123 霓虹鬼故事
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―さぁ、な。 実際、俺は死んだぞ。
[肩を竦めながら問いかけ>>3:+29に答える。 何故鷲珈は鬼の研究などを始めたのか。 お伽噺の鬼を作ってみたかったのか、それとも不死を求める研究か。真実は分からない。 ―どっちにしろ、業が深い行為だと思っている。]
気になるのか。 …情報屋ってのは因果な商売だな。
[思考を巡らす佩芳を見ながら。 対価は研究についての情報かもな、などとぼんやりと考えていた。]
(16) 蒼生 2013/05/27(Mon) 12時半頃
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[明夜の首を露蝶の持つナイフが切り裂き、噴水のように紅い血が流れたのに目を眇め。 何処かで見た事がある、と思ったそれが自分の持ち物であった事に気付く。 ―最期に明夜が浮かべた表情は、後方から見ている自分には見えない。
やがて力が抜けて倒れ込む明夜の身体。 ‘仇’の血を浴びた露蝶は返して、と言いながら、泣き崩れる。 それに寄り添う黍炉は深手を負ったらしく、表情には耐えるような色があり。]
…明夜。 お前はこれで、満足か?
[明夜は自分のように、生きたい、とは言わなかった。 不条理なこの状況を楽しんでいるように見えた彼が迎えた結末は、望むものだったのだろうか―…。*]
(17) 蒼生 2013/05/27(Mon) 12時半頃
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― 或る老婦人 ―
[老いたものの、未だ趙家でその力を振るう老婦人。 その名は趙白晶といった。
彼女が早くに死んだ息子夫婦の代わりに育てた黒宵…趙輝秀が死亡した。 定期連絡が途絶えた事もあり、人を使って独自に情報を手に入れた彼女は、すぐさま警察や彼の仕事場から遺品を受け取れるよう手配をした。
そして手つかずだった鞄の仕掛けに気付き、まだ彼が自分の元にいた頃の免許証を見つけ。 顔写真の部分を、皺の出来た指の腹で撫でながら呟く。]
―馬鹿な子。
[普段は揺れる事も少ない褐色の目には、うっすらと涙が滲んでいた。]
(18) 蒼生 2013/05/27(Mon) 12時半頃
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[息子を早くに亡くし、残された輝秀を引き取った。 亡き息子と同じように厳しく育て…、‘いい子’に育ってくれたと思っていた。 だから大学を機に外の世界を知った輝秀の反抗には、只、戸惑い、縛り付けようとする事しか出来ず。―その末に孫は家を飛び出した。
調査の上、スラム街で暮らしていると知った時は何処で間違えたのだろうと頭を抱えた。 しかし自分も家を守る為に汚い事もしてきた。―だからこそ、今の趙家がある。 世間の裏を知る事も彼には必要で、いつか考え直して戻ってくるだろう。 そう結論付ければ、彼の部屋を定期的に掃除をさせ。 輝秀が戻ってきた時には、多少説教はしても迎えるつもりでいた。
―望み虚しく、白晶の手元に戻ってきたのは温度のない遺品。 言葉を交わす事も叶わない。]
(19) 蒼生 2013/05/27(Mon) 12時半頃
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[やがてマスメディアが何処からか黒宵の正体を突き止め、ネット上に流した。 それを知った彼の親族は身内の醜聞を嫌い、輝秀とは家を出た時点で縁を切った事にするよう進言した。]
―そんなに切りたければ切りなさい。 けれどその時は私からの援助もなくなるものと思いなさい。 これで立場が危うくなるのなら、その程度の器という事だわ。
[老婦人は輝秀との縁を切る事を拒否した。 白晶の意思は趙家の意思。 彼女の援助がなくなる事を恐れた親族もそれに従う事となる。
白晶の存命中は体面を保っていたが、この女傑の死後、趙家は零落する。*]
(20) 蒼生 2013/05/27(Mon) 13時頃
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[明夜からの返事はない。 期待をしていたわけではないので、肩を僅かに竦めた。 去っていく佩芳の後ろ姿を見ながら、どうしたものかとその場で首筋を掻く。]
[―やがて通報を受けた警官隊が屋敷に突入し、其処で起きた惨劇が明らかになる。
鬼に喰われた無残な遺体を見て、嘔気を催した者も少なからずいた。
傷付いた生存者は救急車で病院に運ばれ、惨劇に居合わせた者は誰もいなくなり。
それを目に収めればようやく動き始め、屋敷を後にする。]
(40) 蒼生 2013/05/27(Mon) 22時半頃
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[屋敷を出れば、暫く繁華街をふらふらとさ迷い歩き。
仕事場の方に向かった時には、屋敷の一件を知った仲間達が自分の死を悼んでいた。
けれど喪に服する期間もそこそこに彼らは仕事を始める。生きていく為なのだから仕方がない。]
―馬鹿やるんじゃねぇぞ。
[仕事に向かう彼らの後ろ姿に向かって声をかける。 はめを外しがちな仲間達にあれこれ言ってやる事はもう出来ない。
―祖母の使いがやって来た時、彼らは驚きつつも仕事場にあった自分の遺品を渡してくれた。 引き換えに渡された金には、更に驚いたようだったが。]
(43) 蒼生 2013/05/27(Mon) 23時頃
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[遺品が実家に渡ってから、何となく実家の自分の部屋に戻ってみた。 出ていった時そのままにしてある事が、僅かに胸を焦がす。
やがて自分の事がネット上に流れ、それを知った親族が進言するのを見れば、祖母は当然了承するもの、と思った。 けれど毅然と拒否する祖母の姿を見て親族と同様に瞠目する。
今後を考えれば、縁を切った事にしておいた方がいい事は自分にも分かるのに。 ―祖母の目に灯る光は強く、揺るぎない。]
…は…、やっぱ敵わねぇわ。 あんたに迎えが来る時には、俺が向かうとしますかね。
[そう言った瞬間、不意に実体を持たぬ身体が揺らぐ。]
…っ、あぁ。時間切れ、ってとこか。
[それに対しては何の感慨も浮かばない。 死んだのだから、消えるのは当たり前の事。むしろ今までいた事が不思議なくらいで。
この世から自分が消え去るその瞬間を、何処か穏やかな気持ちで待った。*]
(44) 蒼生 2013/05/27(Mon) 23時頃
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サミュエルは、皆さんどうもありがとう!(深々)
蒼生 2013/05/28(Tue) 00時頃
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