18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜
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―森―
[松明の灯りに浮かぶ姿に、...も安心したように息を吐く。 そういえば、真っ暗な森を何故転びもせずに歩いて来れたのか。 ガストンの肩に飛び移った鳥が、得意げに鳴いた気がした]
この子、頼りになる相棒、らしいの。
[隣を歩くガストン>>2:414に、そう答える。 何を話したかと問われると、少しの間考え込んでから]
大切な人に会えたから、……帰るって。
[それだけを、かすかな微笑と共に穏やかな口調で。 見上げた視線はガストンのものと交わっただろうか。 珍しいことだと驚かれるかもしれない。 撫でようとして下げられた手を、そっと目で追った]
(3) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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…………あっ。
[森を出ると、鳥は一声鳴き、遠くへ飛んでゆく。 『テッド』の記憶はいつか、薄れていってしまうのだろうか。 それでも、彼の笑顔や言葉は魔法ではないから。 きっと思い出せないだけで、自分の、皆の、心の奥底に]
(4) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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―集会所へ―
[いつの間にか、外は薄ら明るくなっていただろうか。 サイモンの遺体を埋めたいと、相談したかもしれない。 きっと、この状況では難しいだろうけれど。 そして森を抜け、集会所への道を急ぐ途中に]
……“少年”を、殺めたことにするなら。
[唐突に切り出す。 この状況で、ガストンはそうするのではないかと。 それならば、自分も共犯者になろうと]
狼では、なかった。それは確か……で。 でもこのままだと、誤解されてしまうかもしれない。
だから、わたしが、「狼ではなかった」と言おうと思う。
(5) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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[テッドを狼として、残数を誤認させてはならないから。 この提案にどういうことだと、ガストンは問うだろう。 ...はガストンを疑う素振りを見せることなく、告げる]
―― わたしは、霊能者、だから。
[文献で見た呼称。彼の表情はどのようなものだっただろうか**]
(6) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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―深夜・集会所―
[ガストンとの話の結末は、どうだっただろう。 集会所のドアを開けると、ミッシェルだけが起きていたか>>13。 テッドのことを話そうとしたが、 結局、朝に皆が来てからにしようと止めただろう。 タルトに気付くと、小さく嬉しそうな表情を浮かべ。 窓際でぼうっとしている間に、ミッシェルは寝入っていた。 そして、...も睡魔に襲われ、長椅子に凭れかかり――**]
(17) 2010/07/03(Sat) 21時頃
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―朝・集会所―
……っ、え?
[ヤニクの声>>14に、はっと眠りから覚める。 鈍く痛む頭を抑えながら身体を起こすと、周りを見回して。 誰かと視線は交わっただろうか。 ドアを開ける乱暴な音が響き、上を振り仰いだ]
……まさか。
[ドナルドが上るより早く、2階へと向かっただろう。 タバサの後ろ姿に気付くとともに、ヤニクの咆哮が>>19]
(25) 2010/07/03(Sat) 22時頃
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[漂う濃厚な、鉄錆の匂い。 思い出すのは未だ記憶に鮮明な、赤に染まるサイモンの姿。 止まった足は動かず、ドアへの一歩は踏み出せなかった]
……なん、で。
[崩れるようにへたり込むタバサに気付く。 でも何も出来ないまま、廊下の端で立ち竦んでいるだろう]
(27) 2010/07/03(Sat) 22時半頃
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[ドナルドの壁を蹴る音、ヤニクの叫び。 どれも遠くの出来事のような、薄い膜を通した現実感。 ただ何故か、タバサの発した名前だけは聞き取れた]
……アイリス、が。
[赤い裾が翻り、前を通り去ってゆく。 ドナルドの呟き>>31はここまで聞こえなかった。 ミッシェルがよろめくのが目に入ると、 未だ呆然としたまま、声も掛けずに手を貸しただろうか**]
(34) 2010/07/03(Sat) 23時半頃
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―集会所・2階―
[歩を進めようとするミッシェルに手を貸し、 やっと震えの治まった足で、開いたドアの元へ]
――――っ。
[赤に染まる部屋。 ベッドに横たわるアイリスは、更に深く赤く。 あまり話したことはなかった。 それでも、何度か両親の墓参りに来ていた彼女を、 何度か垣間見た華のような笑顔を、思い出して]
……お墓も、作れない。
[アイリスの埋葬についての話には、ぽつりと。 へクターの占いの結果には気が回らなかっただろう]
(62) 2010/07/04(Sun) 03時頃
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そういえば、ペラジー……いない?
[ドナルドの言葉>>47に、やっと気付いたように見回す。 まさかという不安と共に、話し合い中の様子を思い出し、 少しだけ眉を寄せてしまったのに誰か気がついただろうか]
フランシスカなら、確か、1階に居たはず。
……先に、降りているね。
[タバサを安心させるよう、それだけを伝えて。 ドナルドに促され>>55、ミッシェルに小さく頷いた。 ガストンが階段を降りるのを支えるなら、後ろからゆっくりと。 花瓶に飾られたユリを見て、ひとつ、悲しげに息を吐いた]
(63) 2010/07/04(Sun) 03時頃
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―回想:深夜・集会所―
[窓から欠けて行く月を眺めていると、 近付いてくる気配に気付いて、ゆっくりとそちらを向く]
―― わかった。
[短い言葉>>46に、短く返事を。 それだけで何のことか伝わったのだろう。 自分の役目を確かめるように、 未だ壊れたまま、袋に入っているペンダントに触れる。 この状況ではミッシェルに頼めなくなってしまった。 そして2階へ上るガストンを見送っただろうか]
(72) 2010/07/04(Sun) 08時頃
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―現在・集会所―
[ユリの花を見つめる瞳の奥には、何が映っているか。 ガストンに話しかけられる>>70と、少し驚いたように振り返り]
……うん。……かならず。
[『無事に人狼を退治できたら』 ガストンも自分も、その時まで生きていられるのか。 過ぎる思い。ぎゅっと目を瞑り言葉には出さず。 変わりに唇を噛んで、手を痛いくらいに握り締めた。 まるで、何か強い覚悟を込めるように]
……フランシスカ。
[蹲る彼女を、ガストンの後ろから伺う。 しばらくして、ドナルドの声>>68が集会所に響いただろうか。 一瞬肩を震わせるが、何も言わず身体をドナルドのほうに向けて。 何かが気になったように首を傾げてから、ふと口を開いた]
(73) 2010/07/04(Sun) 08時頃
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なぜ、昨日が空振りだったと、……そんなに、言えるの?
[人狼は、ひとりじゃないかもしれないのに、と。 テッドを殺める現場を見たわけでも、自分が告げたわけでもない。 零れ落ちた疑問と疑惑に、ドナルドの反応はどうだったろうか。 そして周りに聞かれたなら、ガストンのほうは見ることなく]
彼は確かに、人間だった。――私はそう、視えたから。
[彼を殺めたこと、そして霊能者だということを明かしただろう。 その時にはヤニクの姿はあったかもしれない]
(74) 2010/07/04(Sun) 08時半頃
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[あの少年を殺したと、そう告げた後。 タバサにだけは真実を伝えたくて、そっと目を合わせようと。 それで彼女が察してくれたかは分からないけれど]
…………。
[へクターの言葉>>76に、小さく頷いて。 タバサの料理には気付いたものの、コップだけを手に取る。 口に含むとレモンの爽やかな香りと、蜂蜜の微かな甘さが広がり、 離れないあの鉄錆の匂いと喉の渇きを、そっと癒してくれた]
……ありがとう。
[礼の言葉は、小さすぎて聞こえなかったかもしれない。 そして時は過ぎ。額から血を流したヤニクが帰ってきたか]
(86) 2010/07/04(Sun) 13時頃
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[皆には、アイリスが霊能者だった可能性が考えられる。 それに気付かなかった...は、怯みそうになるのを堪えて]
人が死ぬと、視えるの。小さい頃から。 …その人の、伝えたいこととか、…思いが強いと。
人狼だとどう見えるのか、まだ分からない。 でも……彼のそれは、明らかに人だった。
ただ、大切な人を……守りたかった、だけだって。
[何度も躓きかけながらも、どうにか伝えようと。 要領を得ない説明ではあったが、口調には芯があっただろう。 しかし嘘をついている事実があるためか、 一度迷うように目を伏せて、手をきつく握り締め前を向いた]
(87) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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……それでも、証明は出来ないけれど。
[最後の悲しげな呟きに、誰か気がついただろうか。 話し終えると少し息が切れる。手は極度の緊張に震えていた。 ヤニクがへクターへ視線を移すのを>>83、 そして投げ出された小石を目で追い、白く光るのを見て]
……ミッシェル、は。
[ほっと、嬉しそうな安心したような表情を浮かべ。 しかしそれも一瞬。すぐに固いものに戻っただろう**]
(88) 2010/07/04(Sun) 13時半頃
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墓守 ヨーランダは、さすらい人 ヤニクの額の血を見、僅かに眉を寄せて。迷った後に清潔な布を渡そうとしたが、受け取って貰えるのだろうか。
2010/07/04(Sun) 13時半頃
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―現在:集会所―
わたしは、霊能者として確定ではないけれど。
[ドナルド>>164に、小さくそれだけを返して。 もう少しだけ考えさせてというように、下を向く。 考えることから逃げてはいけない。絶対に。 袖に隠れた手のひらに、握り締めた爪が食い込んでゆく。 何度目か分からないそれに、血が滲んでいるだろうか]
……ガストン。
[強い意志を感じて、思わず振り仰ぐ>>168。 目があったなら小さく首を振って、自分で決めると伝えたか]
(171) 2010/07/05(Mon) 00時頃
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―回想―
[自らとへクターの問いに答えるドナルド。 そして返された言葉>>89に、目を閉じたその顔を思わず見つめ]
…………。
[答えることは出来ず、無言のまま。 人狼が何故人を襲うのか――、 本能と食事のためだけではないのだろうか、とふと浮かんで。 今考える事ではないと、頭の中から打ち消した]
……そう。先手を打てる、能力ではないから。
[趣味のいい。痛烈に感じられる皮肉。 それでも強く言い返すことはせず、ただ淡々と認めた。 そうでもしなければ耐えられないというように。 でもその様子は、どこか冷たくも見えたかもしれないけれど]
(183) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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―少し前―
わたしは、ドナルドに……投票します。
[俯いていた顔を上げ、告げる。 その直後にドナルドの笑い声>>176が被さっただろうか。 ...が理由を語る暇もなく、ドナルドは扉のほうへと―]
(195) 2010/07/05(Mon) 01時頃
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―回想―
[ガストンの言葉>>98に安堵を感じ、少し手の力を緩める。 へクターの目配せ>>113に気付いたら、躊躇いがちに目線を返した。 励ましているように感じられて、心の中で礼を込めて。 フランシスカがガストンに縋り泣いた時は、何も声を掛けられず、 タバサと寄り添い何かを話す様子を、切なげに見遣っただろう]
―― そんな、ことを。
[ペラジーの『良い子だから』という台詞>>110に、目を見張る。 彼女から感じた、底知れない恐怖に身を震わせた。 疑いを恐れない人間だとしても、それでも、違和感は残って。 しかしその後の様子には、彼女は人狼ではなく、まるで……と]
(199) 2010/07/05(Mon) 01時頃
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