88 吸血鬼の城 殲滅篇
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 00時頃
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― 2階・客室 ―
そうか……
[険しい表情でムパムピス>>2:185の話を聞く。 そうしているうちに隣室も階下も静かになっている]
他の場所でも戦闘が行われていたのなら拙いな…… ……すまない。
[経験者の自分がいながらという自責の念で、 謝罪の言葉が口をついて出た。 恐らくドナルドはもう――]
そうであれば、殺さなければならない。
[――あの時から随分と年月がたった。 もう迷いなんて見せない]
(9) 2012/05/01(Tue) 00時半頃
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[脚のことを告げると強引に座らされてしまった。 ムパムピスが聖句を唱えると>>2:186 鉛のように重たかった脚が、何事もなかったのように軽くなった]
ありがとう。 君の能力は本当に役にたってくれる。
[すっくと立ち上がると]
……他の部屋も見て回りたい。 君はどうする? 出来れば、あまり離れないほうが良いと思うが。
[ムパムピスにそう提案して。 彼の返事がなんであろうが、 今は鍵のかかっていない扉を開けて、宴会場へと進んだ]
(11) 2012/05/01(Tue) 00時半頃
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― 宴会場 ―
[宴会場には血は流れてはいなかった。 だが代わりに床のあちこちに火で焦げたような跡が残り。 調度品も倒れて散らばっている。
そして何より、その空間には誰もいなかった]
……おい? 誰もいないのか?
[一体何が起きたのか。 まさか、すでに自分とムパムピス以外は 生きていないのではないか。 そんな考えが頭を過ぎり、慌てて振り払った]
(22) 2012/05/01(Tue) 01時半頃
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ラルフか……。彼が行くとしたら
[ムパムピスの言葉>>26に少し考えると]
階下か?先程、轟音が聞こえた。 もしかしたらそれを見に行ったのかも知れないが。 そちらへいってみるか?
[同行者に尋ねた]
(27) 2012/05/01(Tue) 01時半頃
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[ムパムピスの提案>>29を聞くと 胸に苦いものが広がり、僅かに眉根を寄せた]
撤退……。そう、だな。奴の能力は桁外れだ。
[手短に、彼の師匠がヘクターについて話した言葉を伝え]
確かに援護があったほうがよい。 それにあの吸血鬼が、今にでも城外に出て誰かを襲うとも限らない。 警告の為にも一度撤退したほうがいいだろう。
[どうしようもなくなったら逃げろ。それも師の教えではあったが]
情けないものだな……。
[ぽつりと零すと]
では、行こうか。
[今後の方針をまとめると、1階への階段を降り始めた]
(32) 2012/05/01(Tue) 02時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 02時半頃
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― 1階への階段―
[ムパムピスを背に、慎重に歩を進めるつもりだった。 だが、戦いは得手としていても、罠の類の感知は苦手分野なのか、 ヒューが設置したワイヤーに足元を引っ掛けた。
厚手の服を来ていた為、怪我をするのは逃れたが、 バランスを崩して、盛大な音を立てて階段を転がり落ちてしまい、 咄嗟に受け身をとった]
……つっ!
[それでも多少の傷みは避けられないのか、呻き声をあげた]
(48) 2012/05/01(Tue) 09時半頃
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― 大広間 ―
[ようやく顔を上げてみたものは、全く様相が変わってしまった大広間の姿。 中央に集められたテーブルからは、勢い良く炎が吹き上がり テーブルから滑り落ちたクロスの端も燃えていた。 クロスの盛り上がった場所には、ラルフのエストック>.56が突き刺さっている]
ラルフ!
[嫌な予感が襲って名前を呼びながら、クロスをめくると、 エストックが突き刺さっていたのはレオナルドの背嚢>>57だった]
……レオナルド?どこだ?
……ムパムピス。消火を――。 それからラルフとレオナルドを探すんだ。
[行方のしれないエリアスは諦めるとしても、 彼らの所有物があるということはこの近くにいるかもしれない。 そう思うと、彼らを放り出したまま扉のほうに向かう気には*なれない*]
(61) 2012/05/01(Tue) 14時頃
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ジェフは、ヒューに話の続きを促した。
2012/05/01(Tue) 20時半頃
ジェフは、ドナルドに話の続きを促した。
2012/05/01(Tue) 20時半頃
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……ラルフ? ラルフ!
[ラルフのエストックが刺さっていた、すぐそば。 ラルフはそこに眠っていた。 彼の身体のまわりには、真新しい血溜まりが出来ていて]
すぐ……治療を……。
[そう口にしたものの、すでに手遅れなことは明らかだった。 せめて火に巻き込まれないように。 そう思い、遺体を横抱きにすると、 バリケードからも階段からも遠い部屋の片隅に、彼の遺体を横たえた]
(89) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 21時頃
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[血溜まりはあの日のことを思い出させる。 男が師を永遠に失ったあの日を――。
あれはここではない、もっと遠い国。 やはり国王から直々に依頼を受けて、 小高い丘に聳え立つ城で、師について初めての実戦。
あのヘクターの首と胴を、斬り落としたほどの男なのだから、 討伐に失敗するはずがなかった。 自分さえいなければ――]
(91) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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[まだ新米だった自分は、 自分は無実だと、泣いて助けを求める娘を 斬ることが出来なかった。
一瞬の隙を女吸血鬼が見逃すはずがなく。 隠していた鋭い爪で、腹を引き裂こうとして。
――死ぬ。
思わず目をつぶってしまった。 だがその時はやってこず、恐る恐る目を開けると 息も絶え絶えな女吸血鬼の姿と、 血溜まりのなか、倒れている師の姿。 師に駆け寄れば、答えが帰ってくる]
何をしている。早く奴に止めを刺すんだ――。 もう、お前しか出来ない。
(92) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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[師に言われた通り、女吸血鬼に止めをさして、 また師に駆け寄ると。
――彼はすでに絶命していた。
何もかも自分の甘さが招いたことだった。 その過ちを忘れないように、 師の血が染み付いた彼のペンダントを その時から肌身離さず身につけた]
(93) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 21時半頃
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そうか……。
[ムパムピスの報告>>105に頷いて]
……だが、このまま逃げたら? 我々が援軍を連れて戻ってくるまで、彼はこのままでいられるだろうか。
私は彼の名誉を護ってやりたい。 ならば、今ここで――倒すしかない。
[覚悟を決めたように告げ]
ムパムピス。 君一人で戻って援軍を連れてきてくれないか。
(110) 2012/05/01(Tue) 22時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 22時半頃
ジェフは、ヘクターに話の続きを促した。
2012/05/01(Tue) 22時半頃
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[ぎりと歯を噛み締める。 確かにそうだ。 師がヘクターを討伐した時も、当然一人の力ではなかったのだから。 だが、それでも意志は揺るがない]
ああ……。 それでも私は残る。
だから、君だけでも――
[――ムパムピスだけでも助けられれば]
(122) 2012/05/01(Tue) 22時半頃
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レオナルド?
[ムパムピスの声>>124に、彼もまたあたりを見回し]
レオナルド、無事だったのか?
[だが、無闇矢鱈と探し回らない。 レオナルドが吸血鬼になっている可能性を警戒して 剣に手を掛けた]
(125) 2012/05/01(Tue) 23時頃
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……
[姿をあらわしたレオナルド>>128の姿に眉をひそめた 顔が少し膨れ上がっているところを見れば、やけどしたのだろうか。 更に額から流れる血。 とりわけ口元から零れたような血の跡が 神の祝福を失ったように見えて]
ムパムピス……。 気を抜くなよ。
[囁くと、彼もまた油断なくレオナルドまでの距離を縮めてゆく]
(137) 2012/05/01(Tue) 23時頃
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……まだ、エリアスがいるだろう。
[ムパムピス>>139に返答をした]
エリアスとは、3階で別れたきり、まだ一度も再会していない。 一体どこへ……
(146) 2012/05/01(Tue) 23時半頃
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