314 突然キャラソンを歌い出す村5
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――フィオーレ>>21――
[結界の向こう、吸い込まれて散り散りになっていた闇が、首無しの手によって少しずつ集められる。 集まるにつれ、気配でしかなかったものはふわりと黒い靄めいたものとして視認できるようになる。 かき抱かれ、ひとつにまとまり。そこにほたり、闇の雫が落とされる。 小さな靄のたまりは、雫を飲み込み、急激に膨れ上がる。 蠢き、ねじれ、育ち。霧散していた意識が、還ってくる。 事の収束に尽力し、復帰までの便宜を図ってくれた首無しに謝意を伝えるため、靄は集まり、足元から人の形に――]
――手間を掛けたな。
[なりはしたが、質量が足りないのか。 まだ二十歳に満たないほどの、少年の姿が声を発した*]
(22) mmsk 2022/09/19(Mon) 18時半頃
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……?
[>>23安堵の視線を受け、こちらも穏やかな心地になっていたが。 人の形をとったところで、空気が変わった。 息を詰めるような音。
そういえば、ここ数日より視線が低い、ような。 見上げる首無しの視線が、手で覆われ。]
どうした? まだ、不調なのか。
[自覚なき逢魔が時は息子を心配している*]
(24) mmsk 2022/09/19(Mon) 19時頃
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心臓。
[もともと止まっている心臓ではないか、と怪訝な顔をする。 まあ、仮初とはいえ命が宿ると不調も出るのかもしれない。 いや、むしろ闇の力を戻しすぎて不調なのか。 もう一度闇を分けようかとしたら、すぐに治る>>25と。]
そうか。
[いいのか? と思っていたら、続く可愛いの嵐。 言われてはじめて、自身の姿を確認し。]
ああ。 吹き飛ばされたぶんが足りんのだな。
気にするな。
[平然と、まるで当たり前のように納得する。 笑顔が見えれば、満足したようにこちらも笑った*]
(26) mmsk 2022/09/19(Mon) 20時頃
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何故? ふむ、理由を問うか。 お前のため、といっても、納得はしないのだろうな。
[逢魔が時は口元に手を当て、思案する。 言葉を選び、紡ぎ出す。]
運命の恋を求める姫よ。 例えば――そうだな、誰でもいい。 そこにいた、石炉知人。あれがお前の運命の王子だと仮定しよう。
[屋上の方面、必死に友人のために言葉を、歌を尽くす善性を見せた少年を例示する。]
(104) mmsk 2022/09/20(Tue) 14時半頃
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あれが、ただお前と出会い、想いを告げられ、結ばれたとて。 お前はそれを、運命と感じるだろうか? 物足りぬ、これではないと、本当に思わぬだろうか? 春に儚く、夏に火傷する。 演劇に、映画に漫画に小説になるようなそれを、求めているのだろう?
[一歩、二歩、メアリーに歩み寄る。 ざわりと自身を形成する闇が蠢いた。]
(105) mmsk 2022/09/20(Tue) 14時半頃
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強大な敵を打ち倒す勇敢な英雄の姿に。 自身の危機に駆けつける白馬の王子の姿に。 心は揺れ動き、想いは生まれ、運命を覚える。
"運命"とは、闇によって造られるものだ。 それを望む、望まぬに関わらずな。
[どろりと、空気が重くなる。 粘性すら帯びそうなその感覚の中、逢魔が時は不敵に口角を上げた。]
(106) mmsk 2022/09/20(Tue) 14時半頃
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私か? 私は充分、愉しんでいるぞ。
[逢魔が時は、さらりと答える。]
私は逢魔が時。魔に逢う時。お前の『物語』の闇を呼び、行く末を見守るもの。 運命の転がる音を聞き、物語に翻弄される姿を笑うもの。 私が求めているのは、それだけだ。
[すでに、物語ははじまっている。いくつもの分岐を越え、進みはじめている。 今のこの状況すら存在し得なかったかもしれず、その偶然性、生まれる事象が逢魔が時の糧と言ってもよかった。 困惑に、恐怖に晒されなお立ち向かう人の姿も面白い。 蹂躙され、心折られ臥す人の子も、また悦楽を生む。
――そう、思っていた。]
(109) mmsk 2022/09/20(Tue) 14時半頃
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何?
[意表を突かれて、逢魔が時は僅かに目を見開く。]
――ふ。 くく。……はははは。
そう来たか。そうやもしれんな。 長らく、満足も幸福も感じたことがない。 存在するかも忘れてしまった。 一時の享楽に身を委ね、愚者を嘲笑い、次なる快楽を求めることの繰り返し。 確かに、飽いた。心の底から満ち笑うことなど、なかろう。
それを満たしてこその『物語』だと言うか。
[笑い声が逢魔が時の喉を揺らす。 その声に導かれるように、ピアノにヴァイオリンとハープの音色が混じった、穏やかで切ない旋律が流れ出す。]
(111) mmsk 2022/09/20(Tue) 14時半頃
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―――― ♪
いつかどこかの姫君は言った "あなたが私の幸福を望むなら あなたの幸福は誰が望むの" 要らぬものだと一笑に付した
失った心は影のように 傍にあっても触れられぬ 水底に沈んだ鉛のように 手を伸ばしても届かない
それでいいと 氷に閉ざしたのは私だった
(112) mmsk 2022/09/20(Tue) 14時半頃
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デウス・エクス・マキナの幸福を ひたむきに願う少女よ 凍てつく私を融かして 終わりなき闇から掬いあげるのか
アポ・メカネス・テオスの夢を 軽やかに追う少女よ お前が疲れ眠るときは 涼やかな静寂の夜になりたい――
[歌は、余韻を残してフェードアウトする。]
(113) mmsk 2022/09/20(Tue) 14時半頃
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では、お手並み拝見といこうか。夢見る姫よ。 私に"幸福"が存在するというのなら、それを教えてくれ。
楽しみにしている。
[ふわり、人型を取っていた男は真昼の空気に溶けて消える。 わずかな冷気が姫の髪を揺らした。]
(114) mmsk 2022/09/20(Tue) 14時半頃
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【TIP-OFF】 ■名前:ヴェスパタイン ■年齢:??? ■誕生日:??? ■身長:192cm(172cm) ■得意科目:なし ■苦手科目:なし
■得意楽器:オルガン・ヴァイオリン ■イメージフラワー:彼岸花 ■ペンライトの色:マジックアワー(ウォームピンクから青みの紫へのグラデーション)
『お初にお目にかかる、此度の姫君。 私は夕暮――いや、"ヴェスパタイン"。』
(240) mmsk 2022/09/21(Wed) 19時半頃
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■設定: ストーリー開始後、花園学園に現れる謎の男性。 長身で非常に整った顔立ちをしており、メアリーのことを『姫』と呼ぶ。 学園関係者ではないが、学内・フィオーレなど様々な場所で出会える。
ゴシックで荘厳な楽曲を彩る落ち着いた低音の歌声が特徴。
彼については公式でのオープン情報が少ないため、多くの情報を以下に折りたたむ。
[※以下、ストーリーの重大なネタバレがあります。]
(241) mmsk 2022/09/21(Wed) 19時半頃
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彼の正体は、『逢魔が時』そのものである瘴気の塊。 一般的には、逢魔が時とは夕方頃、昼と夜の移り変わる時間帯のことで、魔物に遭遇する、大きな災いが起こるなどの伝承があるが、夕方というただの時刻の移り変わりに対して、そうした魔との遭遇や災禍などを引き起こしているのが、このヴェスパタインという怪異――ということが、ストーリー上で明かされる。
しかし、便宜上怪異とは呼ばれるものの、現象・概念に近い存在のため、実体は持たない。 本体は黒いもやのようなもので、怪異の力で人のかたちを取ったり、完全に見えなくなったりすることができる。 気体 ↔ 液体 ↔ 固体のように、不可視 ↔ 本体 ↔ 人間体 の3形態があるようだ。 とはいえ、人間体はもやが実体を取ったというだけのもので形は可変らしく、刷屋に頼まれて黒猫の姿を取ったこともある。
(242) mmsk 2022/09/21(Wed) 19時半頃
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メアリーという『姫』が『王子』を求める物語において、物語の『障害』として呼び寄せられた存在。 桃園にいる怪異たちの力を励起したり、フラグの立った(折れた?)キャラに怪異の力を与えて目覚めさせるなど、基本的には妨害ポジションにいるものの、しっかり攻略対象ではある。
また本人曰く、中立で、どちらの味方でもない。闇は呼び起こすものの、それはメアリーの『本物の恋の物語』を彩り、『運命の王子』との出会いを創り上げるためで、メアリーと敵対するものではないと語っている。 事実、作中では石炉や黒臣、柊木や刷屋などに気まぐれに協力する一面も見られる。 最も、それはいずれもトリックスター的な行動で、自身が人間や怪異、ひいては今作の『物語』に関わることで発生する様々な事件や混乱を愉しんでいるだけのようす。そうした行動を若林や禰多から毛嫌いされている。
(243) mmsk 2022/09/21(Wed) 19時半頃
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このような一時の享楽だけを求めるどこか物悲しいふるまいを看過せず、ただの部外者、物語の外側の傍観者、かき乱すだけの存在でいようとする彼を、ひとりの登場人物として迎えてあげるのが攻略への第一歩。 怪異として恐れすぎす、直接は手を出してこないからと放置したりせず、愛情を持って手を伸ばせば、彼の凍りついた心も少しずつ応えてくれる。
なお、エンディングによって彼の今後は大きく左右される。 詳しくは自分の目で確かめてみよう。
(244) mmsk 2022/09/21(Wed) 19時半頃
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――何らかのフラグを満たしたセーブデータ――
――ほう。 あれほど嫌だ嫌だとこちらに敵意ばかり向けていたのにな。
そんなにあの『姫』が愛おしいか? それとも……私を焦らして気分を盛り上げようと? であれば、その奉仕精神には感服するな。
お前の素晴らしい精神に準じて、私からもその身体、十全に満たすだけの闇を与えよう。
[逢魔が時は、至極楽しげな笑みを浮かべる。 妖精の子。闇の歌声に真っ先に叛意を示した子。 なんていじらしく幼気なのだろうと思ったものだが、それがこうして力を請うてくるとなると、その心地もひとしおだった。]
(279) mmsk 2022/09/22(Thu) 01時頃
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[どろり。 粘性の闇が立ち昇る。 炎のような煙のような、くろぐろとした瘴気があたりを舞い、いっそ祝福するかのようだった。 懐から取り出すのは、金色の杯。 この世の最奥にある深淵から、雫がほたほたと溜まる。 それは闇よりも黒く、しかして芳しい葡萄酒のような香りを漂わせている。]
さあ。 干せ。 堕ちよ。
[あくまでも、逢魔が時はわらっている*]
(280) mmsk 2022/09/22(Thu) 01時頃
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[その少年の異例の転入には、波乱がひとつやふたつ――いや3つや4つあったかもしれないが。 最終的には理事長の鶴の一声で決まった、らしい。
本人も異論はなく、むしろ新たな生活を楽しみにしているようで、どこか上機嫌そうにしていたとか、いないとか。]
(284) mmsk 2022/09/22(Thu) 13時頃
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――桃園学園・二年教室――
『新学期もはじまってしばらく経ちましたが、今日は転校生を紹介します』 『本当なら新学期のはじめに転入するはずだったのだけど……ご家庭や身体の都合で、この時期になりました』
[朝のHR。担任の言葉に、教室内がにわかにざわつく。 新たな学友にそわそわと浮つく生徒もいれば、誰が来るかを"予期"した表情も、中にはあったかもしれない。なかったかもしれない。 それは、扉を開ける前にはまだ知れないことだ。]
(285) mmsk 2022/09/22(Thu) 13時頃
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『じゃあ、入って』
[担任の促しに、扉を開ける。]
『名前を、黒板に書いてもらえる?』
[渡されたチョークを握って、丁寧な字で書き記した四文字。 それを、君たちの覚えのあるものよりは、僅かに幼い声が読み上げる。]
葉桐夕輝。
[言葉短く言い放つ様子に、顔立ちも相まって女生徒を中心にひそひそと声が上がる。 何のことはない、朝一番からの活動にほとほと嫌気が差しているだけなのだが。]
(286) mmsk 2022/09/22(Thu) 13時頃
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『葉桐くんは、あまり身体が強くないこともあって、毎朝皆さんと同じ時間には登校できないこともあるかもしれませんが、同じクラスの仲間です』 『どうか、ずるいとか思わないで、仲良くしてください』 『じゃあ、あそこの空いている席に座ってね』
[作られた設定を、何の疑いもなく受け入れて。 担任の紹介を受け、そのまま席に着く。 途中、花輪メアリーの隣を通り過ぎれば――]
(287) mmsk 2022/09/22(Thu) 13時頃
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[笑って、ひとつ頷く*]
(288) mmsk 2022/09/22(Thu) 13時頃
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――何らかのフラグを満たしたセーブデータ――
……く。 認めておけばいいものを。
[>>295別段、本気で彼が自分を悦ばせるために力を求めず焦らした、などと思ってはいない。 それは、この妖精も知るところだろう。 にも関わらず反論せずにいられない口を、逢魔が時はなんともいじらしいものだと目を細めた。]
(303) mmsk 2022/09/22(Thu) 16時半頃
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[嫌悪感は、常に伝わってくる。 張り詰めた空気、生唾の嚥下に上下する喉元。 それらすべてが愉悦を呼んだ。
ああ。ああ、"呑んで"しまったな。]
(304) mmsk 2022/09/22(Thu) 16時半頃
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[深い闇が、100年間善性であり続けた妖精にどれほど受け入れられるのか。根付く余地はあるのか。 答えは未知数ではあったが、無に近かったろう。
わかっていて、杯を満たした。今なおそれを理解しきっていないような妖精の喉奥を通るのを、笑みを湛えて見つめていた。 妖精の体内で、闇が暴れ動くのを感じる。 とぐろを巻いて、彼のものの身体を占めんと、隙を探してはのたうち回る。 無理だろう。 ・・・・・・・・・・ 生理的に受け付けないはずだ。 あまりに、彼は、清らかすぎる。]
(305) mmsk 2022/09/22(Thu) 16時半頃
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[それでも、逢魔が時は救いの手を差し伸べはしない。 もっともそんな物を持ってはいない。
先程まで敵意を向けていた妖精が、必死に闇の雫が飛び出さないように口元をおさえ、胃の腑をおさえ。身体を折り髪の奥に隠れた目を見開き、耐え忍ぶさまを見ている。 荒い呼吸音は賛美歌のようだった。深淵の向こうへ堕ちようとした妖精への祝福の歌だ。 妖精の細い身体は、姿勢の制御を失いついにくずおれ、飲み込んだものをすべて吐き出してしまって逢魔が時の足元を汚した。 えづき、咳き込み、逆流を繰り返す。 胃液の臭気の中に、甘い甘い闇の香りがした。]
(306) mmsk 2022/09/22(Thu) 16時半頃
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―――― はしたない口だな? 欲しがったものも飲み込めないのか。
[浅い息を繰り返し、徒労に肩落とす姿がのろのろと顔を挙げた。 そこに、逢魔が時の長い指先が伸びる。 目線が合っても、逢魔が時はあくまで、わらっていた*]
(307) mmsk 2022/09/22(Thu) 16時半頃
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『突然キャラソンを歌い出す村』 ― 人気コンテンツの楽曲制作者に聞く魅力と想い ―
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今、最も勢いのあるキャラクター×楽曲コンテンツといえば『突然キャラソンを歌い出す村』。 それぞれのキャラクターに対し、それぞれのライター、それぞれの楽曲制作者がつき、一本のストーリーを織りなす秀逸なコラボレーションを遂げる作品が、今回でナンバリング5作目を迎える。
ストーリーの評価もさることながら、楽曲の評価ももちろん高い本作。 『突然キャラソンを歌い出す村 5th Season』にて、キャラクター『ヴェスパタイン』の楽曲を担当された『カミナルカナ』のおふたりに、楽曲それぞれの解説を交えながら話を聞いた。
(308) mmsk 2022/09/22(Thu) 17時半頃
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――まずは、お二方の簡単な紹介といいますか。『カミナルカナ』について教えて下さい。
Camina(以下カミナ):はい。私達双子の音楽ユニット『カミナルカナ』です。私Caminaが作曲をしていて。 Lucana(以下ルカナ):で、私Lucanaのほうが主に詞を書いています。歌うときは二人で、なんですが――
――今回は、楽曲提供ですよね。
カミナ:そうなんです。自分たちの歌わない歌を作る、っていうのが新鮮で。自分の歌じゃないんですよね。私達のテイストを求められての楽曲依頼だっていうのは、もともとお話伺ってましたし、今回のキャラクターの、ヴェスパタインさんを見て理解できたんですけど。 ルカナ:でもやっぱり、作詞大変でしたぁ! どうしても私達、いつも女性視点の歌を作ってしまうので。男性視点の歌を作るっていうのが、なかなか。その点、お姉ちゃんはいつも通りでいいなって思ってたんですけど。 カミナ:とはいえ、キーとかもありますからね。いつもよりオクターブ、どころかもっと低いかな。普段使わない音なので、大変ではありました。
[>next:おふたりの熱い想い] - [1] 2 3 4 5 6 7 -
(309) mmsk 2022/09/22(Thu) 17時半頃
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――今回『突ソン』に参加してみて、どうでしたか?
ルカナ:これ、これどこまで言っちゃっていいの? カミナ:ダメだったらその、カット、カットお願いしますね?(指で×を作りながら)その、私達、もとから『突ソン』、ずっとやってるんですよ! もうすごい好きで! ライブとかいって!
――もともとお好きなシリーズへの参加となったわけですね。
ルカナ:はい。だけど、やってる間は私達、アーティストじゃないんで。ソフィアで、ナツミで、グロリアで、ヨーランダなんで。だから、まさかこんなお話くると思ってなかったんですよ。 カミナ:しかもほら、ライターさんによってはずっと同じ方と組んでる方もいますよね? だから、私達が選ばれる可能性ってすごい低いと思ってました。 ルカナ:そしたら今回のオファーですよ!? お姉ちゃんと何回かお互いを叩きあったりして夢じゃないこと確かめました。
(310) mmsk 2022/09/22(Thu) 17時半頃
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――仲がいいんですね(笑)ライターさんについては、どうでしたか?
カミナ:ライターさん確認したら、「は? 神が来る――」って気が遠くなりました。 ルカナ:お姉ちゃんずっと剣真(注:『突ソン』2作目の登場キャラクター)担なんで。こないだのバースデーの時もひとりで祭壇作ってスイココ(注:突然キャラソンを歌い出す村シリーズのスマートフォン用ゲーム『スイートココナッツ』の略称)ガチャ回してました。 カミナ:いやでも、あの人なら納得なんですよ。KARAQ(注:前述キャラ『八磨剣真』の楽曲作詞担当)さんとか、時々女性起用されてるんですよね。 ルカナ:私もユキちゃん(注:『突ソン』3作目の登場キャラクター)、ルイ(注:『突ソン』4作目の登場キャラクター)ってきてるんで、結局私達姉妹あの人の書くシナリオというかキャラに弱いんですよ! カミナ:その人が私達を直々に指名だったので、一回、一回信じられなくて寝ました(笑) ルカナ:ちょっと落ち着こう、やっぱり夢かもしれないって。
(311) mmsk 2022/09/22(Thu) 17時半頃
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――未だにその時の空気感が伝わってくるようです。
カミナ:ものすごく驚いたし、舞い上がりましたからね。そこを超えて以降は、やっぱり楽曲制作期間の短さとかで大変なところはありましたけど、それを軽く超えて天国でした。 ルカナ:そうだね。さっきも楽曲提供自体の大変だったところをお話しましたけど、そういった苦労はあったんです、確かに。 カミナ:でも、大好きなシリーズの、大好きなライターさんに、私達の楽曲を使ってもらえるって、それ以上に幸せでしたね。 ルカナ:そんな幸せの中で作った曲にしては、カミナルカナなんで相変わらずの感じなんですけど(笑) カミナ:それでも、キャラクターを突き詰めた楽曲を提供できたと思うので、ぜひ皆様、プレイしながら聞いてください!
[>next:提供された楽曲について] - [1] 2 3 4 5 6 7 -
(312) mmsk 2022/09/22(Thu) 17時半頃
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――それでは、ここからは提供された楽曲についてお話を聞かせてください。
カミナ:はい。ストーリーに触れる面も出てくるかと思いますので、できれば皆さん、プレイしてから読んで下さいね! ルカナ:って、記事でこういう事言うのもなんだか申し訳ないですけど。よろしくお願いします!
(313) mmsk 2022/09/22(Thu) 17時半頃
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【光の中の眠り姫】>>0:29 >>0:139 高らかな鐘の音からはじまり、ピアノの装飾音がきらびやかな、オープニングの期待感を思わせる一曲。
カミナ:これは〜……なんというか、最初に聞くと「このストーリーはどうなっちゃうんだろう?」っていう、物語のスタートのイメージを込めたんですけど。ルカナが、ヴェスパタインっていうキャラクターの、最初に聞く曲になるなら、彼自身の立ち位置とか、考えとか……そういうのも含めた曲にしたいって言ってたんですよね。 ルカナ:そう。そうなんですよ。だから歌詞は、まだはじまってないよ、これからだよ、のオープニング感も出しつつ、やっぱり基本的には『ヴェスパタイン』の曲として書いてます。自分はストーリーそのものにどういった結論も望んでいなくて、けど、その結末にたどり着こうとしてるメアリーを見守ってる。さあ早く起きなよ、って。 カミナ:なんで、曲の方もそういう見守りとか、期待とか。そういうテイストを入れました。2周めに意味が変わる曲になってたらいいですね。
(314) mmsk 2022/09/22(Thu) 17時半頃
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『逢魔時の序曲』 >>1:84 >>1:86 オルガンとピアノの力強く太いメロディ。深く低い音が響く、闇の声を思わせる一曲。
ルカナ:きたきたきた〜! ってヤツ(笑) カミナ:ドーンと強くキャラのイメージが出る曲なので、これはもう重々に作らせていただきました。やっぱりこういうの好きなんですよ。これを求めてくれたんですね! って思って、テンション高めに。曲は低めに(笑) ルカナ:歌詞の方もそれこそ私達テイストですね。『紫炎匂い立て』なんてあんまり今までのシリーズで言わなかったんじゃないですか? カミナ:ふたりで代表曲を作るつもりでやった一曲、味わってもらえると嬉しいです。
(315) mmsk 2022/09/22(Thu) 17時半頃
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『暗夜の奇劇』 >>1:192 天空へ伸びるような高らかなオルガン。ダーク・メルヘン・ストーリーが、ここに開幕する。
カミナ:これは、あれですね。最初に作った曲です、たしか。 ルカナ:そうですね。なんで、今見るとあんまり『ヴェスパタイン』の曲じゃないかなって思うところもあるんですけど。でも、闇とか、舞台とか。そういうテイストはちゃんと入ってますね。 カミナ:今回全体的にいただいてるテーマが「裏の世界のおとぎ話」とか「究極に美しい闇」みたいな感じだったんですよね。それをもらって最初に「わかりましたー!」って書いたのが、この楽曲です。 ルカナ:で、私達のテイストを本当にライターさんが気に入ってくださって。そこから本当にスタートしたって感じです。 カミナ:なので、作品のファンの方だけじゃなくて、カミナルカナを応援してくださってる方にも、刺さる曲になってるといいなって思います。
[>next:ストーリーが進行していっての曲**] - [1] 2 3 4 5 6 7 -
(316) mmsk 2022/09/22(Thu) 17時半頃
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『指環の行方』 >>1:285 オルゴールに笛の音色が交じる、静かながら幻想的な一曲。姫が選ぶ運命を歌いながら問う。
カミナ:あっ、ここからメアリー曲ゾーンですか。 ルカナ:そうだ、ここからゾーンだ(笑)これはあれですね、明確にメアリーを意識した歌になってます。実際メアリーっていろんな人に慕われてるんですけど、それを踏まえてなお「運命の人じゃなきゃイヤ!」って言ってるのをかぐや姫になぞらえつつ、思う歌ですね。 カミナ:この段階のメアリーって、運命を欲しがる割に、運命ってまだなんだかわかってない。本当に運命がそこにあっても、まだ手を取れない。そういうところかぐや姫だねって話をルカナとしたんですよ。 ルカナ:そうそう。でも、ヴェスパタインって存在は日本の信仰とか考え? みたいなところをベースにしてるけど、別に古風なキャラじゃないので、この曲でも和テイストにはしないで、指環ってフレーズで現代に寄せました。 カミナ:曲もそれに寄せてます。和テイストではない。ゲーム中でShort Ver.しかまだ聞いてない人は、Fullも聞いてみてほしいなー。指環、欲しがってますよ(笑)
(531) mmsk 2022/09/23(Fri) 19時頃
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『孤月の耽溺』 >>2:65 >>2:66 寂寥感と穏やかさのあるピアノのメロディ。何を求めても、世界は闇。救うもののない月は孤独。
ルカナ:それで、これですね。寂しいヴェスパタインだ。 カミナ:私この『空は紅碧』ってフレーズ好きなんですよ。紅碧ってご存知です? あの、夕方近くなって空が色が濃くなる感じっていうか、すこーしだけ赤くなるっていうか。それが紅蓮に燃えても、真っ赤な夕空に明るくなっても、ヴェスパタインの心は真っ暗で、そんな光も届かない。えっ、わたしの妹、エモすぎ……? ルカナ:お姉ちゃんが全部言ってくれた(笑)そうですね、これはキャラクターの本質みたいなところを歌った歌です。結局引っ掻き回して迷惑行為が多くて変な人だけど、もう長いこと生きすぎて、しかも存在としても……えーっとどこまで言っていいんだろ。まあ、暗い人じゃないですか(笑) カミナ:言い方(笑) ルカナ:(笑)でも、ほんとは幸福になれない自分、みたいな線引きもあって、深く踏み入らない、そこには幸せはない、それでいい、みたいな考え方をしてる。だからこうなんだ、そんな思考開示の曲ですね。
(532) mmsk 2022/09/23(Fri) 19時頃
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『―美味狂餐―』 >>2:250 >>2:251 >>2:253 豪奢なオルガンの調べが、狂乱の宴のはじまりを告げる。物語を動かす存在としてうたう歌。
カミナ:これは、もう、作ってる方は楽しすぎる曲ですよ。書きたい音全部書いて、そうしたら最高の歌声で『甘美なる酩酊にその身委ねよ』。 ルカナ:私達が歌うと高くなるからね、このフレーズはもう、この低音で歌ってもらうほうが俄然、神性。鼓膜から酔う(笑) カミナ:なのでもう、曲はオルガンで強め重めにしました。キメ曲のつもりで。もう、教会とかで歌ってほしい。 ルカナ:こんな教会こわいなあ……(笑)けど、キャラとして他人に力を、しかも闇の力を与える、ですからね。ここは、可能な限り美麗に、耽美に、を意識しました。 カミナ:ゲーム中では他のキャラがアレンジしたバージョンなんかも流れるし、いっそ私達もアレンジしてライブとかで歌おうかな。 ルカナ:今低音がいいって言ったのに!? でも、いいね。計画しましょう。今言ったから本当に出来るかはわからないですが! 乞うご期待!
[>next:大きなイベント・節目の曲] - 1 2 3 [4] 5 6 7 -
(533) mmsk 2022/09/23(Fri) 19時頃
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『覚醒めよ悪辣』 >>3:93 >>3:94 >>3:95 人を闇に堕とす、禁忌の契り。不協和音が不穏に響く、歓喜と祝福の歌。もう、戻れない。
ルカナ:で、前の曲から引き継いで、これですよね。これはお姉ちゃんがノリノリで作ってた曲だ。 カミナ:だって〜(笑)楽しくなっちゃうんですよ、こういう曲。だって私、曲作るときいつも『さあ、堕ちよ』って思ってますもん。私達の世界に堕ちてきてほしい。 ルカナ:発言が悪魔だよお姉ちゃん。でも、そのテンションに負けないように私もいつも詞をつけるんで、同罪かな。けど、なんかこんなにやりたい放題して、ちゃんとみんなヴェスパタインのこと好きになってくれるのかなって不安にはなりますね。 カミナ:大丈夫、最低でも私達ふたりヴェスパタイン推してるよ。推してく。次のライブでもマジックアワーのペンラつける(笑) ルカナ:お姉ちゃんナイトパープル卒業できるの!?(笑)でも、そうだね。誰にも刺さってなかったら、草の根で私達から広げていこう。ヴェスパタインを。これ読んでるみなさんもよろしくお願いします!
(534) mmsk 2022/09/23(Fri) 19時頃
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『機械仕掛けの神は雪解けの夢を見る』>>112>>113 ピアノにヴァイオリンとハープ。3つの楽器が切なくそして愛おしく織りなす、旋律の螺旋。
カミナ:この曲は恋愛ルートにしっかり入ったときの曲、ということだったんで、あんまり重くしないで、静かに、穏やかに。の曲ですね。 ルカナ:ヴェスパタインは、自分が幸せになることを初めから考えてないんですよね。明らかに敵対しているし、メアリーに選んでもらえるとまったく考えてない。だからこそ、この歌が生まれたし、必要だった。 カミナ:いらない、関係ないって思っていたところに、手を伸ばす。掬い上げて、冷えた身体をあたためてくれる。それがね、嬉しくないわけではないんです、ヴェスパタインは。 ルカナ:そうそう。それに、メアリーがどんな物語を作るか楽しみにしてましたからね。拒否はできないですよ。どんなにイヤイヤ言ってもね。こんな自分を選ぼうというのか、じゃあ幸せにしてみろ。って思うし、本当に幸せにしてくれるなら、メアリーに寄り添ってみたい。 カミナ:ルカナがそれだけの思いを込めて歌詞を作ってくれたんで、聞いて、二人の世界に浸ってくれたら嬉しいです。
(535) mmsk 2022/09/23(Fri) 19時頃
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『想いの河』 >>4:207 ひとり、感じるのは息づく想い。忘れたはずのものを呼び起こすノスタルジック・オルゴール。
ルカナ:ああこれ! これ、これ語っていいですか? これ語っていいですか? カミナ:どうぞ。そうだね、これ思い入れあるよねルカナは。 ルカナ:そうなんですよ。ヴェスパタインのキャラクターを見せてもらったとき、どこかに糸杉のモチーフを入れたいなと思っていて。糸杉って、ヨーロッパではお墓の周りに植えたりして、棺とか十字架とかの原料にしたりするんです。だから、花言葉も「死」とか「永遠の悲しみ」とか「哀悼」「絶望」とか。 カミナ:なんですけど、反対に光や生命、豊穣のシンボルでもあるんですよね。なので、深い闇の中にいるヴェスパタインが、糸杉の密度のたかい葉の隙間から、一筋、細い光を見つける。そんな歌……だね? 何度も聞いたから覚えた(笑) ルカナ:そう!(笑)オフィーリアも語りたいけど、文字数足ります? やめとく? わかりました。どこかで機会があれば!
[>next:物語の結末へ向けての穏やかな曲**] - 1 2 3 4 [5] 6 7 -
(538) mmsk 2022/09/23(Fri) 19時頃
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[
カラーン……
カラーン……
カラーン……
]
(570) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時頃
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[暗転で落ちた照明。 長い間のあと、舞台の静寂を破ったのは鐘の音。
遠く響く音は、『光の中の眠り姫』の出だしにも似ていて、今回のセンターを知る観客から、ざわざわと黄色さを交えた声が上がる。]
(571) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時頃
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突然キャラソンを歌い出す村 〜5th Season〜
5th Anniversary Live
(572) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時頃
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[スクリーンに表示されたロゴに、期待の空気が高まっていく。 はじまる。 けれど、いままで耳慣れた曲たちとはリズムや、音程が違う。 アレンジだろうか、と見る人の意識に疑問が浮かびはじめる頃合いに、舞台にはスモークが焚かれる。
はじめ暗い中に焚かれて見えにくかったスモークに、ライトが当たる。 青みの紫とウォームピンクが混じったそれは、イメージカラーというよりも、現実そこに夕暮れの、幻想的な空模様が映し出されたような光景。]
(573) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時頃
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[夕暮のスモーク。 その中に、徐々に人影が見えてくる。]
今、お前の手を取ろう――――
[マイクを手に現れた姿が紡いだ、聞き覚えのない台詞。 それを後押しするのが、誰も聞いたことのないピアノの旋律。 ざわつきは色めき、スクリーンに曲名が出た瞬間それは確信を伴って歓声に変わる。]
(574) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時頃
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『光は灯となって』
[誰も知らない、新たな曲名だから!]
(575) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時半頃
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[スクリーンの曲名は、風が吹くようにひらひらと舞い散り、逢魔が時の背後には、傾きかけた陽に金色に染まる丘の映像が映し出される。]
―――― ♪
光の中 お前が微笑み 眩しさに 目を細めた
[映像の中、メアリーが遠くから微笑みかける。 きらきらと、木の葉が光を弾いた。]
(576) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時半頃
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木漏れ日がさざめき みどりの風が吹く
[映像とスモーク、2種の演出がステージを彩る中、逢魔が時は歌詞にあるように穏やかに目を細めて静かに歌っていた。 舞台にも風が吹き、長い髪を揺らす。]
(577) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時半頃
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来春を待ちわびるよな 初めての感情(おもい)
[歌声は、暗さをまとわず、いっそ優しさに満ちている。 観客と目が合うと、微かに首を傾げ、目を細めた。]
(578) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時半頃
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俄に信じられなかった この胸の奥に 愛おしさの灯が ともるなどと……
[目を伏せ、片手を胸元に当てる。 その手で自身の鼓動を確かめるよう、しっとり歌い上げ]
(579) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時半頃
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ああ 許されるなら この時間に鍵をかけて 閉ざしてしまいたい
[胸元に当てていた手を、懇願するように上にかかげる。 それは見ている面々に語りかけるようでも、天空に語るようでも、メアリーに語るようでもあった。]
(580) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時半頃
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時を止め永遠に 夢の間に間に
[背後のスクリーンに、金色の振り子の映像が重なる。 穏やかなゴールデンアワーの風景はセピア色に古び、アンティークな時計の針がくるりと一周すると、時を止めた。 振り子も止まり、メロディーも徐々にテンポを遅く――]
(581) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時半頃
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ああ 理解っている そのとこしえをお前が 望まないことも
[しかし、時は再び進み出す。 それは逢魔が時の心の現れのように、ゆっくりと、しかし確実に。]
(582) mmsk 2022/09/23(Fri) 22時半頃
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歩み出した私が 光に向かおう
[こつこつと靴音を鳴らしながら、ステージを右へ、左へ。 それは時計の針音にも似て、秒針を刻むように。]
(583) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時頃
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もう恐れはしない 心を開くのを お前の慈愛に揺蕩い 夢を見よう
[スクリーンには一面、純白の羽根と薄桃色の花びらが交じり吹き上がる。 それらは凍った時を押し流して、再び丘を映し出す。]
(584) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時頃
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[先程までと違うのは、スクリーンに映るメアリーが丘の上に佇み、純白のドレスに身を包んでいることだった。
ほのかに光を纏ったようなメアリーは、その表情に愛を宿している。]
(585) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時頃
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もう迷いはしない その手を取ることを 愛という名の銀の指環 お前のその指に ――
[スクリーンに映ったメアリーに、逢魔が時が手を伸べる。 それに応えるように、メアリーの手も重ねられて――]
(586) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時頃
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[
カラーン……
カラーン……
カラーン……
]
(587) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時頃
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[再び響き渡る鐘の音とともに、舞台は暗転する。 床面に薄く満ちていたスモークも、次第にはけ。
あとは二人を祝福するような空気だけが、場に残っていた――**]
(588) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時頃
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――皆野瀬市・夜>>528――
[ふと、呼び声が聞こえた気がして顔を上げる。 月はさえざえと、冷ややかだ。 物語の舞台装置から、花園学園2年生に華々しく転職した葉桐夕輝は、高校生の過ごす夜長らしくフィオーレの居室で自堕落を極めていたが、それでも"呼び声"には過敏だ。
それが、己が主人と定めた男であればなおさら。 今は手も空き、退屈していたところ。 家主の目を盗んで、するりと窓から黒い靄が抜け出した。]
(596) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時半頃
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[夜の街に堂々と出られる呼び出しはありがたい。 なにせ高校生の姿では、活動時間たる夜に出歩けば、補導の憂き目が待っているのだ。 一度暁平が警察に呼び出されてからというもの、なかなか出歩く機会がなかったのだが、主人の呼び出しとあらば別だろう。
公園の空気に、黒い靄がかかる。 次第にそれはすべり台の近くに集まって、足元の方から人のかたちを形成すると、音もなく地に降り立った。]
どうした? こんな時間に。 こちらとしてはありがたいが。
[聞けば。 無邪気に、闇の力を呑ませろと請われた>>529。]
(597) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時半頃
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――いいのか? 私は構わんが、楽なものではないぞ。
望みの力が得られるかどうかもわからん。 身体が受け付けないことも、あるやもしれんな。
[この男に限って、あの妖精のように吐くことはないような気がしていたが。 後出しでクレーム>>3:117が入ったこともあるので、念の為事前に伝えておいた。]
(598) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時半頃
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まあ、お前も止まる男ではないか。
[指先から液状化し、ほたほたと闇の雫を作り出す。 暗黒よりも暗い雫は、重力に逆らってくるくると宙で回転し、地に落ちることはない。]
呑み込め。
[葉桐夕輝――否、逢魔が時は、笑いながら相良黒臣を見た*]
(599) mmsk 2022/09/23(Fri) 23時半頃
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『咎人の子守唄』 >>5:68 眠りへ誘う、子守唄。風が揺れるようなアンビエント・サウンドに心癒やされる。
カミナ:これは、ゲーム中のシーンと合わせて聞いてもらうことでずっと良さが増すと思います。そんなことを意識して作りました。 ルカナ:もちろん、曲単体で成立するように作ってはいるんですけど。それでも、これは『ヴェスパタイン』の大事な曲なので。 カミナ:今までの行動は悪とか闇に寄ってたけど、じゃあ悪い人なのかって言うと、助けてほしいって声には応える。 ルカナ:ただ周りの声を聞いて回ってるんですよね。ただ力が大きいから、それによってもたらされる変化も大きいし、自分を頼る・頼られることで起きる物語の展開なんかを楽しんでる。 カミナ:そんな自然体だったり、とらえどころがなかったりする感じを表現するのに、なるべく音数をすくなくして、風の音とか草や葉っぱの音とか、自然音のサンプリングを重ねて表現しました。
(689) mmsk 2022/09/24(Sat) 15時半頃
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『少年のみちゆきへ』 >>6:223 >>6:224 ヴァイオリンのなめらかな旋律が耳に優しい、静かな応援歌。心を支えられ、一歩前へ。
ルカナ:それで、こっちも人に向けた穏やかな曲なんですけど。でも、『咎人の子守唄』とは明確に違うイメージで制作しました。 カミナ:さっきの曲は、願われてそれを聞き届けた歌なんですけど、これはヴェスパタインが自主的に、人を祝福するための応援歌なんですよ。 ルカナ:しかも、ルートや選択によって歌いかける人が違うんだったかな。あ、ゲームに使う楽曲って確かにそういう使われ方するよなって思って。だからタイトルは『少年のみちゆきへ』になりました。 カミナ:少年って言葉は男の子のイメージが強いかもしれないですけど、実際は女の子も少年のくくりのうちですよね。登場人物を前にしたとき、大人組は別ですけど、学園の子たちは等しく見守りたいような『少年たち』に見えるかと思って、このタイトルになりました。 ルカナ:誰に歌うルートがあるか、探してみてくださいね!
(690) mmsk 2022/09/24(Sat) 15時半頃
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『光は灯になって』 >>576>>577>>578>>579>>580>>581>>582>>583>>584>>585>>586 響き渡る、祝福の鐘。止まっていた心と時を動かす、幸福なピアノの旋律に感動する。
ルカナ:はい! ここでついに……ですね。今回のアニバーサリーでお出しした新曲! カミナ:これは、敢えてちょっとだけカミナルミナテイストから外してほしいというリクエストでお話いただいてました。ずっと闇の世界に行きてきたヴェスパタインが、メアリーの愛や優しさに触れて、そこから出る決心をした曲ですから。 ルカナ:じゃあ私達の作る闇の中にいたままじゃだめだなって。でも私達が書いてますから、どうしたって出ちゃうテイストはある。 カミナ:それが彼の根幹として見えていながら、本人は変わろうとしたんだ、っていうのがこの曲から出ていればいいなって思います。 ルカナ:はじめての感情、って書きましたけど、もしかすると初恋ってわけじゃないのかな、って思ってます。でも、こんな風に彼を外に向かわせるような愛は、今までなかった。そう感じながら聞いてもらえたら、嬉しいです。
[>next:近日リリースのベストアルバムに向けて] - 1 2 3 4 5 [6] 7 -
(691) mmsk 2022/09/24(Sat) 15時半頃
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―― ありがとうございました。おふたりの今回の楽曲についての思いがたくさん聞けて、大ボリュームの記事になりそうです。
カミナ:いえ、こちらこそありがとうございました! ルカナ:私達のテンションと愛が重くなってなかったら幸いです。
―― ところで、近日リリースのベストアルバムがありますが、あちらの収録曲は……?
ルカナ:あー! しー、ですよ、しー。 カミナ:まだ楽曲情報出てないんで! けど、皆さんの大好きなあの曲やあの曲が、各キャラから一曲ずつ収録されます。 ルカナ:でも、妄想するのは自由ですからね! あの人ならあの曲が入っててほしいなーとか。 カミナ:そうそう。侑伽くんなら『Distantly』>>3:319>>-490>>-491がいいな〜とか。タルト曲なら案外『ブルー・ブルー・アース』>>1:449が好きだなとか。 ルカナ:沙羅ちゃんの「ふざけないでよ恋煩い」かわいいな〜、とかね!(注:『身の丈知らずの恋煩い』 >>7:40 >>7:41)
(692) mmsk 2022/09/24(Sat) 15時半頃
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カミナ:みなみちゃんは『雨曝〜Outro〜』>>5:453>>5:454>>5:455>>5:456かな。マスターは『首無し武者の手懐け方』 >>82 >>83が好き。やっぱりルート解放が好きなんだ、ソンのオタクだから。 ルカナ:地球とショコラは今回のもう一つのメインストーリーって感じで、迷うんだけど……『NEXT TO...』>>8:38>>8:39>>8:40>>8:41とかは泣いちゃう。 カミナ:デュエットも3曲入りますからね。私だったら『Super Innovation × 代数x&y』>>0:150>>0:168と、『Battle Princess!』 >>5:226>>5:241は外せない。それから地球とショコラの、1st Anniversaryのあの曲かな! ルカナ:あの曲アルバムに入ったら、初音源化かな? 入ってほしいな〜。
―― ここまでは、あくまでおふたりの希望、というお話ですよね?
カミナ:そうです。妄想、妄想。好きな曲並べただけ! ルカナ:本当に入る曲もあるかもしれないし、ここに上がってて入らない曲も当然あるはずですよ。そこはもう、お楽しみに! です。
(694) mmsk 2022/09/24(Sat) 15時半頃
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―― そうですよね。こちらも楽しみです。本日は最後まで、楽しい時間をありがとうございました。
カミナ:こちらこそ! ありがとうございました。 ルカナ:ベストアルバム、買ってね〜♡
怒涛の勢いで突き進む、『突然キャラソンを歌い出す村』。ゲーム本編やアニバーサリーライブ、ベストアルバムの発売と、精力的な展開に、まだまだ目が離せなさそうだ。
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(695) mmsk 2022/09/24(Sat) 15時半頃
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■TIP-OFF 2:逢魔が時/ヴェスパタイン
一周目から攻略自体は可能。ただし、きちんとルート解放をしていかないと敵対したまま終わってしまう。 逢魔が時自体から直接メアリーに対して関与してくるのは自己紹介イベントくらいのもので、あとは周りを操ったりちょっかい出したりして遊んでいるので、その時にきちんと逢魔が時に対して触れておき、忘れずに手を伸ばすようにしていかないと、ただの観察対象から抜けられない。 特定イベントを超えるとそのプレイにおけるルートが解放され、攻略可能に。以降友好度が恋愛的なフラグで動くようになる。
(729) mmsk 2022/09/24(Sat) 21時頃
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■初期友好度 全員フラットではじまるが、開始後すぐに上下する。人が右往左往していたり大変な目に遭うのを愉しんでいるようで、さまざまなイベントとともに変化がある。たいてい逢魔が時の好感度が上がっている時、相手の逢魔が時への好感度は下がっている。 メアリーも同様だが、メアリーの不幸は基本的に王子が解決するものと思っているので、あまり心動かない様子。困難に負けずに勝ち気に、真っ直ぐ前を見ていくような選択を取ると興味を引けるのかじわじわ上がるが、まともに動くようになるのはルート解放後。
■よくいる場所 学園応接間(イベント前まで) フィオーレ 皆野瀬神社 (ただし、能動的に会いたい場合はそのように願うとやってくる事が多い)
(730) mmsk 2022/09/24(Sat) 21時頃
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■主なイベント ・逢魔が時 自己紹介イベント。『逢魔が時の序曲』に台詞として挟まれる逢魔が時の名乗りを聞いた後に、玄関で直接遭遇する。ルート解放前はここ以外能動的に接触してくることはないので、もしルート解放前に好感度を上げたいときはここでの選択を誤らないようにしよう。
・本当の犯人 逢魔が時のルート解放イベント。夜、逢魔が時とマスターの過去の夢を見たあと、屋上で花火事件を起こしている柊木に会ってから逢魔が時を追いかけると発生。発生=ルート解放ではなく、選択肢によっては折れるので、きちんと逢魔が時に向き合う姿勢を見せよう。
以下、ED詳細。
(731) mmsk 2022/09/24(Sat) 21時頃
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【1】運命の姫君――ヴェスパタイン 条件1:逢魔が時との友好度MAX 条件2:最終戦で物語の役割をなくす 条件3:他のEDの条件を満たさないor自主的に捨てる 条件3:逢魔が時に告白する
すべては物語の枠を超え、メアリーへと収束する。 彼女の手が選んだ運命の相手は――
通常逢魔が時ED。逢魔が時という怪異を受け入れ、愛を育むルート。彼自体なかなか心を開かないが、幸福を手放していた逢魔が時が再び幸福を手にするのは一見の価値あり。 最終戦で物語の役割を失わせると、迎えるEDに関わらず逢魔が時は皆野瀬に残留する。舞台がなくなり、舞台装置としての役割が失われたため、フィオーレに居着く。最終戦前に逢魔が時の一部が損失していると高校生の姿になり、花園学園に転入してくる。
(732) mmsk 2022/09/24(Sat) 21時頃
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【2】皆野瀬の女神 条件1:全員の友好度平均が85%以上 (逢魔が時が最高である必要はない) 条件2:逢魔が時の友好度90%以上 条件3:最終戦で全員の幸せを願い、完遂する 条件4:逢魔が時の手を取る
『女神の慈愛』というものを、この目にした。 神性に包まれたそれは、闇すら照らし。 私の心の暗い影さえ照らしてくれる――
全股攻略が条件になる珍しいED。ひとりに尽くす愛ではなく、すべてを平等に愛し、愛された主人公が、それでもなお逢魔が時という怪異に手を伸ばしたときに到達する。 女神の奇跡から、逢魔が時は完全に人間としてこの世に生まれ直す。メアリーと逢魔が時が同じ時を歩めるようになるED。
(733) mmsk 2022/09/24(Sat) 21時頃
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【3】堕落の乙女 条件1:ルート未解放のまま逢魔が時の友好度50%以上 条件2:「逢魔が時の」他全員への友好度がスタート時より10%以上プラス 条件3:夜に丘に逢魔が時を呼び出し、闇の力を求める
あたしの物語は、楽しかったかな? そう……それなら、いいんだ。 じゃあ、ご褒美をちょうだい? あなたと同じところまで、堕ちていきたいの――
逢魔が時自身の友好度(≒逢魔が時がいかに今回のルートや物語を楽しく、好ましく思っているか)が重要になるルート。 また、逢魔が時ルートを解放していないことも条件になる特殊ED。運命の恋を捨てて、闇に堕ちるために全力を注いだメアリーだけがこの結末を迎えられる、主人公闇堕ちED。
(734) mmsk 2022/09/24(Sat) 21時頃
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――その頃、花園を騒がせた転校生は――
[葉桐夕輝は、この季節感も現実も無視した文化祭を、のんびり楽しんでいた。 特に何の違和感も抱かずのんびりできるのは、ひとえにこの事象の半分くらいは自分の力由来であることに起因するのだが。 もしそうでなかったとて、この状況を面白がるものはいても、異常と感じるものはいまい。 そういう力が、働いていた。
その力の持ち主は、今どうしているやら。 "対話"を塞がれている以上、こちらとの接触を願うこともおそらくできず、今は主がどこにいるかを自身も認識していない。 まあ、あれの求めるものは往々にして"逢魔が時"の性質によく合い、興味を引くものが多かったから、常に同行していても良かったのだが。 せっかくだから、自分の意志で、この文化祭を歩いてみたかった。]
(816) mmsk 2022/09/25(Sun) 01時頃
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[なにせ逢魔が時は、この結末に大変満足していた。]
(817) mmsk 2022/09/25(Sun) 01時頃
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[面白いではないか、この祭りは。 怪異も幻術も人間も奇跡も何もかも混じり合って。 それぞれが否定も嫌悪もすることなく、自然とそこにある。笑い合っている。 ここまでのことを成すと思っていなかった。 花輪メアリーという姫の引力なのか。 文化祭の立役者らしい相良黒臣がすごいのか。 花園学園に集った今回の登場人物のすべてが、相乗効果で起こしたものか。 おそらくそのすべて、なのだろう。
面白い。 人間の破滅や堕落や狂乱を食い物にしていっときの快楽を得てきた逢魔が時は、今、人間の起こした奇跡的な幸福の中、穏やかに満たされた心地で微笑んでいた。]
(818) mmsk 2022/09/25(Sun) 01時頃
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[ところで、それはそれとして。 今逢魔が時――葉桐夕輝は、別種の幸福の中にいる。 瘴気や低級の怪異を惹きつける逢魔が時の性質が、『ふれあいどうぶつコーナー』の怪異たちをごろごろに懐かせている。
数匹のすねこすりに囲まれて、よしよしと転がして遊んでいた*]
(819) mmsk 2022/09/25(Sun) 01時頃
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[小屋の一角が騒がしく、柵の閉まる音がして、顔を上げる。 好奇心旺盛なすねこすりが何匹かそちらへ向かっていった。
その方向を、なんとなく見て、目が合う>>823。]
何をしている?
[明らかに見覚えのある人間が収容されていた。 奇妙なつけ耳と衣装を纏った姿は、確かに怪異的だが。 とはいえ怪異にも動物にも見えなかったので、シンプルな疑問を投げた。 人間を動物のくくりに入れて展示する企画とは思いがたい。
すねこすりは刷屋の脚の間を8の字を書くようにぐるぐるしている*]
(829) mmsk 2022/09/25(Sun) 01時半頃
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そうか。
[>>847満足げな刷屋に、本人がいいならいいかと納得する。 逢魔が時はといえば、構っていたすねこすりが、標的が来たとばかり刷屋のほうへ向かったので、特に目的もないがどうぶつコーナーを去ることにした。
まだまだ、この文化祭を楽しみきれない。 展示はここだけではない。]
(867) mmsk 2022/09/25(Sun) 03時半頃
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[そうして、いくつの展示を見て回ったか。 日は暮れ、自身の時間がやってくる。 人も増え、同時に雑多な感情も混じり。 それにつられてやってくる、小さな瘴気のゆらぎや招かれざる極小の怪異たちを、指先で絡め取ると。
ぱくり。自らに取り入れる。
普段ならアトラクションの追加だとばかり、人の輪に放り込んだり爆ぜさせたりと好き放題使うが、今は自分の質量も足りない。 今宵は祭り。祭りばかりは、人はただ笑っていればよく、逢魔が時も美食に興じても許されよう。]
(868) mmsk 2022/09/25(Sun) 03時半頃
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[それを繰り返し、最終日の夜。 空には大輪の花が咲いた>>858。 子供と思っていた化学部の面々は、なかなかどうして、幻影だけでなく、本物の花火も派手にやり遂げたようだった。]
――ならば、褒美をやらねばならんな。
[心躍る夜空の彩りに逢魔が時から送る賞賛は、花火に混じって天空を走る、いくつもの小さな鬼火たち。 青白い鬼火は、地上から見れば流星が花火の隙間を縫って輝いているように見えたかもしれない。]
(869) mmsk 2022/09/25(Sun) 03時半頃
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[鬼火は学園に降り注ぐと、園内にある木々に取り憑き、イルミネーションのように照らすと、ゆらゆらとゆらめく。
それはどこか、ロマンティックな演出にも見える。 この夜のショーに何かを「望む」>>861人の心に、悪魔の力のみならず、それを叶える後押しを――するかも、しれない*]
(870) mmsk 2022/09/25(Sun) 03時半頃
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――打ち上げ終夜祭:フィオーレ――
[花火に鬼火のイルミネーションを取り混ぜた演出のあと。さて満足した帰るか、と思っていれば、ちらほらと『打ち上げ』>>884の話が聞こえてきていた。 まあ、夜だし、気分もいいし。 祭りでは人は笑っていればいいだとか思っていたので、止めるつもりもなかったのだが。]
――――……、
[浮かれ騒ぎというのは、ひとところに収めるほどより喧しくなるものだ。]
(945) mmsk 2022/09/25(Sun) 07時半頃
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[さて、誰ぞが景品で肉を手に入れただとか鮪を手に入れただとかの話は出るだろうか。 出るならばきっと、振る舞えだなんだという話になるし。出ないのなら、映えある優勝者は自宅の冷凍庫を買い足す羽目になるだろう。 そんな大騒ぎを他所に、会場の利を活かしていっそ居室に逃げ込もうか――なんて、考えていたのだけど。]
……まあ、たまにはな。
[大騒ぎの中、本日の功労者が本当に楽しそうに笑っていたから>>888。 会場の隅、人目を憚るように、ひっそりとではあるが、逢魔が時――否、葉桐夕輝の姿も、打ち上げ会場の中にあった。]
(946) mmsk 2022/09/25(Sun) 07時半頃
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[その様子を記憶する人物がいれば、こう語るだろう。
――『何だか、ちょっと楽しそうだったよ』と**]
(947) mmsk 2022/09/25(Sun) 07時半頃
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