181 巫蠱ノ匣
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……なんなのですか、この状況…
[ブランケットをすっぽりと頭から被る。 悪い夢なら覚めて欲しかった。 甘い夢を見ていたかった。]
怖いこと全部、夢だったらいいのに……
[私の悪夢は、きっと生まれた時から始まっていたのだろう。 神宮家に生まれたことが、最大の悪運だったのだ**]
(141) 2014/06/21(Sat) 02時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/06/21(Sat) 02時半頃
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[この場に不釣り合いな調味料の名前を挙げた彼に、思わず吹き出す。 全く、本当に面白そうな青年だ]
それも美味しそうね。
[次はそうしてみようかしら、と冗談めかした調子で返して。 何かを推し量るような問い>>117には、値踏みするような視線を彼を向けた。
暫しして、にっと、歯を見せる。 一瞬見せたその表情は、まさに、獣]
そうね。人は格別よ。 一度味わったら、忘れられないわ。
[ぞくぞく、湧きあがる情欲は、自分を抱きしめるようにして、抑えつけた。
“あの時”から、どれだけ忘れようとしても、それは叶わない。 それほどまでに、極上で、甘美。
―――本当に、素敵な“食材”だ。人という生物は]
(142) 2014/06/21(Sat) 08時頃
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アナタもそう思わない?ボーヤ。
[くすくす、笑いながら振り向く。 そこに在るのは、血を舐めとり、『食事』と称する青年の姿>>126
その瞳に宿るのは、出会ったことのない種類の人間への、純粋な興味。 『他人の血を貪った者は、どんな味がするのだろう?』と**]
(143) 2014/06/21(Sat) 08時頃
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「なんでそんなに平然としていられるわけ?」
[彼女の問い>>123には何と答えようか、頭を巡らせる。返答次第では戦闘になることも厭わないが、この場で戦いを始めるとなると、誰かに加勢されては圧倒的不利になるのは自分だろう。]
んー? そうだなァ・・・それは、俺が誰かに殺されることも、俺が誰かを殺すことも、別に怖いと思わないからだろうね。
[どうやら彼女はまだ、銃の安全装置を外して無いらしいが、銃に詳しく無い・・・はその事には気が付かず。
その後に彼女がつぶやいた、アタシはまだ、死にたくないと言う言葉>>128には、それもそうだろう、と小さく心のなかで返答した。]
・・・いいよ。 君が銃を降ろすなら、この場は見逃してあげる。
[別に騙すつもりはなかった。彼女が銃を降ろせば、自身も鉈に添えている手を離すつもりだった。]
(144) 2014/06/21(Sat) 08時頃
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[突如、別の場所のドアが開き、中から男が姿を現した>>135。それが時折携帯で会話をする富良野だと・・・は気が付かず。
彼女の方へと加勢しようか、何て言い出すから降ろそうと力を抜いていた鉈に添える手を、握り直した。]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[無言で男と女性を睨み付ける。女性一人ならまだ勝算はあったが男の相手もするなら話は別だ。恐らく勝てたとしても負傷は免れない。
程なくして、彼女が口を開く>>139。]
それが自然の反応じゃないの?死にたくないってなら尚更、自己防衛が働くだろうし。 別に君は悪くないさ。
[どうやら彼女には戦闘の意思があまり見られないようだ。ここで収まるなら男も引いてくれそうだ>>140。あまり刺激しないように話しながら、行動をとる。 ここで戦うのも別に構わないが、男の武器は分からない。いくらこちらには''彼”の武器があるとはいえ、それは出来る限り後半まで使いたくない。 ならばここは、]
(145) 2014/06/21(Sat) 08時頃
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・・・・・・じゃあ、今回は君の事を見逃す事にするよ。 ・・・だけど。
次会った時は、覚悟しておいた方がいいね。 今度会ったら、俺は君を殺しに行く。女だからって手加減も、容赦もするつもりはない。
だから、会わないように願っているといいかもね、俺に。
[そう言ってまた穏やかな表情で柄にかけていた手を離し、両手を挙げてこちらにも戦う意が無いことを示した。]
(146) 2014/06/21(Sat) 08時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/06/21(Sat) 08時半頃
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成る程。 人間は別格か。 [獰猛な肉食獣の笑みに、ほぅ…と声を漏らし、瞬く。]
人と家畜との決定的な違いは、どこにあるのだろう…。こんな、檻に閉じ込められて……
[思索に沈むように呟き、血を啜る男へ視線を流す。]
君は血だけ? 血の何処がすき?
好きになった切っ掛けとか、あるかな?
[個人ではなく、個人の裏に流れる物語を掘り起こしたい。 恐怖などなかった。恐怖など、とうの昔に壊れてしまったから。]
(147) 2014/06/21(Sat) 09時半頃
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― 2階 ―
ほー、兄ちゃんは随分冷静みたいだな。 利口な判断だ。
[険しい視線>>145がこちらにも向く。 男は扉の向こう側、ゆるりと目を細めて受け止める。]
じゃぁ、ついでだからちぃと話を振ってみようか? そこの姉ちゃんも、だ。
……ひとまずは6時間、休戦協定でも結ばないか。 それぞれ敵は9人、とりあえずの脅威が6時間とは言え減れば、楽だと思うんだがどうかね? 出来りゃ最後の方まで、と言いたいところだが……そこまでお互い信じる気はねぇだろ?
[男としては、ろくな武器のない状態での戦いは避けられるなら避けたい。 そんな考えからの申し出。
受け入れてくれるならありがたいし、受け入れられないならそれはそれ。 そも、受け入れられたとしても襲われる可能性があるのも頭には*入ってる*。]
(148) 2014/06/21(Sat) 10時頃
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[目の前の彼にしろ声の男にしろ、 こうして話してみると、どうにも違和感が拭えない。 この状況下で、落ち着きすぎているように思えて。 寧ろ、この状況下だからこそなのかもしれないが。]
煙草ね……アタシが欲しいくらいよ。
[>>140暗に所持していないことを告げる。 家に出る際、鞄に1箱入れておいたのだけれど、 鞄自体が没収されてしまったのだから話にならない。
気を落ち着かせてくれる煙草が無いというのは、 なんと心細いものか。]
(149) 2014/06/21(Sat) 11時頃
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オーケー、銃は下ろす。
[>>144>>145>>146今のところ、二人に戦意が無いことを知れば、 銃はゆっくりと下ろされる。
目の前の来栖の言葉には僅かに表情を歪めるも、 糾弾するような事は無い。 態々敵対するような言葉を投げる必要もないだろう。
殺す事も殺される事も何とも思わないなんて 頭がおかしいんじゃないのか、とは思ったけど。]
そうね、アンタと出会わない事を祈ってるわ。
[会いたくもないと口の中で呟いて。]
(150) 2014/06/21(Sat) 11時頃
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[次に、視線は声の主へ。 ああ、声の主は彼だったのかと僅かに目を細める。 今まで顔を見たことはあっても声を聞くことは無かったから、 確認するまで分からなかった。]
乗った。
[即答。 申し出を受け入れることで危険が少しでも回避できるなら、 願っても無い話だ。]
協定を破って攻撃してくるなら、 その時は相応の対応をさせてもらうけどね。
[男の言葉を完全に信じた訳ではないと告げた後、 さて来栖の反応はどうだろうかと視線を向ける**]
(151) 2014/06/21(Sat) 11時頃
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[彼女の反応に小さく笑いながら、耳に入って来た別の男の声>>148を聞く。]
休戦協定?
[男が持ちかけて来たのは、6時間と言う時間内、互いに手を出すことはやめよう、といったものだった。
つまり、向こう6時間は彼らに出会っても手を出してはならない。 言い換えれば、戦闘中に彼らに遭遇しても手を出されることは、ほぼ無いだろう。 他にもターゲットはいるのだ、別に悪い話でも無い。]
ふぅん、あんたの言うことは一理あるな 別に俺も急いであんたらを殺したいわけでも無いし
・・・オーケー。 俺も乗るよ、その話。
[そう言って2人の方を向く。]
(152) 2014/06/21(Sat) 12時半頃
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[その後に続いた彼女の言葉>>151に頷く。]
休戦協定の執行中は手を出さない。約束しよう。 ただ、協定を破って攻撃して来た時は────容赦しない。
[相手を完全に信用しきったわけでは無いが、別に彼らを急いで殺す必要も無い。攻撃された時はその時だ。
要は、彼ら”以外”の人物なら殺したって構わないということだろう。ならそれでいい。そう思ってる自分に気づき、小さく心の中で苦笑を漏らした。]
(153) 2014/06/21(Sat) 12時半頃
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立場、って意味かしら? ここじゃ、どっちも同じよ。
[美味しさは違うけどね。 そう、彼の呟き>>147に答えて、唇を歪める。 血に塗れた左手で、取り付けられた首輪を撫でた。 これこそが、何よりの証。
自分たちは、主催者にとっての駒。 そして、自分にとってもそう。 ―――全員、“食材”でしかない。
笑みを湛えて、目の前の青年を吟味するように見る。 そして、漸く、彼の奇妙な出で立ちに意識を向けた]
アナタ、随分変わったものを持ってるのねぇ。 服が好きなの?
[彼が右手に抱えたハンガーを指差して、問うた**]
(154) 2014/06/21(Sat) 16時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/06/21(Sat) 16時頃
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……所詮は閉じ込められてしまえば、 どんな存在でも家畜にしか成り得ないのでは?
[ >>147青年の呟きに、ふ、と。 口を断面から手を離し、白い肌に付着した赤を舐めとりながら、横槍を差すように。>>154その容姿と裏腹に秘められた肉食獣のような本質の彼女と考えている事は同じ様で。 ]
……そう、僕にとっても『糧』でしかない。 謂わば、家畜と言うよりは剣奴のようなものだろうけれど。
[ そう静かに分析しながらも、早くも『この味には飽きた』とばかりに立ち上がり、男の肢体を蹴り飛ばす。それから、>>143『ボーヤ』と呼ばれたことに苦笑を浮かべながらも其方に視線を這わせ。食人趣味は無いし野蛮だと思うけれど――、それでも。
目の前の自分と違う『異端』の、その下に流れる血。 その味に――、味わったばかりだと言うのに、またひりつくような、喉の渇きを覚える。 ]
……ええ――、畜生の血など。 ちっとも足しになりませんから。
…こんな丸々と太った豚も、似たようなものですけどね。 一時は満たしても、直ぐに飽きるし『足りない』。
(155) 2014/06/21(Sat) 16時半頃
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[そう言って、蹴り飛ばした日村の遺体を冷やかに見つめた後に、>>147上嶋の方へと視線を移す。この男はそういう事に興味があるのだろうか。
――…自分と同じく、『異端』だと。 本家から爪弾きにされたのだろうか。]
……血の緋を見ていたら、惹きこまれるんですよ。 無性に喉が渇いて――、それで満たしてしまいたくなる。
好きだとか、そんな概念より、もっと深い。 ああ、そうだ。衝動のようなものですかね?
吸血鬼に血の何処が好きなんだ、と聞くのも野暮だろう?
[ 不思議と、相手が同じ異端なのかもしれない、と思えば抱いた敵愾心も薄れて。くつくつ、と笑いながら――、恐怖など覚える様子も無い彼を興味深そうに見つめる。 ]
(156) 2014/06/21(Sat) 16時半頃
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……きっかけ? きっかけなんて、あってないようなモノですよ。 そう、あるとすれば。
―――昔、死にかけた時に魅入られた、というくらいかな。
[ はぐらかすように、曖昧な物言いを成す。浮かぶ光景は、昔事故で生死の境を彷徨った時。自分の躰が緋色に塗れるのを見て、抱いた感情を、ふ、と脳裏に思い起こした。 ]
……そういう、貴方も。 また、人と違う異端を抱えていらっしゃるのでしょうか?
[ 小首を傾げて、問うのは純粋な興味。 この男は、何を抱えているのだろうか、そんな疑問で。
『食事』の為に殺すにしても、 今この空間ではあまり動きたくなかった。
武器から考えても、影から討たねば少なくとも先程の銃声からどちらかが銃を持っている可能性が高い。逃げた男では無いだろう。それを考えれば、向こうから手を出されない限り、今はまだ。 ]
(157) 2014/06/21(Sat) 16時半頃
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― 2F廊下→1Fホール ―
じゃ、アタシは行くから。 お互い二度と顔を合わせない事を祈ってるよ。
[>>152>>153来栖の言葉を確認した後、 手をひらりと振って階段を降り始める。
この状況ならば、後ろから攻撃されるような事も無いだろう。 協定を破るという事は、 すなわちこの場でもう一人を敵に回すという事にもなる。
ならばさっさとこの場を後にするのが正解だ。]
…… そういやここ、時計ってあったっけ。
[階段を下りながら、ふと小さな疑問を口にした*]
(158) 2014/06/21(Sat) 20時半頃
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[ずっとこうしているわけにはいかない。 扉に凭れ掛かっただと扉越しに撃たれるかもしれない。
死体とはいえ平然と銃を撃って、そして食った奴がいるのだ。 用心に用心を重ねてもまだ足りない。 バックパックを抱えてそっと部屋を出る。 廊下には誰かいただろうか。
しっかりと鍵はかけてそのまま歩きだし、ちらりと広間の方へと視線を投げる。 あそこにはまだ”おかしなヤツら”がいるのだろうか。 近寄りたくない。 だから離れる為に下へと降りる階段へと足をかけた。]
(159) 2014/06/21(Sat) 21時頃
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あら、同感。 気が合うわねぇ、ボーヤ。
[>>155冷静な分析に、小さく笑う。 飽きた、と日村の死体を蹴り飛ばす様まで、自分とそっくりだなんて。
そうして、彼自身の口から飛び出した『吸血鬼』という単語には、微笑を浮かべた>>156 西洋の伝説。血を糧として生きながらえる“化物” 形こそ違えど、他人を糧とするその様には、多少なりとも共感を覚えた]
(160) 2014/06/21(Sat) 21時半頃
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― 1F・ホール ―
[階段を下りた先は、かなり開けている場所だった。 これだと、下りて直ぐに身を隠すことは難しいか。 調度品はあれど、身を隠すには心もとない。
大きな扉は外へと繋がる扉のようにも思えるが、 先の男性の死を見た後で、外に出ようとも思えなかった。
――指先が、『機会』にふれる。]
なんてモン、押し付けてくれたんだか。
[たった一度だけの機会。 人間の命を簡単に奪うことの出来る、機械。]
(161) 2014/06/21(Sat) 21時半頃
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[仄暗い“何か”を秘めた青年と、吸血鬼。 そんなデザートを、この場で食べてしまうのは惜しい。 オードブルにはもっと、あっさりとしたモノを。
思い返すのは、目覚めた後の広間の光景。 日村の死を目の当たりにして、布を裂いたような悲鳴が耳にこだました。 例えば、そう。あんな少女はうってつけではないか?]
(162) 2014/06/21(Sat) 21時半頃
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― →1F廊下 ―
…… 死にたく、ないから。
[死にたくないのならば、覚悟を決めなくてはならない。
画面の中に居たキチガイ女は、簡単に人の命を奪った。 つまり、自分が彼女の意に沿わなければ、 飽きたオモチャを捨てるかのように殺されるのだろう。
片手で握っている拳銃を握り締め、 廊下の気配を窺いながら足を一歩と踏み出した*]
(163) 2014/06/21(Sat) 21時半頃
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[そうと決まれば、“今は”もう、ここに用はない。 かつん、とヒールを鳴らす]
それじゃ、アタシはお暇するわ。 デザートは最後まで取っておきたいタイプなのよ。
[ちらり、二人を見遣り、笑む]
―――食事の邪魔だけはしないでね?
[そうして、左手を振って入口へ向かって歩き出す。 邪魔するなら容赦しない、そう言外に込めて。 右手に握った拳銃を、彼らに見えるように弄びながら、広間を去っただろうか*]
(164) 2014/06/21(Sat) 21時半頃
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……なるほど。
[二人の返答を聞き、ゆっくりと頷く。]
君が肉を好み、君が血を好むなら、 僕は……、そうだな、魂を好むのかもしれない。 魂にはそこにたどり着くまでに物語があるだろう?
[抑揚薄く温度の低い声。ぽそぽそと呟くのは聞き取りにくいかもしれない。]
……ん、あぁ……これ、かい? [手にしたままのハンガーを、頼りなさげに振る]
どうやらさ、ハズレ引いちゃったみたいなんだよ。 僕の武器は、こんなものしかない。
こんなのでさぁ…どうやって生き延びろって言うんだろうねぇ。
[少し眉下げて、口元に皮肉めいた笑み。]
(165) 2014/06/21(Sat) 21時半頃
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――3F・和室――
――…
[男は]
…っ、く
[粗野で乱暴で、きらいだ。]
痛い……
[腹部を押さえて、和室を出ると きょろり、廊下を見回して―――]
この階は、 誰も、いない、ぽい?
[トイレを探す。]
(166) 2014/06/21(Sat) 21時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/06/21(Sat) 21時半頃
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……ん、じゃぁまたね。
[華やいだ笑みが立ち去るのを、片手を上げて見送る。]
もし僕が死んだら、食べたってかまわないよ。 ただ腐るよりは、君を一瞬でも幸せにできる方が有意義だ。 ……ま、生きてる限りはそれなりに頑張るけどさ。
(167) 2014/06/21(Sat) 22時頃
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――3F・トイレ1――
[水に、赤い色が混じって、とける]
……いっ、た
[生理痛。膣内から便器に落ちる赤――何だか安心する。]
は、ぁ、 生理は嫌だけど、なー。
[妊娠していない、ということに、小さな幸せを感じる。 ああ、だけど、生理用品なんて持っていなくて。 デイバッグの中にも当然入っていない。 これは――どこかを探さなければ、ならないだろうか。]
……やだな。下降りるの。
[あずき色だからいっそ誤魔化してしまえる気もするけれどそうもいかない。立てかけた日本刀を手にすると、トイレを出て、階段を下りていく**]
(168) 2014/06/21(Sat) 22時頃
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じゃあ僕も…適当に見て回るかなぁ。
[すでに事切れた死体にはあまり興味は無いようで。 それでも、腕は元の場所に戻してあげるくらいの気遣いはするのでした。
ふらりと広間を出て、館内をぶらつく。]
(169) 2014/06/21(Sat) 22時頃
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あら、それは光栄ね。 アナタみたいな人、すっごく好きよぉ。
出来るなら、生きたまま食べたいくらい。
[>>165冗談めいた口調で告げて、笑う。 もしそうすれば、彼はどんな顔をするのだろう? 苦痛にのたうち回る?怒り狂う? 正直、どれもしっくりこない。
すぐにでも見てみたい、という逸る気持ちを抑える。 彼の横顔にちらり、目線をやって、広間を後にした]
(170) 2014/06/21(Sat) 22時頃
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