236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が4人、占い師が1人、人狼が1人いるようだ。
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皆さまお集まりありがとうございます。えー、ごほん。 この催し物、しっかりと楽しんでくださいませ。
…何があっても、文句は言いませんよう、ご了承くださいませ。
(0) 2015/08/23(Sun) 01時頃
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[片手に麻縄と空の袋を下げたまま、苛立たしげに頭を掻きつつ。 地面を踏み鳴らしながら宿に戻れば、ふと。 見覚えのある、若い男と女の姿に気づく。
一人は、メルヤ、だったか。酒場で隣に座った。>>0:117 そして、その連れは──、と。>>0:116 愛想よさげに此方に向けられた笑み。 怪訝そうに片眉を上げたが、相手が足早に去ろうとする様子を目にすると、ははん、とでも言いたげに頷く。]
──おう。また会ったな?
[男がそのまま去ろうとしたにしても、そう声を投げて呼び止める素振り。 そのまま行こうとするならば、無理に追うような事は無く。 一応、にこやかな顔を作る。]
よう、メルヤ。あんたも此処に泊まってんのかい? ……で、あれ。あんたの連れか?
[そうメルヤにも問いながら問いかけつつ、あれ、と若い男を指差しながら。]
(1) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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[ヘクターがトイへと声をかけるのに、やはり顔見知りなのかと、納得したように頷き。
親切にしてくれたトイをあれ呼ばわりするのに首をかしげる。 酒場で話した印象では、粗雑に見えても人当たりは悪くないように思えたのだが]
やあ、ヘクター。 数日前からここに世話になってる。
あれ、というのが、トイのことなら、連れではない。 先ほど助けてもらっただけだ。
[連れかというのには首を振り。 タライを見せて、捨てるのを手伝ってもらったと告げる。 包帯が酒場で見たときと違って新しくなっているから、どういった用途で使ったのかはわかるだろう]
(2) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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え、ええ…。奇遇ですね。
[呼び止められ>>1何も返さずに去ることも出来ず一度足は止まり振り返る、にこやかに返しながらも舌打ちしてしまいそうなのを必死に堪えていた。]
酒場でお会いして以来ですよね?
[口から出るでっちあげに相手はどう反応するか。 視線を必死に送る。一度自分を見逃したんだから黙っててくれよ、そんな意味を込めたつもりだが伝わったかは分からないしそも男に従う理由も無く。 嗚呼、こそ泥が行った親切>>2をどう思うのか。金を払ったのに出ていくのは嫌だ、心は荒波に呑まれた船のように揺れる。]
(3) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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[メルヤが首を傾げる様子には、一旦何も言いはせず。>>2 応えを聞くと、大袈裟に頷く。]
ほう。そうかそうか。 俺も、今日から暫く此処で世話んなるぜ。 ……ふぅん?んじゃ、行きずりか。
[メルヤに相槌を打ちながら。 差し出されたタライと白い包帯の新しさ。 それと、男の顔を見比べるようにする。>>3 メルヤに向けた笑顔よりも、少しばかり刺のある笑みで男を見詰め。]
(4) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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――いずれにせよ、多少の便宜は図れると。
[銀糸の女には、そう言ったものの。 食事を済ませたならば、早々、宿に戻ろうと思った。
世慣れぬ物言いの、銀髪の美女。 以前の傭兵稼業なら、とうに攫う算段をたてているだろう。
自分も緩んだものだと思いながら、手早く食事を胃の腑に収めて]
……黄金の林檎亭に戻るなら、ご一緒しましょう。
この街の夜は――世に知られているより、危ないですからね。
[そう、呟いた]
(5) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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──酒場?そうだっけ。 あぁ、そうだ、そうだ。そうだったな。
[送られてくる視線。 この男が何を企んでるのかは、想像にも難しくない気はしたが。 今、ここで事を荒立てるのも面倒と判断すると。]
──で、あんたは名前、なんだったっけ?
[にじり寄るように男に問い掛ける声は、暗に、下手な事すると逃がさねぇぞとばかりに笑顔で。]
(6) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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[大げさな仕草>>4に幾度か瞬きを繰り返すものの、深く問いはせず]
そうか、ならまた顔をあわせることもあるだろうな。
[ヘクターもここに泊まると聞けばなるほどと頷き。 トイとのやり取りに、どこか険があるように感じながらも、 二人の間のことに口は出さず]
私はこれを返してくる。 それじゃあ、また。
[二人に声をかけて、亭主の下へと向かった**]
(7) 2015/08/23(Sun) 02時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/23(Sun) 02時頃
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[刺のある笑み>>4に表情が引きつる、やはり駄目だったか? 目線は短い時間で己の後ろ、二人の向こうと巡り退路を確認する。二階から飛び降りるのと横をすり抜けるのどちらがいいだろう。]
……! そ、そうですよ。忘れてたんですか?
[逃げる方向に思考が傾いていたから、相手が合わせてくれたのには>>6思わず目を見開いてそれから誤魔化すように言葉を続けた]
トイ……で、す。
[問い掛けにメルヤに対してと同じように名乗るも、一歩後ろに下がり目を逸らす様から偽名であることは容易に察すことが出来るだろう。 明日には宿を出よう、部屋の中どれだけ安心して眠れたとしてもだ。そう心の中決意した。]
(8) 2015/08/23(Sun) 02時頃
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神のお導き。本当に、そうかもしれませんね。
[攫われる可能性など微塵も考えていない、心の底から信頼した微笑みを向ける。 ただ、便宜をと聞けば、遠慮がちに首を横に一二振った。]
あまり、お気遣いいただかなくても。 自分の身くらいは、護れるんですよ。 ……ラスタバンの力が、必要ですけどね。
[苦笑する。自分一人では、無力だから。 それでも黄金の林檎亭まで供をしてくれるというのならば、喜んで受けよう。 少しだけ残ったマッシュポテトを片付けるまで、暫し待ってもらって。 それからは連れ立って、店を出ただろう。]
(9) 2015/08/23(Sun) 02時頃
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[タライを返しに行くらしい、何事も無くこの場を去れるメルヤが羨ましかった>>7]
はい、また……
[返した声は疲れきったように細かった]
(10) 2015/08/23(Sun) 02時頃
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そうだな。よろしく頼むぜ? なんかあれば、声でもかけてくれや。
[返してくる、とタライを示すメルヤに、大事になと声を投げつつ。>>7 少なからず、彼女も此方の声や素振りに含みは感じたのだろうか。 気にする素振りはあったが、それ以上構う気配は無かった。]
……いやぁ。忘れる訳ねぇじゃねぇの。 トイ、か。それ、ほんとの名前?……なんつってな?
[此方の名前は、メルヤに呼ばれた後だ。 自分は改めては名乗らずに、意地悪く冗談めかして言う。>>8 やがて、メルヤの姿が見えなくなったのを確かめてから。 トイ、と名乗る男の肩を掴み寄せ、抑えつけるように肩を組む。]
ま、仲良くしようや。同じ宿の仲間とくるしな? 縁があるみてぇだしな、俺とおめぇよ。
[よろしくな、“トイ”と名をわざとらしく口にして。トイの肩を放す。 弱味を握ったつもりになっているのであれば、男の浮かべる笑みは、悪どく。]**
(11) 2015/08/23(Sun) 02時半頃
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何言ってるんですか、あはは……
あ、ちょっと……
[意地の悪さ>>11にはひやりとした。笑いは乾いたものと化して。 引き寄せられるがままの非力な身体、近くなりヘクターの体格を改めて見て、密かに羨んだ。]
……俺、あんたのこと大っっ嫌い。
[望まない言葉の後、解放される。 メルヤは去ったものの、間違えても他者には聞こえないよう小さな声で毒づいた。
拗ねたような、悔しがるような、その表情は 少年の面影と年齢相応の青年がまだ混在している若い盗賊稼業の男の顔を、幼さへ軸を傾けさせる。]
……
[まだ何か言いたげに口をひん曲げてヘクターを睨むも、背を向けて足早に階段を上がっていく。 今度はよっぽどなことを言われない限り、振り向かない。*]
(12) 2015/08/23(Sun) 02時半頃
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[漸く入ることが出来た宿泊する部屋、すぐに鍵を掛け外套を脱ぎ捨てる。それは少し硬質な音を立て、床に落ちた。 深い深いため息をついてから動き出す、窓を確認し、左右の壁へ耳をつけどれだけ聞こえるものかを確かめて。 一連の動作を終えれば粗末な寝台に無造作に横たわる。]
……最ッ悪
[弱味を握られた悔しさは収まっていない**]
(13) 2015/08/23(Sun) 02時半頃
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[道すがら、商店の並ぶ区画でふと足を止める。]
いけない、チャールズ様。 あの、少しだけ買い物をしても?
[日が落ちるまでは、暫くある。女子供が隠れる夜になる前に、ラスタバンへのねぎらいを用意しなくてはならない。 許可があれば肉屋へ出向き、鶏肉の塊肉を買う。寄り道が難しいようなら、夕餉の時に宿に頭を下げようか。 生きた鶏をあげたいところだが、羽が舞うので借り厩では気が引ける。 それからはチャールズに希望がなければ真っ直ぐに、黄金の林檎亭へ**]
(14) 2015/08/23(Sun) 03時頃
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[元がガタイ良く出来ていれば、荒くれ稼業の普段。 持つ技は呪術であっても、剣さばきに覚えがあるなら腕力に自信はある。 とは言え、武術一本で渡れる程の腕は持ち合わせてはいないが。 嫌悪感を顕にする返しを聞くと、喉を鳴らして笑う。>>12]
嫌われたなぁ。そう言うなよ?
[毒には、わざとらしく悲しげな顔を造り。 離れて睨む顔に、まだ幼さが残るのが見えれば肩をすくめる。 いたぶるのは程々にして、話を──と。 薄ら笑いを引っ込めようとした所で、トイが階段へと向かう。]
おめぇ、すばしっこいな?コレ以外に何か出来んのか?
[追うように声をかけながら、コレ、とスリの手つき。 返事はなくとも、そのまま言葉を続け。]
(15) 2015/08/23(Sun) 09時半頃
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ちゃちな盗みより、もっとうめぇ稼ぎ口があるぜ。 その気があんなら、どうだ? ま、あんまり楽な仕事じゃねぇけどな。
[色良い返事は期待せずとも、それだけ言えば用は足して。 去っていくトイの背中を見送り。 厩での出来事を問い詰めようと、宿の主の元へと向かった。]**
(16) 2015/08/23(Sun) 09時半頃
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[わざとらしい悲しげな顔>>15に猫を被る時の己が重なって、嫌悪は表情により濃く表れる。 もうこれ以上こいつの相手はしたくない、そう思って二階に向かおうと舌のに。]
……しつこい奴だな本当に
[また声を掛けてくるものだからため息も零れる。 振り返らないまま、足だけが止まった。]
(17) 2015/08/23(Sun) 10時半頃
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……悪魔、か?
[足を止めたのは応える気があるからではない、ヘクターが言う稼ぎ口が>>16例の悪魔ではないかと思ったから。 ぽつり落とした問い掛けに彼がなんと返したとしても]
…オッサン、やっぱりあんたバカなんじゃない。 何にも出来ねェ屑だからこんなことしてんだよ。
他を当たりな。
[きっぱりと断って、再び階段を上がっていく 一時の仲間を得ることがあれど、それは同類だけだ。言う程真っ当にも見えないがこの男と組む気は起きない。 鞭打たれる子供に優しげな大人が差し延べてくれた手を取った結果、この身に何が起きたことか。そうして、「役立たず」として二度も捨てられる目にあったのだ。 そして疲れた身体はやがて部屋に辿り着く>>13*]
(18) 2015/08/23(Sun) 11時頃
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[どれぐらい休んでいたことか、ふと起き上がり上半身の衣服を寝台の上に落として。]
……
[筋肉の乗らない薄い身体を憂鬱そうに見下ろす。何年前からこのままか、数えようとして指を三つ立てたところで止めた。 食べるのに精一杯の生活をしているから、今はそれでも通用するかもしれないが……。 その身体、魔力を持たない筈の男の背には
黒い魔法陣が刻まれていた。]
(19) 2015/08/23(Sun) 11時頃
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[それでも、女に間違われることは無い。 少年と青年の狭間成長を止められたような身体は恐らくこれから何年生きられたとしても男らしく変わることは無く。]
[そのまま再び横たわり天井を見上げた。 「何も出来ない」>>18果たしてあの時本当のことを口にしたのか、嘘を言ったのか。 ぼんやりと己の中でも整理がつかない事柄を考えていた。*]
(20) 2015/08/23(Sun) 11時半頃
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[自分の身くらいは護れる>>9と、女は応じたが。 そのラスタバンとやらは、いま傍にいないではないか]
いずれにしても、行き先が同じならば、ご一緒しますよ。
[危なっかしさを感じつつ、同行を申し出て。 そうして、女が食事を終えるのを待って、店を出る]
(21) 2015/08/23(Sun) 13時半頃
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――買い物ですか?
構いませんよ。大した寄り道にもなりませんし。
[頷き、女の買い物に付き合うことにした。
何を買うのかと思っていれば、向かった先は肉屋。 それも、屈強な戦士でも1人では食べきれまいというほどの鶏の塊肉を購っていた]
……宿までお持ちしましょうか?
[と、手伝いを申し出て。彼女が頷けば、荷を預かっただろう。
しかし、酒場で食事を終えたばかりの女が食べるわけでは、よもやあるまい。 ラスタバンとやらの食事だろうか。だとしても、生肉である。 或いは、彼女の友人は人間ではないのかもしれないなと、ふと思う。 獣使い、召喚師、精霊使い――パッと思いつくのは、そんなところか。
――のちのち、事実を知れば、ひどく驚くことになるだろう]
(22) 2015/08/23(Sun) 13時半頃
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―黄金の林檎亭―
――では、ひとまずここで。 何か御用があれば、部屋までおいでください。 ああ、自分の部屋でなく、司祭様の部屋にいるかもしれませんが。
[と、部屋番号を二つ告げて]
ところで、貴女はどちらの部屋に?
[別れ際に、そう訊ねた*]
(23) 2015/08/23(Sun) 13時半頃
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[亭主の下へと向かえば、トイとヘクターのやり取りは聞こえない。 離れる前に聞こえたトイ>>10の声がすごく疲れているようにも聞こえたが、介入していいかわからず。 なにかあれば、といったヘクター>>11にも頷きを返しただけで。 二人の間で何がしかあったのだろうが、首を突っ込むには知らないことが多すぎた。
だからそのときは傍を離れることを選んだ]
(24) 2015/08/23(Sun) 15時頃
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[亭主にタライを返した後、ワインを一瓶購入する] ああ、グラスも、一つ付けてくれ。 泊まってる人へ、お礼だから。
[亭主に代金を支払いながら注文し。 ワインを持ってきた店主がだらだらと噂話を始めるのにつかまってしまった]
(25) 2015/08/23(Sun) 15時頃
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[相槌を打ちながら会話を交わしていれば、トイとの話が終わったヘクター>>16がやってくるのが見える。 亭主がヘクターに対応を切り替えれば、噂話が終わってほっとしたように吐息を零し]
――りゅう?
[ドラゴンがどうとか、聞こえた話に驚いたように瞬く。 ヘクターがこちらを見れば邪魔するつもりはなかったと告げて]
悪魔祓いのことで、なにかあったら、教えて。
[できることは少ないだろうし、相対する気もないけれど。 何も知らないのは落ち着かないというように、瞳を曇らせる。 それから亭主との話に集中できるようにと、ヘクターたちから離れた]
(26) 2015/08/23(Sun) 15時頃
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[階段を上って、教えられた番号の部屋へと向かう。 腕に抱いたワインはまだ冷たい。
扉にかかった番号を確認して、扉をたたいた]
トイ、いる?
[声をかけて返事をまつ*]
(27) 2015/08/23(Sun) 15時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/23(Sun) 15時頃
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[意味があるのか分からなくとも、この街を去る気が無いのなら。 今夜か、明日の晩には、…使ってみるべきかもしれない。 緑は複雑な色を含み、唇が歪む。使わずに終わるならそうあってほしかったのだが。]
はぁい? あ、ちょっと待っていて下さい。すみません。
[扉を叩く音、掛けられた声。メルヤが来ること>>27は頭の隅に追いやられてしまっていた。 慌てて起き上がり扉へ向かうも上半身裸のままだと気付いて、待っていてくれと声を掛けて外套を拾い一度戻る。 しっかりと服を着て、微笑を浮かべ。今度こそ扉を開けた。]
(28) 2015/08/23(Sun) 15時半頃
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お待たせしてすみません。本当に来て下さったんですね…。
[そこで腕に抱えられたものに気付けばきょとりと瞬く、礼とは酒だったのか。 あの程度の手伝いで些か過剰すぎる気がするのだが。それは自分の価値観でしかないのかもしれない。]
(29) 2015/08/23(Sun) 15時半頃
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[扉の向こうから聞こえた声>>28となにやらあわただしい気配にゆるりと瞬く。 タイミングがわるかっただろうかと悩みながらも、扉が開くのを見やり]
邪魔をしたのでなければいいけれど。 お礼をすると決めたから。
[扉を開いた相手が腕の中のワインを見るのに、一つ頷いて差し出す。 なにかしらのお礼といえば酒というのが刷り込まれているのは、今まで組んでいた者たちのせいだろう。 過剰だと思われているとは知らぬままにグラスも渡して]
ありがとう。
[渡せたことにほっとしたように笑みを浮かべた]
(30) 2015/08/23(Sun) 15時半頃
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あ、いいえ。休んでいただけですから。
[盗人が求めるものなど金と決まっている、そして、奪う物なら金に替えやすい武器やお貴族様が自慢げに身に着ける宝石が主で。 礼に口に入れるものを貰うというのは>>30あまり無い経験だった。差し出され受け取った後もまじまじと眺める。 酒は人より弱いが、嫌いというわけではない。]
こちらこそ、ありがとうございます。 気を使わせてしまい、すみません。
[グラスも受け取って両手が塞がったまま、頭を下げる。 そこでふ、と思い付いたことがあってメルヤが去る前に再び口を開く]
(31) 2015/08/23(Sun) 16時頃
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あの、…図々しくもう一つお願いしたいのですが。 もし使っていない包帯に余裕がありましたら、少し分けていただけません?
あれば、でいいので……。
[包帯に覆われた姿に己も必要になることを気付かされた。 酒まで貰っておいて更に頼み事をしているのだ、無理だと言われれば謝罪してすぐに引き自分で買い求めるつもり。]
(32) 2015/08/23(Sun) 16時頃
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[悪魔か?と問う声には、Yesの応えのみ返しただろう。 馬鹿だの何だのと悪口垂れる様子には、言いたいようにさせておく。 そして、誘いへの返答を聞けば肩で溜め息をついた。 芝居じみた素振りが、相手を苛つかせるだろう事は承知の上で。]
なんだ、つれねぇなぁ。
[階段を上がって行くトイを、それ以上は引き留める事なく。 その足音が二階の廊下へと向かい、やがて何処かのドアが閉まる気配まで確かめてから。 ようやく、階段の傍を離れる。
──まぁ、当然の反応だ。
反抗的な目を思い浮かべれば、楽しげに笑いを漏らした。]*
(33) 2015/08/23(Sun) 16時頃
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そう、それならよかった。
[邪魔をしたのではないと知ってほっと吐息を零す。 ワインを受け取ったトイ>>31から一歩離れ。
立ち去ろうとしたときに頼みごと>>32をされてゆるりと瞬く]
包帯、ならあるけど。 どこか怪我でも?
[首をかしげて問いかける。 余裕があるとは言いがたいが分けれないほどではない。 分けることには問題ないといいながら、ちらりとトイの全身に目を走らせるも、目に付く範囲の怪我ではなさそうだと思い、問いかける]
(34) 2015/08/23(Sun) 16時頃
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[宿の主の元へと向かえば、顔を合わせるなり文句を垂れる。 傍らに用を済ませたばかりと見えたメルヤの姿。>>26 彼女は一瞥しただけで、ひとまずは苦情である。]
おい、おやっさんよ。ご自由に、とか抜かしやがって。 なんだ、ありゃ? あの竜の懐から鶏取ってこいとか、出来ると思って言ってんのか。
[やいのやいのと、宿主に不満をぶつけていれば、メルヤの呟きに彼女の方を向く。]
……ん?まぁな、鶏一羽買うつもりが、ばかでかい竜が居てな。 あんな所から取れるかっての。
──あぁ、もう。んだからよ。 あの竜の飼い主がいんだろ?教えろっつの。 急ぐんだよ、今夜中にな。要るんだ、鶏が。
(35) 2015/08/23(Sun) 16時頃
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[と、主に再び向き直り。 柄の悪い外見と言い回し、手こそ出さないが噛み付く男に宿屋の主は閉口した様子で。返答は芳しくない。 そうこうしていれば、立ち去ろうとするメルヤが残す言葉に。 ふと、気付いたように彼女を見る。]
──あんた、もうアレには関わりたくねぇんじゃなかったのか?
[メルヤの返答がどうだったかは解らない。 ただ、一言。]
墓場には、何も居なかったぜ。……“墓場”なのにな?
[意味深な言いぶりで、その背中に返した。]
(36) 2015/08/23(Sun) 16時頃
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ヘクターは、暫く男と宿主のやりとりは続いていた。**
2015/08/23(Sun) 16時頃
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ええと、ですね……
[まあ元気そうな身体でそんなことを頼めば、疑問を持たれるのも仕方ない>>34 しかしこれから自分で大きな傷を作るつもりなんです、なんて怪我人の大切な包帯をねだっている立場では口が裂けても言えなくて。口ごもり考えてから]
必要になるかも、しれないので…。 私も、悪魔の噂を聞いてこの街に来た身ですから。
[色々隠してはいたが、口にした言葉は事実だった。祓う力が無くとも、もし上手く行けば…… 身なりからそう金銭に余裕が無いことは察してもらえるとは思うが、果たしてこれで納得してもらえるかは微妙なところ。]
(37) 2015/08/23(Sun) 16時半頃
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[口ごもるトイ>>37を不思議そうに見ていた。 必要になるということは、今はまだ必要ではないのだろう。
口ごもったことを問い詰めることはせずに、ゆるりと瞬き。 しばらく考えてから]
――まあ、いいけど。 無理はしないように、とは言っておくね。
[後で必要になるとか、よくわからないが。 別にかまわないと頷きを一つ。
何かあるのだろうが深く問い詰めるほどでもないし、話せることなら口にしているだろうとも思う]
それじゃあ、包帯とってくる。
[こちらも余裕があるとは言いがたいが、 トイはそれよりもさらに余裕がなさそうにも見え。 包帯ぐらいなら、と思ったのも理由の一つだった]
(38) 2015/08/23(Sun) 16時半頃
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すみません。本当に、少しでいいので…。
[やはり、納得はしてもらえなかった>>38がこれ以外何と言えばいいのか分からなかった。 気まずそうな表情は素のもの、もう一度頭を下げて。メルヤが取りに戻るならこちらもまたワインとグラスを置きに部屋へと。]
(39) 2015/08/23(Sun) 16時半頃
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[気にしなくていいと首を振り、一度トイ>>39と別れる。
部屋に戻って、新しい包帯を取り出し。 少しでいいとは言うがあまり短くても意味はないだろう。
ちょうど、先ほど使った包帯の残りが少なくなっている。 手と喉の傷をまいたらなくなりそうな量だからこれでいいかと思い]
(40) 2015/08/23(Sun) 17時頃
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[傷からの連想で階下でヘクター>>36に問いかけられた言葉を思い出す]
関わりたくないし、関わろうとも思わないけれど。 なにかあれば、関わるしかない気がする。
[ぽつり、と呟いたのはさっきヘクターに告げたのと同じ言葉。 墓場に何も居なかった、と告げられたのに眉をひそめたけれど。 もとより霊などは見えぬタチだからして、そういったもののことを言ったのかどうかもわからず]
悪魔憑きなんて、いなくなればいい。
[ため息とともに呟き。 包帯を手にして、廊下へとでる]
(41) 2015/08/23(Sun) 17時頃
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[包帯をたしかめるのに少しばかり時間をとった後、トイの部屋に戻って。 また扉をたたく]
トイ、持ってきた。
[出てきた人に、包帯を渡し。 物言いたげにしながらも深く問うことはせずに、引き止められなければ部屋へと戻る**]
(42) 2015/08/23(Sun) 17時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/23(Sun) 17時頃
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ありがとうございます。
…決して無駄には使いませんから。
[包帯を持って来てくれたなら>>42扉を開けて、受けとる。物言いたげな様にはついと視線を床に落とす。
素直に言うわけにはいかなかった。 信じられるかも難しいところだし、逆に大騒ぎされたり頼られても困る。そして、メルヤが悪魔に憑かれている可能性だってあって。 誰かを信じれば痛い目に合うことをよく知っていた。]
また何かありましたらお礼なんて無くてもお手伝いしますので、いつでも呼んで下さいね? 本当に、何から何までごめんなさい。
[少し苦く笑って、そう言う。 立ち去る姿を見送ってから扉を閉めた。*]
(43) 2015/08/23(Sun) 17時頃
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役に立つならいい。 何をするのかは知らないけど、あまり無茶はしないようにね。
[包帯が必要になるようなことをするのだろうとは思うけれど。 それがどういったもので何を目的としているのかはわからない。
苦い笑みを浮かべるトイ>>43を見上げ、小さくため息をつき]
うん、なにかあったら、頼む。
[一つ頷いてそれ以上長居をすることもなく、トイの部屋の前から立ち去った]
(44) 2015/08/23(Sun) 20時半頃
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[部屋に戻り、ため息を一つ。 なにかすごく疲れた気がしてベッドに寝転び、そのまましばし眠りに落ちた*]
(45) 2015/08/23(Sun) 20時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/23(Sun) 20時半頃
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――黄金の林檎亭へ――
[夜までに帰るのならば心配はないのだといったつもりだが、かといって申し出>>21を断る理由もない。 宿までの道を正しく辿ってくれるのは、実の所ありがたい話だった。 買い物の荷物を持たせてしまう>>22のは流石に気が引けて、しっかりと自分の手で持った。よくある買い物で慣れているから、これくらいは持てる。]
あ、いえ、あの……わたくし自身は、宿に部屋をとっているわけでは、ないのです。 ごめんなさい、ありがとうございます。
[告げられた部屋番号>>23、まずは失礼のないよう先にチャールズの部屋を訪ねるべきだろうと優先して記憶に留める。 それからは、そそくさと宿の廊下を抜けて外へと向かった。]
(46) 2015/08/23(Sun) 22時頃
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……ふぅ。
[厩に寝泊まりしているなどとは、少し言いづらい。 宿を出ると扉に背を向けて、軽く息をついた。 土産の鶏を届けに行こうと、足は自然、厩に向く。]
(47) 2015/08/23(Sun) 22時頃
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――厩>>35――
[宿の主人が、男と何がしか話しているのはちらと見たが、それが酒場で見た二人組の一人だったと思うだけで、逃げ出てきてしまったのもあり内容までは知らない。 聞けていたらあるいは話に参加できたのかもしれないが、あいにくの結果だ。 代わり、竜の持ち主の顔かたちくらいは、主人から聞けただろう。]
ただいま、ラスタバン。 いい子にしていた?
[厩の押し扉を開ければ、うるる、と甘えるように喉を鳴らすのが聞こえる。 包まれた肉を見せれば、それはなお甘く口まで開けてお待ちかねの様子。]
(48) 2015/08/23(Sun) 22時半頃
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[眠りに落ちてからどれだけの時間がたっただろう。 長かったのか、短かったのか、眠りに落ちていたメルヤにはわからず。 金茶色の瞳がぼんやりと天井を見上げ。
のそりと体を動かせば、昼間起きたときよりも楽になっている気がした。
起き上がって水を一口飲み。 小さくため息を零した]
(49) 2015/08/23(Sun) 23時頃
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―黄金の林檎亭―
[銀を紡いだ髪の女、オーレリアと別れれば、宿に入って。
早速、宿の主に話を聞いてみて、やはりと首を振った。 あの勇敢というべきか無謀というべきかわからない老司祭は、未だ姿を現していないようだった]
……夜に備えておくべきですね。
[装備を確認してから、旅の疲労を癒すべく、少し身体を休める。 そのあとで、情報収集をしてから、夜の街に繰り出すとしよう。
それまでに司祭様が戻ってくれば、お慰みといったところか。
もっとも、彼は既に、そのことを期待はしていなかった。 何事にも、希望的観測を以って望むべきではない。彼はそれを、かつての戦場で厭というほど学んでいた]
(50) 2015/08/23(Sun) 23時頃
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――……、さて。
[装備を、粗末なベッドの上に並べる。
僧服の下に着込める、薄い鎖帷子。 聖職者の身形で刀剣を大っぴらに佩くわけにもいかないので、杖に偽装したソードケイン。 懐や袖に収まる、何種類かの暗器。順繰りに手入れをし、手に馴染むことを確認して、軽く頷く。 あとは、まあ、そう。十字架と信仰も、だろうか。
軽装といえば軽装だが、この程度で、十分であるはずではあった。 なんといっても、街中だ。 重厚な鎧や大剣、メイスや長槍や弩で武装した兵士がいる戦場ではない。
確認を終えた装備をまとめると、粗末なベッドに横になった。
どんな場所でもすぐに眠れるのは、傭兵時代に身に付けた特技だった。 無論、誰かが部屋に近づけば、直ぐに目覚めるのも、同じように]
(51) 2015/08/23(Sun) 23時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/23(Sun) 23時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/24(Mon) 01時頃
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[話が長引けば、先に折れたのは宿の主の方だった。 頑として竜の主について、口を開こうとしなかったものの。 野良犬のごとくしつこい男の様子に、諦めたようだ。]
……女だ?
[白状し始めた宿主の口から、事のあれそれを聞き。 竜の主が未だ若い女で、それも厩に寝泊まりしているのだと言うことを知ると、合点が行ったように男はにやけて宿主を睨む。]
ははぁ。若い女ね。
[ならず者のような相手に、女が一人で其処に居るなど言い難かったのか、と。 此方の身の上を疑われても仕方はない容姿と言動とは解っているも。 宿主の人あしらいには腹立たしく、派手に舌打ちする。]
(52) 2015/08/24(Mon) 02時頃
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あぁ、はいはい。心配すんな。揉め事なんて起こさねぇよ。 人間相手には、なぁ?
[内心では馬鹿馬鹿しいとばかりに鼻で笑うも。 カウンターを離れようとする男は、宿主がおろおろと引き留めようとするのを見て。 意地悪く笑みを浮かべた。]
心配すんなって。
[此方が何か事を起こそうとしたところで。 あの竜の目の前、何か起こせる訳もない。 宿主に背を向けると呆れ半分。 袋と麻縄を手にしたまま、再び厩へ向かう。]
(53) 2015/08/24(Mon) 02時半頃
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[独りの部屋で休息を得た後は、寂しく鳴る腹を抱えて廊下へと出る。 冷えた内に味わうのが用意してくれた相手への礼儀だと飲んでいたワインはまだ半分程残ったまま室内に。それは弱いからでも勿体ないからでもなく理由があってのことだった。 宿の食事は断ってしまったから、さてどうしたものか。酒気に赤く染まる顔のまま、ゆっくりと階段を降りてゆく**]
(54) 2015/08/24(Mon) 02時半頃
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[行きがてら、その男とは入れ違いになったか。>>50 穏やかに話す声と、肩越しにちらりと見た物腰。 僧服に気付くと、片眉を上げる。]
……エクソシストかね?
[それは、独り言。 相手に届いたかどうかは知らないが、僧服に包まれたその躯が貧弱そうには見えないのが、傍目にも解った。 商売敵というところか。 気になりはしたが、ひとまずは厩へと向かう。]
(55) 2015/08/24(Mon) 02時半頃
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─厩へ─
[こうなれば、竜の主が戻るまで待ち伏せか。 等と思いつつ其処に辿り着けば、気付いた。 竜の前にある、黒みがかるローブ姿とその背中に流れる銀糸のような長く細い髪。>>48 暫し、女がしていることを無言で其処に立ったまま眺め。 先に此方の気配を悟ったのは、おそらく竜の方だったか。]
飯時に、すまんな?
[竜と目が合えばそう声をかけ。 距離は置いたままで、女の背中にも話し掛ける。]
あんたが、そいつの飼い主か? ちょっと弱ってんだがよ。
[女が振り向けば、酒場で見掛けた顔であることに気付いたろう。]
なに、邪魔しねぇよ。 ただな、そこに居る鶏の中から一羽。欲しいだけだ。
(56) 2015/08/24(Mon) 03時頃
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|
[鶏を一羽買ったのだ、と簡単に事のあらましだけ告げて。 ばさりと袋を広げ、縄を持つ手で竜を指す。]
ちょっと用が済むまで、そいつ抑えててくれっか?
[首を傾げて問いながら。 今は主が居るとは言え、おっかなびっくり竜と女の元へと近付いて行く。 ひとまず、目当ては黒い羽の雄鶏。 暫く、厩の辺りには追いかけ回される鶏の騒ぐ羽音と駆ける足音が、やかましく響いた事だろう。]**
(57) 2015/08/24(Mon) 03時頃
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――厩――
[厩の愛くるしい雌鳥諸君には申し訳ないが、元仲間の公開捕食がはじまった。 丸々育った朝じめの鶏肉を渡せば、それはそれは嬉しそうに、骨ごとぱきぱき音をさせながら、強靭な顎が噛み砕く音がする。]
おいしい?
[問いながら、持ち込み荷物の中から大判の布を取り出し馬用の飼葉にふわり広げてかけた。 悲しいかな厩ぐらしが長いと、簡易の寝台を作るのも手慣れてくる。 柔らかい飼葉と干し草にシーツを広げただけでも、女一人くらいなら眠れた。]
(58) 2015/08/24(Mon) 08時頃
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[食べ終えたのか、骨の折れる音が少し静まり、るる、と喉鳴らしながら首を傾げる様子が伺えた。 どうしたかと振り向くのと、男が声をかけた>>56のが、ほぼ同じ。]
……こんばんは。
[背中に声がかかって、きちんとそちらを向き直る。 宿の主人ではなく、先ほど主人と話していた男の方だ。客だろう彼が厩に用がある、という理由に思い至らず、挨拶から先、男の言葉を待つ。]
(59) 2015/08/24(Mon) 08時頃
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弱っている?
[困っている、ということならば、どんなことでも手を貸したい。聞かせてほしいといった調子で疑問符がつくと、すぐに内容も語られた。 曰く、鶏がほしい、一羽買ったのだ、と。]
まあ。 お料理をされるの?
[呪術師の仕事のやり方は知らないから、この少し強面の男がこれから生きた鶏をしめて、丸焼きにでもするのかと思った。 確かに自力でそれが可能なら、店主に頼むより安上がりでは、あるだろう。]
(60) 2015/08/24(Mon) 08時頃
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[理由までは聞けたか、流石に話さなかったか。 何にせよ、買ったものが手に入らないのは確かに困るだろうと、頷いた。]
わかりました。 でも、理由なく誰かを襲ったりはしない子よ。 怖がらないで。
[ねえ、ラスタバン。そう言って竜の首をまたそっと撫でる。 抑えるというよりは、ただ敵意ないものだと教えてあげるだけ。 それだけで打って変わって、男が近づいても慣れた犬のように静かだ。]
(61) 2015/08/24(Mon) 08時半頃
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[もし、男が鶏を捕らえるのに相当苦労を見せるようなら、軽く竜の腹をつついて合図を送った。 首が鶏小屋に向くやいなや、一声威嚇で吠えたける。 鶏はすっかり竦んで、動かなくなったろう。誰だって捕まえられる。 最も男自体驚けば、動きが止まるやもしれないが。]
……ねえ。わたくしも、人を探してるの。 男性に手を上げて、金品を奪って逃げたのですって。 何か、ご存知ない?
[男が落ち着いた頃合いに、声かける。 まさか金を盗んだ男が鶏を自力でしめたがるとも思えず、話を聞くくらいはいいだろうと考えた。 そんな事件はどこでも起きていないとは、知る由もない**]
(62) 2015/08/24(Mon) 08時半頃
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[どうやら、厩で寝泊まりしているというのは本当らしい。 飼葉と干し草でしつらえた寝床を一瞥してから。>>59 此方に向き直った女と目が合うと、愛想笑いを浮かべた。]
こんばんは。すげぇ喰いっぷりだな。
[鶏を平らげた後の竜の口元を見やる。 あの分だと、此方の頭を丸ごと噛み砕くのも容易いだろう、等と考えれば、笑顔はひきつった。 宿主への苛立ちが収まらないせいもあったが。 笑顔は、直ぐに仏頂面に戻って。]
まぁな。料理するようなもんだ。 これから、しめなきゃなんねぇからな。
[呪術の儀式に使うのだ、とは口にせず。 呑気に平和そうに響く女の言葉には、少し面食らう。 此方の弱っているのだ、という物言いに真摯に頷く様子に、今度は苦笑いを浮かべた。>>61]
(63) 2015/08/24(Mon) 09時半頃
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[厩で寝るというには似つかわしくない容姿と物腰。 二人きりだと言うのに、此方への警戒心が欠片も見えないのは、世間知らずな故か、それともやはり竜の存在故か。
──まぁ、下手に警戒されるよりはいいか。
内心そう思って肩をすくめて。]
そりゃあ良かった。……随分、慣れてんだな。
[襲わないのだ、という言葉通り。 竜は女に撫でられれば大人しく、そこに居る。 そろそろと近付いても、此方に向かうような様子は無い。]
ラスタバンって言うのか?そいつ。
[問いながら、竜の横を行き過ぎ。 鶏小屋に入ると、早速鶏追いを始める。 しかし、掴まえようとすればぴゅっと逃げ去り。 手が触れたと思えば、羽根や足で体のあちこちを打たれて四苦八苦。]
(64) 2015/08/24(Mon) 09時半頃
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[──と。 唐突に、辺りに響き渡った竜の咆哮に男と鶏は粗末な小屋ごと震えたような衝撃を受けて動き止む。>>62]
な、なんだ……?
[驚きに目を剥いて、危うく転びかけた中腰のまま振り向くも、其処には平和そうに此方の用向きが済むのを待っている竜と女の姿が見えたか。 手伝いをしてくれたのだと思い至れば、脅かされた事に怒る気にはなれず。 ただ、はあっと大きく息を吐くと。 すくんで逃げ回るのを止めた鶏の中から、大きい鶏冠の一羽を見つけ出し。麻縄で脚を括ると袋に収めた。]
(65) 2015/08/24(Mon) 10時頃
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ありがとさん。おかげで間に合いそうだぜ。
[そろそろ、夕日も沈み暗くなり始めた厩の外に目をやりながら女に礼を告げる。]
……ん?なんだ、あんた泥棒探しでもしてんのか。
[鶏入りの袋の口を縛りながら女に問い返す。]
知らねぇな。ちんけなシーフは見掛けたが……、人を殴りそうには見えなかったな。 ──そんじゃな。
[過ったのはトイの事だが、女の話次第では彼のことを伝える事もあったかも知れない。 鶏小屋から出て、女に別れを告げてから出て行こうとする間際。 ちらりと、シーツの敷かれた干し草の方を見る。]
部屋、借りた方がいいんじゃねぇのか? 竜の添い寝が必要なら仕方ねぇのかも知れんがよ。
[女と宿主の間のやりとりを知るはずもなく。 それ以上、長引く話が無ければ厩を出ていったろう。]*
(66) 2015/08/24(Mon) 10時頃
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[眠っていた男は、竜の咆哮の響きで跳ね起きる。 馬の嘶きとて、厩から母屋に届く。まして、竜とあらば]
なっ……、
[かつて、男は一度だけ戦場で竜騎士を目にしたことがあった。幸いにして、味方として。 楯を引き裂き、重鎧を着込んだ騎士を吹き飛ばし、堅い鱗は鋭い鏃も刀槍も通さない。 傭兵仲間と言い合ったものだ。お前、あれと戦えと言われたらどうする──すっ飛んで逃げるね。
いやはや、全く、そのとおり。敵にだけは回したくない相手というのは、いるものだ]
(67) 2015/08/24(Mon) 11時頃
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──すっかり眠気が飛んでしまいましたね。
[水挿しから、ぬるい水を飲んで、息を吐く。 もう少し眠るつもりだったが、二度寝が出来るとも思えない。 ブルーノ司祭が戻っているかを確認して──いなければ、一人で仕事を片付ける前提で動くとしよう。 まずは情報を集めるところから──男は手早く支度を整えて、部屋を出ていった**]
(68) 2015/08/24(Mon) 11時頃
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[水を飲んでいたときに聞こえた竜の咆哮>>62にびくりと肩が跳ねる]
――え、な……
[驚きに硬直して。 それから厩に竜がいると聞いていたことを思い出した。
この声はそれか、と思って僅かにため息をつき。 何があったのだろうかと不安がよぎって廊下へとでる]
(69) 2015/08/24(Mon) 14時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/24(Mon) 14時半頃
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[廊下へと出たとき、街ですれ違った神父>>68の姿を見た。 彼が下へと降りていくのが見え、その後を追うわけではないが、 厩の様子を見に行くのなら必然、階下へと降りる。
街へ行くわけではないからと鍵は預けずに、厩のほうへとむかった*]
(70) 2015/08/24(Mon) 15時頃
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っ、うわ!
[吼え声が響き渡った>>62のは丁度階段を降りている最中で、危うく踏み外しそうになったところを手すりを掴んで堪えた。]
……やあ、どうも。 今のは何なのでしょうか、凄かったですね?
[背後からも足音が聞こえ>>68 >>70振り返る。跳ねる鼓動はすぐには収まらない。 こそ泥は幸いと言うべきか、仕事の際に竜騎士に出会ったことはなかった。]
(71) 2015/08/24(Mon) 16時半頃
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[階段の途中で竦んでいる男を見やって、軽く頷いて]
たぶん、竜でしょう。 一度、目にしたことがあります。
[無論、戦場でなどとは言わない]
ああ、ちょっと横を失礼。
[若い男の横を抜けて、階段を降りてから、振り返る。 階段の更に上、女の姿も見やって]
──まだ降りてくる方がいるようです。 階段を塞がないよう、降りてこられては?
[と、男へ**]
(72) 2015/08/24(Mon) 16時半頃
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竜、ですか。
[聖職者の答え>>72に瞬いて、繰り返す。 恐ろしいものだが捕らえることが出来れば高く売れる、なんて老いた賊から聞いたことがあったが。 自分がそれをする気は今の声を聞いてゼロからマイナスになり果てた、命あっての金である。]
あ、…はい。 ごめんなさい、メルヤさん。
[横をすり抜けた彼の言葉にはたと我に返ればもう一人、メルヤへと謝罪し慌てて階下へ降り、そのまま宿を出れば声が聞こえたほうへ向かおうと。]
(73) 2015/08/24(Mon) 16時半頃
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[階段には先にトイ>>71もいたようで、 横を通っていく神父>>72が階下についてからこちらを見上げた。 視線が合った気がして、金茶色の瞳をゆるりと瞬かせる]
ああ、やっぱり竜だったのか……
[二人の会話を聞きながら呟き。 神父がたしなめて、トイ>>73が謝意を告げてくるのに首を振った]
大丈夫、きにしてない。
[降りていった彼らの後をついて一階へと。 先に厩へと向かうトイを見送って、まだ神父が近くに居るのなら彼へと視線を向けた]
ありがとう。 私はメルヤといいます、貴方は?
[同じ宿で顔をあわせたことを思えばこれからも会うこともあるだろうと思い。 名前を尋ねた**]
(74) 2015/08/24(Mon) 17時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/24(Mon) 17時頃
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[この宿で仕事をするつもりは無い、それならば今の自分は善良な一般市民と言えよう。 だから近付くことを躊躇う理由も無いのだ、好奇心のままに野次馬をしたって構わない筈。そう、相手が竜だけならば]
……マジかよ
[そこにあの時の銀髪の女とヘクターがいるというなら話は別である。 どれだけ世間は狭いのか、遠目に姿を確認すれば思わず素で独り言を口走りつつすぐに数歩引き返して建物の陰から顔だけを覗かせ様子を窺う。]
(75) 2015/08/24(Mon) 17時頃
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[真黒ではないが黒羽の雄鳥を手に入れれば、上々。 竜の咆哮は、宿ばかりでなく近辺にも響き渡った事だろう。
──変わった女だ。
竜を連れて旅するような身の上には見えなかった。 彼女が悪魔退治とは、その時は結び付かず。 鶏を手にし幾らか機嫌も直って厩を後にする。 付近は、幾らか騒がしくなっていた。]
そりゃあ、街中でいきなりあんな声が聞こえればな。
[独りごち。 間近で聞いて腰も抜かしかねなかった自分の事は棚上げしておいて。 ばたばたと時折鳴き声を上げながら暴れる鶏入りの袋を下げて、歩き出す。]
(76) 2015/08/24(Mon) 17時頃
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[素早く引き返した気配には、その時気付かなかった。>>75 様子を伺う視線も、鶏に気を取られていれば解るはずもない。 しかし、彼が隠れているその方向は宿の入口へ向かう道。
また素早く身を隠せば、男をやり過ごせるだろうが。 万が一、何かしくじるなら気が付くだろう。
ひとまずは、鶏に夢中らしいのでやり過ごすのは簡単そうだ。]
(77) 2015/08/24(Mon) 17時半頃
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[チャールズから名乗りと、司祭もともに来ていると聞いて一つ頷き]
今から探しに?
[もう一つ問いかけ。 あまり引き止めるのも悪いかと、その返事を聞いてからそれでは、と挨拶を一つして。 竜の声がした厩へと向かう。*]
(78) 2015/08/24(Mon) 20時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/24(Mon) 20時半頃
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[ひとまず、あてがわれた自室へ行こうと急ぐ。 未だ暴れる鶏を抱えたままだ、歩き回れるものではない。 物影に隠れるトイには気付かなかっただろう、そのまま行き過ぎ。 宿の屋内へと入れば、思ったよりも騒がしい。 その中でも一旦、目を引いたのは、あの僧服だったか。]
これから、御説教廻りですかい?
[通りすがりに、そんな軽口は投げただろうか。 彼から応えがあろうとなかろうと、にこりと笑んでから。 すれ違い様に胸の前で十字を切る。
十字架への信仰心を呪術師が持ち合わせているはずもないが。 挑発めいた声がけは、相手にはどう届いたか。]
(79) 2015/08/24(Mon) 21時頃
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[行きがてら、メルヤともすれ違う。 彼女が向かおうとしついる先は、宿の外であろう。 厩へ向かおうとしているかどうかまでは知らず。]
お出掛けか?そろそろ暗くなるんじゃねぇか。
[気を付けてな、と声をかけ、ばたばたと暴れる鶏の袋を抱えつつ。 自分は、階上にあてがわれた自室へ向かおうと階段へ。]
(80) 2015/08/24(Mon) 21時頃
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[なにか暴れる袋を抱えたヘクター>>80がこちらに向かってくるのが見える。 そのなかに鶏が居るのは泣き声でわかって、ゆるりと瞬き]
竜の声がしたから、見に行くだけ。
[出歩きはしないと首を振り。 階段を上っていくのをそれじゃあと見送って、厩へと足を向ける。
ヘクターに気づかれなかったトイが先に厩に向かっているのなら、そこでも姿をみることになったか]
(81) 2015/08/24(Mon) 21時半頃
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[一体何を話していたのか、気になるところではあったがヘクターはもうここに用事はないらしく、向かってくるのは自分がいる方>>77 慌てて再び気付かれないよう場所を変え、なんとかなった>>79]
……鶏。
[男が去った後ぼそりと呟く。あれは、贄か? すぐに思い至ったのは、自身に才が無くとも呪術を日常的に傍で見て過ごした時期があるから。 何をするのだろう、やはり彼も悪魔を探すつもりなのか。何にしろ自分に被害が無いことならそれ以上気にする理由も無く。]
(82) 2015/08/24(Mon) 21時半頃
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あぁ、それなら──。
[竜の声、と聞いて厩での出来事を浮かべ。>>81 だが、メルヤが其処へ向かう様子を見送り。 それ以上は何も言わなかっただろう。
──ま、竜見物なら危ない事はあるまい。
肩をすくめ、階段を登っていく。 やがて、3階の自室に至ると中へ入り。 扉を閉めて鍵を下ろした。]
(83) 2015/08/24(Mon) 21時半頃
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|
[鶏と思ったのは場所と袋に入る大きさの暴れる生き物を考えてのことだが、まあ違っていたとして己には関係のないことだ。]
あ……
[実のところ会いたくないのはヘクターより銀髪の女で、宿に戻るべきかとそちらを向いた時にメルヤ>>81と目が合う。 他の人も来ることを、うっかり忘れていた。]
(84) 2015/08/24(Mon) 21時半頃
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[そのまま隠れているわけにもいかず出てくれば銀髪の女はこちらに気付いただろうか?]
……なんだか一人だと怖くって。 竜、見たことないんですよね。
[曖昧な笑みをメルヤに向ける]
(85) 2015/08/24(Mon) 21時半頃
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――厩――
そう。……大変ね。
[>>63生きた鶏はしめるもの、という知識はあるものの、実際にそうしたことはなく、実感の乗らないまま男に相槌を打つ。 ただ、男が竜に興味を示したようなら、声には一転輝きを含んだ。]
ずっと、一緒にいるのだもの。当たり前のことよ。 ラスタバン。素敵な名前でしょう?
[うっとりと竜に頬寄せる。 竜使いの一族は、自分と同じ生まれ年の竜を一頭選び生涯を共にする。 竜の齢の中ではまだまだほんの子供でしかない一頭を、導き、人の世界に慣らし、共存の道を作るのが竜使いだと教えられてきた。 慣れている>>64、というのは仕事を褒められたようで嬉しかった。]
(86) 2015/08/24(Mon) 22時頃
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|
[それもあってか、威嚇の嘶きを披露させる。いささか大きくなってしまったが、効果は覿面だったようだ>>65。 笑み見せて彼が捕獲を済ませるのを待てば、間に合いそうだとの声。 それはよかったと、満足げに頷いてから。]
ええ、そうなの。 人に暴力を振るって金品を得るなど、許されることではないでしょう?
ごめんなさいね、ありがとう。
[情報は得られなかったが、協力の姿勢を見せてくれたこと>>66に礼を述べる。 それから、ふと。]
(87) 2015/08/24(Mon) 22時頃
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|
もし、よかったら、被害にあった人に話を聞いてもらえないかしら。 女の身では危ないからと、詳しくを話してもらえなかったの。 栗色の巻毛の、線の細い男の人だったわ。
[その当人が、この宿にまさにいるとは知らぬまま、見かけたらお願いしますと、しずしず頭を下げた。]
今みたいに、わたくしがラスタバンのそばにいないと、困る方がいるかもしれないでしょう? それに、ラスタバンの隣にいるのは、宿に泊まるのと同じくらい安全ですから。
……ベッドは、少し恋しいですけれども。
[そこは正直に苦く笑いながら、厩を出る男を見送った。 名前を聞けばよかったと思ったのは、そのすぐ後だ。]
(88) 2015/08/24(Mon) 22時頃
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|
[来た方向からしてヘクターも厩側にいたのだろうとは思う。 なにか言いかけた様子>>83に振り返るものの、それ以上続かないのを見れば前を向き直り。
厩に近づいたところで、こちらを見たトイ>>84と視線が合う。 物陰に隠れているようにも見える位置取りに首をかしげ]
わかる。
私も竜の実物をみたことはない。
[こくりと頷きながら、そうそう見れるようなものでもないしな、と呟く。 酒場で見た銀の女が居るのが見えればゆるりと瞬く。
その隣の巨体も、見えたのなら目を瞠ることとなる]
(89) 2015/08/24(Mon) 22時頃
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─自室・三階─
[北向きの窓のある部屋。 質素な造りだが、寝床と浴室さえあれば文句は無い。 暗くなり始めた室内、ランプに明りを灯し。 未だ、暴れる鶏入りの袋を顔の前まで上げて眺める。]
── Dòmi <眠れ>
[囁くようにそう口にすれば、ぱたりと鶏は大人しくなった。 袋を静かにベッドの横の傍机に置く。 そして、腰に下げていた剣吊や道具入れ、革袋を外していく。 長靴を両脚から外し、衣服を脱ぎながら窓辺に立ち、月を確かめる。]
……いい頃合いだな。
[呟き。やがて裸になると禊代わりの風呂へと、浴室へ向かう。]*
(90) 2015/08/24(Mon) 22時頃
|
|
[そう言ったからには引き返すことも出来ず、メルヤ>>89と共に厩へ近付くこととなるだろうか。]
おや、奇遇ですね、お姉さん。 ……貴女も竜の声を聞いてここに?
[たった今気付いたような口振りながらそこに驚いた様子は無い。 真っ先に問いを投げたのは令嬢のような印象を持った女と強大な竜が頭の中では線で繋がらないのもあるが、あの時追い掛けてまで来ようとしたことからまたあの話をされる気がしたからだ。 最も話を遠ざけられるのはほんの少しの時間かもしれないが]
(91) 2015/08/24(Mon) 22時頃
|
|
[そうして、寝台代わりのシーツの上にぽんと身体を預ければ、再び客が訪れる>>89>>91。 慌ててローブの裾を整えた。]
……こんばんは。 もしかして、ラスタバンの声で、ご迷惑おかけしてしまったかしら。
[思ったより大きくなってしまった嘶きに、人が様子を見に来るのは道理だった。 頭を下げ――て、それから見えた二人の姿に目を見張る。]
まあ。
(92) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
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|
[銀の女にトイ>>91が声をかけるのをみて、知り合いかと思う。
とはいえ、二人の会話よりも、竜に気をとられていた。
金茶色の瞳をまるくしたまま、その大きさを見上げている]
(93) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
|
|
よかった。貴方、ここに泊まってらっしゃるの?
[それは、宿賃の工面が出来たということだ。喜ばしく、表情を輝かせる。 奇遇ですね、とか、竜を見に、なんて疑問の残る声をかけられたけれど、それもどこかに消えてしまった。]
……そうだ、ねえ、ここに来る間、夕暮れのような髪をした男の人に会わなかった? その人に、貴方の力になってもらうようお願いをしたの。 わたくしでは頼りないかもしれないけれど、男性ならどうかしら。
よければ、話をしてみて。
[話を遠ざけるどころか、顔を見た瞬間から全力で歩み寄った。 なんて偶然、それこそなんと奇遇な。引き合わせたい二人が、今まさにここですれ違ったばかりだというのだから!]
(94) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
|
|
[竜の事に触れれば楽しげに語る女を、物珍しげに眺める。]
へぇ。ずっと一緒ってのは……産まれた時からって事か。
[と、竜と女を交差に指差しながら。 うっとりとした様子で竜に頬を寄せる様子には、此方も素直に笑みは漏れた。]
相棒ってとこだな。
[自分が想像していた竜使いとは違った、目の前の光景。 それを一時眺めてから、鶏追いに入る。 かなり面食らいはしたが、竜の一吠えで鶏小屋での用も終えれば。 女の言葉には、少し苦笑いも浮かべながら相槌を打った。>>87]
まぁ……、そうさなぁ。 人を脅しつけたり、ぶん殴ったりはなぁ。ならずだわな。
[それこそ常日頃の自分の所業である。 ひとまずは、そんなことはお首にも出しはしないが。]
(95) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
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[と、強盗紛いの出来事があったのだと語る女が、手助けを乞うのを聞けば困ったように頭を掻く。>>88]
……いや、ねぇ。 そうは言われても、俺もこう見えて腕っぷしが強い訳でもねぇんだぜ?
[やんわりと断ろうとしたが。 彼女の口から語られる、被害者とやらの人相を耳にすると。 なんとなく、覚えのあるような。あれそれ。]
……そいつって、まぁ、二枚目の?若い男か。
[女が肯定すれば、ぴんと来た、という顔にはなったろう。 どうしてやろうか、と一時考えて。]
あぁ。解った。見掛けたら、聞いといてやるよ。
[にっこりと、請け負い。]
(96) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
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──まぁ、そうだろうな。 そんだけ慣れてりゃ、一匹だけここに置いとくのも心許ねぇだろう。
[行き際、竜に触れようとしてみたが、低く喉を鳴らされびくりと手を引っ込めつつ。 引っ込めた手を女に向けて、ひらひら振ってから。 その場を離れた。]*
(97) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
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[そう、厩の中にまるで寝台のように拵えられた飼い葉を見ても、竜のものらしき名を口にしても尚>>92まさか、彼女がなんて、思えない。]
え、ええ。そうです、泊まるお金があるんです…だからもう気にしないで下さい、本当に!
[そんなことより予想以上の反応>>94が問題だった。歩み寄られれば引きつった顔で後ずさりする。 何も知らず輝かせる表情はまるで己と対極の存在、とことん厩が似合わない女だ。 他の者にまで話すなんて、誰が思うだろう。大変面倒なことになっている。]
え……?
[夕暮れのような、その特徴。嫌と言う程鉢合わせてきた男が浮かんで。 少しの間固まってから、さっと青ざめた。]
(98) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
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ありがとう、ございます……
でも、もういいんです。その人にも迷惑はかけたくないですから……。
[弱々しい声で礼を言う 煽った筈の酒はこの身体からとうの昔消えたというように寒い。これからのことを思うと震えてしまいそうでもあった。 本当に早く宿を出なければ。見てみたかった筈の竜を観察するような気にもなれず。]
私は部屋に戻りますね……。
[二人に声を掛けて、背を向け出ていこうと]
(99) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
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[にこやかな女>>94に押されているようにも見えるトイ>>98の、あわてる声に竜から意識を引き戻される。
彼女が口にした男の特徴にさっきすれ違ったばっかりのヘクターはやはりここに居たのかと納得したように頷き。
竜の傍らで寝台をつくっていた女と、お金に余裕がなさそうで優しげに見えるトイと、悪魔祓いやらができるというヘクターとのつながりがよくわからず。 酒場やらどこかで出会っていたのだろうと思いながら、二人の会話には口をはさまぬまま]
――? あ、ああ、それじゃあ、また……?
[部屋に戻るというトイに首を傾げつつ、戸惑いながら声をかける]
(100) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
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でも……
[気にしないで>>98、と幾度も繰り返されれば、自分の役目は終わりなのかと表情は曇る。 幸いにして夕暮れの髪の男は目の前の男のことを知っているようだった。特徴を口にしただけで、誰のことだか得心いった様子だったので、よく計らってくれるだろう。 顔色が悪いのが気にかかって食い下がったが、部屋に戻るというのを止められはしなかった。休むというなら、越したことはない。]
――ごめんなさい、貴女も、ご迷惑をお掛けしてしまったわね。
[残された女が、ずっとラスタバンを見ていたのには気づいていた。 謝罪するよう首をもたげた竜の頭に触れる。]
(101) 2015/08/24(Mon) 23時頃
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[トイを見送っていれば、銀髪の女>>101から謝罪がきてきょとりと瞬き。 あわてて首を振った]
ええっと。
[今のやり取りのことなら、迷惑とは思わないし。 竜の声のことなら――]
竜の声には、驚いたけど。 迷惑、とまでは。
ここで、寝るの?
[酒場に不似合いだった女に、この厩はよりいっそう似合わず。 干草のベッドに視線を向けた後、女へと視線を戻す。 その傍ら、首をもたげた竜の大きさにやはり視線を奪われたけれど]
(102) 2015/08/24(Mon) 23時半頃
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ええ、ここで。 ラスタバン――この子の隣で眠るには、ここしかないようなので。
[宿は二人で泊まれる部屋はない。そう聞いている。 この街に竜の泊まれる宿など、そもそも存在しないのだが。]
驚かせて、ごめんなさい。 少しいたずらが過ぎたわ。
ええ、ここで。
[寝所を聞かれたなら、ぽんとシーツを叩いてみせる。]
いいんですよ、慣れていますから。 案外、柔らかくて暖かくて、心地いいんです。
[ラスタバンの一挙一動を気にする様子は、微笑ましく。 竜自身も同じ心地か、うるる、と小さく喉を鳴らした。]
(103) 2015/08/24(Mon) 23時半頃
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[屋内へ戻れば真っ先に宿の主人の元へと。 ヘクターの名を口にし、どこに泊まっているか聞けば三階だという。階が離れていることにほっと安堵の息をついて二階へと向かった。 宿帳に載る自身のものとなっている名前は客達に告げたものとは全く違うものだが、結局特徴さえ言えば、或いはメルヤに聞けば辿り着かれることだろう。 明日は早く出たいが、今夜のことを思えばそれが出来るかは不安なものだ。]
[どこかで聖職者に会えば、疲れきった様子で笑みを向け会釈する。初対面の時のような振る舞いはしない。 何も無ければ声は掛けず横をすり抜けて、部屋へと*]
(104) 2015/08/24(Mon) 23時半頃
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それは、そうだろうね……
[竜の隣で寝るための部屋など、あるのかすらわからないから小さく頷き。 謝罪>>103には大丈夫と小さく首を振って]
竜の声を聞いたのも初めてだったから。
それで気になって見にきただけ。 寝るのに邪魔してごめん。
[寝心地は悪くないという女に、なるほどと呟き。 喉を鳴らす音が案外可愛らしい竜を見ながらゆるりと瞬く]
その子はラスタバンっていうのか。 私はメルヤ。 この宿に泊まっているから、また顔をあわせることもあるだろう。 よろしく。
[女へと視線を戻して、かすかに笑みを向けた]
(105) 2015/08/24(Mon) 23時半頃
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メルヤ様、ですね。お見知りおきを。
私は、チャールズです。チャールズ・ハリソン。
ブルーノ・マイヤー司祭枢機卿が聖務を成す一助として、この街に。
[慇懃というべきか、平淡というべきか、定かならぬ声色で名乗って]
──我々はこの街に巣くう悪魔を討つべく、派遣されました。 何か情報をお持ちであれば、あるいは、力を貸していただけるなら、亭主に私まで伝言をいただきたい。
[協力を求める声は、先ほどの竜声ほどでなくとも、よく響くだろう]
(106) 2015/08/24(Mon) 23時半頃
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──ええ、まさしく。
[女>>78に頷く。何をと問わないのは、先刻承知、そういうことだろう]
そんな暇があるとは、私には思えないな。 あるとしても、説教は、私の役目ではない。
[続いて、男>>79に応じた]
(107) 2015/08/25(Tue) 00時頃
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[悪魔を祓えるというヘクターに、悪魔を討つために来たというチャールズ>>106。 それにこの竜がいるのなら、この宿にいる間は安全ではないかと思える。
なにか情報を、と言われて、ゆるりと瞬き、チャールズに返した言葉を思い返す]
(108) 2015/08/25(Tue) 00時頃
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悪魔憑きらしき獣と墓場近くでたたかったけれど。 今はそのあたりにはいないみたい。
それから後はどうなっているのかはわからない。
[首を振って伝えた。 なにかあれば、という託先には了承したと頷いて。 探しにいくのであればと別れたのはつい先ほどのことだ]
(109) 2015/08/25(Tue) 00時頃
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[人と会話している最中に、物思いにふけってしまい。 はっと気づいたように女に視線を戻す]
(110) 2015/08/25(Tue) 00時頃
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そうなのですか。
[竜は、最も身近な生き物だとさえ思っていた。 必ずしもそうでない、というのは、旅を始めてから知ったこと。 声を聞くのもはじめてだ>>105、というのに、それはさぞ驚いただろうと、反省の色を表情に滲ませる。]
こちらこそ。お休みのところ、すみません。 お怪我をおいといくださいね。
ええ、こちらはラスタバン。わたくしはオーレリアと申します。 メルヤさん、よろしくお願いします。
[笑み向けられれば、もちろんこちらも笑んで。 ゆるりと一礼したのだった。]
(111) 2015/08/25(Tue) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 00時頃
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[オーレリア>>111の様子にふるふると首を振った]
起きていたから、大丈夫。
[眠りを邪魔されたわけではないと伝えて、安心させるよう笑みを向けたまま。 名乗りに頷き]
うん、オーレリア、よろしく。
それじゃあ、私は部屋に戻る、ね。
[もう一度竜に視線を向けた後、見にきただけという言葉の通り。 オーレリアとトイの関係を問うこともせずにそのまま挨拶を告げて、部屋へと戻ろう]
(112) 2015/08/25(Tue) 00時頃
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墓場ですか──感謝します。
[情報への礼と同時に、女の負傷の意味を脳裏に浮かべた。 交戦、そして敗北。判りやすい結末。 元は何人で泊まっていたか宿の主に訊ねるのは、難しいことではないだろう]
(113) 2015/08/25(Tue) 00時頃
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……なるほど。幾らか前に?
[今頃おそらくは別のもので染まっているであろう枢機卿の緋色の衣、その威を最大限にかさにきて、宿の主から宿泊客の情報を聞き出した。あるいはそれは、尋問というべきであったかもしれない。
悪魔とやりあった経験は何にも増して重要だ。あの、傷を負った女。芯から折れてさえいなければ、あるいは。 教会の好意、魔を討つ栄誉、財産──仲間の仇。 なにかで誘えないだろうかと、そんな印象を受けた]
(114) 2015/08/25(Tue) 00時半頃
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[宿内に、よく通るその声。>>106 協力を、と申し出る聖職者の言葉は此方の目的よりも、ずっと崇高なものとして耳には響く。]
あぁ……。そりゃあ、失礼。
[返ってきた返答には、肩を竦めて。苦笑いする。>>107 どうやら、エクソシストであることに違いないようだ。 メルヤ>>109と彼>>113のやりとりは、聞こえてはいただろう。 今のところ、商売敵と取れる相手に此方の身の上を明かす旨味も思い付かなければ黙ったまま。 背中を向け、階段を上がっていっただろう。]*
(115) 2015/08/25(Tue) 00時半頃
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では、改めてごゆっくりおくつろぎください。
[休息を邪魔したのでないなら、これから休むのだろう。 それが宿屋という施設だ。]
おやすみなさい。
[部屋に戻るというメルヤを見送ろうと、銀糸を揺らし、指を揃えて軽く会釈した。 静かにしていましょうね、とラスタバンに囁くと、二人と宿の家畜だけになった厩で、シーツの上腰掛ける。]
(116) 2015/08/25(Tue) 00時半頃
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ありがとう、おやすみなさい。
[丁寧なオーレリア>>116に、うなずきを返して厩を後にした。
部屋へと戻る途中、チャールズと会話した場所を見やり。 彼がその場にいなければ、そのまま部屋へと戻り。
夜の間は、そのまま部屋から出るつもりはなく。 ベッドに横になって眠りにつく**]
(117) 2015/08/25(Tue) 00時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 00時半頃
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─自室・三階─
[夜も更けた頃合い。 ランプを消した室内は、北向きの窓から僅かに射し込む街と月の明り。 そして、揺れる蝋燭の炎に照らされていた。 黒布を敷いた床の上には、散らばる土塊と黒い羽。 既に息絶えた雄鶏の骸からは、もう流れる血も無い。 男は、短剣を手に、其処に立ち尽くしていた。
──何故だ?
静かに、自問するも応えは直ぐには出ない。 その夜、男が施した降霊式は、失敗に終わっていた。
──何故──、何も応えない? 既に多くの人間が死に死霊で溢れるはずの街で。何故。]
……まさか。本当に誰かに取り憑いてやがんのか……?
[呟き。だが、失敗に終わった以上、男に確かに解る事は何も無い。]*
(118) 2015/08/25(Tue) 00時半頃
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[必要なものは全て揃っている。何より大事なのは、この身。]
……。
[部屋の中、窓の向こうの空を眺め時を待っていた。*]
(119) 2015/08/25(Tue) 00時半頃
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――夜は、無情にもやってくる。
昼間の間はまるで平和にも見えるヴァルツムントに、濃い恐怖の影が落ちる。
月は、煌々と明るい。街中は不気味なほどに、静か。
悪魔の時間が、きた。
(#0) 2015/08/25(Tue) 01時頃
金の短髪の、少し顔面に皺の寄り始めた年頃合いの男が、夜の街に佇む――
(#1) 2015/08/25(Tue) 01時頃
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