314 突然キャラソンを歌い出す村5
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♪
願って戦って願って泣いて願って愛を知った
恋物語は千変万化 気まぐれな君 その光は眩しいことでしょう
真っすぐで一途な願いは世界を惹き付ける 一つになったはずの君は胸を裂く痛みに喘いだ 夢の終わりに 崩壊の始まりを告げた **
(186) 2022/09/14(Wed) 01時頃
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― 下牧ショコラという"魔" ―
[下牧ショコラ。 平凡な一般家庭であるところの下牧家、人間同士の夫妻の間に生まれた彼女は、どういうわけか、生まれついての「悪魔」だった。 どうしてそのような事になったのか、それは別の『物語』の中で歌われることではあるが、とにかく、彼女は魂からして「悪」属性だった。>>2:441>>2:442 善と悪、そのようなもの土地と時代で揺らぐとしても、とにもかくにもそう定義づけられた存在だった。
それでも、平凡な家庭に生まれ普通の社会で育ったためか、ショコラは早いうちから自分の悪性を意識し、多くの他人(サンプル)を観察しながら己の振る舞いをチューニングしながら大人しく生きてきた。]
(371) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[なお、今でこそ存在が弟の精神への負荷テストとなっているショコラではあるが―― 一つしか年齢の違わない弟は己を調整する上でとても参考になったし、生意気なところはあれど基本的には可愛がっているつもりだ。
まあ、生意気と言ってもこっちが本気出せばいつでも殺せるし。 所詮はクソ雑魚人類でか弱い存在。 かわいいもんだよね。]
(372) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[「誰かの願いを歪んだ形で叶えるためになら一際強い力を振るえる」という悪魔らしくも使い勝手の悪い能力は、普通に人の世を生きる分にはあまり役立つことは無かった。
少し性根が曲がってて擦れた考え方をしながらも、平凡で気弱な少女――基本的にはそんな、「ふつう」から大きく外れることは無かったショコラ。
一つだけ…たった一つだけ(強調)、異常性があったとすれば、それは「強い愛」>>2:445だった。]
(373) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[地球(このせかい)のことを
好きで、 好きで好きで好きで、 好き好き好き好き好き好き 好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き 好き好き好き好き好き好き好き♡好き♡好き好き好き好き好き♡♡♡♡ ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ だぁ〜い好き♡♡♡
なショコラは、いつか地球(せかい)と一つになることを望んでいた。
そして……>>0:@5 真っすぐで一途な願いは、地球上で起きる事象を、運命を引き寄せる力も強いもの。
そして願うものが大きく、高ければ、辿り着く道程もいっそう困難になる。
彼女……悪魔は自身の強い願いを、歪んだ形で叶えてしまった。
それは、この夏の出来事だった――――*]
(374) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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― ファミレス ―
[呆然と歌い出した後、泣きそうな顔で親友を見つめるメアリー>>261に返されるのは、ただただ冷たい視線だ。]
……そう。 『物語』ってものを少しは知ったみたいだったから、 少しは自覚してくれていることを期待したけど……
ふぅん。 やっぱり、悪気どころか自覚も無いんだ。
本当に―――タチが悪いったら。>>2:451
(375) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[だから、悪魔は突然歌い出した。 この無自覚なヒロインに「わからせる」ために。
歌空間―― メアリーの視界に、ショコラが経験してきた光景が映し出される。
禰多や石炉……他にもこの場に来ていた者がいれば、彼らも同じ光景を見ただろう。
それは、この夏の出来事だった――――*]
(376) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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― 回想、あるいは前日譚:夏休み ―
[私、下牧ショコラ16歳! 桃園学園の花の高校二年生!
今日から夏休み。 夏休みはどこか行こうね、山? 海? お祭り?などなど……とりとめなく親友とお喋りした。
けど、一旦。それら、全部。頭からとんでいった。 だって、終業式の日に遊んで、帰路についた夜、私が巡り逢ったのは――――]
(377) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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なっ、なんなのぉぉ〜〜〜!?
はあ!?なんで!?夏休みの夜に、私―――
(378) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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―――― バケモノに殺されかけてるの!!?????
(379) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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――――ああっ、もう !!!!!
(ズガァァァァァンン!!!!!)
[当たり前のことだが――『物語』にはジャンル>>0:@11があった。
下牧ショコラは「千変万化の恋物語」のヒロインとしては、ぜんぜん、まったく、これっぽちも適性も「お姫様」になれる要素も無かったけれど――――
「異能者たちが集う伝奇バトルもの(流血・暴力表現過多のZ指定)」のヒロインとしては、その少し奇をてらったキャラ付けもちょっとしたスパイスとして、それなりの適性を発揮した。]
(380) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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終わらない夜なんてない そう信じて命を賭した 無念を抱いたまま潰えた魂はいくらばかりか
目には目を 闇には闇を 罪には罪を この身体 この魂 全てを燃やし尽くしてでもと 光無きこの夜に 吠え叫んだ 声を震わせ続けた
Bitter & Black Chocolate ! たとえ血に塗れ這いつくばろうとも Bitter & Black Chocolate ! この残酷さすらも"君"と思えば私の居場所だから
記憶の欠片 追憶と幻想 幼い頃に願い続けた夢は 時間差で叶うと君が教えてくれた 飲み干した毒が血となり巡る その直前に
(381) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[夏休みの間中、ショコラは怪異怪物の類いが蔓延る夜になる度に何度も死にかけながら、立て続けに襲いかかり来る危難を越えた。
繰り返される地獄の日々の中、非日常巻き込まれ系ダークヒロインのショコラは、ひとつ、戦う理由を見つけた。]
――――君、 は…… もしかして……
[彼は、ショコラの目の前に実体を伴って現れた「地球」だった。 悪魔の力は、「物語に関わりたい」と願った地球の願いもまた、歪んだ形で叶えたのだ。
「地球の危機」という展開の当事者として舞台に引きずり下ろす形で。]
(382) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[異世界からやってきた『禁忌幻想種』恩賜神コアトリクエは強大な敵だった。
もう少し何かが足りなければこの地球は滅んでいただろうが…… 最終的には「地球の花嫁」となったショコラと地球のデュエットにより『禁忌幻想種』は消滅。
ぼろぼろに傷付き、戦い続けた果て ショコラはついに、平穏な日常を取り戻した。 地球という「彼氏」…新たな居場所も得て、ハッピーエンド。
ショコラの「物語」は終わりを告げる――――]
(383) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[ ――――そのはずだったのに。>>0:2>>0:13 ]
(384) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[ あれ? いま私の物語…… 呑まれた??? ]
(385) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[取り戻した日常、夏休みの地獄を経て得た「大事なもの」を親友に報告したところでぼちぼちエンドロール…… そんな流れじゃなかった? いま????
え、なんかそれを切欠に新しいの始まった??? は?????? ちょっと待って 待て 歌うな。
まって、メアリー担当っぽい「逢魔が時」が来たけど????>>0:48 (動揺のあまりスマホも落とした。)
私の時、2秒後くらいに死亡フラグ飛んで来なかった????ねえ???????
つーか……]
(386) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[君の注目、半分以上メアリーの方に移ったよね???*]
(387) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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― 回想終わり / ファミレス ―
[……という、長い長い経緯――― ノベルゲームのルート一つ分のそれを一曲>>381で伝え終わったショコラは、]
私の彼氏取らないでよぉぉ!!!
[泣きながらメアリーに対して叫んだ。**]
(388) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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>>390 え、うん。
[素直。]
つか、いたんだ禰多くん。
(391) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[歌とともに示されたもう一つの物語。 だが、いま「あなたたち」にとって重要なのは、 タルトの言うところの「イカれた女」の癇癪ではない。
彼の「物語」には「物語」をぶつけるんだよぉ!という案につき、前例が示されたことで実現性の裏付けが取れたことだろう。
「ショコラ(ヤベーやつ)には相良(もっとヤベーやつ)をぶつければ勝てる」というのを間近で見てきた彼だからこその名案と言えよう!!!**]
(395) 2022/09/14(Wed) 23時半頃
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ショコラは、サガラにアンコールした。
2022/09/14(Wed) 23時半頃
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― ファミレス >>392 ―
……え、マジ? 正直かけらも納得してもらえると思ってなかったけど。
[禰多の言葉の温度感には、やや意外そうに。 ショコラは半分欠けた人間性のままに自分を客観視できる(した上で自ら狂える)タイプなので、滅茶苦茶な事を言っている自覚がちゃんとあったからだ。]
逆に私はわかんないんだよね。 『物語』自体に不満どうこうっていうの。 誘導されてようが見られてようが…… 主観良ければ全てヨシ!っていうか。
だからこの怒りのぶつけ先はメアリーになるんだけど。 結局のところ、メアリーがメアリーじゃなければ 何の問題も無かったんだから。
(402) 2022/09/15(Thu) 00時頃
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ショコラは、ビュンビュン バララン ビュンバララン
2022/09/15(Thu) 00時半頃
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― ファミレス>>398 ―
[その歌>>397と言葉>>398を、すぐには理解できなかった。 首を傾げ……しばらくの間の後でようやく口を開いた。]
――――…え、今、告白したぁ? メアリーに? この修羅場の中で……?
禰多くんも中々キマってんなぁ……
いや、でも一応そっちは解るよ。気持ち。 愛ってものは、私にも。
[だから、譲れない。だから、狂う。]
うん、だから。 今から禰多くんも私の敵ね。
(463) 2022/09/15(Thu) 03時頃
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― ファミレス >>421>>422 ―
[いつの間にやら来ていたらしい石炉。>>421 やはりメアリーの『物語』のようなジャンルだとクラスメイト枠は強いのだろうか、なんて考えながら、念のため店内を見渡した。
相良は? いない?? ほっ。]
……? はぁ。
[『物語』の枠組を嫌う様子の石炉の言葉>>422にはピンときていない様子を見せる。 「共感できない」というよりは、「前提がずれている」を強く感じていた。]
(464) 2022/09/15(Thu) 03時頃
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[ただ、「関心が戻る」>>423にははっきりと不機嫌になった。]
……石炉くんさあ。恋って、したことある? 一度浮気したやつが浮気相手がいなくなったからって 言って戻ってきたとして、許せるクチ?
(465) 2022/09/15(Thu) 03時頃
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>>426
――――……? タルトが? あー、まあ考えそうだね。 ……アイツ相良信者だからなあ。狂ってんね。
それは別に良いと思うよ。 まあ、物語を壊すとかってのはできるんじゃない? 良いじゃん、さいっこー。 相良王子とかウケる。
[この悪魔が止めない。 それはつまり、潰すまでもないと判断している。]
(466) 2022/09/15(Thu) 03時頃
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……ああ。 ようやくわかったよぉ。違和感の正体。
[けらけらと笑い飛ばした。]
……二人とも、メアリーを舐めすぎ。 メアリーが枠組みに振り回されてると思ってる?
全然違うよ。 メアリーが枠組みを作ってみんなを振り回すのに。
(467) 2022/09/15(Thu) 03時頃
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――……真っすぐで一途な願いは、運命を 引き寄せる力も強いもの。
それだけ強く強く願って、「中心」に立てるヤツ…… そんなの、地球規模のエゴ…自己中に決まってる。 二人とも、勝手にメアリーに変な幻想見てない? たらし込まれた?
[悪魔は、笑うのをやめない。]
ああ、そういう意味では相良なんてうってつけじゃん。 物語に物語をぶつける。 うん、良いんじゃない。勝算あるよ。
(468) 2022/09/15(Thu) 03時頃
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その先に、メアリーは本当に欲しいものを 手に入れられるのぉ? 本物の恋、だっけ。
[メアリーに視線をやる。]
演劇に、映画に漫画に小説に! この世には無数の恋物語があふれてる! >>0:5 ……だったっけ?
うんうん。全部、『物語』だね。 その『物語』の被害者なんだ、メアリーは。へぇ。
[心底、おかしそうに。]
よかったね。台無しにしてくれるって。 私も祝福するよぉ。親友として。
[そして、禰多と石炉に再度向き直る。]
ねえ? メアリーの親友として二人にアンケート。
(469) 2022/09/15(Thu) 03時頃
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――…本物の恋、興味ありますか?**
(470) 2022/09/15(Thu) 03時頃
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