207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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人
狼
墓
少
霊
全
フランクは道化師 ネイサンに投票した。
ギリアンは地下鉄道 フランクに投票した。
ジェレミーは道化師 ネイサンに投票した。
ネイサンは紐 ジェレミーに投票した。
セシルは道化師 ネイサンに投票した。
ネイサンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ギリアンが無残な姿で発見された。
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
そして、天に召された魚料理はとてもとても、幸せそうでしたとさ。
お疲れ様でした!
天声はありませんので、皆さん、ご自由にどうぞ!!
(#0) 2014/12/17(Wed) 01時半頃
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―第三甲板―
[もう、声が届く生者は居ないから、声援の一つも送らず、ただ静かに、じっと見守っていた。
むしろ、声を出すのが邪魔なようにも思えて。
ようやく、白狼が倒れたのを見れば、はたと目を瞬かせた。 巨大な狼と、ギリアン。 親と、子。そんなイメージを抱く。]
……あー、あ。 俺らの出来なかったこと、やっちまったな。
[残念そうな口ぶりだが、にやりと笑ってみせた。]
あんな絶望を払ったんだ。生きろよ、お前ら。
[生者への称賛を贈る。**]
(0) mikanseijin 2014/12/17(Wed) 01時半頃
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―生存者―
[灰色の猫は、巨大な破壊音に怯えていた。9号室の中、グレッグとホレーショーの死体の間で丸く縮こまっていた。だけど、同じ船(いえ)に住む"家族"のことも心配で。
部屋の扉の隙間からするりと抜けだして、身を小さくしながらそっと覗きこんでいた。>>6:107]
『みゃー』
[ボスの臭いがする大きな狼が倒れた。>>6:114 大きな"家族"も、倒れた。>>6:116]
[灰色の猫は、白狼の臭いを嗅いで、ギリアンの顔を舐めて。 それから、倒れてしまったフランクの元へとよたよた歩く。]
『にゃあ?』
[倒れたセシルは大丈夫?と尋ねるように、ジェレミーに一鳴き。 それから、温めるようにフランクに寄り添った。**]
(1) mikanseijin 2014/12/17(Wed) 04時半頃
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放蕩者 ホレーショーは、メモを貼った。
mikanseijin 2014/12/17(Wed) 04時半頃
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− 物語の続き −
[道化の側に立つ小さな存在。 最初に道化にあったとき、魔術師はその存在に気づかなかった。 今度はその存在に問いかける。
何故にあるのか。 己が歩むためか、それとも、共にあるためか。
答えは返ったかどうか。 だが、その答えは小さきものの理を映していることは確か。
だから、魔術師はそのまま通り過ぎる。]
(2) nostal-GB 2014/12/17(Wed) 08時半頃
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[風を起こして]
(3) nostal-GB 2014/12/17(Wed) 08時半頃
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− 白狼が倒れ、その命潰えた時、
− 風は吹き始めた。**
(4) nostal-GB 2014/12/17(Wed) 08時半頃
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ー蛇足ー
[紅に塗れる白狼の指には黒く光る指輪は無い。
そもそも道化の指に黒い指輪の嵌っていたのを誰が見ていたろうか。 いま白狼の指にそれが無いのを誰が気付くだろうか。
かつて金狼の指に嵌り、 白狼の指に嵌っていたそれは何処へ行ったのか。 白狼が打ち倒されたことによりその呪いは解かれて消えたのか。 それとも新たな犠牲者を求めていずこかの船の荷に紛れ込んだのか。
もしそれを知る者が現れるとしたら、 それは次に幕を開ける惨劇の登場人物だけだ。**]
(5) mikenek 2014/12/17(Wed) 16時頃
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ネイサンは、ではまた夜に。**
mikenek 2014/12/17(Wed) 16時半頃
セシルは、ヤニクの脱衣はエロじゃない気がするのはごにょごにょ
nostal-GB 2014/12/17(Wed) 19時半頃
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[痛みに遠ざかっていた意識が、覚めた。
いつの間にか、背にしていた床が、冷たい。 傍らに転がった銃に、ぼんやりと視線を伸ばして、手を伸ばす。 拾い上げた銃口をこめかみに当てて
引き金を、引く。]
(6) mo_om 2014/12/17(Wed) 21時半頃
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[ ―――――がち。]
(7) mo_om 2014/12/17(Wed) 21時半頃
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畜生、くそが………
[胸の痛みも、生きている証。
また死に損なったと、小さく、舌を打った**]
(8) mo_om 2014/12/17(Wed) 21時半頃
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―if・あったかも知れないこと―
だーかーらーぁ、ヒヒッ、遠慮すんなってぇ。
[ぐいぐい。 騒がしい場末の酒場。そのテーブルの端っこ。 思い思いに散った海賊船の仲間たちは、とっくにぱっつんぱっつんのおねーちゃんたちと夜の街に消えていっていて こんなとこで安酒を飲んでるのはもう自分だけだ。 いつも通り、飲みたくないのに浴びるように飲む傍ら。 今日はなぜだか、やたらと料理を頼んで隣のテーブルのやつに押し付けていた]
くーわなぁいとぉ、大きくなれないんだぞーぉ、お? なー?ええっと……ヒヒッ、誰だっけお前。
[グレッグに言うようなことを言っているが、隣のやつはグレッグではない。 そもそもグレッグとはもうかなり長いことまともに喋ってない。 ならば誰なのか。 知らん、なんか隣にいた]
(9) kaisanbutu 2014/12/17(Wed) 22時半頃
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[グレッグくらいの大きさの、そばかすだらけの平々凡々とした顔の男。 随分と若く見えるけども、いったい何歳なのか。知らない。 ただ、たまたま隣り合ったそれを見た途端、小さくて可哀想!と思ったのだから仕方ない。諦めてもらおう。
ステーキや新鮮な果物やザワークラウトなど、とりあえず栄養ありそうなものをどさどさと注文して。 本人は酔いが完全に回ってるのか、へらへらしながらテーブルに突っ伏している]
んにゃ……ヒヒッ、キヒヒッ、ヒ、 ぐれ…ぐぅ…、あのさぁ…… 生きてさえいたらぁ……いつか、いいこと……むにゃ…
[ぼやぼやにぼやけた意識で、なにやらうわ言を言いつつ。 隣のやつの頭を撫でようとしたが、手元がふらついてうまくいかなかった**]
だからぁ……頼むから……生きて…… ヒヒッ、
(10) kaisanbutu 2014/12/17(Wed) 22時半頃
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ーif いつかあったようなー
え、遠慮してるわけじゃないが…
[何故私がこんなことになっているのか。 何故私がこの酒狂いに絡まれているのか!
街に停泊した時に時折気晴らしに化粧を落として散策して見ることもある。
化粧をしたままでは、その意味を知る者には悲鳴を上げて逃げられるし、意味を知らない者にはピエロさん芸をやって見せてよなんて絡まれるのだから、とてもじゃないが寛ぐことはできない。]
(11) mikenek 2014/12/17(Wed) 23時半頃
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もう大きくなんてならないから。
[それがたまたま入った酒場でこの酒狂いに遭遇してしまったかと思うと、こいつはあろうことか私の正体も分からず絡んできた!>>9 五月蝿い、近寄るな、臭いなどと言って遠ざけたいところだがあまり声を出しても正体がバレる。 私の素顔がこんなであることだけは、絶対に、絶っ対に誰にも知られてはならないのだ。]
……るる
[酒狂いに名を尋ねられ咄嗟に本名を名乗る。 まさかネイサンとは名乗れない。 だが声が小さくよく聞き取れなかったようなので繰り返す。]
(12) mikenek 2014/12/17(Wed) 23時半頃
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シャルルだ、シャルル! 二度と言わせるなよ!
[普段絶望の道化師を演じる自分には、この本名はあまりにも響きが柔すぎる気がして気に入らないのだ。 名を口にするだけで羞恥すら感じるほどだ。 染まりやすい私の白い肌は酒のせいもあってこの時赤くなっていただろう。]
おい、おい、待て。 何を勝手に注文している。
[酒狂いは何を思ったのか私のテーブルに料理を次から次へと注文していく。>>10今夜は晩飯など抜きでいいと思っていたのに。]
シュークルトはだけ止めろ! おい店員、今の注文は取り消しだ!
……じゃない、取り消して下さい。
[ついいつもの癖で横柄に命令を下してしまいそうになる。違う違う、今はただの何処にでもいるシャルルAなのだ私は。 なんとかザワークラウトの注文だけは取り消させた私は、彼に小言の一つでも言ってやろうかと向き直る。]
(13) mikenek 2014/12/17(Wed) 23時半頃
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[既に潰れていた。]
…私はグレッグほど背は低くないだろうが。
[私は溜息をつくと、ただのほんの気まぐれだが、こちらに伸ばされる覚束ない動きの手の下に自分の頭を傾けて、彼に頭を撫でさせてやった。*]
(14) mikenek 2014/12/17(Wed) 23時半頃
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ヘクターは、そしておれもそろそろねる!**
guno 2014/12/18(Thu) 00時頃
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[白狼が、三つ脚のギリアンが。親子のよう抱き合い永久の天に還り、動かなくなったあと。 夜の世界にざわめくほどに風が吹き始めても、絶望号は束の間しんと静かになった。 男二人笑うように詰り合ってからは誰一人の衣擦れすらせず、みゃーおと猫が鳴くばかりだった。 背が、脚が、全身が痛――]
――……、
[こめかみに銃口、がちりとそれが不発する瞬間までを、おそらく僅かでもこの目にすることあれば、身を引きずってでも止めたに違いない。 けれど女神は、ただ静かな船の中で采配を下した。]
(15) mmsk 2014/12/18(Thu) 04時頃
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[紅い月の昇る夜。それが沈むまで。 二度を繰り返す間、幾つの命の灯が潰えたろう。 数々の屍と同じに、力なく壁に上身を預け。 傍らの航海士を案じるよう、伸ばした指の先も、今は。
静かな眠りの淵の中、束の間の休息を*]
(16) mmsk 2014/12/18(Thu) 04時頃
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セシルは、赤組を遠巻きでみまもる。**
nostal-GB 2014/12/18(Thu) 17時半頃
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―if・あったかもしれないこと―
[>>14覚えている記憶は、柔らかくて細い髪をもふもふしたこと。 ブラックアウト。視界と意識がずーんと暗くなっていき。 力が入らず、椅子から転げ落ちるのを感じたのが最後だ。 そこからふっつりと意識はなくなり、目が覚めたら医務室だった]
ぐ……。
[ああ、下っ端とか誰かが見つけて連れて帰ってくれたのかなあ、などと。 こめかみの鈍く疼く痛みを抱えたまま暫しぼんやりした後、焦燥に駆られて起き上がる。酸っぱいものが口の中に溜まっていた。 二日酔いの重い体を起こすが、辺りにバケツらしきものは見つけられずに。
口を押さえたまま部屋から出ようとしたが、鼻から出た]
ぐっ……ええっ、え、
[胃の中には吐くべきものもろくになかった。 酒の臭いの水と胃液と空気が出てきた後は、体が痙攣するだけで、何も出てこない。 ただ吐き気だけは持続して、げえげえと床に吐き戻す。胃が収縮して口から出てきそうだった]
(17) kaisanbutu 2014/12/18(Thu) 20時半頃
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[やっと口元を拭って。 ふらつきながら立ち上がりかけたが、すぐに座り込んでしまう。 視界がちかちかして、幻覚がその光の合間にちらつく。 際限なく溢れてくる蟻が皮膚を食い破り、体を這いまわるのを払おうと、腕を何度か擦った。
当然幻覚だ。分かっていても気分はよくない。
涙と荒い息を零しながら、腕を必死に擦る。 ぜいぜいという過呼吸気味の呼吸の合間、ひそやかな幻聴が耳に届いた。 呵責と非難の幻聴に耳を塞いで、低く唸る。
どこで間違えたのか、答えなんてわかり切っている。 生まれてきたのが間違いだ。今すぐ海に飛び込むべきだ。 幻聴の声に、それでも生きていたいなんて、僅かばかりの理性が叫ぶ。
唸って。 部屋の扉が開く音がして、弾かれたように顔をあげた]
(18) kaisanbutu 2014/12/18(Thu) 20時半頃
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ひう……。
[見えたのは長い髪で、一拍遅れてそれがジェレミーだと気が付いた。 咄嗟に足元にすがりついて、額を擦りつけてうわごとを口にする。
助けて、だとか。酒を、だとか。 まあ、そんなことだ。
どこか冷静に自分を見ている自分がいて。 その狂人らしいありさまに、短い自嘲の笑みが落ちて、割れた*]
(19) kaisanbutu 2014/12/18(Thu) 20時半頃
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− 回想 − [海賊に船に乗る前の肩書なんて殆ど意味は無い。 船長の目に適い、それ相応の実力を見せる事が出来れば認められる。 だが自分としてはさすがに船に乗る理由が理由だったので、 元海軍が仲間になったと聞いて目を丸くした。]
はぁ? 元海軍? そいつ何で海賊なんかに? はああああ? 船長と船に惚れたぁ? 馬鹿なの? そいつ馬鹿なの?
[その情報をくれたのは誰だったか。 一瞬、見つかったかと思ったが、それ以上の驚きで 健康診断とかそんな理由も付けずに甲板を覗いて更に驚いた。]
(20) pannda 2014/12/18(Thu) 22時頃
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掃除してる……。
[船の美しさを損なうとか言って、早々に殴られている奴もいた。]
大概頭おかしいのばかりだと思ったけど。 あんた、なに地位や名誉捨ててこんな犯罪者集団に 志願してんの?
[惚れるにしてもあの船長にか? 自己紹介もすっ飛ばして声を掛けたのが、ジェレミーを 初めて知った日の事。]
まぁ血で汚れないって言うのは、怪我が少ないって事だから。 巡り巡って俺の役にも立ってるな。 後、リーの癇癪が減って助かった。
[彼には船長以外の言葉は不要だろうが、 時々返事を求める事無く、あんがとと手を振ったのは、 それから遠く無い日**]
(21) pannda 2014/12/18(Thu) 22時頃
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− 回想 − [ゴリラと言ったら獅子には受けたが、本人には不評だった。 だが体格と言い、彼の操る槌を見ればやはりゴリラだった。]
もうしわけありませんでしたーふくせんちょうー。
[反骨精神と言えば聞こえは良いが、ただの青二才。 口を尖らせて謝罪はしたが、彼の戦いを初めて見た時に 彼は正しく副船長なのだなと理解した。
猪突猛進と言う程馬鹿ではない。]
(22) pannda 2014/12/18(Thu) 22時頃
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力馬鹿じゃないんだ。
[槌が容赦無く目標を潰していく中、傷を負った者がいれば 「邪魔だ」と掴んでこちらの船に投げ飛ばして来る。]
何だかんだと面倒見はいいって奴?
[だがその後は怪我人の対応に必死過ぎて、 酒盛りに加わる事は出来なかった。]
なぁゴリラ。
[祝賀会が終わった深夜。 酒盛りが終わった甲板を探して副船長を見つけると、 ゴン、と酒瓶を一本置いた。]
(23) pannda 2014/12/18(Thu) 22時頃
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俺のへそくりだ。 あの船長のとこで副船長やってるからどんなゴリラかと 思ったけど、あんた案外しっかりしてるな。 前言撤回しとくわ。 ただのゴリラじゃなくて、ボスゴリラだわ。 これ、詫びの品。
[そう言ってじゃあ、と立ち去りながら、 なるほどあの船長にこの副船長なら、案外この船は 簡単には沈むまいと納得した夜があった**]
(24) pannda 2014/12/18(Thu) 22時頃
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フランクは、増えたログがちんこの話ばかりで慄き読む
mo_om 2014/12/18(Thu) 22時半頃
セシルは、隅っこでダイス探してるけど、鳩なのでみつけられない。(不器用
nostal-GB 2014/12/18(Thu) 22時半頃
ジェレミーは、議事のダイスは全部手打ちだよ [[ fortune ]]
mmsk 2014/12/18(Thu) 22時半頃
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− 回想 − [この船にはゴリラはもう一頭いた。 だがボスゴリラとは違って、うすのろの力だけが取り柄の男。 命令があれば忠実にこなすが、それ以外に対して頭が 働かず、結果的にその身含めて被害を広げているのだが。] ……ギリ―、今度は何やらかしたんだよ。
[武器を正しく使う事も出来ないギリ―は素手での 接近戦が殆どだと知ったのは、他の連中に比べて傷がやたら 多かったからだ。 肉弾戦を挑む潔さは嫌いじゃないが、毎度毎度これでは困る。]
武器を使えとは言わないけど。鎧とか着ろよ。 お前くらいの馬鹿力なら鎧着てても動けるだろ。 お前倒れたら運ぶの重いんだよ。
[説明しても頭にどれ程残るのか。]
(25) pannda 2014/12/18(Thu) 22時半頃
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それより、グレッグが戦ってる傍には絶対近付くなよ。 後、グレッグが投げたナイフも触るな。
あれは猛毒が縫ってあるからな。
[それでも繰り返し、自分では治せない武器については 注意した。 愚鈍だが素直で裏表の無いギリーが余計な痛みを覚えずに 済むようにと願ったが。 最後にそれが叶う事は無かった**]
(26) pannda 2014/12/18(Thu) 22時半頃
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[風が吹き始め、船が揺らめいた。航海士は揺れに目を覚まし、 這うように上を目指す。
上がる階段で時折立ち止まり、血を吐いたが、 また、拭い、上に向かう。]
−−・・・
[見上げた夜の空、風は同時にみるみる雲を呼ぶ。 温度は降り始める雨によって、下がっていくだろう。 第一甲板までたどり着くと、マストの縄を闇の中外し、 無言で、風を捕まえる。
はためくその音は、船を急激に旋回させ、波があがり、浮かんでいた遺体をあっというまに冥界へ引きずりこむ。
同時に滑るように走り出す船は、月明かりの中、雨が降りだすまで姿を海上に見せていたが、 やがて、雲が月を隠せば、夜の闇にすっかり一度飲み込まれた。**]
(27) nostal-GB 2014/12/18(Thu) 22時半頃
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[そんな中、航海士の瞳はまだ煌々とした碧色を湛えていた。 腰に光る装飾銃は、まだその銃弾を吐き出さないまま。
女神はほくそ笑む。 その銃を使うようなとき、それは、持ち主に呪いを齎す。 それを知らず、まだ所有するものの惨たらしい死を願い。*]
(28) nostal-GB 2014/12/18(Thu) 23時頃
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[大の字に転がっていた時間は 意識を手放していた時間は、どれくらいだ。
銀貨を咽喉に詰まらせた銃を手にしたまま、身体を起こす。 血の海で、静かに息を引き取った、白く赤い狼と、半端の獣。
よち、 よち
身を潜めていた猫が、獣の傍に寄るのを見た。 静かに鳴く声>>15は、ただ、別れを惜しむように。]
航海士と、舵取りと、俺様か。 ……… 船は、動くなあ?
[頭を失った船で、俺様はぼやいた。]
(29) mo_om 2014/12/18(Thu) 23時頃
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[ひとりの船大工がいた。 それを知るのは、 所々きちんと修理された箇所や 船室の一つに猫用の扉>>2:360。
厨房に流れた血も、いずれ染み付くのだろうか。 絶望の名を冠す船に積まれた、小さな絶望の一つとして。]
(30) okomekome 2014/12/18(Thu) 23時頃
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[凪いでいた海に、風が吹いた>>4。
その風を感じたのか、目を伏せ。 其処に居た影は船の甲板に溶けるように消えた。
ひとりの船大工の話は此処で終わる。 ただそれだけの話。**]
(31) okomekome 2014/12/18(Thu) 23時頃
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[猛威に荒らされた医務室を、痛む身体を引き摺り歩く。
最初に剥いでやったのは、簡易ベッドのシーツだ。 黄ばんだ白い布を乱暴に引き寄せ 二匹の獣の傍に。 その身体を覆うように、上掛ける。 すぐに血が染みて―――― 赤く染まったが、まあ。]
へーへーへー、寒くねえ、寒くねえ。
[一人満足を得て、次に、足取りはジェレミーの傍に。 死んだように眠る男>>16に腕を伸ばして シーツ同様に、乱暴に抱え、硬い寝床に放り投げた。]
…… 寝るならベッドで寝ろ、クソが。
(32) mo_om 2014/12/18(Thu) 23時頃
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セシルは、ぽんぽんいたい。のは、事実です。く
nostal-GB 2014/12/18(Thu) 23時頃
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[船長が居ない、副船長が居ない、料理人が居ない。 船医がいない、船大工が居ない、戦闘員も録にいない。]
Bitchの野郎、何ぉ処行きやがった。
[気を失っている間にか 航海士の姿がないことに気付き、眉を寄せた。
彼の持つ装飾銃が、不幸を齎す銃ならば 悪運の強さを只管齎す銃を、こちらは提げて。]
あ――――… 腹減ったな。
[生きている証を、ぼやく。
ぎぎぎ、船が鳴いた。海を、ゆるやかに走る、動き出す。 静かに天井を見上げて―――… 築かれた死体の山を、確かに踏み越えて、歩き出した**]
(33) mo_om 2014/12/18(Thu) 23時頃
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[やがて2人の獣が抱き合ったまま命を落とす。 血に染まる彼等と、力果ててその場に倒れた船員たち。 しんと静まり返った海賊船の中を、暫く眺めていた。
やがて生き残った連中が目を覚まし、各々思う行動を取り始める。 それをまた制するでもなく見て。 一段落終ったのを見届けるとやがてふうと息を吐いた]
―――終わった、のか。
[誰ともなくぽつりと呟いて、ゆっくりとその場に立ち上がった。]
(34) guno 2014/12/18(Thu) 23時半頃
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死にぞこないは…ひぃ、ふぅ、3人…と、あとはあの猫もか。 全く悪運強い連中だな。
[彼らに自分のような能力があるとは思わないから、きっとこの聲は届かない。 けれど、生前そうして居たように。 残った面々を揶揄するように、ふっと笑って少し大きな声を出す]
人狼退治おめでとさん。 生き残ったお前らが勝者だ。
――ま、精々生き延びろや。
[彼等が生き残ったことが幸か不幸か、 この先無事に港につけるのかどうか、 そこまでは己の知ったことではないけれど。
取りあえずまあ、こうして「あちら側」に立つ彼等の運と実力に、元絶望号の副船長として、精一杯の賛辞と労いを。]
(35) guno 2014/12/18(Thu) 23時半頃
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フランクは、おれさまおふとんでぬくぬくまるくなる。 *さむいさむい*
mo_om 2014/12/18(Thu) 23時半頃
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ーとある船員の回想録ー
[今ではその回想録の著者はこの世を去った。 その船員が毎日密かに日記をつけていたことに気を留める者などいないだろう。 それは大部屋の隅に転がっている。 誰かが手に取って読んだのならこんな内容を目にすることが出来たろう。]
△月○日 今日は朝早くから甲板の掃除の当番だった。 誰も起き出さぬ時間から掃除などする意味などあるのかと思うが、元軍人殿に睨まれたくはない。 甲板に行く途中、厨房の方から何やら話し声が聞こえてきたので寄って聞き耳を立てることにした。こんな時間帯から一体誰がいるのかと思ったのだ。 その話し声の内容を記憶が覚えてる限り忠実に書き留めるとこうだ。 「キティ、私などほんとは怖いものだらけだよ。 朝起きて甲板に出るとする。すると私は絶望号の他に船を見つけるのが怖い。 絶望号の船長は獲物を見つけたのなら略奪を命じなくてはならない。 私は大丈夫だ。今更戦闘で怪我を負うほど弱いつもりはない。 だが船員たちが死んでいくことは珍しいことでもなんでもないじゃないか?」
(36) mikenek 2014/12/18(Thu) 23時半頃
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……さて、そろそろ行くか。
[そうして近くで見物していた面々に向かって 只独り言のように、ぼそりと呟く。 くるりと背を向けて、黄泉路に向けて歩き出した。
確認していないが横で見物している連中も大体行先は一緒だろう。 どうせ騒がしい道中になるのだろうな、などと予想がついて 薄らと、口の端をあげた**]
(37) guno 2014/12/18(Thu) 23時半頃
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どうやら声の主は厨房にいる猫に独り言を言っているようだ。 その時は聞き覚えのない声だと思った。だがそれはいつもとは違う調子の響きを持っていたからだろう。 厨房の中の人物が出てくる気配がしたので俺は物陰に隠れた。 声の人物は厨房を去って第三甲板へと降りて行く。その後ろ姿は我らが船長様のものだった。
○月△日 厨房で皿洗いをしていたら、船長様に食事を持っていくことを命じられてしまった。 あの日以来船長様についてどう考えるべきか思い悩んでいたので正直断りたかったが、まあ断る術があるはずもなく。
トレイを持って船長室の扉をノック。 入室を許可する声が下り、俺は入る。 それからトレイを置いて下がる。 それだけだ。
だが本当にその化粧の下に恐怖が存在してるのか、俺は無意識に彼の顔をじろじろと眺めてしまったらしい。船長様に「何か?」と尋ねられた。
血が凍るかと思った。でもいい機会だ、俺は思い切って聞いてみることにした。 船長様でも恐怖を感じることはあるのですか?と。 すると船長様は暫く遠くを見るような表情をしてからこう仰られた。 「恐怖を胸に抱く者こそが真に恐怖を演じられるものだ」
(38) mikenek 2014/12/18(Thu) 23時半頃
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×月△日 今晩は牢屋番だ。 なんでも船長様が捕虜を捕らえてきたらしい。 きっとその捕虜は「助けてくれ」とでも叫んでいたのではないだろうか。 そういう者を船長様が出来れば助けたいと思っていることは今なら分かる。 なんなら捕虜に尋ねてみようか。 彼の名は確か、サイモンとか言った筈だ。
[日記はここで終わっている。**]
(39) mikenek 2014/12/18(Thu) 23時半頃
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――if・あったかもしれないこと――
[陸地について、大抵の船員のやることといえば、抱え込んだ戦利品の換金と、その金で酒と女とその他諸々の必需品を買うことだ。 絶望色の船がもぬけの殻になるまで、皆が皆散り散りになる。 一晩しても次の夜まで帰ってこないようなのがいる中で、己はといえば数時間を陸地で過ごして、酒の一瓶か二瓶抱えて戻るのが常のこと。 後は備蓄と船員の人数の確認をし、気が向けば甲板を隅まで掃除していた。これだけ人がいなくなれば、ずいぶん仕事も捗るというものだった。 だから、船に戻ってくるのは早い方で、盗みに入るような鼠も逃しやしなかった。 そんなことだから、白羽の矢が立った。]
……はぁ。
[敬愛す絶望の道化曰く、料理人が酒場で酔いつぶれていると。 介抱して連れ帰れというのが本日の命令のようだ。 普段ならば道化の言葉には即答ではいと返すところなのだが、あまりに呆れる内容に、気の抜けたような返事が口から出てしまった。]
(40) mmsk 2014/12/19(Fri) 00時頃
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[とにかく、行く他の選択肢はなく、指定された酒場へと足を向ける。 戸を開けると酒場特有の騒がしさと、人熱れに酒精の匂いがした。 つかつかと床に転がる男に歩み寄る。]
帰るぞ。
[返事はあったか、ないか、暴れたかどうか。 肩を抱えて無理矢理立たせ、力の入らない男が自分の重みで崩折れて無為な怪我などしないようにと、一歩一歩を確かめるように戻る。 自分より少しばかりだけ背の低い料理人に肩の高さを合わせて、船の甲板を踏ませた。]
(41) mmsk 2014/12/19(Fri) 00時頃
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[さて、ついぞ酔っ払いの介抱などしたこともない。 どうすればよいのだったか、頭の裏側まで記憶を探ってみたが、吐き戻すだろうということと、後は水分を取らせるくらいしか出てこずに。 水を得ようと厨房に向かったところで、昨夜にその料理人自身が煮込んだスープがまだ少しだけ残っていたのを見つけて、猫の餌になる前に器によけた。 結局その日は料理人は目を覚まさず、冷えたスープと水と、遅ればせのバケツを手に再び医務室を覗いたのは、朝。]
起きたか、――
[体調を問う言葉が続くはずだったが、濡れた床とその側に座り込むニコラス当人を見て先が消えた。 消えているうちに、足元に何かが縋りつく。ニコラスの腕だとわかったのは、更に足元を見やった時だ。]
(42) mmsk 2014/12/19(Fri) 00時頃
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どうやって。
[助けて、と縋られて、是も否も言わずに方法を聞いた。 酒を無心されたら、自分の手の荷物を見る。]
今はない。 ミナカは知らんが、船長なら戻っているから、お前に飲ませていい酒があるか聞いてこよう。
[皮肉のつもりだったが現状への戸惑いが勝って真顔になってしまった。 そのまましゃがみ込んで、まずはカップの水を手渡した*]
(43) mmsk 2014/12/19(Fri) 00時頃
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[膝を、抱えたまま。 嘆きの声を漏らしたあとは、ただ静かに目をつぶって、額を膝につけていた。
泡のように浮かんでは消える、船の思い出。 医務室でされた手当てや、強奪した酒でした酒盛りやら、戦の後の料理を誉められたことやら。 どの思い出も、手放しにいい思い出とは呼べないものばかりで。 おまけに、酒で揺らいでぼやけていたけども。
多大なる罪悪感と一握りの楽しさを噛み締め、飲み下し。 ゆっくりと目を開けて、降ってきた声に顔をあげた>>37]
はあい。
[こちらに向けて言ったのかどうか怪しいような音色と態度。 それでも迷いなく腰をあげて、歩き出した背を追いかける。
それ以外の選択肢なんて知らない。知らなくていい。 生涯で唯一与えられた居場所は彼の後ろだけだから、というだけでなく。
どんなことがあろうとそばにいたい、自由意思]
(44) kaisanbutu 2014/12/19(Fri) 00時半頃
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……あーあ!いいことない人生だったなあ。
[さっぱりした声で、ぼやきながら。 ちょっと早足で離れた背中に追い付くと ヘクターの隣に並んでおいた**]
(45) kaisanbutu 2014/12/19(Fri) 00時半頃
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猫は幸運の生き物だからな。
[悪運が強いという評価に小さく笑って、立ち上がろうとすれば。>>34
ちょろちょろと生存確認をするように動いていたキティが足元に来ていた。じっとこちらを見つめる猫の前で、そのまましゃがむポーズに組み替えて]
キティ。……もう、さよならだなぁ。 船乗り猫は、幸運の猫だ。 あいつらを、守ってやってくれよ。
[灰色の猫に言い聞かせるように。もう撫でてはやれないけれど、代わりに笑顔を向ける。すると猫は、みゃあ、と確かに返事をしたのだ。]
いい子だな。元気でな。
[するりと、立ち上がった。]
(46) mikanseijin 2014/12/19(Fri) 00時半頃
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グレッグー。離れんなよ? 迷子になっても知らねえからな。
[何なら手をつなごうか?と冗談っぽく笑い。 そうして歩き出したヘクターに、すぐに追いついて、>>37]
……なあ、ところで相談なんだけどさ、船長よ。 そろそろ俺、副船長になっていいか?
[ヘクターに問いかけながら、予想通りに騒がしく。 武器は持っていないが、なければ奪えばいい。>>0:166 それが海賊というものだ。**]
(47) mikanseijin 2014/12/19(Fri) 00時半頃
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放蕩者 ホレーショーは、メモを貼った。
mikanseijin 2014/12/19(Fri) 00時半頃
セシルは、ヴェラwwww
nostal-GB 2014/12/19(Fri) 00時半頃
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―if・酒臭の医務室で―
[すがり付かれ、若干の汚物が付着する足。悪寒が背筋を撫で、肌が粟立つ。 >>43肩で息をしていれば、いつも通り淡々とした声が降ってきて。 禁断症状に浮かされたまま、なにを言ってるのか自覚もしてない声を漏らす]
うっ…せぇ、いいから、はや、く…… ……じゃ、ない。ちがう、ごめんなさい…ぅ……ゲホッ、
[しゃがみこむ気配に手を離すと、幻覚の虫が這い回る腕を爪で引っ掻く。 赤い血が落ちて、その痛みで少し思考が浮上した。 どろりと濁った目でコップを見て、ともかく受け取り震える手で一息に飲み干す。 ほんのすこし、正気の光が戻った。 そこで初めて、彼の手に持ったものに気が付いて]
す、みませ…ありがとうございま…… 下っぱに任せてくれればいい、のに……ぐ、ぅ…
[普段の酒酔いからは考えにくい、礼と謝罪と恐縮を口にした後。 改めて、ジェレミーの屈んだ足近くに吐いた*]
(48) kaisanbutu 2014/12/19(Fri) 00時半頃
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[足をぶらぶらさせて、ぼうっと物思いに耽っていたグレッグは。 副船長の声>>34に。ハッと顔を上げて。 この船での戦いが終わったことを知る]
そか。終わったんスか。
[思えば。この船がグレッグの人生の全てだった。 兄貴に拾われてた日から、自分の人生が始まった。 毎度怪我して船員たちにお荷物扱いされるのも。 見返してやろうと必死に兄貴から戦う術を学んだのも。 船医に教えを請うて、毒の手解きを受けたのも。 徐々に船に受け入れられていったあの日々は。 さまざまな感情に彩られていて]
……ま。なんだかんだ充実してたんじゃないスかね。きしし。
[その一言で。自分の人生を締めくくった。 死んだような日々を生きていた奴隷は、生き生きとした表情で笑う。 ちょい、と照れ臭そうに鼻頭を搔いて]
(49) gurik0 2014/12/19(Fri) 08時半頃
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え、ニコ。おまえがそれ言う? 言う?
[生きてればいいことある、が口癖だった昔馴染みの言葉>>45には。 軽く非難の声を上げておいた。 ヘクターの隣に並ぶ彼を見て。ちょっと羨ましくなって。 なんだおまえも結構充実した人生だったんじゃん。ひどく我儘だ。唸っておく。 そんなグレッグの耳に届く。グレッグの人生をこんなに楽しいものにしやがった張本人の声>>47には]
もう頼まれても、兄貴の傍から離れてやんないッスよ!
[満面の笑みで近付いていって。 きしし、とホレーショーの顔を見上げた。 自分の居場所は、兄貴の隣だ。あのときから。これからも。 きっと自分は永遠と見上げ続けるんだと思う。 だって、自分は。兄貴の弟分なのだから**]
(50) gurik0 2014/12/19(Fri) 08時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
gurik0 2014/12/19(Fri) 10時半頃
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[思考する頭なんて、随分前に止まっていた。 もともと向いちゃいないのだ。必要と意思と何かにかられてしていただけで、頭脳労働がそれほど得意なわけじゃない。 ぷつんと糸が切れたように、脳味噌は闇に沈んだ。 それを引き上げたのは、乱暴な手>>32。 意識が戻ったのは引きずりあげられたとき。目が覚めたのは、そのまま放り投げられたとき。 したたかに背中を打ち付けて、はじめから痛かった身体がさらに悲鳴を上げた。]
――……クソにクソ呼ばわりされる筋合いはない。
[力ない悪態ひとつ、身体を起こす。 船が軋み、動いていた。風が吹いたのだと繋がるまで僅かの間。 天井見上げ歩き出すフランク>>33の、数歩後ろを付き従う。 振り向いた先眠る獣たちに、目を眇めた。]
(51) mmsk 2014/12/19(Fri) 14時頃
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部屋、無事か?
[医務室を叩き壊すよう振り回された獣の腕。壁は一部崩れ、振動と衝撃で滅茶苦茶になっていた。 真隣の5号室はかなり損害が激しそうだが、その隣の4号室がフランクのものだったはずだ。 事が起きたのが船首側でなくてよかったと他人事のよう思いながら、階上へ向かう。 所々に新しい血の痕が見え、眉を顰めながら*]
(52) mmsk 2014/12/19(Fri) 14時頃
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ニコラスは、モンドのお腹をそっと押す
kaisanbutu 2014/12/19(Fri) 20時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
nordwolf 2014/12/19(Fri) 21時頃
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――if・酒臭の医務室の話――
[靴が濡れた。酒か胃液か吐瀉物かわからないものがついた足を睨みつつ、水を飲ませる>>48。]
生憎酔い潰れた奴に飲ませる酒に溢れてる船じゃないんでな。
[身体を掻き咳き込む様子はいわゆる二日酔いというそれとは少しばかり違う気がした。 が、ニコラスの目に見えるものは共有できない。這いずり回る虫も食い破る蟻も見えない。 見たこともないようなしおらしさで下っ端に任せておけと言うのに、ふんと鼻を鳴らして。]
あの時間に戻っている奴が私しか居なかった。 それ以上でも以下でもな――おい、吐くな汚らしい。
[バケツを床に叩きつけて、吐くならここへと無言で示す。 縋り付かれていた足ごとニコラスの腹を膝で蹴り上げた。]
(53) mmsk 2014/12/19(Fri) 21時頃
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[最後の狼が斃れると、風が吹いた。
船を留めようと海底から手を伸ばしていた亡霊たちは 諦めた様にその手を離し、塒に戻って行くように。
凪いだ海が動き出す。]
(54) pannda 2014/12/19(Fri) 21時頃
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フランクは、ホレーショーの髪待機をしている。そわそわ。
mo_om 2014/12/19(Fri) 23時頃
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― 動き出した夜の船 ―
[どこかで、オルガンが鳴っているようにきこえたのは幻聴だろう。 自身の調律のために弾いていたカントリーソングは、 実は悲しい物語だ。
ぼんやりそんなことを暗闇の中航海士は思う。 ただ、その瞳は、妖の碧色を消さない。 腰に指した装飾銃の柄の部分の大きな碧石も同じ色のまま、 その腹の中に持ち主へ向ける鈍い鉛玉をもって。]
――……殺さないと、殺される…。
[そう、思っている。 だって、あんなに月の下で、穏やかな時間を過ごしていたギリーも、こちらに向かい吼えた。
その低い咆哮は頭に耳に焼きついて、 雫は一つ落ちただけ。
もう、自身の身は自身で護ると決めて。*]
(55) nostal-GB 2014/12/19(Fri) 23時頃
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>>55 [走り始めた船の舵はもう、赴くまま、とりあえず、針路はまっすぐ東に向いて、朝日を待ち伏せるように。
航海士は、船長の、ギリーの死に、すべてが終わったことを知らない。 まだ、どこかに生き残りがいて、こちらに刃を向けてもおかしくないから。 だから、血を吐きながら、闇の中、ひそやかに隠れ、朝を待つ。
頭の中には咆哮がまだ鳴り響いて…。 それは呪いの女神の見せる、呪いの夢につながっていった。*]
(56) nostal-GB 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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フランクは、隅でぷるぷるしている。
mo_om 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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[この船に乗って、航海がどこまでもできる気がした。 絶望と呼ばれる船長の元、それは沈まない船の象徴にも見えた。 だから、必死で自分の仕事をし、大航路開拓の夢さえ見る。 あらくれの男たちも、酒を傾ければ、こちらに害を及ぼすことはなかった。 料理はスープは少しなつかしい味がしたし、 船大工の腕は優れていて、それは、時に無茶なことをさせても、きっちり、次には元のレディに戻るデゼスポワール。 副船長の経験は航海士として得るものも多く、そして、貴重な船医までいる船。
そう、環境としては最上だった。 いつまでも、それは絶望を背負いながら、青海原を駆けていくのだと思って…。]
(57) nostal-GB 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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―if・胃酸の臭い―
[収縮した胃を蹴りあげられて、息が止まった>>53]
ぐ……ッ、
[咳き込む余裕もなく、涎と混じった胃液を溢しながら床に転がる。 痛みが久しぶりに鋭角さを帯びていて、錯乱と正気の狭間で顔を怯えに歪めた。 無意識、柔らかい急所を庇うように体を少し丸めて。声もろくに出ないまま、恐慌で震える声が何度かごめんなさいを口にした。
自分や相手がなにを言ってるかも半分くらいは理解してない頭で、ぼんやりと、重症だなあと実感する。 この実感も何度目なのか、さて。酔った頭は記憶を留めていない。 虫が目を抉ってくるのが気持ち悪い。かすかすに掠れた悲鳴をあげたら、口の中にまで入ってきた。 もちろん幻覚だ。 わかってる。いや、本当に幻覚か?]
あ、あー……。ダメだ、ダメだ、ダメだ……酒ないと、死ぬ……。死ぬ……ほんとに、しんじゃ……
[ぼやく声は、呑気にさえ聞こえただろうか。 じきに、踞ったまま泣き出した]
(58) kaisanbutu 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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[突如、床から弾かれたように飛び起きて、まるで誰もいないような素振りで無言のまま薬棚を開けようとする。 実際、飛散した瞳孔はなにも映してない空ろだった。 引き出しを引くがこの前消毒薬を飲んだせいか、鍵がかかっていて。 焦燥に駆られ、何度も引いては派手な音をたてる。 壊れそうなほど何度も何度も引いて、鍵を引っ掻き、爪が割れた]
ッ、ああぁああ゛あ゛あ゛ァ……!!くっそ、が
[それでも開かない引き出しを前に、奇声をあげて頭をかきむしり。
無意識、腰に下げていた斧を手に]
(59) kaisanbutu 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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[力の抜けた、ジェレミーの身体は重かった。 鍛え使い込まれた証を両腕に抱え、乱暴に放り投げた矢先――
声が、上がる>>51]
Wooooooof...
生きてたか? 起こしたか? かかかかかかッ。
[堅い口から溢れた悪態に 胸が物理的に痛むのも構わず、声を出して笑った。 結局、寝かしつける心算が叶わずに、共に、船医の城を出る。]
(60) mo_om 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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[だから、こんな騒動は想定外だ。 戦闘員が多く失われ、船長や副船長もいない船。
このままでは、あの時、みた幽霊船のようになってしまうだろう。 永遠に、絶望の中を、ローレライを乗せて彷徨う船に…。]
――……ジェレミーとフランクは、助けないと…。
[生き残りがその彼等だけとも、もちろん、知らず、 物陰に身を潜める。 そういえば、ダガーはさっき置いてきてしまった。
だから、もう、武器は腰にある銃しかない。]
[その銃が、不幸を呼ぶ銃であると、まだ知らずに。*]
(61) nostal-GB 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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如何だろうねえ。
無事じゃなかったら他の部屋でも借りるさ。 ……… 空き部屋だらけだからな。
[空き部屋、と、口にするトーンが、落ちた。
かつて、生きていた船員たちが使っていた部屋。 これから如何扱うべきか、肩を竦めて 廊下に出てから、後ろを振り返る。医務室の壁が目に飛び込んだ。 お隣さんの惨状は、想像に易いッてもんだ。]
名簿も、また、書き換えねえとなあ……
(62) mo_om 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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[廊下に落ちた血痕で 靴先で踏めば伸びる、比較的新しいものを踏み、階段を上がる。
――― 目指す先は、想像の通り、甲板。]
Yo Ho bitch...
んあ、また、ちゅうちゅう隠れちまったか?
[物陰に潜む、セシル>>61の姿は、一見見付からない。 淑女の宝物庫と同じシチュエーションで 辺りを見回す視線が、ふと、空を見上げた。
波が、風が、帆が動いていた。]
何ぉ処に向かうんだか。
[行き先は、港か、地獄か。 死に損ないにとっちゃあどちらも似たようなもので*]
(63) mo_om 2014/12/20(Sat) 00時頃
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― 呪いの魔女の笑み ― >>0:@66>>0:@67>>0:@68>>0:@71>>0:@72 [そも、女神は、ほくそえむ。 この絶望の真の絶望もすぐそこだ。 まだ、故郷に女神の瞳は帰るつもりはなく、 この船の血もすべて、吸い取るつもり。
しかもこの者は故郷の血を持つ。 かつて、生贄となるはずだった身で、おめおめと逃げおおせ、 神官の命を犠牲にし、なおも、こう、生きている。
同時に女神は恐れる。
故郷の血筋のものゆえ、その故郷に戻れば、 女神は封印され、もう、呪いは反転するだろう。]
(64) nostal-GB 2014/12/20(Sat) 00時頃
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[だが、女神には勝機があった。 なぜなら、戦わねばならないこの船にあることで、 女神は、やはり持ち主を殺そうと考えている。
それは、単純に、装飾だけが目的であって、 身から鉛の弾は出たとしても、 それは暴発し、持ち主犠牲にする。
あとは、また拾うものを魅了し、女神はまた微笑むと。**]
(65) nostal-GB 2014/12/20(Sat) 00時頃
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フランクは、なまざかなを抱き締めながら*寝る*
mo_om 2014/12/20(Sat) 00時半頃
セシルは、おどみゃーしーまばらーの、と歌いつつ、寝る準備。
nostal-GB 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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― 碧色の意味知らず ―
[碧色は隠れて様子をみているとき、 蠢くこの世でないものを瞳に映した。 瞬間、目を見開き、微か、悲鳴をあげる。
絶対的な恐怖は、おそらく、自分の未来を予知した感覚に近い。 呪いによって滅びた眷属を見極める者。 その形は失われ、今は夥しい血の中、また呪いの血を耐えず含み、その存在の匂いは、腐臭死臭に重なりまた、重い呪臭となって、ざぁっと航海士の前に襲い来る幻影。
それは幻影でしかないのに、 全身血を浴びたような衝撃を受け、再度怯えた悲鳴をあげた。]
(66) nostal-GB 2014/12/20(Sat) 10時半頃
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――……ッお、俺は、死にたくな……。
[そもそもは、故郷、人狼の為に身を捧げなくてはならなかった身。 それと知り、なおも、命を絶望に浸し、それこそ、彼等の朝食のパンのように食われなくてはならなかった身だ。
なぜ、その哀れなパンのはしきれをそのときの神官が救けたのかはわからない。 ただ、ここにきて、本来ならば、眷属のやはり下僕として存在するべきだった、その為につけられたローレライの名前。 狂った碧色は、その女神は故郷から離れれば、無双に呪いを撒き散らし、耐えず滅びを欲して、なおも、存在を誇示する。]
くそっ!くるな!しね
[幻影は、こちらに降りかかり、航海士は取り乱したが、身体はいうことをきかない。 逃げようとして走り出し、また転び、床に叩きつけられて血を吐いた。 それはもう、見苦しい姿で。]
(67) nostal-GB 2014/12/20(Sat) 10時半頃
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セシルは、吐いた血を手で拭うが、顔は既に血色で赤黒く…。
nostal-GB 2014/12/20(Sat) 10時半頃
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[その姿は、ふわりとしていた髪は汚れと湿気で落ち、顔は自らの吐血した血で染まる、その中狂気に満ちた碧色の眼を爛々と。
だが、既に壊れかけてる身体は、もう、限界を近くもって、 今は立ちあがることもできず、這いつくばったまま、もし駆け寄るものがいても、瞬時にそれが誰であるかみわけることはできないだろう。
女神はその腰で光る。
そう、殺される前に殺せと、 その銃を引き抜けば、その幻影の中で、静かな呪いの死が待っていると。*]
(68) nostal-GB 2014/12/20(Sat) 11時頃
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[ジェレミーは思い出すだろうか。ヘクターが人ならざるものだと言って航海士を指さしたこと。]
[フランクは思い出すだろうか。普段、宝石やましてや銃など欲しがらない航海士が、それをまっさきに欲しがったこと。]
[いずれにしても、この船は、いくつものの隠された理や、眠っていた本心、哀しみに満ちた音節が常に流れていた。 常勝を当たり前とする絶望のジョリーロジャーは、 まさにその名のとおり、望を絶つべく船だったのか。
大部屋に転がる、文字がかけるほどの利発さをもつ船員が、 その獣に食われたとき、 傾きかけていた何かが大きく倒れ、 真実は、むくり起き上がってそれまでの横暴に対する報復のように、偽りの仲間意識は無残に断ち切られ、裏切りという日常を巻き起こした。
それにまた絶望した何かが、目をそむけ、生きるために奮った人としての刃を誰が責められるだろうか。 最後死んだ白狼は、人の理を理由に狼の力を放った。 そこには、裏表、白黒、純粋と邪悪、至恭至順と忘恩負義。 二面性をもつものの苦悩もまた溢れて。*]
(69) nostal-GB 2014/12/20(Sat) 11時頃
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フランクは、たいへんにこにこしている。
mo_om 2014/12/20(Sat) 21時頃
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− 回想 − [チビガキの健康状態は病気で無いと言う意味では、問題無かった。]
髪はしっかり洗えよ。 後、服も、特に下着。他は寝床の布はちゃんと洗って干せ。 虱沸いたら、お前干すからそう思え。
[何故か横を向いていたホレーショーに、首を傾げつつ チビガキを引き渡した後、厨房へと向かう。 アル中はもうそこで働いていただろうか。 中にいる奴の顔も見ずに声を掛けた。]
おい、ホレーショーが拾ってきたチビガキ。 あんまりにも貧相だから、出汁も取れそうにない。 ろくに動けない奴なんている意味は無いから、 太らせといとくれ。
[後は料理人が何か考えるだろうと、彼らに任せて 医務室へと戻る。]
(70) pannda 2014/12/20(Sat) 21時半頃
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筆降ろしの時に、笑われたら可哀想だからな。
[ただ成長期の過ぎたチビガキは育つのだろうか。 それだけが疑問だった*]
(71) pannda 2014/12/20(Sat) 21時半頃
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― 回想 ―
ちょっと船首行ってくるッス。
[船乗りたちにとって、それが“用をたす”ことを示す隠語だ。 その夜、捕虜の見張りを任されていたグレッグは。 一緒に組んでいたルイスにそう声をかけると、船首へ向かった]
……ううっ。さぶ。
[夜の甲板は寒い。漆黒の海はどこまでも広がっていて。 早く用を済ませようと船首へ急ぐと]
おや。モンドの旦那……?
[先客がいたのだった]
(72) gurik0 2014/12/20(Sat) 22時頃
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[こちらも早く済ませたいのだ。 構わずモンドの横に並んで――そして、見た]
……あ。
[モンドをもう一度見て。自分のを見て。 にやあ、と口角を上げる]
いや〜〜〜〜。 こんなにモンドの旦那を身近に感じたことはないッス!
[モンドの背中をバシバシ叩いて。 なんだか友情が芽生えた気がした一夜だった**]
(73) gurik0 2014/12/20(Sat) 22時頃
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フランクは、床に落ちても関係ないねえ。 けぷ。
mo_om 2014/12/20(Sat) 22時頃
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――― 回想 ―――
[その日は、何時も以上に酔っ払っていたのだと思う。
襲って殺して奪い取った金銀の山と 今日は誰が一番殺した、誰が役立たずだったとか そんな話を酒の肴に、第二甲板で騒いでいた。]
かかかかかッ、今日は中々派手にやったねえ。 肝っ玉もでかいか? おおん?
[本日の活躍者の一人であるモンドに声を掛け おおっと手が滑りましたッて態で、服を捲り、ある一点を見た。]
(74) mo_om 2014/12/20(Sat) 22時半頃
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か。
[笑い声が途中で止まった。
酔いが醒めた。
――――… 間を空けて、"か"の続きが。]
ぶッッッッ、ふは、ははは!!!
[ワイン瓶を抱えて、げらげら笑い転げる。
それからと言うもの 酔いを理由に、船員のサイズを占う俺様の姿があったとさ*]
(75) mo_om 2014/12/20(Sat) 22時半頃
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− 回想 − [この船には航海士がいる。 何処の船にもいなくては困るのだが、荒くれ者ばかりの この船でよく乗ろうと思ったな、と思う容貌の若者だった。]
あんたも細いな。ちゃんと飯食ってんのか? この船の運命はある意味、あんたが握ってるんだ宜しく頼む。
[そう言って迎えた航海士の評判は悪くは無かった。 知識も豊富で、波や風を読む目も確かだった。 不吉な名を持つが、逆にそれが絶望の船に相応しいから 乗せたのだろうかと、船長の目利きに苦笑する。]
(76) pannda 2014/12/20(Sat) 22時半頃
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おい、セシル。 それ、なんて曲だ?
[色々問題が多い船員達の中で、セシルは大人しく 怪我も少ない船医から見れば優秀な人材だった。 特に性格も問題ない。 だがどうしても好きになれないものがあった。
娯楽室に放置されて、時々酔っ払った連中がやかましい音を たてるだけだったオルガンだ。 彼がそれを奏でる度に、耳の奥、昏いものが掻き回された。
それが何か判らない。 判らないけれど、息苦しくて、苦しくて。]
(77) pannda 2014/12/20(Sat) 22時半頃
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[その聲の正体が判らない以上、セシルにそれを止めろとは言えず。 苦虫を潰した表情で医務室か、自室に籠るのが常だった。
その女の聲と、曲がいつのものなのか、気付いた時。
ヒトで無かった事を思い出すとはまだ知らない頃の話*]
(78) pannda 2014/12/20(Sat) 22時半頃
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[白狼は、三つ足をまるで我が仔のように胸に抱いて事切れた。 すべてが終わったかのように、風が吹き、海賊船を微かに揺らす。
生存者達が何やら話をしているが、獣にとっては、それは、ただの音でしかない。
後方からの死者達の声に振り返れば、やはり彼らも、然る可き世界へ旅立つのだろうということは分かった。 しかしそれも、獣には関係のないこと。
もう、ここに留まる理由はなにもない。]
「ミャーォ」
[灰色の猫が、何もない空間を見つめ、鳴いた。]
(79) nordwolf 2014/12/20(Sat) 23時頃
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─ 船首楼 ─
[ここから眺める景色は好きだ。 風を失い、暫し停まっていた景色は、今、またゆっくりと流れ始めた。
水平線に、眩い朝の光が見える。]
…………
─────……ォーーーン……
[咆哮が波音に溶ける。 そして獣の姿も、また…………]
(80) nordwolf 2014/12/20(Sat) 23時頃
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―回想:新入りの話―
[酔いの痛みで目を覚まして、酔いの心地よさでまた眼をつぶった。 戦闘でボロ雑巾になった体と洋服を厨房に横たわらせ、ぼやりと床の修理痕を眺める。
かすり傷なのか重体なのか自分には分からない傷をそのままに、ずるずると体を起こして鍋を掴んだ]
ごっはんー……。ん?
[>>70寝るちょっと前に、なにか言われた気もする。 出汁を取れそうにないうんぬんかんぬん。 太らせるうんぬんかんぬん。
家畜?]
(81) kaisanbutu 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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ごはーんがー、できまーしーた!!
[上手に焼けましたー! いつも通りの盛り付けで、がしゃんとテーブルに食事が置かれ。 床に座り込み、へらへらと笑う。 その横に、丸焼きにした人の腕肉が捨てられてきて。
まあ、割といつも通りの食卓だ]
ふあ?
[それがいつも通りじゃなくなったのは、一人の新入りの存在。 相も変わらず騒がしい食卓で、それが自分の名前を呼んだから。
いつも通りの白痴の笑みを浮かべながら顔を向ける。 ぼやける視界、ピントを合わそうと何度か目を擦って。
その小柄な生き物の顔を、やっと網膜が認識した後。 一瞬、体が縛られたように固まった]
(82) kaisanbutu 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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――ぁ、
[もう一度、名前を呼ばれて。 それが確かに人違いではないと分かってしまって、目が泳ぐ。 浅く薄い酔いの膜を貫いて、彼の驚愕が伝わってくる。 堕落した自分を見る目が、まるで皮膚を突き刺し抉るようで。
今すぐ消えてしまいたい 見るな見るな見ないでくれと、何度か心の中で叫ぶ]
(83) kaisanbutu 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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[ひとつ、深呼吸して。 目を逸らして、ヘクターの傍に寄っておいてから]
……人違いじゃないかなぁ。 お前、誰?
[酒をテーブルから取り いつもの白痴の笑みを浮かべた**]
(84) kaisanbutu 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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――第二甲板――
生きてる。生憎死に損ないだからな。 あれで起きなかったら死んでるよ。
[叩きつけられたその衝撃で気を失う可能性も無きにしもあらずだったが、とりあえずはその運命は回避した。 口の中が塩苦い。]
……他の死に損ないは、セシルだけか。
[板の軋みと風の音と、フランクの声>>60>>62しか聞こえない中、静かに問う。 滑る足元が死に損ないの地獄への道標のように思えて苦い息を吐いた。]
(85) mmsk 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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船長室でも副船長室でも、空き部屋だ。 今ならどの権力も持てるぞ。
[笑うつもりが、うまく笑えない。 船員名簿は捨てて作り直したほうがいいだろう。あまりにも横線とバツが多くなりすぎた。 仕事は尽きないな、と視線を下げる。]
(86) mmsk 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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――甲板――
[フランクが呼んだその声>>63で、セシルはそこに居るのだと思い込んでいた。 だから、隠れていると聞くまで視線は落ちたまま。 代わりに居ないと判れば、脇目も振らず船尾へと向かう。 何が出来るわけでもないが、せめて船が流される事を防ごうと。]
――セシル! お前の波読みがなければ、と言ったろう。
[この船の航海士が、あれだけ風を、波を気にかけていた航海士が、この船を捨てるとは考えられなかった。 声を上げれば何処かから顔を出すだろうと、名を呼んだ*]
(87) mmsk 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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――― 甲板 ―――
[動き始めた風が、帆に触れ、揺れる。 見えた景色は、船の時間がまた動き始めたことを 示していたが―――… 動く時間を刻む人間の数は、少ない。
そういえば、と、再度視線を巡らせる。 随分と綺麗に掃除されたもんだ。]
此処だけ、なにもなかったみたいじゃあねえの。
[笑う口唇は、苦い。声も、人知れず苦かった。 ジェレミー>>86の声に促されて、船首楼を見上げ、拝み。]
かかかかかッ、俺様に代わりは勤まんねえさ。 お前は如何よ。 舵取りだけに収まる心算か?
(88) mo_om 2014/12/21(Sun) 00時頃
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[船長と、副船長、そして、料理長。
"長"と名のつく顔が、頭を過ぎって消えた。 そのどれの代わりも勤まりそうにねえ。 下っ端は下っ端らしく、わんわん鳴いているのがお似合いだ。]
うおおおい、死に損ない。
[ジェレミーが呼ぶ声に続き、幾分声を張り上げた。 今、居る場所から、セシルの姿は見えなかった。
見えなかったが、声>>67が聞こえた。]
…………
[誰と戦っているのか、生き残りが他にも居たのか。 ――― 淑女から帰還してからと言うもの 様子は日に日に、取り憑かれたように、病んでいる気がする。]
(89) mo_om 2014/12/21(Sun) 00時頃
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[怨嗟の声は、俺様の耳には届きやしねえ。
船に漂う、霊の声も 俺様の耳には届きやしねえ。 道理は――― 同じだ。]
……… 誰か知らねえけどよ、黙っといてくれよ。 波読みが居ねえと困るのさ。
[掌に包んでいた銃を、空に、天に向ける。 銀貨を詰まらせてから手入れしていない銃だ。 当然、銃弾は出ない。 ただ、それで良かった。]
(90) mo_om 2014/12/21(Sun) 00時頃
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[―――――― 空砲。]
[航海士の名を呼ぶ、ジェレミーに続き 引鉄を引いた女神が、空を目掛けて鳴いた。 銃口の手前で、持ち主の暴挙に、火花が散る。
声を払うには、今ひとつの音だった*]
(91) mo_om 2014/12/21(Sun) 00時頃
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ミナカタは、ぱぱ、おやすみなさいノシ
pannda 2014/12/21(Sun) 00時頃
フランクは、ギリアン腹を出した。
mo_om 2014/12/21(Sun) 00時半頃
ろくでなし リーは、メモを貼った。
okomekome 2014/12/21(Sun) 01時頃
地下鉄道 フランクは、メモを貼った。
mo_om 2014/12/21(Sun) 01時頃
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こっちにくるなッ!このドグザレ野郎!!
[ジェレミーの呼びかけに、 そして、空高く鳴り響いたフランクの銃声に、
そっと女神は微笑んで、航海士の眼に霧を這った。 だが、見えてなくても、既に混乱は極限に近くなっており、 彼等と、その他が区別がつかない。
いや、ついたとしても、 ヘクターに、ギリアンに、そして、船長がこちらに攻撃してきた事実は、 それは、仲間、という認識がこの船ではいかに薄かったものかを示しているから。]
俺は、俺は、………。 こっちに来るな!すっこんでろ!!撃つぞ!
[影からもう、汚れた顔、光るのは爛々とした碧色だけ。 もう恥もプライドもなく、その怒鳴りつけ、腰の銃を引き抜いて、彼等に向ける。]
(92) nostal-GB 2014/12/21(Sun) 01時頃
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撃てるもんなら撃て! クソが!
[此方が見えているようで まるで見えていない様子のセシルの姿が、映った。
空に掲げた銃口を――― 航海士に向ける。 撃つ為ではない。そも、女神は咽喉を詰まらせたままだ。 "撃つならば撃つ"と言う、見せかけのポーズに過ぎねえ。]
ッたく、初心者の癖に振り回してんじゃねえよ。 奪いに行くッてえ、言ったろうが。
[遠い昔のことのように、思い出せる宣告。 ぼやくように呟き、ジェレミーの様子を横目に、確かめた。 ―――― 彼が動けるようであれば、俺様のすべきことは。]
(93) mo_om 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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[俺様、振りかぶって―――――
女神、女神、と崇拝する装飾銃を、投げた。]
Wooooof...
何か知らねえが、目え醒ませ、くそ、くそ。
[口汚く、溢れる口は止め処ない。
投げ出した銃が、力任せの弧を描いた。 セシルの手元を狂わせるだけで良い。 精度は、女神の言うところで、20(0..100)x1%と言ったところだ。]
(94) mo_om 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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――……ッ
[構えた銃口、だが、その人物も構えてくる。 瞬間、ぞわり、背筋が凍って、ぐらり身体がゆれるが、また構えなおし、震えた声で叫ぶ。]
なら、う、撃つからなッ。う、撃たないと……。
[女神がそっと耳元で囁く。 そう、撃たなければ、殺されてしまうわ、と。
死にたくないのなら、撃つべき、などと……。]
――……ッ。うるさっ
[その女神の声に耳を片手で押さえ、また体制を崩す。 だが、また、じり、っと下がり、闇の中に隠れ……。]
来るな!!来るな!!
[逃げ腰の声は、甲板をよろめきながら、駆けて・・・・・・船の淵へ。]
(95) nostal-GB 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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セシルは、フランクの投げた銃が、80(0..100)x1 (素数で当たる。)
nostal-GB 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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[大した精度もなかった。投擲能力は、女神の範疇外らしい。 セシルに届く前に、床を滑り転がりそうでは、ある。
女神さまよお………
口角が引き攣るのを止められない。 セシルが甲板の端によろめき駆け寄るのを見て 俺様の目は、半歩後ろに居た、ジェレミーを見た。]
守るッて言っただろ、お前さ。
[後は任せてやれ、と、女神が言うのだ。 小声に重ねて顎をしゃくり、その先を、任せた。 両手はホールド・アップの姿勢だ。全く、格好付きやしねえ**]
(96) mo_om 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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見てくれだけになるが、せめて汚したままにしておくものかと思ってな。
[好き好んでこんな時に掃除だの片付けだのしたがるのが誰だか、察しのよい審美眼を持つ男ならわかっているだろう。 船尾の梯子を上りながら、答えた。]
私は船長を敬愛していたが、船長になりたかったわけではない。 誰かの下につくのが似合いの男だ。 お前こそ、舵も取らない波も読まないで、ただの平でいられると思うなよ。
[この船に乗ることが叶う、それが唯一の望み。 誰にも語っていないので誰も知らぬ事だが、そもそもこの船には権力を求めるのに飽き飽きして乗ったのだ。 そんな己が今更何を言う。]
(97) mmsk 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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――……死なないと、何度言っても覚えぬらしいな。
[怯えたような声がした>>67。確かに、いま敵船に出会いでもすれば危ないところだが、それを今、この場で、この船の中で怯えても仕方あるまい。 口を回す類のことはフランクのほうが随分得手だ。見えもしない何かに語りかけ、空砲が空に火花だけを散らせる。 となれば、だ。]
(98) mmsk 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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誰を見てドグサレだと?
[転がり出たセシル自身に向かうのは己の役目だろう。 サーベルも持たぬ丸腰で、船尾楼を跳び降り銃口の前に立つ。 爛々と碧い目をしている。ヘクターの言葉が、頭に過ぎった。 "牙を剥くようなことがあったら、責任をもって始末しやがれ。"]
航海士には、まだ死なれては困る。 まだ牙は隠しておけ。
[装飾銃それそのものが、甲板を飛ぶ。 それがセシルの気を引くか何らかの狂いを与えるなら、己はそのままセシルとの距離を詰め、銃を持つ手を掴むつもりで手を伸ばす。]
(99) mmsk 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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[背を向けて、逃げ出したとき、背後で、その人物が銃を投げたこと、気がつかない。 ただ、落ちた音には驚いて、振り向いた顔は、やはり黒く影を落とし、眼は碧色に煌々と輝いている。 それは、手元にある銃の柄にある、大きな宝石と同じ色で、 輝くとき、それが共鳴していること彼等は気づいただろうか。
ともかく、及び腰で、幾度かつまづきながら、 船のへり、暗い海のを背後にして、また、銃を構えようと。]
(100) nostal-GB 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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あ――――――…
[溜め息のような、声が出た。 ジェレミー>>97が言う、平でなければ、何だと言うのだ。 舵取りも波読みも出来ない俺様が出来ることなど、
たかが。]
………
[は、と、そこで、俺様なりにひとつ思い浮かんだ。 この場を動かす理由。]
(101) mo_om 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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セシルは、ジェレミーの姿には、また驚いて、手を振り回した。
nostal-GB 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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使えん女神だ。
[銃はセシルに当たることもなく、甲板を滑る。 船の縁、壊れかけの柵の近く後退ったセシルへ、一歩、近寄る。]
丸腰を撃つほど腰抜けか? 私は何度お前を護ると言ったら信じてもらえるのか。 確かに私は裏切り者かもしれないが、これほど信用のない男だとは思っていたなかったよ。
[フランクの両手はホールドアップ。反対に、己の両腕はあくまで下げたまま。]
(102) mmsk 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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そしたら、あれよ、なんとか長宣言。
航海士を殺すな、生かせよ。 活かせよ。 オーケイ?
[ホールド・アップを降ろす。 ジェレミーが既に、足を動かしていたから これ以上セシルを刺激しないように、俺様の足は、現地点。]
(103) mo_om 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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>>99 [それがジェレミーだとはわからない。 もちろん、フランクのことも。
だが、告げられた言葉ははっきりきこえた。 もう何度もきいた言葉だ。
航海士、だから、 航海士、だから、
じゃ、そうじゃなければ、簡単に殺すのだ。 船長からも何度も、何度も。]
――・・・・・・っ
[この船にきて、幾度も感じた疎外感。 でも、それを、上手に利用するべきだと思っていた。
こちらも道具にしてやればいい。 そんなふうに思っていたのに・・・・・・。]
(104) nostal-GB 2014/12/21(Sun) 02時頃
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[振り回された腕を見て、それを機とばかり真っ直ぐ手を伸ばした。 暗闇の中、無闇矢鱈の腕を掴むことなど、容易い。 ぱし、と手首を掴めば、腕の動きは止められるだろうか。 そうでなくても、フランクに銃を奪えとくらいは言ったかもしれない。]
セシル。 誰がお前を狙う。誰がお前を殺す。言ってみろ。
私がそいつを完膚なきまでに殺す。 そういうふうに私を使え。
私がお前の武器になる。
[それならば、もう銃などいらないはずだ。 あの時も説いた、その手を汚すなという言葉を、言い換える。]
(105) mmsk 2014/12/21(Sun) 02時頃
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>>102
うるせぇ、丸腰でもなんでも関係ない。 お前が強いから、俺を舐めてるんだろぅ?
航海士がいなくなったら、船が迷い狂う。 だから、俺が撃たないと思って、そんなことを言うんだろぅ?
ローレライが、船をまともに、港につけると思うか? 馬鹿じゃねぇの?
[そう告げる声はあきらかに、震えて、 壊れていることなど知らぬ柵、後ずさり、体重をかけた。]
(106) nostal-GB 2014/12/21(Sun) 02時頃
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セシルは、腕を止められれば、悲鳴をあげて、振り回し、離そうとする。
nostal-GB 2014/12/21(Sun) 02時頃
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>>105
[止められた手、その指のトリガーを引き絞ろうと、して、 ゆらり、柵が軋んだ。]
誰でもが、殺せる。 ヘクターも、ギリアンも、
みんな、みんな、殺し合ったっ! たくさん、死んだっ
[眼を見開いて、目の前の人物に怒鳴りつけた。]
(107) nostal-GB 2014/12/21(Sun) 02時頃
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ッッせ、女神は俺様に動くなッて言ってんだよ。
[俺様の投擲能力の無さは、棚に上げた。
船内と違って、掃除の行き届いた甲板。 転がった装飾銃から目を離して 航海士の極傍に寄る、ジェレミーを確かめてから、足が動いた。]
迷おうが狂おうが、俺様には関係ないねえ。 沈まなければそれで良いんだっての……
[この船に於いて、役職は、此処に居る意味だ。 後退るセシルの傍に寄り 振り回す腕から、碧が美しい女神を、銃を奪おうと試みた。 ジェレミーが腕を捕まえた、その瞬間を頼りに。]
(108) mo_om 2014/12/21(Sun) 02時頃
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そうだな。確かに私はお前より強い。お前は私より弱い。 殺そうとすれば殺せるだろう。 だが、それは力がお前の領分でないだけの話。 力でない部分で、お前が、セシルが、必要なんだ。 私は、馬鹿だからな。
……こういう説得めいたことは苦手なんだ。どうすればお前は、その恐れを捨ててくれ、
[ばきり、と嫌な音がした。 掴んでいた手、離すまいと力を入れていた先が、がくんと重くなる。]
(109) mmsk 2014/12/21(Sun) 02時頃
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セシルは、力で、敵うわけもなく、銃は、結果、弾き飛ばされ・・・。
nostal-GB 2014/12/21(Sun) 02時頃
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ああ、死んだな。 だからこそ、私たちはその分生きなければならない。
癇癪や気まぐれで捨てられるような軽い命ではなくなったんだ、私たちの心臓は。 だから、お前も、私も、フランクのも。簡単に死なせやしない。
[セシルの腕を強く掴んだまま、怒鳴りつけられても碧い目を見据える。 壊れた柵から引き離そうと、もう片腕を伸ばしセシルの上身を支える。]
(110) mmsk 2014/12/21(Sun) 02時頃
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>>109
殺せるなら、殺す…よね。 ――……船長のように。
[船長が向けた殺意もくっきり覚えている。 その素顔など、知るよしもない。]
――……くっ
[そして、>>108銃が弾き飛ばされた瞬間、 その瞳の色から妖がやや薄まった。
だが、同時に、ぐらり、背中を支えていた柵が崩れ、
その身体は、支えを失い、ぐらり後方へ傾いだ。]
(111) nostal-GB 2014/12/21(Sun) 02時頃
|
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俺達は海賊だからなあ。
人間だの、人狼だの、関係ねえよ。 殺せる奴は殺す。 奪える奴は、奪っちまうさ。
[大声をあげる、セシルの姿に 死んでいった仲間の顔が、頭を過ぎる。 ―――― まだ、死に顔拝んじゃいねえ奴も居る。]
殺される前に殺す。 守る為に殺す、あとは、そうだな、腹が減ったから、か?
理由がねえもんなんざ、無かっただろうなあ。
[多分な、と、最後には、曖昧に肩を竦めた。 死人に語る口がなければ、俺様に、その心の機微を知る日は この先も―――― 来ないだろう、と。]
(112) mo_om 2014/12/21(Sun) 02時頃
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おーおーおー、俺様は 言われなくても死ぬまで生きるさ。
[ジェレミーの腕から、重い、嫌なおと>>110がした。 動揺は、肩の震えだけに留めて
畜生、船医が居ないッてのに!
悪態も吐けや、しなかった。]
……… ようこそ、ビッチの女神さんよ。
[その代わりに、開いた口が、出迎えた銃に語り掛ける。 嵌った宝石の碧は、妖しい輝きを放っていた。 同時に、ぐらりと揺れる身体>>111に、舌を鳴らす。]
落とすかッての。
[セシルを支える、ジェレミーの腕を掴み、引き寄せる。]
(113) mo_om 2014/12/21(Sun) 02時半頃
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[銃の女神は、その手から離れたが、 それは呪い手が変わるのみだとほくそえむ。
そう、その美しい碧色は、 ひどく人の心を惹きつけるものだから。]
(114) nostal-GB 2014/12/21(Sun) 02時半頃
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[甲板に、二人揃って倒れることも厭わない、荒々しさだった。
丁重に扱うことなど、この船では必要の無い優しさで。 俺様の指は何処までも海賊寄りだ。 ―――― いや、必死だったのだろう、と、思う。]
……… 世話ぁ焼かせんな。 クソが。
[何度目か、数えることも面倒になる、二文字。 全体重を持って、二人を引き寄せながら 視線が――― 一瞬、崩れた、甲板の柵を見た。
船大工に頼むか、と、自分が殺した癖に 当然のように考えてしまって、眉を顰めた。]
(115) mo_om 2014/12/21(Sun) 02時半頃
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[俺様の指先は
碧と金銀装飾の美しい銃を握り締めたまま、離れない。 二丁目の物騒な女神に、惹かれた心を、指に示して。
――― 後ほど、もう一方の女神も拾うわけだが 俺様のおやさしい粗雑な扱いに続く、この浮気にも 心広く許してくれれば良いんだがねえ**]
(116) mo_om 2014/12/21(Sun) 02時半頃
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フランクは、ギリアン[[who]]の傍で、丸くなる。
mo_om 2014/12/21(Sun) 02時半頃
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[銃が離れたと同時に薄まった妖の色は、その後、瞼が落ちるのと同時にその瞳から消え失せる。
瞬間支えられたこともまた、ジェレミーとフランクによって引き戻されたことも知らず。 その映像は、くらり、暗い海に落ちた認識で止まっていた。
あの暗い海にきっと、落ちて、自分は死んだのだと、そう思い込んで、意識は閉じられる。**]
(117) nostal-GB 2014/12/21(Sun) 02時半頃
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クソにクソ呼ばわりされる筋合いはないとさっきも言ったはずだ。
[自分の身体ごと引き寄せられ、それで随分セシルを救うのは楽になった。 一息に航海士を引き上げる。半ば抱くような形になっても、気に止めるものか。 甲板に倒れ込む。打ち身だらけの身体には些か辛い仕打ちだが、生き残りの仲間が失われる事より何倍も軽い傷だ。]
……――そうだな、眠っておけ。 悪い夢でも見たと、起きてくればいい。
[気を失ったらしく瞳の閉じられたセシルの身体を、己に凭れさせるよう抱きとめ。 さて医務室と彼の部屋と、どちらに運ぼうか。 他の男たちより幾らか軽い、細い航海士の身体を、そっと抱き上げる*]
(118) mmsk 2014/12/21(Sun) 03時頃
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セシルは、とかいいつつ、外します。**
nostal-GB 2014/12/21(Sun) 19時半頃
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――― いつかの海 ―――
[かつて、大海に住まう海賊どもが恐れた船。 道化の化粧をほどこした船長が率いる、大粒揃いの海賊どもの船。
"デスポワール号"
降り注ぐ絶望は、外のみならず 船員にも絶望をもたらした。 その船を、船員の血と肉と、人狼と血と肉に染めて。
――――― 海を泳ぐ。]
(119) mo_om 2014/12/21(Sun) 21時半頃
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Yo ho Yo ho...
[甲板の端っこで、得意のジャグリングだ。 右手に金銀の装飾銃。 左手に碧の宝石が目立つ装飾銃。
歌の終わりに、右手に納まった銃に口付けるのが決まりだ。 現在の勝敗はと言えば、百戦百勝女神である。]
a pirate's life for me.
(120) mo_om 2014/12/21(Sun) 21時半頃
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We pillage... ッ、うッッおあ!?
[船体が揺れた所為でもなく、手が滑った。
宙を泳ぐ装飾銃を追って指が藻掻き その甲斐虚しく、真っ逆さまに、海に落ちる。 ぽちゃん ――――…その音が余りにも、事実淡々として。]
ッか ………
航海士さまに怒られちまうねえ。
[手元に残ったのは、宝石のない、銃。 甲板で崩れ落ち、あまりの"やっちまった感"に、蹲った。 狂気に落ちた女神が、落ちる、暗い海>>117に、落ちる。
語り継がれねえ、後の祭りのはなしだ**]
(121) mo_om 2014/12/21(Sun) 21時半頃
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―ネコのきもち―
[ボクの名前はキティ。 海の上でゆらゆら揺れる船(いえ)に住む船乗り猫。 灰色の毛と金色の眼。家族はたくさん、いる。
ボクを拾ってきたのは、"ホレーショーのアニキ"。 猫のこと好きそうだったから、付いていった。 そしたら、拾ってくれた。>>0:262>>0:263 ボクの目に狂いはなかった。計画どおり。>>0:264]
[ボクの家族は、他の船とよく、なわばり争いをする。>>0:12 ボクは家族と比べて体が小さいから、終わるまで隠れてる。
なわばり争いはいつも大ゲンカになるみたい。 終わったら、家族が死んじゃうこともある。 陸についても家族は増えたり減ったりするけど、 お別れは、いつもさみしい。]
(122) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時頃
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[グレッグは、ボクの"オトウト"。 アニキがやっぱり、拾ってきたんだって。 だからオトウト。ボクの方が兄ちゃん。 だってグレッグはボクに頼ってくるから。>>1:137 兄ちゃんだから、オトウトの悩みを聞いてる。
そんなに心配しなくても、アニキはグレッグが好きだよ。
ボクの次にね。]
(123) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時頃
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[ある日、船の中で起きたケンカ。 ボクにはなんでケンカが起きたのかわからない。 なわばり争いで、他の群れが襲ってきたのかな。 わからないけど、こんな風に船の中でまで大きなケンカが起きたのは初めてで、ボクは怖がっていた。
グレッグは、その中で死んじゃった。 ボクの金色の眼は、死んだ生き物がたまに見える。 ボクにはグレッグが見えていた。 それでも、体に戻ってこないかな、戻って起きないかな、と思って顔を舐めたり前足で押したりしたけど、ダメだった。>>3:19>>3:142
死んじゃった、ボクの、オトウト。]
(124) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時頃
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[だけど、お別れは終わらなくて。
オトウトだけじゃなくて、アニキも死んじゃった。 アニキの兄ちゃんのヘクターが、グレッグの部屋に死んだアニキを運んできた。>>4:86
アニキは強かったのにな。 きっと、ケンカ相手がすごく強かったんだ。 怖がってないで助けに行ったら良かった。 半分透明のアニキはボクに謝った。>>4:+64
……いいよ。謝ったから許してあげる。 でもボクの好きな所はココだから、ココに居るよ。]
(125) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時頃
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[半分透明のアニキたちがグレッグの部屋から出ていった後、ボクは冷たい体のアニキとグレッグの間で寝ていた。
目が覚めたのは、近くで大きな音がしたから。>>6:77
こわい。 こわい。
だけど、他の家族が危なくないか、ボクは心配になった。 アニキはボクが目を離した隙に死んじゃったから。 だからボクは、様子を見る為にそっと部屋を出た。]
(126) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時頃
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[ボクが見つけたのは、大きな大きな、白いオオカミ。>>1 オオカミからはボスの臭いがしたから、すぐにボスだってわかった。オオカミを抱きしめていたのは、体が大きいのにネズミも自分で獲れない、ちょっと頼りない家族。ギリー。>>-224
ボスも、動かなかくなっていた。 ボス、怖いものだらけって言ってたね。>>36 ケンカ、怖かった? ボクには、眠るボスの顔は、怖がっているようには見えなかった。
ギリー、ボスと一緒に居てあげたんだね。 だからボスも怖くなくなったのかな。
ネズミも獲れないのによく頑張った、ってボクはギリーの顔を舐めて褒めた。]
(127) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時頃
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[セシルもジェレミーもフランクも、倒れて寝ちゃった。 ボクは三人が生きてるか、確かめに行く。 フランクにぺったりくっついたら、息をしていた。>>1 よかった。ちゃんと生きている。
ぺたぺた触っていたら、アニキ達がいるのが見えた。>>46 アニキはボクにさよならを言った。 アニキも、オトウトも、ヘクターも、ニコラスも、 もう、お別れ、なんだね。………
ネズミと仲良し、けらけらニコラス。>>-163 ボクらはよく勝負をした。 もしもまた会えたら、その時はボクが勝つよ。 だから元気でいるんだよ。]
(128) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時頃
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[アニキたちの姿が見えなくなった後、ボクは船の中をうろうろ回った。]
ミャーォ
[ヴェラも見えなくなっていく。>>79 ボクはヴェラにさよならの挨拶をした。 背中にこっそり忍びよるの、好きだったな。 一匹で駆けていくヴェラは、強いって思う。]
[魚を小さくするのが上手な、魚の臭いのするキイチ。>>1:173 お酒がなくて悲しんでた、ちょっと可哀想モンド。>>2:2 ボク用のドアを作ってくれた、直し屋さんのリー。>>30 ボクを水に落として苛めたミナカもいない。>>5:+15
他にも、ボクを可愛がってくれた家族も、いじめてた家族も、 みんな、死んじゃっていた。]
(129) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時半頃
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ミャア。
[ボクは、みんながご飯を食べていた所で鳴いた。 生きていたのは、三人と、ちょろちょろしてたネズミだけ。 賑やかだった船の中は、とっても、静かだった。]
[ジェレミー、寂しい?]
[セシル、寂しい?]
[フランク、寂しい?]
[ボクは、とても寂しい。]
[だけど、ボクは大丈夫。 ボクとアニキのお約束。>>46 ボクは、まかせて、って返事をした。 アニキは、笑っていたんだ。 だから、すごく寂しいけど、ボクは大丈夫。 アニキと約束したからね。この船と、三人、守るの。]
(130) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時半頃
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[バイバイ、アニキ。
バイバイ、グレッグ。
バイバイ、ボクの家族。]
(131) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時半頃
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[ボクの名前はキティ。
海の上でゆらゆら揺れる船(いえ)に住む船乗り猫。 灰色の毛と金色の眼。家族はたくさん、いた。
船乗り猫は、幸運の猫。 だからボクはずっと、この船にいるよ。
ずっと。これからも。**]
(132) mikanseijin 2014/12/21(Sun) 22時半頃
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フランクは、キティの横でおれさま丸くなる**
mo_om 2014/12/21(Sun) 22時半頃
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― 回想:いつもの夜 ―
じゃーんっ。今日もルイスの野郎からくすねてやったッスよ。
[大体ルイスのやつはちょいと煽ればすぐに酒を賭けてくるのだ。 琥珀色の液体の入った小瓶を片手に。 ホレーショーの部屋を訪ねる。 こうやって“戦利品”を手に入れた日は、2人だけの飲み会をするのが慣例となっていた]
うぃーーひっく。 こぉら。キティは駄目ッス。
[杯に近寄ってくる灰色猫を、しっしと追い払う。 段々と酔いが回ってきて、呂律が回らなくなってきた。 これじゃあニコラスも笑えないな、と独りごちて。 やはり兄貴も酔いが回っているのを確認してから]
……ねえ。兄貴。
[少し真面目なテンションで。切り出した]
(133) gurik0 2014/12/21(Sun) 23時頃
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……“ぼく”が使えなかったら。 いつでも切り捨てちゃっていいんだからね。
[自分の尻拭いは。 すべてホレーショーがしているのは知っていた。 ミナカから医療費も請求されているのも気付いている。だから]
早く。兄貴に迷惑がかからないように。 “ぼく”。立派な海賊になるから。
[す、と元の表情に戻って]
……て。兄貴、寝てるッスね。
[ごろん、と寝っ転がる。 んーっと伸びをして]
あーーー! 早く俺、一人前になりてーッス!!
[きしし、と笑った**]
(134) gurik0 2014/12/21(Sun) 23時頃
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―回想:いつもの夜―
おお、よくやったグレッグ!
ルイスもちったぁ懲りりゃいいのになぁ。 まあ、そのおかげでこっちは助かってるけどさ。
[本日も戦利品をぶんどってきた弟分に、呆れと喜びの混じった笑みを向けた。>>133 こうして酒盛りをするのも何度目だろうか。 何だかんだで、結構使える奴だ、と思っている。
実を言えば、ホレーショーはそんなに酒に強くない。 酒盛りは好きなのだが、よく眠くなっている。 ただし海賊比。]
………ふぁ。
[あくびを噛み殺しながら、半分眠りかけていた。]
(135) mikanseijin 2014/12/22(Mon) 00時頃
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[眠りかけてはいたけれど、寝ていたわけじゃなかった。>>134 秘めた内心を聞かされて、どう反応していいか迷ったので、眠ったふりをするしかなかっただけだ。]
(こうして、酒を取ってきたり。 役に立とうと、口だけじゃなく努力して動きまわったり。 いい拾いもんした、と思ってるんだがなあ…)
[けれど、それを言うと足元を掬うかもしれないので、伝えるのはやめておこう。いつの間にか、随分と大事な宝物になった"戦利品"……否、弟分。切り捨てなど、出来るわけがない。]
(本当な。強く逞しく…楽しく生きろよ?)
[海賊業は己で選んだ道。そして楽しくやっている。 グレッグも、「兄貴」の為ではなく、グレッグ自身が選びたい道を選べればいい。今は一つの道しか見えていないだろうが、他にも道は、数多くあるのだから。選んだ道が海賊であってもそうでなくても、兄貴として祝福してやろう。
…出来れば、一緒に海賊やれたら楽しいだろうとは思うが。]
(136) mikanseijin 2014/12/22(Mon) 00時頃
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(早く、大きくなりなぁ)
[子供扱いされると怒るが、やはり、子供のようで。 ついつい、心の中では子供扱いしてしまう。 せめて頭は今後も撫でないようにするか、なんて考えながら。
存分に暴れまわる、成長したグレッグの姿を想像し――
――やがて、本当に眠ってしまった。**]
(137) mikanseijin 2014/12/22(Mon) 00時頃
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― 死後・デゼスポワール号 ―
[実体が無いとは便利なものだ。
「上へ」と念じればふわりと浮上し、 中へと念じれば船底から中へと通り抜けることができた。
船底の床に立ち、ぐるりと見渡す。 生前見えなかった物までよく見える。
自分以外は皆、 このような世界で生きてきたのだろうか。]
(138) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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[―――風が吹き始めた。 海にも、船の上にも波が立ち 空へと飛べなかった魚は 仲間を探して、今日も独り釣り糸を垂れている。
呪いの果てがもう来ないことを理解しつつも それでもいつか。 終わりが来ることを望んで、海を、空を、見上げるのだ]
よぉ、キティ 魚いるか?
ちょっとばかし、待ってろよ
[船首で日向ぼっこする猫とは、時たま視線がかち合う。 魚が釣れる不思議については考えていない。 人狼だって、呪いだって存在するのだ。 幽霊が魚釣りくらいしたっていいだろう]
(139) 茄子 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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―――………。
[嗅覚などないのに、 壁に、床に、天井に散る赤黒い染みを見て
思わず鼻を覆い、眉間に皺を寄せた。
これまでに何度も目にしてきたはずであるのに、 より凄惨さを訴えてくる色、色、色……。
ぐらりと傾きそうになる感覚を覚えたが、 意識を上へ――
天井を、床を抜けて第一甲板へと。]
(140) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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[ぽちゃん、と小さな音がした。 同時に跳ね上がった魚は、次の瞬間甲板の隅でぴちぴちと暴れる。 キティが身構えて、小さな牙を剥く。
平和な日常。 暖かな陽光。 それでも、この船は呪われている。 それは今も、そしてきっと最後まで、変わりやしない。
それでも、彼らなら―――]
(141) 茄子 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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この死に損ない共が
[幸運の女神に見守られた彼らならば。 もしかしたら、いつかは安らかな最期を迎えるのかもしれない。 幾つもの屍を超えて、涙も悲鳴も踏みつけにして]
―――…幸せに、なれよ
[振り返るな。進め。 そして最期は―――笑って死ねばいい。 それこそが、海賊として最高の姿だろう**]
(142) 茄子 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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[そこも、船底とさして変わらなかった。
戦いの痕。傷付いた船。 床へ染み込み、一体となる血液。
ロープが支柱を叩く音がして、 風が吹いているのに気が付いた。
男の身体は風に煽られることも叶わなかったが。
男は歩いて第二甲板へと下る。 生前の癖で、つい躊躇うように足を止めてしまった。]
長年の癖ってぇのは、抜けないもんでね……。
[言い訳を独り。]
(143) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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[テーブルや椅子、皿などが目に入る。
思い入れなど何もない。
その筈なのに、騒がしい食事の時間や、 ニコラスのスープの味、キーチの魚料理、 航海士のオルガンの音などを思い出した。
誰かと肩を並べて食事をするなど、 この船に乗るまではなかったことであったから、
――ただ、それだけの話。
ゆっくりとテーブルの周りを一週。 それから厨房へと――。]
(144) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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よぉ、リーよ。 船がボロボロだぁ。 ――寝てんじゃっ、ねぇ…… よぉッ!!
[横たわるリー目掛けて足を蹴り出して、]
あぁ……これじゃあ仕返しも出来やしねぇ。
[リーの身体をすり抜けた足が音もなく空を切った。
同室でありながら、 最期までリーと打ち解けることはなかった。
顔を合わせれば言い合って、 さっさと死ねとばかりの言葉を浴びて。]
(145) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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[それなのにリーがギリーの腕を切り落とした時、 サーベルを抜かなかったのは何故だろうか。
自身のことであるのに、腑に落ちない。
目がきちんと見えていたなら、 リーとの関係も変わっていただろうかと思う反面、 これでよかったのだとも思う。
目が見えていたなら、 きっとこの船に乗り込むこともなかったのだろうから。]
(146) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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[リーの身体には銃弾の痕――。
思い浮かべた人物の死体は、 まだ目にしていない。
その者が何故リーを殺したのか、 「人狼の生き残りがいる」と 知らされていなかった男は考える。
リーが喧嘩を吹っ掛けたのか、 船を傷付けてリーの怒りを買って争いになったのか。
或いは、疑心に捕り憑かれたか――。
男は首を捻りながら、階段を降りて第三甲板へと降りた。]
(147) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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キーチ………お前さんも、死んじまったのかい。
[迷っているように見えた、船首楼でのあの背中。
道化との一騎打ちの際、 聞こえた声でその存在は認識していた。
男の命を捨てに行くような行動を、 キーチはどう見ていたのだろうか。
男は死にたかった訳ではないが、 生きる理由がそこにしかなかった、それだけだった。]
(148) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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[ただ受け入れるでなく、抗った形跡の見える刀、 それを握り締めたまま手>>5:138。]
なぁ、キーチ。 死んじまったお前さんを前に こんなことぁ思うなんてよぉ。
[「死ねないと闘ったのではないか」と。 「なのになんで死んじまったんだ」とも。]
(149) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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[キーチの死体から視線を上げ、 道の先には自身の身体と思しき物が投げ出されていた。
躊躇いながらも歩み寄り、 襤褸切れのようなそれを見下ろす。]
――相変わらず趣味が悪いねぇ……。
[右目に嵌め込まれたエメラルド>>6:19は、 先程見てきた海の色を思わせたが、
ここで素直な礼を述べるのも少々悔しい。
口を突いて出た悪言は紛れもなく、 ただの口約束を実行に移した男への謝辞であったのだが。]
(150) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 00時半頃
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[ミャァという声に招かれて、意識を襤褸切れから移す。
医務室であった筈の場所は、大きな獣の爪痕を遺していた。
馴染みの白であっただろうシーツは血が滲み>>32、 その裾からは白い獣の尾が覗いていた。]
まぁだ生き残りがいたんだねぇ……。
[先程から歩き回っていた船は既に静寂で、 それは終わりを男へと知らしめた。
その獣の正体が誰であったかなど、男には関係のないこと。
だからただただ、 シーツの下、子を抱くその獣へと問う。]
(151) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 01時頃
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お前さんの目に、この世界はどう映っていたんだろうねぇ……。
.
(152) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 01時頃
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[静まり返った船内、 上から聞こえてくる言い合いの声に生者を知り、]
よぉよぉ、死に損ない共。 航海士殿がいなくちゃあ全員死んじまうねぇ。
[けれどそちらへ向かうことはやめて、 下へと念じて海へと沈んだ。
漏れ聞こえてくるフランクとジェレミーの声は、 航海士を生かす説得の言葉だった。]
(153) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 01時頃
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[風は吹き、船は動き出した。]
付き合ってられないねぇ……、俺ぁ忙しいんだ。
[狭かった白黒の時間を取り戻すかのように、 男は広大な海を漂うと決めたのだから。**]
(154) ぶんちゃん 2014/12/22(Mon) 01時頃
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[絶望の中にいた船大工には望みも希望も目的もなかった。 日々の戦闘を楽しみとし、船の修理を仕事としていた。
同室である男ですら馴れ合わず>>145、 見えていないその目ならつぶしても良いと思っていた。
ほぼ同時に死んだそいつと会うことがあれば。
おそらく何も変わらなかっただろう。 言葉を交わすこともなく、消えただろう。
未練も後悔もないままに。**]
(155) okomekome 2014/12/22(Mon) 01時頃
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ろくでなし リーは、メモを貼った。
okomekome 2014/12/22(Mon) 01時頃
ホレーショーは、ざーーーーーーっく!!!!
mikanseijin 2014/12/22(Mon) 01時頃
ジェレミーは、ザック!!!
mmsk 2014/12/22(Mon) 01時頃
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