69 La Bataille Royale.
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キ―――――ン… コ―――――ン…
カ―――――ン… コ―――――ン…
(#0) 2011/10/27(Thu) 03時頃
そのチャイムは “つまらない日常” を “二度と戻らない日常” へと変える音だった。
音を立ててドアが開かれる。
彼女は教室の中へと足を進め。
教卓の前で止まった。
いつもと同じようにやって来て こう云ったんだ――…
(#1) 2011/10/27(Thu) 03時頃
「おはようございます。」
「遅くなってごめんなさい、授業の準備に時間がかかっちゃって。」
「今日は秋晴れのとってもいい天気ですね。」
「寒いですから、風邪を引かないように注意して過ごしてください。」
「……そうそう、今日は大事なお話がありました。」
(#2) 2011/10/27(Thu) 03時頃
「今から皆さんに、殺し合いをしてもらいます。」
(#3) 2011/10/27(Thu) 03時頃
…―――いつもと変わらない、優しい笑顔で*
(#4) 2011/10/27(Thu) 03時頃
「くすくすくす。」
「どうしたの、皆きょとんとしちゃって。」
「先生何か難しい事、云ったかしら?」
「はい、織部さん。ペンケース。」
(#5) 2011/10/27(Thu) 03時半頃
「先生何度も云うのは嫌いだから、もう一回でよおく聞いてね?」
「今日、今から、ここで。」
「殺し合いをしてもらいます。」
「三度は、云いませんよ。」
「うふふ。」
(#6) 2011/10/27(Thu) 03時半頃
「苑原さん、大当たり!」
「これはゲームね。」
「ただし、命を賭けたゲームです。」
「“殺し合い”っていう言葉の意味、皆さんにもわかりますよね?」
「人を殺したり、人に殺されたりする事です。」
(#7) 2011/10/27(Thu) 03時半頃
「あらあら。」
「意味が判らないのなら国語辞典を引いてみましょうか。」
「烏丸君に、軽部君。」
「“殺す”と“しあう”で調べるといいわ。」
「絹衣君もね。」
(#8) 2011/10/27(Thu) 04時頃
「そうね、軽部君。」
「あ、皆動かないでね。」
「先生からのプレゼントです。」
「腕輪、つけて行きますから。」
「抵抗したりしないで下さいね。」
「じゃなきゃ、先生が皆を撃ち殺さなきゃいけなくなっちゃいます。」
(#9) 2011/10/27(Thu) 04時頃
「苑原さん、それは大外れ。」
「例えば、首を絞められて息を引き取ったり。」
「例えば、頭の形がわからなくなるくらいグチャグチャにされたり。」
「例えば、教室に赤い池が出来るくらい刺されちゃったりしたら。」
「ゲームオーバーです。」
(#10) 2011/10/27(Thu) 04時頃
「皆、さすが私の教え子!」
「大人しくしててくれてありがとう。」
「先生、拳銃なんて使い慣れてないから。」
「下手したら狙ったのとは違う子に当たっちゃうかもしれないって心配で。」
(#11) 2011/10/27(Thu) 04時頃
…―――――ズガァァン!!!!!!!!!!
「……ほら、絹衣君に当てようとしたのに反れちゃった。」
「命拾いしてよかったですね?」
「ふふふ。」
(#12) 2011/10/27(Thu) 04時頃
「烏丸君、見てわかってくれたかな?」
「正真正銘の拳銃です。」
「一発打っただけでも、手が痺れちゃう。」
「もう、使いたくはないんだけどなあ。」
(#13) 2011/10/27(Thu) 04時頃
「越智さん、そんな怖い顔しないで?」
「先生は皆を殺しにきたんじゃないんです。」
「さあ、皆腕輪はちゃんとつけたかな?」
「真田君、腕を上げて見せてもらえる?」
「軽部君の云う通り、皆変に動いちゃだめよ?」
「その時は先生、誰かに当てちゃう気がするなあ。」
(#14) 2011/10/27(Thu) 04時頃
「苑原さん、腕輪外さないでね?」
「外してもいいけれど…うふふ。」
「いま軽部君から質問があったので、お話します。」
「皆、静かにいいこで聞いててね?」
(#15) 2011/10/27(Thu) 04時頃
「今から始める殺し合いゲームは【La Bataille Royale.】という名前です。」
「皆は年齢的にまだ知らないかな?」
「新しく設けられた、教育改革制度のひとつです。」
「設けられた理由は【この国のリセット】。」
(#16) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「皆は最近のニュースでよく見ないかしら?」
「未成年、青少年が犯罪を犯す姿。」
「そしてそれを悪びれず、悔いたフリをしていつしか釈放される。」
「簡単に人を殺したり、簡単に何かを傷つけたり。」
「先生のお家のすぐ傍の公園で、鴨に矢が指されていた事件があったわ。」
「他にも猫にボウガンを打ったり、犬の耳をそぎ落としたり。」
「人をバラバラにして捨てていたりね?」
(#17) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「近年ではそういう子供が増えてきているの、嘆かわしいことだわ。」
「そう思った大人の人達が提案したのが【La Bataille Royale.】。」
「皆で命の大切さを知りましょうっていうゲームです。」
「命ってとっても大きいでしょう?」
「だからその分、ゲームオーバーになったら…。」
「ふふふ。」
(#18) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「さてさて、ここでゲームの説明をしちゃいます。」
「皆の命に関わることだからしっかりと聞いてね。」
「先生得意の紙芝居を描いてきました。」
「これを作ってて遅くなっちゃったの、ごめんなさいね。」
(#19) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「モデルはクラス委員長の南野さんと薬丸君です、そっくりに描けました!」
「皆に配った腕輪がありますね。」
「それは特別な加工が施されています。」
「無理やり外そうとしたらー……」
「じゃじゃーん、この南野さんみたいに猛毒が回ってゲームオーバー。」
「この絵みたいに泡を吹くぐらいで済めば、幸せかもしれないわね。」
(#20) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「腕輪にはボタンがついていると思います。」
「そのボタンにはみんなの名前が割り振られていますね?」
「堀井さん、確認できたかしら?」
「そのボタンで、誰を殺すか多数決で決めてもらいまーす。」
「次の授業のチャイムが鳴る頃に自動的に収集されて、指名が多かった人気者を大発表!」
「その人を皆で仲良く殺してもらいまーす。」
(#21) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「そうよ、烏丸君。猛毒。」
「指名者を皆で殺さなかった場合、なんと大変な事に!」
「一定時間を超えるとその猛毒が気化して教室中を覆っちゃいます!」
「たいへーん!」
「なので選ばれた人を、きちんと殺すようにしましょうね?」
「はい、この絵の薬丸君のように滅多刺しにしてもらっても構いませーん。」
(#22) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「腕輪にメモが挟まってるの、皆気付いたかな?」
「ふふふ、それはいいこで大好きな皆へ!」
「先生からの特別プレゼントでーす。」
「もしかしたら良いことが書いてあるかもしれません、しっかり読んでおいてくださーい。」
「さ、ここまでで質問はあるかな?」
(#23) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「あら苑原さんは、まだそんな事を云ってるのかしら。」
「じゃあ、腕輪外してみる?」
「それとも、先生に撃たれたいのかな?」
「どのみち死んじゃうけど、いいの?」
「ふふふっ。」
(#24) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「さて、それはどうかしら。」
「皆はどう思ってるのかな?」
「本当に皆仲良し? 大切?」
「少しでも「アノコがいなかったらいいのに」って思ったことはない?」
「「死んじゃえばいいのに」って思ったことはない?」
「ねぇ、どうかな?」
(#25) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
「きゃっ、織部さんありがとう!」
「先生うっかり云い忘れるところでした!」
「このゲームは“たった一人の勝者を残して”ゲーム終了です。」
「皆の命をぜーんぶ背負って、強い大人になってもらうのが目的です。」
「どうしてこのクラスが、という質問には…」
「抽選結果、とでも云っておこうかしらね?」
(#26) 2011/10/27(Thu) 05時頃
「烏丸君、それはちょっと違うなあ。」
「先生は皆に生きて欲しいんです。」
「強く正しい大人として。」
「だからこのゲームを始めるに至ったんです。」
「…子供には、わからないかな?」
(#27) 2011/10/27(Thu) 05時頃
「苑原さん、口では誰でもそんな風に云えるんですよ?」
「みんなだいすき。 みんなたいせつ。」
「だけどその裏で何を云われているのか、貴方にはわからない。」
「本当はみんな貴方の事を大嫌いで、嘲笑っているだけかもしれない。」
「ね? ふふふ。」
(#28) 2011/10/27(Thu) 05時頃
「そう、残念ながらこの法案自体が最近決まったものなの。」
「だから先ずは抽選で、全国から50クラス。」
「これが上手くいけば中学の卒業式で必ず取り入れる事になるそうよ。」
「その抽選に選ばれたの、素敵なことじゃない。」
(#29) 2011/10/27(Thu) 05時頃
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