299 さよならバイバイ、じゃあ明日。
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[そうして、周囲に散らばる欠片をす。と指で示して。]
時に、太陽の子。 そこかしこに散らばっている虹の欠片。あなたのお顔についているのと同じものと思いますが……実はわたくし、その欠片がとても欲しいのです。 ああ、天におわす父が如く慈悲深き太陽の子。 どうかわたくしに譲っては頂けないでしょうか? 勿論、ただでとは言いませんとも。 是非ともこのわたくしに、虹を纏う太陽の子の勝利を祈らせてくださりませ。
[今ならイナリ謹製戦勝祈願のお守りもおつけしますよ、とさかさまの顔を覗き込む。食い気味だ。**]
(88) 2019/10/09(Wed) 08時半頃
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イナリは、鷲の顔を覗き込みながら、だんだん顔が横に傾いていく。
2019/10/09(Wed) 08時半頃
イナリは、尻尾をふりふり……**
2019/10/09(Wed) 08時半頃
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そうか…… すべての危機から守ってやれるわけでなくて、すまない。
[>>83びったんびたん。 のたうち回るンゴティエクは喜んでいるというより苦しんでいるように見えるが、生物には水が必要というのも然り。 特にたっぷりと水分をその身に湛えていそうなンゴティエクには必要だろうと、ソランジュの行為を止めることはしない。 すべての危機からは守れないことを目の前で体現している。]
(89) 2019/10/09(Wed) 09時頃
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ああ。
[>>84ソランジュの問いには頷いた。 今も路地裏を見回り中だ。]
ロゴスか。 見かけはしたが、随分前だな。 コーラが起きるよりも少し前に、広場でインティの演説を聞いていたよ。 それから西の方に飛んでいったのを見たけど、それきりだ。
[時間帯と状況を伝える。 最後に見かけた時ロゴスはインティと別れるところだったが、インティがロゴスの行き先を知っているかというと――あまり期待はできないだろうなと思う。]
(90) 2019/10/09(Wed) 09時頃
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ロゴスを探しに行くかい?
[ぽよぽよしているソランジュに聞いてみる。 ンゴティエクは食事中だ。無理にこのあと路地裏の見回りを続けて連れ回すこともあるまい。
ソランジュの行く行かないに関わらず、一旦は路地を離れようかと、ンゴティエクに軽く一礼して移動しようとする**]
(91) 2019/10/09(Wed) 09時頃
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─ 草屋 ─
[>>86 狐の目は黒いのか。というのが大鷲が持った感想だった。何しろ細い目をこれほど間近で見たことは、鳥の記憶にはなかった。忘れているだけであったかもしれないが。 「死」の事に話題が及べば、一度首周りの羽毛がギュッと縮んだが、流ちょうな狐の太陽を称える言葉に、すぐに元よりも大きくブワっと膨んだ。]
ほ、ほう! さすが我が父……! 復活の象徴、死を超える者……ッ! 狐の黒い眼は実に実に、 真実を射抜く力がある!
その目があるなれば、 正しく祈りを届ける道を知っているのも まさに道理というものだ!
[首に続いて胸の羽毛も心なしか晴れやかに反らされている。言葉を受け取った鳥は、嘴の両端あたりをぴくぴくと動かした。先ほどまで草地を転がっていた鳥は、今は言葉に転がされている。]
(92) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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ムッ 祈祷師は用意がいいな。 フム ナルホド、 これが男前…… フム……
[鳥頭は、軟体動物に褒められたことだけはどうやら取り落としていなかったか思い出したか、鏡を前に自分の顔を漸くじっと見た。 その横で滔々と立て板に水、狐は雅やかな勢を尽くしたかのような語彙で粘液が固まったものへ賛辞を送っていた。しっかりと大鷲を持ち上げることも忘れられていない>>87。]
ほ、ほう。そうか。 我には色の塊しか見えぬが……
[そのため、色粉の原材料になるニジフラシの粘液が固まったものの価値はイマイチわからずとも、鳥はだんだんとその気にさせらつつあった。]
(93) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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[して、狐が周囲の虹色を指さすに至る。その頃には鈍すぎるほど鈍い鳥の感性でも、狐はもしやこの極彩色が欲しいのか?と考えるに至っていた。]
ほ……
[欲しいのか?とたずねようとした言葉は、食い気味にきた狐の言葉に遮られた>>88。顔を覗き込んでくる勢いに押されて、ブリッジしていた腰が地面につく。]
…… 何!?!? 勝利の祈願を!?!? 本当か!?!?!?!?
[その直後、ただでは言わない。と言った狐の交換条件に、食い気味に跳ね起きた。ガっと狐の方に両翼がかけられる。今度は反対に、大鷲が食いかかるように狐の顔を覗き込む番だった。]
(94) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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素晴らしいッぜひ頼……ッ ウッぐ、しかし この粘液が固まったものはそれほど高い価値があるのか我が舞台の観客たちの想いの結晶よりも……
[勢い込んで是非ともお守りもつけて欲しいと頼もうとした鳥は、一度そこで大きめに凹んだ。ちなみに想いの結晶とは、寄付金の缶に入っていたモノのことだ。]
ぐう ぐぐぐぐぐぐぐぐ……
いやッ いや。顔料の素の価値を疑うわけではない 祈祷師の祈りは皆の心を照らすもの。 大きな力である。それと引き換えにしても良いと 祈祷師が言うだけの価値があるのであろうとも……
(95) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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……………………………………………… …………………………… ………………………
[葛藤の末に、鳥は狐に向き直った。]
………… 戦勝祈願を……頼んでもいいか。
[絞り出すような声である。]
お守りの方はな。そのな、ウム…… これと替えていただきたい。
[そういうと、石でできた胸の飾りのうちの赤い石、五つを嘴で外して、狐の掌の上に落とす。 どうも、大鷲の中では、そこが自分のこれまでの「価値」と、偶然手に入れただけの「価値」との葛藤の妥協点の様だった。]
(96) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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冷たし……ンゴ。
[濡れた体にひんやりと秋風がしみる。 守ってもらいっぱなしの軟体動物、今回は運がなかった。 吸水性の高い体が恨めしい。>>84>>89
ただ、水色の方の軟体生物に悪意を以て接された記憶はないので、今回もないのだろうと予想はできた。]
ンゴ……次からは水かける前に一筆欲しいンヌ。
[ソランジュを咎めはしなかったが、再発防止には努めた。]
(97) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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ロゴス? 知らンゴねー。
[ソランジュとソルフリッツィのやりとりに口挟み。
彼の者はとてもまぶしいので、あまりお近づきにはならないようにしている。今回もその行方は知らずにいた。]
ゴンゴン。
[そして食事の再開。ネズ公はンゴティエクの胃袋へと消えていく。 軟体動物はある意味、街の掃除も兼ねている。 葬儀場では嫌われがちだが。
まぶしいロゴスを共に探しに行く気はさらさらなく、触角を振るなどして別れの挨拶。>>91**]
(98) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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[ンゴティエクに水浴びをさせてあげてから、 そうだ。と、びたんびたんと跳ね回る虹虫を見た。]
「 にじ ちょうだい 」
[地面に文字を書いておく。 なんだか忙しそうだけど、あとで見てくれるかも知れない。 ンゴティエクの粘液の固まったものだとは…… これだけで通じたものか否か。]
(99) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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「 つぎ ? 」
[つまり、また水をかけて欲しいということだろうか。 やっぱり気持ち良かったのだろう。 そう納得して、ソランジュはぷるると震えた。>>97]
「 うん。 また 、あげる。 」
[次回をそう約束してあげることにした。 そうしてソルフリッツィにぷるんと傾く。]
(100) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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「 にし 」
[虹虫はロゴスの場所を知らないようだったけど、 幸いソルフリッツィは見ていたらしい。 さすが、街を見回っているだけあって情報通だ。 ただ、返ってきた回答は少し問題だった。
方角はともかく、飛んで行ったという。 それには半透明ゼリーも少し困ったように震えを止めた。 さすがに空を飛ぶものに追いつけるほど、 高性能なゼリーではない。]
「 うん。 さがす。 」
[ぽよん。と、同意を示すようにして跳ねた。 ソルフリッツィが歩き出すのにくっついて行くように、 ぷにぷにと揺れながら跳ねながら動き出す。 半透明ゼリーの中で、抱えた小さな黒い塊もふよんと揺れた。**]
(101) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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[まじまじと見られる事には気まずさもある。 送り人であるゆえに、ではあるのだけれども。]
そ、そうなのかぁ…。
[葬儀屋もやはり人間ではない。 小動物を喰らう猛禽類には苦手意識がある。 当人が関わり合いになりたくないような、 性格のものであることと等しいくらい。]
うん…? ああ、これは届け先の決まっている供え物だよ。 そうだね、キミの言うように送り華だよ。
[首を急き気味に横へ振られた理由は知らない。>>36 確かに葬儀屋は送り出すものではある。 しかし、看取るものでは決してないのだ。]
(102) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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[改めて見ると大きいな、という感想を抱く。 その言葉の代わりに、『死』の行方に頷いた。]
……そう、キミではない処に、だ。 いんてぃ。
[呟いた言葉は、不満げな嘴の音の後。>>37 葬儀屋は『死』の残留を見るけれども。 『死』を見る訳でも、行き先を知るのでもない。]
まあ、死は平等だ。 確かに訪れる元を選びはするけれども。 貴賤も老若も男女も関わりない、ただの半丁さ。
[どこか、冷めたような口調だった。]
(103) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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[しかし、その理屈は分からなかった。>>38]
(104) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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……、うん?
[かけられた言葉に、首を傾げる。 何か、決意をするような一拍の空白があった。>>39]
そうだねぇ…。 話す事があれば、だけどね。 言伝くらいはしようじゃあないか。
[葬儀屋は、『死』に言語が届くとは思っていない。 しかし、彼がそう思っているのならば。 無意味だとしても、意味を見たいだろう?]
(105) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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[路地をぱたぱた、歩いていく。 まっすぐ向かえばいいものなのだけれど。]
か〜ごめかごめ。 か〜ごのな〜かのと〜ぉり〜ぃは〜。 い〜つ〜い〜つ〜で〜やぁう〜。
[葬儀屋は、自宅からは何処へでも向かえる。 他所から自宅へも向かうことができる。 しかしながら、他所から他所へは行けなかった。]
よ〜あ〜け〜の〜、ば〜ん〜に。
[それに、手向けの花は早く添えてしまうべきだ。 そういう訳で、一度自宅の方へと足を進めていた。]*
(106) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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鳳凰の実 モイは、メモを貼った。
2019/10/09(Wed) 20時半頃
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[一瞬縮んだ首回りの羽毛>>92に、これは話題を間違えたか?と僅か肝を冷やすも、すぐに元通り以上に膨らんだのを見て、素直なことは美徳であるなあと思う狐であった。]
ホホホ、この目が真実を見抜くと? それは買い被りすぎと言うものでございます。 けれど折角の賛辞、ありがたく頂戴しておきましょう。
[扇子で口元を隠しつつ謙遜してみせるが、尻尾は気分良さそうにゆらゆら揺れている。]
おや、今お気づきになられましたか? 太陽の子はいついかなる時であろうと男前でございますとも。
祈りを届けるには正しき所作、正しき装いが必要でございます故。 鏡は常に持ち歩いておりまする。
[などともっともらしく答えるも、狐は割と自分の顔が気に入っており、化粧映えもすると自負しているというだけである。 大鷲が鏡を覗けば、キラキラしさがより強調されるよう手鏡の角度を微調整などしている。]
(107) 2019/10/09(Wed) 21時半頃
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!?
[と、突然跳ね起きた鷲に両肩を掴まれれば、さしもの狐も目が真ん丸になった。 目はすぐに常の細さに戻るが、尻尾はぼっふりと膨らんでいる。驚きを隠すように(あと唾とかを避けるように)扇子を口元に当てて、顎を引いて斜めに鷲を見上げた。]
ホ、ホホホ…… 勿論でございます。このイナリ、嘘は申しません。 これほどの対価を頂けるなら、それはもう心を込めて祈願致しますとも。
あぁいえいえ、常日頃手を抜いているわけではございませんよ。ただ何事にも波というものがあります故。
(108) 2019/10/09(Wed) 21時半頃
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イナリは、声を落として付け加えつつ、まだ尻尾がぼふぼふしている。
2019/10/09(Wed) 21時半頃
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[それから、大層苦悩しながらも戦勝祈願を依頼してきた大鷲>>95>>96にぱちぱちと細い目を瞬いて、ふうむと少し考える素振りを見せ。]
それは違います、太陽の子。 価値とは受け取る者によって大きく変わるもの。 わたくしにとってその極彩色は賛美するべきものですが、派手なものを好まない方には無用のものでございましょう。 そして、何事にも時期というものがございます。 わたくしには"今"、この極彩色が必要なのでございます。
[狐は、立て板に水を流すが如く滑らかにそう語った。]
勿論、想いの結晶が尊いものであることには変わりませぬ。わたくしにもその価値は理解の及ぶところ。祈祷の効果もより一層高まるやもしれませんな。
[締めくくりにそんなことを付け加えつつ。 狐は、とれそうだと踏んだ相手からはとことん毟り取っていくタイプだった。 しかし、今回は虹色顔料で概ね満足しているのか、匂わす程度にとどめたつもりである。]
(109) 2019/10/09(Wed) 21時半頃
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[と、お守りの対価にと赤い石が掌に落とされる。大鷲の鳩胸を飾っていた石の一部だ。狐はいたく感動した様子で恭しく石を捧げ持った。]
おお、なんという僥倖でございましょう。 太陽の子自ら身につけ、常にその逞しい鳩m……ンッンン、御身と共にあった宝石をくださるとは、何と度量の大きな方であることか。まさに、空に輝くかの日輪にふさわしきお人。
[狐は、常日頃から鷲の胸飾りを気に入っていた。 ので、この対価は思いがけないものであり、素直に嬉しくありがたいのだが。何しろ常がこうなので、傍目にはいつも通りの胡散臭い賛辞でしかなかった。]
では早速ではございますが、わたくしは祈祷の準備をして参りますので、これにて失礼致します。
[日取りはご都合のよろしい時に、と言い置いて。 ギロや草屋の主人に挨拶をして、無事榊の枝が仕入れられればそれを抱えて、狐は家路に着くだろう。**]
(110) 2019/10/09(Wed) 22時頃
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[少し、粉屋の話をしよう。 粉屋は粉屋だから、粉ならなんでも扱った。 単にパンを焼くための小麦粉をと頼まれれば応じたし、 呪術師に何やら怪しげな粉を頼まれれば、それも用意した。
植物であれば大体コーラに頼めば仕入れられたし、 石や硬いものや尖ったもの、それらはゼリー状の軟体には 痛みも傷も与えることがなかったから、 ソランジュ自身は粉に用がなくとも、 仕事としては天職みたいなものだった。
中でもお得意さまは定期的に顔料を必要としてくれる、 白い狐や葬儀屋や。 彼らとのんびり取引をするのが好きだった。 ロゴスもまた、良く取引をしてくれる街の仲間だった。]
(111) 2019/10/09(Wed) 22時半頃
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[ぷるるん、ぷよん。 移動しながらだとなかなか文字は書けないから、 ソランジュは黙ってぷにぷに震えながら移動していく。
それでもどうやら、音は聞こえる。 それは当然で、音が聞こえねば会話も成り立つはずがない。 ともあれそんなわけで、移動中に声>>106を聞いた。 馴染みのある声だ。
ソランジュは声の響きに共鳴するかのように、ぷるると震えた。 そうして、ぴょこんと飛び跳ねる。 その動きがソルフリッツィや声の主の目に留まるやら。 ソランジュはぷるんぷるんと震えながら歌の響きを目指した。 それが西かどうかは分からないけど。
どのみち、ロゴスの居場所の当てもないのだ。*]
(112) 2019/10/09(Wed) 22時半頃
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[もそもそもそ。 すっかり食事に夢中になっていた。 これでしばらくは生きていける。]
馳走さまンゴ。
……ンゴ?
[そこでようやく、地面に文字が書かれていることに軟体動物は気がついた。>>99
これはきっと、誰かからのメッセージ。]
ンーンー ゴーゴー さっきここにいた者でこんな字を書くのは…… ソラ、ンゴ?
[この推理には自信がある。]
(113) 2019/10/09(Wed) 22時半頃
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にじ……にじ?
我が輩に死ねと!?
[ゴーンとショックを受けている。]
……いや待て…… アレは我が輩の吐く液を時々欲しがるンゴね。 きっとあれのことンゴね。 そもそもソラはそんな恐ろしいこと言わンゴ。たぶん。
そうであってほしいンヌ。
[一抹の不安を抱えながらも、希望にすがることにした。]
(114) 2019/10/09(Wed) 22時半頃
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[しかし、粘液は今日の分は打ち止めと言っていい。
威嚇するときや衝撃を受けたとき、命の危険を感じたときその他色々に吐かれる物であるが、吐くのに体力を結構使う。例え、相手を怯ませるくらいの効果しかなくとも。
ツノだせヤリだせ液をだせと虐められまくればまだ出るかもしれないが、あんまりやると死ぬ可能性大である。]
……また今度ンゴね。
[覚えていられる時まで覚えていることにした。 食事も終わったし、軟体動物ももそもそ動き出す。*]
(115) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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[ロゴスが広場を離れてから、それなりに時間が経っていた。 もう西にはいないかもしれないし、何ならすぐそばにいるかもしれない。 ただ、おそらく暗い路地裏にはいない。 白竜の眩さは、路地にいればすぐわかる。
ぷるぷる跳ねるソランジュの後ろをゆっくりとついていく。]
うん?
[ソランジュがおもむろにぴょんと跳ねて>>112、疑問を浮かべる。]
(116) 2019/10/09(Wed) 23時半頃
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やあ、モイスチュア。
[跳ねて跳ねて先へ行くソランジュを追いかけていたら、歌い歩きのモイスチュアに出会った。 なるほど、そういえば先程も声を聞いた気がする。]
……今日の手向けは、まだ間に合うかい。
[もう見送りはすっかり済んでしまったろうか。 誰宛とは言わずに問いかけた。]
(117) 2019/10/09(Wed) 23時半頃
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