52 薔薇恋獄
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……恋の痛手は、新たな恋でしか埋まらないものかな。
[けれど、最後、ぼそっと呟いたのは2人に聴こえたかもしれない。彼女も救われれば良いと思ったけれど、恋には恋でしか太刀打ちできないなら、自分ではどうしようもないと。]
(39) 2011/05/24(Tue) 21時頃
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………歩く、かは、考え中。
[甲斐も来て、どうやら水を目にしてはいないらしい]
……水、出てる。多いようなら、屋根か、屋上。 引くの待っておかないと。 出来るなら、バルコニー、見よう。
[耀の顔を見る。ちょっと強くなった]
………まぁ、雨の中、ほんとに使えるかは、謎。
[とりあえず、ビニル袋で濡れないようにぐるぐるにして、持ってく方へ。 台所を漁り終わったらまた次。駆け回る]
[いなくなった人の荷物も、遠慮会釈なく漁るだろう]
(40) 2011/05/24(Tue) 21時頃
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――……。
[何か言いかけたけれど、口を噤む。 そして再び開く時には、子供の頃のように、翳りの無い笑顔と共に]
うん、そうだね。僕も一緒に連れてって。 一緒に逃げよう。助かろう。
[もう逃げる事で自分を守ることはやめた。 たとえ傷ついても、正面から向かう事に決めた]
だから紅子さんも一緒ね。最後まで僕につきあってね。
[ぎゅ、と優しく抱きしめる]
(41) 2011/05/24(Tue) 21時頃
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雨がやんでくれれば、いいんですけどね。 そうすれば水も引くし外にも出れる。 ……逆にやまないと、浸水。きっと悪化しますよね。 くるぶし辺りで危険、膝下は死ねる、腰まで浸かったら死を受け入れろレベルでしたっけ。
[頭の中で水害のシミュレートをしながら。 特に流水は危険だ。雨で流れ続けてるのなら、まず水に触れないほうがいい]
僕達も荷物とか、用意したら。上にいくつもりだったので。
[高い所に向かうのには同意する]
(42) 2011/05/24(Tue) 21時半頃
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[それは、きっと台所を去り際に聞こえた甲斐の声]
…………どう、かな。 恋する相手は、人じゃなくても、いい、かもね。
[ちょっと考えて、呟いていた。 胸の中のもやもや。新たに恋情をおぼゆる人を探せる気はまだしない]
(43) 2011/05/24(Tue) 21時半頃
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[一階をぐるり回って声のする方へ]
下の階には誰もいないみたい。 もう少ししたら床上浸水してしまうかもしれないから 急いで2階に行こう、静谷にも知らせないと
[どうにか探せた雨具と合羽…人数分なかったかもしれないが手にして甲斐たちと合流する]
(44) 2011/05/24(Tue) 21時半頃
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そういえば俺、懐中電灯あと2つ持ってたよな
[あわてて部屋へ行くとカーゴパンツのポケットに突っ込んでいた電灯を手にして戻ってくる]
栖津井先生に渡していた分もみつかったから全部で3つある。後、土橋にも渡していたはず 明かりを振り回しておけば誰かが見つけてくれるかも
[そういって持っていた電灯を耀と甲斐と織部にそれぞれ渡した]
(45) 2011/05/24(Tue) 21時半頃
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―― 1階 ――
[甲斐や耀と、おそらくは何度も何度もすれ違っては離れ、すれ違っては、離れ。結局、自分のドラムバッグひっくり返し、それにある程度詰め込むことにした]
[ダイス、カード、水晶球に道さんの麻雀牌。全部、置いてく。 上に、何枚か長袖のシャツを着て、パーカーはおった。 ………ただ、最上の煙草と自分の携帯だけは、ぐるぐると水濡れ防止処置して胸元から離せない]
…………。
[耀の言には頷いた]
……2階、最悪、バルコニー。 そこまで水が来たら、ちょっと、それから考える。
[それは、ちょっと想像しにくかった。 どれだけ強い怨念なのだろう]
[雨具と合羽を持つ浜那須。彼の用意に頷いた]
(46) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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………静谷、平気、かな。
[ぽつりと呟いた]
[そうしてある程度用意が出来たと知れれば、さっと2階に上がってく]
………まだ時間、あるなら。 皆の荷物も持って来たい、な。
[やっぱり色々未練はあるらしい]
(47) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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[懐中電灯受け取って]
助かります。 これだけあれば、順番に使えばかなり持つでしょうし。
[荷物の準備は色々と難しい。 必要なものがなければ困るけれど、多すぎたら体力を無駄に消耗するばかりで。 あまりこういう事には慣れていない。 思えばずっと親に、兄に、幼馴染達に頼りっぱなしだったな、と]
紅子さんは……
[迷う。鳥籠は部屋に残っている。 この天気の中外に出るとしたなら、飛ばせるわけには行かない。 かといって籠に入れると、何かあった時に飛んで逃げる事が出来なくなる]
…………外、出るとしたら。 絶対僕から離れちゃ駄目だからね。
[結局鳥籠は荷物から除外した。賢いこの親友を信じる事にした]
(48) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 22時頃
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土橋の部屋はどこだったかな…
[少し考えて静谷の部屋だったと階段をふたつ飛びで昇っていく]
静谷!いるかっ!雨が浸水して来た なんかやばい予感がする
[ドンドンと扉を叩いて、中から返事はあるだろうか]
(49) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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人でなくとも、か。 世の中には、仕事に恋してる人もいますしね。
[織部の言葉に、そんなことを返しながら、準備を進めて行く。 途中、浜那須の姿が見えれば、その用意を受け取った。]
俺も一応、懐中電灯1つもってますけど。 予備で持っておききますね。
[ショルダーバッグは割とパンパンである。 少し肩がこるな……と、こんな状況でも想いつつ]
物は、生きていればどうにかなるから。 今は諦めましょう、織部先輩。
[未練がありそうな織部に声かけて、準備が整えば蘭香を2階へと促す。 ちらっと後を向いて、また日向に何か1つ、2つ呟きを残した。]
(50) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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[静谷からの返事がなければ]
静谷、土橋の荷物に懐中電灯があるはずだから、 探して持っておけ あと体が濡れても大丈夫なようにしっかり準備しておけよ。いいなっ
[部屋の中に声を掛けた]
(51) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 22時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 22時半頃
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仕事が恋人、は僕はちょっとやだなぁ。 どうせ人じゃないなら紅子さんがいいね。
[まだ屋内ではあるけど、言いつけどおり自分から離れない鸚鵡に頬を寄せ]
そういえば、皆荷物そのままでいなくなっちゃったから。 諦めてもらうしかないかな。 持って逃げるとか流石に出来ないし……
[そもそも逃げる事が出来るのかどうか。 その不安は口にしない]
(52) 2011/05/24(Tue) 22時半頃
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紅子さん……か。
[色々胸中想うことはある訳で。 じっと蘭香に寄り添う紅子さんを見る。 結局何もいわずに眼を逸らした。
そのまま2階へと上がれば、浜那須が静谷の部屋を叩くところであったか。 静谷とは接点があまりなく、状況が良く判らない。]
………。
[説明を請いたいが、言葉にはしない。 出来れば生を諦めて欲しくはないとは、思っているけれど。 2階のどこへ向かっただろう。 窓から豪雨の中、それでも散らない薔薇(想いの残滓)を見詰めた。]
(53) 2011/05/24(Tue) 22時半頃
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ヨーランダは、目を逸らした蛍紫を不思議そうに見た。
2011/05/24(Tue) 22時半頃
ディーンは、蘭香になんでもないと、首を一度横に振った。
2011/05/24(Tue) 23時頃
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……そういえば、紅子さんのことも聞かなきゃね。 うん、やっぱ頑張って逃げなきゃ。
[寄り添う紅子さんの羽をそっと撫で付ける。 その感触が、温もりが、力を与えてくれる気がした]
(54) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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ヨーランダは、ディーンに話の続きを促した。
2011/05/24(Tue) 23時頃
ヨーランダは、ベネットに話の続きを促した。
2011/05/24(Tue) 23時頃
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[静谷は部屋の中で聞いているだろうか]
静谷聞いたけど…お前さ、もう帰りたくないんだって? よく、理由はわからないけど家に戻れないなら ウチにくればいいよ
シェア料はもちろんしっかりとるけど バイトでもすればどうにかなるだろ それに、もうすぐ大学に行くんだ…それを機会に家を離れればいい ずっとずっと遠くの学校にいけばいいじゃないか
[理由はわからないけどそれぞれの家にそれぞれの事情はあるだろうから…でも、死を選ぶほどに帰りたくないなんてよほどの事だと思っていた。]
(55) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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[ それは、本来なら見える筈のないものだった ] [ とある窓ガラスに、誰かの影が、映っている ]
(56) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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[ その窓でいつか女に手を伸ばした時のように ] [ 窓ガラスに映る誰かの影はその手を真直ぐに ]
(57) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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バーナバスは、ヨーランダ紅子って寒いの弱いのか強いのか…どっちだろう?
2011/05/24(Tue) 23時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時頃
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[ *オレに、手を伸ばせと想いの丈を彼に向ける* ]
(58) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
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[背後に人の声を聴きながら、睨みつけるように窓の外を視ていた。 自分が言えることは、言ったつもりだ。 ――……雨が、彼女の涙が止まることを、後は願うことしかできない。
窓ガラスに掌をあてた、ひやりとした感触がする。 と、光の加減だろうか、窓ガラスに映る影が自分の姿ではなく]
楓馬……―――。
[時間的には1日くらいしかたっていないだろうに、 もう随分と別れてたったように思える幼馴染の姿に見えた。
姿を見るまでは、最後の最後まで手を伸ばすつもりはなかった。 だけど、幻でも見てしまえば駄目だった。]
楓馬、俺は、お前に会いたい。
[零れた弱音。そっと窓ガラスの相手の手に、己の手を合わせた。]
(59) 2011/05/24(Tue) 23時半頃
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―― 2階 ――
………………。うん。
[甲斐に2階への避難を促された。 頷く。静谷の部屋には、浜さんが向かったのを見た。 エントランスのごぽごぽは、どんな感じなのだろう]
[とりあえず、2階の最上の部屋の前。 自分用の拠点を作って、避難荷物を積み上げた。 ポケットの奥、ビニル袋に包まれた携帯電話を握り締める]
(60) 2011/05/24(Tue) 23時半頃
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―― 2階 ――
[雨の音は激しさを増していくように聞こえた。 静かな別荘の中、嵐の様に吹き付ける雨の音しか聞こえない]
(61) 2011/05/24(Tue) 23時半頃
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ヨーランダは、ただ黙って。立ち尽くして。蛍紫の様子を見ている。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/05/25(Wed) 00時頃
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[ずっと強がってはいても、たかが16,17の子供でしかない。 一度弱音を零してしまえば、崩れるのは早かった。]
[唇が小さく動く。 まるで泣き顔を見られるのを厭うように、 コツリと窓に額を預けた。
掌が触れた硝子がぬくもって、 まるで人肌に触れているようだと思う。 指先に力を込めて、ゆっくりと瞼を落とした。]
(62) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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―― 2階 廊下 ――
[廊下の窓を一箇所、開けた]
[浜さんが静谷の部屋の前に立っているのを見た。 ちょっと一人だと心細くて。 彼の隣に荷物持って移動してみる]
[消えないけど。 消えるときは傍にいてくれると言ってくれたから]
(63) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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……………蛍紫君。
[掠れて、上手く声が出ない。 分かっていた。 望んでいた。 それなのに]
[自分の醜さに腹が立つ]
(64) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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[廊下の奥で、甲斐が窓ガラスに手を伸ばすのを見た]
……………
[先ほど聞いた、彼の台詞。 もしかして、向こうの誰かから「思われた」]
[心のどこかが、ちりりと痛んだ]
(65) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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良かった、本当に……うん、良かった。 早く行って。行ってあげて。 僕の大好きな人を、困らせないであげて。
[溢れる涙は喜びと悲しみ。 これで彼は助かるんだという気持ちと。 やっぱり自分は選んでもらえないんだという気持ちと。 これで彼が喜ぶんだという気持ちと。 真逆の気持ちが心の中でぐるぐる混ざりあい、雫となり頬を伝う]
ねえ、やっぱりお願い……紅子さん、つれてって。 僕は……僕達は、頑張って自力で逃げてみせるから。 この天気だと、紅子さん飛べないし。 僕もずっと抱えててあげられないし。 蛍紫君が連れてってくれたほうが、助かる。
[一度強く、長く、抱きしめる。 小さな声で『伝言、宜しくね』と呟いて。 たとえ断られようが無理矢理にでも押し付けるつもり]
(66) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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ん?
[織部が傍にきたら肩に手を置いて]
ああ、ちょうど俺も心細かったんだ ありがとうな
[ボサボサ髪で表情がよく見えない顔…にやりと笑う]
(67) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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――……すまない。
[もし、雷が鳴ることがあるのなら。 楓馬が消える時、聞いた言葉と同じ意味の言葉を、 今度は蘭香へと残す。
それでも、俺は……―――*]
(68) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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