20 Junky in the Paradise
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なに?
[>>84 ヤニクに問われた内容を投げ返す言葉は 語尾上がりで語調も強く喧嘩腰]
なにって、みてわかるだろ……!?
[怒り任せに水を吸った腕を振り回す。 びしょぬれのまま、夜の闇のなか、 ただ、苛立ちに黒い目が燃えている。]
なに? なにってなに? なに?
なんでわかんないの? なんんんで、わかんないの!?
[吐きかける怒気は、男が引きずるもので、 投げつける言葉はただの八つ当たり。]
(87) 2010/07/11(Sun) 23時頃
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[ばしゃりばしゃりと響く水音。
身内の訳の分からない恐怖は消えていないものの]
あの、……その水、飲めますカ?
[問いかけは、かなり場違いである。]
(88) 2010/07/11(Sun) 23時頃
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っ?!
[首筋に噛みつかれ衝撃に息が詰まり、 あやしていた背にツメを立て身が跳ねた]
あ ゥ 何するの?!
[抱き寄せたヴェラの身を突き放そうと、 身を捩り肘で其の胸を押して脚をばたつかせる]
(89) 2010/07/11(Sun) 23時頃
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[目の前の女は、アノ人を殺したんだ。幸せそうに踊るあの人を。 自分に言い聞かすように心の中で呟いて、首筋を噛む。弱く、強く、 強弱の差をつけて獣が貪るように。 背中にまわされた手の暖かさを確かに感じて、少しの間その温もりに甘えるようにして振りはらわなかった。触れられないアノ人を思って、その暖かさを受け入れていた。
糸を引きながら首筋を開放してぶっきら棒に問う。 殺す前に聞いてやる、とその不機嫌な表情を隠しもせず]
可哀相、ってなにが。
(90) 2010/07/11(Sun) 23時頃
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怒ってるんだよ!
邪魔するなよ……ッ
邪魔なんだよ! 邪魔なんだよ!! いらいら……苛々するんだよ!
[>>88 水を乞うヤニクを睨みつける。 普段は見せない攻撃性。]
(91) 2010/07/11(Sun) 23時頃
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[言葉に成されるのは、ぶつける相手のことすら まるで見ていない、一方的な要求ばかり。]
おまえ、おまえ、おまえらなんか……ッ
どうだって、どうだって、どうだっていいんだ! なに? なんなんだよ!
邪魔、しないでよ! 大人しくしててよ……ッ!
[怒りに我を忘れている男が、水が飲みたいのかと、 勘違いしたできたわけでもなかろうが。 蹴りつける水は、味わえ、とばかりにかヤニクの顔を目掛ける。]
もっと、まだ、 まだ、まだだったのに……ッ!
(92) 2010/07/11(Sun) 23時頃
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一目惚れなんてアナタが可哀想 でも噛みつく躾のなってない犬に変わりはないわ
[寄せる眉根には怒りと嫌悪をありありと滲む。 不機嫌な表情を睨みつけて、 ヴェラの身を解こうと寄せ合う身の間に膝を入れる]
放して! アタシを抱きながら他のヒトを想うくらいなら 想うヒトを抱いたらイイじゃない!
[様々な感情が綯交ぜになった言葉は悲鳴に近く、 ヴェラを抱いていた腕を解いて。 腕の赤が見えれば其の傷にツメを立て抉ろうと]
(93) 2010/07/11(Sun) 23時半頃
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邪魔、ですカ。
[別に何事かの邪魔立てをする気もないのだが。
睨みつけてくる男から少し離れた縁に腰をかけて、片手で水をすくって。]
──僕が邪魔ヲしなかったら、貴方は何をするんでしょう?
[水は少し生臭い気はするが、飲めない事も無さそうなので、そのまま口にする。]
(94) 2010/07/11(Sun) 23時半頃
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サイラス! 犬の躾くらいちゃんとしておいて!
[先にヴェラと遊んでいた気がするサイラスへ、 見当違いな怒りが飛び火して喚き散らす]
(95) 2010/07/11(Sun) 23時半頃
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[隙間を広げるような足の動きに押し出され、先程ツメを立てられた背中が更に傷んだ。 攻撃的な不の表情に一瞬虚を突かれ、腕への攻撃に反応が遅れた。 思い切り立てられた爪は、赤を飛ばして、肉に突き刺さる。]
…っ!!! てめえが、殺したからもう会えないんだよ!!!
[腕を振り払い、ソファーから身を離すと肩を震わせながら反論をした。 がす、と女が座るソファーに蹴りを入れる。]
躾のなってない、ってなんだよ。本能のままに男喰ってるお前に言われたかねーよ人殺し!
[未だ震える手を握り、女目掛けて振りおろす が当たったかどうか定かではないほどに手が震えていて]
(96) 2010/07/11(Sun) 23時半頃
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そうだよ!
[水を足で割って縁石に座り水を飲む男に近づく。
怒りを吐き散らしていると、 余計に腹が立ってくるのか 睨む目は剣呑で、夜の闇も手伝いどす黒い。]
やっと、やっと、やっと、
こっちを見てくれると思ったんだ…ッ
なのに …なのに!
[ぎり。と、睨む目に]
(97) 2010/07/11(Sun) 23時半頃
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[───明白な殺意が透ける。
故意の、目的を持った殺意。]
…そんなに水が飲みたい?
[それが問いへの言葉なき答えの様に、 息を荒げた男は水を飲みに着た男の肩を掴み、 水に引きずり落とそうと手を伸ばした。]
(98) 2010/07/12(Mon) 00時頃
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[抉る肉の感触は柔らかくもしなやか。 振り払われる腕に身をよろめかせるもヴェラを睨む。
蹴られるソファの衝撃に身を竦ませるも、 手指を口許に引き寄せ抉ったツメの間を舌でなぞる]
知らないけどアタシに殺される程度の女で アナタは其のヒトを護れなかったってコトじゃない
アタシが食べるのは男だけじゃないわ ぐっ―――カッ は
[自分に対する侮蔑の言葉が投げ付けられるのに、 振り下ろされる腕に思い切り身を打たれながらも飛び掛る]
…失ってから恨み言なんて云うくらいなら そんなに大事なら―――…
如何して片時も放さず大切に傍におかなかったのよ
(99) 2010/07/12(Mon) 00時頃
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長老の孫 マーゴは、冥い瞳はヴェラを捉えど見詰めは出来ずゆらゆらと揺れる。
2010/07/12(Mon) 00時頃
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わ、ちょっ!
[肩を掴まれて、水の中に引っ張られた。
水音。]
貴方、Sireneが化けたモノだった?
[この国での水妖の呼び方がわからなくて、嘗ての祖国の言葉で、相手に呼びかけた。]
(100) 2010/07/12(Mon) 00時頃
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い、イフリートに、 こ…今度は、水のバケモノ?
[引きずり込むのは成功して>>100 水飛沫があがる。]
な、何言ってるかわからない! どっちがバケモノなんだよ! 歌声で誘惑したのは、そっちじゃないか……!
取ったくせに…ッ ぼ…僕から、盗ったくせにッ!
[ぎらつく目で、掴みかかり、青年の頭を水に沈めようとする。]
(101) 2010/07/12(Mon) 00時頃
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人間じゃないなラ……、
[相手の返事もかえらぬうちに、人外であろうと薬によった頭で思い定めながら]
何にも遠慮なんかしなくっていいんダ。
[怒りも露わな面もちの男に向かって、笑顔を見せた。]
(102) 2010/07/12(Mon) 00時頃
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[鳴り響くのは男の聞きつけないクラシック。ぐびぐびと喉をならしビールを飲む。]
……あー。うめぇ。
[ふぅ、とため息をついて。鳴り響く音の中、怒声が混じっていることに気づく。]
なに喧嘩してんだか。
[こういう時は頭から水をぶっかけてやるに限る。そう思って冷蔵庫をあさる。 その手がふと、内側の壁に貼り付けられたビニール袋に触れた。ガムテープで無造作に貼り付けられた袋をはがせば、その中には注射器。]
ぶっは、こんなところに隠してやがったのかよ。あいつ形から入るタイプだな−! なぁスティーブン。……あれ?
[話しかけてやっと、悪友が近くにいないことに気づいた。]
あー。どこ行ったんだあいつ。やり方聞こうと思ったのに。
[水に溶かしてスプーンの上であぶり、殺菌してから脱脂綿に吸わせ注射器に入れる、そんな手順を見たことがある気がするけれど、ふやけた脳ではうまく思い出せなくて。男の手には少々小さい注射器を困ったようにもてあそんだ。]
(103) 2010/07/12(Mon) 00時頃
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[抉られた腕から、ぽたりと血が落ちた。陥没した肉はでこぼこと、面を不揃いに形作る。 その腕を庇うように半身を引いて。護れなかった、その言葉に対する反論は浮かばないが、言葉が口から出るままに言い返す]
他の男と踊ってたのを引き離して引裂かれたんじゃあ守れるもんも護れねーよ。 そんなことをするぐらい、ダンス相手に嫉妬するぐらい てめぇがスティーブン好きだってんなら―― 目の前であいつを殺して見せようか? [それともお前が死ぬか?と口端を上げた。]
ああ、おいておきゃあ良かったよ。 死ぬ前に一度会えるチャンスがありゃあな
[飛びかかって来た相手から、傷ついた腕を離して。 近づくなと言うように腕を振るう]
(104) 2010/07/12(Mon) 00時半頃
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[水の化け物が再び掴みかかってきた。 避けきれずに肩を掴まれ、また水の中に突っ込まれそうだ。]
[顔の前に相手の手首が。 思いっ切り噛みつく。]
(105) 2010/07/12(Mon) 00時半頃
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莫迦みたい スティーブンなんてスキにすればいいわ
[スティーブンの名には気のない返事をして、 口端をあげるヴェラの言葉には―――緩やかに瞬く]
ふ ふふっ アタシ? アナタがコロシテクレルの?
[狂った様に腹を抱えて笑い出し其れ以上は近寄らず、 ゆらりと身を起こして立ち上がるとヴェラへ向き直る]
―――…シテ見せて?
[首元はヴェラの血に染まり焼け爛れた肌を無防備に晒し、 冥い微笑みを浮かべ誘う様に首を傾げる]
其れとも惚れた女に先立たれたアナタを 送ってあげるべきかしら
(106) 2010/07/12(Mon) 00時半頃
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─ 庭 ─
[庭から見える窓は、朱を帯びた灯かりが漏れ 黒い芝を影にして照らしている。 割れた硝子が地面に落ちそれを反射して
大音量で思考を押しつぶすような音楽。 その合間に、暴れる水音が挟まる。]
なに、なに、なにを笑ってるんだよ…ッ おま、おまえも、 サイモンみたいになりたいんだ!
[浮かぶ笑いを、自分をバカにしたものと、 歪めてそう受け取って手を伸ばし──]
〜ぎッ!?
[服の袖のない素の腕に、歯が食い込んだ。]
(107) 2010/07/12(Mon) 00時半頃
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[深くかぶりつかれれば、そのまま骨をがっちりと捉えられる。
痛みに顔を歪めて、引き離すために、 腕を振り回そうとぐいと手を身体の方にひっぱる。]
こ、の…っ
[噛まれていない手で、上から水の中に押さえつけようと、 正面から、肩に手をかける。 一見だけは、じゃれてふざけて、水遊びでもしているようで、 ぎらつく男の目だけが、ひどく異様。]
(108) 2010/07/12(Mon) 00時半頃
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……なんでてめぇが殺されるのを許容すんだよ。
[そんなんだったらアノ人を殺すなよ。 怒りは頭に血を上らせる。笑い声は、オーディオから溢れる数多の声に融合して、まるで何人も声を上げて笑っているよう。余りの不愉快さに片手を当てて頭を振る。アノ人が死んでいるのに笑うなんて。]
殺してほしいなら殺してやるよ。 [続く問いには鼻で笑って。]
生憎後追い願望は無いんでね。一目惚れした女が不憫にも死んだら、自己満足でも仇をとりたい、ね。
[無防備に首を晒した女に手を伸ばす。もう一度首を絞めてやろうと。 もう今は震えは小さくなっている手はまっすぐに伸びる。]
(109) 2010/07/12(Mon) 01時頃
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[化け物が真向かいから肩を掴んできた。
振り離そうとはしない。掴まれたまま、後ろに下がる。 数歩下がると、膝の後ろに、噴水の縁が当たった。 男の襟首を掴んで、]
水の中じゃなくて、こっちのリングに上がれよッ!
[そう叫ぶと、噴水の外側に相手諸共倒れ込んだ。]
(110) 2010/07/12(Mon) 01時頃
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アタシなんかに恨み言を零す男に 惚れた女も護れない男に 一目惚れなんかする可哀想なアナタに
殺せるなら殺せばイイわ
[問いではない呟きへの答えには一瞬だけ、 考えるような思考の隙間に手は伸びてくる]
…仮令アナタに其の気がなくても ヒトを殺そうとするなら
殺される覚悟も必要よ
[続ける筈の言葉は喉へ絡む手指に途切れ、 伸ばす手はヴェラの首を絞めず腕にツメを立て。
ヴェラ諸共に硝子の散らばる床へ倒れこもうと、 勢いよく体辺りする様に身をぶつけた]
(111) 2010/07/12(Mon) 01時頃
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[肩を掴み、襟を掴まれた状態で、 庭の芝の上に転がされる]
痛ッ
[芝の上には硝子の破片がまだ散っていて、 それで、頬を軽く傷つけた。]
(112) 2010/07/12(Mon) 01時頃
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[倒れ込んだのは、芝の上。 柔らかな土だったが、それでも背中を強打した弾みに一瞬息が詰まる。]
……痛ぅ。 でも、土の上なラ
[こちらが有利なはずだ。
体を起こしながら、相手を*睨みつけた*。]
(113) 2010/07/12(Mon) 01時半頃
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覚悟はいらねぇよ。全ては一瞬で、全ては過去だ。
[喉に届いた指が、続く言葉をせき止めたとは知らずに返答をして。 伸ばされた腕は、傷のない右腕に爪を立ててくる。 つう、と小さく声を漏らし目を細めた。
その時にピンと伸ばして喉笛を抑えていたはずの力が緩んで 行動を許してしまった。 どん、と前方に衝撃を感じ、次いで背中にも鈍い衝撃と鋭い痛み。 目を見開いて、今度はけして小さくない、声が漏れる。]
…っ!!! あ゛、いてぇ
[それでも一度は緩めてしまった手に、もう片方を添え、再び力を込めた。 体を回転させ、女の背にガラスの破片を刺そうと力を込める]
(114) 2010/07/12(Mon) 01時半頃
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─ 庭 ─
[引き摺り倒されながら、縁石に階段でぶつけたのと 同じ箇所をぶつけて、痛みに目を見開く。]
こ、の、
邪魔、邪魔──ッ
邪、魔す る、なあぁああ!!!!!
[痛みで倍加した苛立ちに手を振り上げる。 細い男の闇雲の滅多打ちは、 かわすも容易で、稚拙な*怒り任せの攻撃*。]
(115) 2010/07/12(Mon) 01時半頃
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