25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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― 刷衛に当てられた部屋の前廊下 ― [花の身分で勝手に入り込むことはせず 廊下に腰を下ろし瞼を下ろす。
眼を閉じれば他の五感は鋭敏になって。 遠く宴の賑わい、近く風と虫の音に耳をすませる]
(331) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 21時半頃
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― 刷衛部屋の前 ― [足音に気づけば目を伏せたまま立ち上がって]
ええ、参りました。 私の舞には太刀が必要で ……特に旧友である霞殿が花主としておりました あれの琵琶と交えるには太刀無しではどうにも分が悪い
[との開く音を聞きながら聞こえた言葉には首をかしげ]
ええ、塞いでいるだけですので…… 顔をお気になさってるのですか…? でしたら、このまま閉じておりましょうか?
(337) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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伏せて一年は暮らしましたから 伏せたままでも私には さして不自由もございませんが
[さてどうしたものかな、と 伏せたまま首をひねって ただ、部屋に入れといわれれば 素直に音を頼りに敷居をまたいで
部屋の主が立てる音を聞きながら 刀が置かれたらしき台へと近づく]
(342) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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ええ。最初はどうして日常も困難ではありましたが 慣れてしまえば、閉じた時の鋭敏になる感覚は どうして重宝しております。
[そのまま眼は伏せたまま、ゆるりと手を伸ばし 形を確かめるように、指で鞘の背をなぞり 鍔、柄へと指を伸ばす。 その仕草で一つづつ外装に触れ 次いでそうして触れた中の一本両の手に取り… 鍔を鳴らして静かに引き抜いた]
……良い響きです。
[鳴る鍔、鞘と刀身がささやかに立てる音に耳を澄ましながら 刀身があるだろうと頃へ指を静かに沿わす
……滑らかな波紋、引っ掛かりのない刀身 静かに瞼を上げその刀身へ眼を投げた]
(346) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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記者 イアンは、同様の仕草で残り3本も伏せて聴く音と感触、開けて見る刀身で確認する
2010/08/03(Tue) 22時頃
記者 イアンは、始末屋 ズリエル自身はふりかえらず、眼を開けた時は刀身を食い入るように見詰め
2010/08/03(Tue) 22時頃
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[一つ一つ、五感を使い丁寧に見聞する。 それは、これからの”舞”の相棒
そうして選ぶのは黒塗りの鞘に質素なれど 繊細な銀の白蛇が絡む技を選ぶ]
では、これを……この太刀で 桴持つ変わりにして抜頭を舞えたら さぞ素晴らしいものをお見せできるかと
[猛獣に殺された父の敵を討つ舞だとも 嫉妬のあまり鬼になる者の舞だとも言われる 舞の名を出しその太刀を両の腕に抱いて笑う]
大変な業をおかし頂き誠にありがとうございます
[そうソファーに座っている研師を振り返り 床に片膝下ろし、拳を下げ頭を下げる。 彼の人の顔は外を見る髪に隠れあまり良く見えない]
(360) 2010/08/03(Tue) 22時半頃
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[何か因縁がある業なのだろうか? その言葉にゆるく首を傾けるも]
はい。誠にありがとうございます この借りは必ずや。 ……私に出来ることならば何なりとお申し付けください 主と共にある心以外ならば、何なりと致します。
[そう告げてから呟く声に立ち上がり 左手に太刀持ち……一歩刷衛に近づけば右手を伸ばす ゆるりと指先を相手の頬に触れようと]
(367) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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ええ。それが花であり 花であるゆえの誇りです。
[指先に触れる肌の肌理は粗く、骨は太く けれど、主とは違う、ただそれだけのこと。]
それはもう、良く拝見させていただきました ……おや……何方かの音が、鳴いている……
[ひたりと触れながらも、遠く響く笛の音に 香なき花である青年はするりと戸口へ]
(379) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[ただ一人の主を想い狂うも厭わない花は >>384の言葉に笑むばかり]
…誰の音でしょうね……では、お暇を 刷衛殿も良い夜と祭りを
[戸口を振り返り朗らかに笑い部屋を出る。 朱の装束は太刀を佩かぬもの 普段の白と紺の着物に着替えようかと廊下を歩く]
(387) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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ええ、自傷や自害はあの人の信仰に違えますから [……そうでなければ、既に散っていた。 よく、武家の自害について論を交えたから 主の自傷や自害に関する考えは知っていた。] [去り際の言葉、おどけた声には からからと、笑い返す]
そんなことを仰いますと 刷衛殿が萎えても強請りますよ?
[朱の装束姿で口にした言葉はそれが最後 今は自室で何時もの白い着物と 紺の袴に着替え太刀を佩いた]
― →自室 ―
(395) 2010/08/04(Wed) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 00時頃
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― →本邸 ― [装束は脱いだので大広間はさすがに…と思いながら 渡り廊下を歩く。 音だけは聞こえるところにいたいなと 大広間に近い場所を考えて 昨日横になった表座敷に足を向けた]
(400) 2010/08/04(Wed) 00時半頃
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記者 イアンは、手妻師 華月斎の笛の音と知る機会は逃したまま
2010/08/04(Wed) 00時半頃
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― 表座敷 ― [表座敷の障子を引いた。 独り、そこに先客が寝ているのを見て そういえば高嶺が赤が散る布を持っていたのは この部屋のあたりかと思い出し嘆息一つ]
…………お前はこの祭りの何を知る?
[思い出すのは大広間での表情 今、篭る熱に魘される姿からは 想像はつかないけれど]
(406) 2010/08/04(Wed) 00時半頃
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― 表座敷 ― [寝床の姿からは足の傷は見えぬから あの朱がこの花のものかはわからないが どうやら熱を出し苦しんでいる様子 今も小さく声が零れて
屋敷のものに水を張った桶と手ぬぐい 水のみを用意させれば 緩く手ぬぐいを絞りその額へと]
……獣かどうかわかるまでは人扱いだ。
[呟くのは自分への言い訳か]
(408) 2010/08/04(Wed) 00時半頃
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― 表座敷 ― [掠れた呟きは以前聞いた声よりも弱弱しいもの 向ける眼差しは熱で濁ったか どうやら青年を青年と認識していないのは 尋ねる声から判断がついた]
――……寝ろ
[表座敷の傍にいた高峰を思い出し 彼の声色を思い出す ……物まねの修行は積んでいないが 眼を伏せて鍛えた聴力で聞き取った細部を 出来るだけ真似て口にしその眼を覆う]
(413) 2010/08/04(Wed) 01時頃
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― 表座敷 ― [童花が見たい者とは違うと気付かせないで済んだ? 熱に魘される幼子の夢を壊さないですんで 内心軽く安堵するも、 ぽつり、ぽつり、呟かれる声は…… 状況は違うのだろうが一年前の己の心を思い出させる]
――……目覚めたくなるまで休め。 それまでは寝ていていい 道がないのなら、眼を閉じ眠ろう。 ――……水は飲むか?
[あの高嶺がこのようなことを口にするだろうか? そう、思いながら言葉を落とす。
途切れる言葉には塞ぐのとは違う手で 水のみを手に取り尋ねた]
(423) 2010/08/04(Wed) 01時頃
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― 表座敷 ―
……――
[咲くにせよ、散るにせよ、花の命は短い 童花の言葉はそのことを指すのだろうか? のろのろと身を起こすその小さな姿に 彼が普段眼鏡を入用としていることを 知らない青年は気付かれぬよう願いながら 覆う手を背に回し起こそうとする半身を支えて。]
……無理はいけない
[高嶺が使いそうな言葉と、我が主なら こんな時どんな言葉をくれたかを考えながら そっと、”みず”の言葉に 水差しを咥えさせようと]
(428) 2010/08/04(Wed) 01時半頃
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― 表座敷 ―
…………――
[眼を覆い生活する時間が一年 気配には嫌でも敏感になる 抱えた軽い体重の半身が 眼を見開くのを併せて見れば それが夢から覚めたことぐらいはわかる]
――……すまん ただ。まだ熱がある、ゆっくり休んでくれ [水差しを床に置けば またその眼を覆おい寝かしつけようと]
(437) 2010/08/04(Wed) 02時頃
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[大人しく寝かしつけられ 敷布に転がる姿が零した言葉に 一年経っても間違え、期待し、夢を見た 昼の自分を思い出す]
――……俺は愚かだとは言えない ……それでも愚かだと言われるなら それぐらい、会いたいんだ、その人とは 君は……いや、君も
[自虐の言葉に寝かしつけたロビンの その短い髪に手を伸ばしながら]
……いや、そう言うわけじゃ… ここに、いるの知らなかったし ただ、きたら君が魘されてたから
[それだけ。 本当に偶然立ち寄ったので質問に肩を竦めた]
(447) 2010/08/04(Wed) 02時頃
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……事情は良くわかんないけど、さ でも、君は夢に見たんだ…多分高嶺かな?
[背を向ける姿に、胡坐をかいて肩を竦める ちょうど子供が駄々を捏ねる姿によくにてると思った だから、今はあまりいっても頑なになるだけかと それだけ口にして]
そうだね、ロビンを介抱しても損にもならない ………ああ、俺は花主はいらないよ 死んだあの人以外の花になる気なぞない。
[点数稼ぎ云々には、からからと笑った]
大広間に行くには装束は脱いじゃったしね 楽に音はききたいから君には邪魔だろうけど、 俺はここにいるよ
(458) 2010/08/04(Wed) 02時半頃
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えー、俺もまんまるに執拗に呼ばれたんだよ。それに、特別な舞がどうも舞えそうでさ
[黙り込んだ様子に図星を知り 背を向けるロビンにこっそり笑う 鳴れぬ物真似の模倣人物は正解だったと]
本当、繊細だなー 俺は逆に一人寝だと寒くてよく寝れないけどな まぁ、昼間俺が休んだ表座敷にいるのが運の付だと思ってよ?
[そういえば畳みにこてんと寝転がって]
……誰の花でも良いってわけじゃないだろ…… まぁ、君はそうじゃないかもしれないけど……少なくても、俺はそうだ
[そう口にすれば、いつもの生活の癖で 仰向けば眠気が襲うから すぐに畳で静かに寝息が零れた 熱があるロビンの迷惑も顧みないで*]
(470) 2010/08/04(Wed) 03時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 03時頃
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これでも舞じゃ有名なんだよ、俺は
[信じられないとばかりの様子に笑って 実際は表向きは事故、だが調べれば 喰われて死んだチャールズの 大切な花……そこに少しの尾びれを センターはつけ、宴を開く者に自ら毒花を抱かせる。] [溜め息と共に温もり残る掛け布団一つ そう言う意味じゃないんだけどな、と 笑いながらも礼をこぼす]
[久方の人の温度に寝入る耳に届く子守唄は 意味こそ掴めねど切なくなった]
[だからだろうか、掛け布団のロビンの温もりが失せ 浅くなる眠りから覚醒しかけたとき 目の前の巻き寿司に手を伸ばしたのは]
[掛け布が黒なら干瓢巻きか。]
(487) 2010/08/04(Wed) 07時頃
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[また眠りにつく青年の脳裏にはそんなことと、 拗ねてふて寝した夜も 気がつけば暖かな腕があった優しい記憶に 童花もそんな記憶があればいいと]
[時折銀シャリからのぞく髪を撫でながら眠る様子は 艶より*大型犬にじゃれつかれた童のよう*]
(488) 2010/08/04(Wed) 07時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 07時頃
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― 表座敷 ― [久しぶりの人の温度は青年に遅い目覚めを与える] [ゆるり、寝乱れた着物の襟も合わせぬまま 一人口元に手をあて考えこむ。] [眠りの間、夢見たいくつか 触れられ花の習性で微か鼻にかかる声をこぼした 気になる言葉もあった。 何か口にくわえられた。]
[口元に触れていた指が米粒に気づけば 平で顔面を覆った。]
童花は……
[伏せた顔面を上げ真剣に考えたが 当人がいぬなら、下手な考え休むににたり また、会えたら聞こうと。]
[昼の陽射しは明る過ぎて見えすぎて。 一息つくと、袂から包帯を取りだし目を覆った。]
(591) 2010/08/04(Wed) 21時頃
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―表座敷― [それから、暫く座して考えるは仕事の段取り そうすれば、なんの柵もなくあれの琵琶とあわせられるは 次の宴までかと。 新たな太刀を舞試ししたいこともあり、 屋敷の者に、霞の様子を見てきて欲しい もし、手透きなら琵琶と舞、どこぞで合わせぬかと 場所はまかせると言付けて欲しいと]
(597) 2010/08/04(Wed) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 21時半頃
記者 イアンは、ゆっくり表座敷で屋敷の者に頼み水桶と手拭いで顔を洗ったり、身体をぬぐいたりしてる
2010/08/04(Wed) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 21時半頃
記者 イアンは、座敷に近づく足音に顔をあげた
2010/08/04(Wed) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 22時頃
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― 表座敷 ― [足音にゆるりと着物の袖に通して 白着物の着流し姿で邦夜が入るを迎えた]
おや、邦夜殿、どうかされましたか?
…………………また、難儀な……
[何をされたかはぼかされていたが 深刻ではない様子 大体察しはついて
…………小さく噴いた。]
主であろうと、あれは容赦ありませんね。 ええ、精々気をつけておきます
[そう、言いながらも、まだ声は笑いに震え ]
(612) 2010/08/04(Wed) 22時頃
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記者 イアンは、さすらい人 ヤニクに調子、悪いのに笑ってすみません。と、いいつつ、まだ止まらない
2010/08/04(Wed) 22時頃
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それは良かった。 あまりに深刻なようなら上書きすべきか 少し、考えましたので。
[苦笑を溢す様子に、 からからと朗らかに笑い。 今は覆った瞳も白布の奥でほそまる]
ご覧頂きありがとうございます。 芸を誉めて頂けるのは花には至上のよろこび。 ……太刀を借り受けましたので 次の機会には得手の武舞を舞おうかと。 そちらも是非に
[着流し姿で胡座をかき、拳を畳みにつけ頭をさげて]
(620) 2010/08/04(Wed) 22時半頃
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期待外れにならぬよう、尽力いたします
[ただ、舞う舞台は宴ではなく 獣を狩る場になるとは今は口にしないまま。 顔を上げてそう告げる。 ただ、続いた言葉には小さく笑った]
……何をされたか、私の予想は 多分当たっているようですね では、先ほどの無礼も在りますし
[それではと、ゆるり声のするほうに両の手を伸ばして] ……ああ、どうやら私は先ほど干瓢巻きを いただいたので、口は注いではありますが 名残の味があるかもしれませんがご容赦を
[邦夜を捉えることが出来たら 目も見えぬが慣れた仕草であごを捉え ゆるりと唇を近づけた]
(638) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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[触れた唇に微か、擽るような舌の感触 深いものではない、遊戯めいた口付けがすめば 邦夜が笑っているのは見えぬが 同じように青年も笑った]
……ならば、きっと良き花祭りにこれからなりますよ
[返した言葉は、予言めいた言葉 何がおかしいのか、その言葉のあと青年は からからと笑うけれど……邦夜の続いた言葉には 淡く微笑んでから言葉を紡いだ]
……私は潔く散る花。それはお間違いなきよう。
(652) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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勿体無い、有るのお話ではございません。 ただ、私の心は亡き主と共にある それだけのことなのです。
[耳に届くのは彼の持つ薬の音か。 ぼやく言葉には、緩く首を横にふった。]
……花主が花を選ぶだけではなく 花も主も咲き方も選ぶのです。
[そう、口にして、一度口をつぐんで けれど、次いで朗らかに笑う]
なんにしても、ありがたいお言葉では有ります。 接木されることを選びませぬが 袖触れ合うも何かの縁、散る花の咲きぶり 愉しんでいただければと思います
(665) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/05(Thu) 00時頃
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[主のことに言葉が及べば嬉しそうに笑い頷いて]
……花も人で有るとわかっていれば 邦夜殿の花も必ずや…… と……秘密、ですか……わかりました。
[言葉にコクリと頷きながら 途中で途切れた言葉には深く追求はせず 秘密を約束して] [ただ、何か様子がおかしい?零れる言葉に 青年も首を傾げる]
……どうか、いたしましたか? 邦夜殿……?
[ゆるり、先程邦夜がいた場所に手を伸ばして 何が起きたのか確認しようと]
(678) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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……咳が零れておりますよ……
[耳に届く畳に座した音、 その音を頼りに邦夜の背を探し擦ろうと]
疲れているならば御無理なさらず。 ここに、寝床の用意をさせましょう。 横になって休み、お疲れを取ってください。
[そう言うが速いが 青年は屋敷のものに声をかけて 寝床の準備をさせる。 ……立ち上がるのを諦めざるを得なかった様子 大丈夫の言葉を信じる気は青年にはない]
(686) 2010/08/05(Thu) 00時半頃
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