291 Fate/Goddamned Omen
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( 何サレるかわからぬと謂う すりるも人には大切デシょう? ) ・・・ >>116―――....矢張リ黙シ、
(177) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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いま意識をむけるべくは 其方ではなく此方でしょう。 >>148白く吐息の残る冬と違う かろやかな夏風が息音を攫う。 台風の余波になびく髪を揺らしながら、 …金烏の双眼を見下げ、みつめ返しましょうか。 ( >>149 やまぬ鈴音を聞きながら、 )
(178) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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「 このまま雲の上なれば、確かに 足など必要なくなるでしょうねい… 」 フ...と消え失せぬ笑声滲ませながら 言えばそのうちに>>150>>151 下界よりうだりを増す熱も迫るのでしょう。 踊る様に足踏むしぐさを 大空を背景、踊り子のそれを眺むるように じツと見てはオリましたが――――――....
(179) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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―――――― ...当然。 >>152そなたの期待に応えてミせましょう
(180) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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彼の天神は、世界のうまるる前には、 既に蜘蛛の巣が張った様な宇宙の中心に居た。
>>1:328似たうごきを…… 聰明なる神が見逃していたなどとイウ幸運に 此方は賭けモしておりませなんだが
(181) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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「 そなたも又 ・・ ありつたけの情念を込めて とどかぬ朕を落してくれるのでしょう 」 ―――――――― 白衣をぬがす様な 風鳴りがひびき...熱と共に足場をなくす。 鳥であつても堕ちてゆきそうな強風、 ぱたた...と再び夏嵐の気配が芽吹けば >>152爛れた皮膚熱もほどなく治まるか。
(182) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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肢立てる場所は白雲の上ならず かよわき天羽のごとく飛び去り 大空のはてに溶ける雲は失せども 花すら芽吹かぬ裸足のうら 快晴とも灼熱とも違ウ暗澹が拡がり 景色に混ざる、蜘蛛糸がはばたく。
(183) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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「 落とさぬのなれば迎えましょうか あるいはそのまま朽ちますか。 燃えてみるのもよろしいでしょう。 」 ( ぱたたツ...と、沁みる雲もなく 大地へ、肩より滲む血雨を恵めば 緑葉が 小花の息吹が咲くのを後目に、... )
(184) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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鉄臭い溜り水が跳ねる音がしながら、>>167 それこそ汚れなんて今更気にしたところで 意味もねえ襤褸に濡れた脚が絡んだって ────嘘吐け、ってくらいにゃ思うくらいだ。
「はッ、 ...、 なら、 こんな体張る無理も...、...するんじゃねえよ。 」
いくら頑丈たって、狙いが” 定まってしまえば ” ゼロ距離でそれこそ収められた銃一つ放たれるだけで 死ねる気はするくらいに結局は脆いもんだ。 こう生きた拘束具に縛られた暁には、 逃げられないし、もう───逃げる気も無かったが。
(185) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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( 割に合わねえこと、って言うのは。 どうせこいつを殺したところでいくらでも生き返る。 いくら潰したところで結局死ねばアバターが変わるだけ。 対してオレは一人殺そうとするだけで随分”欠けた。”
神都の中なら兎も角、 こんなところでこれ以上命を賭ける必要もねえし、 さっさと逃げるのが勝ちな気はしていた。
──────、それをしねえのは損な性分だとは思う。 でもまぁ、やっぱり賢くはねえから。 )
(186) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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――― いついつなれば 冠する此の名を捨て去ル事が叶いましょう 天神厄莎の両目のかたや金烏 赤兔の両方から月と太陽生マレたのと同時 この身ヨリ性別も無くなりまして。 世界を創るニからだを使えば 残された身ニハ一体何があるのでしょうねい いたずらに花咲かせば来春する…筈も無く、
(187) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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────── 短く空気を求めながら、 覆い被さった儘一ッ気に力を籠めた手が 外弧を描く。
一層軋む音と引き千切れる音が響いた時 もぎり取った左手の血の痕を濁りの上に晒して 『左腕だった』肉片を放り投げれば、 男に絡み付く払われもしなかった片蛇が それを氷玉の持ち主の耳元で咥え、 飲み込み、咀嚼する。
そのまま、───薪を得た様に蛇が炎息を漏らす。 口元に集わせた黒炎ごと膨らむ双蛇の片方が、 >>169ぞるりと滲む悪魔の気配に警戒しながら その首をみしみしと締め返そうとした時、だった。
(188) 2019/02/17(Sun) 20時半頃
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その、目障りな眼鏡” ごと ”。 霧に蒔いてやることが出来なかったのは そのせいだとまでは何の加工が施されてるのか 今まで距離があった以上分かりゃしなかったが。
氷を砕いてやりたかった。 その瞬間、溢れた息が僅かに伸ばした手に触れれば >>170指先すら埋めそうな虚無がその顔面を浸して、 ────────ああ、それは、まるで、
深淵だ。
(189) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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――― 此方身を 引きずり下ろす以外にも かみを殺すに実に簡単な手段がある。 ソレは世界をつくるヨリもたやすい。 人がかみを忘れ去ればよろしいだけ ですから。
(190) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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( ...つるぎを摑むてのひらには いまだ優雅サが残つておりマスから )
(191) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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心ばかりは、まだオレのものだ。 力を融かしたって、悪魔に食われちゃいない。 はっきりとそう言えるつもりだ。
( だからこそ、 問われたこころには その不定形の色に” 見えてしまう ”ものがある。 )
それは、善や秩序を強い続けてきた神都の住人か。 それは、荒野にある悪魔か、 いいや、─────もっと質が違って、 捨てるもんも無かったオレにただ一つ。
(192) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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――― 構えましょうか。 ・・ 人の子の様にこの背に掛る負荷 自覚も 感覚もありませんので。 容赦無ク女神の心臓を狙エましょう 呆気無ク墜落スル事もありましょう 然し、いずれの未来を辿ツても 獣がうなるのと等しく、 咽喉から声音は響きも 澄ました表情が移ろいもしないのです。
(193) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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( 水晶数多飾つた様なつるぎを ひとふり、...ふたふり、 風切り音を鳴らシ、背丈ヨリも 大きく、巨きく、姿変えマシて )
(194) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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同時に、ぴゅい...とくち笛吹けば ぞるる....と、四方八方へと伸び、波立つた >>183 蜘蛛糸は網を練り始めましょう。 天地分離ニ使つたのは 天ノ網地ノ網…或いは四柱と四魚 空ハ撫でたからこそ がらんどう。 地ハ愛でなかった故に凹凸激しく。 ――― その ひずんだ大地に立つ女神の 四肢へ 首へ 絡む様な蜘蛛糸は つぎつぎ、そなたに手伸ばすでしょう。
(195) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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人の子なら触れるも烏滸がましかろう 華奢な四肢に這い寄るそれらを見、… 巨人穿つモノかと思うホドに 巨きなつるぎへと姿を変えた、 それを振り―――構え、 緩慢ともとられる動きにて 勢いよく投げたのです。――― 穿つ道中、 つるぎに巻き付く雨嵐 鉱石の舞踏 夏嵐 それらの気配に、双眼の眦を弛めナガら。
(196) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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(ただでさえ詰まり掛けて、 それが余計に逼迫しかけたように動揺に喉が動く。 そこに”映った”のは、その赤目に 一度もオレにはそんな顔を見せなかった蔑みを浮かべて 死人のように蒼白した顔でこっちを見ている───、 ... )
(197) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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─────── ...、ジャーディ、ン?
( ” 死んで尚 ”整った顔をしていた、 あの神都でオレに手を差し伸べてくれたアイツだった。)
(198) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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「 ふう―――... 肢が生えてしまいそうです ……もつと面白い演劇を そなたも望んでおりましょう? 」 ・ そろそろ都へ 手ヲだしてもよろしいでしょう? *
(199) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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( 手を差し伸べる蜘蛛糸に、 唯一希望を見た。
同時にド底辺から 放逐されるまでに” 墜とされる ”きっかけになった アイツに見放されることだけが『 怖かった 』。 そして、アイツに恨まれることだけが『 恐かった 』。
──────ああ、アイツがどうなったかって? 神都の一緒に牙を剥いたところの” 首謀者 ”は、 結局低くはなかったカルマ値を一気に目減らせて 多少の時差はあったにしろ同じ頃に放逐されて、─── )
(200) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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( ─────呆気なく、 ” 死なせた ”さ。 アイツが伸ばしてくれた手のように、 出食わした悪魔から助けようとした手は届きもせずに。 )
(201) 2019/02/17(Sun) 21時頃
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「 ..........、 ッ、 ......... 」
荒野に放り出された人の呆気なさ。 そんなものを不毛に踏み出して暫く経ってから味わって、 それでも神都への破壊欲に埋めたはずの 一種の” 罪悪感 ”────なんて名前の恐怖を前に 掘り起こす様な心内鏡を見てしまったように。
緩み掛けた力は、次の瞬間、 ────── ...
(202) 2019/02/17(Sun) 21時半頃
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「 ........巫山戯ん、なよ....ッ! アイツは ” そんな目で ” 見たりしねえ....ッ! 」
( ああ、そんな凍った瞳を見たのは、 ” 一度切り ” で ────── ... )
(203) 2019/02/17(Sun) 21時半頃
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窒息しかけて眩み始めた視界ごと、 これは幻覚だ、と無理矢理言い聞かせて。 引き千切る様に、血塗れの手で 首絞める革の戒めを引き掴む。
恐怖に囚われると言うよりは熱に注がれた油。 周りも見失った様に激情を荒がせて、 呼応した様に黒炎を宿した双蛇が 首元の邪魔な戒めや、 今も片蛇が首を絞め上げようとする眼前の男、 それからこの黒濁ごと、
─────全て焼き払おうとする。
赤い鉄臭さの混じった黒も全部全部、 黒へと塗り染めてやろうと、 ここら一帯を包みかねない黒焔を吐き散らそうとした。*
(204) 2019/02/17(Sun) 21時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/17(Sun) 21時半頃
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/17(Sun) 21時半頃
陰陽師 稲荷は、メモを貼った。
2019/02/17(Sun) 21時半頃
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ッ──── !
[砕けた骨は楔にもならず 力任せに断たれた幾つもの糸状が 外弧に流れて尾を引いた>>188
激痛と 形容しがたいむず痒さが 反らせた背を駆け 爪先までも抜けてしまえば 肉体だったものが喰われて行く音に 薄開きの唇を浅く戦慄かせていた──のも、
黒面の下に隠されて>>170]
(205) 2019/02/17(Sun) 22時頃
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[無意識のうちに 縋る様 力を籠めてしまっていた両脚。 腿のホルダーから ずるりと 雑に突っ込んだだけだった携行銃が 落ちる。
暗色に映ったものまでは>>197 悪魔そのものではない身には わかる由もなく。 されど 紡がれた名前は憶えがあった。>>198
見送った内の ひとりだ、と。 酷く 整った顔立ちを 喉に食い込んだ蛇へと噛みつく、 牙音を聞きながら ふと、 思い出した。]
(206) 2019/02/17(Sun) 22時頃
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