91 時計館の魔女 ―始―
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[ヴェスの言葉に>>195フローラとの会話が途切れる]
ミッシェルが、……?
[彼が人狼だと言うミッシェル。 先ほどの会話が脳裏を過る。
ツェリを人狼だと疑うのかと、ツェリは何者かに襲われたのだと
酷く必死な様子で訴えてきていた。 あぁ、彼女が人狼なら、それは納得できる。
同時に思い出す。 怪我の具合を見ることはできなかったが、 ツェリが酷い怪我を、負っているという言葉。
悪魔と戦ったのならば、無傷でいるはずがなく。]
(197) 2012/05/24(Thu) 10時頃
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(ツェリ……)
[彼女の仲間を暴き、怒りを露わにするヴェス。 そんな彼の傍にいる、自分に心配する資格がないような気もするが
彼女を想い、胸の内で名を呼んだ。
ツェリがもし、ヴェスに牙をむくのなら、 自分がする行動は決まっていたけれど……]
(198) 2012/05/24(Thu) 10時頃
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[ヴェスと、ツェリ、二人に抱く罪悪感。
自分の胸の内の奥底にある。
本当の願い。
叶える為に必要なのは……どちらかへの想いを捨てること。
きっと、それは難しい。 難しいけれど、やらねば、どちらも守れないことは分かっていた。]
(199) 2012/05/24(Thu) 10時頃
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[知っているかと、言われれば>>201]
知っては、……いる。
[人狼であるミッシェルは、人にとって脅威の存在。 ヴェスの危険に繋がる存在。
だが、僅かに捨てきれないツェリへの想いが 彼女の仲間を殺すことを躊躇わせる。
いつも冷静なフローラの目が、それを失っていて 告げれば、ミッシェルのことを告げればどうなるか、 それは容易く予想できた。]
(202) 2012/05/24(Thu) 10時半頃
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フローラ、それにヴェス。
[2人と交互に見つめてから]
少しでいい、少しだけ、落ち着いて欲しい。 今から、ミッシェルを探して、運よく見つけても 人狼と対等に戦えると、思うか?
……俺は、ヘクターのように、強くない。 何かを傷つける力は、持っていないんだ。
[そう、できるのは守ることだけ、]
2人には、何の策もなしに、無謀に、危険に、
―――…飛び込んで欲しくない。
[真摯に、そう頼む。守りたい、から]
(203) 2012/05/24(Thu) 10時半頃
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[服を掴むフローラの手に、自分のそれを重ねる]
……何か、手立てはあるはずだ。 人狼に【対抗する力】が、何か……
(206) 2012/05/24(Thu) 10時半頃
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[離れていく手を見送り、守る者を見つけたという声に>>208驚く。]
守る、もの……
[小さく呟いて、二人の会話に耳を傾けていただろう**]
(210) 2012/05/24(Thu) 11時半頃
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[2人の守る者についての会話を聞きながら
ソフィアは、どうしているだろうか。と 少しだけ、妹のようなあの子を想う。
悪魔の呪いで、おかしなことになっていなければ良いのに 叶うはずもない願いだが、そう願わずにはいられない。
扉の外で、奇声が>>180聞こえた気がする。]
ん?
[気になり、扉に近づいて……そこを開けば、 廊下にはダーラがいただろうか。]
(219) 2012/05/24(Thu) 17時頃
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なっ、……
[廊下で笑いながら、壁に絵を描くダーラの姿に目を見開いた。 紅い、朱い、風景が、そこに拡がっていく。
その光景に、言葉が出なかった。]
(221) 2012/05/24(Thu) 17時半頃
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―ヴェスの部屋→2階廊下―
っ、……あぁ
[その奇妙な様子に、びくりと震える。 だが、僅かに警戒を滲ませて、ダーラを見つめ、 中の二人に危害が及ばぬように、話しているであろう二人を ちらりと見、自分は廊下に出て、扉を閉めた。]
……、もしかしれ、廊下の絵の具はあんたの仕業か?
[血の跡を隠そうとするようなそれが、この人の仕業なら 狼に通じる者か、狼そのものなのかと思い、尋ねた。]
(223) 2012/05/24(Thu) 18時頃
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[固定する言葉に、ぴくりと反応する]
あんた、……"人狼"なのか?
[人狼の仕業を隠すということは、仲間の可能性。 それか、ヘクター殺しの本当の犯人の可能性を見出して]
それとも、……人狼に、与しているいるのか?
[ソフィアの話をイアンとした時。 彼が言っていた言葉を思い出し、ダーラもまたそれなのかと
二つの問いを問いかけていた。]
(226) 2012/05/24(Thu) 18時半頃
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[人狼だったら良かったという、ダーラの言葉に]
人狼に、……なりたかった、か。
[かつて、自分も願ったことがあった。 愛した人と同じ種でありたいという願い。 僅かにこの狂気を抱いている男に近いものを感じたが、 続く言葉で、その想いは掻き消える。]
(231) 2012/05/24(Thu) 18時半頃
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……、血が、見たい……だと?
[浮かぶのは嫌悪。 そして、この男は、人間にとって、
ヴェスやフローラにとって、危険な存在だと認識する。]
誰か、殺そうとでも、思ってるのか?
[警戒を露わに、男を睨む。]
(232) 2012/05/24(Thu) 18時半頃
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[男の語る言葉に耳を疑う。]
あんた、……それでも、人間か?
[睨む目は驚愕に変わる。 だが、自分を見据えながら言われる言葉には、]
そうだな。 簡単にはやられないし、やらせない……
[再び睨む。]
(236) 2012/05/24(Thu) 19時頃
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[だが、すぐに……狂気を孕んだ言葉に、その笑顔に 僅かに肩を震わせた。]
……あんた、
[言葉が、出てこない。 自分の身を差し出してでも、見たいものとは思えない。
この男は狂ってる。
どうしようもない程に、狂っている。]
(237) 2012/05/24(Thu) 19時頃
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……、……
[男を、いつか彼が自分にしたように、探るような目でみた。 確かに、ダーラが人狼にしか興味がないのなら、 自分にとっては無害だ。
だが、縛り上げて……と語る男の言葉にぞくりとする。]
人じゃない、のなら一体なんだ。 あんたこそ、人狼を探しているということは、人狼ではないだろ。
悪魔か、妖精か……それとも、人魚か?
[相手が正直に答えるなんて思っていない問い。 問うたか、少なくとも、自分と同じ存在ではないことは 分かっていた。]
(239) 2012/05/24(Thu) 19時半頃
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人狼が見たいなら、人狼に喰われたいなら、 夜中にでもこの廊下を彷徨っていれば、会えるんじゃないか。
[自分は、誰が人狼か知っていたが、 どうにも彼に告げる気になれなかった。
なので、そんなことをぽつりと言った。
告げれば、彼は人狼の味方にでもなる気がするのも少しあり
ただ、ツェリを想うと、どんな奴でも彼女の力になってくれるなら 一瞬そんなことも考えた。
だが、そんなことを考え、そして行動する資格などない。 視線を落として、ダーラから目を背けた。]
(240) 2012/05/24(Thu) 19時半頃
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人間に、あんたから危害を加える気がないと言うなら、 とりあえずは、警戒を解く。
[言葉のまま、すぐに警戒を解くつもりもないが そう言って、部屋の中に戻ろうとした。 さらに言葉を投げかけられれば、言葉を返しただろう。*]
(241) 2012/05/24(Thu) 19時半頃
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―ダーラと話す前・ヴェスの部屋―
そう、か。
[機が満ちれば、行くという言葉に、少しだけ瞳に悲哀を滲ませる。 だが、友が行くと言うのなら、]
俺も、一緒に行かせてくれよ。
守るだけは、得意だから……な?
[淡く微笑めば、その肩を叩いた。それから、一つ確認をと、]
ヴェス、約束だけしてくれないか。 絶対に、あの花を肌身離さず、持っていて欲しい。 そうしてくれたら、俺は安心して、一緒に行けるから
[肯定でも、否定でも、答えを聞けば、『わかった』と頷いて 外の奇声に気き、部屋を出た。>>219*]
(251) 2012/05/24(Thu) 20時半頃
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―ヴェスの部屋― [ダーラが語った、人間の王子に恋をした人魚の話。 恋という下らないモノの為にと、彼は言っていたが……]
本当に、大切な人の為なら、
―――命すら、
[部屋に入りながら、とても小さな声でぽつりと零す。 部屋の中を見渡せば、ベッドで眠るフローラの姿を見つけたか。]
(265) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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っ、……フローラ、どうしたんだ?
[すぐに傍に近寄って、彼女の顔を覗き込む。]
無理、するなよ?
[彼女の髪を梳くヴェスの隣で、心配げな瞳で見つめる。]
(267) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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[何やら、逆に心配している様子に微笑む]
俺は大丈夫だから、さっきのは、ダーラだ。 狂っているように見えたが、人には、危害を加える気はないらしい。
だが、あまり近寄らない方が、いい、かもしれない。
[血が、みたいと、狼が人を喰う様を見たいと言っていた。 あちらから危害を加えてこなくても、やはり…… この二人を近付けるのは嫌で、そう忠告していた。]
人狼に、とても興味を持っていたようだったが……
[ぽつりと呟く。]
(272) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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ヤニクは、ヴェスパタインの言葉にこくりと頷いた。
2012/05/24(Thu) 21時半頃
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[狼の協力者、と聞けば]
協力、……アイツ、人狼の味方でありたいと言っていたな。
[彼の言葉を思い出して告げただろう。]
(278) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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[さらに尋ねられて>>280]
人狼に、なりたいと言っていた気がする。 それから、人狼の情報を、欲しがっている様子だった。
あとは……、あ、……
[人狼が、人を喰う様を見たいなどと言っていたこと。 告げていいものか、少し躊躇う。]
人狼、の……姿が見たい様子だった。
[思案して、少しぼかした言い方をした。]
(281) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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アイツを、気にするのは…… 何か、おかしな行動をしてからで大丈夫だろう。
それより、ヴェスの話を先に聞こう。
[ダーラのことを思い出すと、何かぞくりと来るものがあり ある程度話せば、そう切り出しただろう。]
(282) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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[ダーラと言う名について訊かれれば>>286首を横に振った。]
すまない、あの名しか知らないんだ。
ヘクター……の、悪戯。
[僅かに、表情を曇らせるが、頭を振る。 また、夜にここに来て欲しいと言われ、それにはこくりと頷いた。 フローラを気遣う様子にも気づいていたから]
では、また夜に、
[そう言って、肩を叩いて部屋を出る。 告げていなかったかと、思い去り際に自分の部屋が 隣であることも告げていっただろう。]
→2階廊下
(287) 2012/05/24(Thu) 22時頃
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[フローラのふらつく様子に]
大丈夫か? 部屋まで送ろう。
[彼女が嫌がらなければ、その手を取って部屋まで送り届けただろう。]
(290) 2012/05/24(Thu) 22時頃
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―2階廊下→自室― [フローラを部屋に送り届ける途中、 廊下の一部が掃除されていることに気付いたかもしれない>>266 ]
誰かが、やったのか。
[独り言を呟いて、無事に送り届ければ、真っ直ぐに自室へと戻った。]
(295) 2012/05/24(Thu) 22時半頃
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―自室― [ベッドの上に寝転がっていた。 天井を見上げて、深いため息を吐く。
頭上にかざした手から、はらりはらりと赤い花びらが舞い落ちる。]
何か、変だな……
[力をそんなに使っていないのに、疲労が堪り易くなってきていて 身体の異変に、僅かな不安。
魔女の強い魔力が、この館を取り巻いているせいなのか。 己より強い力に中てられているのか。
こんなことで、守れるのか。]
(308) 2012/05/24(Thu) 23時半頃
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……それでも、
[守って見せると、決めた。 初めて見つけた、特別な"人間の友人"を、必ず守ると
力を蓄えるように、眠りにつく。 約束の時間になるまで
誰かが訪ねてくれば、起きて言葉を交わしただろうが*]
(309) 2012/05/24(Thu) 23時半頃
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ヤニクは、イアンは、今何をしているかな。とどこかで思う。
2012/05/24(Thu) 23時半頃
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