192 革命の嵐
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「―…様、お嬢様!!」
[聞き慣れた召使の声に振り向いたのは、ヤンヴァーリ河に浮かぶ戦艦へと向かう男>>26を物珍しそうに見ていた時だった]
あら。いらしてたのね。
[瞬間、くしゃくしゃと顔を歪める召使。そんな様子など意に介さぬとばかりに、戦艦やそれを憎々しげに見る民衆を眺める。 半ば無理矢理のように召使の話を聞けば、抜け出す計画を黙っていられなかった女中がこっそり彼に知らせ、慌てて捜しに出てきたとか]
「帰りましょう、お嬢様。今なら旦那様も知りませんから」
[召使の後を付いていくように、川辺から、そして大通りから離れていく]
(50) 2014/09/06(Sat) 00時頃
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…抜けだしてなんか、いないわ。 帝都を見たら帰るつもりだったもの。
「…お嬢様のいる場所も、帝都ですが。」
[唇を尖らせて文句を言う少女に、ため息を返す召使。 しかし彼は気付かない。彼女の社会が邸宅や宮殿であることを。革命が起き始めていることすら気付かない箱庭で育てられたことを。]
(51) 2014/09/06(Sat) 00時頃
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―帝都・プーシキン家―
[市街地からあまり離れていない丁寧に舗装された道。 そこを道なりに歩いて行くと、市街地には似つかわしくない形で彼女の住む屋敷はあった。ポーチュラカの3倍の高さはあろうかという巨大な門を召使が開ける。 屋敷から出たときは使用人用の小さな鉄扉を通ったのだが召使は]
「お嬢様ですから。使用人が使う戸と同じ所を使うなんてさせられません。」
[そう言って頑として譲らなかった。 丁寧に切り揃えられ薔薇が植えられた庭は、父親の趣味。ポーチュラカは、そんなありきたりな庭が嫌いだった。
庭だけでない。屋敷も、連日行われる舞踏会や演奏会も、全てが自己顕示欲の塊に見えた。もっとも、はっきりとした理由を見つけたのは屋敷を出てわずかに民衆に触れたからだったが]
(57) 2014/09/06(Sat) 00時半頃
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「……ておけ!」
[屋敷の中に入ると、近くの部屋から父親の怒鳴り声が聞こえる。 幸いとばかりに私室へと歩き、涙目で待っていた女中へ服を返した]
ありがとう。楽しかったわ。
[満足はしてないが、その時はまた外へ出ればいいのだ。 少女が一度見てしまった光景は、夢となって焼き付き、離れない]
(58) 2014/09/06(Sat) 00時半頃
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[女中に借りた服から寝間着へと着替え、こっそりと部屋を出る。 向かう先は怒鳴り声を聞いた、父親の書斎。僅かに開く扉の隙間からそっと覗きこんで。
あっ、という声が出なかったのは奇跡に近い]
「砲撃が誰によるものかはどうでもいい。鼠が私達のチーズを奪わないように、徹底的に叩き潰せ」
[皇帝の下、優秀な文官であった祖父は一代で屋敷の大部分を建てた。 祖父が亡くなり、莫大な遺産と十分な地位は父へと引き継がれ、父も持ち前の要領の良さで階級を上げた。
文官であるはずの父が出てきた。そうしてようやく事態の大きさに気付くのだが、それでも彼女はどうすべきかは分からない]
(…それでも、あれはあんまりだわ)
[父の手に握られた紙は、喧伝するように大通りで配られたビラと同じものだった。 きゅ、とドレスの裾を握る。先程会った革命家の叫び声が頭に響いた**]
(67) 2014/09/06(Sat) 01時頃
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