233 逢魔時の喫茶店
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人
狼
墓
少
霊
全
リツに9人が投票した。
ゴドウィンに1人が投票した。
リツは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
エフが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ホレーショー、ケイイチ、ブローリン、テッド、トレイル、ヴェスパタイン、ゴロウ、ゴドウィンの8名。
若者 テッドは、メモを貼った。
2015/08/07(Fri) 02時半頃
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ー喫茶店でー
甚平だね。 そろそろ、着替えようか。
[>>2:316上手く自分にパスを呉れたおかげで 横からそっと助け舟出せた。 待たせた事への詫びも挟んで そのまま2人で向かうは、バックヤードへ]
失礼。
[自分より小さな彼の身に柘榴色を羽織らす そして左の内側にある紐と右の袷の紐を結び 同じように、左の袷の紐と右の外側の紐を結ぶ
難しい作業は、何ひとつない。その間]
(0) 2015/08/07(Fri) 02時半頃
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燕柄は――― 「幸せを運ぶ」ものの象徴として 日本で、親しまれている。 つまり、な
[着替えの手伝いが終われば、向き合う様に立ち上がり]
誠に余計なお世話だろうが 私はいつも、お前の倖せを願っている。
[告げるは唯の真実である。 なにより唯の自己満足に近い 其れ。
くしゃり、と若髪を撫でれば、「似合っている」と感想ひとつ >>2:317その後ブローリンの元へ向かう様子には、手を振ろう**]
(1) 2015/08/07(Fri) 02時半頃
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−回想−
……? なんであんたが礼を
[言うのか。 土産の代わり、酒を酌み交わす誘いについて。 礼を述べるのはトレイルの方。
戸惑いの他に揺らめきを見せながら、 真摯に向けられる視線に囚われたように。 男の双眸をじっと見つめて。
場所についてはそれで問題ないと了承した。 元々此処か、ファミリアか トレイルの自宅だろうと予想はしていたから。]
(2) 2015/08/07(Fri) 10時半頃
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[その後続いた、あまりに予想外な質問に。 一瞬きょとんと丸くなった瞳が、 意図を察してみるみる大きく開く。]
−−それ、……意味、 分かって言ってんの……?
[グラスの中で氷が融ける音に弾かれたように。 信じがたい気持ちが、そのまま言葉となる。
此処では昼は酒を出さないから、夜に。 そんな単純な提案の可能性も、 この男ならあり得る気がして。
もし、トレイルの懸念がただの杞憂で。 この誘いに−−期待通りの、意味があるなら。]
(3) 2015/08/07(Fri) 11時頃
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夜は客として行ったことないから、 ……わからない
[真意を確認した後は、事実を告げる。 ヴェスパタインの方がどうであれ、 トレイルはもう、 己の願望にはっきり気づいていて。]
場所の変更は受け付けないよ、 て言いたいとこだけど… 気が変わったら、遠慮なく言って
[それでも、躊躇してしまうのは。 いつになく強気で踏み出せないのは、 昨日からずっと脳裏を巡って止まない不安があるから。
拠り所を求めるように僅かに手を伸ばし、 宙を掴む。]**
(4) 2015/08/07(Fri) 11時半頃
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− トワイライト −
[入ってすぐ、出くわしたのは赤い異国の装束をまとった、知っている顔>>2:317 ファンタジックなそれはヴェスパタインが着ているものよりも動きやすそうで、流行の宇宙戦争もの映画に出てくる戦士達の衣装のようだ、とか]
……
[目を見開いたかどうかは前髪の下、小さく会釈をして、 唇の下に指をあてた。考える姿勢]
コテツ… 見飽きた格好 似合わない、し 今日はすぐ脱げば ──YOLO
[可愛らしいツンデレプレイヤーへとぽつぽつ呟いた]
(5) 2015/08/07(Fri) 13時頃
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[黄昏の店は昼でも、少し自由になれる場所。
トレイルに砂糖入りのカップを貰うと、猿はチィチィ、零さないし大丈夫だしと胸をはり、 さっそく一欠けを口に放り込んでゴロウの元へ向かった。 もふもふとゴロウの指の優しさにうっとり目を細め>>2:293 オレンジかグレープフルーツか? →オレンジ”と"グレープフルーツ! 差し出された果実へ、両手を出して両方握った]
きっきぃ
[なでくりなでくり。 甘やかすと図に乗って良くないのは、膝の上から身を乗り出してエビの匂いを嗅ぐ仕草に現れるし、からかわれて動揺する彼の頬のあたりをふにふにつついて楽しそう]
………
[猿の名を問われたなら、男は少し首を傾げた。問われれば答えなければならない。 炭酸水のグラスの縁をなぞり、しばらくして言う]
ブローリン。それも俺
(6) 2015/08/07(Fri) 13時頃
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[即席花瓶に挿した黄色い花に、店主の視線が向くと>>2:312 花どしたの、と響く声に今度こそ、困ったように沈黙した。 問われれば、答えなければ]
……… …ここに……
[ただ、咲いていたから。と示しかけた指は、まあいいやの一言で動きを止める。 そのまま、グラスをとって炭酸水を喉へ流した]
俺も
[悪魔は囁く。 愛している── それは情熱と愉悦をこめたものではなく、疲れ果ててそれでも諦められないような*]
(7) 2015/08/07(Fri) 13時半頃
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[>>7紡ぐ言の葉は同じ愛。しかし、乗せた物は随分違う。
捧ぐ愛の言葉に返事をされても、前回と同じよう、それに対する返答はせに、 傾き、中身を減らす透明なグラスを見ていた。 グラスと、彼の手を。
彼を、見ないように。
胸の奥で軋む忘れた何かを抑えつけながら、男は薄く笑うだけ。]
(8) 2015/08/07(Fri) 14時半頃
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そう言えば 図書館って何時開いてるんだっけ。 昼休憩とか、休館日とかあるのかな。
ごめん、俺あんまり行った事無いから。 今度、本探しに行きたいんだけど。
[これ以上何かが滲まないよう空気を世間話にシフトさせ、笑顔はやはり変わり映え無いいつもの物。 矢継ぎ早の質問に、対価として小皿のビスケットを差し出しながら。 でも、本を探しているのはホントの事。]
ニホン、の本を探してるんだけど。 カンコーメイショとか、あっちの文化とか、 ゲイシャダンサー?とか、 調べたくて。
[えらくざっくりした要望を並べて、多分ヒットする書籍は膨大な物。しかし、いつか店員同士でした社員旅行。雇主として多少は行先を調べておかなければ。 それにこの店パソコン無いし。導入は、検討中。
彼からもろもろが聞ければ「ありがと」と笑って。しかし二度目の愛してるは、ナシ。]
(9) 2015/08/07(Fri) 15時頃
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[『この心は此処に置いていくから、 せめて朽ちていくそれを見届けて』
交わしたのは契約ではなく、ただの約束。 悪魔は人間としか契約しないもの。
去っていった友人の心が最初に、空のコーヒーカップに咲かせたのは、薄青色の小さい五弁の花だった。 悪魔は、馬鹿か図々しすぎるだろう勝手な奴だなと罵った。 けれどその目に見えない小さな勿忘草を握り潰す代わり、掬い上げて懐に抱いた。約束──やがてセピア色に枯れて朽ち果てるまで]
(10) 2015/08/07(Fri) 17時頃
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図書館は 9時から16時、平日は19時 ……夏季は月曜だけ休み
[ビスケットをつまみ、店主に問われるままぽつぽつと答えた>>9 昼もカウンターは開いているが、職員が休憩中は人手不足で業務は滞る、とか]
ニホン 探しておくけど
[首を傾げて、ヴェスパタインの方を背中越しに指差した。 あれに聞いた方が早いんじゃないか、と**]
(11) 2015/08/07(Fri) 17時頃
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− 後日 −
[悪魔の日常は平穏に流れるよう。
リツの夜デビューには、はりきって、 トイレに立ったが最後ドアを開くと迷宮に迷い込むとか、店中を飛び交うフェアリーの幻影とか、平面の絵が喋るわ襲ってくるわとか。 可愛らしいのからエグいのまで色々と悪戯は思いついたが、実行は営業の邪魔にならない範囲。
夜の常連は、朝になればトワイライトを出て、 図書館で勤めて。 開店前のファミリアに上がり込んで勝手に飲むのは相変わらず。
本に挟まれる願い事のカードは、他愛のないものが数枚続いた。 昨日トラムで見かけた可愛い子と今日も出会えますように 幾何の追試に通りますように ホームパーティーの日に天気が晴れますように 劇の主役に選ばれますように**]
(12) 2015/08/07(Fri) 17時半頃
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―Twilight店内―
まだ…… 踊りませんよー。
[安心すると同時、からかわれていたのに気がついて。>>2:311 全くもう、と苦笑い。 お詫びにと淹れてもらったアイスコーヒーは素直に受け取ろう。]
……あ、普通においしい?
[何の変哲もない普通のコーヒーは、普通だからこそ美味しかった。 しかし、何故か。 何故か、物足りないような……]
まさか……馴染んできてます……?
[そんなばかな。]
(13) 2015/08/07(Fri) 17時半頃
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覚えてないですか、そうですか。
[彼にも色々事情があるのだろう。 生まれたばかりでこちらの国に移った、とか。>>2:315]
でも多分、知ったら好きになると思いますよー。 過去と未来が交差した、奇妙で面白い国ですからねえ。
[あと、アニメや漫画が好きならば嫌いにはなるまい。 これらの趣味は人によって好き嫌いが分かれるので黙っておいたが。]
じんべ?
[トートバッグから覗いた服に興味を向けて。 そのまま、着替えてくるという虎徹を見送った。>>2:316]
(14) 2015/08/07(Fri) 17時半頃
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おお。 紅いの、似合いますねえ。
[程なくして出てきた虎徹を見て感嘆の声をあげる。>>2:317 派手にも見える色合いだが、虎徹には似合ってるように思えて。]
いいですねえ。 日本のお祭りに連れて行きたいですねえ。 背景が花火だとよく映えそうな。
[虎徹は覚えていないと言ったが、外見は和風そのもので。 日本の夏の夜が似合いそうだ。]
(15) 2015/08/07(Fri) 17時半頃
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[ブローリンの囁いた言葉は、ぽつぽつ聞いただけでは意味がよくわからず。似合わないと言っているのだろうか、はて。>>5
おさるに一切れずつ、仲良く取られたオレンジとグレープフルーツ。>>6]
オレンジはともかく、グレープフルーツは酸っぱくないんですかねえ。あげますよ。でもエビはだめです。
[ご飯は死守。 そしておさるの名前を聞くと、飼い主の方の名前を聞いていない男は。]
ブロくんですね。
[おさるの名前として、しっかり覚えた。 そしてご飯は守ったが、頬突かれたりはされるがまま。 おさるの玩具になっていた。]
(16) 2015/08/07(Fri) 17時半頃
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写真でよければ、今度持ってきましょうか。 俺が日本旅行へ行った時に撮った奴ですが。 腕前は素人ですけども。
[ブローリンとホレーショーの会話に横から口を挟む。>>9>>11 夜空に咲く花火の写真、虎徹にも見せてあげようか。**]
(17) 2015/08/07(Fri) 17時半頃
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― ふるいはなし ―
[その客は、いつもカウンターの同じ場所に座って、俺の淹れたコーヒーばかり飲んでいた。 豆の挽き方を調節し、温度は高く、時間を過ぎないように。 それでも、どうか時よ止まってくれ。 液体が満ちるまでの一時、彼と話す静かな時が、好きだったから。
手をかけて、味が落ちないように。 ほんの少し濃いめに淹れたコーヒーはとても美味しかったし、彼も好きだと言ってくれた。 彼の手は血色が悪く何時も冷たかったけれど、コーヒーカップに触れた後は暖かくて、ぬるい体温まであがった骨ばった手をそっと握る。
夜の姿は少し恐ろしい。しかし中身が彼なら、その正体が何であれ構うものか。 触れる白い手は相変わらず冷えたまま、絡めた指は骨しかない。 空洞の眼窩を覗きこんで、俺は滅多に見せない笑顔を贈る。 そうすれば骸骨頭の彼も、静かに笑ってくれたような気がして。
成人もしてないような若者の、青い青い、恋だった。]
(18) 2015/08/07(Fri) 18時頃
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「連れて行けない」 「でも、」 「愛してる」
[別れ>>0:290を告げた口から愛の言葉を吐いて、その後は、二度と会う事は無い。 酷い呪いだ。 いっその事弄んで捨ててくれれば良かったのに、アレの声は酷く優しい。 自分がヒトでなければ、アレと共に歩むことができたのだろうか。 死んでしまえば? でも自分にはこの店を残していく事は出来なくて、
今は、もう、何も咲かせられない。*]
(19) 2015/08/07(Fri) 18時頃
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― 喫茶店で:回想 ―
そっか、じゃあそのうち顔出すよ。
[>>11答えられた図書館の開館時間帯をメモして、店を開ける前か、サボりの時間にでもおじゃましようかなんて考える。 どうせ適当な昼営業。店員に店を任せ店主不在でも、そこまで支障は出ないだろう。 昼時間は外していく方がいい。と、並んだ数字の横に書き記し、 指さす先のバスローブを見て、]
…んー? ああ、だって、 ヴェスさん何時まで滞在するか分かんないから。
[リサーチ中にリミットが来てしまってはたまらない。それに、彼はたまにしか此方の国に来ないから、バカンスの邪魔は気が引ける。 営業中、手の空いた時間に自分のペースで調べられればそれでいい。どうせそこまで急ぎでは無い。
ひょっこり混ざったゴロウの提案>>17には随分と嬉しそうな顔をして、是非に。と。 でも見る時には、店員全員に見せてやりたい。今日は休みなケイの事を思い浮かべて、社員旅行は、まだ貯蓄不足。**]
(20) 2015/08/07(Fri) 18時頃
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−過日の喫茶店で−
そうそう。まだ、ね
[あっという間に明かされた小さな嘘に、 拍子抜けする様をくつくつと笑い観る。>>13 人間相手にこんなに早く、寛いだ笑みを見せるのは稀だ。
詫びのコーヒーは、名実共に"普通"。 既に珍しいやつ、味わい深いやつを経験した後では 物足りないのも当然だろう。]
うん。もうすっかり
[リツと同じく。"変な店の、変な客"の仲間入りだと。 今度こそ無言で、ニヤリと口角を上げてみせた。]
(21) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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おっ、似合うじゃん
[バックヤードで着替えを果たしたコテツに。>>2:317 東洋の優しい願いのつまったそれは、誂えたかのよう。
「甚平」と「着物」の違いは、 欧州人には解るような解らないような程度。
裾が、ローブでなくズボンの形式な分動きやすそうで。 ヴェスパタインが自身が身に着けている着物でなく 此方を選んだことに、彼の気遣いとセンスを感じた。
――なんてことは、本人には言ってやらない。]
(22) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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[例の"約束"の後は、ほとんど惚けていた。
昼の営業を終えた後は、そのまま図書館へ。 借りっぱなしになっていた写真集を返却するためだ。
まじないのカードについての噂は、 トレイルも耳にしたことがある。 叶えている相手がブローリンだとは思わぬまま、 養父の教えもあって、胡散臭いものと受け止めていた。
――なのに今、手には一枚の白い紙が握られている。]
(23) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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―回想:喫茶店内―
[どんな原理なのか解らずも驚きを呈して双眸を瞠らせた相手。 それは自分の言が、届いて、響いた、証拠。>>3
アイスの熔融の気配を察知しても、 グラス内の緑蜜を干さずに口は彼の為に開かれ]
店員としてでは無いトレイルと、夜に逢いたいと思った。 其れに関して、どう解釈されようと 構わないな。 …私がお前を欲しがった事実は、変わらない。
[彼の躊躇と不安の矛先。脳裏を過る記憶が在る されど変わらず、そっと、下限の月を描いて唇が撓み。 引き寄せた腕を笑みの元へと誘い込む>>4]
(24) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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お前が、誠実で在ると知っているが 今日の私との約束を …放棄されては嘆くぞ。
[伏せた瞳に、彼が気づかぬ計らいで 幾年前の言葉を使い揶揄る>>1:272
起因は意地悪としてでなく、純な願いとして >>2既に見つめた相手を意識していないと、自分を騙せぬ程]
………楽しみだから。 **
(25) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[やがて>>15梧郎から似合うと賞賛された 柘榴色のコテツの反応は如何だったか
もし、似合わないと囁く悪魔の声量が 此方まで届いて居れば 喫茶店の室内の温度を5度は下げて居たに違いない。>>5
最も幸い 自分はコテツ達の遠くに佇んで居た故 膨大な冷気で、大切な店員等の仕事に、支障を憚らせる事は無かったが]
――――………、……
[>>11>>20ブローリンから指差された気遣いは察知出来ずも どれ程自分が滞在するか解らぬと指摘する、店主の声は拾う]
(26) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[思う所は、或る。
されど気が変わるどころか 数日の時間を噛んでも尚
約束>>4は、―――金科玉条の如く。**]
(27) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[叶えたい願いは、いくつかある。 そのどれもが切実で、 誰かの、悪魔の、死神の力を借りてでも 叶えたいかと言えば。]
――…
[深くため息を吐き。 結局写真集には何も挟まないまま返却手続きを終えて。
夜の帳が降りれば、あとはいつも通り。 保留の願いは、ポケットに仕舞ったまま。]
(28) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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――数日前のこと――
[ゴロウの言う過去と未来が交差した国>>14、というのは、想像が難しい。 ただ、過去、というフレーズにだけ、記憶の何処かが興味を示した。 バックヤードに向かう間にかき消えてしまうような、ほんの僅かな引っ掛かり。]
幸せ……
[真紅の布地に袖を通し、紐を結ばれる間。 燕の意匠と、それに込められた意味をヴェスパタインから聞く>>1。]
(29) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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どうして。
[確かに、とても気易い常連客の一人で、毎年の訪れが楽しみだった。 そんな彼が自分を気にかけてくれているのは、輪をかけて嬉しい。けれど、どうして。 不器用で、特に話すことが苦手で、語り弾む夜を過ごしたことはないはずだ。他の店員のほうが、よっぽど喋る。]
(30) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[ただ、答えがなんであれ、その気持ちに偽りなしとわかれば、はにかむように視線を外して、ありがとう、と。 見た目よりは随分と齢重ねた自分だが、目の前の氷の精は、なお、より、歳上だろう。 こんな子供じみた感謝も、許されたい。]
……ヴェスさん。
[バックヤードを出る直前に、和装の背を呼び止める。 迷う。口籠る間、表情の惑いは隠せてなかったかもしれない。]
――……幸せって、何だ?
[着せられる間、思い返してみて。 幸せという感情の薄さ、縁遠さに考え至った。 偏見と、差異と、それから多くの"人間"の中に晒され続けて。 思えば、心から幸せ、なんて思ったことはないのかもしれないと。]
(31) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[問いかけの答えは、すぐに返るとも思わず。 何てことなかったように、表情に笑み作って表へ戻った。
評判は上々のようだが、一人だけ「見飽きた」なんて言う>>5。 上下見渡してみても、着方がわからなかったくらいだ、見飽きる要素などどこにもない。色だけ取ればアグレのアバターも似た色だけれど、まさか。 ならば、自分の口を逆手に取っての言葉だろうと。]
誰が脱ぐか。
[ただ、YOLO、と締める口調はブローリンらしくなくて、首を微かに傾げた。 ネットスラングのようなもの。けれど自分のゲーム傾倒を知るのは店員ばかりだし、昼仕事をしているはずのブローリンがユニオンにいるとは思ってもみなくて、それきりだ。]
(32) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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マツリ。フェスタ?
[日本の祭りに連れていきたい>>15、というので、そこまでかと、きょとり。 流石に言葉のあやだろうと思い直すが、続いた言葉にまた疑問符が脳裏に浮かぶ。]
ハナビ……は、知ってる。
[ファイアワークはよく見かける。けれど、こちらにもあるものが和のものに似合う、という感覚は、"日本の花火"を知らなくて、ぴんとこなかった。]
(33) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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見たい。
[写真を持ってくると聞けば、今度はこっちが横入りした。 日本のもの。見たい、知りたい、そういう興味が湧いたのは実に、実に久しぶりのことなのだけれど、きっと彼は知るまい*]
(34) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/08/07(Fri) 21時頃
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― 図書館 ―
[黙々と、書庫で業務に励む。 暑い時期だったが地下はどこかひやりとして、古いインクの匂いがした。 おさるのブロくんはゲーム漬け、他の職員が入って来ても大丈夫なように書見台と棚の隙間にパソコンを引き込んで巣をこさえたらしい。
傍らには何冊かの本が入った袋が置かれていた。 ホレーショーに頼まれた日本についての本、ブローリン選。 自分の名で帯出して店に持っていけば早いのだが、図書館へ顔を出す>>20という発言を律儀に遂行するつもり]
(35) 2015/08/07(Fri) 21時半頃
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――とある昼・トワイライトにて――
[カウンターに本を積み上げ読みふける黒髪の姿。 積まれている本は、動物図鑑、飛行機の仕組み、ファンタジー辞典、アステカ神話。 アグレアブルオンラインの攻略サイトを印刷した紙束もある。
一見、並ぶ本に共通点は無いように見える。 しかしよく見れば、本には律儀に付箋がしてあるのが確認出来る。 その伏線のページを開けば、全て翼が生えた蛇に関する部分である。
社員旅行についての話と共に、飛べるか、と聞かれた。 今のケイは自力では飛べず、さらに変身にも失敗した。 (ケイは本体が蛇であれば、ある程度身体を変えられる)
翼を生やす練習をする、と誓い、真面目に勉強しているのだった**]
(36) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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[悪魔が運命の導きに介入した場合、他愛のない成就にも代償はつきまとう>>12
一目惚れの若人は、自転車で転んでチェーンが外れ、結果として二本乗り遅れたトラムで目的の可愛い子と遭遇した。 幾何の追試に受かった学生は、ついでに代数の追試も受けることが決定した。 悪魔に頼るまでもなく今日はホームパーティー日和の快晴で、 極度のあがり症だった女の子は弱点を克服して劇の主役に抜擢されたけれど、緊張したら爪を噛まないと落ち着かない癖がついてしまったらしい]
[地下書庫での作業が一段落、 いつもならばカウンターへ手伝いに入るか、ふつといなくなる自主早退のところ。 棚から辞書を抜いて来て、ノートを広げた。
こちらも勉強中、けれどどこかに旅行に行く作戦ではなく、 広げるのは英英の反語・類語辞典]
(37) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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[いつかのトワイライトの夜。 その日は、ブローリンは猿を連れていなかった。 店員のコテツがだいぶ店にも少し馴染んできたくらいの頃だ。
猿がいない分だけ表情豊かで発言量過剰な悪魔と、客達と、 人ならざるものの因果な性質あるあるネタについて雑談を交わしていたのがきっかけだったか、 この時、アマノジャクの背負うさだめを聞いた]
東のオニの血ってのも大変だな どーせなら、口ん中で修正するより、 まるごと全部逆逆で喋っちゃえばいいんじゃないのー? 聞く方で変換する方がよっぽど効率的だろ
[羽根を伸ばし切った悪魔は金色の双眸を細めて、アルコールのキツい黄金の蜂蜜酒を呷ったりした。つまり酔っていた。 それきり、その話題も出していなかったのだが、
先日のジンベコスチューム以来>>32、コテツに話しかける時に反語を混ぜるようになっていた。 傍から聞けば訳がわからないに違いない**]
(38) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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― とある昼・トワイライトにて ―
ケーくん、熱心だねえ。
[本の山>>36から一冊つまみ上げ、パラリとめくるゆるい店主。 冷たすぎないアップルジュースを彼の横に置いて、手が汚れないようマドレーヌは小さくカットし、横にはフォークが置いてある。 彼にやりたい事があるなら、きちんと応援はしてあげたい。 変身に失敗し、何やら可愛らしい事になった蛇を笑ったのは、大変記憶に新しいのだけれど。
…さて、さて、 店には(業務にではないが)熱心な店員が居るし。 客の姿は(今は)ない。]
俺ちょっと出かけて来るから。
[そう言うが早いか、ケイ店員から反論があっても無くても聞く気は全然なく、 何時の間にかエプロンを外した店主は颯爽と逃亡した。 ジュースとケーキは賄賂である。]
(39) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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―数日後―
[ゴロウの職業は時計屋である。
子供の頃、祖父の時計を壊し。時計屋で何とか修理された時に二度とこんなことはするまい、自分でも直せるようにしようと子供心に誓ったのがきっかけで。
些細な子供の夢だったが、歯車を弄るのが性に合い、普通の時計を販売する傍らで修理も承っている。どちらかと言えばゆっくりした時間を刻んでいる、のんびりとした店の従業員である。
そんな感じで昼間に仕事をしているので、ここ数日は喫茶店に通っていなかったが、今日はまた休み。
数日前に写真を提案すると、「是非」と言ってくれた店主と、「見たい」と興味を示してくれた虎徹。「次、持ってきます」と正式に約束して、用意した旅行の写真を収めた薄い紙の冊子のアルバム。あまり自分が写っていない、風景をとった写真を選んだもの。
約束を果たしにでかけようか。*]
(40) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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−とある日の−
[その日、いつもより早く目が覚めた。 何か夢を見た気がするが、覚えていない。 寝汗が滲む前髪をかき上げ、シャワーを浴びる。
――緊張、しているのかもしれない。
数日前、店主に取りつけた夜の、休日。 今夜日付を越えたら、その日となるから。
あの日、貰った言葉を。触れた先を。>>24 疑っているわけじゃない。ただ、自身がないだけだ。
過るのは過去の記憶と。 つい最近知った――死と名のつく、絶対で永遠の別離。]
(41) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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今日も暑い……。 コーヒーもいいけど、水を飲みたくなってくるなあ。
[氷の浮かんだ水。それだけでも生き返りそうだ。]
料理もおいしかったしなあ…… 飲みそびれたコーヒーフロートもいいかも……
[暑さを紛らわすため、独り言が多くなっている。 日陰を選んで歩きながら、あの喫茶店を目指していた。 道はすっかり覚えている。*]
(42) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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[ややくたびれたYシャツと、色の濃いチノパン。 手には既製品の焼き菓子を数個ぶら下げて、降り注ぐ太陽の光も、輝く教会の十字架も気にせずに、人間は昼間の街を歩いて行く。]
(43) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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……深く考えないで 楽しめば、いいんだよ、な
[いつも通り。できればあの時より更に、昔のように。>>25 酒を、言葉を交わして、また来年って笑顔で手を振って?
脳裏に描くシミュレーションは問題ない。 後は、実践するだけ。
それよりまずは昼の営業だ。 >>0:234彼に褒められた勤勉さは、唯一の取り柄でもある。]
(44) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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― 図書館 ―
[訪ねた施設は、随分と涼しい場所だった。 まだ日の高い時間にも拘らず人は疎ら。嗅ぎ慣れない本の香りの中で、コーヒーの香りの自分は少し浮いていたかもしれない。
背の高い本棚に囲まれて、瞬きをひとつ、ふたつ。 初めて訪れた訳では無かったけれど、森の中で迷子になるような、そんな感覚に陥った。 棚に記載された番号を数えて、ああ、受付カウンターは、確かあっちの方。
本の森を抜ける途中子供の噂話>>0:70を小耳にはさめば、思い浮かんだのはこれから尋ねる予定の、ヒトじゃない、男。 悪魔のテリトリーに足を踏み入れれば、さて、彼は来訪に気付いたか。]
(45) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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[まさか訪ねる予定の人物が書庫に居るとは知らず、覗きこむのは受付カウンター。 気付いた別の職員が顔を出せば、ブローリンと言う職員を探していると、そう答えただろう。
図書館に飲食物の持ち込みはまずい気がする。 焼き菓子の入った袋を、後ろ手に隠して。]
(46) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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− cafe ≪Twilight≫ −
行ってらっしゃい
[客より店員の多い現状で、店主の外出を止める理由はない。 いざとなったらケイがいる。 トレイル宛に何もないのは、>>39 今夜休む代わりに昼頑張ると宣言済だからだろう。]
そーいやゴドウィンさん、 最近見てないなー
[追悼会以来、ファミリアへは1度行ったきり。 聞き上手で穏やかなバーテンダーの事を思い出し、 元気にしているだろうか、なんて考えながら。
朝兼昼食のサンドを齧り、コーヒーを啜り。 ケイが借りて来たのとは違う、薄い絵本をめくる。]
(47) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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ホレーショーは、ちなみに既製品マドレーヌの在庫はまだ店内にばっちりあり、店員達もお好きに食べていいよのフリー状態である。
2015/08/07(Fri) 23時頃
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ききっ!
[ぴょい、と猿が後ろ足で立ち上がった。 鼻をひくひく、天井へ向けて嗅ぐ。
それからソワソワと自分の腹のあたりを毛繕いして、最後には口許へ手をやって爪を噛んだ]
……
[ノートを閉じて席を立つ。 置きっぱなしの辞書は、誰も気付かないうちいつの間にか書棚に戻っていくだろう]
(48) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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― 図書館カウンター ―
[呼びに来ようとした職員が立つのとほぼ同時、偶然のように本を積んだカートを押して顔を出した]
……
[ホレーショーの姿へと表情乏しい顔を向けて、小さく会釈する。 肩の上で猿は尻尾を上げてバランスをとり、ちちちち、と甘えて鳴いた]
(49) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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―数日後:喫茶店近くの道―
[強い陽射し。約束の時間は近づく。 ほんの僅かに瞳を眩しげに眇める数秒。 生温い空気の中。常の紺の着物姿に、スーツケース。 普段なら太陽の照りが届かぬ筈の肌が 普段と違い、ジワリ熱が上がる気配は隠しようなく、彼を意識した故]
―――、………、…。
[突然の誘いに、甘受と言うトレイルの善良に懐き されど、今踏み出そうとする脚は、些か躊躇いを孕んでいた。
逢う約束は、夜 …昼間から、喫茶店に向かうのは如何なものか。
他人を気遣う質に欠ける自分が 初めて此処まで配慮と云う感情を覚えた、かもしれない]
(50) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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[東洋のとある妖怪をモチーフにしたそれは、 アッと言う間に読み終わってしまった。
手持ち無沙汰になればケイの周りに積まれた、 付箋だらけの本を一部拝借したり。>>36 デザート代わりに、マドレーヌを頂戴したり。
こんな風に過ごしても、出勤さえすれば給料が貰えてしまう。 道楽、とはよく言ったものだ。]
(51) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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トレイルは、ホレーショーへの「いただきます」はこころの声で。きっと届いただろう
2015/08/07(Fri) 23時頃
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あれ? ヴェスさんー?
[暑くてだるだると溶けそうな男が、ヴェスパタインを見つけた。>>50]
奇遇ですねえ。 喫茶店に行く所でしたか?
[彼の胸中も知らず、呑気に話しかける。]
(52) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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ブローリンさん、
…こんにちは、 丁度良かった。
[>>49名を呼んだ後何と続ければいいのか分からず、結果一瞬の空白ができる。 結局当たり障りのない挨拶を口にして、多分、用件は言わなくても分かる、だろうか。 会釈に返したのはそんな声と、静かな笑みと。 猿の方の彼には手を振って。
コーヒーと焼き菓子の香りをさせる男は、今日は珍しく、エプロンをしていない。]
ちょっと時間いいかな。 ごめんね、仕事中に。
[と言っても用件は本なので、きっと彼の仕事の範囲内。ただちょっと、持ち込んだ菓子類だけは、他の職員には隠しておきたくて。]
(53) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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――とある日・Twilight――
[あれから数日、少しアグレのイン時間は減っている。 入ってはいるけれど、昼一番の1〜2時間。 その後は昼飯をどうにかすると、すぐに店に向かっていた。 猿がうまく巣籠もりに成功したとは知らぬまま、天邪鬼は何も言わずに待っていた。]
ククルなら、バステ。それからエンハで叩く。
[積み上げられている資料>>36のうち、ひとつは見知ったもの。 付箋のついているページ――A級ボス属性モンスターのククルカンについて、ぽつり。 強力な魔法を使うモンスター。魔封じや混乱といったステータス異常にかかりやすいが、かけると攻撃力が跳ね上がり破壊的なパワーで襲いかかってくる。 が、新しい防具も実装されてきた今はそちらに耐えるのが主流で、比較的狩りやすいボスの一つ。]
(54) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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[もちろん、他に積み上がっている資料からして、倒し方を知りたいなんてことではなくて、翼蛇について調べているのだろうとはすぐにわかった。 失敗した変化に大笑いした記憶も新しい。尻尾で叩かれそうになって、慌てて避けたっけか。 今も思わず、笑いそうだった。いや、客もいなかったし笑ってもよかったかもしれない。]
(55) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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………こんにちは
[間をおいて、ゆっくり唇を綻ばせる]
時間、いい
[仕事なら済んだ、と続けて、カートをカウンター横に置いた。 肩を飛び降りた猿はホレーショーのチノパンに抱きつく。そのまま抱っこちゃんで運んでもらおうとするらしく]
…… どうぞ
[図書館の外や中庭に出るには好天に過ぎる昼、 休憩室ではないが、飲食も(こっそり)出来る地下の書庫でもいいかと首を傾げた]
(56) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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括るなら……バスケ?
[昼下がり。気の知れた者しかいない穏やかな時間。 ここ数日が異常な賑わいだったとも言える。
コテツが発したのは何かの暗号か、呪文か。>>54 それとも、以前話していたネトゲというやつについてか。 横からページを覗いてみてもちんぷんかんぷんで、 返事を要しない独り言を呟く。
解ることは、ひとつだけ。 目の前で変化への学習に励む男が蛇に変わっても。 ヒトとほとんど変わらない男が、実は天邪鬼でも。]
(57) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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トレイルは、ブローリンの正体が、たとえ悪魔だったとしても。
2015/08/07(Fri) 23時半頃
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[何より喫茶店に向かうに、もう一つ。 自分に躊躇いを育む案件が存在が他に或る
>>31 ――「幸せって何だ」
人であれば、長生きで。 自分から見れば、まだ幼い子鬼>>29 彼は純粋な眼差しで、無垢な問いを投げてくれた。 しかし不意な確信を突く疑を前に、返事に窮した自分。
「それは自分で見つけないと」。 倖せを願ったのは自分の癖、結局曖昧な答えを返した
朧げな幸福の輪郭を、自分はまだ 薄らとしか捉えられていない故、逃げたと云っても良い]
(58) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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[あの男が、何者であっても。 ――気持ちは、変わらないということ。
静かに瞼を伏せ、絵本を指でなぞる。 一番後ろのページに挟まれたカードは、まだ白紙。
誰も信じない、頼らない、期待なんてしない。 そうして生きてきたつもりだった。 でも、そんなことはなくて。
養父が残してくれた環境は、思いの外優しかったと。 気づいたのはつい最近のこと。 この店がなければ、彼らがいなければ。 トレイルはとっくに、戻れない処まで堕ちていただろう。]
(59) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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……でも、幸せは 誰かと一緒に作るもの、……かもしれない
[少なくとも自分は長年孤独に存在を繰り返す間には 1度も答えを見つけられなかったから。 最後に、そんな言葉も付け足した回想。
そんな追憶は、梧郎の声に意識が戻る>>52 軽く手を挙げ、スーツケースを引いて距離を埋没]
今日は、夏の日差しが辛そうだね、梧郎。
喫茶店……、そう。 そこで、人と逢う約束をしているから。
(60) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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これ。ククルカン。
[>>57ページに印刷された、翼蛇――というより、少々ドラゴン寄り――のグラフィックを指差す。]
えーと……不調にさせて、自分は強化をして、倒す?
[流石に知らないものを教えるのに反語で読み取らせるわけにはいかない。 いかないが、そもそもどう噛み砕いたものかわからなくて、大変ざっくりした説明になった。 独り言だと思っても、他に会話する相手がいないので乗っかる。]
――そういや、マスターは。
[今更ながら、不在に気づいた。]
(61) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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いい? 良かった。 邪魔だったら待とうかと。
[>>56仕事をサボってきたのは大変申し訳ないけれど、彼が不在で無くてよかった。 待ちぼうけは、あまり好きではない。
飛びついて来た小さな猿には、 「なに?足でいいの?」 なんて笑って、望むなら抱っこもしてやるのにと思ったのだけれど、あえてそこがいいなら、そのまま。
誘われるまま猿の『彼』をぶら下げて、行く先について行くだろう。 強い日差しさえ遮れるなら、場所は特に選ぶつもりはない。]
(62) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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あんだけ笑われて引けるかっての
[熱心だ>>39と言われれば、悔しげに返す。 とは言え、ジュースをすすりマドレーヌも遠慮無く口にする]
あ、そー、わかった
[店長の外出は特に何も思わずに承諾の返事を返す]
くくるならー、ばすって、えんか
[謎の呪文>>54を反芻し、首を傾げる]
それ、何の呪文だよ……?
(63) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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[邪魔じゃない大丈夫、と首を振る。 そも、時間いいか、と聞かれた時点で、応える以外の選択肢はない]
― 地下書庫 ―
[開架の地上階よりも、地下はさらに古びた本の香りに満ちていた。 のし掛かるように高い一面の本棚を通り抜け、作業台のスペースへ。 用はこれだろう、と、本の収まった袋>>35を取り出した]
… どうだろうか
[中身の一冊は、オニヘーというヒーローが近世日本を舞台に活躍する読み切り小説の翻訳版第一巻。 一冊は、写真や地図が豊富な日本旅行者向けの最新ガイド本。 もう一冊は、世界最古という特異なエンペラー一族にまつわる神話や、当地の魔物・妖怪達の奇譚を西洋人の視点で纏めた古い本。
自分でも目を通したそれらの内容はなかなかに興味深く、ゴロウが見せてくれると言った旅の写真>>17に自分も見たい、と言ったことを思い出す]
(64) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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[食器も磨き終わり、ドアベルは未だ鳴らないまま。 そわそわと落ち着かなさをあれやこれやで誤魔化している。
その中のひとつでもあった、呟きに。>>61 返す声があれば、ほうと頷きコテツの指を目で追う。]
ああ、前に言ってたみたいに協力して? なんだったっけ、えーっと
コテツが連れてきて、 ケイとブローリンさんが受け止めて それから……
[難しそうだが、興味がないわけじゃない。 以前聞いた説明を思い出し繰り返し。>>1:239]
(65) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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あー、そりゃなあ 不調になって、相手が調子良かったら、俺でも死ぬかもなあ
[コテツの説明>>61に、ふむと頷いた。 ゲームの中では所詮狩られる悲しいボスだが 少なくとも本物はこんなに弱くないのだ、と]
マスターは……散歩? どっか行ったぜ
[もぐもぐとマドレーヌを食しながら、首を傾げる]
(66) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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ええ、寒さも苦手なんですが、暑さも苦手ですねえ。 涼しいのが得意です。
そういえば、ヴェスさんの近くは何だか他よりも少し涼しいような気が。
[大方の人間がそうであろうことを呟いた。>>60 しかし、ヴェスの近くに行けば、暑さが和らいだ気がする。]
おお。 俺も、この前に喫茶店でした約束を果たしに行く所です。 真っ直ぐ向かうなら、ご一緒してもいいでしょうか。
[どことなく涼しいし。]
(67) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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[どことなく、トレイルの様子が―――不思議だ>>59 曖昧なような、しかしはっきりしたような。
何か、いつもと違うような。 ほんの少し、ほんの少し。
明らかに、何か、そわそわしているような>>65]
トレイル、なんか…… 初狩り前の子供前みたいだな
[人間的には、遠足前の子供、と変換できる蛇ジョークを]
(68) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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ホ、ホレさんなら出かけてくるって どこ行ったかは、知らない
[言いかけた言葉は飲み込み、後半の問いついて ケイとほぼ同時に答える。 お互い子供じゃないから聞かなかった、と言うより。 尋ねる前にそそくさと出て行ってしまった背中。]
えっ? 何、それ そういやケイの初狩りって何だったの
[言いたいことは何となく解るものの、 人狼の息子の運動神経は一般男性の平均レベル。 意味わかんない、と首をひねりながら 客がいない今だからできる問いで話題を逸らそうと。]
(69) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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え、だって、なんかすげー落ち着いてないぞ なんだなんだ、楽しい事あんのか?
[にやにやし始める質の悪い蛇である。 話を逸したがっている気配も、察知して]
俺の初狩り……人間、って言ったらどーすんだ?
[それよりもそこのそわそわしてるトレイルの 漂わせる面白いネタが気になってしょうがない]
(70) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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私の傍が涼しい? ……着物姿が、そう錯覚させているのだろうか。
[清涼の効果の起因は詳細には語れないが>>67 梧郎ののんびりした感想に、少し緊張が和らいだ声質で]
有難う。 私も誰かと向いたいと願っていた所。
[言葉より先、共に向かおうと彼の歩幅に合わせつつ 麻布に隠れた両足を動作させ、歩みを再開させる とは言え、目的地は、直ぐそこだったが]
(71) 2015/08/08(Sat) 00時頃
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なんも、ないってば……普通、
[二人の性格は理解しているつもりなのに、 ついつい余計に興味を煽るような態度を取ってしまう。 余裕のない証拠だ。
ちなみに今夜は非番ということは伝わっているだろうが、 予定等は一切、話していない。
どうせ遅かれ早かれ知られることではあるし。 予め知られても、困ることなんてないはずなのに。
普通の、ただの、約束なはずなのに。]
――…どうも、しないよ 俺を襲うって言うなら、逃げるけど
[本当か嘘か、真意は掴めないがどちらでも反応は同じ。 トレイルにとって人間は、取るに足らない生き物。 もちろん中には例外もいるが、今でも大概が、その対象。]
(72) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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― 地下書庫 ―
[>>64古い紙と、古い背糊の香り。 本は読みはするがそこまで熱心にではなく、カクテル等の参考書や経理の本ぐらい。 だから、こうも古い本と言うのはとても新鮮で、]
――すごいな。
[高い高い棚を見上げて、ぽつりと漏れる声は仕方ないこと。 しかし声をかけられれば、視線は高所から男の方へ。]
すごいな。
[二度目のすごいなは、本のジャンル幅。 そう言えば自分が渡したのは、ものすごくざっくりとした注文だっけ。なんて今更思い出したりして。 しかし、小説のあらすじは大変気になる。 あっちのヨウカイ達の本も面白いな。…ヴェスさんやコテツの先祖は載ってるだろうか。 シンワ?ミソロジー?こいつら本当に人間かよ。絶対混血か何か――…。 あっちをめくりこっちを積んで、旅行ガイドは確定で借りて行く。]
(73) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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そういう、こと。 そういう、倒し方。
[ただ、蛇の倒し方を教えたところでゲームの話だし、そもそも倒したいわけではなく、そうなりたいのだろうから、無用な情報だったかもしれない。]
散歩。
[相変わらず適当なマスターだ。でも、今日のこんな調子なら、困りはしないだろう。]
(74) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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[さて困った。 こんなに沢山借りて行って、読み切れるだろうか。 小説に至っては第一巻…って事は続きがあるな。気になる。読みたい。 勤務中に読んで汚しても困るから、寝る前に少しずつ。]
…なあここって、何週間借りれるんだっけ?
[全部一気に持ち帰って、果たして読み切れるだろうか。 昼は兎も角夜は忙しい自分の店を思い出し、頭の中では一日の読書時間の確保を懸命に計算していた。]
(75) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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約束と云うのは、花火の写真の事かな?
[コテツが喜んじゃないかと、穏やかに紡ぐ
しかし ツタが絡みつくレンガ造りの外壁 既に年月の重ねた、深緑な木製の扉 さてと、喫茶店を前にして、無意識にぽつり]
……店内に入った時の、開口第一は 「こんにちは」――で 変ではない、よな。
[頼りなくぬるい風に、不安を呟いた]
(76) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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ホレーショーは、トレイルは、マドレーヌ食べたかな?と。
2015/08/08(Sat) 00時半頃
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初狩前……
[ちょっとわかるかもしれない。オレ自身は狩りに行くあやかしでなくても、そういう仲間は時々見てきた。 落ち着かない気持ち、というのは人も妖怪も共通なんだろう。]
……狩るのはこれで。
[狩りではないとわかっていてケイを指差した。完全に勝ち目のなさそうな戦いだが。]
(77) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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ああー。 それはあるかもしれませんねえ。 着物、涼しげです。
[容易く誤魔化される性格を披露しながら。>>71 共に向かおうと促されれば、歩幅を合わせて歩いていく。]
はい、花火の写真を見せる約束ですね。 その他、日本の風景やら家屋やら、などなど。
[話しているうちに、目的地へとたどり着いた。>>76 クーラーの効く室内へ早く避難しようと考えていたのだが。]
……え? はい、お昼過ぎてますし……こんにちは、でいいと思いますよ??
[不思議そうな顔をしつつ、頷いた。]
(78) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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[エプロンをしていないマスターの姿、つまり店の外で会う姿は珍しい。 先日ファミリアの追悼会で酔っぱらって、休憩室に連行されてきた時も、あれも珍しい姿だったか]
…
[興味を得られたのか盛んに本をめくっていたホレーショーの仕草が変わって、声がして。本の貸し出し期間について聞かれている、と認識する。 他に借りたい人がいて予約されれば別だが、どれもこの都会とはいえない小さな街の図書館で、借り手候補はいまのところいない]
必要なだけ。いつまでも 待ってる
[抑制された平坦な声で、囁いた]
(79) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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戦わないってば!
[たとえ倒し方を知っていても。教わっても。>>74 ケイと対峙なんて、冗談でもできるわけがない。
大事な仲間だから、という以外に。 "夜"の姿を、コテツとの応酬を飽きるほど見ているから。]
もう。わかってて言ってるでしょ
[呆れたように嘆息しながら、コテツの肩を小突く。>>77 そんな他愛のないやり取りをしているうちに、 多少は気持ちが落ち着いてきた、気がする。]
(80) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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[どう見ても、何かイベントの前の様子に見える。 人狼と共に居た幼い頃の様子が重なって微笑ましい]
冗談、喰わねーよ 人間あんま美味しくなかったし……蛇よりマシだったけど
[同族も一応食べたことはあったりする。 どちらも戦火等で死亡した個体をちょろっと拝借した程度。 人間はまだしも、蛇は非常にマズかった]
え? 俺と戦ってみる? バステ、エンハ! で倒せるぞ
[何故か楽しげに**]
(81) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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[着物が涼し気だと頷く彼の傍>>78 さり気、微かな冷気を送りながらに、喫茶店に到着]
日本の風景…――好いね 私にも後で 見せて貰えたら嬉しい。
[測るまでも無く表情や声音から滲み出ている躊躇は 梧郎のアドバイスを前に、安堵に包まれる 不思議そうな彼の隣、緑扉をゆっくり開きながら]
ありがと ……、
(82) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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……倒してくれて、いいのに。
[そうするとオレの仕事が減っていい。 割と本気で言っているが、倒してくれるとは欠片も思っていなかった。]
……倒せんの。
[でも、蛇のほうがやる気だった。見守る姿勢。]
(83) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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[>>80されど、微かに常と違う甲高い想い人の声 数秒前のシュミレーションが無駄にし、つい、反応]
トレイ――――……、
[唇から冬の精霊とは程遠い、熱量ある音。 一歩踏み出して、r音まで到着する前に、我に返った
>>72まるで、約束を、2人の秘め事にしようと努める 彼の健気な思惑を、無碍にするような――]
(84) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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……、……
[否。開口第一知り合いの名を呼ぶのは、可笑しな話では無かった
逡巡の末、競りあがる羞恥は心中に押し込む ぎこちなく付け足すよう、カウンター席に挨拶を]
……、こんにち は。
4人掛けテーブルを借りる。 飲み物は、冷たいものを…――任せる。
[其れだけ告げて、テーブル席へと移動を開始**]
(85) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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[ケイの方はまだ何やら楽しそうに此方を見ている。 出会った頃のことはあまり覚えていないが、
夢か現か。本来の姿で遊んでもらったような気がして。 その時は今よりずっと落ち着かなく、 そして目一杯はしゃいでいた。何も知らず、疑わずに。]
だーかーら、戦わないってば タスケテ、メンゴ! で見逃してよ
[人間の味と蛇の味についてはノーコメント。>>81 この辺は深く考えてはいけない領域だ。
自然と笑みを浮かべながら、ふざけていたから。 扉が開く音に気づくのに、一拍遅れて。]
(86) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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必要なだけ、…って、
[それってホントにいいのか? と少し困った顔をしたものの、職員>>79が言うなら問題ないのだろうか。 囁く声を耳に入れて、今日の彼は、寡黙な方。 店の外だからだ。]
なら、借りてく。 手続きは何処で? 俺、図書カードとかまだ作って無いけど。
[確かそういうの必要だよねと、ふんわりした古い知識を辿り、 そして、もう一つ。思い出したように]
あー、そう、だ、
(87) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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――花の本も、一冊借りたいんだけど。
…花言葉、の、載ってる奴。
[昔の、自分がまだあの店でバイトしていた頃。 あの店で見習店員だった頃。 あの店で店長になったばかりの頃。 昔の、昔の、昔と同じ、 目の前の彼に、 アレと親しかった彼に、そう、笑って、
花にはあまり、詳しくないのだ。]
(88) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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ん。ん。
[さすがにヴェスパタインの様子が普段より落ち着きがないのに気付く。待ち合わせをしていると言っていたが、もしかして緊張しているのだろうか。若作りで、どことなく浮世離れしている彼もそういう面があるんだなあと、妙な所で感心している。>>82>>84>>85]
こんにちはー。 あー、中はやっぱり涼しいですねえ。
[ヴェスパタインに続き、店内へと入る。 こちらは普段と変わらぬ口調。]
約束したもの、持ってきましたよ。 おや、店主さんはおられないのかな。
[言いながら、テーブル席へと着いたか。**]
(89) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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|
[――反応したのは、名前を呼ぶ、声。 弾かれたように振り返り、くちびるが半開きのまま固まる。
唐突な呼び声に対する、単純な驚きと。 夜まで会えないと思っていた顔が見られた、その喜びと。
今日もまた、一人での来店ではなかったことに。>>89 何から処理していけばいいのか、追いつかない。]
……い、らっしゃい?
[あきらかにいつもと違う、 ぎこちないトーンで出迎えの挨拶を返し。 好きな所にどーぞと案内して、それから更に数拍置いて。]
(90) 2015/08/08(Sat) 01時頃
|
|
オレは止めない。
[>>86戦うか戦わないかはトレイル任せなので、見逃すも何も。 そんなやり取りのさなかか、ドアチャイムの音がする。 マスター……ではないので、お客様だ。]
いらっしゃ――いませ。
[言い慣れたはずの言葉。ドアチャイムが鳴れば反射的に言えるはずのそれが、淀んだ。 この時期はよく見るヴェスパタイン>>82の、その後ろ。無意識に喉の奥に何かが引っかかって、けれど自分の中で受け流す。 頭を下げて、テーブル席を促した。]
(91) 2015/08/08(Sat) 01時頃
|
|
[ヴェスパタインの、一連の行動の中で。 何が一番違ったか、常ではありえないことは何か。 反芻すれば動揺のあまり、グラスを落としそうになった。]
――…な、 ……
[あんな、温度を感じる声で呼ばれたのは初めてだ。>>84 それとも、トレイルが密かに抱く想いが、 己に都合のいい響きで耳に捉えさせたのか。 経験がないことなので、判別がつかず。
今は何も含んでいない口腔を、掌で覆う。 からからに渇いているのは、先の雑談が原因じゃない。 彼の訪れのお陰で店内は涼しさを増したはずなのに。 ――じわりと、汗が滲む。]
(92) 2015/08/08(Sat) 01時半頃
|
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借り出しは済んでる
[袋の中から、折り畳まれた紙のようなカードを取り出す。電子化の波が遠い図書館での手続きはどうやらレトロかつアナログ。 表には既にホレーショー・アンバーの名前が記されていた。 読み終わったら一緒にカウンターに出して返却手続きを、とぽつぽつ説明して、]
……はな
………
[黙った]
(93) 2015/08/08(Sat) 01時半頃
|
|
[ホレーショーの足元、マドレーヌの匂いを嗅いだり寝転んで踝あたりへすりすりと懐いて過ごしていた猿が、上を見上げた。 ホレーショーの笑顔に真ん丸な瞳を揺らして、 カリ、と爪を噛む]
…なぜ…?
[望まれて、断る選択肢はないのに、 まるで時間稼ぎのように尋ねる]
(94) 2015/08/08(Sat) 01時半頃
|
|
ふ、ぅん。
[約束したもの>>89、といえば、ひとつしか思い至らなくて。 自分に言ったのだろうというのはすぐにわかっても、飛びつくのは恥ずかしい、気がして。 なるべく、気のないふりなんかしてみたりする。]
マスターは、外へ。 戻る、と思う。
[ほら、マスターに用事、なら。オレが食いつくのはおかしな話だ**]
(95) 2015/08/08(Sat) 01時半頃
|
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[平静を取り戻すまでに、秒針が何周か進んだ。 氷の入った水と、用意したのはコーヒーフロート。 それぞれをトレイに乗せて、テーブルに運ぶ。] 外、そんなに暑かった?
[何テンポも遅れてから、ゴロウにも挨拶と声をかける。 約束を果たしに来たというなら、>>89 接客はその相手に任せるつもりで。>>91]
(96) 2015/08/08(Sat) 01時半頃
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あー……えっと ゆっくり、してって。ふたりとも
[店主の不在については、コテツの説明通り。>>95 ヴェスパタインの、予想外に早い来店については。 何とも言いようがなく、ただ。
――悪いことではないと、暗に告げるように。>>50 去り際、テーブルの陰。 紺の布地をちょんと、指先で引っ張る。 今はこれが、トレイルの精一杯。
コースターの上に置かれたコーヒーフロート。
覚束ない手つきで盛られたバニラアイスは、 先日のものより歪で、少し量が多かった。]**
(97) 2015/08/08(Sat) 01時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/08/08(Sat) 01時半頃
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…へ? 済んでる、って、
[もしかして、全部済ませててくれたのか。 これは、焼き菓子の賄賂だけでは足らなかったかもしれないな。 本の選別も、棚の大まかな場所だけを聞くつもりだったというのに、実際は既にピックアップ済み。 静かに語られる、終わった後の手続き内容を懸命に覚えて、次忘れてたらそれこそ全部任せまくりになってしまう。 が、それが花の話題に移れば、何故か彼は黙ってしまって。>>93
普段であれば聞けば答えてくれる内容に返事は中々帰ってこず、 笑みには困惑が強く混じる。]
(98) 2015/08/08(Sat) 02時頃
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何故って、
アンタが、贈ってくれたから、 気になった。
[黄色い向日葵の意味は結局分からないまま。 ただ、贈られて悪い気はしなかったから、あの花はまだカクテルグラスの中、咲き続けている。 丁寧に水を変え、流石に日数を重ね少々元気はなくなってきたものの、白いカーネイションと寄り添って。]
調べちゃ、駄目か?
[そう質問すると、屈み、足元で見上げる猿>>94を抱き上げる。
知っている。これも彼だという事を。 だから返答を逃がさないように、 答えて、欲しくて。
促すように首元を擽って、視線は抱いた彼から、目の前に立つ彼の方へ。]
(99) 2015/08/08(Sat) 02時頃
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…気に、しな
[贈った花になんて意味はない。ただ咲いているだけで、路傍の雑草と同じで、目に見えない勿忘草、捨てていかれた心と同じで、――]
……あなたが望むなら そうすればいい けど代償は。大きい…かもしれない?
[抱き上げられた猿は不安そうに毛を逆立てて、腕の中でじっとしている]
(100) 2015/08/08(Sat) 02時頃
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[悪魔の言葉は、人を誘い惑わすという。 魔力もつ言葉は呪い、思いを口にすればすべてが罠になる。 ブローリンが店の外で人間に話しかけることはほとんどなかった]
………
[だけど言葉を介さない花も、意味を伝えてしまったら、知られてしまったら、 罠になるのではないか?
人間の、彼の、彼らの。悲劇であっても望まれる本当の願いから、利己によって歪めて遠ざけてしまう罪]
(101) 2015/08/08(Sat) 02時頃
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はは、 かもしれないって、なに。
[>>100>>101肩を揺らして笑んでも、声は何処か空虚なまま。どう足掻いても抜け出せそうにない。
ヒト以外との付き合い方、危ない物、危ない行動。それらは全て、前店長からきっちり教わった。 あの喫茶店を経営するにあたって、ヒトとして様々な者と関わっていく方法を。 受けた警告はとても多い。 そして悪魔とのやり取りも、その内に。
だがそんなもの、もう自分にとってはどうでもよく、]
これ以上俺から、 何を取ろうって言うの。
[もう何も、残っていないのに。 あの時全部失って、二度と満たされた事は無い。]
(102) 2015/08/08(Sat) 03時頃
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[全部失った筈なのに、今感じるのは久しい欲。 求めれば無くしてしまうのはあの時身を持って学習した筈なのに、何故かどうしても知りたくて。 理由なんて分からなかったけれど、たぶん、彼が贈ってくれて、嬉しかったから。
あの時吐いた礼>>2:313は殆ど空っぽ。 しかし礼だけは、本当に、嬉しかったのだと。]
――知りたいんだ。
[君のくれた、言葉の意味を。 猿の『彼』を撫でていた手は止まり、今は静かに抱き上げたまま。 小動物特有の温もりに触れた胸の奥、古い感情がどろりと濁っても、それが無くした物とは気付けない。 自分で気付けなく、したのだから。]
(103) 2015/08/08(Sat) 03時頃
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[奪えるものならばたくさんある。まだ。 思考に浮かんでは消える"対価"の候補]
かもは 可能性
[律儀に答える声が遠い。 彼の腕の中で猿は緩慢に瞼を閉じた。 擬態した小さな温もりと鼓動を残して、灰が崩れるように闇へ消える]
お前は何をくれる、ホレーショー 私を知ろうとする強欲の代償に
[欲しいものならばたくさんある。 欲されたい、求められたい。契約ではなく、悪魔の誘導ではなく。 真に美しく煌めく人間の魂達。 荒野と評されるそれは、こんなに、豊かに輝いている]
(104) 2015/08/08(Sat) 03時頃
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[猿の消えて空虚になった腕を、掴んだ。 力をこめる――折れない程度。
もつれる足音、ガタガタと古い木と紙が揺れ、
本の背表紙並ぶ書棚へ押し付けて、 間近に、 鼻が触れるほど近くに、鬱金の虹彩はセピア色を覗き込んだ]
望むのならば 契りを
[優しげでさえある口許に言葉を乗せて、 誘う*]
(105) 2015/08/08(Sat) 03時半頃
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[崩れた温もり>>104に手は空を抱き、どくりと、心臓が強く鼓動を放つ。 これ以上はいけないと知識は警告を発するものの、それを押さえつけるのは本来のセーブ役である理性だったか。 ざわざわと肌が粟立つものの、少しそれを楽しんでいる自分が居る。 きっとトワイライトの店長失格だ。領分を越え、こんな危険な事、するなんて。
それでもその先を望む意識は、続きを紡ぐ、]
(106) 2015/08/08(Sat) 04時半頃
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なんでも。 アンタが欲しいと思うなら、何でも全部、持っていくといい。
[例えば、客に飲食物を提供するこの腕であったり。 例えば、注文を取るこの声であったり。 例えば、多くを見つめるこの目であったり。 例えば、笑みを張り付けたようなこの感情であったり。 例えば、いっそ失った方がいいとさえ思える記憶であったり。 例えば、傷つき崩れかけるこの心であったり。 例えば、鼓動を続ける赤い心臓であったり。
ああきっと、そのどれを失ったとしてもアレを後悔させる事は出来ないのだろうなと、愛とも憎悪とも区別のつかなくなった塊を抱えて、 目の前の悪魔越し、かつて愛した死神を見る。
ただ今は、彼の美しい瞳だけが、目の前で強く煌めいて。
彼を見る。
『彼』を見る。 『彼』を、見た。]
(107) 2015/08/08(Sat) 04時半頃
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[押し付けられれば、殆ど倒れ込むように背を本棚に預けただろう。>>105 掴まれた腕、深い、地下の書庫。 そう強く捕まえずとも、俺はアンタから逃げやしないのに。
今は覗きこむ彼の瞳だけが目の前に強く広がって、]
(108) 2015/08/08(Sat) 04時半頃
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[ 『君』が、見える。 ]
君を、知りたい。 ブローリン。
[逃げ場を失った書庫で、契約を口にした。
失うものなど何もない。そう思っていたのはきっと自分だけだったけれど、 こんな自分にも価値があるのなら、好きなだけ持っていけばいい。 君が欲するのなら、こんな抜け殻みたいな自分くれてやる。
ただその代わり、君の事を教えてくれ。 これじゃどちらが契約を結ぼうとしているのかすら分からない。 けれど、教えて欲しい。君が知りたい。君を知りたい。 愛してるに乗せた意味を。 輝くあの、黄色い花を。
喫茶店のカウンターの奥、白い花の隣で咲くあの花は、 あの花は、君の花だろう?]
(109) 2015/08/08(Sat) 04時半頃
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[…――ああでも、店を店員達に任せきりだから、夕方の閉店までには帰らないとな。 今夜の営業はトレイルが仕事を休む筈だから、夜までにしっかり準備しておかないと。
そう、頭の隅で場違いな思考を回して、
誘う声を受け入れた。**]
(110) 2015/08/08(Sat) 05時頃
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いらっしゃい……お?
[来たのは、千冬とゴロウ。 店員が2人共……ぎこちない>>90>>91 交わす言葉も、どことなく、浮ついて>>92>>95
蛇の瞳が丸くなる]
ごゆっくり
[それは、客だけではなく、店員達にも向けて。
こういう繊細な時期に刺激は禁物。 彼らが接客に全力を注げるよう、必要な作業は全てやろうと意気込んだ**]
(111) 2015/08/08(Sat) 08時半頃
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[悪魔の誘いを受け容れる言葉が沁みた。 、、、後悔するぞ 思考の奥底で囁くのは自分自身に対して。 そんな声は聞かない。目の前の、傷を抱えて美しい魂だけを見ていた]
(112) 2015/08/08(Sat) 10時頃
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[契約の接吻は自分からはしてはならない、 悪魔のくちづけは吸血鬼が生贄の血を啜るのと本質的に同じである故に。 その決まりを破った、と自制が追いつくのは、書庫を深く長い沈黙が支配した後]
………
[ああ、人間は呼吸をするいきものだ。 顔を離し、捉え掴んでいた腕を解放する。 隠されない尾が心配そうに揺れた。
契りを交わした相手の頬へ伸ばし、指先は鼻梁をたどって眉間に触れ、髪を撫でた]
もはやお前は私を知ることができる 私の存在、私の悪夢、私の罪、私の愛を そうして境界を越えて煉獄へ近付き、 私に触れることができるだろう
[知り得た全てを忘れ、永遠に夜の民をその身から遠ざけるならば、神の御許へも帰れるだろうと抑制された低い声が続けた]
(113) 2015/08/08(Sat) 10時頃
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ブローリンは、ホレーショーを見る瞳が人懐こく緩んで笑う。
2015/08/08(Sat) 10時半頃
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さてさて、花に意味を尋ねる本ねぇ 写真が多くていいのはたぶん…
[指先に、手品のように浮かび上がる一冊の本は、文庫サイズの花の図鑑。 それをホレーショーの腕の中へ落とした]
これは図書館からの貸し出し。 あとは
[ひらと、悪魔の指が翻って。 花が咲く。 八重咲きのペチュニアの花を添えた]
あげる。此処には幾らでも咲いているから
[更に続き咲くのは一本の茎に青紫の花をいくつも並べた、リンドウ。 集合して咲く可憐なスターチス。 際限なく次々と綻ぶ青紫色で、一気に彼の腕の中は抱え切れぬほどの花籠の様相を呈し、 そこへリナリアの花を一本、寝かせて乗せた。 いつかの勿忘草と同じ色の、別の花々**]
(114) 2015/08/08(Sat) 10時半頃
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……うん
[ケイの、こういうところがずるいと思うし、 同時に敵わないなと、尊敬もしている。>>111 これまでも、目に見えない様々な場面で 随分助けられてきた。 本人に自覚があるかどうかは、わからないが。]
今なら珍しいコーヒー、飲めるよ
[注文について、ゴロウにそんな揶揄を飛ばし。 テーブルに写真が広がれば、コテツの背を押すだろう。
ニホンについては勿論興味があるから そのうちさりげなく輪に混じるつもりで。
写真以上に、目の前で揺れる黒糸に視線が 奪われるだろう予感は、きっと当たる。]**
(115) 2015/08/08(Sat) 16時頃
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そうですか。 会えなかったらまあ、そのうちですねえ。
[もし今日中に会えなくても、写真の冊子は置いていくつもりではある。>>95]
暑かったですよー。 あんまり風もなくて。 途中から少し、涼しくなりましたけどね。
[トレイルに答えるが、涼しくなったのがヴェスパタインのおかげだったとは知る由もない。>>96
ゆっくりしますー、とケイにも片手を挙げる。>>111]
(116) 2015/08/08(Sat) 17時頃
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コーヒー…… じゃあ、珍しいコーヒーをフロートでお願いします。
[トレイルがヴェスパタインに運んできたコーヒーフロートを見て、また冒険的なメニューを注文する。]
でも、虎徹くんが居てくれて良かったですよ。 毎日ここに居るとも限らないでしょう?
[目元が穏やかに緩む。 手持ちの鞄から取り出した、旅行の思い出。
表紙を捲れば、一番最初のページに縁日の光景。屋台が並び、人混みの中で浴衣を着た人間が何人か居るものと、夜空を彩る花火の写真が収められていた。
自由に見やすいように、何枚か抜いて写真を広げていく。 縁日以外にも、古い日本家屋、町並み、舞妓、人力車、近代的なビルや建物などが写っている。]
(117) 2015/08/08(Sat) 17時頃
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日本のお祭り、花火がある時はこんなお店が並ぶことが多いですねえ。あと、お祭りだと着物を着ていく人が多いようです。
[縁日の写真を虎徹に見せて、にこにこ笑う。
賑やかで楽しいのもいいし、静かな場所で花火を見るのもいい。甚兵衛姿の虎徹はきっと、どちらでも似合う。
可能であれば、自分で連れていって案内してみたくもあった。**]
(118) 2015/08/08(Sat) 17時頃
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[契の口付けには長い沈黙が伴ったが、別に、悪い気はしない。 押し付けられ、背に当たる本棚の感覚も。 掴まれ、縫い止める腕への温もりも。 不思議な事に、悪い気はしなかった。 後悔も。
好きなだけ持っていけばいい。 そう、彼に全てを任せたまま、暫くそうしていただろうか。 不意に終わった契約に酸素を吸い込み、消せなかった気恥ずかしさから、頬はほんのり赤かっただろう。 触れる手に目を細め、くすぐったさに再び笑む。]
(119) 2015/08/08(Sat) 17時頃
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うん、 …そう、わかった。
[返した返答は短く簡素に。 聞いた。了解。 そのアピールだけを口にして、
生憎言った言葉を撤回するつもりは毛頭ないし、だから続く帰り道への忠告<<113は、自分にはきっと意味の無い物。 先ほど交わした悪魔との契約で知っていたのは軽い知識としてだけで、その詳細や実際に何が起こるか何をされるかと言うのは知りはしない。だから正直な所、少し拍子抜けをした。 あっさりと終わったやり取りと離れた距離に、もしやすんなり返答しすぎて順序が狂ったかな?なんて思っても、まさかあちらの方が手順を破ったとは思いもせず。
さて、自分は何か持って行かれたのだろうか。 やはり、何も持っていく物など無かったのだろうか。 寿命、とか? …どうでもいいな。残りの生、苦しむ期間が減った事にむしろ感謝する。
ああ、彼の声は堅く深いのに、触れる指先や金の瞳はこんなにも優しい。夜を恐れる事を忘れた人の子は、目の前の夜に触れんと、手を伸ばし、
しかし胸に渦巻く何かに気付くと、 僅か躊躇い、手を下ろした。]
(120) 2015/08/08(Sat) 17時半頃
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え、 ちょっと、待っ…!
[契約には待ったを言わなかった癖に、どんどんと増えて行く腕の中の花々>>114にはかなり慌てて、 折角受け取った図鑑を落とさぬよう、勿論花も落とさぬよう、 しかし多すぎやしないか。嬉しいには嬉しいが、それを通り越して照れが勝つ。]
ありがと、う。 うれしい。すごく。
[古い、何時かのような不器用なはにかみを浮かべて、 こんども、礼にはきちんと、意味を込める。 際限まで抱えた花達に少しよろめいたものの、何とか踏みとどまって。ばら撒いてしまっては、落としてしまってはいけない物の様な気がしたから。
さて、何処に飾ろう。 店か? 個人的に貰った物だから、自分の部屋の方がいいかもしれない。 胸に渦巻き沸き上がる何かはきっと嬉しさか、先の契約からの異変か戸惑いか。
荒野の枯れた花が、静かに風に揺れた。**]
(121) 2015/08/08(Sat) 17時半頃
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― バー ファミリア ― それじゃ。また来てくれると嬉しいよ。
[いつもより大分遅めの店終い。 それは今送り出した青年に思いの丈を吐き出させていたため。
店の片付けをしながら、青年から聞いた話を思い返す。]
(122) 2015/08/08(Sat) 19時頃
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[聞けば恋人だった男に別れを告げられたと。 体面のため、何の思いもない上司の娘と結ばれるから別れてくれと、そう告げられたと言っていた。 よくある話、とは言わないが、物語の中だけとも言えない、そんな程度の不幸話。
ただ、そう割り切れるのは多分自分が重ねた経験があるから。
青年はひどく荒れていた。 元より青年をこちら側に引き込んだのなその男なのだと、他に男を知らないというのであればそれも納得がいった。 初めは「それが彼の選んだことなら」、自分に言い聞かせるような様子だった。 もしかしたら彼はそれを肯定して宥めて欲しかったのかもしれない。
けれど男はいつものように酒を飲ませ、青年の本心を引き出そうとする。 そしてやがて口をついて出たのは。]
(123) 2015/08/08(Sat) 19時半頃
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『………俺を捨てたあいつなんて、とびきり不幸になっちまえばいい。』
[そんな怨嗟の言葉。
思いがけず溢れた言葉に自分で驚く青年を静かに眺め。その言葉を否定せず、また酒を注いだ。 注がれた酒を飲み干して、青年は限界がきたのか、眠ってしまった。 だからいつものようにしたの休憩室に寝かせ、そして朝になった。
自分が口にした言葉を覚えているのかいないのか。 一晩明けた青年は何かすっきりした様子だった。 だから―例え様子がおかしくてもそうしただろうが―男はそのまま青年を見送った。
愛した男の不幸を一瞬でも願った青年がこれからどうするのか知らない。 もし店にまた来て、青年が自分から話し出さない限り、事の顛末を知る機会は来ないだろう。 男にとってはいつものことなのでそれ以上の感慨はない。]
(124) 2015/08/08(Sat) 19時半頃
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[そんな青年の後ろ姿と昨夜の心から不幸を願う怨嗟の言葉をきっかけに、数日前に投げかけられた言葉を思い出す。]
“人間が分からなくならないか”
[その問いに男は答えなかった。 元より人間というものを深く知っているなんて思っていないので分からなくなる以前ではあるのだが。
分かるのか、分からないのか、分かりたいのか、分かれていないのか。
そんなことを考えて、やがてたどり着いた結論は]
…僕はこんなことも諦めているのか。
[分かろうとはしていない、そういうこと。 ただ話し手が話したいことだけを聞く。 そして相手が話すことだけを話させて、そこに疑問や意見は挟まない。 聞いている“だけ”。本当の意味で理解することは、諦めている。 聞き上手、などと言われるスタイルも、ただ聞いているだけだから。]
(125) 2015/08/08(Sat) 19時半頃
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………
[それに気づいてもそれほど心に波風は立たない。 何かが変わったわけではない。諦めていることに気づいた、それだけのこと。
諦めることには慣れている。
だからいつもと変わらず閉店後の後片付けを続けた。**]
(126) 2015/08/08(Sat) 19時半頃
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これだけ?って顔 これだけだけど…もっとひどいことしたかった?
[拍子抜けだろうと笑う。 契約のもたらしたもの――見る者が見れば明らかな変化、 魔に踏み込んだ越境者の魂は、悪魔憑き、等と誹られる類のそれに変じていた。
花を抱えたホレーショーの、不器用にはにかむ懐かしい笑みに、 後悔する、と深くで囁いていた声へと蓋をする]
(127) 2015/08/08(Sat) 20時頃
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えーと… 本見て調べる前に言っておくけど 俺を知っても、だからってホレーショーに応える義務があるわけじゃないから 今まで通り 何も変わらずに過ごしていい よ
[腕一杯の花。それは真摯に捧げる願いではあるけれど、 これまでと同じ距離、あるいは、彼が彼だけの新しい幸福を見つけたとしても。
鬱金の双眸を細めて、 猿がするのと同じ人懐こさで、ホレーショーの肩へ額を擦り寄せる]
(128) 2015/08/08(Sat) 20時頃
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だけどそうだな ……悪魔を知るっていうのは、もうその悪魔を使役出来るってことだから ひょっとすると今後の人生は良くないものを引き寄せやすくなるかもね、"黒魔術師ホレーショー・アンバー"
[後出しで酷い情報を漏らしつつ。 くすくすと笑う。黄昏時の喫茶店の当代主人に、黒魔術師の肩書きは悪くない]
あとねぇ、エクソシストなんて連中にもロクなのはいないから、気を付けて? もし絡まれてまずかったら、 助けろ、って願えば。俺は絶対。いつでも。駆けつけるから
(129) 2015/08/08(Sat) 20時頃
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………
[それから。 やがて、地下書庫から図書館の地上階へ戻るのは 両手で市販のマドレーヌを握って頬へ詰め込み上機嫌のオマキザルと、 両手が異様なほど大量の花で塞がった客と、 その代わりに本の袋を提げた職員と。
ゴロウが持って来てくれると言う日本の写真は、見に行くつもりだった。異国の情景とそれを切り取る視線に興味があって。 仕事は、もう終わり]
…すぐ戻る? 俺も
[トワイライトへ行く、と呟いた**]
(130) 2015/08/08(Sat) 20時頃
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ー喫茶店ー
……―――。
[>>90視界の端に捉えた、探し人の影 双眸を通して明瞭な程、トレイルが動揺している]
…そうだね、 店内は涼しい。
[微妙に心配の種は或るものの、そのまま席へと移動 室内の冷気でひんやりする椅子を引き 梧郎な率直な感想に、同意>>89 そして、2人を案内をしたコテツに顔を見せる>>91>>95]
(131) 2015/08/08(Sat) 20時半頃
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マスター不在? 珍しい。
[されど店主は戻って来るらしい なら問題ない。此方は夜中まで此処に居座る予定。 此処に滞在している間、そのうち会えるだろう。
契約書の執筆に関しては >>2:321如何にかなると、椅子に腰かけ]
…それなら 是非 梧郎が持つ写真を拝見しつつ ゆっくり待つことにしたい。
[コテツも興味あるだろうと賛同を促し 次いで、馴染み深いリズムで靴音を奏でる トレイルへと無意識に視線>>97]
(132) 2015/08/08(Sat) 21時頃
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[テーブルに運ばれたのは、コーヒーフロート
此処でよく注文するアイスコーヒーと 自身が好むバニラのアイスが何方も存在し 小さなお得感がある]
――…、有難う
[彼のぎこちない語調の起因。居た堪れなさを感じてから。
銀のスプーンに指を伸ばす動作が ――停止]
…………、
(133) 2015/08/08(Sat) 21時頃
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[くいっと彼に引っ張られたのは 深紺の麻布では無く ――心臓だった]
嬉しいね…… 何かのサービス?
[常より大量のアイス 彼の甘えたな行動 何方に対して問うものかは、背を向けた彼の判断次第だが 彼の機嫌に関しては、甘やかな悪戯を自分の都合の良い方向に解釈し]
……待ってる。
[安堵と愉快に言葉にならない音。口元だけ、綻ぶ]
(134) 2015/08/08(Sat) 21時頃
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日本の祭りも賑やかだからね。
[その後、スプーン一杯にアイスを掬おう >>118視界に映る梧郎は、大層楽し気だ]
ちなみに梧郎は 着物と甚平、何方が好きなんだ?
[コテツとお揃いの甚平とか似合いそうとは言葉にしない。 ただ、軽く首を傾けて そっと口内に、純白の甘露を広げる**]
(135) 2015/08/08(Sat) 21時頃
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お前……やるな
[人間で珍しいコーヒーを何度も試すのは珍しい>>117 ご希望通りに、濃厚なコーヒーと、多めのミルクを提供する。 もはやカフェオレ専用だ]
ほい、どーぞ
[コーヒーを出しながら ゴロウの示す日本の写真>>117>>118を覗き込む]
おお、すげえ、エキゾチック
つかコレ、何だ……旨そう
[屋台のたこ焼きに目をつけた]
(136) 2015/08/08(Sat) 22時頃
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酷い事も、 それも契約の内なら、 しても、いいんじゃないの。
[悪魔にしては可愛らしい口付けだったと、そう笑って。 元々、想い合った相手と口付けなんてした事無い。 愛しても居ない相手とのソレは慣れた物で、今までも何度か経験はあった。 だから彼との行為もその一環と、しかし何かが、違う気がする。 分からない。だからこれは、知らない事。
自分は特殊な能力を持っている訳ではない。 ただの何処にでもいる人間で、ほんの少し普通とは違う知識を持っているだけ。 だから悪魔の齎した変化>>127に気づくことは無く、普段通りの自分の様子に首をかしげていただろう。]
(137) 2015/08/08(Sat) 22時頃
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[義務はない。普通に過ごせ。その言葉には首を縦に振って。 しかしどうにもすっきりしない。
わかった。 けれど、
…けれど、何だろうな。 含む言葉に不安を覚えても、もう知る準備はできてしまったし。 もしかしてものすごくとんでもない秘密が込められて居たりしたのだろうか。後で下僕にされたりするのかな。 しかし先に知りたいといったのは此方な訳だし、覗いたなら一言二言なり何かを返さなくてはいけない気がして。それでも、何も言えなかった。 一瞬不安そうな目を向けたものの、すり寄る悪魔>>128へ、同じようにセピア色の目を細めて。 でも今は両手が埋まっていたから、普段の小さな彼にするよう、毛並みを擽ってはやれなかっただろう。 くすぐったいよと、笑いながら。 だが黒魔術師の称号>>129には酷く慌てて、]
(138) 2015/08/08(Sat) 22時頃
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なんっ、で、 そーいう事先に言わないかな?!
[失ってもいいとは思っていたけれど、何かがくっついて来るとは聞いていない。 通常ならクーリングオフ物だがなってしまった物はしょうがないし、店の経営には支障はなさそうだし、大人しくして居れば大丈夫そうだし、ガードマンが居るのならまあいい、のか…? これも契約の代償の内。ってところだろうか。 むしろ今まで以上店に相応しくなった気がして、結局は、おくちチャックで説明を聞いていた。]
(139) 2015/08/08(Sat) 22時頃
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――何時でも駆けつけるって、 なんか、ヒーローか何かみたいだね。
[もしくは王子様とか、ボディーガード、セキュリティポリス。 他にも彼の契約者なんて沢山いるだろうに。思い浮かぶのは、図書館の不思議な噂話。 悪魔のヒーローなんてコミック誌か何かみたいだと、特別扱いに緩い顔で笑った。]
(140) 2015/08/08(Sat) 22時頃
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[それから、 両手いっぱいに花を抱えた男は刺さりまくる視線にほんの少しうつむいて、すれ違う人間に偶にぎこちなく会釈をして、歩きながら見ていたのは揺れる青い花弁の数々。 前をあまり見ない危険な道のり、エスコートは本を提げた悪魔>>130にお任せして、これも事前に聞いてない!と内心ぐしゃぐしゃ考え事をしながら共にトワイライトまで帰って行ったか。
道すがら、偶に隣を歩く男の顔を盗み見ても、あの輝く鬱金の瞳は前髪に隠れて見えやしない。
契約した事店員達にバレたら説明やお説教がめんどくさいな。 主に最年長のケイとか。 なんてほんの少し考えても、やっちゃったものは仕方ないと若干開き直っている。**]
(141) 2015/08/08(Sat) 22時頃
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着物と甚平?
[どちらが好きかとヴェスパタインに問われれば。>>135]
うーん、どちらも和風な感じがして好きですが…… 見るのはどちらも良いですね。
もしもお自分で着るのなら、甚平ですかねえ? 短い分、涼しげで動きやすそうで。
[街中で着ると浮きそうだが、室内着には良いかもしれない。 実用的な面で出た答え。]
(142) 2015/08/08(Sat) 22時半頃
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やるでしょう。
[ふふ、と不敵な笑みを浮かべてみる。>>136 敢えて挑戦してみる、それが冒険者というものだ。 やはり喫茶店に馴染んできているのかもしれない。
ミルクを思い切り入れれば、カフェオレフロートの出来上がり。 多分こうしてみれば美味しいんじゃないかな。多分。]
デビルフィッシュとあだ名をつけられてるアレが中に入っている食べ物ですね。かかっているソースが美味しいのです。 かき氷とかりんご飴とか、お菓子系もいけますよー。
[ついつい買いすぎたあの日の思い出が蘇る。 バニラアイスを突付いてコーヒーを啜れば、かなり甘くなっていた。]
(143) 2015/08/08(Sat) 22時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/08/08(Sat) 23時頃
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[道中、花屋の宅配兄ちゃんみたいになっているカフェ店主と、 つかず離れずの晴れの外。 日陰を選ぶような歩き方よりは、石畳の段差で転ばせないようにと、拓けた路を歩くことになり、結果 眩しい]
………
[店員から店主へのお説教の可能性については知らんプリンの素知らぬ顔。 偽ガードマンは契約がなければ力を発揮出来ない軟弱役者だったが、今は、 『ヒーローっていうか、魔術師の使い魔みたいな?』 安っぽい立場がとても気に入ったみたいに、悪魔も緩く笑ってそう返していた>>140]
(144) 2015/08/08(Sat) 23時頃
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― トワイライト ―
[真鍮のドアベルを鳴かせる。 ホレーショーは二階の自室へ一旦戻ったなら、階段を突破するくらいまではナビゲーターを務めての後]
……
[ああ暑かった。というように、僅かに襟を緩め、カウンターへ歩み寄る。 店内には既に客の姿があって、結構常連で繁盛している、と本来の寂れ具合をはっきり把握していない故に感心した。
お猿のブロ君はカーテンレールを伝い、もう早速写真を覗き込もうと飛んで行く。挨拶代わりにきゅいきゅい甘えた声の自己主張]
(145) 2015/08/08(Sat) 23時頃
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ああ、うん………なんつか、ウチ向けだな
[不敵な笑みのゴロウ>>143に呆れ顔。 この味覚ならば、人外向け料理も美味しく食べれるのではないだろうか]
えっ………デビルフィッシュ、食うって、マジ? ――――東洋の神秘やべぇ
[まさかのタコである。 さすがに食べたことが無いのだが、これはレシピを調べてこなければ。
クラーケンを詰めたライスボール(微妙に勘違いしている) さすがに何か、違う気がした]
(146) 2015/08/08(Sat) 23時頃
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そう……甚平。
うん、そっちの方が動きやすいだろう。
[>>142 古風で優しい梧郎の容貌 着物も品があって魅力が増すだろうが 甚平の方がしっくりくると納得した頷き
そっと、日本の風景が広がる写真 または会話を楽しんでそうなコテツの、切りが良い時に]
梧郎には、何色の甚平が似合うと思う?
(147) 2015/08/08(Sat) 23時頃
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[任された通り、用意し運んだコーヒーフロート。 ディッシャーの使い方に慣れてなくて、 ラグビーボールのように横長になってしまったのを、 誤魔化そうとした結果の増量に。]
そう。サービス あー……今日最初のお客さん、だから
[いかにも後付けな理由まで盛り付けて、 視線は相変わらず、ほんの少し斜めに逸れる。
人目を忍んでの接触は、文字通りの甘え。>>134 芽生え、息吹き始めたばかりの感情を、
どう伝えればいいのかわからなくて。 どうにかして、伝えたくて。]
(148) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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[去り際、背中に届いたのは約束の確認。
手にしたトレイを掲げることでイエスと返し、 ゴロウから受けた注文をケイに伝えた。
道中涼しくなった理由は、見当がつくものの。 不思議だね、と前髪を揺らし恍けてみせて。
やがてテーブルに広がった様々な景色の写真や、 ゴロウから語られる祭りや花火の写真。>>117>>118 交わされる会話はやや遠巻きに見守り。>>143]
へえ……? うまそう 新メニュー、期待してんね
[東洋の神秘はショウユ以外にもあるらしい。 未知の料理への情熱を燃やすケイに、>>146 ささやかなエールを。]
(149) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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[店主とブローリンが姿を見せたのは、 そんな歓談の最中だったか。>>145
一旦テーブルから離れ、接客に向かおう。]
いらっしゃい、ブローリンさん
[いつも通りグラスに氷と冷水を満たしたグラスを、 カウンターで佇む彼に差し出し。]
相変わらず元気だね
[飼主(主観)をほっぽって可愛らしい鳴き声を放ち、 駆け出すオマキザルにふ、と笑みを零す。]
(150) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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――東洋の神秘て、なんだ……?
[>>146反射的に顔を上げて、真剣に問う ついで、疑問を呈した体制で 蛇に軽く冷気を送って頬を撫でた。 記憶が正しければ彼は暑さより、寒さの方を好んだ気が
―――――、]
……、ん
[>>145 微弱ながら常と違う気配に、眉を寄せる それは待ち望んだ店主が、悪魔と契約を宿した危険な薫りとは まだ察知が行き届いて居ない]
(151) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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[空気の振動から伝達される 普段より強い悪魔の魔力。 その揺らぎの種は、まるで存在を主張する鳴き声の 小さな猿から放出されていると判断した故]
……随分、元気だな。 何か良いことでもあったのか。
[猿の正体を存じぬ人間からすると 活発な哺乳動物に話しかけていると見られるのか
もしバニラのアイスに小猿が興味を移せば 呉れてやらぬと、アイスを一口
>>148何せこの甘味は、最初の客である私の、特別]
(152) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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この小さいボールの中に、タコが隠れてます。 中身を気にしなければ美味しいですよ。
[所変われば食べる物も変わる。>>146 近いうちに不思議なメニューが加わるのかもしれない。]
お。 ブロ君じゃないですか。 数日ぶりですねえ。写真、興味あります?
[すばしこくおさるが近づいてきたのに気がついた。 おさるも写真がわかるのか、と疑問に思いながらも、わたあめの写真などを見せてみたり。食べちゃだめですよ、と釘を刺しながらも。>>145]
(153) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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[まさか店主が、 外出した数時間の間にただの人間から 魔術師にジョブチェンジ? クラスアップ? したなんて思うはずもなく。]
おかえり、ホレさん ゴロウさん達がお待ちかねだよ
[ブローリンと共に戻ってきたことだって、 どっかで偶然会ったか図書館に行ってたのかも。 その程度の予想しか働かない。
もしも、両の手を埋めた花束を目にしていたら、 また違った反応を見せたかもしれないが。 出迎えの挨拶も、見送った時と同じ調子で。]
(154) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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― 自分の店 ―
[店にはきっと、表の入り口から登場する事となっただろう。 両手いっぱいに花を抱え、何で今日もこんなに客が居るんだという顔を一瞬。しかしそれはほんの一瞬、本当、一瞬で。 留守番を務めて居た店員達に礼(土産は無い)を言うと、荷物を置いて来るからとそそくさとブローリンと共にカウンターを通り抜け、二階の自宅への階段を上がって行った。
自室はとても狭い。 広さとしては一階の店舗とそう変わらないというのに部屋はとても小さく、しかしそれもその筈、二階別室は倉庫も兼ねており、段ボールを開ければクリスマスツリーやハロウィーンの飾り、食器やカクテルグラスの予備等が雑に放り込まれていた。
住居スペースとして宛がう一室は、二階の部屋の中で一番狭い部屋。 どの道一日の殆どを一階の店で過ごすし、部屋にはシャワーを浴びて寝に帰る程度。しかし食事は店舗で取るし、冷蔵庫等も店と兼用。 シャワーや洗面所、トイレ、クローゼットも付いているし、別段困ってはいない。 ベッドが古いのは少し困っているが。]
(155) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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[古い棚には経理やカクテルの本と、何やら得体のしれない品の数々。 品のほとんどは夜の客から貰った謎の何かである物の特に趣味と言う訳でもなく、捨てたら何だか悪い事が起きそうと言うそれだけの理由で長期保存を決めてある。 ブローリンの苦手とする、魔を払うような品物は無かった筈だ。多分。
小さな洗面所に水を張ると花達をそこに収めて、花器を探したりは閉店後である夕方の仕事。 本は取りあえずベッドの上に積んでもらったなら、とりあえずは身軽になったか。
彼に、エスコートや荷物持ちの礼を伝えても、愛してるの言葉は無かっただろう。 自分はまだやることがあるからと悪魔を先に返して、自分はそのまま二階にとどまった。]
(156) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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[ただいまの挨拶をしたのは、両手に花を抱えながら。 皆>>154にオッケーすぐ降りて来るからと伝えて、二階へ。>>155]
(157) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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おお、旦那、いらっしゃい
[ブローリン>>145へ声を掛け――固まる。
ちょっと待った。 この悪魔、契約している?
契約は当然、よくある事。 違う、この違和感は、契約の先は――――――店長>>155]
お、おい………
[そそくさと逃げ去るように、店長が去った。 ぽかーんと立ち去った状態を見つめる。
まさか。 まさか、そうするとは。 お説教>>141とまではいかなくとも、身は案じるのである]
(158) 2015/08/08(Sat) 23時半頃
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き、き?
[元気だ、と二方から言われて>>150>>152猿は首をこてんと傾けた。知らんプリン。 ヴェスパタインのアイスに指先を伸ばそうとして死守されれば、その顔を見上げ、 それからカウンターで水のグラスを出して人のブローリンに礼を言われているトレイル店員の方を見て、]
… …ちちちち、ち
[舌を慣らすのは御機嫌な仕草。 じゃあいいよ!と尻尾を振って、ゴロウの隣へ。 大きなコットンの写真?>>153を覗き込んだ。
食べちゃダメ、と言われれば、逆に食べられるってことなの?と、紙を突ついてみる]
(159) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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ん? どーかした?
[ケイの只ならぬリアクションに。>>158 改めて店主の方を見た時には既に背中を向けていた。>>157]
(160) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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おい旦那
[人間体ブローリン>>145の横へどかっと座り、耳打ちする]
―――すげえ、攻めたな……
[勿論、ホレーショーの魂>>127について。 声色はあくまでも呆れた調子で]
このご時世 あそこまで濃い契約してるやついねーよ……
[どことなく楽しげなのは、魔の気配が増えたせいか]
(161) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[カウンター席に腰を下ろす男の方は、トレイルに出された水のグラスへ口をつける。 礼を伝えた少しの間の後、 飲み物は注文せずに、隣のケイへ顔を向けた。呆れた声、そりゃそうだろう]
…なんか サンドイッチとか なんでも
[ぽつぽつと、とりあえず軽食のオーダー]
…… 知りたいと…言ったから?
[我が身をも危うくする契約だと、たぶん思うが。 やっちゃいました。と表情乏しい真顔でてへぺろり、報告した]
(162) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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あ、こんにちはー、マスター。
[花いっぱい抱えた姿を見て、店に飾るのかなあ、と人間は呑気に考えている。悪魔との契約など、感じ取れるわけがない。二階へ上がる背を見送り。>>155]
これ、食べ物の写真ですけどね、本物じゃないですからね。
[破られても写真のデータはあるので別に良いが、写真を齧ったおさるがお腹を壊したらよくない。写真をつつブロ君をちょいちょいつつく。>>159]
(163) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[と、言うのも。 トレイルの意識は、 今も半分は和装の男に向かっていたので。
一連の会話を聞いているうちに浮かんだ疑問を、 さていつぶつけようかと。]
あの、さ あんたが着てるそれって、 「着物」っていうんだよね?
[和やかな空気の中。 歩みより、尋ねる顔は先ほどの動揺を静めて。 ほんの少しの、企みを孕んだ笑みを浮かべている。]
つまり――今も、祭り中てこと?
[その装いが、祭りの際に身に着けるものだと。>>118 俄か知識を使っての、ちょっとした揶揄。]
(164) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[一人残った二階の自室。 狭いそこを満たすのは、悪魔の贈った濃い花の香り。
掴まれた腕が、擦り寄られた肩が、口付けをした唇が、 胸が、 酷く熱い気がして。
かさついた唇を、指でなぞる。
熱い、――のだろうか。 分からない。 ただ遠い昔、これと同じような想いを経験したような気がして、 だが、まさかそんな筈ある訳ないと、頭を振った。
あれはもうとっくに忘れた感情で、この熱も悪魔との契約による物だと、そういうことにする。 するんだ。 しなくてはいけない。*]
(165) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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――Twilight――
[「ごゆっくり」と蛇が言う>>111。ただ、それが自分にも向けられたなんて、つゆとも思わない。 何をゆっくりするのか、ゴロウはマスターに用事なのであって、それのご相伴に預かるようなものなのだ。 ――まあ、勤務時間外に客として来ていることを考えれば、本来「ごゆっくり」もおかしな言葉ではないのだけれど、ついぞ今までそんなことは言われたことがないものだから、頭にない。]
……か、えってくる。きっと。
[そのうち>>116になってしまわないように、願望もどこか含んでいた。 でもあのマスターのことだ、何時になるかわかったもんじゃない。確約できない危うさが、語尾についた。]
(166) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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――え、
[居てくれてよかった>>117と、聞こえた気がして聞き直す。 背中を押す手>>115は余計なお世話だが、広げられた写真の数々に、悪態つく気も失せてしまった。 夜の暗がりに、赤い灯りがいくつも。屋台くらいはこの国の祭りでも出るけれど、こんな数じゃない、こんな見た目じゃない。 庇から透ける灯りと人の表情に、意識が写真の向こうにとらわれはじめる。]
最低だ。
[ほろり、零れてしまった言葉。綺麗だ、と思って。素晴らしいと思って、その反動。 感嘆の吐息に紛れてしまうくらいの音量だった。聞こえていなければいいと口を噤んで、そっとゴロウを窺う。]
(167) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[キモノ姿の人も、確かに何人か。ユカタ、とかいう区別はよく分からない。 真っ赤な甚平はいないようだったが、けれどとりどりの和装は、不思議と馴染んでみえる。 ただ、何よりも一番目を引いたのは、夜空に咲く大輪の。]
これが、ハナビ――
[自分の知るものと、あまりに遠く。あまりに、華やかで。 はじめから少ない言葉を、ぽかんと何処かにやってしまった。]
(168) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[ヴェスパタインの一言>>147があるまで、そのまま空白の時が流れた。 はっと弾かれたみたいに、顔を上げる。]
何色、の。
[オレのは、赤で。真っ赤な、柘榴で。 目の前のヴェスパタインは、深い紺色。 でも、ゴロウはそのどちらも、少し違うだろう。 黒もいいかもしれない、引き締まりそうだ。でも。]
(169) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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緑、がいい。 あの、ドアみたいな。
[このTwilightの、入り口のドアを指す。 蔦まみれの小汚いドアに例えるのは失礼な話かもしれないが、緑の深さを例える言葉を、他に知らなかった。]
(170) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[てへぺろじゃねーよ、と首元を掴んでゆさゆさ]
あーもー
魂がアレだと、変な客も来るだろー ここはそーゆー店じゃねーってのー コテツはボディガードじゃねーってのー……
[蛇は厨房なので勿論DQN退治に動く気は無い]
お前責任取れよー、どーにかしろよ むしろ通い詰めてマスターガードしろよ ついでにその変な奴らも丸め込んでまともな客にしろ
[無茶ぶりも追加]
(171) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[烙印の魂は、特に悪魔族の気を惹く。 それに惹かれて、今までよりも客が増えるだろう事は想像できた。 実際、こういう店のマスターとしては相応しい魂ではあるのだが。
溜息をつき、トレイル>>160へ答えを]
ボンクラマスターが、ボンクラやらかして ………無料でキリキリ働く社畜を連れて帰ってきた
[果てしなく曖昧な発言。
社畜とは、ブローリンの意味である。 一応ホレーショーは悪魔の使役主となる。 この際だからこの悪魔もキリキリ働かせようぜ、とニヤリと目を細めた]
(172) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[猿のブローリンとの遣り取りの真意は見えない。 アイスを欲しがり、 拒む姿を捉えて意外そうに首を傾げる。
てっきり先日のように、 分け与えるのかと思っていたので。>>2:228]
――…そんなに、好き? バニラアイス
[ならもっと、おまけしてあげればよかったか。 もっと、彼の嗜好を把握したいと、 芽生えた感情の、枝葉が伸びた瞬間だった。]*
(173) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[その指したドアが、ちょうど開いて花抱えたマスターが帰れば、話はひとまず区切りを迎えたろう。]
……何。
[花屋に行く趣味があるとは聞いてない。ここに飾るとも聞いてない。 じゃあ何だそれは。どうしたことか。おかえりなさいよりもその奇妙さを問う言葉が先に出た。]
(174) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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― 暫くして、店舗スペース ―
やー、おまたせ。 どしたの?ゴロウさん。 もしかして、この前言ってた写真かな。
[お待ちかね>>154と言われれば思い出すのはこの前の約束。
エプロンをつけながらケロリとしたいつも通りの顔で二階から登場し、店番ありがとうと改めて店員達に礼を。 ヒトで無い者たちから不審な目を向けられても、なあに?と笑うだけで、 店主はきっと、普段と同じように振る舞い続ける。
花言葉はまだ調べて居ない。 なんせ、名前も知らないような花達なのだ。一ページずつ探して、調べて、それは閉店してからの作業になるだろう。 ああでも、その前に花器を準備して。 借りた図鑑が開かれるのは、まだ少し先。]
(175) 2015/08/09(Sun) 00時頃
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[一通り悪態を吐き出すと、溜息と共に立ち上がる。
厨房に行き、サンドイッチの準備をしようと冷蔵庫を開けた。 さすがにタコは無い。 あれば、実験台タコボール>>153を食わせたのに。
フライパンで卵をとき、スクランブルエッグに。 ハムとウィンナーをハーブで味付けし、軽く炒める。
ホットサンド機に載せたパンの上に、具材を載せていく。 仕上げはマヨネーズとケチャップを混ぜ、胡椒で味を整えたソース。。 ホットサンド機で挟めば、香ばしい香りが漂い始める。
見事なまでに人間用のサンドイッチをブローリンへと出した**]
(176) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[ついでに後ろからブローリン。小鬼は魔の気配にアンテナ立てるほどの鋭敏さは持ち合わせていないが、何となく、そう本当に何となく、何かが違う、と思って。 ケイが敏く反応したから、その感覚は間違ってはいなかったのだと知った。]
かえれ。
[その感覚が何を意味するかまではわからない。わからないが、気心知れたブローリンのこと逆さ言葉で出迎える。店員なら逆さ言葉でも許されないかもしれないが、今は客だからいいんだ。 いやでも、嫌な予感がしなくはなかったので、本心がゼロではなかったかもしれない。]
(177) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[養父の教えと、温かく心地いい環境のお陰で。 これまで悪魔の誘惑と縁のない生活を送ってきたトレイルには、 何がなんだかさっぱりわからない。]
――…はあ……?
[ケイの説明を聞いても、>>172 きょとんとした表情は変わらないまま。 ブローリンへの文句も、いまいち理解が及ばず。>>171 けれどさして、深刻には受け止めていなかった。
この店で盾いている以上、 店主を取り巻く事情の変化についてそのうち解るだろうし。]
でも、そう悪いことでもないんでしょ?
[無料でキリキリ働く社畜。 従業員が増えるということか。しかも無償で。 ニヤリと笑うケイに、いいんじゃない、と安易に賛成を。]
(178) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[ゴロウにつつかれながら、写真を指先で広げて興味津々に眺める猿は、人間の子供を小さくしたような。 しかし、ケイの口から不穏な発言>>172が出ると、えっ無料!?とキッと一瞬振り返った]
……… エクソシストは嫌
[低位のDQN連中ならまあ、とか。 昼はともかく夜ならばどうせ毎日のように入り浸っている。 ついでに蝿叩きを握るくらいは容易い、ホレーショーがそう望むなら]
(179) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[極めてまっとうな普通のサンドイッチ>>176を差し出されて、抑制された表情のままほんのり溜息を吐く]
あと
…… 古い友人に、別れを 言いたい
[追悼、という単語を使わずに、 儀式ではないけれど、ここを出て行った友との訣別の区切りを、今日にと 店員や店長の誰へ、ともなく注文した]
コーヒー一杯。砂糖抜き。 …出来るだけおいしいの
(180) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[ケロリとした顔で降りてきた店長>>175に、ジト目。 どうせ葛藤はしているだろうし 色々考えていないわけではないだろうが それを表に出す性格でもない。
まあ、後のゴタゴタがあったとしても 使い魔という名の悪魔がどうにかすればいいのだ]
デビルフィッシュ食わせんぞ
[ぽつりと呟いた。 まだ、タコは未知でまずい生き物という印象が抜けないのだ**]
(181) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[居てくれてよかった、と言ったのは本心だ。>>167
写真を見たいと、興味を持ってくれた彼に一番に見せたいと思っていたのだから。一番最初のページに縁日と花火の写真を選んだのもその為だ。ほとんど無意識に近かったが。
微かに呟かれた言葉は聞こえなかったから、その時は虎徹を見返さずに写真に目が行っていたけれど、時折様子を伺う限り、悪い反応ではなさそうだ。
なので、多分好印象の感想が漏れたんだろうと脳内補完。]
(182) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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みどり?
[思わず振り返ったドアは深い緑。>>170 明るい緑ではなく、落ち着いたなかなか渋い色。]
似合いますかね?
[自分ではなかなかイメージしにくい。 緑色が似合うと思われたのであれば、勧められた色を着てみるのも悪くない。柘榴色と並んだら、反対気味の色彩があうのではないかと思って。]
ん。
[ごく自然に赤と緑を並べた自分に気づく。]
(183) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[>>159察しの良い猿だとつくづく思う そりゃ、ブローリンの半身と呼んで良い存在 当然と言えば、それまでの話だが]
……、……――
[此方は、ケイ等程、魔力の変化に察し良くないらしい >>158>>159呆念に包まれたケイの反応に思案する間 手元に有った、白と枯葉色の蜜を喉奥を伝い、嚥下]
(184) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[>>164>>173そうして、アイスも残り僅かという所 近づいて来たトレイルに意識が奪われる。 されど、悪戯を思いついた子供めいた顔貌で発した問いに 軽く小突きたくなる衝動を、常の冷静な声で]
……少し違う。 日本人が、祭りで着るのは、 「着物」より「浴衣」が大半。
何より私は着物を、私服として身に纏っている。 祭り関係なしに。
[瞳だけで微かに笑って、視線を軽く重ねる]
―――急にどうした?
着物に興味を持ったのか …それとも祭りに、行ってみたい?
(185) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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――だけど、祭りの誘いより先に 今夜の約束を、優先させてもらうよ。
[冗句とは遠い言葉は笑みを伴い 傍に来た彼を迎い入れる様にさらりと告げた]
その前に、はい。 最後の一口。 ちなみにバニラアイスは お前のおかげで 今は好物。
[はい、と同時。彼の口元にバニラの乗ったスプーンを運ぶ 今度は、手元に送るなんて遠回しな行いは止した]
(186) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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……、店長はどこだ。
[其れだけ告げると、スーツケース片手に腰を浮かす 契約書を記さなかったばかりに 今夜の約束が破棄になる事は避けたい。
アイスを差し出した彼を愛でるより先に、 さて、首を伸ばして待ち望んだマスターは、何処に居るのか]
(187) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[虎徹のかえれ発言にちょっとびっくりしつつ。>>177 店主が下りてきたのを見れば、そちらに意識が向いた。>>175]
はい。 写真、持ってきましたよ。 夏に行った時の物ですねえ。
[ひらりと写真を一枚掲げた。]
もし、ゆっくり見たいようでしたら、 アルバム冊子ごと置いておきますので。
(188) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[その注文>>180を受け取ったのは誰だったか。 オーダーを通されれば作るのは自分で、しかし美味しい物をと言われれば困ってしまう。
確か、豆の挽きをいつもより軽く。 湯はしっかりと沸騰させること。 時間は正確に。 最後にほんの少し、温め直して。
美味しいコーヒーとやらを淹れたのは、10年以上前に少年だった一人の男。 あの時は店員見習いで、今は店主として。 昔とまったく同じようにはいかなかったけれど普段よりは美味しい液体をカップに注ぐ。 もう二度と作らないと、そう決めたそれを。>>1:316]
はい、 コーヒー、ブラックで。
[しかし配膳したのは悪魔の前で、そこに座っているのはあの死神では無い。
だが、結果として捧げるのはアレへと知らず、白いカップの中で、黒が揺れた。]
(189) 2015/08/09(Sun) 00時半頃
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[居てくれてよかった発言>>182に、待っていた、とは言わない。 言うはずない、言えるはずない。 オレはマスターとブローリンの間に割って入っただけなんだ。
それでも日本を――見て、みたかった。 興味あるくせ、記憶もない。顔が馴染んでも、言葉も話せない国。 それは、実のところ、ずっと怖くて。自分から見たり触れたりは、していなかった。 だから、持ち込まれる少しの写真からなら、触れられる気がした。]
(190) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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[>>183似合う、と心のまま答えたら、また真逆が口をつきそうな気がした。 なので、肯定は無言で、けれどはっきり頷く。
マスターの方に写真が向くなら>>188、身を引いてマスターの入る場所を作った。]
(191) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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ユカタ? ……ふうん
[付け焼刃の知識を用いての揶揄は、 冷静に正されてしまった。>>185 写真で観る分に違いはほとんどないように思うが、 彼がそう言うのなら、そうなのだろう。
不快ではないがなんとなく、面白くもなく。]
別、に ちょっと言ってみただけ
[しかし不満顔は長くは続かない。 祭りにも、日本にも興味はあるが大事なのは――… なんて、考えた矢先。]
(192) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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マスター。お帰り。
[店主の姿を見つけると、手を挙げて傍に来てもらうか 自分から彼の前へ進み出て、単刀直入に切り出す。]
トレイルが欲しい。 彼と一夜、此処で過ごす権利を、私に呉れ。
[そう言って、差し出したのは既に和紙で記した紹介状 最後の文章。
紹介状 トレイルを夜に。 ――千冬。
本名を刻んだ達筆の文字を見せ、他に何か必要かと伺う。 あれば、足を踏むことも無く 従順に付け足すか、書き直すか]
(193) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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どうやら私は 探していた人を 漸く見つけられたようだ。
[最後にマスターに囁いたのは、懐かしい友愛を込めて**]
(194) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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[黒が揺れる。 ふわりと薫りの立つブラックコーヒー>>189の、カップの縁へそっと触れた。
昼にあまり来ないからもあるが、ブローリンはコーヒーを注文しなかった。 正確にはコーヒーのコーヒー抜きを注文した。 出されれば嫌がらずに飲む。けれど、平気な顔で他の店に浮気した。
理由は勿論、この店の店主が淹れるコーヒーの味にあり]
ありがとう …すまない
[カップを差し出したホレーショーの手へ僅かな間だけ、自分の手を重ねて引っ込めた]
(195) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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[かえれのコール>>177にはどうも、とごく自然に片手をあげていた、馴染んだ相手。 ゴロウの隣で日本の写真を見ていた猿は、店主にも見せる、コテツは場所をあける>>191と見れば、
自分も移動してコテツの膝へ]
ちちちちち♪
[上機嫌に舌を鳴らして、 コテツの腹のあたりをぽすぽす叩いた。 捕まりそうになるなら素早く、逃げ出す姿勢*]
(196) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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あ、ああ……うん、
[落ち着いた矢先、 再び意識させられて、泳ぎかけた視線の先。 言い終わる頃にはもう、くちびるに届く冷たさに 否応なしに開かれ、 注がれる甘さはきっと砂糖だけじゃない。]
――…ちょ、 ッ、……
[触れた瞬間溶けて、端に垂れかけたそれを指先で拭い、 睨みつける目尻は朱く、潜む眉根は怒りでなく混乱の証。
立ちあがり店主の元へ向かう間、 何も言わず――否、言えずにただ目線だけで追う。]
(197) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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[はっきりとわかるように、大きく頷く虎徹。>>190 言葉は少ないが、その分態度で示されているのには気づいている。]
うん、それなら。 俺も緑の甚平、着てみようかな。 それで……あちこち案内、したいね。
[ぽつりと願望を漏らす。 旅行の楽しかった空気、分けてあげたいと。]
あ。ああ、赤と緑って何だかあいますし? 反対の色だから、一緒にいても色彩が映えるというか???
[自分でもよくわからない言い訳一つ。]
(198) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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はいはい、ただいま。
…なーに? どしたのヴェスさん、 アイス食べておなか壊した?
[彼のテーブルに見えるのは、コーヒーフロート。 確かこの前もアイス食べてたし、慣れない物食べておなかでも壊しただろうかと一瞬思って。 クレーム対応だったら面倒くさいなと、呼ばれた声>>187にひょっこり厨房から顔を出した。
のだが、]
(199) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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んっ、?!
[言われた言葉に目を丸くし、ついでに変な声も上げて、 噴き出さなかったのだけは褒めて頂きたい。 だって、あまりにもストレート>>193に言い放った物だから。]
――べつに、 いーと、思う、けど、
[そもそも俺トレくんの保護者じゃないし。雇用主だし。 どの道彼は今夜きちんと休みとってあるし。権利もなにもないっていうか。
トレくん、付き合う友人は選んだ方がいいとおもうけど。
なんて、悪魔と契約しくさったお前がそれを言うか?という言葉を飲みこんで、覗きこんだ紹介状は一部、どうも、漢字で読めない。 どの道夜に誘う契約は口約束の類でも構わず紙に記す者の方が珍しいというか、 店員は別に誘わなくても何時でもフリーで遊びに来れるというか、 それは全て置いておいて、]
(200) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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おめでとう。 アンタの欲しかった繋がりは、 ここにあった訳だな。
[>>194いつか彼が言った言葉>>1:116を思い出し、今は純粋に祝福を送るだけ。]
(201) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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……何だ、お前。
[ユニメンとは露知らず腹近くの猿>>196に手を伸ばす。 伸ばせば、避けられ。また伸ばせば、飛び退られ。 遊んでやってるのか遊ばれているのか、攻防戦のさなかで爆弾発言>>193を聞き逃した。 夜に二人を見るときに、おそらく目を向くほど驚くことになる。]
(202) 2015/08/09(Sun) 01時頃
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ー日本の祭りと、甚平の色ー
――緑?
[たっぷりの間を置いて>>169 彼が告げた提案は心が籠っている。>>170 指差された方向には 年月を重ねて渋みも増した綺麗な深緑の扉]
……成程 似合うと思う。 流石だな、コテツ。
[>>183似合うだろうかと不安がる梧郎に対し コテツの考えに賛同の頷き>>191を重ねた]
(203) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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[>>198赤と緑の色彩 そういえば、冬に見る何かに似ている気がしたが 輪郭が浮かぶも、はっきりとは思い出せない]
来年、梧郎に緑の甚平をプレゼントしたら 2人とも、着てくれる …と、良いな
それとも、もっと早い時期の方が好い?
[微かに眼差しは、梧郎とコテツを交互に移し 何気なく語りかける、他愛の無い問い。
人はこの行為を、お節介の形容するのだが 冬の精霊は、全く持って、悪気だけは皆無なのだ**]
(204) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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な、に言って……
[抗議というか、何というか。 誰よりもしっかり耳に届く声が発した台詞に、>>193 空のグラスも、観衆も構わず側に駆け寄った。
宣言と共に店主に差し出された紹介状。 その意味を、トレイルは知っている。 ヴェスパタインという名が本名でないことも。
きっかけについては忘れてしまったが、 そのことを知ってから、 頑なに名を呼ぶことを拒んでいた。
知りたかった、意地を張って訊けなかった答え。]
(205) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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― 黄昏 ―
[店内の遣り取りやお猿の攻防戦とは離れたカウンター。 コーヒーのカップを、"定位置"へ。そして宙を撫でるように指を動かす。 そこに置いていかれた、誰かの心。萎びて朽ちた勿忘草の残滓]
…身勝手
[お前は逃げたのに。 真実の愛と己の存在理由の、崩れてしまった魂のバランスに堪え切れず。心を切り離した日、常連だった死神は壊れて消えた。 お前はもう戻らないのに、 愛したものを置いて逝ったのに、
わたしをわすれないで なんて]
(206) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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もう いい だろう
お前には謝らない
忘れない
[ゆっくりと、美味しいコーヒーは冷めていく。 それと同時、勿忘草の幻影も淡く薄れ、少しずつ黄昏の店内へ交じりとけるよう**]
(207) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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……………… ……… 招待状不要だったのなら それを早く言ってくれないか、駄マスター。
[>>200驚愕を呈するマスターの顔を、不可思議と見つめた後 もしや、と云う態度で、責任の無い彼へ睨みを利かす
>>2:300昨日の幸福そうな男の様子を遠目に観察し 勘違いした自業自得なのだが
御蔭で数日前から 如何トレイルを誘えば良いのか悩みの種だった故]
―――……
(208) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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……? オレは、着る。けど。
[夏祭りは、この甚平は、夏のもの。今年の夏はもう来ていて、これからこの日本の風景に近づくことは叶わないと認識している。 ヴェスパタインの都合もあるだろうし、早く、というのは求めない。まず、よくわかってなかった。 着るか着ないかで言われたら、来年突然体型が変わったり寿命を迎えたりなんて予定はないので、いま手元にある甚平を、来年も彼の前で着るのはなんてことない。
お節介の精霊>>204。しかし無意識に惹かれているだけの小鬼は、それを正しく捉えられない。]
(209) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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[これは、なんと読むのだろう。
異国の文字で書かれた部分に見入っていたから 二人の間に交わされた囁きは届かなかったが。>>194>>201
いつもの澄ました顔が、じわじわと染まっていく。 夕焼けのような、茹で蛸のような。 燕柄の織物のような、幸せの色が滲む。
この気持ちは、何と呼ぶのだろう。
湧き上がる疑問と、 こみ上げる愛しさが花ひらくのは黄昏の先。もうあと少し]*
(210) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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[差し出された写真>>188を覗きこんだのは、ヴェスパタインに呼ばれる少し前。
いいの? へえ、じゃあ、また後でじっくり見せてもらおうかな。
[別に今でも構わないが、ほら、一応は開店している訳だから。 それに図書館で借りた観光の本と照らし合わせてとか、そういう事もしたかったし。
冊子ごと置いて行く>>188と言った彼に甘える事にして、今見ているのは彼の手元の写真が一枚。 さて、写っていたのは何だったか。知らない国の、知らないマツリの、1ページ。 異国の文化を興味深そうにコテツ店員>>191の隣から覗きこんで、その後は、ヴェスパタインの襲撃を受けただろう。]
(211) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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[ヴェスパタインと店主のやりとりはスルー…というか、何か込み入った話のように思えたので、距離もあいていたし聞き耳を立てなかった。
なので、爆弾発言についても知らず。]
ええ、ええ。 もし頂けるのであれば、俺何でも着ますって。 甚平は見た感じ、夏の服のようですから、秋や冬に慌てて送ってくれなくても大丈夫ですねえ。
[くれるものはもらう。>>204 遠慮しない辺りが日本人っぽくはないか。 その代わり、本当にくれるなら何らかの礼はするつもりだ。]
(212) 2015/08/09(Sun) 01時半頃
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[彼の笑みが作りものかは判断できずも 彼が呉れた祝福は、本物と伝わる]
―――………有難う。
[この一連の遣り取り。 とうの本人は気が気では無かった筈。 >>205傍まで距離を削った事実を歓迎し、眼を細め 招待状に視線を注ぐ姿に、小声で>>210]
ち、ふ、ゆ。 それが、私の名前。
[彼の耳を掠める微かな低音は、笑気を孕む。 空の片手がまた彷徨いて、そっと彼の頬を撫でて擽り]
(213) 2015/08/09(Sun) 02時頃
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実際に呼ぶのは、夜まで遺しておいて。
[彼の反応は伺うが、名を告げられた事に素直に喜色を噛む。 ――――次いで、]
あと、お前さっきから アイスが口元に付いている。
[嘘である。 >>197さっき自分で拭っていた口元に ひんやりした指を添えた悪戯の御返しは>>192 3秒程]
(214) 2015/08/09(Sun) 02時頃
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[さてどんな反応が返るか、解らないが 唯、静かに、大切に、彼を双眸に映す
頬を桃に色づかせ、そっぽ向きながらも 彼は、白氷の如く冷えた心に、腕を伸ばす。
―――私は子ども扱いする彼の こんなところが特に、好きだった**]
(215) 2015/08/09(Sun) 02時頃
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[あー怒ってる。絶対怒ってるな。 じっとりじっとりとした視線>>181を受けても、店長はへらっと笑っただけで。
だってごめん。実際何も考えていなかった訳だから。 その場の感情だけで行動した事は正直謝っても謝りきれないし、ジャパニーズセイザとかもするし、ドゲザの方もするし。 今更になってちょっと――どころでは無い位にまずかったのは、なんか薄々感じ始めてきた訳で。
つまり先の笑みは、ごめんねゆるして!を含めた笑みだった。 多分これでは許してもらえない。絶対。 で、だ。]
――デビルフィッシュて、
[なに、それ。 なんかあの、触手みたいな、アレかな。 夜の常連さんにも、アレをいっぱいぶら下げてる人、居るけど。
それは勘弁してほしいなと思いつつも嫌だと言わなかったのは、一応は悪いと思っていたからだった。 彼には、かなりの迷惑をかけて居た気がするし。今まさにかけているし。 面目ない。]
(216) 2015/08/09(Sun) 02時頃
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[>>209>>212 爆弾発言をスルーしてくれた優しい東洋人と、 親しい子鬼のコテツに、安堵の色を灯して、頷く]
本当? 良かった。
2人が並んで 甚平を着た姿を見たくてね。
[お節介と云うか、我儘と云うか。
さて、こんな無茶ぶりを 律儀な梧郎はお礼として受け入れてくれるだろうか コテツは頷いてくれるだろうか。 反応を双眸に焼き付けて、淡い笑気を溢すのみ**]
(217) 2015/08/09(Sun) 02時頃
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知ってると思ってたし。
[>>208睨まれたって、どうしたものか。 知らないよとさっさと逃げて、生憎そっちの悩みまではカバーしきれない。 しかし向けられた礼>>213に関しては、]
どーも。
[きちんと受け取る。]
(218) 2015/08/09(Sun) 02時頃
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