308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
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……おいしい。
[乞食のように、貪る。 子供のように泣きじゃくりながら、 ただパンを齧り続けた]*
(46) 2020/10/24(Sat) 22時頃
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[ ] [ ]
[電話が切れてから、どれだけ経ったのか。 僕は呆然と、画面がついたままのスマホを見ていた。
打開策を調べる気力ももう起きなくなっていて ここ数日、SNSを見る頻度は落ちていたけれど。 それでも、数日間充電をしていないスマホの電池は 後数%だと表示されている。
かりかりと、ドアを齧るような音を背にしながら いつもスマホを持ったらするように、 僕は無意識に、SNSを開く。]
(47) 2020/10/24(Sat) 22時頃
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[本当は、兄貴に噛まれてしまうのもいいと思ってた。 兄貴を殺す勇気なんてないし、 一人で生きていく自信もないから。 約束までした頼みを聞けないのは悪いけれど、 僕は、臆病で何もできないやつなんだと、思ってた。
でも。これが最後かもしれないっていうなら 託された想いに応えるのもいいかもしれない。 だって、今頑張らなかったら、もう。 僕は本当に、兄貴のただのお荷物になってしまう。
僕は生きていていいのかと そう思っていたのは間違いだった。 兄貴と、両親の言葉を、思い出す。]
(48) 2020/10/24(Sat) 22時半頃
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[生きていていいか、じゃない。 がむしゃらに、生きないといけないんだ。
僕の大好きな兄貴の分まで。 父さんと、母さんの分まで。]*
(49) 2020/10/24(Sat) 22時半頃
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[健司たちを迎えに行くべきかとも思ったが、 今どこにいるかわからず、行き違いになる 可能性がある以上、家で待っていることしか できなかった。]
くそ……、
[毎朝毎朝、仏壇の前に座って、 美奈子にあの子たちを守ってくれと祈った。
いや、あの子たちだけでなく、 俺の家族の健康を願ってくれた 心優しい少女やその家族も。 SNSを始めてほんの数日だが、 何かの縁で繋がって、知り合った人々が、 みんな無事で過ごしているといいと。]
(50) 2020/10/24(Sat) 22時半頃
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[いくら情報が遅いとはいっても 世界がもう日常からかけ離れた場所に なってしまっていることは、 町中の人が理解していた。
八重ばあさんの家や沼太郎の家、 他にも応援にいった人々の家の方面には 行かないようにと通達が回ってきた。 親戚の子どものうちの一人が、既に感染していたのだと。
ああ、やっぱり。
その知らせを聞いた時に、 俺は間違っちゃいなかったんだと思った。 思わずにはいられなかった。 見殺しにしたのと同じようなものだと、 わかってはいても。]
(51) 2020/10/24(Sat) 22時半頃
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[町長からの連絡だったが、 田舎だから、家と家との間には 数百mの距離がある。 そっち方面にさえ行かなければ、 いきなり襲われることはないはずだ、との考えらしい。
戸締りをしっかりして、家の外には でないようにと、ニュースと同じような 注意もされたけれど、 それでも毎日畑にいき、圃場管理はしていた。 毎日山ほど収穫しては出荷していた野菜たちが、 収穫しない分は少しずつ痛んでいったが、仕方ない。
7日目には、ごっそりと、 一部の区画の野菜がなくなっていた。]
(52) 2020/10/24(Sat) 22時半頃
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[猪よけの柵はしているが、 触れてもわずかにビリっとくるだけのものだ。 畑の敷地に鍵なんてかけるわけもないから 人の出入りは止められるもんじゃない。]
……食うもんがなかったんだろうな。
[実際、SNSの向こう側でも、 そんな言葉があふれている。 見も知らぬ人たちだが、 この野菜たちを届けられたらどんなにいいか。
健司たちが来ても困らないだけの食料は すでに収穫して、 保存がきくように加工もし始めている。
このまま畑で腐っていくよりはずっといいかと、 いくらか収穫して、青いゲージにいれ 畑の前の道路の隅に置いておいた。]
(53) 2020/10/24(Sat) 22時半頃
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『好きなだけお取りください』
[そんな看板もそえた。]
(54) 2020/10/24(Sat) 22時半頃
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[コンビニのカウンターの奥から 商品の煙草を数箱拝借して、懐の中に入れた。
髪を掻き上げ、大きく溜息を吐く。 誰もいないコンビニの床に、ずるずると座り込む。 煙草に火を点し、男はのんびりと紫煙をくゆらせた]
……どーすっかな。
[あてもなく、コンビニの白い天井を見つめた]
(55) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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[ それから、同じことの繰り返しだった。]
(56) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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[このコンビニの出入口はひとつ。 逃げ場所も隠れ場所もない。
長居してはいけない、と 理性は警鐘を鳴らすのだが、 どうにも一向に足が動かない。
煙草片手にスマホを開き、SNSの投稿を追った。
ふ、と口元を微かに緩ませ返信を打つ。 スマホからの手動投稿だ。 スパム文はその発言から消えていた]
(57) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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[投稿ボタンを押した瞬間、 スマホに影が差した。
見上げれば、口から涎を垂らし 瞳から理性を失くした女が こちらを見つめていた]
う、うわああああああああああああ!!!
[咄嗟にパンの入った戸棚を手で倒し、 女を下敷きにしようとする。 足がもつれ、うまく立ち上がれない]
(58) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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[――――食料を。
床に転がった菓子パンを ひとつふたつ拾い上げてから ゾンビから逃れようと、出口へと駆けだす。
あまりにも必死すぎて、 男は周囲への警戒を怠っていた。 それが仇になった。
死角から、今度は老婆のゾンビが飛び出して 男へと飛び掛かったのだった]**
(59) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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[ ビルの非常階段で、眠りに落ちかけては目覚めた。 せめてもの護身用にと抱えたモップの柄。 何度目だろう、がくりと体が揺れて、頭を振る。 ビルの隙間の空は白んできていた。
朝日の差す空をぼんやり眺めていると、 "何か"が非常階段の扉を突然叩いた。]
ひ───
[ ここにもこれ以上いられない。]
(60) 2020/10/24(Sat) 23時半頃
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[ モップを持ったまま、階段を駆け下りる。 路地を出ようとするとその先には"何か"の姿が ちらりと見えた。 こちらはダメだ。 踵を返し逆に走り、通りへまろび出る。 できるだけ安全なところへ。
でもそんな所どこにあるんだろう?]
(61) 2020/10/24(Sat) 23時半頃
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[ 逡巡し、足が止まると斜め後ろから呻き声がした。]
や───
[ 思わず振ったモップの柄に、鈍い感触が響く。 そこにいたのは呻き声を上げる"何か"で。]
───っ!!!
[ 声にならない悲鳴を上げながらモップを引く。 "それ"はぐらりと後ろに大きく揺れた。 私は通りを走る。走る。走る。
ビルの路地、エントランス、自販機の陰。 非常階段、駐輪場、マンションの裏。 止まっている車は大抵ロックが掛かっていた。 他人の家は──どうしても罪悪感が消せなかった。
つまり、私の居場所は今この世界には どこにもなかった。]
(62) 2020/10/24(Sat) 23時半頃
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[日が暮れる前にはいつも家に戻り、 インターネットで情報を集める日々だった。
対策を練りたい、そんな投稿も見かけたが、 俺自身はこの目でまだ見てはいない。 なんの有益な情報も出すことはできないでいた。
SNSで告知されていた配信、とやらもみていた。>>3:56 同じように見た人が保存していたものが YouTubeなどにもあげられて、 繰り返し見られるようになっていた。
これが親切に教えてくれた謎のX君なのか。 マスクと長く伸びた前髪のせいで、 表情や顔つきまではよくわからなかったが、 本当に、現実にいる誰かが あれらの投稿をしていたのだなと なんだか不思議な感じがした。]
(63) 2020/10/24(Sat) 23時半頃
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[それと。 ゾンビが、本当にいるのだということも。 それまでにもニュースや動画も見かけてはいたが 俺が目にしたのは、どれもヤツらが遠目で 映っていたものばかりだった。 荒れ果てた都会の光景の中、 カメラ?をもつ謎の猫X君の走る音が響く。]
よじ登るのは、時間がかかるのか……。
[謎の猫X君が言っていた台詞と同じことを口にして ヤツらがどんな動きをするのかを、 つぶさに観察した。 綺麗な空をみたい、というセリフには>>3:85 なんだか無性に目の奥が熱くなった。]
(64) 2020/10/24(Sat) 23時半頃
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みず……欲しい……
[ 何度目だろうか、小さなコンビニの裏手で 座り込んだ私は思った。 水も、食べ物もない。 頼りのスマホもバッテリーが心許なくて。 そもそもこんな状態でスマホの決済も 使えるのかどうかわからなかった。
きっと私は"あいつら"と変わらない目をしていた。 そのまま横に積んであったコンテナに少しだけ 身を預けると。
ごとん。
コンテナの影からコロコロとココアのボトルが 転がり出た。 恐らく廃棄予定だったのだろう。 いくつかは袋が破られていたが、賞味期限切れの おにぎりも落ちていた。]
(65) 2020/10/24(Sat) 23時半頃
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余計、のど乾くじゃん───
[ へへへ、と笑い声が漏れているのに、涙が出る。 ココアを拾い上げて飲み干すと、やっぱり甘くて 喉に絡まって仕方なかった。 乱暴におにぎりのパッケージを開けると、 海苔が全部持っていかれてただの白いおにぎりに なってしまった。
何もかも滑稽で、笑いが止まらない。 早く飲み込まないと、またあいつらが来るのに。]
(66) 2020/10/24(Sat) 23時半頃
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[ そうして、何度も同じことを繰り返して、 やっと自宅だった場所に帰り着けたのは 4日目の夕方だった。]
(67) 2020/10/24(Sat) 23時半頃
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[ どうして家へ戻ってきたのか自分でもわからない。 でも、もしかしたら──あの猫がいる気がした。
マンションは、半焼というレベルだろうか。 火の手の出ていた東側は真っ黒になっているが、 私の部屋近辺は多少煤けているだけに見えた。]
う、わ。
[ エントランスに人気はない。 プラスチックが焼けたような臭いがあたり一面 充満していた。
あまりの焦げ臭さに口元を手で覆いながら とぼとぼと階段を上る。 あの時猫を連れて逃げ出せたのが奇跡かもしれない。]
(68) 2020/10/25(Sun) 00時頃
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ガシャーーーン!!!!!
(69) 2020/10/25(Sun) 00時頃
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『逃げろ!!!!』
[聞き慣れた宿屋のおじさんの、叫ぶ声が響く]
(70) 2020/10/25(Sun) 00時頃
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[家の本棚から地図を引っ張り出し、 健司たちの家からここにくるまでに 通るかもしれないルートを書き込んで。
9日目には、朝から玄関に張り紙をした。]
(71) 2020/10/25(Sun) 00時頃
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[ 家に帰ってこれたのも、運が良かったと思う。 そう私は自分に言い聞かせる。
日常を失っても体が無事で良かった。 火事になっても家が焼け残っていて良かった。 せめて猫を外に連れ出せて良かった。
今までずっと、自分にかけてきた呪いの言葉を また自分に向けて唱える。]
(72) 2020/10/25(Sun) 00時頃
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『健司へ お前たちを探しに行ってくる。 夕方には一度戻るつもりだ。 もし入れ違いにここについたら、 家の鍵はポストにいれてある。 番号はお前の誕生日だ。 勝手にあがって待っていてくれ。』
(73) 2020/10/25(Sun) 00時頃
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[ゾンビは知能がない。 SNSの情報をもとに、そんな内容をつづった。
これなら鍵のあいた玄関から、 ゾンビに勝手にあがりこまれる心配もないだろう。
武器になりそうな鍬や鎌を積んで、 もし健司たちが見つかれば、 乗せてやらなきゃならんだろうと、 仕事用の軽トラではなく、バンへと乗り込んだ。
きっと、ここに向かっている途中の健司たちと どこかで会えると信じて。**]
(74) 2020/10/25(Sun) 00時頃
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ただいま。
[ 誰もいないはずの私の部屋。 そろりとドアを開け、中に入る。 電気のスイッチは反応しない。 部屋中にもやはり焦げた臭いは充満していた。
部屋の鍵を後ろ手に閉めようとした時、 「みゃおん」と声がした気がした。]
──アーサー…──!!
[ 私は声を上げて部屋に入った。 最後の最後で神様は]
(75) 2020/10/25(Sun) 00時頃
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