288 【半突発】僕たち、ほしぞら探検隊
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
ー 朝 ー
[ 微睡みの世界を切り裂く、おばさんの声>>0 わたしはそっと目を開けて、欠伸をひとつ。 大部屋にはきっとののちゃんもあいりちゃんもいて 目が合ったりしたら「おはよ」って笑うんだ。
大事なものがすっぽり抜けた心の穴に 冷たい冬の朝の気配が、すぅ、と通り抜ける。
布団に潜って、また微睡みの世界に 何も考えずに落ちてしまいたい………… そんな欲望を振り払うように わたしはがばっと布団から跳ね起きるのだ。]
(6) 2018/11/21(Wed) 23時頃
|
|
晴れててよかったねえ。 これなら海岸で貝が拾えるね!
[ あいりちゃんににっこり笑ってみせたけど そういえばののちゃんはどうするつもりなんだろ? 昨日会えたら声をかけたかもしれないし 話す機会がなかったらそれも仕方が無いのかも。 冬の海は身体に障るのかもしれないし。
旅館の朝ごはんは毎回不思議。 お味噌汁と目玉焼き、ご飯と紅じゃけにトースト。 トータルで見るとちぐはぐなそれを 全部腹に収めたら、さあ海岸に出掛けようか。]*
(7) 2018/11/21(Wed) 23時頃
|
|
ー 海岸 ー
[ 朝の海は凪いでいた。 きらきらと冬の陽の光を反射した波が眩しくて わたしは目を細めながら水平線を眺めた。]
へへ……昔さ、水平線の向こうに 島が見えるか探したよね……。
[ 誰とはなしに、昔話を持ち掛ける。
かいとにぃが言えば、水平線の向こうに 未踏の無人島が現れたり、海賊船が現れたり。 本当は何も見えなかったとしても 彼が見せてくれた世界がわたしの真実だった。
水平線にはもう何も見えなくて わたしは足元の貝を探すんだ。]
(11) 2018/11/21(Wed) 23時半頃
|
|
[ 私の足元の巻貝が、よちよち海へと向かっていく。 ヤドカリを見てもさすがに喜ぶ年じゃないから わたしは黙って砂浜にしゃがみ込んだ。]
あるかなぁ、大きい貝……。
[ あの時せいちゃんにあげたタカラガイは 当時の私の顔の4分の1くらいの大きさだった。 さすがにあんな大きいのはもうとれないか……。
そしたら、砂の間に埋もれるように 何かがキラキラ光っている。]
(12) 2018/11/21(Wed) 23時半頃
|
|
[ 季節外れの桜の花びらみたいな 綺麗なピンクの二枚貝。]
(13) 2018/11/21(Wed) 23時半頃
|
|
[ そっとつまみあげてみたら どれほど波や雨風に晒されたのか分からないけど それは驚くほど綺麗な状態で。
きっとアクセサリーにしたら素敵だし ストラップにしてもいいし フォトフレームにつけてもきっと可愛い。
タイムカプセルから取り出す予定の貝は お嫁さんに行く時のためのもの。 ならば見つけたこの貝は─────]
(14) 2018/11/21(Wed) 23時半頃
|
|
せいちゃん、これ、あげる。
[ ピンクの貝を彼に手渡したらどんな顔をしただろう。
彼のリアクションが気になったのも一つだけど そもそもあのタイムカプセルに眠る貝は せいちゃんが拾ったものでしょう?]**
(15) 2018/11/21(Wed) 23時半頃
|
|
[ 遠くに海賊船も幽霊船も見えやしない。 彼が呼ばないときっと何も現れない。
昔を懐かしむような声に>>20>>24 わたしは無言で頷いた。
彼が造ったのはそれはそれは綺麗な世界だった。 けれど、もう二度と戻れない。
それを考えないようにわたしは貝殻を拾うだろう。]
(41) 2018/11/22(Thu) 23時頃
|
|
[ サクラガイを渡したら、せいちゃんの顔に ぱぁ、と花が咲いた>>29
それは桜の花より鮮やかで、一瞬息を飲んだ。
そんな顔出来るなんて、知らなかったんだもの。 慌ててまたしゃがんで貝を探し始めるんだけれど まもなく聞こえてきたのはせいちゃんが貝を撒く音
「散骨みたい」>>36ってののちゃんの声も それを肯定する声も>>37 わたしは知らんぷりして貝を拾い続けた。]
(42) 2018/11/22(Thu) 23時頃
|
|
[ 拾った貝は、巻貝じゃなくても きっと海の記憶を持っている。
語る術がないだけで。
掌に持ちきれないものがぽろぽろ零れ落ちては また拾って、また零す。
彼がいなくなったのを否定し続ける子どもの心は じんわり、目頭を熱くした。]*
(43) 2018/11/22(Thu) 23時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る