、そんな、何とも自分勝手な提案を落とし。窺う様に小首を傾げてみせたら、彼は一体どんな反応を返しただろうか。

そうして端末が震えたなら>>90。獣の青年に断って、返信を打ち始めただろう。その時、メールの相手が彼の天使だという事くらいは、伝えたかもしれない]

(93) 2014/10/07(Tue) 16時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

―――――――――――――
差出人:ジャニス
宛先:天使ちゃん
――――――――――――――
心配無用よ。
20xx年 10月3日
――――――――――――――
ああ、昨日はアタシ、ずっと室内に居たから。
アナタの方こそ、大丈夫だったの?
外に居たなら、折角の翼が、濡れてしまったんじゃないかしら。

そう、良かった。断られたらどうしようかと思ったわ。
用事って、本屋さんにかしら。
申し訳ないけどアタシ、その人に会った事無いの。ごめんなさいね。
―――――――――――――

(94) 2014/10/07(Tue) 16時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 16時半頃


―街中の喫茶店―

[あれから、開店直後の家具屋へと向かい。必要な家具を取り揃え終えたのは丁度ブランチの時間くらいだった。
大口の買い物を多くしたからか、店の店主が男の無理を快く聞いてくれたのは嬉しい誤算だ。頼んだ家具は、夕方には届けてくれるらしい。
それまでにせめて、あの埃まみれの家の掃除を終えておかねばならぬのだけれど――取り敢えずは珈琲が飲みたい、と。
しかしヤカンもミルも全て置いてきてしまったので、ひとまずは近くにあった喫茶店に入ってみたのだけれど。]

…珈琲を。豆は…

[カウンターに座り、注文を済ませ。豆の種類は、取り敢えずは目に付いたものを。
時間が時間だからか、人のあまり居ない店内に、レコードの音が静かに響くのが心地良い。煉瓦造りの壁の前で、コポリコポリと丸いフラスコの中で湯が湧く様をぼんやりと眺め、このひと時を堪能する。
火から降ろされたフラスコに、ミルで挽かれた豆が入ったロートが差し込まれれば。湧いた湯が、その筒を伝って上へ上へと昇って行く様は、何度みても面白い。
ゆうるり、ゆうるりと竹べらで回されていく豆と湯と共に香る豆の香りに目を細めていたのなら、ひとつ、ポケットが震えた。]


[取り出した携帯端末に表示されていたのは、先程手に入れたばかりのアドレスと"彼"の名前。思わず口元が緩んだのは、男の意識の外だったけれど。
――だけれど、その文面を見たのなら。柔らかく細められた男の目は、怪訝そうに見開かれる事となっただろう。]

――……殴られた?

["兄に殴られた"、と。その一文を見るなり、男の眉は至極不満げに寄せられる。
しかしすぐにそれの――殴られた理由を理解したのなら。嘆息と共に、こめかみを指で押さえはしただろうか。]

……"責任"、か。
そんな物は…幾らでも取ってはやるさ。

…帰りに氷を買っていくか。

[彼が、家を出ると言うのなら。それはきっと、渡したあの紙に書かれた場所へと――自分の居るこの場所へと、向かう為だろうから。
彼が自分を追い掛けてくれるのだと言うそのメールの文を、何度も、何度も目で追い。焦がれる想いを誤魔化すように、運ばれて来た淹れたちの珈琲を、一口口に含む。]



………、美味いな。

[はた、と。手にした珈琲を、もう一口。
珈琲を出す店は星の数ほどあれど、美味い珈琲を出す店は少ない。男の目に敵う珈琲を淹れてくれた店主を見たのなら、白髪の奥の瞳を小さく細め、柔和に笑っていただろうか。

嗚呼、遠く離れたあの國で、彼もまた今この時に…自分と同じく、珈琲を味わっていると知れたのだ。身を焦がす想いは強くはなれど、その小さな繋がりを感じたのなら、じわりと胸に熱さも広がろうと言うもの。
返事を打ちかけた手を無理矢理に止め、開いた返信画面はそのまま保存もせぬままに閉じ。本当であれば…彼のその声が、聞きたくて仕方が無いのだけれど。

――だけれどどうやら、彼は珈琲が苦手なようだけれど。最後に加えられた一文を眺めながら、またいつか会えた時は…彼にこの珈琲を、味わわせてやりたいと。
最初は、甘い物と共に飲むのが良いかもしれない。嗚呼しかし彼は甘い物は好むだろうか?
チョコレートケーキが好物だなど、男は未だ、知り得ない。

そうしてその時には、自分とあまり仲の良く無い堅物の兄の話でもしようか…そして彼の兄の話も、聞いてみようか。
――なんて。そんな事を、思いはしただろうか。]*


メモを貼った。


メモを貼った。


[そうして、淹れられた珈琲が無くなった頃。机の上に置いたままの携帯端末が震える音が、レコードの音へとジワリと混じる。
端末の画面を覗いたのなら、見慣れぬアドレスがひとつ。メールを開いてみればそこには、一昨日始めて話したあの小さな郵便屋の名前と…一通の文。]

…成る程、参ったな…手紙を入れておくべきだったか。

あぁ、すまない。同じ珈琲をもう一杯頂けるかな。

[書かれた文章には、困ったように肩を揺らし、浮かしかけた腰を戻して追加の珈琲を頼みながら。
何処か律儀な所がある彼女らしいと言えば、彼女らしいとも思うけれど。
このメールが来たと言う事は、あの家の時が止まった事は、知れてしまったのかもしれない。
自分が可愛がっていたあのサボテンとそのお友達も、彼女の手には渡ったのだろう。]

…届け物なら、もう届いているんだが…どうしようか。

[昇る湯を見ながらポツリとそんな一言を。困ったように呟かれたその声は、何故だか何処か楽しげなもので。
サボテンも、その友達も――そしてあの時計も。確かに彼女の言う通り、大切なものだが、それはどれも他でも無い彼女へと宛てたものだったのだけれど。]


[――そう、彼女は郵便屋。
宛名が無い荷物は、きっと届ける事は出来ないだろう。
そして宛名を書かなかったのは、自分の失態に他ならない。]

…君には。
礼を欠いてばかりだな…クラリス。

[彼女がくれた花の贈り物が、あの時の止まった時計へと贈られた事など、遠く離れた地に居る男には知る由もなく。
幾日経っても届く事の無いその花を見て、彼女が何を想うのか――それすらも知り得ないのは、それは酷く残酷な事かもしれないけれど。

初めて言葉を交わしたのは、あの最初の休みの日。向けられた反応が愉快で、ついからかってしまったあの日。
二度目は同じく玄関で。まさか菓子折りを持って詫びに来るとも思わずに、借りを作ったままにしてしまった。
――そうして最後に、宛名の無い贈り物。
結局、あの"優しい郵便屋"への礼は、最後まで…出来なかったのかもしれない。

…だけれど、きっと彼女は自分を見つける事は出来ないだろうから。
その間、あの時計はずっと彼女の手の中で時を刻むのだと思えば――それもそれで、悪くは無かった。]*


メモを貼った。


【人】 MNU機関 ジャニス

[押し付けられた紙袋>>119を見詰めて、これを本当に受け取って良いものかと暫しの逡巡を。けれど結局諦めた様にため息を吐いて、テーブルの上に置いた。……貰えるものは貰っておこう。
席に座る獣の青年を見送って、好物だと言いながら>>120珈琲を受け取る様には安堵の息を吐いただろう。もしかしたら、"彼"と趣向が似てるのかしら、なんて。ぼんやり考えながら。ジャニスにしたら、珈琲が好きだなんて理解出来ない事だったけれど]

いいえ、まだ……。
あら、アナタも?気の多い天使さんだこと。

[遠慮無くミルクティーを口にしながら、端末を操作する。その唇は苦笑めいて吊り上がっていただろう。同じ相手からの着信が、何だか奇妙な友情の様なものを感じさせて]

――アタシは、もう、演技はしないから。
少なくとも、此処では。

……だから、アナタのベルにはもうなれない。

[珈琲を飲み干す姿>>122を、無感情な瞳で見詰める。
続く口上>>123には、眉を寄せたまま皮肉げに口端を上げた。
崩されていくチョコレートケーキ。楽しげな口調。けれどどうにも、それに乗る気にはなれない]

(209) 2014/10/08(Wed) 09時頃

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