68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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ローズマリーは、モニカがもしかしているのだろうかと、寝室へ近付いていく。
2011/10/20(Thu) 15時半頃
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[やはり猫の鳴き声か。 モニカではなく、何か、お化けがいるのではないだろうか。
引き返すべきか、否か。 彼女は逡巡する。
もしただの猫や、人がいるなら。 情報も欲しい。
ゆっくりとした足取りで、彼女は寝室の扉に手をかける]
(112) 2011/10/20(Thu) 15時半頃
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[眠る中で見た夢はどんなものだったでしょう? それをお話するのは、もう少し後。 確かコリーンさんに運び込まれた時>>111にはお菓子はなかったはずなのに、おじちゃんの手の中にはしっかりそれはありました。 娘さんが大好きだった、ジェリービーンズ。 食べるのは、ためらいませんでした。だって目の前で、コリーンさんが”お化け”に襲われていたのですから。]
悪ーい夢ならよかったんだけどなぁ。 あいにく、夢じゃなさそうなんで。
[かっこよく言って、登場です。 その肩にはちょこんと、小さな小さな女の子が座っていました。 もっとも他の人には、スカートを履いた骸骨にしか見えなかったかもしれませんが。]
(113) 2011/10/20(Thu) 15時半頃
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[両手を更に念入りにシーツで拭う。 スライムの跡を観察している様子の南瓜を見て]
ニャ、フミュ、ミャァ。 (あれ、そういえば、お菓子なんて)
[何処にもない、お化けらしきものを倒したはずなのに。 首を傾げていると、猫の耳がぴこりと反応した]
ニャ、フニャニャ? (誰か、こっちに来る?)
[聴覚が鋭くなった事に気付かないまま。 そっと、寝室のドアの隙間から外を窺った]
(114) 2011/10/20(Thu) 15時半頃
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んーで、どうすりゃいいのよ? おめーがあのねーちゃんが言った、「お守り」なんだろうが。
[おじちゃんは肩の女の子に向かって話しかけます。 きっとその姿も、痩せぎすでよぼよぼのおじいちゃんにしか見えません。 女の子は頭上に「?」マークを浮かべながら、首を傾げました。きょとんとしています。あまり、頼りにはなりそうもありません。]
(115) 2011/10/20(Thu) 15時半頃
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[その時、顔がニタリと笑った]
[まるで手の中にあるそれを寄越せと言わんばかりに、シーツの幽霊が一層激しく窓を叩く――否、殴っていた。
お化けから身を守るお菓子、という女の言葉を思い出して、意を決してクッキーを口に放り込む。
それと同時に窓ガラスがけたたましい音と共に砕けてシーツが襲い掛かってくる] ――――ッ! (来ないでっ!)
[目を伏せ、手を前に突き出す。 すると掌から大量のダーツの矢が飛び出して瞬く間にシーツをボロ切れに変えてゆく]
―、――――……。 (な、なにこれ……。)
[周りがこの声を聞いてもヒュウヒュウと風が吹く様な音にしかならないだろう呟きを漏らして、自分の掌を見る。
飛び散った血が独りでに蠢いて掌に戻る様が周囲には見えるだろう]
(116) 2011/10/20(Thu) 15時半頃
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フニャ、ッ――!!
[>>112、丁度相手と鉢合わせした形になり、 驚いて弾かれるように後ずさった。 おどろおどろしい女性の姿に怯えるように、警戒するように]
ウゥゥ……。
[人型の状態では金縛りは発動しないようだ。 警戒心が猫の唸り声になっている事に、本人は気付かない]
(117) 2011/10/20(Thu) 15時半頃
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[扉を開けるとそこには、人型の黒猫。 そして、空を飛ぶカボチャ。
お化け……!
逃げるべきか、戦うべきか。 お菓子を持っているお化けならば、倒さねばならない。
しかしそれはどうやって見分けるのだろう?]
キィィィッィイシィェアアヒュリリリリリ! (あなたたちは、お菓子を、持ってるの?)
[質問のつもりだったそれは、音の塊となって黒猫に襲いかかる。 彼女の気付かぬままに]
(118) 2011/10/20(Thu) 15時半頃
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ゾーイは、モニカさんはどこに行っちゃったんだろう、と心の中で呟いた。
2011/10/20(Thu) 15時半頃
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[バンシーから発せられた声に思わず耳を伏せて目を閉じた。 それと同時に、何か大きな物体に弾き飛ばされたかのような 衝撃が体を襲い、黒猫は背後の壁に叩きつけられた]
ッ、……ニャアァッ――……。
[悲痛な声が零れ、腹を庇うようにして蹲る。 ――当人は咳き込みながら痛みを堪えているのだが]
ゥ、ウ……ッ。
[警戒に猫の毛並みが膨らむ]
(や、だ、怖い……逃げなきゃ……)
[寝台の影に手が触れる。 ふと、そこに吸い込まれるように溶け込めそうな気がして。 人型から黒猫の姿に変身すると、するりとその身を影に滑り込ませた]
(119) 2011/10/20(Thu) 15時半頃
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[黒猫の叩き付けられた壁には、血の跡。 左肩辺りを音の塊に抉られたのだと気付くのは自分も後からで]
(痛い、痛いよ……っ。 あんなのに勝てるわけないよ……)
[血痕は影の手前まで続き、そこでふつりと途切れている。 まるで、影の中へと黒猫が消えてしまったように映るだろう。 そのまま寝台の下の影を伝って、開いたドアから外へ逃げだうと]
(ゾーイちゃん……探さなくちゃ)
[部屋から飛び出す一瞬、影が途切れ黒猫の姿が見えただろう。 助けてくれた南瓜に気をつけて、とだけ視線を送って。 キィ、と扉の隙間から一目散に外へと飛び出した。
黒猫の左前足から滴る血は廊下に点々と跡を残し。 孤児院を出た茂みに入ったところで*途切れた*]
(120) 2011/10/20(Thu) 16時頃
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コリーンは、へクターにはあたかもコリーンの血を吸血しているように見えるだろう。
2011/10/20(Thu) 16時頃
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[黒猫が外を見ようとして、 誰かと丁度鉢合わせたようだ>>112>>117]
ヒホッ?!
[黒猫が後ずされば、扉から、おどろおどろしい女性が現れた 目を丸くして驚いて飛び上がる]
[おろおろと2体のお化けを見て 女性が声を発すれば、それは何か別の物 黒猫が壁へ叩き付けられたのを見て、このお化けの攻撃だったのだと]
ヒホ!! (何するの!!)
[少なくとも、この黒猫お化けはコチラに敵対していなかった きっと、優しいお化けだったのだろう バンシーを、睨みつける]
(121) 2011/10/20(Thu) 16時頃
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[何が起きたか、彼女は理解できなかった。 目の前にいた黒猫が吹っ飛び、壁まで飛んでいったかと思うと、すっと消える。 ベッドの下にもぐったのには気付かない。]
フシャァアア! (え……?)
キィキィイイ! (何なの?)
[思わず零れた声は再び壁に突き刺さる。 あるいは宙に浮くカボチャのほうに向かったろうか。
黒猫を吹き飛ばしたのがカボチャだと、思い込んだ彼女は、
逃げ出した。
カボチャは追いかけてくるだろうか? 寝室の扉を勢いよく閉め、せめて何か武器になるものを手に入れようと、台所を探す。 包丁の一本でも手に入れば……]
(122) 2011/10/20(Thu) 16時半頃
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[視界の端で、黒猫が猫の姿になって 影に溶けるようにして消えたのが見えた]
(ねこの血が…… こわいよっ……でも……)
[逃げるにも方法がない 扉はバンシーの方にある 後ろに窓はあるけれど、背中を向けた方が危ない]
ヒホッ!?(きゃっ!?)
[音の塊はコチラにも飛んできて 肩と頬をかすめ、吹き飛ばされる]
ヒ、ヒホッ……(い、いたいよ……)
[そのままこちらにとどめを刺さず 逃げる様に出て行くバンシーを見送って]
(123) 2011/10/20(Thu) 16時半頃
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[おじちゃんの目の前で、お化けがただのぼろきれに変わっていきます>>116。 おじちゃんはヒュゥ、と口笛を鳴らしました。おそらく、吸血鬼みたいなもう1人の女おばけが、コリーンさんなのでしょう。]
どうしちゃったわけ、コリーンよぉ。 ずいぶんと勇ましくなっちゃったじゃねーの。
[軽口をたたきながら、倒れたお化けに近づきます。つんつん突いてみますが、シーツは動きません。お菓子も持っていません。]
お菓子はお化けが持ってるんじゃない”かしら”、か。 あのねーちゃんもいい加減なこと抜かしやがる。
[眉を顰めておじちゃんは言います。その肩から女の子がお化けに向かって手を伸ばしました。どうやら触りたいみたいです。]
ん?おめーなにコレに興味あんの?やめとけやめとけ。ばっちぃぞ。
[さっさと手を払って、女の子を邪険に扱います。女の子は怒りました。ぷんぷん怒っておじちゃんの髪を引っ張りました。]
あいたたたいてぇ!いてぇっつの! 何すんだこらっ、遊んでる場合じゃ…
(124) 2011/10/20(Thu) 16時半頃
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…ねーだろおおおおお!!!!
[本当に、そのとおりです。お化け第2弾、来ました。]
(125) 2011/10/20(Thu) 16時半頃
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(今なら、にげれる? でも、モニカさん探さないと……)
[モニカはまだこの孤児院の中にいるだろうか でも、あの状態からどうやって消えると?]
(わからない、でも探さなきゃ。 だって、一人でいたの、助けてくれたから。)
[孤児院の中は危険かもしれない モニカがいるのであれば、逃げるように伝えなければ バンシーが出て行ったすぐ後、そのまま部屋を飛び出る]
ヒーホー!!(モニカさーーん!!)
[バンシーと鉢合わせしないように気をつけながら 孤児院の中を飛び回る
大声を出しながら探しているので、 きっとバンシーにも聞こえるだろう]
(126) 2011/10/20(Thu) 16時半頃
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へクターは、声は低い地響きにしか聞こえないかもしれない。
2011/10/20(Thu) 16時半頃
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[南瓜お化けの大声は、誰かを探してるように聞こえるか それとも仲間を呼ぼうとしてるように聞こえるか
それは聞き手次第――]
(127) 2011/10/20(Thu) 16時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2011/10/20(Thu) 16時半頃
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[突然窓が開いて、口が裂けたようなコウモリおばけが飛び込んできました。 これも吸血鬼って言うんでしょうか。 不意を突かれて、おじちゃんはほっぺたを引っかかれてしまいました。そのまま吸血鬼は一度部屋の外まで飛び抜けていきます。]
ってぇな、くそっ! おいちびっこ!おめーなんか出来ねぇのかよ。なんか出すとか!
[乱暴な物言いに女の子はそっぽを向いてしまいました。女の子はデリケートな生き物なんです。 ああもう!おじちゃんはそう叫んで、何か武器になるものを探そうとして…すってんころりん、転んでしまいました。 さっきまでおばけだった、シーツに脚をひっかけて。
何やってるですか、もう。]
(128) 2011/10/20(Thu) 17時頃
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だーっ、もう!おまえも邪魔だどけっ。俺っち忙しいの!しっしっ
[無茶をいいます。お化けだってやっつけられて、へとへとのへにょへにょなのに。 しかしどういうことでしょう。お化けはふわり、もう一度浮かびました。あれ?なんだか様子がおかしいです。 お化けはおじちゃんに向かってぺこりと頭を下げたようでした。もっとも顔はどこかわかりませんが。 おじちゃんはハテナマークです。女の子は満足そうですけど。シーツのお化けを指差して、おじちゃんの頭をぺしぺし叩きます。 なんか言え、ってことでしょうか。]
え、ええと…? とりあえず、お前、ちょいあの吸血鬼、どーにかしてちょーだい?
[なんか言ってみました。シーツのお化けはふわり方向転換しました。 ふわふわのろのろ浮かびながら、シーツのお化けが向かった先は―――]
(129) 2011/10/20(Thu) 17時頃
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そっちじゃねー!!!!!
[さっき、シーツのお化けを倒した吸血鬼のほうでした。 なんということでしょう、もしかしたら仲間になってくれる(かもしれなかった)吸血鬼まで、おじちゃんは敵に回してしまうかもしれません。]
(130) 2011/10/20(Thu) 17時頃
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[シーツお化けをやっつけてから茫然としていると、唐突に不気味な声が響いて現れたのを目にする。 ローブを着た老人のお化けは自分の目には枯れ木の様な色をしたやせ細った顔の半分が露出して、まるで割れた柘榴の様に見えた。 その容貌からも生きている人間ではないと判断するには十分で、手に乗せた骸骨が何かを耳打ちしているようにも見える]
――――――――――! (次から次になんなのよ!)
[内心はお化けが怖くて仕方ないけれど、シーツお化けに気を取られている様子にさっと割れた窓ガラスの方へ飛び退いて、逃げる事を意識すれば身体がワイヤーで引っ張られるかの様に空へと浮き上がる感覚。
ヘクターの目には蝙蝠の翼を広げて割れた窓から逃げてゆくように見えるでしょう]
(131) 2011/10/20(Thu) 17時頃
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― 回想・逃げる直前 ―
[割れた窓ガラスから巨大な蝙蝠が乱入して、老人のお化けに向かって行くのが見える。 あまり蝙蝠は好きではないけれど、この場合は仲間割れをしてくれるならありがたいとばかりに飛び出せば、後から倒したはずのシーツお化けが追ってきて掌をシーツお化けに向ける]
―――、―――……。 (ええと、ええと……。)
[さっき攻撃した時のイメージを頑張って思い出そうとする、慌てているからかなかなか上手くいかないけれど、とにかくどこかに行けと強く念じれば今度は複数の蝙蝠がシーツお化けに向かって飛んで行き、噛みついて引き裂き、今度こそ復活を遂げられない程にしてしまう事だろう。
血の色をした蝙蝠が掌から放たれるのを老人が見れば、巨大蝙蝠すらこちらが使役しているように思われてしまうかもしれない]
(132) 2011/10/20(Thu) 17時頃
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― 異世界・裏路地 ―
[自分も歪められた、と思い目を閉じて開いてみると、今居る所と何も変わらない印象だった。 だが、違和感に気付いたのもそう時間も掛からなかったのだ。
――人の気配が全く感じられない]
一体、貴女は何ヲ?
[と、目の前に居たはずの女性は姿を消していた]
???
[一体何が起きたのか理解の範疇を超えている。分からない。分からない。分からない。 ともあれ、此処から抜け出さないと、と思い一歩踏み出した途端。
――全ては闇に包まれた感覚に襲われる]
(133) 2011/10/20(Thu) 17時半頃
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[暗く閉ざす闇、何も見えない――全てはそんな世界。……ただ一つだけ違う存在が"居る"。 先ほどの黒いドレスを着た女性だった。 そのドレスと闇と同化し、ドレスを着ていない部分だけにしか見えずに、一瞬だけ異様な姿を映し出し、思わず仰け反ってしまう。
そんな様子を見せている男の事等知らずに、嬉しそうに、でも淡々と"「お菓子」がなければ「悪戯」は解けない"と言い放った] 悪戯……? な、何の話か分かりませんガ、元に戻して下サイ。 『さあ、……そうね、お化け達が持っているんじゃないかしら』 お化け?一体何処にデス?如何やって手に? 『やっつけてしまえば良いのよ』 『今から貴方にお守りをあげるわ』 『捨てないでちゃんと食べるのよ?』
『でないと、お化けに食べられてしまうかもしれないから――……』
[そう最後に告げると、全ての闇は取り払われ、静かな町並みが蘇る。 全ては夢? そう思いたかったが、手の中にある“お菓子”が幻想を否定した。 それと同時に現実なのか、と思った矢先“お化けに食べられてしまうかも”と言う言葉が脳裏を過ぎる。 ならば自分に残された選択は決められてる――貰った“お菓子”を*食べたのだ*]
(134) 2011/10/20(Thu) 17時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/20(Thu) 17時半頃
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[なんということでしょう、哀れシーツのお化けは、再びぼろぼろになってしまいました>>132。 これにはおじちゃんも呆然。うそん、いやん、ばかん。冗談めかしてそう言っても、敵は待ってくれません。 第2弾だった吸血鬼が、またこっちに戻ってきました。
入れ替わりに女吸血鬼が大きな翼を広げてばっさばっさと飛んでいきます>>131。見事な連携です。もしかして、あの2匹はお仲間さんだったのでしょうか? 考えても仕方ありません。まずは目の前の敵からなんとかしなければ。とりあえず使えるものは使わないといけません。ちらっと、肩の上で拗ねている女の子を見ます。]
ああー。 ごめんすんません俺っちが悪かった。なんかあげるから許して助けて。
[ちょっと情けないですね。女の子はじろり横目でおじちゃんを見て、それからカリッとおじちゃんの指を噛みました。 おじちゃんは一瞬痛みに顔をしかめます。でもそれも一瞬のことです。女の子はにこり笑って、次の瞬間―――。]
(135) 2011/10/20(Thu) 17時半頃
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[妖艶な 悪魔に 姿を変えていました。]
(136) 2011/10/20(Thu) 17時半頃
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[赤い瞳に、黒い髪。どこか懐かしいような、柔らかく優しい笑み。 小さな子どもの相貌は、きっとそのままの姿で他の人にも映るでしょう。 吸血鬼は一瞬、うっとりとその姿に見惚れます。それを見て悪魔は更に赤い目を細めます。 くすくす、小さく笑うと悪魔はふわりと飛び上がって、 そうして姿にそぐわない大きな鎌で、吸血鬼を一刀両断してしまいました。]
[おじちゃんは、それをただ見守っていました。 吸血鬼はまっぷたつになったまま、幾ら命令してももう動くことはありませんでした。 悪魔はくるりと踵を返すと、再び小さな女の子に戻ってしまいました。 赤い瞳に、黒い髪。悪魔のときと変わらないようで、圧倒的に違うのはその威圧感。 女の子はおじちゃんの肩ですやすやと眠っています。特別な魔法を使えるのは、今はまだ、1度だけ。**]
(137) 2011/10/20(Thu) 17時半頃
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……さて、と。じゃ、行きますか。 気は進まないけどなあ…… ……? なんだ?
[程無くして身支度を済ませると、男は家を後にしようとした。とりあえずは待ち合わせ場所である海のしずくへ向かってみようと思いながら。玄関に近付いたところで、ふと、足を止めた。外から何か、得体の知れない物音が聞こえたために]
……何だよ。……まさか、お化けってやつか……?
[咄嗟に想像しては、息を呑む。お化けに食べられてしまう。そう告げてきた美女の声が頭を過ぎった]
……本当、冗談じゃねえっての。
[呟く。ひとまずポケットに入れていた「お菓子」を取り出し、見つめる。食べるべきか、食べないべきか、それが問題だ。そもそも、食べて問題はないとしても、本当にこれでなんとかなるものなのだろうか。そんな事を悶々と考えて―― ――いると、突然に物凄い勢いで玄関の扉が吹き飛んだ。もう少しで当たるところだった。見ると、其処には男より一回り小さい程度の、泥色の人形らしき何かが佇んでいて]
……! うお、……マジかよ、…… えっと……ゴーレム? みたいな? な? …… ちょ、ま、こっちくんなって……!
(138) 2011/10/20(Thu) 18時頃
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[制止はしてみたが、アポ無しでダイナミック訪問してくるような相手に、そのようなものが通じる筈もなく。そもそも言葉が通じるものかも怪しかった。赤い丸い一つ切りの宝石の瞳が此方を向く。その額に貼られた札が揺れる。 赤黒い塗料でemethと書かれた札。男がオカルトやファンタジーに詳しかったなら、それなりに対処のし様もあったかもしれないが]
くっそ……!
[男はとにかく、逃げようとするしか出来なかった。素早く踵を返して部屋の奥に向かい、ガラス扉を開けてベランダに出る。それから柵を乗り越えて外へと飛び降りた。 幸いにも、三階までしかないアパート、そして此処は二階だ。背が高い事もあり、着地には然程の衝撃はなく]
しゃあ!!
[振り向く事はせず、ずしりと重く響く足音を背に、男は走り出した。アパートを離れ、街中へと向かって]
(139) 2011/10/20(Thu) 18時頃
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……やっべえな、……やべえ……
[幾つか角を曲がったところで全速疾走はやめ、ジョギング程度の走りへと切り替えた。路地裏から路地裏へ、物陰から物陰へ、隠れるようにしながら街を進んでいく。 街には、お化けが溢れていた。その手の知識には疎い男でも一目見て名が出てくるようなものから、何が何だかわからないようなものまで。強そうなものから、弱そうなものまで。幾ら何でも、それら全てから正面切って逃げられるとは思わなかった]
……やっぱ、これに望みを託すしか、ないのかね……
[一たび立ち止まり、上がった呼吸混じりに零しつつ、「お菓子」を見つめる。可愛い形の――犬型をした、棒付きキャンディ。ご丁寧に施されたビニール包装を剥がし、一舐めしてから、赤色のそれを口に銜えた。甘い苺の味がした]
……んむ。……んー? ……
[ぼりぼりと噛み砕いてキャンディを食べていく。食べる途中も、やがて食べ終えた後も、特に変化は感じられなかった。ただのキャンディのようにしか思えなかった]
(140) 2011/10/20(Thu) 18時半頃
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……うーん? ……特に、何もないよなあ……? なんか、実はいきなり怪力が身に付いてたり、空飛べるようになってたりすんのか?
[残った棒を吐き捨てては、己の掌を見つめ、全身を見下ろして、独りごちる。食べる前から、やはり何も変わらずに思えた。 実際に特殊な能力が備わったとは、己が他の人間からお化けとして見られるようになっているとは、他の人間がお化けとして見えるようになっているとは、気付かぬまま。――己の食べたそれが呪われたものであるなどとも、当然、気付かずに]
……んー。ま、こうしてても仕方ない、か。 他の奴に会ってみないとな。
[そう言っては、海のしずくがある方向へと歩き出した。引き続き身を潜めるようにしつつ。 その姿は、同じ立場の者から見れば、黒い帽子とデニムパンツを着て血まみれの白衣を纏った、包帯ぐるぐる巻きのミイラの姿に見える事だろう。ゆらゆらと揺れる蓬髪。包帯から覗く目は半ばあらぬ方を向いて虚ろに、口元は三日月のように笑んで、ぼろぼろの尖った歯列を垣間見せて*いて*]
(141) 2011/10/20(Thu) 18時半頃
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