207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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[いつからだっただろう。初めて人を殺した日からだったろうか。 夢と現の境界で漂う亡者の声。 この身で死を間近に感じた日は特にそうだった。 ヒトであってヒトならぬものに成り果てた無数の怨嗟は 決まって夜が明ける前に己を蝕んだ。]
………っ、
[今まで手にかけた幾千の命が、お前も早くこっち側に来いと誘い込む。 呪詛が、絶望が、死の臭いが、体中に纏わりつくような感覚。 それが良いものであれ悪いものであれ、只々空虚な意思の残骸。
あんなものに飲み込まれるのは御免だった。 そう、己は生きながらにして、死がどういうものかを知っている。
だからこそ、恐れる。]
(25) 2014/12/11(Thu) 11時頃
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――早朝・自室――
[だから、”それ”は唐突に訪れた。 甲板下で起こった何かの気配。 呻くような聲と同時に身体の中に流れ込んでくる、爪と牙に襲われる直前の光景。 恐怖。呪詛。怨嗟。一瞬で途絶えたそれに、只ならぬ予感を感じて]
……ち、何だっつーんだ。
[寝覚めの悪い朝を迎え、舌打ちを一つしてベッドから体を起こす。昨日就寝前に手入れした得物を背負うと、副船長室を出た]
(26) 2014/12/11(Thu) 11時頃
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―牢屋―
[最下層に降りれば、朝早くだと言うのに何やら周囲は人だかりが出来ており騒がしい。>>17 不安そうな囁きを交わす乗組員たちを邪魔だと押しのけて、牢下の中を覗いた。 そこには無惨に食い荒らされたような姿の見張りと、捕虜の姿。 近くには静かに歯噛みする道化の姿もあったろうか。>>18]
………いつからこうなってた。
[険しい顔で唸り近くの乗組員に尋ねるが、答えはあっただろうか]**
(27) 2014/12/11(Thu) 11時頃
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[乗組員に様子を尋ねれば、戸惑いがちに 見張りが来た時には既にこうなっていたと告げられた。 死体に近づき、険しい顔でそれに手を触れる。 牙で鮮やかに喉笛を噛み切られた死体。 黎明の感覚が、脳裏に過る。]
………人狼の仕業………か。
[小さく呟いた声は周囲の乗組員にも聞こえたようで、ざわめきが一層大きくなった。 どういうことだ、そんなもの本当にいるのかと、騒ぎはじめる者達を一喝しようとして。 それを黙らせたのは一際大きい号令だった。>>28]
(39) 2014/12/11(Thu) 19時半頃
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………!
[珍しく怒気を孕んだ道化の声に、弾かれたようにそちらを見て。 すぐに気を取り直し、下っ端たちに寝てる奴らを起こして来いと急かす。 自身も早々に皆の部屋が集まる第三甲板へと向かい、 ガンガンと槌の柄の部分で壁を叩いて声を張り上げた。]
起きろテメェら、今すぐ甲板に集合しろ。船長命令だ!!!
[忙しなく動き回る下っ端たちを動かしつつ、まだ部屋で眠りこけている奴が居れば部屋まで赴いて急かして回る。あらかた情報が行き渡ったと判断すれば自身も甲板へと*]
(41) 2014/12/11(Thu) 19時半頃
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[声をどやし、徐々に皆が動き出すのを数え。 ヴェラがまだ出てきていないと組員から聞けば、 3号室のドアを乱暴に開けた。 身体を起こし、相変わらず抑揚のない口調で注文をつけるヴェラ>>53を見れば不機嫌そうな顔になる]
起きてんならちんたらしてねーでとっとと出て来い。 船長命令だっつってんだろーが。
[手ェわずらわせんな、と急かすように顎をしゃくり。 甲板に向かう彼を促す。何かを聞かれれば分かる範囲で答えるだろう]
(55) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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[露骨に苛々した自分の声にも、船長命令だと聞いても目の前の男は何ら焦ることは無い。悠長なもんである。>>59 足音を立てずに後ろを歩かれるのは妙に落ち着かず、無言のヴェラをちらりと目を遣って]
……ああ?
[ふいに言われた言葉に、その視線を追えば壁には大きな凹みの後。 先程皆を呼ぶ時殴った時についたものだったかもしれない。船大工には文句をつけられるかもしれないが、それがどうした。いつものことだ。 明らかに不穏な空気が蔓延するこの状況に至っても気にするところはそこなのかと、小さく溜息をついた。]
なんつーか……… 本当何考えてんだかわかんねぇ奴だな、テメェは。 顔色一つ変えねぇのか。
[仏頂面でもう一度ヴェラを見れば大きな欠伸をしている。 調子狂うぜと呟き、共に甲板の上へと*]
(65) 2014/12/11(Thu) 21時半頃
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[少し遅れて甲板に着けば、大方の連中は集まっているようだった。 並ぶ皆の前に立ち、船長とは少し離れた場所で佇む。 険しい顔で激情を押し殺すような道化の命令を聞いた>>72>>77]
………
[殺された。ざわざわと騒ぐ人波の中その言葉を反芻する。 そう、あれは恐らく殺されたのだ。 犯人は分からないが、この船の内の誰かに。 …人狼に?]
………。
[船長命令にはむろん異論を挟むでもない。 黙って腕を組み、肯定の意を示した。]
(96) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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………ルイスと、例の捕虜の死体は。 喉笛を牙みてぇなもんで裂かれた跡と、 獣の爪痕のような傷があった。
昨日捕虜が騒いでた人狼がどーとかって話が 本当かどうかは憶測の域を出ねぇ、が。 素人目にゃ詳しくはわかんねぇにしろ、パッと見誰の得物で殺したかってのは絞り込めねぇのは確かだな。
[モンドの疑問を受け、>>97船長の言葉に補足するように静かに付け加える。 人狼が居ても居なくても些細なこと。そんな奴が居ても罪を犯した奴はぶち殺すだけだ、というのには同意だが、正体が分からないのは聊か不気味ではある。 ふいに置壱>>89が尋ねる言葉が耳に届き、反応を待った]
(99) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[船長と置壱のやり取りをやはり無言で聞く>>107>>108 間違えたらそれも罪。次の標的にされるのはそいつ。 あくまでも慎重に犯人を探れ、ということだ。 ――尤も、のんびりしている余裕があるのかどうかは知らないが。
ミナカ>>109とジェレミー>>114のやり取り。 それに混ざるモンド>>112やギリアン、セシルの憶測を聞いているうちにニコラスが側に寄って来ていた。>>107 今日は余りアルコールが入っていないのか、流石に空気に飲まれたか、所在なさげだ]
今日は随分静かだな。 ビビってんのか、クソガキ。
[緊迫した空気に少し気詰まりして、紛らわせるように揶揄し軽く頭をわしわし弄る。 生憎強請られても>>122酒は自室から手元に持ってきていないので、ひらひらと手を振ってねーよというジェスチャーをしておいた。]
(129) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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[ジェレミーが淡々と推理をするのを受けてグレッグが証言をする。 ホレーショーやグレッグは酒盛りをしていたらしい。>>124>>132 気の良いお人よしであるホレーショーや、それを慕う子分である彼らに積極的に疑いを向ける気持ちは今の所無かった。
自分の後ろに隠れたニコラスも、危なっかしい挙動は多いが 人を殺すとなればもっと目立ちそうな気がする。]
ねェもんはねェんだよっ、このアル中が。 部屋に戻りゃ別だけどな。
[不安そうな顔で縋るニコラスに情けねー顔してんなと鷲頭噛む手を強めつつ>>145(男なりの気遣いだ) それこそ、もっと他に疑うような奴は居そうなものだ。 馬鹿正直に自分には出来ると申告するヴェラや、 何食わぬ顔で作業に勤しむリー。 それに、場を仕切って推理を進めるジェレミーも]
…怪しくねェとは言い切れねぇけどな。
[小さな声でぼそりと零した。]
(153) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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[と、セシルと目線が合う>>149。 物言いたげな様子で名を呼ばれれば疑問を浮かべ]
なんだ。何か用か。
[甲板の輪から離れ、彼の方へと歩み寄った。 彼が事情を話すならそれを黙って聞くだろう**]
(158) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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[少し離れた場所でセシルから事情を聞けば>>160険しい表情を浮かべ、分かったと頷く。]
風が?………そりゃまた、難儀なモンだな。
[水や食料の備蓄はまだあるんだろうが、それでも有限ではない。 只でさえ疑心暗鬼に塗れ殺伐とした船内に、物資が足りないかもしれない、逃げ場がないという事実は動揺に益々拍車をかけるだろう。 少し俯いて考えた後、ぽつりと呟く]
――まるで、狙ったみてぇな状況だな。 血に飢えた邪神様が、俺たちに殺し合え、とでも言ってんのかね。
(188) 2014/12/12(Fri) 13時頃
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[皮肉気に哂って、見定めるようにセシルを見た。 一味の中では比較的気性が大人しい、若い男。 彼が下手人である可能性とて別段捨ててはいない。 大人しそうな顔をした奴が本当にそうであるとは限らない。 ――が、取りあえず今ここで何かをするという気にはならず]
………テメェは、よく本だ何だ読んでるだろう。 人狼ってのがどういうモンなのか、聞いたことはねぇか。
[ふいに気になってそう尋ねる。 反応を聞けば、輪の中に戻っていくセシルを見送った*]
(189) 2014/12/12(Fri) 13時頃
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[セシルと話した後。 周囲からやや離れた場所で手摺に手をかけ、一服した。
仲間殺しは重罪だ。 無法者の集まりだからこそ、集団で動くために戒律を敷くことの重要さは、曲がりなりにも昔船を率いていた者として身に沁みているし、今まで副船長としてそれを忠実に守り、破る奴には制裁をしてきたつもりだ。
とは言え、倫理観や情に照らし合わせて仲間を殺すことが赦せないだとか、そういった感情は余りなかった。 自身が生き延びるために道化についたのだから、 彼が船の支配者たる以上その法に従うのは当然。 それだけの話だ。
逆に言えば、その秩序が崩れかけているこの状況下で どうすべきが最善なのか測りかねているのもまた事実だった。]
(218) 2014/12/12(Fri) 18時半頃
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[禄に手掛かりもない状況で下手人を見つけ殺せと命じられ。 間違えれば今度は加害者として責を追求される。 それだけならまだしも、下手人は人狼とか言う怪物なのだと言う。
憶測にしか過ぎないと口では言い、 居ても居なくても些細なことだと同意はしたが>>99 明け方の聲と、食いちぎられた遺体を思い返すたびに、 ざわざわと嫌な感覚が膨らんでいくのを感じる。
捕虜の思念を通して感じた”ソレ”の気配はおぞましかった。 あれは人を喰う化け物だ。放置してはいけないものだ。 優先的に殺さなくてはならない。 例えその過程で他の数多の命を奪っても、 その結果仲間殺しと剣を向けられようと。
そうしなくてはそれこそ命を脅かすと、本能が告げる。]
(219) 2014/12/12(Fri) 18時半頃
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[とは言え、そいつが誰なのかと言う目星は禄についていない。 風が止まってしまったことも含め、問題は山積みだ。]
―――あー、めんどくせェな…………
[ちっと舌打ちをして煙草をもみ消し、緩やかにその場を動き出す。元々あまりごちゃごちゃ考えるのは苦手なのだ。
と、誰かの銃声だか剣の音だかを合図に、わっと甲板内が騒ぎ始める。 お前がやったのだろう、それともお前かと口論は白熱し、 掴みかかる者や同士討ちで倒れる者も居た。]
(220) 2014/12/12(Fri) 18時半頃
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[どうやら船の連中は己と同じかそれ以上に短気らしい。 いつもならうるせぇ黙れと一喝するのだが、今回は止めることもなく。 流石に自分に因縁をつけてくるような下っ端はいなかったが、 誰かに吹っ飛ばされて飛んできた邪魔な奴や、 死にきれずに喚いている者は頭をカチ割って黙らせた。
一人、また一人と屍が増えていく。 あれこれ考えるまでもなく、一度堰を切ってしまえば 秩序も何もあったもんじゃねぇなと 皮肉気に笑みを浮かべ槌を振るった。]
(221) 2014/12/12(Fri) 19時頃
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[こうして恐怖に怯え、暴れ出して自滅するような連中はどうでもいい。生きようが死のうが、それこそどうでも。 そいつらの中に下手人が居ればめっけもの、といった所か。 ふと第二甲板へと降りていくリー>>203の嘲笑うような声を聞いて、ちらりとそちらを一瞥する。]
―………
[例えば彼があんな力を持つ、あるいは手に入れたものであるなら。 不仲であったルイスのことは嬉々として手にかけようとするだろうな、と思った。 元々あったんだか無かったんだか分からないような 戒律を守るような自制心なんて簡単に振り切れて それこそ愉しむように。]
疑わしきは、か?
[吐き捨てるように低く呟くと、その後ろ姿を見送った]**
(227) 2014/12/12(Fri) 20時頃
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[そうこうしているうち、道化が甲板上へと登って来て自ら手をかけ始める。 命に従い兵を屠るギリアン>>240と、ダガー片手に奮闘するセシル。>>238 そうこうしているうちにやがて甲板に居る者の殆どが息絶えてしまった。]
……ひっでえザマだな。
[もう仲間殺しとかそんな次元じゃない。ただの惨劇だ。 何にせよこのまま腐敗臭の中で過ごすのは御免なので 遺体を海に放り込むセシル>>243>>244に横から手を貸し、後始末を手伝った。]
(251) 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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[やがて大方の片づけを終え。 セシルが部屋に戻っていく>>247のを見送って。 自分もごきりと肩を鳴らした]
ったく手間かけさせやがって。 この程度でくたばっててくれりゃいいんだけどよ。 "人狼"とやらが。
[ぼそりと呟いた声は近くに居たギリアンや道化に届いたろうか。 自分も腹に何か入れようと階段を降り、第二甲板へと]
(255) 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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[独り言のような呟きに返ってきたのは、 やはり独り言のような道化の皮肉めいた言葉だった。>>257 返答があるとは思わなかったので少し驚く。 朝礼の不本意極まりないと言った道化の声色からして、 彼は人狼の存在など一蹴していると思っていたからだ。]
意外だな。アンタがそんな風に言うとは。 普段オカルトめいたモンなんざ馬鹿馬鹿しいってな態度を取るだろう。 てっきり、人狼なんて存在はハナから認めていねェのかと。
[この船長が自分にも立ち入らせない船底の宝物庫に、 率先して曰くつきの宝を集めているという噂は時々聞く。 あくまで噂の類だが。]
(262) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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―――ハッ、 さしずめ俺たちはケダモノ以下、か。 かもしれねぇな。
[何ら感情の乗らない道化の言葉に少し間をあけて、 自嘲めいた笑みを浮かべやはり独り言のようにそう応える。 狼以下だろうが何だろうが命は惜しい。人間様のプライドなんて糞くらえだ。]
それとも、………… いや
[その先の言葉は、流石に船長の前で口にするのは憚られた。 口を噤み、肩を竦めて階段を降りる。
―――ひょっとしたら、元々最初から 仲間として認め合ってなどいなかったのかもしれないぜ。 何て。*]
(264) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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―第二甲板―
[階段を降りると、そこは上に負けず劣らず混沌としていた。 異臭をまき散らして倒れ伏す下っ端共。>>216…と、 その近くで剣を構えているモンドとホレーショー。>>253
視界を移せば死体を持ったままきゃっきゃっと甲高い声をあげるニコラス>>252に、縋りついて何かを訴えるグレッグ。>>248 そんなことは何ら意に介さず食事をしている奴も居る。>>250 血濡れのテーブルの上に置かれた料理がやけにシュールだ。]
………
[非常に食欲を減退させる光景にうんざりしつつテーブルに近づくと、ちょうどヴェラに向かって下っ端が突っかかっていく所が見えた>>258]
(267) 2014/12/12(Fri) 22時半頃
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[自身を指す呼称に反応するより、 ヴェラがそいつを片付ける方が早かった。>>259]
俺が何だっつーんだ。あァ?
[眼玉を突き刺されて倒れた躯に近寄り、げしげしと 蹴り入れながら尋ねてみるが、当然そいつは応えない。 少し離れた場所からヴェラに尋ねるニコラスの声を聞きつつ>>261、下っ端の顔に唾を吐き捨てた。 下衆な勘繰りとかは本人の知る所ではないが、 大方どうせ碌なことじゃないに決まっている。
皆の周囲に腰かけ、食事を皿についで口にする。 ホレーショーやモンドの会話にも耳を傾けているだろうか。]
(278) 2014/12/12(Fri) 22時半頃
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あぁ?
[ぽつりと感想を零すヴェラ>>286を怪訝そうな顔で見て。]
俺ァいつもこんなもんだろ。
[前と同じようにそう吐き捨て。 嬉しそうな奇声を上げるニコラス>>279が手の届く位置に居れば あーうるせぇうるせぇと言いながら片手でぎりぎり頭を締める。
と、ふいに下に降りる途中のギリアン>>281と目が合った。 じいっとこちらを見つめる巨漢に訝しそうな顔をしつつ。 黙って去って行く男に何を言うでもなく、背を見送ると食事に戻る]
(291) 2014/12/12(Fri) 23時頃
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[モンドの問い>>280とニコラスの疑問>>279。 そしてそれに応えるホレーショー>>288や置壱>>285を見つつ。]
人狼っつーのは。そーさな。 昼は人間の姿でうまーく紛れ込んでるが、夜に獣の本性を現し、 夜な夜な人を喰う…って話だ。
[自分の力で"視えた"ものについてこの場では話さない。 抽象的すぎて上手く言葉に出来ないし、この場に居る連中が無害とも限らない。代わりに、甲板上でミナカから聞いた言葉を伝える>>297]
船医様の見立てじゃ、捕虜の死因はでかい犬の牙でがぶり、だってよ。少なくとも人間じゃねェってな。
………バケモンの仕業だ。ありゃあ。
[けれど、例の感覚が過ったせいか、 付け加えた言葉は妙に神妙な声色になった]
(306) 2014/12/12(Fri) 23時半頃
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[やかましい血糊つけんじゃねぇとどやしつつ、 きゃっきゃっと騒ぐニコラスと戯れる。 問いには少し思案して]
船長が怖くねぇ奴、ねぇ………
[どうだろう。 ある意味で怖いもの知らずな連中ばかりだが、 それでも今まで船長には従ってきたはずだ。
船長が人狼だったら>>302。 そんなふとした疑問にははっと嗤い]
(325) 2014/12/12(Fri) 23時半頃
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……そりゃ、船長本人がそうなら恐れるもんなんてねェだろうよ。 絶望って話どころじゃねぇな。 その場合わざわざこんな騒ぎにした意味がわかんねぇがな。
[余り考えたくない可能性だ。 ホレーショ―達に同意するように否定を述べ、自嘲染みた笑みを浮かべたが。
その話は少しだけ、心に引っかかった。 何にせよ、今まで大人しくしていたのに、 いきなりこんな騒ぎを起こし出したのには何か理由があるのだろうかと。 ――それこそ理性を凌駕するような、強い衝動の類が。*]
(328) 2014/12/12(Fri) 23時半頃
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[噂話をしていれば船長本人の登場だ。>>345 不穏な笑顔に口を噤みつつ、ばたばたと去って行く者達を何となしに見ていた。
セシルが奏でるオルガンの音。それに続くニコラスの唄。 やたらと明るく笑い声を交えながら歌われるそれは 血と死体に塗れた部屋とはちぐはぐで、どうにも奇妙な気分だった。]
………は、悪くねェじゃねぇか。
[けれど何故だかそこまで悪い気分ではない。 楽しそうな和音に小さく口の端を上げ、ニコラスの頭を小突いた。 第三甲板での騒動にはまだ、気付かない**]
(381) 2014/12/13(Sat) 01時頃
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