191 忘却の箱
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―――……。 続きは、坊やに会った時にしようか。 それじゃあ次は……、
[紫色が咲き誇るキャンバスを部屋の隅へ移動させ。 次の、描きかけのキャンバスを選ぼうと。]
これは、なんだったか。 ……ああ、そうだ。雪のお嬢ちゃんだ。
[温かな緑とは対照的な、白いキャンバス。 何も描かれていないわけではない。 ただ、淡く、淡く。消え入りそうな儚い色合いが折り重なる中に。
一際鮮やかに咲くのは、深く赤い、棘のある花。]
(132) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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御機嫌よう。
[少し前に廊下ですれ違った涼やかな声が、キャンバスから聞こえてくるようで。 柔らかな声色で、絵に向かい先程と同じ挨拶を返し、微笑んだ。>>103 *]
(133) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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─廊下の角を曲がる前─
[冷えた廊下を歩く途中。 背後から聞こえた声>>129に瞬きを繰り返す。 差し出された履き物。それは確かに先程まで自分が身に付けていたもので。]
………。
[視線を下げる。冷えた足元。 片方だけ脱げた靴に、引き攣ったように笑う。]
……ありがと。でも、履けそうに、ない。
[苦笑い。彼に向けてそう言ってから、緩く頭を振って。]
………可哀想だからさ、あんたが貰ってよ。
[“さっきまで人が使ったものなんて嫌かもしれないけど”そう付けたして。少し血の気の引いた顔で笑おうとした。彼は使い古したそれを受け取ってくれただろうか。どちらでも男にとっては構わなかったけれど。]
(134) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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本草方士 麻雀は、メモを貼った。
2014/09/06(Sat) 23時頃
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ー廊下の角を曲がった後ー
[反対側。足を進める度に増す倦怠感。 身体中の水分が全て奪われるような、錯覚。 渇いた喉から零れるのは、ただの吐息で。
[紅鳶の色。自身の右手にあった花の色と良く似た瞳>>124と視線が合う。
そういえば、あの花は何処へやったのだっけ。思いを馳せる。だが、それは出来ない。 何故だろうか。目の前の青年から視線が逸らせなくて。]
……誰、その人。
[蕾は少しずつ、確かに膨らみつつあった。新しい芽の香り。目の前の彼も気付いただろうか。]
……あんたも、怪我してんだね。
[彼の左腕を見たのならそう言って。薄っすら笑って尋ねる。 “あんたの名前は何て言うの?” からからに渇いた喉では、途切れ途切れにしか言葉に出来なかったけれど。舌にはもう林檎の味は残っていない。]
(135) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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―中庭―
[案の定、今日もクリスのご機嫌は斜めだった。>>122 それを見てにこにこと笑う様は、また彼女の気持ちを逆撫でしてしまうだろうか。]
知らない? そうかそれはざn…
[――残念だ。 肩を竦めてそう返しかけたところ、朝のことを告げられて。 こちらを一切見ずに、けれど言い直すところなど実に可愛らしい。]
(136) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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[いつも明るく朗らか、誰にでも優しいクリスが、 何故か自分にだけはこんな表情を見せるのだ。
それがまた非常に面白くて、 嫌われている、と落胆する気持ちより、 もっと色んな表情を見てみたい、という欲が勝る業の深さ。]
…ふふふ。 まったく、しょうがない子だな。 何でそんなに拗ねてるの?
[他の子にするのと同じよう、ぽんぽんと彼女の頭を不用意に撫でて。
彼女の不機嫌、その理由に思い当たる節がないわけではないけれど。 しかと、それを覚えているわけでもない。 …怒らせたという結果だけは一応、メモに残されてはいるものの。]
(137) 2014/09/06(Sat) 23時頃
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まぁ、朝ここにいたというのなら、もう部屋に戻っているかな。
ねぇクリス。 せっかくだから君も行こう、マーチェのところに。
……君の珍しい表情を絵にしてもらうのさ。 そう、その顔だよ。
[こんな誘い文句で一緒に来るはずもないけれど。 でも物は試し。声はかけてみるものだ。]*
――空白をね。埋めたいんだ。 彼のキャンバスの空白を。
顔だけ、なかったから。 埋めるならきっと、僕より君の顔の方がいい。
(138) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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『 誰、その人 』
[前方から投げ付けらた言葉に、青年の表情が凍り付く。 見開いた瞳が、ずっと奥の方で。勝手に、無作為に、シャッターを切った。]
…オマエ…冗談、程々にしろよ、ピーマン野郎…
[声が。声が。震えて。やっとで吐いた息だけが熱くて、どうしようもない。 奥歯が鳴る。噛み締めたのに気付いた頃には、足は勝手に距離を詰めていた。勢いを殺さず掴みかかる。襟元掴んで乱暴に引き寄せた。 身長差で息が詰まるやもしれないが、相手からの抵抗は殆ど感じない。
それが、余計に苛ついて。 花が。彼に芽吹いた新しいその花が。]
────けんな、ふざけんなよ……ッ! 今朝まで、なんとも無かったじゃねえかよ、ふざけんな…返せよ…ッ
[サミィ。呼んだ名前と一緒に手が滑り落ちる。 縋るみたいに肩を掴んだまま、返せと叫ぶ意味は。 目の前の彼には、伝わらないのかもしれない。]
(139) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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[『可哀想だからさ あんたが貰ってよ』
返って来たのは全く予想だにしない言葉。ぽかん、と開いたままの口。鰐の様な、口。 慌てて閉じて、待って、と言おうとしたが–––声が出なかった。 精々数メートルの距離なのに、川を隔てたとても遠くに居る様で。 己の声が届く気が、しなかったのだ。]
…じゃ、あの…もら…い、ます…ね?…えと…… ………………お気をつけて。
[履き古されたスリッパを片手に、何とか絞り出した言葉。 聞こえていないかもしれないけれども、無言で見送る訳にもいかない、気がした。 暫くその、蕾を見つめる。花の匂いがする。 やがて男は角を曲がって、見えなくなる。
––––––––ああ、行っちゃっ、た。
残されたスリッパは妙に大きく、引き摺られてばかりいたのか踵辺りが削れている。 温もりを無くしたそれに足を入れてみる。 自分の大きな足にぴったり、だった。*]
(140) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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―麻雀の部屋へ―
[絵の空白を埋める。そうは言ったものの。 実際、部屋の片隅にあった、あの絵の空白に彼女を描きこむわけにはいくまい。 だからマーチェにお願いするのは新しい顔……クリスの仏頂面、だけれど。]
[さて、クリスは一緒に来てくれただろうか。 どちらにしろ行く先は決まっている。 朝方足を向けた部屋を再び訪れ、ノックを数度。]
――マーチェ?
[中にいる、ある種の確信を持って、入室の許可を訊ねる。]*
(141) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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『 あんたのなまえは 』
(いやだ いやだ )
『 なんていうの? 』
(いやだ ききたくない ききたくない)
[何回だって、教えるから。
震える手が頬を挟んで。 それは、いつかどこかで、繰り返された光景。
泣き笑いみたいな声が、告げる。シーシャ。]
(142) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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[廊下を歩く老人の背中を再び見る
彼の通った道筋が舞い落ちた花弁に彩られ 雪の上に残った足跡のよう リノリウムの床には残らないはずなのに
そう、雪の女王様の記憶が 自分の中に残っていないはずなのと同じこと
なのに、どうして彼女の姿が 何度も何度もちらつくのだろう?
左手首の蔓がじわじわ絞めつけて いつものように、棘が肌を刺して血が滲む 紅い薔薇の花が齎す警鐘に抗う術はない
緩やかであったとしても いずれ、同じ末路を迎えられるのだと 全てを忘れられるのだと]
(143) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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……呼べよ、もっかい、……サミィ。
[開きかけた蕾の、芳香までもが脳に焼き付いて。
どうやったって失う恐怖は、哀しみは、目頭から滲んで落ちた。]
(144) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/09/06(Sat) 23時半頃
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––回想・黄色–– [口に入れるなり、先から舌根までを駆け抜けた鋭い酸味に涙が滲む。 しかし吐き出す事は無く。暫く髪を逆立て悶え、んぐ、と喉仏が鳴った。 飴玉を丸ごと、飲み込んでしまったらしい。 ひいひいと息を切らせる。]
ッッ…、て、め……!!
[口を付いて出て来た、『いけない言葉』。 瞬間、瞳孔が縮まり、吐き出した息を飲み込む。 慌てて、マグを取って僅かに残っていたスープを飲み込む。 腹が、縫合痕が突っ張る感覚。 マグを机に叩き付け、ごりごりと頭を掻く。 改めて、目の前の少女を見やる。
––––––だ、い …じょぶ?
気遣う声は掠れ震え、此方と同じ様な状況。 …は、はい。ぬるい返事をして覗き込むと びっくりした、と。そう、彼女は。]
(145) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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……んー、と…
[あの味を口にして、出て来た言葉が、それ?
急激に沸き上がった『いけない言葉』の纏った感情が、霧散していく。 誰かがペラジーに差し出した水。食堂のスタッフだったか、スティーブンだったか。 それは眼中に無かった。余りにも目の前の少女が『単純に驚愕』していたから。
黒い花が揺れる。青い花が揺れる。]
…びっくり、した…ね。うん。
[皿の上に残っていたパンの耳。 開いてすらなかった小容器入りのジャムとマーガリン。 ぱきり、と真ん中を割って折れば、両方が同時に二色のラインの様に出て来る物。 それを千切った耳に少し付けて、口直し、と勧めてみた。
違和感を感じながら。だが、それに言及する事なく。]
(146) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/09/06(Sat) 23時半頃
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──……ッ!
[息が詰まる。花の香りに締め付けられていた時とは異なる、他の力によって。
身長は相手の方が高く、自然と踵を浮かせながら。
相手の声を聞きながら、頭の中で反芻させる。 そのことに意味があるのかは分からない。けれど。]
け、さ……? 俺は…。わ、からない。
[視線を泳がす。胸が苦しいのは何故か。それも分からない。瞳は硝子玉のように相手を映しては、ただ見上げる。]
………分からねぇよ…。
[それでも胸が締め付けられるように痛むのは何故だろうか。熱に浮かされたような、視界。 揺れる花の匂いが妙に鼻を刺激して。]
(147) 2014/09/06(Sat) 23時半頃
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返せ、なんて…言われ、ても。 ……俺は、俺しか、…。
──知ら、ない。
[一言。
けれど一度揺れた瞳で彼を羨むように見つめる。 理由は分からない。きっと忘れてしまった。 だというのに、声が掠れてしまう。 頬を掴まれてしまったのなら、それは尚更で。]
──…シーシャ。
[相手の望むままに、示された名を呼ぶ。 馴染む音。子供のように、何度か舌で転がしては、呼んでみて。
上から降り注ぐ温かい雫>>144が、男の頬に落ちた。]
(148) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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俺は、俺を…忘れたく、なんか、 …なかった。
[“忘れないで” 同じように肩を掴まれながら手渡された一本。 何よりも愛していたそれを持っていればきっと、きっとまた思い出すだろうと。
だが、思い出したとしても、それは結局記憶ではなく、記録でしかないのだと。 そう気付いたのは、いつからだったか。]
…だから、だから捨てたんだ。 何もかも。捨てて。そうすればきっと。また誰かを忘れた自分を自分なん、だって…。
思わずに、済んだ、のに。
[言葉は途切れて。 硝子玉は静かに揺れる。 ふわふわと揺れる意識の中、足元に根を下ろす蕾が、確かに一度震えて。]
(149) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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…おやすみなさい
[足首に新たな花を咲かせようとしていた青年が 別れ際に残したものと同じ言葉が口を吐く>>117
耳でその声を聞いていない 唇がわずかに動いたことすら気づいていない
しかし、きっと"あの時"に 自分は彼女と交わした最後の言葉もそれだった
朧げながら、忘れていたはずの記憶の欠片が蘇り それと共に目から何かが零れてゆく それすらも、"あの時"と全く同じように]
(150) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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──…あんたのせいだよ。
俺は、…俺を忘れたく、…なかった。
[枯れた根のような睫毛を伏せる。 はくり、と息を吐いて。]
“バイバイ、シーシャ”
[笑みが零れ、つま先の蕾が芽吹く。 花はそのまま、静かに微睡む。]*
(151) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[――聞こえた烈しい言葉>>145に、身を竦める。『怖い』。 …怖い、のは …なんで?だって。このひとはいいひとで。 ……あんな… あんな なんだっけ?
遠く遠くに置き去りにしてきたもの。 喧噪。暴力。 何故それが向けられていたのかは憶えていない。 だけど、確かに… それがあったことは なぜか、憶えている。
…だけど。その次に聞こえてきた声は…… さっきのような。声で。 >>146 だから、疑問を持たない。その豹変めいた反応にも。]
(152) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[ごくり。と、差し出された水を嚥下して。 『びっくりしたね』そう、聞けば。 にへ、と、驚愕と酸味で受けたダメージ分力の引かれた笑顔で返す]
…シーシャにはこのぐらいがおいしいのかも、ね。
[確か、以前聞いたような気がする。味覚が彼からなくなってる。とか。ないのであれば、おいしいもなにもないのだが。きっとそう言う事なんだと得心して。 口直しに、と差し出されたジャムとマーガリンの乗せられたパンの耳。]
ありがとう。…ズリエル、やさしいね。
[そう言って、にこりと笑って、それをもらった]
(153) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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シー坊も、そろそろ絵を見に来る頃かね。
さあどの絵を描こうか。 この黒と青の花は、ペラジーのお嬢ちゃんだな。 今日はまだ会ってなかったな。おはよう。
そうだ、クリスのお嬢ちゃんに見せる中庭の絵はどこだったか。
[重ねられたキャンバスを、一枚。また一枚を眺めながら。 ふと、横に倒れた人物画が目に入った。>>0:53]
(154) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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……あのこは、歌が好きだったね。 そうだろう、マーチェ。
[顔のない未完成の絵。 片膝をついて倒れたキャンバスに描かれたその輪郭を。 もうほとんど動かない右手の指先でなぞり、微笑む。
もう、顔も忘れてしまったというのに。 ただ感覚だけが覚えている、愛おしさが溢れるままに。
枯れ木のような右腕に、黄色の花が咲く。 一つ、また一つ。 倒れた絵の上に、顔を埋める様に花弁が落ちる。]
(155) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[ノックの音に、ゆるりと顔を持ち上げる。>>141 聞こえて来た声に目を細め。]
セシルの坊やかい? どうぞ、開いてるよ。
[クリスが一緒だとしても、穏やかにその名を呼んで招く声を掛け。 扉を開けて招き入れようと立ち上がろうとして。
足が、動かないことを知る。]
(156) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[目を瞬かせ。 落ちた花弁の量にようやく気付けば、再び傍らのキャンバスへと視線を戻し。 目尻にくしゃりと皺を寄せた。]
(157) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[ ハラリ、 ヒラリ、 ]
(158) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[絵に伸ばそうとした左手は届いただろうか。
扉の外の声が遠くなっていく。 ゆっくりと視界に靄がかかる中。
顔のない絵の中の 『彼女』 が微笑んだ気がした。]
(159) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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[一向に開かない扉。 待ちくたびれたか異変に気付いたか。 彼が扉を開ければ、サァ、と白い風と共に舞う黄色の花弁が頬を撫ぜるだろう。
そこには彼が部屋を訪れた時のまま。 仲間外れの未完成の絵が床に倒れて。
ただ、違うのは。
絵に散らばる黄色の花弁と。 まるでその絵に額のように、蔓の巻きつく枯れ木と。
画材の匂いに混じる、淡い花の香りだけ。*]
(160) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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…おやすみなさい
[中庭の花々に視線を移して呟いた]
雪の女王様…
[まだ開かれていない物語と 枯れも萎れもしない紫のスイトピーを手に 書庫へ向かった
あそこなら、多分誰もいないだろうから*]
(161) 2014/09/07(Sun) 00時頃
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