276 ─五月、薔薇の木の下で。
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ベネットは、パンケーキ食べながら業の深い単語が聞こえるなって思ってる*
azumi 2018/05/24(Thu) 15時半頃
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―東屋―
[目を瞑ったのは一瞬だった。 悔しい、足りない、もっと、もっと音を───。
体感としては、ほんの一瞬の事。 つよくつよく願った瞬間、ふわりと、右の手首から痛みが引いた。 理由がわからなくて目を開けて顔を上げる。 結んで、開いて、握って、ぐーちょきぱー。 急に動き始めた理由はやはりわからなくて。
意識が目覚めを迎えたとき、体はまさかとっくに医務室>>4:30>>4:50だなんて知りもしなかった。 ただ、空がもう夜の色ではなかったので、てっきりもう夜明けが来たのだという勘違いと共に東屋から足を外に向けた。 シャワーを浴びたい、と、そんなことを思って]
(63) azumi 2018/05/24(Thu) 23時半頃
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[陽は昇り、中庭には木漏れ日の落ちる。 そこで起きている喧騒をよそに、ふわふわとした心地と足取りの中に思い出すのは幼いころの小さな思い出。 自分の足に、青草の押し返す感触にも気づけないまま。
あれは、いつだっただろう。 どこだったか、そう、母と出かけた先の──上手く思い出せない。 母の用事が済むまでのあいだ、好きにしていていいと言われた、あの日]
(64) azumi 2018/05/24(Thu) 23時半頃
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[そこには家のアップライトとは違う、ピカピカで大きなグランドピアノがあって、大人たちが戯れに弾いては去ったから、自分もそうしたかった。 この頃からあまり体が大きいとは言えなかったから勿論足はペダルには届かないし、補助ペダルもついていないからメトロノームの代わりにぷらぷらと代わりに揺れてリズムを刻むだけ。 それでも楽しかった。 それは、小さいころから変わらなかった。 母は時々怖かったが、ピアノが大好きだったから。 オクターブを鳴らすには難しい掌を開いて、音を鳴らして──そんな時、後ろから聞こえた声>>3:266に振り返る。 左側に腰掛けた相手を見やると、落ちてくる木漏れ日が淡い色の髪の上で揺れて、照らして]
(65) azumi 2018/05/24(Thu) 23時半頃
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(にじいろ)
[きらきらと。 光を絲にしたような、その色をじっと見る目もまたきらきらと。 名前を聞かれて>>3:267、慌てて応えた]
おれ?…べねっと!
[大人でも、親でもない。 少しだけ自分より上に見えたその姿に頬をふくふくと膨らませたのは好奇心だったように思う]
(66) azumi 2018/05/24(Thu) 23時半頃
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―廊下―
…?
[足はどのくらい歩いたのか。 考え事をしながら歩くといつもこうだ。 シャワー室を目指して歩いていたはずなのに、これでは遠回りではないか。 仕方ないから、医務室の前を通ってショートカット。 自分の体と精神が乖離していることを知らない意識は、あちらへ、こちらへ、ゆらゆらり*]
(67) azumi 2018/05/24(Thu) 23時半頃
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ベネットは、モリスに手を振った。
azumi 2018/05/27(Sun) 01時頃
ベネットは、ちょっとだけのぞきにきた
azumi 2018/05/27(Sun) 22時頃
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ー ー
[どれぐらい歩いたか。 試してみること、そろそろ両手。
すか、と掌がドアノブをつかもうとして宙をつかむ。
東屋の扉をそういえばどうやって開けたのだろうと、思い出せない頭を捻るのは、これで8回目だ。 正確に言えば、ドアノブなんかつかまなくてもこの体は隔てた場所を越えることが出来るらしい。 実際に3回目の時点で試しにシャワールームの扉を掌で押してみて、床と熱烈に抱き合ったので。 だが、物がつかめないので、シャワーを浴びるどころか水を飲む恩恵すらあずかれない]
(372) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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…ピアノの角に頭ぶつけて死んだのかね、俺は。
[うーん。 自分の事だからありえなくもない。 100%の否定が出来ないところが何とも悲しいことだった。 何せ自分の体を見ていないがゆえに。
考える。 考えて、首を捻って]
(373) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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…ま、仕方ないか。
[開き直ったら早かった。 別に生きていたから何をするわけでもなし。 自分の体を探すのも、なんだかめんどくさい。 与り知らないところで体が朽ちても、それはそれ。 うっかり生きていたらそれもそれ。
思うところがないわけでもないけれど。 赤い首輪を手繰る運命には従順に。
絶え間なく流れる音楽のように]
(374) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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[くるくる、ゆらり。 ゆらめく足はさて、どこへ]
───Ah vous dirai-je, Maman, Ce qui cause mon tourment.
[鍵盤から遠ざかった掌は宙にタクトを振ればひとりきりの板の上。 薔薇の季節に、ひそやかに影のなか。 ふわり、ひらり、指先から舞い踊る]
(375) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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Peut-on vivre sans amant─── ?
[口ずさむ。 陽に向かって咲く金のはなびら。
──綺羅星の、降る**]
(376) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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