219 FESを強いられし非戦場
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[華月斎の口調は軽い。 同級生の包帯撒いたちょっとアレな子は、ここまで社交的ではないので 新たな傾向なのかもしれない]
あ、こっちですか。 湿布も一緒に持ってっちゃおう。
[準備をすると、くるりと華月斎を振り返る]
華月斎先輩は……何か、秘めたる力とか、あるんですか?
[痛々しい同級生は痛々しい技を持っていたので 一応聞いたほうが良いのかなと思っての質問である]
(55) 2015/03/19(Thu) 23時半頃
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…確かまーこちゃんは体調が悪いんだったよな…?
[体調の悪さに湿布が必要なのだろうか? 疑問符しか浮かばないが、まあ必要だと言うのなら止める必要はないかと納得することにした。 そのまま自分もいい加減部活に戻ろうかと思っていたタイミングで…]
(56) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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魔法使い?
[急に聞こえた>>50現実離れした言葉……いや、違う。今の自分にとってはそれこそが本来の―――現実]
魔法使いかどうかは知らないが…そういう感じの奴は知っている。
だけど、この学園にいるなんてのは初めて知った。 万愛子、どこまでそのことについて知っているんだ?
[じろりと一瞥して、話を続ける。やはり何か知っているのではないか。そういう予感が胸の内によぎった。エネルギークラスは読めないが、おそらくそれ相応の因果律を束ねる存在なのだろう。そんな感想が胸に浮かぶ]
信じてもいい。 ただ……一つ聞かせてほしいんだが。
万愛子。あなた……
いや、”お前、”何者だ……?
(57) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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[ばらり ばらり 名も知らぬ幼女の為の"道"を開いた後も。 写本のページはゆっくりと捲れていく。]
うーん。 何処か歪を探した方がいいのかな。 ねえ、僕ちょっと出口探してくるよ。 此処は繋いだままにしておくから。
困った事があったら僕を喚んで。
[白紙のページに校内地図が浮かび上がる。 一度小首を傾げ、足取りは常通りのんびりと歩き出した。]
(58) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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…………は?
[秘めたる力とか何とか言い始めた。 あ、この子痛い子だ。 そう理解すると少しだけ距離を取る。]
えっと…ゲームの話か? 俺はあんまりゲームとかやらないからよくわからないんだが…。
最近はそういうのが流行ってるの?
[色々巻き込まれる前に逃げた方がいいと思った。 聞いた話によると、一般人に向けてそういう設定?みたいなのを振って一緒にやらせようと巻き込ませる奴もいるらしい。 エリアスがどういうタイプなのかはよく考えて接するべきだろうと一人納得する。]
(59) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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― 職員室 ―
へーきへーき! ほら、可愛く写ってるわよ♡
[>>54 怒る先生にそう言って、カメラのプレビュー画面を見せる。 大口は開けていないけど、ちんすこうを頬張って幸せそうにしているセシル先生が写っていた。 可愛いと思うかどうかはその人次第では、ある。]
んんん〜 さっきはすっごいピンぼけだったのよ? それが、今見たらこうなってて……
えー、心霊写真みたいとかやめてよお!! やだなあ。あたしそーゆーのダメなのよねー オカ件にでも売り飛ばそうかしら…
[何か前にもこんなことがあったような気がしたけど、気のせいよね、きっと。]
(60) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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まあ、行くなというなら無理に行くほどの事もない。 けれど……ふと思うんだ。 私は、いつからここにいたんだろうかって。
どうもずっと昔の記憶が混濁しているというか、生まれてからの記憶はあるのに、小学校のクラスメートの名前がうまく思い出せないとか、しばらく会っていない両親の顔が思い出せないとか……
そんな、妙な感じがある。 それがさっきの音を聞いたら、一つ大事なことを思い出した。
私にはずっと前から想っている愛しい人がいるって。 あれを聞いたら思い出した。 だから……
(61) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/03/20(Fri) 00時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/03/20(Fri) 00時頃
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[何故か少し距離を取られた。 痛い人特有のナントカ結界って奴だろうか]
ゲーム? 僕は、ゲームはあまりしないんですけど…… え、えと、良いです、すみません
[振りは失敗したと判断する。 そろそろ、図書室へ戻ろうかと]
ああ、じゃあ、僕は――ここで、失礼します。
[ぺこりとお辞儀をして、保健室を後にした]
(62) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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あら。 大口開けてるトコじゃなくて良かったわ。 でもこう、セクシィポーズ取った方が受けがいいんじゃ。
[若干不満げながらも、消しなさいという指示は取り消すことにした。>>60]
ピンぼけが、この豪腕に……? やっぱり変よぉ。 え、ポラロイド?それなら現像は要らないわよねえ。
[何かしらねー?と写真を覗き込みながら。]
そうねえ、売っちゃえば? 別に動物と一緒に撮ったわけでもないんでしょ?
[カメラや被写体に原因があるのかと考えつつも。]
(63) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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ゲーム…しないのか?好きなのかと…。
[そういうタイプの子はゲームやらアニメ、漫画が好きだと聞いたことがある。 エリアスは違うのだろうか?そんな風にちょっと思った。]
ゲームじゃないとすると…漫画…?
[そんな疑問を呟きつつ、保健室を出る様子のエリアスに、もう一度視線を移した。]
ああ、俺もそろそろ部活戻らないと部長にどやされるな…。
[めんどくさい。それが本音だが、いつまでも逃げていられないだろう。]
じゃ、まーこちゃんにお大事にと伝えておいてくれ。 あと、さっきみたいな話題はあんまり外で出さない方がいいぞ。 いや、人それぞれ趣味があるのは分かるが、知らない人間には…な?
[一応軽い警告のようなものだけはしておこう。 知らない相手だったらどうでもいいが、さすがにこれで放置してしまうのも悪いだろう。 …もっとも、原因は自分の痣である事を本人は知らない。]
(64) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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……、えっ?
[魔法使いを、知っているって>>57。 ええとつまり、ええと。想定外の返事が返ってきて、元から動きの悪い思考が止まる。 能力者《パワーズ》の存在を受け入れられる一般人《ノーマル》なんて、基本的にはいない。 ということは、の向こう側にたどり着く前に、先に会話を続ける。]
魔法使いさんは、お知り合いなんですか。 この学校にいる、のは、さっき気づいた、って答えじゃ、だめかな。
わたしは、朏です。みかづき、まあこ。 学年は、わかんないです。
[それは、例え能力者《パワーズ》から、能力者《パワーズ》として名を問われたとしても、そう答えたろう。 自分はそれ以外に名を持たないし、世界の中で特殊な役割を持つような人間でも、ない。]
(65) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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―廊下―
……―――ふうん。
[甘い、あまい飴を舐めて面白げに呟く。
左手にいつもの棒キャンディ。 右手の掌の上には浮かぶ写本。
この"世界"では目立つであろうその姿を目撃し騒ぐ筈の普通の生徒に、"何故か"行き会わない。]
(66) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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記憶が、なくて、さっきの衝撃で、思い出した……?
[おおよそ自分と同じようなタイミング。 偶然本当の記憶喪失が戻ったというよりは、先程の言葉からしても、同じ境遇の能力者《パワーズ》と考えたほうが、まだ自然。 でも、彼女のような能力者《パワーズ》を、《機関》で見たことはない、と思う。 他勢力なのか、知られていないだけだったのか、それはわからない。]
あの、せんせ。 わたしからも、聞いていいですか。
フィリッパせんせが、"誰"なのか。
(67) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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魔法使いは……そう、知り合いかな。 知り合いといっても、今この学園にはいない。
もっと別の場所に……いる。
[意味ありげな会話。こういう会話の進め方には覚えがある。 一般人が相手ではそうそうならない事だ。おそらくは]
みかづき、まあこ。……そう、そういう名前だったな。覚えた。 学年はわからないのか。それが答えか。
……まあ、今はそれでいいだろう。 ともかく、私は……じっとしているわけにはいかない。 私の帰りを待っている人がきっといるからだ。 そういう人、あなたにもいるだろう?
(68) 2015/03/20(Fri) 00時頃
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――廊下――
[華月斎の忠告>>64は、それはむしろ先輩の方が…と言いたかったがやめておいた]
[誰も通らない廊下を、湿布と熱冷ましを手に進む。 久しぶりに、見えた人影>>66]
ベネ先輩、こんにちは。
[視線は、彼の手の上の本へ。 こんな本は、図書室には無かったような]
(69) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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じゃあ今度セクスィーなポーズで撮らせて下さいねー
[>>63 どんな層に受けがいいのかは解らないけど、先生が撮って欲しいなら特に断る理由はなかった。]
ポラじゃなくってデジタル一眼で撮ったんですけどね…あ、だからって別に加工したりはしてないのよ、写真部の名にかけてっ!
別に動物とかはいなかったなあ。鶏くらいはいたけど、全然違うし。 ねー、いつまでも手元に置いておきたくないし……やっぱり売っぱらっちゃお。 高く売れたら先生にお茶おごっちゃうわ♡
(70) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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そう、思い出した。理由は分からないけれど、あれがきっかけなのは間違いないと思う。
[目の前の女生徒もまた特別な存在だろう。けれど、その力の正体は知らない。どこまで話したものか迷う。]
質問を質問で返すとはな。 まあいいか。私は……何といえばいいか……そう、私は… 今はただの物理教師だけれど。
そうなる前は……なんというか……
騎士(ロード)みたいな、そんな感じだった。 もう少し詳しく聞きたいなら教えてもやるが。
(71) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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[先生に貰ったお菓子を囓る……うん、美味しい。やっぱり女子はスイーツ(笑)ね。
原因がカメラにあるのかそれとも被写体にあるのか…そして何故写真が変わってしまったのか。 謎は尽きないけれど、お小遣いの方が何倍も魅力的よ。]
ごちそうさま! あ、この事用務員さんには内緒ね!
[ひとさし指を唇に当てて内緒を強調し。 さてさて、オカ研の連中でも探そうかしら……**]
(72) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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エリアスは、まだベネの瞳をしっかり見ていない
2015/03/20(Fri) 00時半頃
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ホホホ! いつでも待ってるわよ!
[売れるのかどうか、それは問題ではない。 自分が撮られたいかどうかなのだ!>>70]
変なこともあるものねえ? まぁ、いいわ! なるべく高く売ってきなさいネッ!
[お茶おごると聞けば、応援もしたくなるというもの。 スイーツ()仲間として、美味しいお店に期待する。]
(73) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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はいはい、そんな写真撮れたとなったら、 ゴドウィンさんも気分悪くするかもだしねえ。
でも、あんまり遅くまで残ってるんじゃないわよう?
[内緒の件については了解しておく。>>72 下校時間は近づいているだろうか。 別城が職員室から去れば、大して面白くもない仕事に戻る。 日が落ちれば、見回りも必要かしら。**]
(74) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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[卵の数を数えながら、広げたタオルの中に仕舞っていく。 最後の1つを掴み上げた時、掌の中で卵がカサカサと動いた。
あからさまに魔力の満ちた気配。
笑顔と共に殻を握り潰すと、小さな黒い蝙蝠が生まれ出た。]
丁度良い。 お前の目で、この世界の罅を探して来い。
[花火の音、銅像で踊っていた少女、その他にも昨日までは 無かった能力の気配が学校を漂っている。
それを見て来い、と命じるとキィキィと蝙蝠は小さく鳴いて 闇が迫る校舎の周囲を飛び回っていった。]
(75) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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それが、答えです、きっと。 わたし、この学園の生徒じゃ、ないから。
[それでも高校一年生の春は、自分にとっては節目か、チェックポイントか。 何事もなく終わるときではないらしかった。 予感はあった。意味もなくそわそわするのは、後輩が上がってきて、二年生になることへの期待だと思っていたけれど。 今思えば、この現状に気づき始めていたのかもしれない。]
……わたしも、魔法使いの友達、います。 ここじゃないところに、どこかに。
おそろいですね。
[待ってくれているのか、自分が待っているのかは、わからないけれど。 笑みのいろがほんのりと変わる。]
(76) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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騎士(ロード)……なんですか。 ちょっと、わかります。 詳しいことは、話したくなったらで、だいじょうぶですけど。
[物理教師より似合うな、なんて思って、笑う。]
せんせの、行くところに、行きます。 騎士さまを護るのは、変ですけど。 わたしの近くにいれば、少しは安全、なので。
[絶対の力ではないが、行くところがあるというならそこに向かう。 先導してくれるのは、とてもありがたい。]
(77) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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……こんにちは。
[かけられた声>>69に振り返る。]
知らないのに知ってるって。 ちょっと面白いよね。 エリアス君だっけ?
先輩じゃないからベネでいいよ。
[常通り少し眠たげに微笑む。 GreenとRedの二色の眼は硝子のように感情映さない。
はらりと触れる事無く捲れるページだけが、ほんの僅かな警戒を示す。]
(78) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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[残る8個の卵をタオルに包んで立ち上がる。 餌の要求が激しい鶏達に答えて夕飯は山盛りだ。]
これだけあると、他の連中も釣れたりしてな。
[花火を打ち上げた生徒が正体を映している事等まだ気付かず、 世界を歪ませるほどの力を放つ者と、嘗て敵だった者を 探して校内を歩き始めた**]
(79) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/03/20(Fri) 00時半頃
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そうか……お揃いだな。 私も、ここではない別の学園の教師なんだ、もともとは。 けれどもっと昔は……ああ、思い出した。
[女神(フォルトゥナ)だとはさすがに言えなかったけれど]
そうか……情けない事だが、今は守られるしかないらしい。 では、行こうか。きっとこの事態には原因があるはずだ。 何か……あるいは、「誰か」。
[かつて敵だったものとこの場でまた会いまみえることになろうとは知る由もなく、万愛子について学園の中、綻びを探し始めた**]
(80) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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そうですか? じゃあ、ベネ……さん 僕は、エリアスです。
[呼び捨ては苦手なので、妥協した結果。
吸い込まれそうな二色の瞳。 少し眠たげな様子すら、まるで作り物のようだと思う]
………目の色、そんな、でしたっけ……?
[勝手に捲れる本に驚く事は無かった。 それはベネの纏う雰囲気のせいか、それとも]
あっ
[窓の外通り過ぎる、蝙蝠>>75 思わず目で追った]
(81) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/03/20(Fri) 00時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2015/03/20(Fri) 01時頃
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― 演劇部・部室 ― [部室に戻ると、いつもならいるはずの部員たちが誰一人いなかった。 タイミングが悪かったのか、それともみんな帰ったのか?]
俺も帰りたいな…。
[そう思いはするが、自分の仕事は随分と残っている。 小道具やセット、作らなくてはいけないものはたくさんある。]
セットの飾り用に、剣とか作って欲しいって言われていたな。
[材料はあるが、ダンボールや木材では流石に物足りない。 飾り用である以上、ある程度の金属感が欲しいところだ。 だから買ってきたのは金属製の剣、もっとも特別しっかりしたものじゃない。 とはいえ、ずいぶん高い買い物だった。]
これ…うーん、なんか物足りない気がする……。
[そんな風に呟くと、大道具用の持っていた金槌を握る。]
(82) 2015/03/20(Fri) 01時頃
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[その後のことはあまり意識していない。 金槌を握ったのも、買ってきたのは小道具にそれを振るったのも無意識だった。 無意識故に、左手の痣がぼんやりと光ったことにも気が付かなかった。]
……………
[金槌も小道具も、どちらも何か不思議な暖かさを感じる。 気がつくと、そこにあった筈の剣は先程とは違う輝きを放っていた。]
俺…、これは…いったい……。
[思わずその剣をじっと見つめる。 少なくとも、小道具用に買ってきたこの剣は今使うべきではない気がする。 だから、小道具用のロッカーにつっこんだ。]
…セットも…作らねぇと…。
[半ば自分の無意識を否定するようにセットを作りはじめた**]
(83) 2015/03/20(Fri) 01時頃
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うん。 目の色は生まれつきだよ。
[異色《オッドアイ》の目を細める。 くるりと片目と同じ赤い棒キャンディを回す。]
ちょっと聞いてもいいかな?
僕の世界《ル・モンド》に帰らないといけないんだけど。 『此処』が何処か分からないんだ。 心当たりない?
[そう問いかけるのと同時。 エリアス>>81が急に声を上げた。]
(84) 2015/03/20(Fri) 01時頃
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