242 【突発誰歓】桜が見せた夢
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、マユミ、ヒナコ、マドカ、キルロイ、櫻子、フィリップ、ピッパ、トレイル、ベネット、ボリス、ホリーの11名。
|
[年上のロングヘアの女性>>318と年下のまだ学生に見える少女>>322の会話を小耳に挟めば、この準備が“卒業式”のためのものと理解できただろう。 いつまでもこんなところで感傷に浸っていても仕方ない。 もうあれは過去のことなんだから。 ゆっくりとふたりの近くまで歩み寄れば]
卒業式、するの? じゃあ私も参加させてもらっていいかしら。
校歌ならまだどうにか覚えているし。
[口ずさんでみる。 うん、大丈夫。 歌詞が一部生徒間で流行った創作になっているなんて、そんなことはないはずだ。]
おお、女の子が増えた。 寒くなかった? 怪我とかない?
[そして新たな女性――櫻子>>323へと、小さく手を振った。]
(0) 2015/12/17(Thu) 00時頃
|
|
[体育館で作業する男。]
いや〜大変なことになってしまったね。 備蓄庫の食料を処分する前でよかったよ。
これから暗くなってくるだろうから怪我とかに注意するんだよ。 あまり動かない方がいいと思うけど、念のためにまだ使える懐中電灯を…
あれ?電気が……?
[いつのまにか、とうに供給を止められたはずの灯りがうっすらと 周囲を照らしていた。**]
(1) 2015/12/17(Thu) 00時頃
|
|
[気付けば校庭の桜の木も 淡紅の光を放って――――**]
(2) 2015/12/17(Thu) 00時頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 00時頃
|
でも良かったです。 こうやって先生にも会えたし、 OGとOBの方にも会えたし。
[今日思い切って来なければ、 再会も出会いもなかっただろうと思うと少し不思議だ。 今日でなければ、もっと寂しい卒業式になっただろうから。]
そうなんです! ここで歌えるの、もう最後だし…
[なんか感慨深いですよね、と呟いて。] 卒業式は、アタシ的にはいつでもおっけーです! あ、大丈夫です。今日帰れないことは知って……
ああっ!?お母さんに言ってなかった! ちょっと連絡しておきまぁす!
(3) 2015/12/17(Thu) 01時頃
|
|
[救助が来ると聞いて、すっかり安心してしまっていた。 慌ててスマートフォンを握りしめ、両親に電話を掛ける。 事情を説明し、大丈夫だからと念を押した。 兄には、まだ直接言う勇気がなくて。]
他に人もいるし、中学のときの 城崎先生も一緒だから心配しないで。
……もし、もしお兄ちゃんから連絡が来たら、 無事だって伝えてね。 明日には帰れるから…うん。じゃあね。
[元気そうな両親に安堵し、通話を切った。]**
(4) 2015/12/17(Thu) 01時頃
|
|
[一人の女性から声をかけられた。 心配そうに尋ねてくる彼女に私は平気だと笑った。]
ご心配なさらずに。 私は、大丈夫です。 少し寒くはありましたが、怪我はしていませんので。
...何か始まるのでしょうか。 [視線の先には椅子が並べてあって、何か催し物でもあるのかと彼女に尋ねてみた。]
(5) 2015/12/17(Thu) 01時頃
|
|
ん、それなら良かったわ。
[にこりと笑んだ。 明らかに年下だろう彼女へは自然と口調も砕け、この廃校においては後輩に向けるようなものになる。]
卒業式をやるみたいね。 詳しいことは知らないんだけど、あのふたりに聞いてみたら分かるのかな?
[城崎と明里を視線で示す。 自分も後で問おうと思いつつも]
あ、自己紹介。私はここの卒業生の堀川紗雨っていうの。 こんな状況だけど、何かの縁かもしれないし。
宜しくね。
[良かったら身体にかけて、と。 備品の中にあったブランケットを彼女へ差し出した。]
(6) 2015/12/17(Thu) 01時頃
|
|
―廊下―
[お見通し、と、その言葉に軽く笑った。>>320]
そりゃ、生まれた時から見てるからね?
[常にそばにあったわけではないけれど まゆ美の成長はこの目に焼き付けてきた。 やがてまゆ美が語る、一人の友達のこと。 うん、うん、と頷きながら聞いて]
……その子の名前は?
[聞き出せたとして、覚えはなかった。 けれど、まゆ美の未練とは 本当はそのことなのではないか。 会いたい人に会えずになんて――悲しすぎる。]
(7) 2015/12/17(Thu) 02時頃
|
|
神様はね、ひどいやつなんだ。 神様に作られた人間は感情というものを持って ……それゆえに、人は自ら命を絶つことすら、あって。
でも神様にもコントロールできなくなっちゃったのは 人間の感情が引き起こす、奇跡なんだと思う。
[もしも奇跡があるのなら。]
いないって決まったわけじゃないよ。 こんなにたくさんの人がいるのなら まゆ美が会いたい人も、どんなに可能性は少なくても いないって決めつけたら絶対に会えない。
[探してみようよ、と笑みを向ける。]
(8) 2015/12/17(Thu) 02時頃
|
|
夜明けか、そっか……
[もう空は闇を運んできていた。 不思議といつの間にか、廊下の電気がついている。 まゆ美にもう一度手を伸ばし さらりとストレートの黒髪を優しく撫でた。]
禁煙は絶対に、成功させるから。 泥船に……違うわ、豪華客船に乗った気持ちで、 信じていいよ。
[一瞬、豪華客船が沈んだ映画を思い出したが あれは稀なケースだ。]
そうだ、雛子ちゃんの卒業式の準備してたんだ、体育館で。 まゆ美もよかったら、くるといいよ。
[無理にとは言わない。友達を探す気持ちが芽生えるなら、まゆ美の心のままに。彼女の探し人が、自分の向かう先にいることなど、知らぬまま。**]
(9) 2015/12/17(Thu) 02時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 02時頃
|
[どうやら彼女もここの卒業生らしい。 年上っぽい雰囲気の彼女はちょっと覚えがないがもしかしたら先輩だったかもしれない。 差し出されたブランケットはぺこっと頭を下げてから受け取って、もふもふしたそれで身を包めば、とても暖かかった。]
私は来栖ヶ谷櫻子といいます。 実は、堀川さんと同じく私もここの卒業生なのです。 こちらこそ、よろしくお願いします。
...卒業式、ですか?
[その単語を聞けば 自分の卒業式のことを思い出して一瞬だけ表情を曇らせたが 少し無理をして、笑顔を作る。 詳しい事情はわからないが そこまでするということは、きっと大切なことなのだろうし 沈んだ顔は、そのような場には相応しくない。
彼女の視線の先にいた二人と目が合えば お辞儀をしただろう。]
(10) 2015/12/17(Thu) 02時半頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 03時頃
|
ー回想ー [大学に入ったころ、友人が一人自殺した。 確か家の事情かなんかだったかと思う。 随分長く浅い人付き合いを続けていた身としてはそれなりに仲良くできていたつもり。
けれど彼は死んでしまった。 何もそぶりを見せず、何も愚痴りもせず。
葬式で友人の顔を見てぼんやりと思った。 結局、俺はその程度だったんだ、と。 だからこんな風においていかれる。 必要とされないのに人を必要とするのはツラい。
それから教職課程はやめた。 教え子が自殺なんかしたら俺はきっと耐えられない。 だから他の成績の悪さを理由に諦めた]
(11) 2015/12/17(Thu) 06時頃
|
|
[友人が死んでも続く普通の毎日。 人ひとりがいなくなっても誰も何も変わらない。 俺の気持ちにまた大きな風穴が残っただけだ]
「京、お前何だこの成績?」 「どうしようもないわね、やっぱりあんたは」
[親のお小言なんていつものことだ。 俺は怠慢の言い訳を探しているだけなのかもしれない。 けれどよくわからない。いつからか癖になった「どうせ」という考え。 大学なんて卒業できればいいじゃないか。 どうせ世間で役に立つことなんてないんだし。 どうせ働き始めればどんぐりのせいくらべの中に入るだけなんだし どうせ俺なんかと真面目に付き合うやつなんていないし。 俺一人いなくなっても世の中変わらないし]
あぁ、うん。ごめん。卒業はできるから。 就活できないけど。
[ぼんやりした不安と怠慢の言い訳はたいして変わらないのかもしれない*]
(12) 2015/12/17(Thu) 06時半頃
|
|
ー現在ー>>1:314>>1:317
消えるんだ。…そっか。
[驚くほどあっさり受け入れられた。 嘘をつくようなシチュでもないし疑う必要性を忘れてしまった。
奥さんでももらえば。…いや、いらない。 伴侶や子を失うということは人生で最大の悲しみとかいうらしい。 俺はそんなの味わうのも味合わせるのも嫌だ。 そんな時ヴーンとスマホのバイブがなる]
──…!ちょっとごめん!
[メールの着信。震える手でそれを見て…表情が、固まった。 予想が的中しただけだ。何を驚く必要がある。表情筋は動かないが目から少し水が零れた]
あぁ、ごめん。うん、ちょっと。
(13) 2015/12/17(Thu) 06時半頃
|
|
お前、今バンドとかやってんだろ? いなくなったら困るんじゃないの。
……代わってやれたら、いいのに。絶対お前の方が泣く人多い。
[ぼんやりした不安が大きくなりすぎて頭もぼんやりしてる。 多分自分は一生変わることはないだろう。 院でやっている「やりたいこと」とはただのサボリの言い訳だ。やりたい勉強なんかじゃ、ない
未来を無くした後輩の前で「死にたい」なんて言えるわけないじゃないか。 彼に俺はその他大勢の一人だろう。 でも俺が大好きな人達において行かれるのはもう嫌だった。 膝に顔を埋めたままぼそぼそつぶやいた]
いくなよ透。逝くなら代わってけ。
[落ちたメール画面。「ご両親が亡くなりました」と表示されたまま。顔が上げられない。とても情けない顔をしているから*]
(14) 2015/12/17(Thu) 07時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 07時頃
|
[振動音>>13先輩の携帯がメールを受信したらしい。何気なく画面を見ている姿を視界に入れていたが]
先輩…………? 先輩、どうしたんですか。
[彼まで水を零れさせてしまうから、おれは何度もそう呼んで戸惑ってしまう。]
(15) 2015/12/17(Thu) 07時半頃
|
|
無名バンドのボーカルなんて、代わりはいくらでもいるでしょう。 どうせファンの女だってメンバーの面にしか興味ありませんし。
[もしかしたらおれのせいでもう活動も出来なくなってるかもしれないな。 どうしてやることも叶わない。]
何言ってるんですか、そんな訳無いですよ。
[いや、そんなことより。寂しい子供みたいに膝を抱えて>>14この人はなんてことを言うのだろう。 変わらず明るくて、やりたいことを出来ている。そんなアナタのほうがずっと周りに人も多いに決まってる。]
そんなこと、言わないで下さい。 京先輩はこれからもやりたいことをやって、幸せに……
[無責任な慰めの言葉は、言い切ること無く止まる。]
(16) 2015/12/17(Thu) 07時半頃
|
|
[それが目に入ってしまったから。 嗚呼、おれは自分達の死を伝えることでこの人に一晩で四人も亡くさせてしまったのだと悟り、次の瞬間には。]
[その頭を抱き抱えるようにして、撫でていた。 彼がしてくれたように、幼い子供にするように、冷たく濡れた手で。 そんなことをするのはあまりにも久しぶり過ぎたから、酷くぎこちなかったけれど。]
[何も言うことは出来なかった。だって、おれはこの人を哀しませている一人なんだから。 暫くの間そうしていただろうか。嫌がられない限りそのまま、何も言われない限り黙ったまま。彼はどうしただろう。…そして]
ごめんなさい。 代わることは、出来ないんです。
……先に、行きますね。 寒いですから、先輩も早く戻って来て下さい。
[空き缶を置いて、立ち去っただろう。 一度独りにはしてあげたほうがいい気がして、一緒にとは言わなかった。*]
(17) 2015/12/17(Thu) 07時半頃
|
|
―用務員の男の話―
そういえば君たちは、この学校に伝わる七不思議を知っているかい? その中の一つに『幽世の桜』というものがあってね。
昔大変仲の良い恋人がいたんだが そのうち一人が亡くなってしまってね。 残された方は思い出の場所だったんだろうね。 毎日、毎日。桜の木の下で泣き暮れていたそうだ。
するとある日、桜の木が淡い光を放ち 驚いて顔を上げると、目の前には死んだはず恋人が立っていて そのまま二人は手を取り、死者の国へ旅立ったと。 ……そんな、お伽噺だ。
だからもしかしたら今日も どこかで蘇った死者が、誰かを連れて行こうとしているのかもしれないね。
[なんてねと、締めくくり 茶目っ気たっぷりにへたくそなウインクを。**]
(18) 2015/12/17(Thu) 08時頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 08時頃
|
ーー 廊下 ーー
[ぴちゃりぴちゃり、水を落として歩いていく。 さてこれからどうしようか。父の願いはおれを通して後輩へと渡った。 もう未練と言えば、……置いて来た人のことだけ。]
……あれ。
[おれはその途中、校舎に電気がついていることに、外からも光があることに気付いた。 その正体を確かめに窓へと寄って]
(19) 2015/12/17(Thu) 08時頃
|
|
[息を呑んだ。 桜が淡紅の光を帯びて>>2暗闇を照らす。上階からはよく見下ろすことが出来た。 夜光虫が集っているようでもあり、そんなものとは比べ物にならない。 まるでこの世とは思い難い、幻想的で美しい光景だった。]
……幽世の桜。
[蘇る記憶、あの七不思議>>18 本当だったんだ、自分以上に不思議なものなど無い現状あっさり受け入れられた。 それならおれも今七不思議の一部になっているんだな。眉を下げて口許を緩める。]
(20) 2015/12/17(Thu) 08時頃
|
|
でも、おれは……
[あの話の幽霊のように、誰かを連れて行ったりなんて。……しない。 何故だか酷く寂しいけれど、京先輩と離れた今はどうしようもなく寒いけれど。 想って泣いてくれる恋人なんて、死者になってでも一緒にいたいと言ってくれる人なんていない。 おれは、……おれは。**]
(21) 2015/12/17(Thu) 08時頃
|
|
ーー 過去:あの人の卒業式の日 ーー
[とうとう来てしまったその日。証書を受けとる姿は、体育館の後ろのほう、同じ学年と並んで座ってじっと見ていた。 ああ、いなくなっちゃうんだなあ。]
卒業、おめでとうございます。
[式が終わった後、先輩を追い掛けた。 またあいつが来た、彼の周りでそんなことを思った人はゼロじゃ無かっただろう。 そんなのは気にしない。もう杜中でこの人に会うことは出来ないんだから。 色んな感情を押し隠して、やっぱりおれは笑っていた。]
[先輩、先輩。無意味に呼んでまだ小さかった身体で見上げ、ぎゅっと袖を引っ張った。]
卒業してもずっとおれの先輩でいてくださいね。
[兄のような人に置いて行かれてしまうような気持ちだった。行かないで、そうワガママを言う程に子供では無くなっていた。 代わりに、ずっとこの関係のままでいて、と。 そんなことを言った自分がこの土地を離れ、遂にはもう二度と会えない姿になって最期の再会をするなんて、思いもせずに。**]
(22) 2015/12/17(Thu) 08時半頃
|
|
回想・卒業式>>22
おー、透、ありがとなー!
[頭わしわし。いつもの光景。 高校は滑り止めと第○(規制)希望くらいしか受からなかったが進学自体奇跡扱いだったし素晴らしいよね俺]
ん?勿論さ。年上と思って敬い続けるがよいぞ。
[飛び級制度があればお前も来いよといえたのに 小さい弟を置いていく気分で結構堪えたが義務教育故に留年なんてできない。 いやちょっとまて。留年の理由が違う]
俺にもお前はずっと可愛い後輩だよ
[また明日な、と思わずいってしまった別れ際。 いつか来ると思っていた明日はついに最後まで訪れることも無く*]
(23) 2015/12/17(Thu) 09時頃
|
|
……来栖ヶ谷 櫻子。
[当たり前だけど、まどかに心当たりはないようだった。>>7]
そうね。 神様はひどい。私も、そう思う。
[考えたことがある。 もしその存在が実在するのなら。 どうして私みたいなポンコツな人間を作ったんだろう。 みっともなく苦しむ姿をあざ笑うためか。 客席でポップコーンでも食べながら。]
……奇跡、か。
[もしそんなことが起こるなら。 神様とやらに一泡吹かせられるだろうか? 彼らが驚いて菓子をのどに詰まらせる光景を想像する。 それは少し……愉快なことのように思えた。]
(24) 2015/12/17(Thu) 10時頃
|
|
ん。 約束だよ、まどねえ。
[くすりと笑って小指を差し出して。>>9 卒業式の言葉に髪を揺らし、逡巡する。 不意に視界の端に、薄紅の光が映った。]
卒業式には行く。 でも先に行ってて。あとから行くから。
[そういえばまどかは頷いてくれただろう。 去りゆく小さな後ろ姿を、しっかりと目に焼き付けた。]
(25) 2015/12/17(Thu) 10時頃
|
|
[明里からメモを渡されて>>1:325]
わかった、大事にするよ。 なーんてね。 あ、ちゃんと写真は送るからね。
[冗談を返してニカッと笑いつつ、彼女の笑顔のかわいさに少しだけ見とれていた。*]
(26) 2015/12/17(Thu) 10時頃
|
|
ー今>>17ー
…幸せって、なんだろ。 俺、わかんないよ。
[4人。恩師と、両親と、後輩。一晩で全部、なくしてしまった。 触れてくる手は確かなのに冷たい。 生きてる人間の体温じゃない。でも水で冷えてるだけかもしれない。 どこかでもう彼がいないことを認めていて、 どこかで諦めがつかない。
だって、この感触は確かなんだから。]
なんで、今日なんだろ。 お前のことだけを考えてやれない。 ごめんな。
(27) 2015/12/17(Thu) 10時半頃
|
|
[もし違う日だったら。両親だけを、恩師だけを、透だけを、考えられたのに。 あぁでも分割でこんなことが続いたらそれはそれでやだな そんな風に考えて、少し苦笑して、頭をなでてくれてる腕をぽん、って軽く叩いた。 大丈夫って意味で]
さんきゅ。
[上げた顔は目元が真っ赤だったけど。 みっともなく嗚咽をこぼさなくて済んだのは透はまだ目の前にいて、両親の死に顔もみていないからだ]
(28) 2015/12/17(Thu) 10時半頃
|
|
― 桜の木の下 ―
……ね。お前が、私を呼んだの?
[再び一人になれば光に導かれるように、校舎から外へ出た。 靴を履いていないので足が土にまみれたけど、気にならなかった。 淡く光を放つ幹をそっと撫でる。 そういえば雨で散っていたんじゃなかったっけ? それももう些細な事。
七不思議のことは知らなかったけど>>18 見ているとなんだか物哀しくなった。]
……お前も、一人は寂しいの? だからみんなを呼んだの?
[長年を生きる大樹は答えない。]
私もね。寂しい。 一人ぼっちでいなくなるのは、やっぱり寂しい。
(29) 2015/12/17(Thu) 10時半頃
|
|
[去っていくまどかの背中を思い出す。 本当は一緒にいてほしかった。 最後まで抱きしめていてほしかった。
でもそれはきっと許されない。 私と違って彼女は生きている。 ならば前に進んでいくのが自然なんだろう。]
……お前、あの子と同じ名前ね。
[――ね、綺麗でしょ。 いつだったか。桜の下で。 そんな会話を交わしたことを思い出す。]
ここにいても、いい? そうすれば少しだけ…寂しくなくなる、気がするから。
[こてんと、幹にもたれかかった。**]
(30) 2015/12/17(Thu) 10時半頃
|
|
[ゆっくり体を離して見上げればひらり、空に舞う桜の花弁は幾許か。 思い出す七不思議。
初めて聞いたときは物騒な桜だとか、 そういう大人な謂れは高校か大学のほうが似合うんじゃないかと思っていたけど]
…俺、桜、嫌いだったんだよな。
[大抵置いていかれる側だったから 出会いと別れの象徴のような桜はどこか嫌い]
でも、さ。
[無条件に突きつけられた別れにせめて少しの始まりはないのだろうか。
言葉にせずともふと願ってしまう
それを口に出すことはなかったが]
(31) 2015/12/17(Thu) 10時半頃
|
|
[約束。>>25 そんな大事な言葉は別のものに使えばいいのに。 まゆ美が差し出した小指に、小指を絡めて]
―――、うん。
[指結、指切り。 まゆ美を絶対に忘れない。 忘れられるわけもない。 いつまでもいつまでも、大切な姪っ子だ。 全てをひっくるめた、約束。
本当はそばにいたかった。 今にも消えてしまいそうな儚さがあったから。 けれどまゆ美が、遂げたいと願うことを 邪魔はできないと、ゆるく笑ってその場を後にする*]
(32) 2015/12/17(Thu) 11時頃
|
|
[1年。たった1年。休みをいれれば365日にも満たない期間 でも10年後の今もあの頃は思い出せる]
大丈夫。
[夜の間はまだ彼は消えない。大丈夫だ。 もう少しだけ、時間はあるんだから。 呼び止めそうになって、言葉を飲み込む]
すぐ戻るさ。それにまだ黒板の落書きしてないだろ? やろうって約束、したじゃん。
[力ない声だったがそれが精一杯。 そして透もそれを察してくれたのだろう。 彼が去る、その背が消えるまで黙って見送った]
(33) 2015/12/17(Thu) 11時半頃
|
|
[大事にするよ。>>26という言葉に全身の血が 一気に逆流した気がする。 冗談だと分かっても、ニカッと笑う彼の顔に心臓が跳ねてしまう。]
んもー!アタシ的にその顔は反則です! すっごい心臓バクバクしてるんですけどぉ! 顔あっつい! [両手で熱を持った頬を包むと、 ひんやりして少しだけ気持ちが落ち着いた。 ちらりと桐生の顔を窺って、俯きがちに言葉を続ける。]
(34) 2015/12/17(Thu) 11時半頃
|
|
…あの、でも写真以外も送ってくれて良いですよ? 廃墟撮りに行くの、教えてくれたりとか… そしたら女子高生がオマケでついてくるかもしれないし。
[自分でも何を言っているのかよく分からなかったけれど。 今日ここでさよならしてしまうのは 寂しいと感じている自分がいて。]
……えへへ、なんだろ。 桐生さんの笑った顔、アタシけっこう気になるみたいです。
[熱を持った頬を持て余しながらも、 今度は冗談めかしたりはしなかった。]*
(35) 2015/12/17(Thu) 11時半頃
|
|
[何故今日という日を選んで杜中へ来たのか。 仕事の関係で、時間を空けられそうなのが今日だけだったというのが理由だ。 他の人たちもそうなのかもしれない。 だから、きっと、こんなに人がいる]
最後の校歌斉唱に参加できるなんて、嬉しいです。 明里さんの卒業式のおかげね。
[呟きには、そうねと返して]
そう。 じゃあ、まどかが帰ってきたら始めましょうか。
[連絡してくるという彼女には、笑みを浮かべて安堵した。 年頃の娘がなんの連絡も無しに1日帰ってこないのは両親にとって、とても不安だろう。 電話の邪魔にならないように、明里さんと距離をとる*]
(36) 2015/12/17(Thu) 12時頃
|
|
[明里さんの電話が終了した後だったろうか。 タオルを渡してくれた黒髪の女性とはまた違う女性が現れて>>0 会釈しながら自己紹介>>1:283を始めるので、光もまた同じ様に]
よろしくお願いします。 私は城崎光です。
その通りです。 明里さん、どう?
[快諾は貰えるんだろうと思いながらも、明里さんを見遣った]**
(37) 2015/12/17(Thu) 12時頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 12時頃
|
―渡り廊下―
[体育館までの渡り廊下で、その薄紅色に幽玄と煌く 桜の木に気がついた。]
……、
[こく、と息を呑む。
中学生の頃、七不思議なんて信じていなかった。 正確には、段が増える階段を、友人に実証しようと誘われ 何度昇り降りを繰り返しても、段は増えなかったから。 だからお化けは怖いけど、七不思議は嘘だ、って。 なんであそこにタイムカプセルを埋めたかなんて 他に目印になりそうなものがなかっただけだ。]
まゆ美……
[けれどそのそばに佇むまゆ美を遠目に見て 七不思議も幽霊も存在したんだと、嫌に冷静に受け止める。]
(38) 2015/12/17(Thu) 13時半頃
|
|
[はしゃいだ声に驚く>>34]
え…?
[自分としてはその明里の仕草がかわいくて、 自分的にさわやか笑顔をしていたのが、でれっとしただらしない笑顔になってしまいそうなのに、とドギマギしつつ。]
廃墟探検したいの? 結構危ないよ?
[いろんなことに挑戦したいお年頃なのだろうか、と思いつつ]
まあ、なんでも興味を持つのはいいことだし よかったらメアド交換しない? 写真も現像したのもあげるけど、これ、デジイチだからさ、 データで渡すこともできるし、だったらメアドあった方が便利だし。
[了承してもらえるならメアド交換しただろう。]
(39) 2015/12/17(Thu) 13時半頃
|
|
[七不思議が存在するくらいだ。 奇跡があってもいいじゃないか。
そんな思いを抱きながら、体育館の中に入ると 卒業式の準備は整っているようで。]
もう始まって……は、ないか! 雛子ちゃん、心の準備は出来た?
[声をかけ、卒業式が始まるのなら 来賓の席で、おとなしくそれを見守ろうか。**]
(40) 2015/12/17(Thu) 13時半頃
|
|
ー回想ー [卒業式の直前。私は校庭の桜の木の下で一人佇んでいた。 うっすらと色づく花びらは、時が来れば満開の花を咲かせることだろう。
櫻子っていう名前はねーーー。
いつだったか、彼女と一緒にいた時に 私の名前の由来を話したかもしれない。
あの頃の私はよく笑えていた。
″櫻子は、よく私なんかと一緒にいられるね。″ いつか彼女が口にした言葉。 私はその時はどう答えていいかわからなくて困ったように笑っていたが
心の中では、そんなことはないよと 私は彼女と過ごして本当に楽しいと思っていたのだ。]
(41) 2015/12/17(Thu) 13時半頃
|
|
[そんな彼女との関係も突然のことで壊れてしまった。 叶うのなら、過去を書き換えてしまいたいと思うが 起きてしまったことはどうしようもない。 変えることはできない。
できればまた仲直りしたいと切実に思う、が
またやり直すことができるのかは今の私には知る由もない。 このまま時は過ぎ去ってただの他人になれ果ててしまうのか。 もし仮に、そうなったとしても
桜を見たら私を思い出して欲しい。 私のことを忘れないで欲しい。
時々でいい。 そんな子もいったけな、なんて感じでもいいんだ。
そう思ってしまうのはきっと私の我儘なんだろうけども。*]
(42) 2015/12/17(Thu) 13時半頃
|
|
[後輩が見えなくなった頃、また壁に背を預けて空を見た。 星のようにひらりと瞬くのは桜の花びら。
掌に一枚ひらり。雪のように舞い落ちる]
……いえるわけ、ないじゃんか。
[引き止められないなら。代われないなら。 一緒にいけないのかと。 未来を話す未来のない後輩に、死にたいだなんて。
25歳にもなって情けない。だらしない。 ひどい状況でも強く生きてる人は沢山居る。 でも。でも、だ。 多分俺は幸せになれない。なろうと思えない]
(43) 2015/12/17(Thu) 13時半頃
|
|
[自分の笑顔が気になると、人生初の言葉をもらって>>35]
え、そ、そう? ……奇遇だね。
[照れ笑いしつつ視線をそらし]
僕も明里さんの笑顔、かわいいなって…。
[思ってたんだ、とぼそっとつぶやくように。 非日常な雰囲気がそうさせたのだろうか、自分としてはとんでもなく大胆な告白をしたのだった。*]
(44) 2015/12/17(Thu) 13時半頃
|
|
ー桜の木の下ー [体育館にいる人達にはちょっと用事があるとでも言って一旦、抜け出してきただろうか。満開の花を咲かせていた桜は淡紅に光を放っていた。咲いているというだけでもおかしな話なのにそれでも私は、綺麗だななんて思う。
ここに来た理由は、なんだろう。 思い出に手繰り寄せられた、とでも言っておこうか。
この桜の木の傍らもまた彼女との思い出が残っているから そして、私の名前の由来でもあるこの木は私にとっては特別なものだ。ふと、この廃校が取り壊される前に十分に見ておこうと思った。
そんなものだから ふらふらとやってきた先で まゆ美が幹にもたれかかっていたのを見つけたのは果たして偶然であったのか。]
...そんな恰好でいたら、寒くない? 風邪引いちゃうよ。 [土塗れの足を見れば眉を顰めて問いかける。]
久しぶりだね、まゆ美ちゃん。 [私はずっと会いたかった友人の名を呼んだ。]
(45) 2015/12/17(Thu) 13時半頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 14時頃
|
[一人にしてくれてよかった。 やっと少し泣けそうだ。 生活の中に隠していた不安が急に滲み出てくる。 目からまた涙が毀れる。あぁいやだ。女じゃあるまいし。
いやだ。
おいていかれるのは。
もういやだ]
…俺も、つれてけ。
[空舞う桜に、確かそう呟いた*]
(46) 2015/12/17(Thu) 14時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 14時頃
|
―現在・体育館―
[電話を終えると、見知らぬ黒髪の女性が体育館に佇んでいた。 その女性と城崎が話し始めたのを見て>>37、自分も小走りで駆け寄った。 二人にならって自己紹介。]
雛子です、よろしくお願いしまぁす!
[式の話になれば>>0、照れくさそうに頬を掻き]
アタシの卒業式で良ければどうぞ! たぶん学校とのお別れでもあるので… [そんな話をしているうちに、人が少しまた増えただろうか。]*
(47) 2015/12/17(Thu) 14時頃
|
|
―体育館―
[城崎>>37と雛子>>47の名を頭に入れて。 照れたように笑う少女の、まだ丸みを帯びた頬の朱さに目を細めていた。
若いっていいな。 なんて思うのは、まだ早いだろうか。
雛子の卒業式ならば、彼女は何らかの理由で本来の卒業式に出席できなかったのか。 旅立つ少女と、終わりを迎える校舎と。 そのふたつを見守ることが出来るなら、自分が此処に来た意味は確かにあったのだろう。]
……。
[自分の中で。少しずつ。 さらさらと零れるように何かが消えていく感覚。 それは寂しくもあったが、解放されていくようでもあった。]
(48) 2015/12/17(Thu) 15時半頃
|
|
外に行くの? もう雨は降っていないけど、気を付けてね。櫻子ちゃん。
[咲き誇る薄紅色と同じ名をした後輩。>>10 引き留めることはなく、見送った。 中学時代の櫻子のことをはっきりと覚えてはいないけれど、やはり、どこか既視感はあったから。 この広くはない校舎で幾度かすれ違っていたのだろう。 言葉を交わしていなくても。 それだけでも、大切な関わりだと今は思える。
櫻子が向かう先。 桜の樹の下には、誰かの姿がある。 まるで櫻子を待っているかのようで、待ち合わせをしていたかのようで、――理由も分からず、ふいに泣きたくなった。 ああ、よかったな、と。]
(49) 2015/12/17(Thu) 15時半頃
|
|
そういえば、
……この学校の七不思議は、
[ふわりと。 誰かが語ってくれた言葉と声の記憶が、浮かび上がる。]
(50) 2015/12/17(Thu) 15時半頃
|
|
なに、考えているんだろう。私ったら。
[ゆるく頭を振り。 用務員に備蓄品や食糧について問うて、どうにか湯を沸かすことが可能だと知れば、マイペースに温かな紅茶を淹れていく。 ティーパックだが、柔らかな香りが広がった。]
紅茶、飲みませんか?
[城崎と雛子に]
ほら、熱いから気を付けてね。
[桐生に]
これ、良かったら。
[まだ名を知らない女性――まどか>>40にも、湯気が立ちのぼる紙コップ入り紅茶を差し出そう。 自分も静かに、来賓席のひとつに腰を下ろした。**]
(51) 2015/12/17(Thu) 15時半頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 16時頃
|
―少し前・体育館―
[桐生の提案>>39を了承すると、早速桐生のアドレスをもらい互いの連絡先を交換して。 そして告げられたかわいいという言葉に、再び頬の熱が増していくのを感じた。>>44]
そ、そうですか? 人生で初めて可愛いとか言われたかも… あの、そういうこと言われたら アタシ期待しちゃいますからね?
[自分で告げた言葉にさらに湯気でも出そうなくらい顔を赤くして。 これ以上は心臓が持ちそうになかった。]
あ、アタシちょっと顔冷やしてきます! えっと、また後で!
[小さく手を振って、式の準備に戻る。椅子を並び終える頃くらいには、湯だった頬も落ち着いただろうか。]**
(52) 2015/12/17(Thu) 16時半頃
|
|
ーー 回想 ーー
ごめんなさい。
[幸せが分からない>>27そう言う先輩に一体何を言えばいい? 親父、先生様だったあんたなら上手く返せたのかな。]
いいんです、…いいんですよ。 おれのことなんて、考えないで、忘れてしまっても。
[作り笑いを浮かべることは得意だった。けれど今は綺麗に笑えてる自信が無い、この体勢なら見えないだろうから良かった。 家族ではなく、親友でもなく、ましてや恋人なぞ性別からして違う。 本谷京の人生にとってその程度の登場人物。だから貴方は家族のことだけを想えばいい。 ……なんて思ったのは確かに哀しませている痛みから逃れたいだけなのかな。]
(53) 2015/12/17(Thu) 16時半頃
|
|
[不意にぽん、と腕を叩かれて>>28意味を察すれば京先輩を解放した。]
全く、世話が焼ける先輩ですね。
[赤い目元に気付かないふりをして離れた身体と逸らした視線、ひらり舞う花弁が見えた。]
(54) 2015/12/17(Thu) 16時半頃
|
|
奇遇ですね、おれも嫌いでした。
[貴方を見ないまま、その声に応えた>>31 桜は先輩を連れて行って、後輩を置いて行くことになった季節を示す。 いつだってヒトの心には良い記憶より悪いものや寂しいものが残る。おれにとって春とはそんなもの、だった。]
…………
[でも、なんだったんだろう。聞く勇気がどうしても持てなくて。 力ない声>>33に頷き、手を掛けた屋上のドアは重く感じた。*]
(55) 2015/12/17(Thu) 16時半頃
|
|
―現在・体育館―
[あたりに茶葉の香りが漂い始め、きょろきょろと視線を巡らせる。]
あ。堀川さん… 紅茶、良いんですか? ありがとうございます。良いにおーい。
[堀川の淹れた紅茶をそうっと受け取り>>51、 ふうふうと冷ましながら一口味わう。]
おいしい〜…
[温かい紅茶がゆっくりと身体に染み渡り、ほっと一息。]
(56) 2015/12/17(Thu) 16時半頃
|
|
ーー 廊下:体育館の後手入り口前 ーー
[校舎の中は大体見て来た、最期の未練ははっきりしている。 だから特に目的は持てなくて、桐生の姿でももう一度見ようか、出来たら思い出話でもと向かったのだけれど。 ……いやこの姿じゃ入れないだろ。]
困ったな。
[蛇口捻ったら水道管が爆発しましたとか言い訳にどうかなって思ったけど、いや、それおれ関係無く大事件だから。
ここは少なくとも在学中は通りが少なかった廊下。体育館に向かう場合、大抵は前方の入り口を使っていた筈。 しかし廃校になった今は関係は無く、見つかった時の言い訳を考えながら入ることも出来ずそこに留まっていた。*]
(57) 2015/12/17(Thu) 16時半頃
|
|
[紅茶と鞄を持って、ステージの端に移動する。 式までまだ時間はあるだろうから。]
(ちょっとだけ……)
[鞄を開け、図書室から持ち出した卒業アルバムを取り出す。 適当なところを開くと、ちょうど兄が文化祭の「ミスコン」に出ているシーンが切り取られていた。]
えっ……なにこれ。 お兄ちゃんこんなことしてたの??
[サイズの合わない小さな女子の制服を無理やり着込んで、仁王立ちしている兄がそこにいた。どうやら兄にはまだまだ知らない一面がありそうで。1つページをめくり、散りばめられた写真の中に兄を探し始めた。]**
(58) 2015/12/17(Thu) 16時半頃
|
|
[予想通り、明里さんは了承した様で>>47。 寂しくない卒業式になりそうで本当に良かったと光は思った。
また人が増えたり、減ったり。 いい匂いのする紅茶を差し出してもらったり>>51]
堀川さんありがとう。戴きます。
[明らかに熱いと解る紅茶を受け取り、紙コップの上の方を持つ。 少し冷めれば、両手で紙コップを包んだ。
まどかの姿>>40も見落とすことなく発見し、卒業式もいよいよ開幕なのかと思いきや。 主役がステージの端へと移動するのを発見した]
卒業式に何か大きな意味を持ってそうだから……精神統一の時間の必要なのかもね。 心が決まったら、声をかけてくれる、でしょう。
[小さく呟き、さてそれまでどうしようかと体育館を見渡した]
(59) 2015/12/17(Thu) 17時頃
|
|
[夢かなって思った。 桜が見せた夢なんて。 いかにもありそう話だから。
着物姿の彼女を見て、幽霊でも見たようにぽかんと口を丸く開く。 幽霊は私の方なのに、なんだかおかしい。
夢説も捨てきれなかったから、頬をつねってみる。 …痛いんだけど。
言いたいことは山ほどあった。 私は馬鹿だから風邪は引かない大丈夫。 その着物どうしたの、とっても似合ってる。 ずっとずっと、――会いたかった。
でもいつものようにぐるぐる頭の中を回転するばかりで 上手く音になってくれない。]
(60) 2015/12/17(Thu) 17時半頃
|
|
(ああ、そうだ)
[悩まなくても、最初に言うセリフは決まっている。 私はそのためにここに来たんだから。]
あのね、櫻子…
[思えばあの日。櫻子を呼び出したのも、この桜の木だった。
『櫻子』
桜のように美しい子になるようにと。 彼女の母がつけた名前だという。 ぴったりだなって、そう思って。]
(61) 2015/12/17(Thu) 17時半頃
|
|
ごめんなさい
(62) 2015/12/17(Thu) 17時半頃
|
|
[謝罪と同時に頭を下げる。 私は本当に馬鹿だな。
この6文字を言うのに、5年もかかってしまったなんて。*]
(63) 2015/12/17(Thu) 17時半頃
|
|
―体育館―
[おや。卒業式はまだ始まらないらしい。 雛子も思うところがあるだろうし、心の準備かなと。 そうしていると、長い髪の女の子が 紅茶を差し出してくれた>>51] ありがとう!まどかさん、こういう紅茶好きなんだ。 ティーバックのやつ。……ん?ティーバッグか!
[濁音の違いだけで大変なことになってしまう。 あったまるねぇ、と紙コップを両手で包み カップを近づけて。停止。 口元を隠したまま、ゆらりと視線を巡らせて 光せんぱいの姿に目を細めてから、温かい紅茶を一口。]
(64) 2015/12/17(Thu) 17時半頃
|
|
ぶふぁ!あち、あっづい!
[おもいっきし熱かった。恋は盲目、目の前の紅茶の湯気から察せられるだろう温度にすら気付けなかったなんて、恐ろしい。]
ふひぃ
[ぇぅ、と舌を出して熱さを空気の冷たさで冷まそうとする。 火傷はしていないとおもいたい。たぶん、きっと。]
(65) 2015/12/17(Thu) 17時半頃
|
|
[辺りは暗いはずなのに、ぼんやりと光るものが外にあるのが見て取れる。 校庭に光るものなんて、あっただろうか。 窓の方へ近づくとそこには、桃色が咲き誇っているものが見えた]
……な、んで。 散ったはずじゃ……。
[確かに、数時間前にはなかった花びらが枝先についていた。 夢だろうか。 よく考えてみれば、音楽室は防音で人が歌っていたとしても聞こえる訳がなく。 散り去ったものが時間を巻き戻した姿になる訳もなく。
先ほど、石山さんが教えてくれた>>18七不思議なんだろうか。 歌に関しての七不思議はあったかと考えつつ]
……非日常に飛び込んだのかもしれない。
[ため息を吐き、ぼんやりと光る桜を眺める。 桃色のカーテンの下には、人影が二つ、見えた]
(66) 2015/12/17(Thu) 17時半頃
|
|
[メアド交換して、明里が慌てて離れていくのを見送る。期待って廃墟探検なんだろうか、と何か違う方向に考えるのが彼女いない歴=年齢のゆえんだろう。>>52]
さて
[椅子をならべて…といっても人数が少ないのですぐに並べ終えてしまうのだが、準備を整えたあたりで堀川から紅茶を差し出される>>51]
お、サンキュー。
[こういう時の温かい飲み物はうれしいものである。 並べた椅子のひとつに座って紅茶を飲んだ**]
(67) 2015/12/17(Thu) 18時頃
|
|
[一つの人影の形が変わる>>63のを眺めていれば、先程の自分の思考の間違いに気づく]
先生が……、 長谷さんが歌っていた場所を何故音楽室だと思ったんだろう。
[旋律が聞こえてくる方向は確かに音楽室の方向だった、けれど]
……やっぱり私は先生と音楽室で会いたかった、のね。
[一夜過ごせば、杜中にはもう二度と戻ってくることはない。 救助ともに先生が杜中にやってくる、というのならば夢は叶うかもしれない。 ただ、それは現実的に考えれば可能性は恐ろしく低いと光は思う]
(68) 2015/12/17(Thu) 18時頃
|
|
[今度は念入りに、ふぅ、ふぅと冷ましながら 紅茶を啜る。
その間にも追いかける視線、彼女の姿の向こうには ぼんやりと淡く光を放つ桜の木。>>66]
まゆ美……。
[「奇跡なんて起こらないから奇跡というんですよ」 テレビで見たコメンテーターの言葉が蘇るが それは違うと思った。もし奇跡がないならば 奇跡という認識自体が存在しないはずだ。]
願い、祈り、想いは―――届くよ、きっと。
[寂しいけれど、まゆ美に奇跡が降り注ぎますように。 ここにいる皆が、思い残すことなく 朝を迎えられますように。
ああ、自分も後で行かなきゃなぁ。]
(69) 2015/12/17(Thu) 18時頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 18時半頃
|
―体育館・裏口へ―
[そうだ、体育館に併設された更衣室に自分のパーカーやジーンズを脱ぎっぱなしにしてきたのだった。バッグ類も置いてきたような。回収しておこう。 来賓席から立ち上がり、紙コップを置いて更衣室に繋がる裏口の方へ向かう。]
よく考えたら財布まで置きっぱなしだっけ……。
[こんなだからうっかり属性なのだ。 傘は忘れるし、紅茶を吹き出しそうになるし。
いつまでも雨に打たれているかのような 長谷くんの姿は、その近くにあっただろうか。*]
(70) 2015/12/17(Thu) 20時頃
|
|
[微か届く人々の話し声。彼らと自分の間の扉は重く。 それはなんとなく、死者と生者を分かつ高い壁のように感じた。 朝が来ればそれすらも無い遠い場所へと。…残る時間であの人に何が出来るのだろう。]
……あ。
[もし彼女が更衣室側、裏口の扉を開いたのなら>>70 物思いに耽っていた男は我に返り、床に座り込んだまま小さな姿を見上げ小さな声をあげる。]
……どうも。大塚先輩。
[そして、気まずそうにぼそりとそう呼ぶか。*]
(71) 2015/12/17(Thu) 20時半頃
|
|
わっ? ……長谷くん?
[まさかこんなところに人がいると思わず、>>71 きょとんと彼を見て。気まずそうな顔を見れば]
どーしたんですか……?
[おずおずと問いかけるけれど、 おそらく彼とは気持ちの面での距離はそう近くない。 悩みがあるとして、自分に話してくれやしないだろうと、そんな少し寂しい思いを抱く。
――ただ、そこでふと思い出す]
あのっ! まどかさん、長谷くんにひとつ聞きたいことがありました。 ただの、好きな人へのお節介なんですけどね。
長谷先生は、今、どこにいますか? えと、光せんぱい……城崎光せんぱいと長谷先生が会えたらいいなって、思ってて。
(72) 2015/12/17(Thu) 20時半頃
|
|
[いつまで屋上で舞い散る桜を眺めていたか。 死に顔を見る前なのだから実感がわかない。 だけど、ニュースサイトでは確かに「死亡」の横に両親の名前があり、 土砂に潰された家の画像は自分の家だ]
…あーあ。
[昔夜の学校に忍び込んで上った屋上。 そこから見た空はこんなのだっただろうか]
(73) 2015/12/17(Thu) 21時頃
|
|
…いいえ、別に。
[ここにいる理由を話す気はやはり無かった。 それは多分この先輩>>72が女だからとかではなくて、ただ必要が無かったから。 無意味に語る悲劇は、ただの粗末な小噺となるだけ。]
……!
[しかし変わった話題には表情は変わる。 目を見開き、血色の悪い唇を噛んで落とした視線、濡れた床を見つめた。 ……縁というものはヒトには見渡しきれずどこまでも続いてるらしい。]
……きっと今頃は、天国に。
[先輩思いの彼女がどんな顔をしたか、見る気にはならなかった。 あの人は自分の願いを聞く為に旅立とうとしたことで一人息子が死んだ、それを最期まで悔やみながら病院のベッドで。 理解しているおれは多分。死んでからここに来るまでの間両親の傍にいたんだろう。]
(74) 2015/12/17(Thu) 21時頃
|
|
ごめんなさい。
おれが、おれが……………なかったら、 城崎さんも一目会うことぐらい出来たと思います。
[末期の癌だった。廃校の話を聞いてからいつも杜山のことを口にするようになった父の為に。 まだ壊されない内に写真を撮って、見せてあげよう。 少しでも早いほうが良かった。まだ肌寒い季節鞄にせめて本人の代わりにと詰めた大切にされていたカメラ。
結局、電車にも乗れないまま全て奪われて。自分を追うように死なれてしまった。 もしおれが生きて写真を持って帰って来たのなら、もっと生きられたのではないかと思う。
自分は失っただけじゃない。母から教え子達から父を奪ったのだ。大塚先輩と話して初めて自覚した。 謝ったってどうしようもないと分かっていても、そうする以外出来なくて。]
(75) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
[よいしょ。と立ち上がるとごきごき肩を鳴らす。 体育館に戻るつもりはない。どんな顔をしていいのかわからないし 心配されるのもまた、好まない。
荷物を手にかつての自分の教室へ向かった。 鞄の中でちゃりんちゃりんとチョークが音を立てているのが耳に心地よい]
なつかし。変わってない。
[教室の備品は流石に様変わりしていたが懐かしい香は残っている。 掃除用のワックスのにおいとか、なんかこう、教室の独特の香り。 大塚と変なことで騒いだり、男子同士でくだらないY談で盛り上がったり
カリリ。白っぽい黒板に、チョークで線を描いていく]
(76) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
[彼の目が見開かれ、その視線が落ちたとき 普段から呑気な表情が、硬くなる。]
……そうだったん、ですか。
[てんごく。その響きが酷く悲しみで満ちていて、ぐっと唇を一文字に結び、長谷くんのそばにしゃがみ込む。]
―――、ごめんね。つらいこと、聞いちゃったね。
[無意識に、彼の手に触れようとした。 励ますのか、悼むのか、どんな気持ちでそうしたかはわからなかったが、もし触れることが叶ったならば、そのひやりとした感触に驚くし、そうでなくても彼の顔色が悪く、髪から水滴が滴っていることに気が付く。 ――それがまるで、生者のものでないかのような感覚に。]
(77) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
[そのまま、片手でスマホをいじる。 電話がつながる音。今度はわずかなコールで相手が出た 泣きそうな声。母によく似た声。けれど違う]
「もしもし?京君?よかった!貴方だけでも無事でよかった!」
叔母さん。さっきの…連絡……あ、りが…とう……
[ガリガリ。震える声をごまかすために大きな音でチョークを走らせる]
確認、するけど…とうさんと、かあさん……
「…ごめんね、本当に…信じたくないんだけど…」
[バキリ。チョークが、折れた]
(78) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
どうしたの、長谷くん。 なんで、こんな、
[まゆ美のこと。桜のこと。]
君までいなくなったら、
[どんなに悲しむか――]
謝らないでよ。
[自分の感情よりも優先する、だれかの心] ……なんで!! なんでこんな、……
[「奇跡は起きないから奇跡なんですよ」]
っ、ぅ……。
(79) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
……
[ぐしぐしと泣いて、その間、彼はどんな顔をしていたか。 やがて、まどかは顔をあげる。
そして告げるのだ。]
―――光せんぱいに、会ってください。
[それがどんなに辛い現実でも、 それでも、せめて真実を、彼の口から 伝えて欲しいと希う*]
(80) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
[あの日以来、私たちの時間は止まっていた。 そして、5年の時を越えて再会を果たす。
ここを訪れた時、雨が降ってきたのは偶然のことで雨宿りなんてのは誤魔化しに過ぎない。彼女との縁が切れるかもしれないと考えるとやっぱりどうしても怖かったんだ。
ここに来た本当の理由は、過去を清算するため。 たとえどんな結末を迎えたとしても 何もしないまま終わるなんて、それだけは避けたかった。
彼女と出会うことがなければ この学校が取り壊されるのと同時に 私たちを繋ぐものは消えてなくなる。 そうなれば、もう会うこともないだろう。 それで全てお終い。
ここを訪れる前はそれも覚悟していたけれど 彼女はこの場所に来てくれていた。 これは″奇跡″と呼んでもいいのではなかろうか。
まるで、夢のようだ。]
(81) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
[一つ頷き、謝罪には首を横に振る。子供のような仕草。 声が響く位置が変わったことに気付いても、先輩>>77を見ようとはしなかった。 動いたのは、温かく柔らかな手が触れた時]
ひ、…っ!
[引きつった音を喉が鳴らし、気が付けば振り払っていた。 浮かべた表情は驚きでも嫌悪でもなく、童女のように小柄な異性に大の男が向けるには不似合いな 酷く怯えた目。]
あ、ああ…… ごめんなさい、ごめんなさい、違うんです。
[違う、違う。 確かに女は苦手だけど、何もしてない人にまでこんなことをしたい訳じゃ無かった、のに。]
(82) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
...うん。先、越されちゃったね。 頭を上げてよ、まゆ美ちゃん。
[″ごめんなさい″と頭を下げるまゆ美に私は申し訳なさそうに笑った。
彼女のその言葉には真心が込められているのを感じる。
彼女もやり直したいと思ってくれていたのだろうか。 私と過ごした日々のことを大切に思ってくれていたのだろうか。]
...私からも、言わせて。
[謝ってくれた彼女に対して私も真摯に向き合わなければならない。 今まで伝えることができなかった言葉を伝えるために 私は呼吸を整えた。
″ほら、ちゃんと目を見て伝えるんだよ?″ 自分にそう言い聞かせる。
止まってしまった時間をもう一度動かすために。]
(83) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
[雨水が排水溝に流れ込むように大塚先輩の言葉が>>79心に届く。 認める必要も無く理解しているらしいこと、本当に自分を哀れんで哀しんでいるらしいこと。 ああ、貴女には気付かれる必要なんて無かった筈なのに、そんな風に泣かなくていいのに。]
……先輩って、優しいんですね。 話したことも無かったから、知りませんでした。
[それだけははっきりと理解したから、嫌ってきた女達とは別種だと言い聞かせて自分を落ち着かせた。 泣き止んだ時にはもう、おれは変な顔をしてなかったと思う。]
(84) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
ーーーごめんね。
(85) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
[あなたを傷つけた私を あなたから逃げ出してしまった私を
どうか、許して欲しい。]
うっ...ごめん。 ごめんね、まゆ美ちゃんっ...。
[一度、堰を切った感情は止まらない。 じわ、と滲んだ目から ぽろぽろと涙が零れ落ちていった。*]
(86) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
|
[この人にとって城崎さんはとても大切なのだと、希う言葉から理解出来た>>80 彼女と彼女に自分と京先輩と重ねた。もしその立場にいたら、多分おれも同じようにしたんだろう。 一度目を閉じ深く空気を吸い込んで、丸い瞳を見据えた。]
…それがおれの役目なら。
[最期の未練へ向き合う前に、と。*]
(87) 2015/12/17(Thu) 21時半頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 22時頃
|
ねぇ。叔母さん。 叔母さんは俺が死んだら悲しい?
「何いってるの?京君?ちょっ…(ブツ)」
喜ぶだろうね、アンタ。母さんと仲悪かったし。
[爺ちゃんの遺産とかの確執もあったっけ。 知ってるよ、俺のことごくつぶしとかいってたの。 イラついたのか。思い切りチョークの残りを黒板にぶつけた
黒板に描かれた絵は卒業式の前日、みんなで笑いあって描いた絵の…覚えている部分だけ。
思い出せると思ったのに、案外少ないものだ**]
(88) 2015/12/17(Thu) 22時頃
|
|
[その一方でこんなことも思った。
城崎さんにとって父が思い入れのある恩師だったとしても。彼女には大塚先輩がいる。 一時傷ついても大塚先輩が、或いは外の世界の大切な人達が支えて前を向いて生きてくれるだろう。 ]
[……じゃあ、両親を亡くした彼は? 語った未来に結局一度も肯定を返してくれなかった彼は、どうなるのだろうか。]
(89) 2015/12/17(Thu) 22時頃
|
|
[長谷くんが怯えたような仕草を見せたとき>>82 振り払われて条件反射で、ぱっと後ろに、人一人分退いた。 驚かせた、と、怖がらせたと――そう、思うより先立つ 彼の、ひんやりした温度に、胸が締め付けられる。]
優しくなんか、ないんだよ。 光せんぱいには、どんなに残酷な道を経ても、 真実を知ってほしい。受け入れて欲しい。 そして、最終的に支えたいだけだもん。
[エゴだよね。と、幾らか落ち着いた声で弱く笑う。>>84 彼にはなにかトラウマめいたものがあるのかもしれないと、触れることはせずに。]
お願いするね……ありがとう、長谷くん。 君もとっても、優しいひとだよ。
[見据える瞳に、そう丸い目を細め、立ち上がる。更衣室へ向かって、――このあとのことは静観しよう。そしてだれかがくるしいとき、つらいときに、手を伸ばそうと心に決めて。*]
(90) 2015/12/17(Thu) 22時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 22時頃
|
それを優しいと言うんじゃないでしょうか。
[大塚先輩>>90の深くにあるものにまで気付きはしない。 ただその否定は間違っていると、彼女の城崎さんへの想いは美しいものだと思って、引かなかった。 ああ、そんな感情暫く忘れていたな。金のことと他人への嫌悪ばかりで胸が一杯になって、大好きだった歌も嫌になって。 大人になったおれはなんて醜かったんだろう。]
こちらこそ、ありがとうございました。
……貴女は幸せに長生きして下さい。
[最後の言葉は更衣室のドアが閉じる音と重なって、届いたかは分からない。 それでよかった。*]
(91) 2015/12/17(Thu) 22時頃
|
|
ーー そして ーー
[恐る恐ると扉を開いて体育館を覗き込む、中まで入るのは憚られた。 視線がさ迷い、目当ての人を見つければ。]
城崎光さん、少しお話が。
[なんと切り出せばいいか分からず、絞り出した言葉に自分で教師みたいだ、なんて思った。*]
(92) 2015/12/17(Thu) 22時頃
|
マユミは、トレイルの前髪は目に入って痛くなったりしないのかなと唐突に思った。
2015/12/17(Thu) 22時頃
|
[ぼんやりと仄かに光る桜と、その下の二人を見守っていれば。 フルネームで呼ばれた。>>92 フルネームで呼ばれるのは、病院や卒業式みたい、だなんて思いながら、声の方向へと顔を向け]
どうしたんですか。 雨はもう、止んだのに。
[返事をする前に、つい思ったことを口に出した。 尋常じゃない。まだ肌寒い春にホースで水でも被る遊びでもしたのか、この男は。 そばに寄って行き]
なんでしょう。
[生憎、濡れた身体を拭くタオルもちらりと見えた濡れた廊下を拭く雑巾も持ち合わせていない]
(93) 2015/12/17(Thu) 22時半頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 22時半頃
|
さあ、どうしたんでしょうね。
[肩を竦めて下手くそにはぐらかした。城崎さんに語るべきはおれのことじゃない。]
父の話なんですが、 ……ここでいいですか?
[彼女が良いというのなら、こちらは構わないが。誰かに聞かれる可能性はそれなりにある。 ふと肩越しにもう一度体育館の中を見ればなんとなく出て行く前より整った様子。 やはり何か意味はありそうだった。]
(94) 2015/12/17(Thu) 22時半頃
|
ベネットは、トレイルに話の続きを促した。
2015/12/17(Thu) 22時半頃
ベネットは、マドカに話の続きを促した。
2015/12/17(Thu) 22時半頃
マドカは、ベネットみたいな名前の通信教育があったなぁ、と。
2015/12/17(Thu) 22時半頃
|
[一つ瞬きして「そうですか」と言った。 はぐらかす>>94ことを追う程、長谷さん自身に思い入れはない。 ただ、血色のいいとは言えない唇を見て、身体を温めるべきだとは思った]
先生の、ですか。 えっと、じゃあ。
[体育館の扉の裏へと足を踏み出す。滑って転ばないか心配だった。 でも、なんでこの人は急に先生の話をしたがるんでしょう。なんだか嫌な空気を感じ取った]
(95) 2015/12/17(Thu) 22時半頃
|
|
[おれは望まれた場所で向き直り、少しの間言葉を探して迷った。 もう顔は無表情でなんか無くなっていただろう。ただ、苦しかった。]
父は、癌でした。
[結局、綺麗な繕いなど出来なくて。大塚先輩が望んだ通りに全てを話そうと。]
発覚した時にはもう治療のしようがなく、病院のベッドの上で終わりを待つだけの身体でした。
おれと母はそれを告げることは選ばなかったのです。けれど、何か悟っていたのでしょうね。 見舞いに行く度に昔の話ばかりするようになりました。…関わってきた子供達のことも。
[思えばその話の中に、城崎光のこともあったのかもしれない。 だがそれを探し出すには、彼女との関わりはあまりにも薄すぎた。]
(96) 2015/12/17(Thu) 22時半頃
|
|
そして、杜山中学校の廃校の話が父の耳に届いたのです。
もう一度、もう一度と行きたがるようになりました。あの人はこの学校を本当に愛していたのだと思います。
[一度言葉を止めて反応を待てば全て語り切ることは出来なくなる気がした。 教師としては一つの学校に思い入れることも生徒のことを息子に話すのも良いことではなかったのかもしれない。
けれど、父は教師である前に人間だった。優秀でなかったり問題がある子供も生徒も見捨てない、そんな男だった。]
けれど、連れて行くことは出来なくて……写真を見せてあげることも、間に合わなくて
(97) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
[握り拳を作り、頭を下げた。 彼女にとって父はどんな教師だったか、大塚先輩の話から理解したことには触れない。 父は父で、おれはおれでしかない。踏み込んでいい領域は決まっている。]
……申し訳ございませんでした。
[語るべきは終えた。 それっきり顔を上げないまま口を閉じる。*]
(98) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
―更衣室―
[「えっと、じゃあ」>>95――…光せんぱいの声が聞こえた。 さすがにこれは聞いてはいけない気がする。 けれども更衣室に防音機能などほとんどない。]
……。
[押し黙って。 聞かないようにと思っても つい、耳をそばだててしまう。]
(まどかさんは狡いなぁ……)
[小さく嘆息を零し、せめて盗み聴き――というか聞こえてしまっていることに気づかれないよう、佇んでいた。*]
(99) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 23時頃
|
[嗚呼ほらやっぱり、ここから逃げ出した方がいいのだと思います。 せんせい、私は、先生のお子さんの言葉が聞きたくないです。 何故なら、ほら、この間(ま)も、苦しげな表情も、絶対に良い話ではないでしょう?>>96]
……そう、ですか。
[長谷さんの言葉を耳は所々拾い、先生は癌なのだと知りました。 全ての言葉につく過去形は、聞こえません。聞いてません、絶対に。
見舞いに行きたい旨を伝えようと、長谷さんの瞳を見つめました。 私の視線に気づくことなく、彼の口はまだ、動き続けます>>97 私は口を挟むことなく、最後まで聞き遂げようと]
(100) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
せんせいは、この学校を愛していたのですね。
[『あの人はこの学校を本当に愛していたのだと思います。』 この言葉の後だけは小さく、言葉を発せずにはいられませんでした。 先生と私と、同じ気持ちだったのですから。
長谷さんが頭を下げる>>98ことは、つまり、先生がご逝去されたことを表しているのでしょう。 もう会えないかもしれない、とは思い続けて教壇に立った4年間。 "会えないかも"が"もう絶対に会えない"と変化するとは思ってもいませんでした]
(101) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
そう、です、か……。 ……お悔やみ、申し上げます。 ごめんなさい。あの、お葬式や告別式はいつでしょうか。
[声は想像していたより小さく震えていました。 きっと辛いのは、私より先生のお子さんである長谷さんです。 震え抑えようとしても、収まりませんでした。 それに加えてだんだん視界に映る長谷さんがぼやけてきたように思います。お願い、耐えて。 頭を必死で回転させて、こんな時にはなんと言うべきか思い出そうとしました。 口にするべき言葉は合っていたでしょうか。私にはわかりません。]
(102) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
[罵倒されるかもしれない。 呆れられたかもしれない。 貴女のことなんて 今更何も思っていないのだと。
でも、全部違った。]
どうして? どうして櫻子が謝るの? あなたは何も悪くないじゃない。
[彼女の口からこぼれたのも また、謝罪の言葉だった。]
悪いのは全部私! 馬鹿なのも全部私!!
……こわかった。 ただでさえ高校が別になってしまうのに。 5年前のあの日、櫻子が告白されたって聞いて。
(103) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
彼氏ができたら… もう、私のことなんて忘れちゃうんじゃないかって。 櫻子が離れていっちゃうって だから、私……っ!
[気付けばぼろぼろと 両の眸からは涙が零れ落ちて。 手の甲で拭っても拭っても、溢れてきて止まらない。]
ごめんね、櫻子! 本当に、ごめんなさい……!
[これ以上は言葉にならなかった。
薄紅の花弁が周囲を散らす中。 後は彼女を抱きしめて わあわあと声をあげて泣いた。]
(104) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
「 ずっと後悔していた 」
「 ずっと会いたかった 」
「 やっと、会えた 」
(105) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
[どれくらい時間が経っただろう。 ようやく涙が止まれば 赤い鼻を気まずそうにすんすんと啜る。]
ね。櫻子。 告白してきた男子ってどんな人?
[不意に話題を変える。 止まった刻を動かすように。]
……告白、受けたの?
[この時ばかりは少し言いにくそうにして。 それでも少しでも空白の時間を埋めようと 5年前の続きを、紡いでいく。*]
(106) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
[その視線に>>100気付いて無かったのでは無かった。 ただ言葉にしていくとどうしようもなく胸が締め付けられ何かがこみあげてきて、口を閉じてしまえばそれが表に出てしまいそうで。]
っ、…はい。 絶対に、そうです。
[城崎さんが言葉を挟んだのは>>101きっと大切なことだからだと思った。 だからおれは一度口にしたことを再び、今度は絶対にそうなのだと言い切った。]
(107) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
[小さく震える声>>102 嗚呼、息子はろくでもないけど美人の教え子にこんなに想われてあんたは本当に幸せ者だったね。親父。]
…分かりません。 おれは、出れなかったんです。出たくても、どうしても。
[だってあの人より先に死んでいたのだから。]
けれど、もう終わっていることだけは確かです。
[そう口にして、また雫が床に落ちたことに気付いた。 これも雨だ、あの日の雨なんだ。……そういうことにしておこう。]
(108) 2015/12/17(Thu) 23時頃
|
|
……
[顔を上げ、おれは城崎さんに背を向けた。 もうこの場所に用は無い。彼女を慰める役目は別の人のもの。 ただ、最期にこれだけは言っておこうか。]
……おれが思うに。
父は今頃貴女が教師になったと知って、誇りに思って、いつもみたいに笑っていますよ。
[濡れ鼠の亡霊は、女教師を置いて歩いていく。*]
(109) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
[一通りアルバムを眺め終わり、そっと閉じる。 兄の知らない一面を知って嬉しいような残念なような。 ただ、溌剌と笑う兄の姿を見たのは久々で、 またこの笑顔を見れたら良いなと思う。 ふう、と深く息を吐いて、ステージ端から席に戻る。]
お待たせしましたー! 気持ちの整理もできたので、 卒業式始めたいと思いまぁす!
参加してくださる皆さん、よろしくお願いしますっ!
[参加を名乗り出てくれた面々に、ぺこりと頭を下げる。 まさか見届けてくれる人がいるなんて。 その幸せを、そっと胸奥で噛み締めた。]
(110) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
[長谷さんの気持ちを全て汲み取ることも出来ない私でした。>>107 言い切ってくれたあの言葉は、とても、とても、私を……何と文字に表したら良いのかわかりません。 勇気付けられた、が一番近いように思えます]
ありがとう、ございます。
[先生が杜山中学校のことを愛していた、ということを伝えてくれて、本当にありがとうございました*]
(111) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
[実の息子なのに、わからない、出られないということはどういうことなのでしょう。 でも只ならぬ理由が、きっとあるのでしょう。 そして、そこに立ち入る権利は私には恐らくないのです。]
お辛いところ、伝えてくださって感謝致します。 ありがとうございました。
[長谷さんの頬を伝って、何かきらりとしたものが流れ落ちます。 見ないふりをして、瞬きをすると私も雫を落としてしまいそうだったから、上を向いて。]
(112) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
[後ろを向いた彼の言葉を聞いて]
……っ。 長谷さん、また、何処かで貴方に会えたら良いと、私は思います。
[我慢してたはずの涙が零れおちました。 それは、私が先生から聞きたいと思っていた言葉そのものでした。 背をむけ、歩いていく長谷さんに向かって、きっちり45度上体を傾けたのでした*]
(113) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
[卒業式を始めるという明里の言葉に立ち上がる>>110]
じゃ、僕は式の様子を写真に収めるね。
[そういうとカメラを構えて写真を撮りはじめる。]
(114) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
(ああ、それは絶対に無理なんですよ。城崎さん。)
[父を覚えていてくれた、父の為に泣いてくれたその人にそんなことは言えないまま。 ずっとずっと遠ざかっていく]
(115) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
[紅茶を受け取ってくれた面々に微笑む。 作り物などではない自然な笑み。 桐生>>67には、同級生の気安さから悪戯っぽい口調で]
さっき年下の可愛い子と話してたでしょう。 良い顔してたよー、桐生。
[なんて。 軽くからかうようにして、にやにやしてみたり。]
!?
[まどか>>65が盛大に咳き込む様子には、目を瞬かせて。 心配げに眉を寄せて声を掛けようとするが、彼女の視線が別の人に向いているのが分かれば、唇を噤んだ。 その瞳が深い色を帯びている気がしたから。]
(116) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
[感情の波を抑えるために、時間が少々必要でした。
彼が立ち去ってどれくらい経った時でしょうか。 教え子の声が聞こえました>>110 なんとしてでも出席せねば、なりません。 目の周りに赤味が残っていないことを願い、体育館内へと足を踏み入れました]
明里さん、準備できたのね。
[嬉しそうな彼女の顔を見て、悲しんでばかりいるわけにはいかないと思います。 先生なら、きっと、きっと]
(117) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
[むかし、むかし。 飼っていたハムスターが、死にました。 まどかが、八歳くらいの頃でした。
まどかはたくさん、たくさん泣いて 悲しい思いばかりが増えて、耐えられなくて お母さんに言いました。
「ゲーム、やらせて」
当時子どもがいる家庭には大抵あった、家庭用ゲーム機。 八歳だと、一日に少しだけやらせてもらえるだけで 母に使用許可を取らなければ、カセットをもらえません。
ペットが死んだばかりの、こんな時にと思われるでしょうか。 母は理解してくれました。 まどかがどんなに悲しんで、悲しさに押し潰されそうで、 その思いを紛らわせようとしたことを。]
(118) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
……、
[それを思い出したとき、 家族を失う悲しみは、 大切な人を失う悲しみは、 一体何で埋めればいいのだろうと、ぼんやり考えて。
あまりにも、失われすぎて でも、本当に大切な人だけは――どうか、どうか。]
……。
[人の気配が、消えた頃に 着てきた服と、バッグを回収して更衣室を出る。
体育館から明るい声がした。>>110 きゅ、と指で口角を上げる練習。 たたっと体育館の中に駆け込み、すちゃっと来賓席へ。 さながら忍者―――というわけには、いかなかったが。]
(119) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
ーー 夜は深くなってゆく ーー
[おれは自覚していた以上に汚い存在となっていた。 反対を押しきって進んだ道で勝手に絶望して、何を偉そうに援助はいらないなどと母に語っていたのか。 この学舎で無くしたものを思い出した、それは決してこの手に戻ってやこない。 けれど、けれど、いつの間にか手放していたものが、心に返ってきたような、そんな気がする。]
なあ、…… お前がおれを連れて来てくれたのか。
[桜は何も答えずに、ただ淡く煌めきを届けるだけ。]
(120) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
……。
[散ったはずの桜が、淡い光とともに咲いていること。]
……。
[この学校の七不思議の、ひとつ。]
私は、ここに居合せたから。
[予感があった。 誰がとか、どうしてとか、なにも知らないし分からないけれど、 ――ただ、この一夜は特別なのだと。 自分は当事者ではなくて。 手を伸ばせるほど、近しいとも言えないのかもしれない。
でも、だからこそ。 静かな心ですべてを見届けようと、思った。]
(121) 2015/12/17(Thu) 23時半頃
|
|
[この廃校に集う人達はおれに無いものを持っていました、それを見せてくれました。 だけど、だけど。]
[温かさや優しさに触れる毎に身体が冷えていくのです。 まるでお前はもう彼らと違うと語っているみたいに。]
[思うにおれは、 ここに居ながら、あの日の雨の中にもまだいるのでしょう。]
(122) 2015/12/18(Fri) 00時頃
|
|
[先輩、京先輩。]
[何処にいるんですか。約束の時間はまだなのでしょうか。]
[迎えに来てはくれないんですね。]
[先輩、先輩は今辛いのにおれは]
[貴方に会いたくて仕方ありません。]
(123) 2015/12/18(Fri) 00時頃
|
|
[撮影を始めた桐生に気が付き>>114]
ベストショット撮ってくださいね!
[はにかんで告げると、小さく手を振った。]
(124) 2015/12/18(Fri) 00時頃
|
|
[ただ一人を求めて校舎の中をさ迷い歩く]
……寒い
[時折譫言のように呟きながら。貴方を見つけるまで、ずっと。*]
(125) 2015/12/18(Fri) 00時頃
|
|
━ 卒業式の少し前 ━ [堀川にからかわれて>>116]
そう?脈ありかな なーんてな。 廃墟探検に興味あるみたいだから、それでかな?
[悪戯っ子の笑みを返す。 女心など理解していない。屈託のない笑みで。]
(126) 2015/12/18(Fri) 00時頃
|
|
はーい、待ってました!
[来賓席から立ち上がり、雛子>>110に軽く拍手を贈る。 まずは彼女の旅立ちをこの目に焼き付けよう。]
あなたの未来に、幸多からんことを祈って。
[雛子とは今日であって幾つか言葉を交わしただけ。 それでも心からの台詞を紡いだ。**]
(127) 2015/12/18(Fri) 00時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 00時頃
|
━ 卒業式 ━
まかせて!
[はにかむ明里をパチリと撮って、ニコッと笑って見せた>>124
式が始まれば卒業証書を受け取るところなど、ばっちりカメラにおさめていって、最後に、式に参加している人たちで集合写真を撮ろうと提案するだろう。 椅子の上に持参したミニ三脚を立てて、その時は自分も一緒に写真に納まる。
桜の巡り合わせで集まった人たちと、一緒に。**]
(128) 2015/12/18(Fri) 00時頃
|
|
先生…?
[些細な違和感のような、もやもやとした何かを感じた気がしたけれど。 先生の目は真っ直ぐと自分に向けられていて。]
はい、準備おっけーです。
今日、先生がいてくれて良かったです。 ほんとの卒業式のときも、先生に見て欲しかったから。 アタシちゃんとここで頑張れたよって。
[出席日数はガタガタだったんですけど。 そう言って、口許を綻ばせた。]*
(129) 2015/12/18(Fri) 00時頃
|
|
[雛子の表情が和らいでいる、綻ぶ口元を見て>>129 昔を思い出し、少しだけ切ない。
誰もが、みんな、みんな通った道を また一人の少女が歩もうとしている。 気をきかせた桜まで咲いた、卒業式は 本物の卒業式のように、優しい空気。
騒ぐのは式典のあと。 今は粛々と、大人しい来賓を演じていよう。]
(130) 2015/12/18(Fri) 00時頃
|
|
はい。
[そう。私は明里雛子の元担任>>129で、先生という存在です。 教え子が望む卒業式に酷い表情なんてしていられません]
よかった、じゃあ始めましょうか。
先生も、明里さんがいてくれて本当に良かったと思う。 えぇ、明里さんが頑張っていたのはよく知っています。 数学のドリル、会議室まで持ってきたこともあったものね。
[出席は仕方ない、と付け加え、くすりと笑います。笑ったつもりです。 教師生活で身につけた愛想笑いなんかではなく、自然な笑み。きっと浮かべることができたはずです。私は嬉しいのですから]
さて、先生はどうしたらいいかな?主役さん。
(131) 2015/12/18(Fri) 00時半頃
|
|
[よく考えたら校長先生と教頭先生がいない。 校長先生の卒業証書授与は光せんぱいがするとしても、 これだと式次第云々がわからなくなりそうだ。
たたっとステージの手前の右側に走った]
進行役、しましょうか? 卒業式なんてうろ覚えですけど。
雛子ちゃんはどう? 自分のやりたいようにでもいいし 卒業生らしく、まどかさんたちの指示で動いてみる?
[たぶん、進行くらいなら 起立!気をつけ!礼!着席!くらいで どうとでもなりそうだ。]
(132) 2015/12/18(Fri) 01時頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 01時頃
|
[全部自分が悪いんだなんて声を張り上げて言う 彼女にはふるふると静かに首を振った。
どうか、そんなに自分を責めないでほしい。]
あのね、まゆ美ちゃん。 私だって悪かったと思うの。
壊れてしまった私たちの関係を 直そうとしなかったこと
思ってるだけで、いざってなったら怖がっちゃって行動しなかったことが特に私の駄目だったところだと思うんだ。
[まゆ美の心の内を明かされれば うんうんと頷いて彼女の話を聞いた。 初めて知った、彼女の本音は 辛かったんだと痛いほど伝わってくる。]
(133) 2015/12/18(Fri) 02時頃
|
|
彼氏ができたからって 私がまゆ美ちゃんのこと忘れるなんて、絶対にない。
[私の中でまゆ美が大切な存在であるということ。 それだけは変わらない。]
いいの、いいんだよ。 それにね、私は嬉しいんだ。 それだけ私のことを大切に思ってくれていたってことでしょう?
それに、どんなことがあっても 離れていったりなんてしないから、ね。
(134) 2015/12/18(Fri) 02時頃
|
|
[一緒に過ごした日々の記憶が一気に蘇ってくる。 笑いあったり、他愛ない話をしたり 一緒にいて楽しいと思えた。 そんなあなたのことが好きだから。
彼女の涙につられて、また涙が零れてくる。
ぎゅっと身体を抱きしめられれば強く抱きしめ返した。 存在を確かめるように。
ああ、心が温かい。 この温もりを取り戻したかったんだ。
5年もの歳月を費やしてしまったけど こうして再び話すことができて嬉しく思う。]
(135) 2015/12/18(Fri) 02時頃
|
|
[ようやく涙が止まった私は赤くなった目をぐしぐしと擦る。 そして、告白をされた男子学生はどんな人だったかと尋ねられて私はう〜んと考え込んでから答えた。]
えっとね、優しい子だったよ。 彼、1年生だったけど 落としたハンカチを拾ってくれたのが 初対面だったね。 それで、何か大変な目に合っていたみたいだけど...。
いや、それがね 返事してないまま卒業しちゃったんだ。 それっきり、何も。
[告白は受けたのか?と続けて質問を重ねられると 少し気まずそうに言った。]
(136) 2015/12/18(Fri) 02時頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 02時半頃
|
[城崎の言葉に、ミーティング中の会議室にまで 数学ドリルを持って行った記憶が蘇る。>>131 一斉に教師の視線がこちらを突き刺さり、 なんとも言えない空気が部屋に流れたのだ。]
な、なんでそれ覚えてるんですかっ!? アタシの黒歴史ですそれぇ!
[いっそ床に突っ伏して転がりたい衝動に襲われるが、 城崎に今後を問われ、はたと思案する。 そこに、進行役を申し出る声が。>>132]
まどかさん! あのう、お言葉に甘えても良いんでしょうか…進行役。 まどかさんが進めてくれるなら、アタシ嬉しいです。 もし負担じゃなければ、お願いします!
(137) 2015/12/18(Fri) 03時半頃
|
|
[自分に向けられた拍手に、恥ずかしそうに笑み。>>127]
えっへへ。改めて拍手されると表情筋が… 堀川さんも、ありがとうございまぁす! ずっと心残りだったんで、今日清算しちゃいます!
(138) 2015/12/18(Fri) 03時半頃
|
|
[そういえば。と、ふと先ほどのことを思い出す。>>126 思いがけず、堀川と桐生の会話がうっすらと耳に入ってしまった。 桐生はどうも、自分が廃墟探検に興味があると思っている節があるようで。]
(んもー!!そうじゃないですよぉ!)
[>>128張り切ってカメラを構える桐生はどこか可愛くて。 けれど、もしかして自分は廃墟マニア2号くらいにしか 見られていないんだろうか? そんな不安が過った。]**
(139) 2015/12/18(Fri) 03時半頃
|
|
[黒板に書いた落書きは一部白くて一部何も書き込まれていない 自分が描いた部分だけ。人が描いただろう部分は何もない。
大塚まどかがこの黒板落書きに参加していたのなら彼女の部分は大変へたくそに再現されていただろう。
真ん中らへん、思い切りチョークをたたきつけた後が小さく、けれど歪んだり擦れてにじんだり線の落書きの中はっきりと目立つ。
結局離れていった人のことは忘れていた。 その程度の存在だったと表すよう」
……。
[一緒に、と約束したのに一人でやってしまった。 まぁいいさ。黒板はまだまだあるし…時間もまだ。ある]
(140) 2015/12/18(Fri) 03時半頃
|
|
[死んでしまった両親も透みたいにここにきてくれないだろうか。 さよならくらいいえないだろうか。 先生も、少しくらいきてくれないかな。会いたいと思う。
けど、すぐに後輩のことばかりに塗り替えられる 実際に目の前にいて、さっきまで一緒で会いに来てくれて こんな情けない自分を先輩と最後まで呼んでくれて]
案外、否定できないのかもしんないな。
[散々揶揄われたあの頃、透は否定していたが自分は一度も否定しなかった。 大塚まどかがグループにいたから、 ここで自分が否定したら彼女を傷つけると思っていたのもあるが。
そんな揶揄いを受け且つずっと女子を振ってたんだから実際どこまで噂されていたんだか]
(141) 2015/12/18(Fri) 04時頃
|
|
[理科室でどれくらいの時を過ごしていただろうか。 体育館に来るようにと言われていたにも関わらず、 時間を忘れてフィリップと格闘していたようだ]
俺だけここに閉じ込められる…とかないよな? とにかく!早くいかな、い…と…!?
[がらりと理科室のドアを開けて見えたのは花。 散ってしまったはずの、あの日のままの桜色であった。]
う、わぁ…
[引き寄せられるように、窓を開けて桜に見入ってしまう。 すると、誰かの声がして>>29、慌てて乗り出していた身を隠す。 別段悪いことをしているわけではないのだが、 何故か咄嗟にそうしていた。
そのまま桜のふもとの人物は何やら話しだしたようで>>30、 好奇心と怖いもの見たさで、悪いとは思いつつも そうっと再び窓に近づいて、聞き耳をたてた。]
(142) 2015/12/18(Fri) 04時頃
|
|
[いつの間にか声は2つになっていて>>45、 何やら会話しているのはわかるものの、 内容までは聞こえない距離にもどかしくなって。 低い姿勢のまま一階へと移動すると、 桜の木に最も近い廊下の窓をそうっと数センチだけ開けて、再び耳を欹てる。
すると、聞こえてくるのは女性二人の、仲直りの言葉で。 事情どころか、声の主がどんな人物かもわからないままに、 二人の涙についもらい泣きしてしまって、鼻水をすする。
しかし、その後に紡がれた話>>136になにやら既視感を覚えて、 はたと動きを止めた。]
え…
[そろりと覗き込んだ先には一体何が見えただろうか]**
(143) 2015/12/18(Fri) 04時頃
|
|
[カランとチョークが落ちる。 教室から出ようとして…振り返った。 一人、二人と思い出からクラスメイトが消えてく。 廃校が持つ記憶そのものが消えていくようだ。
寂しい。どうしようもなく。 ずっとそう思ってきたのに手も伸ばさなかったまま。 「どうせ」の言葉に逃げて。こんな大きな虚無感になってしまった]
(144) 2015/12/18(Fri) 04時半頃
|
|
[そして、そうするのが当たり前のように足は彼を探す>>125 そう時間を置かずに見つけられたのは手の中に残る桜の花弁のせいだろうか] 透。
[夜、桜の薄明りに見える後姿は酷く頼りなさげに見える。 その手を取った。冷たい。さっきと変わらず。 温めるようにぎゅ、と握った]
…寒かったな。 どうしたら、お前が冷たくなくなるんだろう。
[ここに手があるのに。ちゃんと触れるのに。 透の手にぽつりと涙が一つ、零れた]
(145) 2015/12/18(Fri) 04時半頃
|
|
[勿論大丈夫だよ、と笑んで雛子に頷く>>137]
それでは、卒業生、所定の席へ。
[雛子を一つだけ前に出した椅子へ促せば 彼女が座るのを見届けて。]
これより、杜山中学校、最後の卒業式を執り行います。
一同、起立! 気をつけ!礼! 着席!
[それぞれの様子を眺め、その先は、と少し考えて]
県教育委員会のえらいひとはいませんので 長ったらしい話は省略します。
[卒業式で一番面倒なシーンは華麗に省いた。]
(146) 2015/12/18(Fri) 05時半頃
|
|
続いて、卒業証書授与。 城崎先生、お願いします!
卒業生、起立!
[後輩の卒業式の手伝いが、嫌なんてことはない。 ただただ、雛子が眩しく見えるのだ。 晴れやかな気持ちで彼女が証書を受け取れると、いい**]
(147) 2015/12/18(Fri) 05時半頃
|
|
家がさ、この土砂崩れに巻き込まれちゃってさ。 父さんと母さん、ダメだったみたいだ。
死んじまえとか思ったことも…あったけど… 本当にいなくなっちまうとか、ないよな。 居てほしい人に限って、居なくなる。 そんなんばっかりだ。
[言葉をつづけるうちに俯いてしまい声はどんどん小さくなる]
お前だって俺のことおいていきやがって。ムカつく。腹立つ。 だからやっぱ代わってやるとかないわ。
[わがままな子供のような物言い。手は少し震える]
(148) 2015/12/18(Fri) 05時半頃
|
|
[紡ぐ言葉は小さくなる。どうしようもないことだとわかっている。 わかっているけど、願わざるをえない]
行くな。いくなら…連れてけ。
[命令口調は変わらない。それでもこれが精一杯の懇願なのだ。 いかないでほしい、もう一人にしないでほしい 卒業式に約束した「また明日」をかなえさせてほしい]
死んでもいい。
[二葉亭四迷を気取る余裕はあったのか。 それとも言葉通りの意味だったのか それは本人にもわからない。ただ、離れたくないだけ*]
(149) 2015/12/18(Fri) 05時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 06時頃
|
会議室まで先生を私用で探しに来たのって、明里さんだけだもの。 [明里さんにとって黒歴史だとしても、私にとっては白歴史。 恐らくこの出来事を忘れることはないでしょう、インパクトも強烈だったもの。
進行を問えば、明里さんは難しい顔へと変化しました。>>137 見兼ねたまどか>>132だったのでしょうか、司会の役を買って出てくれて]
ありがとう、まどか。
[明里さんの言葉が途切れた後に、そう添えたのでした*]
(150) 2015/12/18(Fri) 06時半頃
|
|
[まどかの指揮が始まる前に、卒業証書>>1:318を明里さんから受け取り、舞台の真ん中へ。 そういえば祝辞を述べる人物がいないとようやく気づいた時には、華麗な進行によって飛ばされていました。>>146 自分の出番がくれば>>147、より一層を背筋をピンと伸ばします]
卒業証書。 ……明里雛子。 貴方は本校において普通課程を卒業したことを証する。
[日付や校長の名前は、都合のいいように言い換えつつ、卒業証書に書かれた文言を読み上げました。 読み上げながら、私はまた泣いてしまいそうでした。ですが、声はきっと震えていません。 ようやく初めて受け持ったクラス生徒全員を送り出すことができるのだと心より嬉しかったのです。 読み上げ終わると、目の前にある顔をじっと見つめて、彼女の方へと卒業証書の向きを変え、差し出しました]
(151) 2015/12/18(Fri) 07時半頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 07時半頃
|
[困ったな、さっきは真っ直ぐ見つけられたんだけど。 今、何時かな。早く会えたらいいのに。 ああ、寒いな。……ずっと、寒いよ。
迫る最期に求めた声は、後ろから聞こえた。>>145]
あっ…………
[振り返って、おれは思わず京先輩に伸ばそうとした手を途中で止めた。
何だか、思ってしまったんだ。 まるで亡者が生者を連れて行こうとしているみたいだな、って。
]
(152) 2015/12/18(Fri) 07時半頃
|
|
[それに気付かれたかは分からない。 けれどこの人は冷たい手を取って、握ってくれた。それだけは確か。]
もう、どうしようも無いんですよ。
[人の手に落ちた雪の結晶はこんな気持ちだろうか。温かくて、もうこのまま溶けてしまっていいような気分。 諦めの言葉と共に落ちる雫は二つに増えた。]
[それから彼の話>>148を時折続きを促すように、全てを知れるように、相槌を打っていた。]
駄目な後輩だって、知ってたでしょう。
[おれと関わったって先輩の成績は家鴨でしたしね。なんて茶化す声が困ったな、おれまで震えてしまっていた。
それから囁くようにまた、「ごめんなさい」…こんな言葉に何の意味があるのだろう。]
(153) 2015/12/18(Fri) 08時頃
|
|
…先輩、
[男らしく無いですよ、なんて言えるわけもなく。ひゅ、と喉が音を漏らした。 だってこの人の願いは>>149叶えてはいけないもの、なのに。 あの春におれが思ったまま、言えなかったことそのものだったから。]
……そういう言葉は、ここぞと言うときに女に言うものです。
[こんな悲しい言葉をいつか偉人は愛してる、という意味で訳したらしい。 言われる側の身にもなれよ。 なんてぼんやり遠い昔おれが産まれる前から過去になって、歴史になったその男に思った。]
(154) 2015/12/18(Fri) 08時頃
|
|
……幽世の桜
[覚えてますか、問い掛けて。 強く握り返した手。どうしようもなく温かい。]
ねえ、おれはアナタにとってはただの後輩でしょう。 死んじゃった美人の恋人に言うとかならまだしも、ね。男二人じゃ綺麗な七不思議にはなれませんよ?
撤回する気、ありませんか。
[ほら、連れていけなんて言う相手がこんなのでいいんですか。苦笑いしながら語る。
生きていてほしい、想うのは本当の気持ち。 冷たいまま独りで逝くことになるしても、それでも、って。 長谷透にとって本谷京があっさり道連れにする程度の人間でしかないのなら、変な噂を流された時点で離れていた。
だからこそ、もし彼は本気で死にたいのだと思ってしまったら。……そう考えると、怖い。*]
(155) 2015/12/18(Fri) 08時頃
|
|
[しゃくりをあげつつも。櫻子が語るのを聞き逃すまいと、耳を澄ませる。 時折何度か、うんうんと頷きを返して。 ただ
“どんなことがあっても 離れていったりなんてしないから”
――どきりと、心臓の跳ねる音。 人は欲張りだ。一つ手に入れれば、もう一つ欲しくなる。 それは死者となっても変わらないらしい。
先程までの、もう一度櫻子に会って謝罪したい、ただそれだけの望みが。 果たされた今となって、また別の形へと……変わろうとしていて。
必死に、務めて何もないように装う。]
(156) 2015/12/18(Fri) 10時頃
|
|
落としたハンカチ?それって…
[一回転を決めてた子? そう問えば肯定の返事が返ってきたか。 彼との接点はそのひとひらしかないけれど 優しくて楽しそうな子だと 5年も前のことなのに、不思議と記憶の片隅に残っていた。]
そう。返事…しなかったの。
[私のせい? 寸でのところで言葉を飲み込んだ。 聞かなくてもそうだろう。 櫻子の性格を考えれば、真摯な気持ちに返事をしないという選択は考えにくかったから。
しかしそれは、私にとって幸い―――はたまた不幸なことだったかもしれない。 だってきっと、櫻子がその少年と今も付き合っているのだとしたら、 彼女がすでに別の誰かを選んでいるとしたら。 いくら私だって…あんなこと言ったり、しなかっただろうから。]
(157) 2015/12/18(Fri) 10時半頃
|
|
……そろそろ卒業式が始まる。 体育館、行かないと。
[促して、一歩踏み出そうとした足が ぴたりと止まる。
駄目だ。 考えてはいけない。 頭の中で警報が鳴り響いた。
でもね、やっぱり私の口は。 私の願い通りの言葉を発してはくれなかった。]
ね。櫻子。 もう一つ聞きたいことがあるんだけど。
[せめていつでも撤回できるように。 冗談めかして、くすりと笑みの形を作る。 そんな、なけなしの抵抗。]
(158) 2015/12/18(Fri) 10時半頃
|
|
[私は桜にまつわる七不思議を知らなかった。 しかし不可思議な大樹に触れていて気付いたことはある。 櫻子はどうだろう。彼女はあのお伽噺を知っていたかな。]
もしも…もしもの話よ?
ここにいる私がすでに死んでいて。 もうすぐあの世とやらに行かなければならなくて。
[もし、といいつつ。 私の目は笑っていなかったと思う。]
…それでも私と一緒にいてほしいって言ったら
[問いかける声は予想より大きく響く。 どこかの窓の向こうにも届いたかもしれない。>>143]
(159) 2015/12/18(Fri) 10時半頃
|
|
[言ってから後悔するのはいつものことだ。 ただ今となっては撤回するつもりはなかった。
思い知る。 私はずっとそれを望んでいたんだ。
意地悪な質問だなと思う。 ああ、そうか。 私に友達ができないのは、何のことはない。 単に私の性格が悪いからだ。
それでも。]
貴女は……頷いてくれる?
[ひとりぼっちは、とてもさみしい。]
(160) 2015/12/18(Fri) 10時半頃
|
|
[その口から紡がれる答えが否定や冗談に対するものだとしたら 私も笑って、もしもの話を終えて、卒業式へと向かおう
――――でも、そうでないとしたら。*]
(161) 2015/12/18(Fri) 10時半頃
|
|
―体育館―
[拍手のタイミングとか、なーんにも覚えてないけれど このアットホームな卒業式なら、 いつでもいいんじゃないかなって。 そんなことを思いながら、式次第を見守る。]
[卒業は終わりと始まりを告げる節目。 境目の複雑な心境を、自分の頃とも重ねていた。 おわり、おわり、はじまり、はじまり。]
[おわり、はじまり、―――]
[きらきらまぶしい最後の卒業生に向ける瞳の色は 少しだけ羨望にも、似た。]
(162) 2015/12/18(Fri) 12時頃
|
|
―体育館―
[指定された席へ腰を下ろすと、自然と背筋が伸びた。 両の手を膝に乗せて、次の言葉を待つ。
卒業式の開会宣言が、まどかの声でアナウンスされる。>>146 号令に従い、起立から着席までを淡々とこなしていく。]
(いよいよ始まったんだ、卒業式……)
[徐々に高まる緊張感にそわそわしていると、 まどかによってえらい人の長ったらしい話はスッパリと省略されて。 あまりの潔さに思わず小さく笑ってしまう。]
(163) 2015/12/18(Fri) 12時頃
|
|
[卒業生起立の声に、立ち上がる。>>147 クラスメートから遅れること約2年、ようやく自分も 過去から今に追いつける気がする。
熱にうなされているうちに過ぎてしまった卒業式は、 兄とのこともあり、ずっと心の中にしこりとして残っていた。 過去に戻ることはできないけれど、 きっとやり直すことはできるはずだからと信じて、 今日ここに来た。
この未練が断ち切れたら、きっともう振り返らずに 進んでいける気がしたから。
兄とも、もう一度向き合える気がしたから。]
(164) 2015/12/18(Fri) 12時頃
|
|
[舞台に上がり、自分を待つ城崎のもとへ歩んでいく。>>151 一礼して、読み上げられる卒業証書の文面に耳を傾ける。 こうして彼女の声を聞いていると、 沸々と懐かしい気持ちがよみがえってくる。
やがて卒業証書をこちらに向けれると、 城崎の顔をじっと見返した。]
先生。アタシね、まだ誰にも言ったことないけど、 将来教師になりたいなって思ってるんです。 先生みたいに、生徒に親身になってあげられるような…
(165) 2015/12/18(Fri) 12時頃
|
|
だからね、城崎先生みたいな先生になるのが、 今の目標なんです。 [視界が揺らぎだす前に、証書を受け取ってお辞儀をする。 一歩下がって顔を上げたとき、 堪えきれなかった涙が一筋零れた。
今日この廃校を訪れて、本当に良かった。 心から、そう思えた。]**
(166) 2015/12/18(Fri) 12時半頃
|
|
[雛子が卒業証書を受け取るのを見れば、 自然と目を細め、拍手を贈っていた。]
卒業生のみなさん、――雛子ちゃん。 ほんとうに、おめでとうございます!
[彼女にはどんな輝かしい未来が待っているだろう。 優しくて、あったかくて、ちょっとだけ切なくて そんな卒業式が、 彼女の思い残しをなくせたならいい、と*]
(167) 2015/12/18(Fri) 13時頃
|
|
―卒業式が終わった頃―
[壇上から降りた光せんぱいに駆け寄って きゅ、と服の裾を握った。
夜は更け、普段なら眠っている頃合なのに 心が啼く。ひびく、ひびく。
どうか、果たしたい思いを。 よみがえらせたい過去を。>>1:244
連絡先を交換したのに、 朝になってからでも遅くはないのに、 それなのに、どうしてだろう。
朝になると、すべてがおわってしまいそうで怖かったのだ。**]
(168) 2015/12/18(Fri) 14時頃
|
|
[覗いた先に見えた顔は、黒髪の女性と、 もう一人。忘れようとしても忘れられなかったあの、笑顔の先輩。
二人の様に、なんとなく卒業式の先輩の様子を思い出して。 ああ、自分のせいだなんていうのもおこがましい話だったんだな、 なんて改めて思う。 それに気がついても、不思議と敗北感や嫉妬心は湧いてこなくて。 何にせよ、あの日のような彼女の笑顔が戻ってくればそれで良い。 そう締めくくって体育館へと向かおうとした。
――その矢先、耳を澄まさずとも聞こえるほどに 大きく響いた言葉>>159>>160に、目を瞬かせる。 彼女なりの冗談だろうか、…それとも。
まだ肌寒い季節なのに、つうっと冷や汗が流れた]
(169) 2015/12/18(Fri) 14時頃
|
|
[正直、自分が口を出すべきことではないのかもしれない。 来栖ヶ谷先輩にとって、俺はきっとただ昔告白してきただけの後輩で。 もう顔も名前も覚えていないかもしれない。 対する彼女は、今この時も大切なひとで。
それを天秤にかければ、答えは歴然であった。 変なことに巻き込まれる前に逃げるべきかもしれない。]
(170) 2015/12/18(Fri) 14時頃
|
|
…っ!あの!
[――それでも、もう答えを聞く前に逃げるのはやめようと思った。 これでお別れは嫌だったから。]
(171) 2015/12/18(Fri) 14時頃
|
|
[暫くの思考の後、窓をがらりと開け放ち、 そこから桜の元へと出るべく歩みを進め
…ようとして、枠につま先を取られ、ぐらりと身体が傾く。 あっと思ったときには時すでに遅し。 とっさに頭は手で覆うことができたが、 いつぞやのように華麗な一回転を決めてしまい。 あっという間に泥まみれの不審者のできあがり。
二人の目にはどう映っただろうか。 しかし、それを気にする余裕はない。]
(172) 2015/12/18(Fri) 14時頃
|
|
…えっ、と。その、ですね! 俺、赤星翔っていいます。その…えっと。 櫻子さんに片想いしてて、今も。えー…
[しどろもどろになりながらも、勝手に話し始める。 言いたいことはわかっているのに、 うまく言語化できない自分がもどかしい。 しばらくの試行錯誤の結果、前置きは諦めた。]
…あなたが、来栖ヶ谷先輩が大切なのはわかってます。 先輩も、同じように思っているのも。 本当は、俺はずっと窓越しに見ているべきだったのかもしれない。
でも!…それでも俺は、言わずにはいられなかったんです。 先輩が例え、あなたについていきたいと思っていたとしても。 俺に言う権利なんてないとしても。
[これが自分のエゴだなんてことはわかっている。 当事者たちの気持ちを無視したわがままだ。]
(173) 2015/12/18(Fri) 14時頃
|
|
――それでも、好きな人には生きていてほしいから。
生きて、幸せになってほしい…いや、幸せにしたい、から。
[緊張ともらい泣きの影響で、声は少し震えていたように思う]**
(174) 2015/12/18(Fri) 14時頃
|
|
[卒業証書を受け取るために、手が動くかと思ったのに、先に動いたの口>>165で驚きました。 どうしたの?と交わった視線に込めます。 『アタシね、』の部分に差し掛かり、傾聴する姿勢へと。 明里さんの独白は、胸に差し迫るものがありました]
卒業、おめでとう。 貴女なら……きっといい先生になれる。
[受け渡す時に、震える声で短くそう添えて。 檀から降りるための一歩下がる動作、そのあとに見えた涙。 駆け寄って、ありがとうという気持ちを込めて抱きしめたい気持ちに駆られます。 しかし卒業式では、そんなことはイレギュラーなので、堪えます。 証書を渡す人間が泣くこともイレギュラーなので、耐えます。 声が震えたのだけは許してください。
杜山中学校第68期生、明里雛子さん。 本当に卒業おめでとう*]
(175) 2015/12/18(Fri) 14時頃
|
|
[明里さんの卒業式は無事終わったと、私は思いました。 時々響いていたシャッターの音。>>128 これをご両親が見れば喜ぶんだろうなあ、と。 式が終われば、そそくさと壇上から降ります。舞台は一人で立っているには居た堪れない広さでした]
まどか、司会とっても助かった。 ありがとう。
[駆け寄ってくるまどか>>168にそう、声をかけます。 司会をやっている時は大人に見えたその姿は、やっぱり子犬を彷彿させました。]
どうしたの?
[あの時>>1:101みたいに、また掴まれるから疑問を落としました。 タイムカプセルの約束は、外が明るくなってから果たすつもりだったのです]
(176) 2015/12/18(Fri) 14時半頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 14時半頃
|
[駆け寄ってから まどか、と呼ぶ声に 顔を上げて笑う。>>179]
どういたしまして! 下手くそでしたけど、大事な後輩が、悔いなく巣立てるお手伝いをできたのなら、うれしいです。
[にへっと笑み、 それから、ふるりふるり、頭を左右させる]
忘れちゃやですよ? まどかさんね、どうしても 夜が明ける前に……。
[体育館の窓に目を向ける。 そこから見える桜の木のそばには、まだ人影があるようで 人気スポットですねぇ、なんて軽く笑った。]
―――朝は、怖いんです。
[夜に書いたラブレターは読み返すななんて俗説があるけれど、自分はそうは思わない。夜こそ、薄闇の中で、本当の自分が見せられるような気がしたから。]
(177) 2015/12/18(Fri) 14時半頃
|
|
[まどかの言葉にこく、と頷きました 揺れる前髪>>177が少し面白くて]
タイムカプセルのこと? 夜が明ける前に。
[オウムのように、言葉を繰り返し、窓の方へと顔を向けます。 卒業式の前からあった人影に加えて、また一つ増えたようで]
そうね、人気スポットね。 入学式の日はもっと人が沢山いるの。
[ふふと笑います。 子供の門出を祝い、その姿を写真に収める両親達をたくさん見てきました]
朝は、怖い、なら太陽が昇ってくる前に掘り出さないとね。
[タイムカプセルの中身は何でしょう。 掘り出した暁には、少しだけ見せてくれるでしょうか。そんな期待を胸に]
(178) 2015/12/18(Fri) 15時頃
|
|
はい。……思い出を迎えにいかなくちゃ。
[こくん、と肯けば、今度は髪が前後に揺れる。]
ね。 入学式のとき、着慣れてない制服で、 家族に写真撮ってもらったの、覚えてます。 せんぱいもまどかさんが入学する二年前、そうだったのかな。
[なんて、自分の知らないせんぱいを想像してみる。 卒業式の時も、あの桜は咲き誇っていた。 自分はどんな顔をしていただろう――その記憶は桜の下に。]
少し、待ってましょうか。 付き合ってもらっていいですか? せんぱいに聞いて欲しいんです。 まどかさんの、……きたないところも。
[少しだけ声のトーンを落として告げ、 見上げる瞳はシニカルな色に揺れた。 歩き出し、体育館と校舎をつなぐ渡り廊下へ向かおうと。]
(179) 2015/12/18(Fri) 15時頃
|
|
思い出を迎えに。
[嗚呼なんだか、今の私は言葉を繰り返してばかりです]
そうね、桜の前で一枚だけ家族写真を撮った覚えがある。
[今よりも小さな姿のまどかが桜の前に立つ姿は簡単に想像できました。>>179 ただ、表情は変わっていきます。恥ずかしそうにはにかむ顔、嬉しそうに堂々と笑う顔、それからアンニュイな顔。ほら、また表情が変わります。 実際はどんな表情をして写真に映っていたのでしょう。 桜の前に立つ中学一年生の私は……真顔だったように記憶しています]
了解。
[小さく了承して、歩き出すまどかの横へ並びました。 「きたないところ」は、繰り返し口にする気にはなりませんでした]
(180) 2015/12/18(Fri) 15時半頃
|
|
家族写真。
[先程から言葉を繰り返すせんぱいを真似るよう繰り返し>>180]
まどかさんはその頃のせんぱいを知りません。 二年間も、知らない時期が――ううん、 まどかさんとせんぱい、もう、さんじゅ……いや、
[節目の年齢を言いかけて、慌てて言い直す]
長い年月、を生きてて。 でも一緒にいたのは、たったの一年間だけなんですね。 うそみたい。
[ふふ、と隣を歩くせんぱいを見て、微笑み。 いろんな感情が綯交ぜになって、きっと自分は百面相のようなんだろうなと思いながら、せんぱいと共に渡り廊下へ。廊下と外の仕切りに手を置くと、桜の木も、人のシルエットも先程よりよく見える。]
(181) 2015/12/18(Fri) 16時頃
|
|
[少し息を、吸って、吐いて。]
……まどかさんね、高校に行ってないんです。
[まかの学歴が良いとは言い難いことは、まゆ美なら知っているだろうけど、ちゃんとした普通の高校に行っていない理由までは、話さなかった。]
いえ、正確には、バイトしながら通信高校行って。 高卒はとったんですけど……大学なんて夢のまた夢。 あんまり評判の良くない会社に就職しました。 どこでも良かったんです。……生きていけるのなら。 狭くて小汚い庶務課に配属されて―――、 それから、……。
[そこで、言葉に詰まってしまう。 このことを本当に話すべきか、悩んでしまって。 だけど中途半端に話を止めるべきではない、 全部を見せたいと、そう思った相手だから。]
……おえらいさんの、愛人になったんです。
[仕切りの鉄に引っ掛けた指先が、錆びを軽く引っ掻いた*]
(182) 2015/12/18(Fri) 16時頃
|
|
[卒業式の始まる少し前。 桐生>>126の屈託ない笑みを真正面に、瞳を瞬かせた。]
……あー。
今時の女子高生が、廃墟体験だけでそんなにテンション上げるとはあまり思えないけど、ねぇ。
[苦笑を零す。 自分があまり余計なことを言うべきでもないだろうけど。 それにしても桐生はこんなに鈍感さんだったっけ。 中学時代の彼を思い出そうとして、――。
そもそもその頃の自分に、他人の恋愛のあれこれに関わる余裕がなかったことを思い出した。]
桐生らしく、が一番か。 まー頑張れ。
[友人として、これでも本心からの言葉であった。]
(183) 2015/12/18(Fri) 16時頃
|
|
[そして卒業式が始まる。 廃校で数人だけの、それでも、とても大切な式。
自分たちの代の記憶が薄らとよみがえる――友人と何度も顔を合わせひそひそ話をしたこと、来賓の挨拶でついウトウトしたこと、最後には、自然と涙が零れていたこと。]
ふふ。
[まどか>>146の号令に行儀よく従いつつ。 華麗に省略された挨拶に、小さな笑い声が口をついてしまった。 今回はウトウトも回避か。 って、そもそも来賓側なんだった、自分自身が。
祝辞、自分がやっても良かったかもしれない。 だがその場合、先程呟いた一言>>127に凝縮されてしまうから、やはりなくてよかったとも思う。]
(184) 2015/12/18(Fri) 16時頃
|
|
そう、……ね。
["30"という単語>>181を聞きかけ、浮かべた笑みが消え去ります]
えぇ、嘘みたい。 私は"長い年月"を生きてきて、貴女と中学時代に1年間だけ時間を共有できてよかったと思うの。
[話しながら、笑みを取り返します]
……ほら、もし3歳差なら1年どころか多分一生出会うこともなかったんじゃない?
[まどかの顔を見ようと、斜め下横を向きます。 その顔はまたどうにも複雑そうで。 先程想像した桜の前に立つ大塚まどかの表情とはまた、違ったものでした。 辿り着いた渡り廊下はなんだかひんやりとして、頬の温度を奪います。 まどかのようにしきりに手を置く気になりませんでした*]
(185) 2015/12/18(Fri) 16時頃
|
|
[先生が卒業証書を差出し、生徒がそれを受け取る。 その瞬間のひとつひとつがやけに神聖なものに感じられるのが不思議だった。 学生の頃とはまた違う感情を持って見守り、僅かに瞳を揺らし。 体育館に響くシャッター音に耳を澄ませた。]
おめでとう、雛子ちゃん!
[きっと校舎も、祝っている。 夜にこうして明かりを灯してくれているのがその証拠。]
(186) 2015/12/18(Fri) 16時頃
|
|
え、ええ? 私は写真になんて写らなくていいって。止めろぉぉ。
[写されるのは昔から何となく苦手。 集合写真と桐生が提案すれば、咄嗟に子供のように一時抵抗してしまい、勝手に恥ずかしさが爆発した。 結局、端っこに立つことになったのだったか。]
どうしてもこういうの、真顔になるのよね。
[無駄に緊張してしまうから。 さて、今回の写真はどうなったか知る由はないけれど。]
(187) 2015/12/18(Fri) 16時半頃
|
|
[嗚呼またこの間(ま)です。>>182 きたないところ、のお話は正直聞きたくないです。 ただ、吐き出すことでまどかが楽になれるなら、私は聞くことを選びます]
そう……。
[相槌を時折いれつつ、一音一句聞き逃さないように。 通信高校、高卒就職は私の知り合い─教え子の中にはいたかもしれませんが─に、そのような人たちは今までいませんでした。 まどかのように、知らないだけかもしれません]
……それから。
[まどかの言葉が長く発せられなければ、助け船のつもりでまた繰り返しを一つ]
………そうな、の。
[衝撃的な言葉には、それしか返すことができませんでした。 伸びた背筋から力が抜けていくのを感じました*]
(188) 2015/12/18(Fri) 16時半頃
|
|
[あ、やっぱり地雷だった。>>185 笑みが消えたせんぱいが、続ける言葉に]
"長い年月"ですよね、うん、ほんと、うん!
[危なかった……と心の中でつぶやいているのは内緒だ。]
一生、出会うことがなかったら、 どうなってたんでしょうね。 きっとまどかさんは、全く違う人生を 生きていたような、気がします。
[それが幸せなのか、不幸せなのかは、よくわからない。 けれど、城崎光という人物が 大塚まどかに与えた影響があまりに大きかったこと。 彼女にその自覚がなくていいんだ。
だけど――もう諦めかけようとしていた 邂逅を遂げた今だからこそ。]
(189) 2015/12/18(Fri) 16時半頃
|
|
さて、……ここでひとりで寝入るのもアレだし。 真夜中の学校で七不思議でも確かめてみましょうか。
[ぽつり。]
もうすぐお別れ、だものね。 校舎と、――。
[まどかと城崎の姿はもう体育館になく。 桐生と雛子がまだ居るなら、手をひらりと振って、特に目的地もなく静まり返る廊下を歩き出す。 窓から差し込む、月明かりの中。]
……ん?
[1つの教室。 廊下の窓越しに、黒板に何かが見えた気がして立ち止まり。 がらり、そうっとドアを開く。]
(190) 2015/12/18(Fri) 16時半頃
|
|
[助け舟を出され紡いだ言葉。 彼女が、途切れがちな相槌を返す。>>188 ごめんなさい。心の底から湧き出す謝罪の言葉が 誰に向けたものなのかわからないから、口にはしない。]
好きだったんじゃなくて…… 寂しかったから。
[せんぱいの顔がうまく見れない。 幻滅されてもしかたのないこと。
前髪を頭の上で結った子供っぽい髪型から、ヘアゴムを外して、髪を指で梳いた。化粧をしていないから童顔だけれど、ワンレングスのウェーブがかった髪型は、大人の片鱗を垣間見せる。]
つい最近ですけど、結局そんな関係は破綻して。 辞表出して、それで実家に帰ることにしました。
――そんな大人に、なったんです、まどかさんは。 [前髪が隠してしまう瞳に、雫が宿ることにも きっと気づかれない。*]
(191) 2015/12/18(Fri) 16時半頃
|
|
……。
[古びた黒板は、誰かの手によって彩られていた。 一部分だけのそれは、在りし日の絵を描き手の一人分だけ再現したかのようでもあった。
そして中央部分。 チョークを激しく叩きつけたような跡に、思わず瞼を伏せた。 その人の感情の理由は分からないくせに。]
……。
[一度黒板消しを手にする。 しかし、その跡を、勝手に消してしまうなんてことはしなかった。 その代わり。 誰も描きたがらないだろう端っこに、小さく、花咲く桜の枝を描いたのは、所謂ただの自己満足に過ぎないのだろう。 本来メンバーに居ないはずの自分も参加者のひとりに。 描き手が桜を好んでいないと知らないから、温かな想いを込めてそれを描いたつもりだった。
出会いと別れと、旅立ちに、――祈りを。]
(192) 2015/12/18(Fri) 17時頃
|
|
ふぅ。 次はどこに行ってみようかな。
[黒板を見渡して。 また、静かにその教室を後にすると、廊下を進む。**]
(193) 2015/12/18(Fri) 17時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 17時頃
|
[聞き分けがいい子は嫌いではありません。>>189 もう二度と繰り返すことのないようにと心の中で釘を打ちます]
どうでしょうね。
[ 初恋>>1:164が私じゃなかったら、 ずっと好きじゃなかったら、 どうなっていたんでしょう。
例えば、頭のいい同級生に恋をしていたのなら、まどかはその人のために高校に行くことを選んだのかもしれません。 人生は一度きり。やり直しはきかないから、例えばの話をしても仕方ありませんけれど]
(194) 2015/12/18(Fri) 17時頃
|
|
[愛人。>>191 寂しかったから。 つまりはそういうことなのでしょう。 「心が満たされないから、身体だけでも繋がろうとした」と私は考えました。
彼女になんと声をかけたらいいのでしょうか。 彼女が望む言葉は何でしょうか。 必死に頭を回転させても、わかりませんでした]
ん。
[髪で顔を隠し、『大人になったんです』と言う彼女の肩を掴み、それから抱きしめようとしました。 髪で表情こそ見えませんでしたが、寂しくて堪らないと悲しんでいるように思えたのです。
抵抗がなければ、まどかは胸にすっぽりと埋まったことでしょう]
(195) 2015/12/18(Fri) 17時頃
|
ホリーは、マドカに話の続きを促した。
2015/12/18(Fri) 17時頃
ホリーは、ピッパに話の続きを促した。
2015/12/18(Fri) 17時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 17時頃
|
でも、出会えたことが、事実なんですから。 まどかさんは、それがとても――嬉しいですよ。
[嬉しいのに悲しい。だから複雑な声色になってしまう。>>194 きっと先程抱いた謝罪は、 せんぱいと自分自身に向けた言葉なんだろう]
こんな、大人になって……ごめんなさい……
[そう呟いたとき、せんぱいの手が伸び 肩を掴む手は少し強引にも感じた。>>195 それを拒んだり、しない。 ほんとうは、ほんとうは]
っ、う……ぅぁあ、――!
[こうして、せんぱいの胸で泣きたかったから。 泣きじゃくって、それから、絞り出すような声を漏らす。 苦しい思い、さみしい思い、あれから10年も経ったのに]
せんぱいのせいです、まどかはずっとせんぱいのことを忘れられなかった、だから……だから新しい恋なんかしなかったんです。でも、寂しすぎて一人がつらくてっ……ごめんなさい……!
(196) 2015/12/18(Fri) 17時頃
|
|
……私と出会ったことで、嬉しい人生になっているなら、良かった、と思う。
[声の表情は読み取らず言葉の意味だけ、汲み取ります。>>196 そう、私と出会ったことでプラス感情ならいい。マイナス感情ならどうしたらいいのでしょう。 過去は取り消すことができません。
ごめんなさい、そう呟くまどかはとても儚く見えました。 消えてしまうかと思いました。 その思いは伸ばした手にも伝わっていたのでしょう]
……ごめんね。
[泣きじゃくる彼女の背中を幼子を宥めるように、軽く叩きます。]
好きなだけ、泣いていいよ。
[私が今できることはそれくらいしか思いつかないから──]
(197) 2015/12/18(Fri) 17時半頃
|
|
[堀川の言葉にきょとんとする>>183]
…そうなの?
[言われてみれば星澤の態度はあからさまだが、あれが女の子としては普通だろう。 ならば明里のはしゃぎぶりはなんだったのだろう? この男がそれを知ることができる確率は47(0..100)x1%]
(198) 2015/12/18(Fri) 17時半頃
|
|
━ 卒業式 ━ [卒業式は滞りなくすすみ、無事明里に卒業証書が手渡された。 その記念の一枚をちゃんと写真に撮って。]
おめでとう!!
[皆が拍手するところでは自分も盛大に拍手をして。 記念撮影は何人がおさまったか。 皆に写真を渡したいからと連絡先を教えてもらっただろう。]
(199) 2015/12/18(Fri) 17時半頃
|
|
[おもいだせない。 自分の卒業式のあと、ひとりで穴を掘った、そのとき、 どうして泣いていたんだっけ――。
掴まれた時、 まるで、追いかけるような、行かせまいとするような そんな思いが感じ取れた。>>197
姪っ子が何故、悲しみに暮れたのか、今ならば少しだけわかるような気がする。本当はまゆ美も、こんなふうに、引き止めて欲しかったんじゃないか。―――後悔先に立たず。]
せんぱいのせいなんて、勝手な責任転嫁だから 謝らなくて、いいんです。
……っ、……
[はらはらと、涙が溢れ、せんぱいのワイシャツを濡らしていく。鼻水まで出そうだ。それはさすがに、ずずっと生々しい音を立てつつもせんぱいの服を汚すまいと吸い込むけれど。]
(200) 2015/12/18(Fri) 18時頃
|
|
[そんな時、のんきに通りかかったのは 色々と世話をしてくれた用務員さん。 彼はぎょっとして、二人から目を逸らそうとしたようだが。
その足音にはさすがに顔を上げて、 姿を視認すれば、あ!と思い出したように声を上げた]
あの、石山さん。 スコップってありますか?小さいのでいいんです。
使い走りさせるようで申し訳ないんですが、 取ってきてもらって、いいですか?
[そう頼めば、石山さんは頷いてくれて、駆けていく。
こんな自分だけれど、それでも光せんぱいは タイムカプセルを掘り返す時に一緒にいてくれるかなって 少し見上げ、情けなく眉を下げて、それでも弱く笑った*]
(201) 2015/12/18(Fri) 18時頃
|
|
俺が誰に言おうが俺の勝手さ。 死んでもいいって思ったのが大事な大事な可愛い後輩ってだけ。 [握ってくれる手に力が篭るのがわかる。言葉と裏腹に。 どうかどうか、こちらが本心であってくれますように]
嫌なら手、離せ。 俺に決めさせるような物言いはちょっとずるいな。
七不思議もニーズに対応したるほうが桜も切られずに済むんじゃね? 男二人で、とか結構喜ぶやついるだろ。 俺これでも学年超えてモテたんだからな。
[冷えた手。自分体温もここから吸い取られていっているようだ。 でも少しでも暖となるならそれでいいか]
(202) 2015/12/18(Fri) 18時頃
|
|
撤回する気はないよ。 透が死んでまで俺と付き合いたくないっていうなら……
……や、やっぱ認めないし。後輩のくせに生意気だ。
どうしても元ネタ気になるならデコチューくらいしてやるぞ?
[死ぬとかかんとかいってる割にまるで昔に戻ったように 口は動く。
違う。黙ると、終わってしまいそうだからだ]
(203) 2015/12/18(Fri) 18時頃
|
|
[先生のことを教えてくれたあの人も、 タオルをくれたあの子も、 もうこの世にはいないという事実は知らないまま。 何処かで七不思議のように、その人にとって大事な人を連れて行く話をしてるなんて、知る由もなく]
そう……。 なら、代わりに私のこと、好きでいてくれてありがとう。
[そんな言葉を送ろう。>>200 なんだか胸元あたりが冷えてきた気はするけれど、そのうち乾くでしょう。 体育館に置いてきた鞄の中にはティシュ入ってるのに、と思いながら頭をそっと撫でた*]
(204) 2015/12/18(Fri) 18時頃
|
|
[通りかかった用務員さんへの対応は全てまどかに任せました。>>201 本当にいつもご苦労様です]
早く掘り出そう。 思い出、迎えに行かないといけないんだものね。
[まどかのへにゃあとした顔を見て、薄く笑いました]
(205) 2015/12/18(Fri) 18時頃
|
|
[式が終わってから明里のもとへ]
いい式だったね。 ところでさ、いきなり廃墟探検じゃ危ないから 近くの遊園地にでも行かない? まずはお化け屋敷で度胸つけてさ
[悪戯っ子の笑みで提案した。*]
(206) 2015/12/18(Fri) 18時頃
|
|
その可愛い後輩は背も大して変わらない声が低くなった成人した男なんですが。
[困ったな、困ってばかりだ。 呆れたように言うくせに、この温度を離す気がちっとも起きない。…全部奪ってしまったら、どうしようか。]
ずるいのは先輩でしょうが。 おれを死んでも困らせるんですね。
[実は幽霊には誰かを連れて行くなんてこと、出来ないんですよ? なんて、そうだったらよかったのに。見え透いた嘘はつかない。]
……そんなニーズどうだっていいわ。
[思いっきり顔をしかめてきっぱり。何言ってるのこの人、雰囲気ってものを考えろ。 昔もこうやって先輩の言うことに呆れたりしたな、…今はそれすら取り戻したい時間になってしまった。]
知ってますよ、うちのクラスの女も騒いでましたし。 そんな人気者美男子の貴方がおれとのことを否定しないから、随分と大変でしたよ。二年になっても続いたんですから。
[それでも離れなかった自分は棚に上げた。]
(207) 2015/12/18(Fri) 18時頃
|
|
そう、あなたが。
[突然現れた招かれざる客。 と思いきや、青年も立派な役者の一人だったようだ。
できすぎね。 これもあなたの悪戯? 傍らの巨木を咎めるような目線で見上げた。]
こんばんは。 私は星澤まゆ美。
覚えなくていいから。
[涙ぐましい努力の一環として、 名を聞く前に名乗るように そして名乗られたら名乗り返すようにしている。
しかし死した者の名など、きっと彼には不要だろうと。]
(208) 2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
|
赤星翔さん。
[存在だけは知っていた、その名を口にする。 素直で真っすぐな好青年。 5年前と変わらぬ印象のままで、彼はそこにいた。]
そうね。 きっとあなたが…正しいんでしょうね。
[生きて、幸せに。 彼が口にしたその望みの、なんて眩く、遠いことか。
たった一日。 私が櫻子を信じて待っていることができれば。 もしかしたら結末は違っていたかもしれないのに。
今はその一日が とてつもなく大きくて。 私と彼らの間に、冷たい壁を隔てている。]
(209) 2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
|
[一度身体を離そうとしたけれど>>204、やっぱり離れたくなくて、光せんぱいの腕に抱きつきながら]
……それは、間違いないです。 まどかさんのことを、まどかのことを覚えていてくれて ありがとう、ございます。
[用務員さんが取りに行ってくれている間、少しだけ話そうか。]
あの桜の木の七不思議。信じてなかったんですけど――
[かいつまんで話す>>18、不思議で、少し悲しいお話。]
光せんぱいは、生きてますよね?
[確かめるけれど、それは念のためといった口調。これ以上の別れはいやだから、そんなことがあるわけないと、信じていた。]
例え話ですけど、もしせんぱいがあの伝説の登場人物だったなら、まどかさんを連れて行くが良いのです。いいえ、連れてって欲しいです。
[まゆ美や、長谷くんにも、そんな相手が見つかっただろうか]
(210) 2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
|
……
[嗚呼、何を言い続けてもこの男は引かないんだろうな。ため息をつく。 分かりたくなかったのに分かってしまった、本当に困った人。]
とりあえず、廃校になったとはいえ廊下で何言ってるんですか。慎んで下さい。
ほら、約束、まさか忘れてはいないでしょう?
[やっぱりずるいのはおれの方。連れていくって、ここで言ってあげられず先伸ばしにするんだから。
傍の教室まで、手を引いて行こうと。]
(211) 2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
|
権利がないなんてことはない。 気持ちを言葉に出して伝える権利は きっと誰にだってあるはずだから。
[私はそれがとてもへたくそだったけど。]
そして、決める権利は
…………櫻子に、ある。
[自分にはないものを多く持った青年。 これ以上見ているのがつらくて。 再び視線を櫻子の方へ戻した。]
(212) 2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
|
[私も、叶うことなら。 大切な人の共に在るのではなく その幸せを祈れるような
……そんな人間になりたかったな。*]
(213) 2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
|
俺の可愛いとお前の可愛い基準が相容れないだけだな、可愛い後輩君 噂は否定してほしかったのかね?いやいや。必要なかったさ。
[片手で髪にやんわり触れる。 濡れた感触。水滴が手を伝った。冷たい。 けれど少しでも共有したい]
廊下で?偽装カップルをもちかけてみ… おおおおお?
[いいおわる前に手を引かれた。連れ込まれた。 前は逆だったのに]
おお!約束!そうだそうだ!わ……、んんん。
[忘れてた、とは必死に飲み込んだ。 荷物は置いて来てしまったからチョークはない 教室に残ったものがあれば]
(214) 2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
|
[腕に抱きついてくる姿と、感謝の言葉>>210に微笑みました。 まどかが語る七不思議には相槌を打ちながら]
生きてる、はず。 さっき心音聞こえなかった?
[27にして呆けてでもいない限り、死んだ覚えは特にありません。 それから、言ってから気づきましたが、泣くのに一生懸命で心音なんて聞こえなかったのかもしれないですね。 まどかの言葉には悲しげな笑顔で]
それは嫌。 どんなに頼まれても、私にはできない。
[反論がきたとしても、聞き流すでしょう]
まどか、ホトトギス節の答え…?は、見つかった?
[鳴かないホトトギスを目の前にどうするか、という三人の戦国大名のことを考えながら、そんな問いを投げかけました]
(215) 2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
えっとー…ないかなー…
[見事にはぐらかされたことに気づかず いそいそチョークを探す姿は中学生と同じ。 見つけたやつを教壇において自分はまたガリリと線を一本]
理科室に少しとさー、別の教室と元・俺の教室にもマーキングしてきた。 ここには魔法陣でも描くかな。
[ここから召喚されたらいっそ哀れと思うようなやつが白い粉舞う中出来上がっていく 透はどうしてただろう。
古今東西黒板落書きは生徒の夢、正に夢中だ]
これマリオ。これクラウ◯。これ……
[段々筆は遅くなっていく]
(216) 2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
ベネットは、トレイルに「描かないの?」ってかお
2015/12/18(Fri) 18時半頃
|
貴方の心は何処にあるんでしょうね。
[引っ張りながら呟いた。 必要無かったとか、偽装とか、くっそどうでもいいニーズとか。第二ボタンのことを今更持ち出されたのもそう。
思えば衝撃の初対面からこの人に乱されてばかりだった気がする。 …連絡が無くなったときは、本当に悲しかったな。]
…忘れてたな。
[そして、結局どんな気持ちでそんなことを言ったかなんて理解しないまま連れ込んで。 唇を尖らせ不機嫌な顔。いやそんな様子じゃ言わなくたって分かるから。 おれは昔より素直じゃなくなってるんだぞ、京先輩。]
嫌だなー、おれの最期の時間はこんな薄情な先輩と過ごすことになるのかー。
[わざと大袈裟に拗ねたふりをしつつ、教壇に置かれたものを取る。 自然と離れた手、握ったチョークはちっとも温かくなんかない。]
(217) 2015/12/18(Fri) 19時頃
|
|
はず、とか言っちゃやーですよ! せんぱいはいます、ここにいます。 その……ううん、大丈夫。 心音、優しかったです。
[言いかけたのは、"雰囲気が違う"ということだった。 儚く今にも消えそうだった、あの二人を思い胸が痛む。]
ええぇぇぇ
[反論の声は上げたものの、でもその言葉がとても光せんぱいらしくて、ふふ、と口角をあげる。]
せんぱいは優しい人です。 そして誰かを連れて行くなんて、しない人です。 だから……。
[好きなんです。の言葉は飲み込んで、誤魔化すように笑み]
(218) 2015/12/18(Fri) 19時頃
|
|
ああ、それなんですけどね。 ホトトギスのあれ、まどかの中学時代に見つけてた気がするんです。だから、口癖みたいになってたのは、そのことを忘れない為なんじゃないかなって。 いや、忘れてるんですけど。
[その答えは、タイムカプセルが知っているんだろうか。 ほどなくして用務員さんがスコップを運んでくれれば、 せんぱいを促して、渡り廊下から、 幽玄な光を放つ桜の方へ、向かうだろう**]
(219) 2015/12/18(Fri) 19時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 19時頃
|
先輩にマーキングされる黒板が可哀想です。
[実はこの教室は、二年の時にいたクラスだった。三年に進級して杜中で卒業を迎えられなかったおれには、最後の思い出の場所。 何これ、ピラミッドの壁画?相変わらず独創的だ。思い出に上塗りされるある種の芸術。 嫌な気持ちじゃ無かった。たった一年だった一緒の時間、少しだけそれを増やすことが出来たみたいで。]
っ、ふ…… あーもう、本当に面白いです、っ……
[不機嫌はすぐ消え去って、けらけら笑っていれば何か言いたげに顔を見られて近寄っていく。 さて、何を描こうか。]
(220) 2015/12/18(Fri) 19時頃
|
|
[悩んで悩んで、結局隣の困ったさん(25歳男)の顔でも描いてやろうと決めた。 ガリガリと音をたてて白い線が綴る姿。41(0..100)x1点ぐらいの出来かな。]
これでよし
[最後に矢印を向けて「ばか」子供みたいな悪口を書いてやった。 でもいいだろ、これで終わりなんだから。最後ぐらいあの頃に戻ったって。]
(221) 2015/12/18(Fri) 19時頃
|
|
[ああ、人だね。男だね。 それは分かる程度の出来。隣の本人も自分がモデルだと理解出来るか危うい。 おれもこの人と同じで絵の才能なぞてんで無いのだ。]
でも、僅差でおれの方が上手いです。
[張り合う言葉も中学生のように]
(222) 2015/12/18(Fri) 19時頃
|
|
俺のマーキングだぜ?感謝こそすれ、だろ
そういやお前にかしたゲーム、良くセーブデータ上書きされて帰ってきてたな 俺のメモカ消したりもあったなぁ
[けらけら笑いながらさっきとは全然違う素の落書きはある意味酷かった。 透も楽しそうで、それが嬉しかった]
…似てない、それ。ばかとかなんだばかとか ばかっていうやつがばかなんですー
[仕返しにかいてやったアヒルレベルの後輩君の似顔絵は… 人の形すらとどめてなかった]
あれ?これ宇宙生命体か?
[腹にでっかく「透」と書いといた 微妙にまちがった漢字で]
(223) 2015/12/18(Fri) 19時頃
|
|
おれも先輩のゲームにマーキングしてたんです。今となれば貴重な生きていた証です、だから……
[そのゲーム、大切にして下さいね。 軽口の最後に言おうとした、言いたかった。言えるわけが無かった。誤魔化しに笑って、笑って。]
あ、自分だって分かるんだ凄い。意外と頭良いんですね。 それ最早小学生レベルの言い返しですよ。
[本当によく理解したものだ。ばかと言われてると思い至る理由が何かあって気付いたのかもしれないが。]
……あのー、これでもおれだってファンには(不本意に)モテる方なんですけど。もっと人っぽいと思うんですけどー。 つーか字違います。
[ダメ出しを返す。 子供に字を教える親みたいにチョークを握る先輩の手を上から包むようにして、正しい我が名前を黒板に刻んだ。]
(224) 2015/12/18(Fri) 19時半頃
|
|
これで上手い下手競うってかなり悲しいレベルだな。
[誰がどうみても幼稚園児のレベルだ。少なくとも自分のところは。笑って、だいぶ満足した後で。また何かかこうとして…手を止める]
…あのさ、透。 俺、いてほしい人がいない世の中って、どうでもいいのな。
[かりり。弱い線が、引かれる]
俺の心がどこにあるかっていうと。今はお前んとこなんだよね。 だから、俺はお前と一緒に居たいの。
お前はどうなの。俺といてくれるの?
[絵にもならない弱弱しい線だけがひかれていく。 結局顔は向けないまま。声はうってかわって淡々と*]
嫌なら嫌だといってくれていい。 嫌な頼み事だって、わかってるんだ。 でも、俺はお前が好きだよ。透。
(225) 2015/12/18(Fri) 19時半頃
|
|
[翔には返事ができていないこと。 それもまた、心残りではあった。 彼はどうしているのだろうか。 もしかしたら、自分のことなんて忘れてしまっているかもしれない。
あの時は色々と重なって結局彼とは会うこともなかったけれど
ただ、やっぱり返事はするべきだったんだ。 それが彼に対する礼儀だったのだろうと思うから。
そんなことを今考えても、もう遅いかな。]
(226) 2015/12/18(Fri) 19時半頃
|
|
ま、確かに。
[自分のも頑張って良く言って小学生中学年ぐらいじゃないだろうか。 ちっとも個人が持つ特徴を掴んで無い京先輩?をもう一度視界に入れて苦笑い。 それからただ単に下手なだけのおれは、花だとか無難なものを先輩の絵を装飾するように描いて。 結構楽しんでいたりした、主に隣の芸術家の作品を。
手が止まるのが視界の端に見えた時、
ああ、やめてくれ。そんな言葉が浮かんで、けれど口には出来なかった。]
(227) 2015/12/18(Fri) 19時半頃
|
|
あっ、そうだね。 もう始まっちゃってるかも。 途中からでも参加できるかなあ? [体育館へと向かおうとしたまゆ美に 昔のように隣に寄り添って ニコッと笑って見せた。 彼女はそんな私に笑いかけてくれただろうか。
私が大好きなその笑顔。 私がずっと待ち焦がれていた 二人の関係が元通りになったのだと 象徴するような笑みを。]
え?なあに? [体育館へと一歩踏み出した彼女と同調したように 私の動きもぴた、と止まる。 ″ね。櫻子。 もう一つ聞きたいことがあるんだけど。″
私はその後に続く言葉を待った。]
(228) 2015/12/18(Fri) 19時半頃
|
|
[そちらを見る勇気がどうしても出なくて、ぼんやりと弱い線を眺めてふと この人も人間なんだな、なんて当たり前のことを思った。]
先輩は、やりたいことをしていると言ってました。 おれは、…バンド活動が嫌になってたから、そんな貴方に嫉妬したんです。
……でも、もう、先輩のいてほしい人はいないんですね?
[全てを聞いてから、好きだよと告げられてから。口を開き打ち明ける暗い感情。 やりたいことは出来ているのに人間関係は上手くいってないのか、はたまた…… そこを確認はせずにいられなかった。いる、そう言ってくれたらいいなって。相変わらず儚い夢を見ている。]
(229) 2015/12/18(Fri) 19時半頃
|
|
やってた…けど…やりたいことがイコール崇高なものばっかじゃないんだよ 知ってるだろ?俺の頭の悪さ。よくいる就職できなくて院にいくとかそういうたぐいさ。
嫉妬されるようなもんじゃないし面倒くさがり屋のなれの果てってやつ。 だからお前がやってるバンドとかのほうがよっぽど自立してる。
[やっと顔を向ける。ちょっと苦笑いが入ってる]
俺、友達いないんだよね。みーんなどっかいっちまう。 中には死んじまったやつもいたな。あ、お前のことじゃないよ。
居てほしいって思っても無駄だって知ってるし。 そういう人、作らないようにしてたんだわ。
[ご期待にそえなくて申し訳ない。 そう言いたげに肩を竦めてみせた]
(230) 2015/12/18(Fri) 20時頃
|
|
[私は彼女の想いをただ黙って聞いていた。 もしもの話だと言っていたけれど 何だろう、不思議とそんな気がしなかったのは 屋上に置き去りにされた彼女の靴と手帳を見てしまったからだろうか。こうして光り輝く桜を見ていたら、そんなことがあってもおかしくはないかなと思ったのかもしれない。 それと同時に幼いころ、母親から 似たようなお話を聞いたことがあったのを思い出した。 桜に纏わるお話である。
しばらくその場で考え込んでみる。
ただ、私は何故だか穏やかに微笑んでいた。 彼女に必要とされているんだろうか、と嬉しく思ったからだ。]
それは、あれかな。 死者が生者を連れていくっていうお話?
[一旦、まゆみに確認を取ってから 私は深呼吸をして自分の気持ちを隠すことなく口にした。]
(231) 2015/12/18(Fri) 20時頃
|
|
……そうだったんですか。
[事実は思っていたものとは大分違っていて、おれはもしかしてこの人に理想を押し付けてたのかもしれないな、と思った。 強くて優しくていつも明るくて、皆の輪の中心にいて、やりたいことをしている自由な人。 一年坊主が見上げた憧れの先輩はそんな人に見えていたんだ。あの頃はそれを何も疑わず、今もそうだと思い込んでいた。]
先輩は、弱い人ですね。
[黒板から、貴方に視線を移しておれはそう口にする。]
(232) 2015/12/18(Fri) 20時頃
|
|
ごめんなさい。 一緒にいてあげられなくて、支えてあげられなくて……死んでしまって。
[その弱さは人間である以上きっと誰もが持っていたもので、彼は何も悪くはなかった。 もしあの時引っ越すことがなくて、同じ高校に追いかけられたら何か変わったのかな。
絵空事はもうやめよう、理想を追い掛けるのはやめよう。おれは深呼吸をして。]
先輩、おれは……
(233) 2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
|
[けれどとてもじゃないが目を見て言うことなど出来なくて、下を向いた。 悪いことをした子供みたいな小さな声で、答えよう。]
それが先輩の幸せなら、 ずっと一緒にいてあげたいと思っています。*
(234) 2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
|
それでも、私はまゆ美ちゃんのそばにいるよ。 ...たとえ本当のことであったとしてもね。
[正直な気持ちを言い終えてから 簡単にはいオッケーみたいな二つ返事みたいな 感じの軽い気持ちで考えたんじゃないからね、と念を押しただろうか。
一人は寂しいもんね。
私だって隣にあなたがいなくて寂しかった。 まるで、半身が失われたようだったんだ。]
(235) 2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
|
あとはね...まゆ美ちゃんだったら連れていかれてもいいかな、なんて。
[それは遠回しな告白のようなものだったかもしれない。]
[ああ、私は いつの間にかあなたに惹かれていたのかもしれないな、と
その言葉を口にしてからようやく気付いた。]
(236) 2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
|
[じっと彼女の目を見つめて 私はまゆ美からの言葉を待った。
一緒にいたいから連れていくなんて 形はちょっと普通とは違うかもしれないけれど
そういうのも悪くはないんじゃない?と思う 私はちょっと変なのかも。*]
(237) 2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
|
[卒業証書授与も無事終え、参加者の校歌斉唱が続く。 伴奏はなくても、自然と声は重なって、様々な世代の卒業生の歌声がひとつになった。 まるで校舎に別れを告げるかのように。
卒業式に区切りがつくと、沢山のおめでとうが降り注ぐ。 >>167>>186>>199]
ありがとうございまぁす! やっと卒業できたぁ…やっと… 皆さん本当にありがとうございましたっ!
[落ち着いたところで、記念撮影を。>>128 卒業証書を掲げて、シャッター音を待った。]
(すごく特別な式ができたよ)
[兄に会ったら、まずあの日のことを謝ろう。 そして、今日のことを話そう。 それから、それから――――。]*
(238) 2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
[後輩にどこまで弱みや情けなさをさらけ出してしまったのやら。
俺は弱いよ。強い人間ってどんなんだか俺しらねぇもん。 先輩だからちょっとは物事知ってるかもだけどね。
……んでもさ、そこまで聞いてくるなら。 素直に嫌だっていっていいんだぜ?お前。
[文字を直した手>>224をもう片方で少し、さする。 ふれた冷たさはさらさらと消えゆく名残雪のようだ]
お前のこと、見送ってやるっていえばいいのかな。 それで満足ならそうするよ。
ごめんな。変なこと頼ん…で……
[そこまでいいかけ、返ってきた言葉>>234に目が少し大きくなる]
…上から目線だ、なぁ。
(239) 2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
|
悪かったですね。割と性格悪いんですよおれ。 女に愛想振り撒いてでもそれは人気の為でしかない、そんなクズになったんです。
[本当は、苦しかったのだ。だからそんな言い方に逃げた。 自分の意思で貴方の未来を絶つと、言うことが。]
でも、勘違いしないで下さい。 貴方がただの先輩の一人なら二度も探したりしませんし、それ以前に散々噂で迷惑かけられた時点でバイバイですよ。 あー、そういやカラオケに付き合うのも拷問みたいだったな。
[そこで一度、言葉が途切れ 何故だか視線はうろうろさ迷った。]
(240) 2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
|
つまり、要するに……
おれも京さんのことが好きだってことです。 一緒にいたいんです。もう置いて行きたくないんです。
[ぷいとそっぽを向き、また唇を尖らせれば癖がある髪をくるくる指先で遊び始める。 可愛がってくれた先輩だから、その筈だ。しかし酷く気恥ずかしい。 好きなんて人に言ったのが、何年ぶりか分からないから。…きっとそのせい。]
(241) 2015/12/18(Fri) 20時半頃
|
ベネットは、トレイルに話の続きを促した。
2015/12/18(Fri) 20時半頃
キルロイは、トレイルはどこにいるんだろうとぼんやり考えた。
2015/12/18(Fri) 21時頃
キルロイは、マドカの司会は見事だったなと内心拍手喝采だった。
2015/12/18(Fri) 21時頃
|
―記念撮影・回想―
[「止めろぉぉ」と必死の抵抗が聞こえてきて、>>187 どうしたんだろうと様子を伺うと、正体は堀川だった。]
(か、かわいい…!)
[年上の人に失礼かなと思ったけれど、 美人さんが子供のように抵抗するギャップに 俄かに胸がキュンとした。 そんな撮影の一幕。]*
(242) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
|
―卒業式後―
[体育館を去る堀川に手を振って見送る。>>190 そうして、桐生がこちらにやってくるのが見えた。>>206
まるでデートのような提案に気持ちが膨らみかけるが、 廃墟という言葉に少しの引っ掛かりを覚えた。]
桐生さん。 アタシって、桐生さんと廃墟のどっちに興味があると思います?
[笑ったままの桐生の瞳を、じっと覗き込む。]
(243) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
キルロイは、ピッパは、恩師の貫禄十分だったなぁとしみじみ思った。
2015/12/18(Fri) 21時頃
|
[自分のことクズとかいうから俺のほうがクズだとかいいそうになって あまりの不毛さにやめとく頭はまだ残ってた]
…それの何を、どう勘違いしろっていうんだ… 地雷すぎるし…
[照れ隠しのようなしぐさ>>241に、なぜこっちも恥ずかしくならないといけない。 でもいてくれる。もう一人にしないでくれる。嬉しい。すごく。 ここで自分の全部がおわるのに。なんでこんな嬉しいんだろう。
だから。彼の肩にごつん、と頭をのっけてこういった。 一緒にぬれてやる気満々だ]
絵や歌は下手でも絶対俺のほうがお前のこと好きだぜ。
[違うってんなら抱きしめでもしてみろよ*]
(244) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 21時頃
|
うるさい知るか何が地雷だ
[大人のおれは恥ずかしいと怒り出すらしい。まだ残ってる冷静な部分が勝手に分析している。 思いっきり眉を吊りあげて大事な先輩にため口を利いた。嫌われたらいやだな、そう思ってるくせに。]
……はあ。あんなこと言っておいて自分だって張り合ってるじゃないですか。
[仕方ない人、困った人、迷惑な人 でもそれ以上に大切な人。]
(245) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
|
…ん。 城崎光はここにいます。 それから、大塚まどかも。
[ちょっと真面目な顔をして言ってみました。なんとなく。
反論とその後に続く言葉>>218には微笑んで]
本当に私は優しいのでしょうか。
[けらりと、意地悪な問いを残しましょう。]
(246) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
|
―桜の木の下―
[人影がなくなった頃合。 その一人はまゆ美だったのだろうから 答えは出ただろうかと、心配もしてしまう。
光せんぱいはついてきてくれただろうか。
スコップを手に、見回して。 三年生の教室の方向を見定める。 その校舎へ向いた方だと、覚えていた。
さく。最初に土に尖った箇所を入れ さく、さく、さく、さく。 スコップで土を掘り返す。 中学生の自分の浅知恵だから、あまり深くまで掘ってはいないだろうけれど、浅すぎて雨に溶けていませんようにと。]
……あるかな、だいじょうぶかな。
(247) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
|
そう? 中学時代も聞いた、気がするけれど、教えてもらえなかったような。 ……私の勘違いかも。
[見つけたホトトギス節を何時の間にか忘れてしまったというまどか。 また、見つかるといい。
そんな話をしていれば、石山さんが頼んでいたものを持ってきてくれました。 お礼を言って、七不思議の一つである桜の元へとまどかと歩いて行きました*]
(248) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
|
残念ですね、 おれのほうが貴方のことが好きですよ。
[二度目の好きと共に抱き締めた。酷く濡らしてしまうだろう、けれど離したりしない。もう哀しませない。
この好きは、何だろうか。 死者の国までこの人を連れていくと決めて、こんなことをして。
やっぱり久しぶりのせいなんかじゃなくて……最早先輩後輩の枠を越えているような、そんな気がした。 ならば、何と呼べばいいんだろう。]
(249) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
|
[明里の言葉にきょとんとして>>243]
へ?どっち……って?
[そこでよみがえるのは堀川の苦笑>>183]
……って、…あ、あの…。
[ここにきて、もしかして、という気持ちが出てくる。しかし]
これ、もし間違ってたらすごく間抜けなんだけど…
[自意識過剰とかで揶揄われる展開なのかもしれない、と思うと答えを出すのを躊躇するが、間抜けなら笑えばいいやと意を決して]
…もしかして、僕?
[たぶんものすごく情けない間抜け面をさらしているだろう。]
(250) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 21時頃
|
ねえ、京先輩。
本当は、生きて一緒にいたかったです。 酒を飲んだり、昔みたいに遊んだり、貴方の結婚式に、出たり…?
きっと楽しかったんでしょうね。
[答えを出すのが少し怖かったから、そんな風に有り得なかった未来を語って、背を撫でる。 昔はもっと大きく見えたな、なんて思い出しながら。
もう少し、生きたこの人を感じていたい。窓の外が終わりを示すまでは、貴方をおれと同じにはしない。
ーーずっとこのまま朝が来なければいいのに。*]
(251) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
|
[>>208まゆ美さん、と復唱しようとして、 しかし厳しめの口調で断られるとうっとその言葉を飲み込む。]
…正しさ、なんてないです。
[その代わりに、言葉>>209に小さくつぶやきを返す。幸せになってほしい、ではなく「したい」と言ってしまった自分は、その言葉に見合う人間ではないと思う。
目の前の彼女は心外かもしれないが、 きっとまゆ美と自分は同じだ。 違いは自分が死者か、生者かくらいで。 どちらも望むものは、望む人にそばにいてほしいということ。
生きた彼女に出会えていれば、何か変わったのかもしれない。 また自惚れかもしれないが、 人間らしい彼女を見ていると、 そのもしもを思わずにはいられなかった。]*
(252) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
|
[ここにいます。その言葉に表情を和らげて、しっかりと頷いては 桜の木の下へ向かって。]
[掘り返しながら更に話の続きを。>246]
ええええ? えええええええ? せんぱいは優しくないんですか?
[こんな質問を投げかける時点で意地悪なせんぱい。]
ばかぁ……
[言葉こそ悪いが、くすりと笑いながら告げたから悪意はないと伝わるだろう。]
鳴かぬなら なんちゃらかんちゃら ホトトギス なんだったかな……
[せんぱいが知らないのはおそらく、彼女が卒業したあとに見つけたからだなんだろう。>>248 さくり、さくり、少し汗ばみながら、スコップを沈めて――]
(253) 2015/12/18(Fri) 21時頃
|
|
──桜の木の下──
[私の手にはスコップは有ったのか。 有るなら、お互いに刺し合うことがないように気をつけながら土を掘っていったでしょう。 無いなら、膝を抱えて掘り返されていく様子を眺めていたでしょう。]
きっと、ある。
[自信のない呟きには、根拠ない言葉をぶつけておきました>>247。 タイムカプセルへの距離を縮めながら、話すのは先程の続き。]
じゃあ、優しいってことにしておこうか。 馬鹿といったお仕置きに、数学のドリルをやってもらおうか?
[えの続く音にくすくす笑います。 冗談と分かった上で、冗談しか含んでいない声で返して]
なんちゃらかんちゃら以外は定型文よね?!
(254) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
[なんだか力強く、ある、と断言され>>245 そうですよね!とこちらも力強く頷いた。]
え? えええええ またドリルぅぅぅ
[また、「え」を連呼する。]
まどかさんドリルわかんないので 城崎先生にいちいちヒントもらいにいきますよ?
[それでもいいならやりましょう。と受けて立つ。]
定型文なんですけど……たぶんね そのなんちゃらかんちゃらが大事なのですよ! まどかはあの時、鳴かないホトトギスに何をしようとしたのか、乞うご期待!
(255) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
[埋まっている何かに当たったと思ったら石だったり 樹木の根っこも邪魔をする。 さく、り。 何かに触れた感触に、今度こそ、と周りから掘っていく。]
あ……!
[今までと異質な、青色のビニールめいたもの。 ああ、これだ。きっとこれだ!]
ありま、した。 せんぱい、せんぱい、ちゃんと埋まってました!!
[嬉しそうに笑みを浮かべてせんぱいを見上げては 身を屈め周りの土をやわらかくしていってから ―――ビニールやらなんやらに幾重にも守られた むかし埋めた、タイムカプセルを手にとった。]
(256) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
[固唾を飲んで桐生の答えを待つ。 これで「廃墟」なんて答えたら、いっそ廃墟脳とでも 呼んでしまおうか。 もどかしい時間をじっと待っていると、 半信半疑のような待ち望んだ答えが聞こえて。>>250]
……当たり。
んもー!桐生さんの笑った顔が気になるって、 そういう意味で言ったんですよ? [これ以上勘違いはさせまいと、 「分かってます?」と更に距離を詰めた。]
(257) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
[ビニールの包装をといていく。 何枚重ねたのか、何枚剥いだだろうか。 そうしてようやく出てくるのは 少しちゃちで、劣化もしてしまっているけれど 原型は残す、両手に収まるほどの箱。]
……。
[こくり、と息を呑む。]
開けます……!
[なんだか緊張してしまう。 10年前の大塚まどかが、未来の自分に宛てたものだ。
封印が、今、解かれる―――*]
(258) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
お仕置きですから。 真面目な生徒なら、大歓迎。 やりましょうと言いましたね?ドリル30枚です。 これを機に大塚さんも数学好きになりましょう?
[まどかを教え子に見立てました。>>255 真面目な生徒なら、喜んで数学を教えたいと思ってます]
そうね。そこが大事なのは、火を見るよりも明らかだと思う。 思い出したら、いの一番に教えてね。
[冷静に突っ込みをいれました。 戦国大名だって、そのなんちゃらかんちゃらの部分がみんな違うのです]
(259) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
[あ、という言葉を聞いて、土に囲まれたそれを見ました]
やったあ!
[そうして、掘り出される物の行方を見ていました。 タイムカプセルを見つけ出したまどかはとても嬉しそうで、私も釣られて笑みを深くします。 中身が、彼女を笑顔にするものであって欲しいと願います]
(260) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
[雨から、土から守るために包まれていたビニール袋は剥がされていく。>>258 その工程を瞬きもせずに見ていました]
……がんばれ。
[的外れな言葉だったかもしれません。 10年前の自分を見るのは、私にとっては勇気がいるものだから。 すこしだけ勇気付けたつもり]
(261) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
せんせぇ、厳しいです…… でもやりま、す……。 城崎先生に教えていただけるのならば、なんだって……!
[これだと半分下心みたいなものだが、でも次の仕事のためにも数学を学びなおすのもいいな、なんて。>>259 火を見るより明らか――そのとおりだ。10年前のまどかが、その答えをこの中に入れてくれていることを祈りつつ]
(262) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
[タイプカプセルを開けるとそこには、
茶道部の記念写真。
劣化した袋に入ったもの。
そして手紙が二通。
―――中身はおそらく、これだけだろう。]
(263) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
[記念写真を手に取った。
せんぱいが卒業する前の、茶道部の集合写真では、 ちゃっかりと光せんぱいの隣に陣取って 満面の笑みのまどかが写っている。 せんぱいも、わらっている。]
わあ、これ懐かしい!!
[せんぱい見て見て、と写真を一緒にのぞき込めるように。 不思議と桜が放つ淡い光に照らされて、 同級生も、志乃せんぱいも、自分も、光せんぱいも、 みんな、輝いているようだ。
―――ああ、そうだ。 この時が一番、充実した日々を送っていたんだ。]
(264) 2015/12/18(Fri) 21時半頃
|
|
[ありがとう。]
[ずっとね、そう言ってほしかったの。]
“私はまゆ美ちゃんのそばにいるよ。”
[櫻子の答え。 止まったはずの涙が、再び零れた。
すとん、と。 私という存在の嫌な部分が。 今だけは不思議と消えていく。 ずっと欲しかった言葉に
驚くほど私の心は、満たされていた。]
(265) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
……馬鹿ね、二人とも。 真面目な顔して答えて。
最初に言ったはずだけど?「もしも」の話だって。
[一粒の滴が地面に跳ねるのを見送ったあと 私は苦い顔をしながら、二人に向かう。
思えば私の人生は間違えてばかりだった。 そして最後の瞬間も、そうするところだった。
おそらく櫻子の答えが別のものであったら 私は嫉妬という過ちを繰り返し 櫻子を――もしくはその隣の青年を
呪い殺してしまっただろう。]
(266) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
[最後の最後で間違えなかったからと言って 失敗がチャラになるというのはさすがに虫がいいと思う。
それでも、この一時だけ 私は私という存在を 私が選んだ「答え」を
ほんの少しだけ、好きになれた気がするから。]
でもね、遠くへ行かなければならなくなったのは本当。 というわけで慌ただしくて悪いけど、 私はそろそろ行かないと。
そうそう。明里さんという女の子に会ったら、 「卒業おめでとう」って、伝えておいてもらえる?
[矢継ぎ早に告げる。 時が動き出したのだから 私に残された時間ももう僅か。]
(267) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
櫻子。 5年前、ここにあなたを呼び出した日のこと、覚えてる? 私ね、あなたに言いたかったことがあるの。
[それでも一つ思い出す。 彼女が現れるまで、この木の下で。 何度も何度も繰り返し練習した台詞。>>0:84 あの時は結局、伝えることができなかったけど。]
あのね櫻子。 たとえ高校が変わっても。
……遠く遠く、離れてしまったしても。
私達はずっと……――友達よね?
[返事は決まってるって。 うぬぼれてもいいかな?]
(268) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
[歩み始めた足。 動き出した時間。 未練も晴れた今、もう私をここに留めるものは残っていない。]
ああ、そうだ。
[それでも悪戯を思いついた子供のように。 すれ違いざまに 櫻子の方に顔を向けると。
その桜のような唇に、 自らのそれを押し当てた。]
……とはいえ、選ばれたのは私なんだから。
[これくらいは、権利としてもらっていいでしょう?
自らの下唇にぺろり舌を連わせと 赤星に向けて、挑発するようにふふと笑みを見せる。 そのあと少しだけ真面目な顔を作って。]
(269) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
――いい?
あなたは一度返事をもらえなかったくらいで諦めない。 櫻子はお断りするにしても何にしても、ちゃんと返事を返す。 全く。これじゃ心配で、おちおち遠くへもいけやしない。
[私は人に物事を伝えることが苦手だ。 特に笑顔なんて高確率で失敗する。 でも。]
お幸せに…それじゃ。
[そう言って、小さく手を振って 口元を綻ばせてみよう。]
[――今度は上手くいっているといいな。>>0:85]
(270) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
[後は二つの影から一歩一歩離れて行く。 振り向かないよう、必死で堪えて。 前を向いて綴るのは、最後の贈る言葉。]
……ありがとう。
[ずっとあなたに謝りたかった。 でも最後に伝えたいのは感謝の気持ち。
出会ってくれてありがとう。 友達になってくれてありがとう。
好きになってくれてありがとう。
大好きだよ、櫻子。**]
(271) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
根性があって、非常によろしい。 勤勉に励みなさい。
[冗談のやりとりはここまで。>>262 まどかが迎えにきた思い出は、彼女を笑顔にするものだったようで安心する。>>264 見て見てと促され、視界にいれたそれは12年前の写真でした]
ほんと、すごく懐かしい。 まどかはこの頃から私のことが好きだったのね。
[ほら、と土で汚れてない指で二人が並ぶ写真の1cm上を指しました]
(272) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
わ、わかった、わかったから…
[詰め寄られて、まあまあと両手を挙げて苦笑い。>>257]
僕も、明里さんの笑顔がかわいいなって思ってた。 だから、写真を頼まれたときに渡りに船で引き受けたんだ。
[ニコリと笑う。笑った顔を怒っていると勘違いされる程度には人相が悪いはずなのに、悪かったはずなのに、ここにきて、ここで彼女に出会って、たった数時間なのに、何かが変わったのだろうか。]
(273) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
[冗談めいた会話に、はい!と最後に頷いた。 そうしてせんぱいに見せた写真。>>272]
え、なんでわかるんで…… あれ?
[せんぱいが指さした辺りに、まどかが直々描いた ハートマークが可愛く収まっている。顔から火が出そうだ。 せんぱいがいったのはそれのことかな?って。]
つ、つぎ。 写真はあとでゆっくり見て、次いきましょ。
(274) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
[劣化した袋の中には、当時流行った音楽のCDとか 安っぽい指輪だとか―― それぞれメッセージカードがついているが 添えてある文字は掠れて読めなかった。 ――…これ。もしかして。 思い当たる節はあった。 だけど懐かしそうに目を細めるだけで そっと傍らに置いて。]
[一番大切そうに入っていた手紙は 「まどかへ」、そして「光せんぱいへ」 そう封筒に書かれた二通だった。]
(275) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
[ふと、声がして 振り返ってみると 男の人が窓枠から落っこちるのが見えた。]
...赤星、くん? [確証はないのに 私はその名前を呟いていた。 一回転しながら外に放り出された光景が いつぞやの廊下で転んだ彼の姿と重なったから。]
あの、大丈夫ですか? [私は彼に近寄って行って声を掛けた。 これもまた覚えのあるやり取りだ。泥まみれになった姿を視認すると彼も見覚えがあるかもしれない、いつか桜色のハンカチを差し出した。 これじゃ足りないだろうけど せめて、顔とかは拭くことができるのではないかと。
彼は差し出したハンカチを受け取ってくれただろうか。 そして、名前を明かされると ああ、やっぱりねと思う。]
(276) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
[″――それでも、好きな人には生きていてほしいから。″ 素敵な響きだ。 彼は本当に私のことを好いてくれていたのだろう。
けれど今の私はその想いに応えることは...できない。]
(277) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
ごめんなさい、私には好きな人がいるの。
[5年越しの返事。 遅くなって申し訳ないと私は静かに頭を下げた。]
ーーーありがとう。 [こんな私のことを好きになってくれて そのまっすぐな気持ちは眩しくて、とても嬉しかった。
これは、無責任なことかもしれないけど きっと私よりも素敵な出会いがあるかもしれない。
私のことを引きずって立ち止まって欲しくなかったから
私はそう願いを込めて、彼に笑いかけました。]
(278) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
[好きとか、すごく自分に都合いい言葉が零れてくる。 じわじわと自分にしみこんでくる水も、 これから一緒にいられると思えば厭うわけがない。
気の抜けた顔で彼の言葉を聞いている。 手が背に触れたら自分も同じように、名目上態勢取りやすいように背中に手を緩く回す]
酒は…飲みたかったな。大人になってから遊ぶのは楽しそうだ。 結婚式は…今それをいうかって感じだな… 空気読め、後輩。
[くすくす笑うかあもちろん冗談口だが。 服が濡れて肌に張り付いてくる。 徐々に重くなる服がリアルなのにもう少ししたら、きっと]
(279) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
[不思議そうな声には]
これも、火を見るよりも明らか、ね。
[ハートマークが書いてある>>274のですからね。とても、わかりやすいです。 大人なら見逃してあげるのが一番の対応でしょうけど、10年前の空気を浴びているから許してください]
次は何が出てくるかな。
[袋から思い出の品々を取り出していく彼女を見守ります それから、最後に取り出されたものは何やら手紙の様でした。 未来の自分へ宛てた手紙、でしょうか]
(280) 2015/12/18(Fri) 22時頃
|
|
うううう。 中学生のしたことです!許してあげてください!
[赤くなり、自分の頬の熱を 手の甲で逃がすようにした。>>280]
[そして、そっと二通の、手紙を取り出す時は 緊張で胸が張り裂けそうだった。 特に、せんぱい宛の手紙。]
……せんぱい。
[10年前の自分が何を書いたのか。 覚えていないし、少しだけ怖いけれど それが過去のまどかが届けたかった言葉なのなら。]
……10年前の、まどかからの手紙です。 読んでもらえますか。
[可愛らしい封筒を光せんぱいに、差し出した。]
(281) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
[そして自分は、まどかへ、と書かれた 自分あての手紙の封を開ける。―――]
(282) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
― 手紙 ―
大人のまどかへ
お元気ですか? 大人になっても、まどかは後悔しているのでしょうか。
光せんぱいのいる高校に行きたくて 努力して、勉強を頑張ったのに、 まどかはその願いを、叶えられませんでした。 受験に失敗して、ごめんなさい。
まどかは、どんな大人になっていますか? どんな人生を歩みましたか? 楽しいことも、苦しいもことも、あったんだと思います。
こんなこと書きたくはないけど 大人のまどかは、もしかしたら別の人と出会って 別の人を好きになっているのかもしれません。 まどかはばかだから、変な人にだまされないように!
(283) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
今、流している涙を、なかったことにしないでください。 今、胸いっぱいにある気持ちを、うそにしないでください。 今、忘れないで欲しいと思っているのを、忘れないでください。 いつか、光せんぱいとまた会えたなら 今のまどかの気持ちを、そして大人のまどかの気持ちを 正直につたえてね。
"鳴かぬなら 大好きでいよう ホトトギス"
中三のまどかより
(284) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
[そして、せんぱいに、渡せなかったラブレター。 彼女が卒業したあとに、書いたものだ。
何度も何度も、書き直したのを思い出す。 前略。いや、そんな堅苦しいのは違うなぁ。 せんぱいに改めて書く言葉は、たくさんありすぎて 思えば思うほどに――― せつない、と、すき、が あふれたんだ。 ぽつぽつと、便箋には涙の痕まで残っている。]
(285) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
― 手紙 ―
光せんぱいへ
なんでまどかを置いてっちゃったんですか。 なんで迎えにきてくれなかったんですか。 とてもさみしかった。
でもよくかんがえたら まどかはせんぱいを追いかけなかったんです。 迎えにきてもらえるようなことを伝えてなかったんです。
せんぱいが卒業したあとに気づいた気持ちが 遅すぎたなんて、思いたくないから。 言葉を届けます。
(286) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
そばにいてくれたすべての時間が、しあわせで 笑顔も、優しさも、ぬくもりも、大切で
光せんぱいのことが 誰にも負けないくらい、 世界で一番、
大好きです。
まどか
(287) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
俺はどうやって連れて行ってもらうんだろう? 痛くてもいいし苦しい方法でも。 その代わり、俺が死ぬまでちゃんとここに居ろよ。
[自分で望んだからと言って死ぬのが恐くないとかいったらさすがに嘘だ。 一人で死んだ透はきっと怖かったんだろう。楽に死なせてくれとは言えない
じ、と透の目を見る。生きて彼を見るのは最後だ。 ちょん、と口元に唇を触れさせたのも最初で最後だ 死ぬ勇気を少しだけ、ください*]
(288) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
分かったなら良いですけど…
[窘められ、渋々ながら詰めた距離を戻し。>>273]
…桐生さん、目つき悪いけど笑うとなんか可愛いし。 話してみたら意外と爽やかだし…。 桐生さんのこと、アタシもっと知りたいなぁって。
[桐生が笑えば、つられて薄く微笑み。]
だから、さっきのお化け屋敷も、 度胸試しとかじゃ、なくて……そのう…
[改めて面と向かって言うのはさすがに照れ臭くて顔が火照る。 何度か口をパクパクと戦慄かせたあと、消え入りそうな声で、 デートがいいです。そう呟いた。]
(289) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
―→屋上―
[スリッパを行儀悪くペタペタ鳴らしながら、廊下を歩く。 口ずさむのは、あの頃合唱部が良く歌っていた曲。 水飲み場で耳を澄ませていた時の旋律。
そういえば、と思いついて。 階段を上っていく。]
はぁ、……。
[途中で息が切れれば、膝に手をついて。 自分の身体も随分と鈍ったものだと、口の端を歪めて笑む。 まぁ、当たり前だ。10年も前の話なのだから。
陸上部のエースだった女子生徒は、もういない。 高校2年の夏。 膝を骨を折る怪我を負った。 数カ月後には完治すると分かっていても、――自分より速く走る部員ばかりの中、続けていられなかった。 走ることを止め、逃げ出してしまった。]
(290) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
[屋上へ続く、重い鉄の扉を押し開く。 ぶわっとまだ夜の匂いのする風が吹き込んで、髪を乱す。]
わぁ、星が綺麗。
[昼間の雨がまるで嘘のよう。]
もう少し、降らないでいて。 あの桜の花を散らさないでいて――お願いします。
[雨の神様に祈ろう。 昔の友人曰く、自分は好かれているらしいから。 効果があったりしないだろうか。
フェンスの前で立ち止まり。 星空を見上げていた視線を下ろし、淡く光を灯す桜を捉える。 そこにはふたりの少女の姿があった。]
(291) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
[ひとりは、櫻子だ。]
あ、
[もうひとりは、]
――星澤、ちゃん?
[ある日、突然校庭に現れた女の子。 真正面からまるで喧嘩を売るみたいな質問をしてきたのだ。 面白い子だなと思って、手を引いて、走った。 彼女はひどく恥ずかしげだったけれど。
ああ、なんて懐かしい。 彼女の姿は当時の面影をよく残しているように見えた。]
(292) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
ああ、でも、屋上で慰謝料は払いましたね。美味しかったです。
[あの時間は先輩に酷く辛い思いをさせて、とても楽しく一緒に飲んだなんて言えるものじゃなかった。
だけど、二人で酒を飲むなんて本当は有り得ないことだったんだ。 大人になった長谷透はもう二度と本谷京に出会えない筈だった。
だからおれにとって、あの酒は何より美味しかったんですよ、京先輩。]
……そういうことばっかり言ってるから誤解されるんですよ、最期に自覚して下さいね。
[冗談っぽく言うから、言葉の奥に見つけたものが本物なのか分からなくて。 ふん、って鼻を鳴らして。乱れた心で平静を装う。酷く意地っ張りで臆病な男。
……本当にこんなのに連れて行かれて、いいんだろうか。おれが察するのは女の感情だけ、自分以外の男の心なぞ分からない。]
(293) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
[手紙を、読む。]
[ 「後悔しているのでしょうか。」 「受験に失敗して、ごめんなさい。」 ―――そうだ。 あの時、泣きながら このタイムカプセルを埋めたのは>>0:98]
……志望校以外、受けなかった、から。
[そんなおバカで頑固な、理由だった。 光せんぱいのいない高校になんて、行きたくなかった。 勉強だって頑張ったつもりだった。 苦手だった数学も、解けないなりに考えた。 けれど、残るのは結果が不合格だったという事実だけ。]
(294) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
もう、“女子だったんですね”なんて言わせないんだから。
[くすりと微笑んで。 ふたりの影が重なりかけたところで、視線を逸らす。 遠くから覗き見するものではないだろう。]
……でも、
なんであの子まで、存在感が薄く見えちゃうのかな。
[長谷に此処で初めて会った時と似た感覚。 胸の上に手を置けば、自分の心音が確かに伝わってきて。
――生きている。 苦しげな息を、ひとつ、吐き出す。]
(295) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
[「どんな大人になっていますか?」
ばかな大人に、なっちゃいました。 懺悔するように、ひとつ瞑目して読み進める。
過去の自分が、自分を心配するように書いた文字に じわりと涙が浮かんだ。
「変なひとにだまされないように!」 正しいな、と幼い自分に少しだけ笑う。]
(296) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
[泣いている15の自分。泣いているいまの自分。>>284 だけれど、その涙の意味は、違うのだろう。
「正直につたえてね」
昔のまどかよ、知っていたのか。 こうしてせんぱいと一緒に それぞれの手紙を読んでるよ。
そして最後の、ホトトギスの答えに 思わず笑ってしまう]
"鳴かぬなら 大好きでいよう ホトトギス"……か。
字余りじゃん……。
[ぐし、と手の甲で涙をぬぐいながら、笑う。 それから少し不安そうに、せんぱいの方へ視線を向けた*]
(297) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
もうすぐ、夜明けか。
[星空を仰ぎ、中学生に戻ったみたいに大きく大きく伸びをして。
涙が一粒零れたのは。 ぎゅっと目を瞑ったせいに、違いない。
しばらくすれば屋上を後にしよう。 体育館に戻って、今度は熱い珈琲でも淹れようか。 身体を冷やした皆のために。**]
(298) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
|
|
[時計なんか見ていない、ずっと先輩だけを見ていた。 ……だけど、やがて理解してしまう。ああもう、逝かなくちゃ、って。]
……そうですね
[苦しませも痛くもしたくない。…殺したくない。 曖昧に濁す相槌、目を逸らさなかったことは褒めてほしい。]
あ、……
[いい年してキス一つで動揺してしまう。小さく声が漏れて瞳が揺れた。見ないようにしていた答えを貰ってしまった。
困った、嫌じゃない。おれは女が苦手なのであって、それは異性愛者ではないという意味じゃ無かった筈なんだけど。
口許に触れた唇は温かくて、けれど自分のせいで少し冷たくなっていたかもしれない。
いい加減先輩に甘えるのはやめて、心を決めなくちゃ。 でなければどこにも逝けやしない。]
(299) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 23時頃
|
え?で…
[消え入りそうな声でもはっきり聞こえた。>>289 一瞬絶句してもしかしたら顔も赤くなっているかもしれない。]
も、もちろん。度胸試しじゃなくて、明里さんの行きたいところでいいよ。うん。
[と、いいつつ、頭をかいて]
明里さんの笑顔がたくさん見られるところなら、 どこでもいい。 僕、女の子が好きそうなところってわからないから。 行きたいところ、教えて。
[照れ笑いをしつつ、答えはものすごくまじめに答えたのだった。*]
(300) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
|
大丈夫、
[抱き締めたまま囁いた声は酷く優しくて、我ながら普段とは別人みたいだった]
痛くもないし、苦しくもないです。 そんな思いは、おれだけがすればいい。
[何故だか言い切ることが出来た、何をするのか分からない癖に。
身体を動かしたのは、何だったんだろう。
おれは最期にもう一度強く強く抱き締めてーー]
(301) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
|
[赤くなる姿が可愛いと思いました。>>281 嗜虐心を刺激される、というのはこのことでしょうか。
取り出された手紙は二通。 その一通は繊細な手付きで私の手元へ差し出されました]
読みましょう。
[まどかが読んでもらいたいのは10年前の私か、それとも現在の私か。 そんなことを考えながら、さながら卒業証書のように『光せんぱいへ』と丁寧な文字で書かれた封筒を受け取りました。 受け取った際、緊張は伝染したようで]
(302) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
|
[可愛らしい封筒を開くには、勇気が必要でした。 「外見は可愛いけど、中は猛獣」なんてキャッチフレーズ、何処かで聞いたなと他人事のように考えている私がいました。 それから、いいことがきっと書いてあるよ、なんて根拠ない自信で自分を励ます私も。 ただ、それは全く信用できません。
意を決して、便箋を取り出します。>>286]
ばか。 待っててください、って言ったのはまどかじゃない。
[1周、目を通して出た感想はそれでした。 はらりと涙がこぼれます、便箋に涙が落ちていきます。 時間が経ったら、どちらの涙の跡かきっとわかりませんね]
(303) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
|
先輩、
月が綺麗ですね。
[片手を濡らしてしまった頬に添え、冷たい唇を二つ重ねた。 それは月なんてもう、見えやしない時間のこと。]
(304) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
|
[そうすれば、ホトトギス節の答えが見つかったようで>>297。]
確かに字余りね。 でも、まどからしい。
[お互い、泣いて笑っていて>>297、酷い顔だったでしょう。 でもこうやって、いられることが私は幸せだと思います]
(305) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
|
[
生前は歌を紡ぐ為にあった亡霊の唇は、死の息吹を本谷京へと吹き込む。 それはこの男が死んだ二月に降っていた雨のように冷たく、唇を通り肺を満たして、毒のように身体を回っていくだろう。 やがて、心の臓までも凍てつかせ、寒さを感じながら眠るように全てが終わる。
亡霊は全てを理解して、その身体から力が抜けてしまうまで、終わったのだと理解するまで。
ずっと、唇も身体も離さずにいただろう。 ーー温かい雨を降らせながら。*]
(306) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
|
ふぁ…… 追いかける、つもりで……でも……失敗して……
[泣かせてしまった。 泣いてしまった。
うれしい涙なのかな。 ぐるぐる、ぐるぐる、めぐる思考。]
ホトトギスは、せんぱいのことだったんですかね。
[なんて泣き顔で笑う。>>305 そして、]
昔のまどかがしつこく気持ちを書いているのですが、 いまのまどかさんも気持ちが変わってないんです。 成長してないってことなのかなぁ。
[伝えたいことがたくさんありすぎて。 でも、その言葉をひとつに凝縮できてしまう日本語って便利。]
(307) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
|
城崎光さんのことが、 光せんぱいのことが、
昔から、今も、変わらずに ずっとずっと、大好きです。
[それは12年も続いた、片思い。 改めて、言葉にする。 せんぱいに伝えられることが嬉しくて、 真っ直ぐに、笑った。*]
(308) 2015/12/18(Fri) 23時頃
|
マドカは、ピッパに話の続きを促した。
2015/12/18(Fri) 23時頃
トレイルは、マドカは幸せになるだろうか。考えたのは終わりを始める前のこと。
2015/12/18(Fri) 23時頃
ホリーは、マドカに話の続きを促した。
2015/12/18(Fri) 23時頃
マドカは、トレイルに話の続きを促した。
2015/12/18(Fri) 23時頃
|
失敗したなら、連絡をなんでしてくれなかったの。
[連絡をしなかったのは、私も同じ。 わかってはいるけれど、責める言葉がでてしまう。 城崎光は優しくなんてない、非常に自分勝手な存在です]
高校に来てくれると思ってさがしたのに。 名簿に、まどかの名前なくて! ……悲しかった。
[ホトトギスのことになれば>>307]
そんなの、知らないばか。 私は、鳥じゃないし、まどかじゃないから、知らない。
[全部全部泣きながら、言いたいことを好き勝手にいいます 視界はぐちゃぐちゃで、見えるの光る桜の桃色とまどかのきたジャージの小豆色だけです]
(309) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
[彼女が言いたかっただろう言葉が聞こえてくれば、すこしだけ言葉を発するのは耐えます。 聴き終えて、シャツの袖口で視界をすこしだけ良好にします。 ぐずぐす鼻をすすりながら、どうにか笑顔を作って言ってのけます。]
私もまどかのことが好き。
[笑いながら、私のことをずっと大好きというまどかはとても綺麗でした*]
(310) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
[涙を流す彼女を再び抱きしめて その背中をぽんぽんと叩いた。
泣くほど嬉しかった? だったら、嬉しいなって。
その後にまゆみがもしもの話だと思い出させるように言ったけれど、それでも何だか違うような気がするのは何だろう。
そして、彼女は続けて言った。 遠くへ行かなければならなくなったのは本当だと。
私はそうなんだ、と 残念そうな表情をする。
どこへーーー?
それを聞くことはできなかった。
あと、明里さんに卒業おめでとうと伝えておいてくれと頼まれたので私はこくりと頷いた。]
(311) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
うん、もちろん覚えてるよ。
[″私達はずっと……――友達よね?″ そうはっきりと私の耳に届いた。
まゆ美が言いたかった言葉。 きっとそれは私が遮ってしまって 言うことができなかった言葉だ。]
当たり前じゃない。 何があっても、私たちは
...ずっと友達だよ! [満面の笑みで私はその言葉を贈る。]
(312) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
だって連絡先、知らなかったんですもん! 中学の時、携帯なかったし……
[そんなのは、言い訳だとわかっている。]
……ちがいますね。本気になって調べれば住所くらいわかったでしょう、なのに―――ごめんなさい。恥ずかしくて、自分が愚かだと、そう、思って……。
[それからずっと自分の気持ちを誤魔化して、生きてきた。 だけど、中三の時、素直に綴った手紙と 再会した今は、こんなにも素直に。]
……鳥じゃないけど、鳴いてくれなかったですもん……。 いやそれも違う! まどかが鳴かせようと、しなかっただけ……。
[しゅんとしてしまう。怒られているようで、確かに自分の悪い部分もたくさんあって、せんぱいを、恐る恐る、見上げたら そこに、笑顔が。あった。]
(313) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
―――、
[呆気にとられて。]
え、 え? だってまどか、ただの重い女じゃないですか? 12年も片思いなんて、……
[聞こえた現実が、あまりに信じられなくて ついつい、確認するように言ってしまう。
でも、何度も、何度も反芻した。 やっぱり、好きって聞こえた。]
(314) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
ーーーえ?
[ふと、私とのすれ違いざまにまゆ美が悪戯する子どもみたいな表情していたから何だろう?と疑問符を浮かべていると
唇に柔らかい感触がした。
ワンテンポくらい遅れてキスをされたのだと気づく。 すると、煙が出そうなくらい私の顔は真っ赤になった。]
ちょっと、まゆ美ちゃん。 不意打ちは卑怯なんじゃないかなあ。
そういうのはちゃんとするって言ってくれ、ない、と...?
[悔しそうなムッとした顔で彼女に意見したものの それはそれで恥ずかしいんじゃないかと またすぐに顔が熱を持ち始めた。]
(315) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
せんぱいぃ……
[やっと表情が、綻ぶ。 嬉しくて、泣きそうで、だから]
あ、あの、ドリル、作ってください! それで勉強するんです。せんぱいに教えてもらいます。 そのときは一緒にいられます。
ううん、もっともっと、一緒にいたいから ……。
[かつ、と足元に触れた、彼女に教えていない袋の意味を。]
(316) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
うん、それじゃね。 [去っていく彼女の背を私は目を逸らさずに見送る。 手を振った彼女に私は大げさにぶんぶんと手を振って 私も口元を綻ばせた。
そして、彼女の姿は遠ざかっていく。]
(317) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
二年分しか、ないんですけど 実はこれも、先輩のために、お小遣い叩いて買ったんです。
[CDは当時、2003年に流行った、初々しいラブソング。 指輪は軽い金属で安物だとすぐわかるけれど]
言えなかったけど お誕生日おめでとうございますって。 もらってください。
[へにゃ、と笑って、二つのプレゼントを差し出そう*]
(318) 2015/12/18(Fri) 23時半頃
|
|
[自分の気持ちは伝わっただろうか。 桐生の赤らむ顔を見るに、きっと。>>300]
えへへ…でも遊園地は行きたいなぁ。 もちろん、デートで! 桐生さん、連れてってくれます?
[頬が緩むのが抑えきれないまま、小首を傾げて問いかけ。]
行きたいところ…桐生さんの好きな場所がいいな。 桐生さんのこともっと知りたいから。 だから、危なくても廃墟にもいつか連れてってほしいなぁって。 ね、ダメですか?
[自分のことを尊重してくれているのだと、嬉しくなる。 けれど、彼のことももっと知りたいから。 素直な気持ちを告げて、双眸を和らげた。]
(319) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
|
[堪えようと思ってもお別れはやっぱり悲しい。 私の頬に一筋の涙が伝って、ぽたぽたと地面に吸い込まれるように雫となって落ちる。 この短い間だけで、どれだけ泣いたのだろう。]
また、会いにいくよ。 その時は...いっぱいお話しようね?
[投げかけた言葉が彼女に届いたのかはわからない。
それでも、彼女が向かった先がどこであったとしても 私たちは心で繋がっているからきっとまた会える。
そう、信じて。
仲直りしてくれて、ありがとう。
大好きだよ、まゆ美ちゃん。*]
(320) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
|
[5年前の返事>>278が帰ってきて、ああ、と目を細める。 ここに来た目的の一つ目は、この桜を見ること。 二つ目は、この櫻への想いにきりをつけること。 まさか、本人に会うとは夢にも思っていなかったけれど。
ごめんなさい、と。 実際に告げられた時に涙が我慢できるかが不安だったのだが、予想に反して頬が濡れることはなかった。
眉を下げて、へにゃりと笑ってみせる]
ん…返事、ありがとうございます。 [ただ、綺麗に笑えていたかは確証がない。 ただ、ありがとうの言葉のうしろに、さようならが付いている気がして、一度飲み込みかけた言葉を紡ぐ]
(321) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
|
でも、俺が選ばれないとしても。 それでもすぐに先輩を送り出そうとは思えないんです。
[振られたからといって、すぐに恋心を捨てられるわけがない。 気持ちの整理をつけに来たはずなのに、 彼女の姿を見たことでまたくすぶり始めた恋心が、 彼女が手の届かないところに行ってしまうのを素直に見送ることはできないと告げていた。]
正直俺は、今でもあなたに生きていてほしい。 …でも、止める権利はないから。 せめて、お別れは言わせないでください。
[さようなら、とこちらから返してしまえればどれだけ楽であったか。 きっと、この気持ちにも、彼女が死に向かうことにも踏ん切りがつくのだろう。
それでも俺は、それを言いたくなかったし、聞きたくもなかった。]
(322) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/12/19(Sat) 00時頃
|
[と、そんなときに横から耳に飛び込むまゆ美の言葉>>266に、俺はとんでもなく呆けた顔を晒すこととなる。]
もしも…って、うわ、え…っ! ちょ、待ってくださ…〜〜〜〜っ!
[さっきまでに吐いたB級恋愛映画のような言葉の数々を思い出し、顔にみるみる熱が集まっていくのを感じる。 なんだ、そうなんだ。 ――櫻子先輩は、死なない。]
ちょっと…まゆ美さ、…!?
[安心したと同時に、いくらなんでも趣味の悪い冗談だ、と文句を言おうとしたのもつかの間。 二人の唇が合わさる>>269のを見た俺の顔は、きっとゆでだこのようであっただろう。 言いたいことがさらに増えて、何から言えばいいのやら。 言葉がせめぎ合って、余計に出てこれなくなってしまって。 俺の口はただぱくぱくと間抜けに開閉を繰り返す。]
(323) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
|
[そのまま、去っていく彼女にはろくに文句も意見も言えずにその姿を見送るしかなかった。]
…これは、勝てないなあ。
[いろんな意味で。 ぽつりとつぶやいた言葉は桜の木が風に揺れる音がかき消した。]
(324) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
|
[行くところなんてなかった。 けれども最期に行く場所は決めていた。 途中で一つの影とすれ違う。>>298 まだ会ったことのない人だ。 なのに私は、その人を知っていた。]
……堀川、先輩?
[あの頃と変わっていない、とは言えなかった。 それでも伊達に長年ぼっちだったわけではない。 出会って名前を交換した相手のことは、覚えてた。]
驚いた。 随分と髪、伸びましたね。
[言葉通りに、目を見開いて。]
昔の方が可愛かったですね。
[いつも通りの言い方を。]
(325) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
|
今の先輩は、綺麗ですね。
[からりとした気持ちのいい笑顔を思い出す。 今もあんな顔で笑うんだろうか。 確める時間がないのが残念だ。
あんなに人と接するのが苦手だったのに。 おかしいなと笑みを浮かべて。]
ああ、そうそう。 プリント拾ってくれてありがとうございました。
[そういえば言い忘れていた。 ほんの7年ほど。 用が済めばぺこり会釈する。 それじゃさようなら、と言い残して、たたたっと足早に去って行く。
あの時のように共に隣を駆けてくれる人はいなくとも。 それでも、前へと。*]
(326) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
|
[謝罪をしてほしいわけじゃなかった、と思う>>313 嗚呼ほんと、27にもなってら自分の気持ちがよくわからないなんて]
私だって、調べなかったから。 同じ。 もう私のことなんて忘れちゃったかと思ってた。
[聞くに堪えない声質と喋り方だと、一歩引いた私が言います。 確かにそうね、と同意した私もいました。
鳴かせるって、鳴くって、具体的にどんなことなんでしょう。 想像がつかなかったから、一つこくんと頷いただけ]
(327) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
|
本当にね! 私のせいで、まどかの人生が崩れちゃったみたい。 ……だから、すこしは責任とってあげる。
[表情が呆気にとられているものから、綻んでいくのを見て]
うんと難しいドリル、作ってあげる。 何度質問しにきても、いいから。
[そうして、先ほど眺めていた袋から二つ何かを取り出しているのを見て、なに?という表情を浮かべました]
……ほんと、まどかは私のことが好きね。 ありがとう。 お礼に26の誕生日は、盛大に祝ってあげる。
[CDと指輪を受け取ります。 左の人差し指へ指輪をはめるとぴったりでした*]
(328) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
|
― 夜明け ―
[重い扉を押し開く。 ふわりと風が髪を撫でる。
ここはずっと避けていた場所で。 私が、死んだ場所だった。]
やっぱり、ここにあった。
[失くした手帳と靴を拾い上げて、胸に抱く。
夜が明ける。 闇と光が混ざり合う。 世界に光が満ちて―――
私は静かに、目を閉じた。*]
(329) 2015/12/19(Sat) 00時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る