275 突然キャラソンを歌い出す村
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[周囲を見渡す。]
[ ♪天井めいっぱい伸ばしたリンネル ♪誰かのFigureナンバーワン ♪直方体に降り積もる日々描いて ♪『待て』といわれて 時間を止める ]
[……恐らくは誰かに連れてこられたこと。 それにも気づかずスヤスヤ眠り続けていたこと。 熱冷却シートが額にはられているらしいこと。 周囲の情報から察するに、ほぼ間違いなく女性の部屋ということ。 その辺りはすぐに察しがついた。 起き上がって誰かいないか探そうとベッドから降りたあたりで、猛烈な眩暈に襲われて、再び気づくと床に倒れてまた眠っていたので、これはヤバイなと顔を引き攣らせた。]
(210) 2018/04/02(Mon) 14時半頃
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[日本で使う用のスマートフォンを探している途中、チンアナゴの縫いぐるみのようなものに、メモが貼られているのに気付いた。 メモに目を通す。ヤニクは顔を赤くした。]
……、……たうばぁ(オーマイガ)
[どうやら先生に介抱して貰っていたらしい。 子供みたいに寝落ちて、こんな図体になっても人に寝床まで運ばせていた。先生というのがまた、強烈に恥ずかしかった。 盛大に甘えた記憶のある大人は先生くらいだったから。 様子を想像して顔を覆った。 甘えん坊に戻ったみたいだ。]
(211) 2018/04/02(Mon) 14時半頃
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[ ♪誰かの帰りをまつワンルーム ♪鍵をあけてもらうのを待ってる
♪等身大の人物画 ♪『おかえりなさい』を喉元で待つ ♪主役の抜け殻 誰のおもかげ? ]
(212) 2018/04/02(Mon) 14時半頃
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[書置きを見てスマートフォンも無事発見。 爺に連絡をいれる。]
『すまない、心配をかけたかも…… 魂力を使いすぎて、さっきまで眠っていた。 今は担任の先生の家にご厄介に。 場所は……ちょっとわからないな。 うん、そうしてくれ。ありがとう。……
ペラジーは加護を切ってパイーパティに帰した。 人との繋がりなしには此方の空気には耐えられまい。 ……大丈夫。また会いにいけばいいだけだ。
……恐らくはホテルに戻った方が 先生も安心されるとは思うんだが…… ……直接礼を言いたいから、もう少し待ってみる。
昨日に続いて、面倒をかける。また後で。』
[ベッドに突っ伏しながら極力声だけは平静に話し終えて、電話を切った。]
(213) 2018/04/02(Mon) 14時半頃
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[時間を確認するに既に夜だ。 学校でくらり先生と並んで机に突っ伏して眠ったところまでしか覚えていない。あれは夕方だった気がするが……。
スマートフォンは手放さず、交換した連絡先から太刀浦朧を選んだ。メッセージを送る。
『チアキさんのこと、何か聞いていませんか?』 『心配しています。』
クラスの中で一番早くチアキの容態に関して知るのは佐倉ソフィアだろうけれど、今はきっと大変だろう。 だからその次。太刀浦朧なら何か知っているのではと思った。**]
(214) 2018/04/02(Mon) 14時半頃
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―桜の木の下/夜―
[くらりを待つ間に、胸元の端末が震える。 ソフィアからだろうか、と慌てて取り出して確認する>>205。 予想は的中。 最悪の報せを恐れ、喉が鳴る。]
(215) 2018/04/02(Mon) 14時半頃
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佐倉ソフィア
┌───────────────┐ < お兄ちゃん、意識はまだだけど │ │少し喋ったって! │ │太刀浦さんは大丈夫? │ └───────────────┘
[一命をとりとめた様子に深く、安堵の息を吐いた。]
未読 ┌───────────────┐ │安心しました。 │ │俺も用が済み次第向かいます。 > └───────────────┘
(216) 2018/04/02(Mon) 14時半頃
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[しばらくすればこちらに向かう足音が聞こえた。 足音が近づけば、立ち上がりその主を見る。 待ち人来たれり、とでも言っておこうか。>>167]
来たか…。
もう少しで帰ろうかと思ったところだぞ。
[幸い待つことへの耐性はめちゃくちゃ高いのだが その適正を仇に使うのもなんか癪だった。 しかしくらりに用があった。 『稽古』、それともう一つ…]
…佐倉チアキを襲ったのは貴様か。
[肩にかけた勝手に借りているクラスメイトのパーカーがはたはたと夜風に揺れた。**]
(217) 2018/04/02(Mon) 14時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2018/04/02(Mon) 15時頃
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― 桜の木の下 ―
>>217 ごめんなさいね。 ちょっと子供を寝かしつけてて。
[ヤニクが聞いたら悶絶しそうなことを言う。]
……あー うん、
[チアキの件、どう言った物かと少し悩む。]
佐倉兄をヤったのは私じゃないわよ。 あれは多分、もっとこう…歌を"聞いた"感じ、恋する乙女を拗らせた何かと言うか…… いや、ごめん。私もよく解ってないのよ。アレが何なのか。 えっと。多分もう居ないんだけどね。
[このような答えでは納得できないかもしれないが、]
(218) 2018/04/02(Mon) 15時半頃
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まあでも、あまり関係無いかもね。 佐倉を襲う邪魔になるなら、結局は私が排除していただろうから。
――…これからあなたにするみたいに。
(219) 2018/04/02(Mon) 15時半頃
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……、
………?
[朧の肩ではためいてるのは、あれ、ヤニクのパーカーじゃなかろうか。 流行っているのか。上着を人に渡すの。]
(220) 2018/04/02(Mon) 15時半頃
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クラリッサは、自分のスーツジャケット回収済み。
2018/04/02(Mon) 15時半頃
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― そのころ 生良くらり宅(Japanese 1DK) ―
[……ゲホッゲホッ。ジャーッ。]
(無理……ひとの家で吐いちゃった……) (先生ゴメンネ……)
[くだんの子供は絶不調だった。 汚してはいないものの、くらり家のトイレで凹みに凹んでいると、くしゃみも出てきた。>>218 >>220**]
(221) 2018/04/02(Mon) 16時頃
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[モニカの残像を見つめてしばらくした後。
オレは残っていたペットボトルの水を飲み干した。部活の音が響くグラウンドには行きにくい。やはり部長にメッセージを飛ばすだけにした。マネージャー希望者有りの報告に喜んだ報告を受けたが、逆に掛布先輩の不在を知る事となる。]
…、珍しい。
[熱心なマネージャーという印象がある先輩だ。何かあったのかな、とは思う。そういえば自分も心配されていたと思い出す。]
…、あ、ゴミ… 焼却炉でいいか
[手に持っていたペットボトルの空を持ってノタノタと歩いていけば、普段は人気のない焼却炉で人の声が聞こえて、ついつい気配を消すように歩いて…、そして、オレは……見た。]**
(222) 2018/04/02(Mon) 16時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2018/04/02(Mon) 16時半頃
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>>218
(子持ちだったのか…)
[意外な事実に面食らう。 今から、子供から母を奪おうとしているのかという 自分の状況に顔を顰める。 勝手な思い込みである。]
(223) 2018/04/02(Mon) 16時半頃
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[続けて語られたチアキの件に関する見解は くらりが語る言葉よりも、 まるでこれから起こることの方が嘘のように思えた。 信じるに足る言葉だろう。]
恋、…か。
まさか恋い慕う相手を襲うとは。 まったく、人狼とは難儀な生き物だ…。
[首を捻りながら相槌を打つ。 それでいくと、くらりもソフィアに恋をしているというのか。 理由は一様ではないのか。わからない。 だが朧には関係のないこと。 続く「邪魔になるなら排除する」と言う言葉を聞けば そちらには得心がいく。]
それには同意だ。 俺も佐倉をお守りする為、貴様らを排除する。 何も変わりはせん。
(224) 2018/04/02(Mon) 16時半頃
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[腰の刀に手をかける。 会話をかわせば生良くらりが自分をただの生徒として扱っていることは解る。 しかし、これは避けて通れぬ道でもあるのだ。朧の決心は揺るがなかった。]
〈ブーー ブーーー ブーーーー〉
[朧の懐でまたも端末が震える。 ちなみにマナーモードから戻す方法がわからなくて朧の着信音は常にバイブだ。]
む。すまない、少し待て。
(225) 2018/04/02(Mon) 16時半頃
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[くらりに頼み、内容を確かめる。>>214 ヤニクだ。 そういえば奴はチアキ様に会いたがっていた。 今回の件は、さすがに驚いたことだろう。
『一命は取り留められた。』 『○○病院へ搬送されている。』 『このまま電源は切るから急ぎの用があれば学校に来い。』
送信すればスマートフォンをヤニクのパーカーのポケットに仕舞い、 パーカーは木の根元に放り投げられた。]
待たせたな。
[そういうと刀を抜き、くらりをまっすぐ見据え、中段に構える。 イマイチ緊張感もへったくれもないが、『稽古』が始まろうとしている。]
(226) 2018/04/02(Mon) 16時半頃
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[下校指示が出されていたのかもしれない。>>93 4階までの階段を昇る間、多くの生徒とすれ違った] [階段を昇る。]
「聞いた?校内の殺人事件」 「え、自殺じゃないの?」 「生きてるんじゃないの? 救急車、下に来てるの見たよ」
[階段を昇る。]
「背中がズタズタだったって」 「え?刃物で手切ったって話は?」
[階段を昇る。]
「運ばれたの、あの佐倉の兄ちゃんだってよ」 「保健室で血まみれだったって」
(227) 2018/04/02(Mon) 16時半頃
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―――保健室、
[―――保健室に入っていった、 あの女子生徒は?]
[聞こえてきた噂に彼女の話は無い。 最低でも怪我してはいないのでは、とは思う。 彼女たちが出て行った後に、事が起こったのかもしれない。 ………もしくは。]
(228) 2018/04/02(Mon) 16時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2018/04/02(Mon) 18時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2018/04/02(Mon) 18時半頃
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>>224
本当に。難儀よねえ…… ああ、私は別に、佐倉のこと美味しそうなご飯としか思ってないから。 そっちについては安心して良いわ。
[くらりが恋したのは、ソフィアではなく12年前の――…>>37]
(229) 2018/04/02(Mon) 19時頃
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>>225 [腰の刀に手をかける朧に対し、無手のくらりは構えを取らない。 常の微笑のまま、しかし身に纏う空気は鋭さを増し――]
〈ブーー ブーーー ブーーーー〉
ええ…… ちゃんと切っときなさいよ……
[文句言いつつ、ちゃんと待ってやる。]
(230) 2018/04/02(Mon) 19時頃
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>>226 あ? 終わった?
[朧を待つ間、自分の髪を弄ってたくらりが改めて向き直る。 だいぶ締まりのないやりとりの応酬を経たが、朧が刀を中断に構えるのを見て、]
(231) 2018/04/02(Mon) 19時頃
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――――(ドンッ)
[桜の花弁が夥しく散っている地面を、鳴らすように踏みつけた。 地面が震える。大気が震える。自然、イントロも流れ出す。]
♪ (台詞)『――さあ踊りましょう。月光に照らされて』 ♪
[ちょい、ちょい、と手招いた。]
(232) 2018/04/02(Mon) 19時頃
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――焼却炉――
[驚いたような亀吉の表情>>190は、突拍子もないものを見聞きした、という様子ではなかった。 不安や疑問に光明が差した、そういった反応に近い。]
……本当に、そうなのかよ。
[苦々しく吐き捨てた。 疑問符つきの問いかけが並んだが、最低限亀吉自身は、「弟がいる」事実を知っていたのだろう。 失われた赤子は、秘密裏に運命の反対側に置かれた。その子供には、何も伝えられることなく。]
(233) 2018/04/02(Mon) 19時半頃
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言っておくけど、俺は。 俺が君の弟だったとして、自分が座敷守何なのか、なんてことには興味はない。 俺は神寺フェルゼだ。それ以外にはなりたくない。
[戸惑う亀吉に、先に明確な線引きをした。 俺は事実が知りたかっただけであって、歩み寄るつもりではなかった。]
(234) 2018/04/02(Mon) 19時半頃
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――今となっては知る者のいない真実――
[座敷守――否、『奥守』は、その血筋に人狼を抱く旧家である。 しかし、そこに生を受けたもの、仕えるもののすべてが、その血を礼賛するわけではない。 中には人狼そのものを疑問視し、狼の系譜は絶つべきだと考えるものも出はじめていた。 それでも、多数派と歴史に押しつぶされ、排除され、それらは「いないもの」になっていた。
その折のことだ。 『御方様ご出産、どちらも男の双子のお子様』の報が入ったのは。]
(235) 2018/04/02(Mon) 19時半頃
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[一人の使用人が、命を賭して赤子を奪った。 何も知らぬ、何の罪もない子供を、自らの道具とするために。 いつか、奥守の血のものが己を律せなくなるようなことがあれば、それを討てるようにと。 奥守は狼の血を持つ以上、その敵対組織のことももちろん認識していた。 それが綻び。運命の分岐の始まりだった。
幸か不幸か現代は、産みの親なしでも子は育つ。特別健康上の不具合がなければ、なおさらのこと。 長兄にだけ継がれる眠れる狼は、たとえ双子であってもやはり弟には宿らなかった。 秘密裏に《組織》に預けられた子供は、その血に定められた卓越した身体能力と、狼の気配を察する勘の良さで着実に力をつけていく。 狼がその存在を隠して生きるならば、狼を狩る組織もまた、その存在を隠すことに長けていた。 子は、15年以上もの間、奥守の誰にも見つかることはなく、今を迎えた。]
(236) 2018/04/02(Mon) 19時半頃
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[何事もないのならば、それはそれでよかった。 奥守が座敷守として平穏無事に過ごすに越したことはなく、人に害を成す狼を討つ人間は増える。 そう考えていた一派の唯一の誤算は、「Heroine因子」の存在だった。 佐倉ソフィア。彼女を中心に、双子の運命は、過去は、未来は、急速に交じり合う。 分かたれた双子は、運命の輪を回って巡り合ってしまった。 いや、今にして思えば、本来は双子が分かたれたことも、それ以前に奥守当主の元に男の双子が授かったことさえも、すでに運命の渦中だったのだ。
――ただそれを、その瞬間には誰一人として知る方法がない。それだけのこと*]
(237) 2018/04/02(Mon) 19時半頃
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[>>@26 牛乳をわずかに噴き出す。棒立ちで前を見つめる。
――この感じには覚えがあった。 女性と一緒になったとき、ちょっと雑に帰ろうとしたときとかにこんな感じのことになる。あるいは告白された時に断ったあと背を向けるとこんなかんじになる。ケンカした後に出て行こうとするとこんな感じになる。 ということを、彼は身をもって知っていた。 ダメ孫である。 その感じが、実家の様な安心感でもって懐かしまれた。]
[ただひとつ問題は、その女性の質量をもった存在が 目線の先の窓ガラスにうつってないことだった。 冷汗がうかぶ。 黄色い笑い声、楽しかった日々、 愛しあった女性たちの顔が走馬灯のようによぎってくる。]
(ど、ど、どうしよう どうしよう!神様仏様!ご先祖様…!! オレの軽薄な生き方が!!生霊を産んでいる!! どうしようオレ、一緒にあの世につれていかれるとかいわれたら…! 悔い改めます、あしたから…っ)
(238) 2018/04/02(Mon) 20時頃
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――焼却炉――
聞いてたんだな。弟がいること。
[>>192弟には、兄の存在は知らされなかった。 最大の標的が血を分けた兄などと知って、刃が鈍らないために。 万が一にも弓を引く手を、躊躇わないために。]
……わからないし、わかるとも思えないね。
[座敷守亀吉という存在に対する恐怖も、絶望も、希望も。 どれひとつとして知り得ない。いないものがいたくらいで驚いていては、狩人稼業など出来はしない。]
(239) 2018/04/02(Mon) 20時頃
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