214 サンタ養成学校卒業試験
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[くるくると回る光の渦と、今ならどこまでも飛んで行けそうな高揚感。 教室では見たことのない、はしゃぐ姿のモニカと>>2:247 安定感の漂うミナカタのソリへと手を振りかえす。
星空よりも輝く夜の風の中、聞こえた声に笑い返す。>>2:238]
当たり前だろ。
[この夜空の中、――皆がいる時間なら、どんな願いも叶う気がした。]
だって、俺たちサンタクロースだし。
[ソリを駆る四人だけではなくて、 今地上で見守っている級友たちも。 全員で。]
(8) 唐花 2015/01/27(Tue) 20時半頃
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自分だけじゃどうにかなんなくてもさ、 誰かのためだったら頑張れたりするから。 だから
――皆、一緒がいいよな。
[雪の大地に、願いが満ちる。 雪の夜空に、思いが募る。]
(9) 唐花 2015/01/27(Tue) 20時半頃
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[願いも、思いも、 最初は小さな憧れから始まる。 本当に些細なきっかけ。 ちっぽけな欲望。
それが、夜空へ轍を刻んで駆け上がっていくのは、きっとそれを忘れないから。 諦めないから。
小さな奇跡と軌跡の欠片が降り積もって、 また一つ、小さな物語を紡ぎだす。*]
(10) 唐花 2015/01/27(Tue) 20時半頃
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[くるりくるりとトナカイを走らせて、光の欠片に口を開く友人の姿を見つければ>>2:289笑いながら降下。]
そんなんじゃお腹ふくれないし頭も落ち着かないぞー。
[自分よりもよほど頭脳労働が専門であろう友人に強請られるままに甘味を作るのは、 何も趣味ばかりではない。 疲れた時には甘い物を、とか。寒い場所ではカロリーをとか。 ずっと考えて、勉強して、それを解きほぐすちょっとした気休めになれたらいいな、とか。
そんな思いで、出来ている。]
(11) 唐花 2015/01/27(Tue) 21時半頃
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[地上に降りて、朧から手渡された組み紐を月の光に照らしてよく見る。]
なー、これって俺のイメージ?
[イアンがもらったのは色味が違う。>>2:291もしかして一人一人に合わせて編んだのだろうかと。]
朧知ってる? サンタクロースの服って、赤が流行るずーっと前には緑色もあったの。
[それを彼が知っていても、いなくても。 込められた想いと紡がれた指先の労は偽りなく。]
あんがと! すっげー嬉しい。
[大事にぎゅっと握りしめて、それから自分の左手につけようとした。]
(12) 唐花 2015/01/27(Tue) 21時半頃
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[――片手ではどうにも上手く結べずに、結局誰かに結んで貰ったけれど。]
(13) 唐花 2015/01/27(Tue) 21時半頃
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プレゼントって、贈るまでずーっと 相手がどんなのが好きかなとか、 喜んでくれるかなって思いながら選んだり作るだろ。 それって、そんだけ相手のことが好きってことじゃん。
だからさ、こんなふうに大事に思えるプレゼントもらえたら、 …皆嬉しいよな。
[サンタの気持ちの原点は、そんなささやかな優しさや嬉しさかもしれない、と 気難しい顔がなかなか綻ばない級友に笑いかけた。*]
(14) 唐花 2015/01/27(Tue) 21時半頃
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―試験前夜・自室― [皆で飛び立てた嬉しさそのままに、夢の国へ!
――とはいかず、浮き立つ気持ちの手綱をさばいて、向かうのは机。 最後の見直しのためにノートやプリントを手にすれば、 大事な友人たちの顔がすぐに浮かんで、 よし頑張ろう、と少しやる気が湧いてくる。]
大騒ぎしてノート借りたのに、 これで落っこちたら格好悪いよなぁ。
[独りごちるも、そんなつもりはちっともない。 要点のまとめられたコピーや几帳面なノート、 余すところなく丁寧に綴じられたプリント。
全部は無理でも、出来る限り覚える。
試験対策じゃなくて、ソリに乗るサンタクロースを支えてくれる 裏方サンタたちの努力の礎を。*]
(55) 唐花 2015/01/29(Thu) 20時頃
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―試験当日― [フル稼働させた頭のおかげなのか、 ソリ乗りの心地よい疲れのおかげなのか ぐっすりと深い眠りからの目覚めはすっきりとしたもの。
寒い、なんて言いながらも 小鍋に乾燥野菜とスープの素を放り込んでくつくつと温める。]
“温かなご飯はね、エネルギーになって たくさん素敵なことができちゃうのよ”
[父曰く、我が家の最強サンタさんである母の教えだ。 たしかに温かなスープは、体も心も温めて 何だって出来そうな気になってくる。]
よーっし、…頑張ろ。
[決意の声は、小さく。けれど確かに。 級友の作ってくれた祈りの織紐を手に、新たな扉のための試験へと向かう。]
(56) 唐花 2015/01/29(Thu) 20時半頃
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[途中、見かけた友人を呼びとめて強請る。]
あ、サミュエル! よかったー。俺一人じゃつけらんなくて。 結んでくんね?
[朧の編んだ色紐が結べない、と腕を差し出す仕草。 最後まで格好つけられないのはご愛嬌。
少しばかり格好悪くたって、友人が作ってくれた大事なお守りを 身につける方がもっと大事に決まってる。*]
(57) 唐花 2015/01/29(Thu) 20時半頃
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―実技試験― [アリスが手入れしてくれたトナカイたちの毛並みは いつもよりも一層つやつやしている。]
今日も頼むな。
[首元を軽く抱いて撫でれば、当然、と言うように鼻先を押し付けてくる。
可愛いな、なんて撫でてるうちに、 いつだったかミナカタが、 「飼い主に似てくるんだな」なんて言ってたことを思い出した。]
(58) 唐花 2015/01/29(Thu) 21時頃
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似てるかな?
[覗き込んだ瞳が、無邪気に「なあに?」と聞き返してくる。]
でも、お前みたいに可愛いのと似てたら サンタみょーりに尽きるか。
[自分ではどこが似ているか分からないけれど、 他から見ればそのようなものかもしれない。
もう一度撫でてやれば、相棒は嬉しそうに目を細めた。]
(59) 唐花 2015/01/29(Thu) 21時頃
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アリスー。
[厩舎の近くで、同じように実技試験へと向かう彼女の姿を見て、 ぶんぶんと大きく手を振る。]
今からこいつと頑張って飛んでくる! だーいじょうぶだって。 だって、病気になったり怪我しないように、 アリスたちがいっつも面倒見てくれてるもん。 ちゃんと飛んでくれるって。
[信頼するパートナーを預けられる、信頼できる調教師たち。 苦笑だけではない笑顔が返されて、それが一層励みになる。]
(60) 唐花 2015/01/29(Thu) 21時頃
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[だから、どこまでも飛んで行ける。 この試験のための空も。]
じゃ、行ってきまーす。
[子どもたちが待つ、夜空も。**]
(61) 唐花 2015/01/29(Thu) 21時頃
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[一緒に頑張ろう>>66と 贈られたエールに手を振る。]
当ったり前だろ。 俺はサンタの卵だから。
[こつん、と内側から破った殻の向こうには、きっと―――――。]
(96) 唐花 2015/01/30(Fri) 22時半頃
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[凪いだ空気の中、しずとソリが走り出す。 ゆるやかに、そして徐々に勢いを増して。 相棒の蹄が雪の大地を叩く。 力強く、今にも飛び立ちたいと訴えるように。]
(そうこなくっちゃ)
[に、と不敵に笑って、相棒の勢いに己の行先を重ねる。 風に、雪に、刻まれる音はブリッランテの歌声。 指揮者不在の規律のない音楽は、それでもなお、楽しげに響いただろう。
妖精たちの楽しげな囁きが呼応して、淡い燐光を雪の輝きの上に纏わせていく。 ほら、遠く誰かの声も聞こえる。>>91
不規則なメロディは、重なって、 無二の調和を織りなしていく。]
(97) 唐花 2015/01/30(Fri) 22時半頃
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[ふ、とソリが地面から離れて。
何もかも、自由に解き放たれた瞬間、 広がった空の色は永久に忘れることはない。
もっと広い空を、 もっと深い空を、]
(98) 唐花 2015/01/30(Fri) 22時半頃
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[いつか、目指す夜空の色を]
(99) 唐花 2015/01/30(Fri) 22時半頃
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[伸ばした手のひら]
捕まえた。
[そうして、夢の欠片を、
手に入れた。*]
(100) 唐花 2015/01/30(Fri) 22時半頃
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―some time in the future― [蒼い夜空、眼下は白く染まる街。 星たちがひそひそと内緒話を囁く夜に、 駆けていくのは今宵の裏方。
どうぞ、どうぞ、優しい夢を。 願いとともに 穏やかな眠りをつれて、皆の上に降るのは祈りの雪。
朝日が昇る頃、見つける枕元の贈り物。
Twinkle, twinkle, little star
静夜の訪問者。 姿を見せない友人からの、年に一度の贈り物。]
(119) 唐花 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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[夢路にかすかな鈴の音の余韻を残し、 去っていくその手には、鮮やかな織紐。
窓の向こう、ソリに描かれた雪花草が笑うように揺れた。**]
(120) 唐花 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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