185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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マユミは、花橘荘の玄関で小さく息を吐いた。
じゅりるり 2014/07/22(Tue) 03時半頃
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[「切り札」を切る。いや、唯の「男性と女性が裸で抱き合っている写真」数枚ですよ?男が僕の「施設」の所長、女が「施設」とは関係ないけど「研究所」内では有数の重鎮で人妻だなんて知らないようん。
……勿論、すぐに返事は来た。 何が目的か、と聞いてくるものだから。「花橘荘の人に僕を含め手を出さないこと」とだけ言って。明らかに電話の向こうがホッとした雰囲気を醸し出すものだから、首を傾げる。 お前が辞めるなら、何て言うから。「最初からそのつもりでしたが?」と言えば少し驚かれたけれど。給与がピンハネされてるの、「上」は知らないんだなぁ、と思いつつ。
「何かしようとしたら分かってますよね。」それだけ言って通話を切った。 膝が笑っていた。声が震えなかったのは救いか。]
(25) Kirito 2014/07/22(Tue) 08時半頃
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これで全てが無事だと判断してはならない。
[敢えて口に出して。気をつけなければならない事を意識し直す。 局地戦にしたからどうやら研究所相手にも勝ちを拾えただけで、勿論報復論も出るだろう。
だから花橘荘にいてもいなくても、彼らは危なくなる可能性はある。暫くの間は。]
……ある意味、いなくてはならない理由が出来たなぁ。
[そう言って、少し笑ったか。思い起こすのは…彼処で一番年下の女の子。]
(26) Kirito 2014/07/22(Tue) 09時頃
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[たち上がれば、酷い立ちくらみ。 それもそうだ、僕はここ数日、碌に寝ることが出来ていなかったのだから。]
それでも、すぐに行かないと。
[部屋の外に出れば、自らを見る影。 「お兄ちゃん」、そして「研究所に対するスパイ」の一人。
僕を見て、一つ頷いたから。 僕も一つだけ頷いて、遠慮なく彼のバイクを借りる。
向かうのは勿論、花橘荘。]
(27) Kirito 2014/07/22(Tue) 09時頃
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そう来なくっちゃァな。 っし、シートベルト忘れずにな。
[>>19安田クンの元気な声ににやりと笑った。彼が乗り込めばそう言ってアクセルを踏んだ。]
舌噛むなよ、少し手荒に行くから。
[普段よりも数倍は早い車速をハンドルで捌きつつ、マンションへと向かった。>>16]
(28) 柚胡椒 2014/07/22(Tue) 21時半頃
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ンーと。ここと…ここか。 なるなる、アパートの部屋番と同じなンだな。
[改めてマンション内に侵入すると、そんなことを安田クンに言ったろうか。]
(104と、202っと。そンで、203には立ち入り厳禁…厳禁)
[今一度立入禁止の楠本クンの部屋を頭に叩き込みつつ、安田クンを引き連れて二つの部屋を回る。ドアをノックし、彼らがドアを開けば]
木佐サンが大変だって言うからサ。 迎えに上がりましたよ。
[短い非日常からまたいつもの日常が顔を出すように言った。 勿論「大変」はでっち上げだが花橘荘の皆にはこれで伝わるだろう。]
戻ろう、花橘荘へ。
(29) 柚胡椒 2014/07/22(Tue) 22時半頃
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[車は?と問われれば、レンタルした。と答えつつ。 皆を乗せたであろう白ワゴンは花橘荘へとひた走る。]
(……。)
[そういえばスイカ、食べてないなァと思いながら。 やがて帰るべき場所に到着するだろう。]
(30) 柚胡椒 2014/07/22(Tue) 22時半頃
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リーは、リッキィサンに頷いた。
柚胡椒 2014/07/22(Tue) 22時半頃
リッキィは、リーチさんに、にこにこ。
Ellie 2014/07/22(Tue) 23時頃
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[バイクの音を鳴らしながら、花橘荘に数日ぶりに帰ってくる。 かの場所の光景は、特に変わっていない筈だったけれど。 人が少なくなった事を、理解していたからか。 何処と無く、寂しく思われた。
花橘荘の前に着いて、バイクを停められる所において。 ヘルメットを外せば息を吐く。
気を、抜くべきではないのだけど。 身体に溜まった疲れは、自らを重くしているのを感じた。]
(31) Kirito 2014/07/22(Tue) 23時半頃
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[携帯を確認すれば、入っていたメール。>>23 その文面は、不自然に短いように感じられた。これまでは一つ一つの話題に何か書いてくれているように感じていたのだけど、今回は違ったから。
「会いたかった」ということ。それは『モミジ』とは、理解をしあえるのではないかという期待だったのかもしれない。男性だとわかっても会いたいというのは、想像していなかったけれど。
それだけ、今までが大変に感じていたのかもしれない。 その受信メールを開いたまま、携帯を閉じれば。 少しふらつきかねない足取りで自らの部屋へ向かう。まずは少しの間、休息を取ろうと思っていたのだ。緊張感は、やや無いのかもしれないけれど…。]
(32) Kirito 2014/07/22(Tue) 23時半頃
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[部屋に向かえば、自らの部屋の前に佇んでいたまゆ実さんの姿。>>24 湯来島さんというよりしっくりくるように感じるようになった理由はよく分からないけれど。僕の方からはコメントにメールと、色々していたからだろうか?
……どうしようかと感じる。きちんとした状態であっても…少し、いやかなり。心には決心が必要であるように思われるのに。ましてや目にクマが出来ている程度とはいえ消耗しているのは…言い訳にはすべきでは無いけれど、本心では避けたい気持ちもあった。]
……湯来島さん?2階に来ているなんて、どうかなさいました?
[暫く突っ立っていたせいで生まれた沈黙をやっと破ったのは、そんなちぐはぐな言葉だった。]
(33) Kirito 2014/07/22(Tue) 23時半頃
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先輩?
[階段を昇る音。 振り返ればやがて見える顔。 憔悴している表情に眉を顰め、]
あの
[言いたい事は色々あった。 まずは謝罪したいこと。 今までどこへ行っていたのか、とか。 何故そんな疲れた顔をしているのか、とか。]
……少し先輩の部屋に、一緒に。 入ってもいいですか?
[けれど、最初に口から出た言葉はそんな 短い問い掛け。]
(34) じゅりるり 2014/07/23(Wed) 00時頃
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[>>34ちぐはぐな発言に掛けられた声。 捉えた音の内容を理解するのに時間がかかった気がしたのは、想定外だったからか疲れからか。後者の影響は強くない気はするけれど。]
…僕は、構わないけれど。
[短く答えて、扉の鍵を開けようか。 しかし、そこでふと気づく。「石」の位置>>2:380。 机の中にあった石は、風呂敷には包んでいた筈だけど。その場所は机の上だと言うことに気がつく。
どうしようかと冷や汗を感じながら、湯来島さんを招きいれようとドアを開けた。]
(35) Kirito 2014/07/23(Wed) 00時頃
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[先輩の背中に続く。 隙間から微かに見えたのは 机の上の風呂敷に包まれた何か。 背から小さな声で、]
ずっと考えていた事があるんです。 先輩が此処にいない間。
[そ、と微か震える手を伸ばした。 それは背中に触れるだろうか。]
先輩、横になりながらで構いません。 聞いてくれますか。
(36) じゅりるり 2014/07/23(Wed) 00時頃
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[>>36自分の部屋に戻ると、力が抜けてくるように思うのは。 それは此処を、自分の居場所であると認識しているからだろうか? 背から掛けられる小さな声は、震えているように感じられて。
何か言おうとした時に背に手が触れればドキリとした。]
…来客時に、僕が寝る訳にはいかないよ。
[そう言って何処か都合のいい所へ座るのを勧めて。 僕も取り敢えずその近くで、話を聞けるように座った。
風呂敷については、特に気にしていないようだったから。 折を見て何処かにずらしたいな、と思う。]
…どうか、した?
[その内の一部は僕のせいだろうと、罪悪感を覚えながら。 できるだけそれは表情に出さないように。]
(37) Kirito 2014/07/23(Wed) 00時半頃
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いいんですよ 無理せず横になって貰ったほうが 本当は話をするのも、 その顔をみたら、遠慮したほうがいいんでしょうけど
[勧められれば其処へ座した。 疲れている彼の子守唄程度でいいのだ。 触れた指先、その手を握る。 微かに灯る熱を感じながら、]
バーベキューの夜から ずっと考えていたんです
先輩が猫村さんの様子を 私に見に行くように言った意味
[きっと大きな意味はないのかもしれない。 けれどずうっと引っかかっていたのは其処だ。 それは何処か自分の我が儘もあった。]
(38) じゅりるり 2014/07/23(Wed) 00時半頃
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クリスマスは、2回も間違えてごめんね。>>5:+92だったよ。
Melliy 2014/07/23(Wed) 00時半頃
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本当に駄目だったら、どうしていても寝落ちしてしまうから。 その時はごめん。
[>>38僕を労わる言葉。そんなもの必要無いだろうにと思うけれど…それを否定してしまうのはそれはそれで失礼だから。 唯、流石に勧められても横になるのは何だか嫌だったから。 彼女の近くに僕も座った。
取られた手から伝わってきた暖かさ。それに再び、心拍数が上がったように感じてしまうけれど。
言われた言葉には、そうだね、と言って。拒絶されたようにも感じられたあの時の言葉を思い出す。]
……僕の思っていた事を、言えば良かったのかな。
[少し悩んで、そうとだけ言う。 今は、自分から話すべきではないような気がすると感じたから。]
(39) Kirito 2014/07/23(Wed) 00時半頃
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いえ、気にせず。 その時は私も、部屋を出ます。
[近くに座る先輩に微笑して]
思っていた事?
[手を離し、首を傾ぐ。]
(40) じゅりるり 2014/07/23(Wed) 00時半頃
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――ラボのマンション―― ここが…僕もはじめてきたけど、 思ったよりふつうだね。
[ラボのマンションに着き、ワゴンを降りるなり、 率先して進む山梨くんの後ろからついて行く。
そのまま104.202号室のドアを開けると>>29]
あははー、僕も来ちゃったよ…なんて。
[ドアを開けた山梨くんの後ろから、ひょこっと顔を出して 少しの間、離れていた花橘荘の住人に挨拶しただろう。]
(41) こちゃ 2014/07/23(Wed) 00時半頃
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なら良かった。
[>>40微笑には微笑で返す。]
僕が行くよりも、まゆ実さんの方が…彼の心を直ぐに分かることが出来るかなって思った。
理解したいんだって言いながら、君には彼を切り捨てているように。 もしくは男性だから切り捨てているように、聞こえてしまったのではないかなって思っていた。
そうだとすれば、僕は謝りたいと思う。 考えた事を、言葉にしなかったのだから。
(42) Kirito 2014/07/23(Wed) 01時頃
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[シャワーを浴びて、汗をながして。 準備していた服をきると。 バスタオルで髪を拭きながら。 クリスの姿を探して。]
クリス?
準備、できましたか?
[自分はまったくできていないけどな。]
(43) rhino 2014/07/23(Wed) 01時頃
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解りませんよ 猫村さんの気持ちまでは
[首を緩く左右に振った。 外の天気はどうだろう。遠くを見る視線。 初めて入った部屋だけれど、 不思議と緊張はしなかった。]
切り捨てる、とかじゃないんです もっと酷い気持ちです
私はきっと
[其処に続く言葉はエゴ以外の何者でもないけれど。 視線を先輩に戻し、 少しの時間、会えない時間が生んだ勇気が]
行くように言って欲しくなかったんです
[その気持ちを紡がせた。]
(44) じゅりるり 2014/07/23(Wed) 01時頃
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…うん。
[少し前までは、とても楽しそうだったけれど。 急に静かになったのは、何かが気になったようで。 みっちゃんの姿を見れば、おずおずと。]
ね、みっちゃん。 水着って、好き…?
[と問いかけて。 その話をしていた時に、少しテンションが上がっていたように見えて。 それとも気のせいかな、と思いつつ。]
(45) Melliy 2014/07/23(Wed) 01時頃
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そっか、なら…尚更悪い事をしたね。
[時間を掛ければ、そして努力を互いに惜しまなければ。全てまでとはいかなくとも、一部は理解できると思うから。 そして一部を理解している人なら、残りを理解できる可能性もスピードもあるだろうし、地雷を踏み抜く可能性も多少は下がるのではないかと。そんな事を後から言い訳のように考えていたように思う。
つまり。]
…僕があの時逃げたのか。彼に向かいあおうとするのを。
[小さな声で、そんな事を呟けば。それに続くように語られた言葉。>>44]
余計な負担を、かけてしまったかな。
[言っているその気持ちを、掴む事が出来なくて。 首を傾げながら、申し訳なさそうに。]
(46) Kirito 2014/07/23(Wed) 01時頃
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水着、ですか?
嫌いではないですけれど どうしてですか、クリス?
[なんだか、静かなようで。 何かあったのかな、と適当に腰を降ろして。 彼女の顔を、覗き込んだ。]
他の子に目が行くんじゃ、とか考えてるんです?
(47) rhino 2014/07/23(Wed) 01時頃
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ふふ
[首を傾ぐ様子を見て思わず笑いが漏れた。 不器用な人だなあと思う。 けれどそれは自分も同じだろうか。 いつもなにかを飛び越えようと思う瞬間。 胸はとくとくと高鳴った。 けれど、今は少し違う。]
逃げるとか 負担とか、悪い事なんて何もないんです それなら私も先輩にたくさん謝らないと
(48) じゅりるり 2014/07/23(Wed) 01時頃
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[みっちゃんに顔を覗き込まれれば、]
…。
[目を逸らして、頷いた。]
(49) Melliy 2014/07/23(Wed) 01時頃
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簡単なことなんです だから、行けなんて言って欲しくなかった
[胸がきゅうっと締め付けられて、 照れるような、申し訳ないような、笑顔を彼へ。]
(50) じゅりるり 2014/07/23(Wed) 01時頃
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きっと、先輩の事がすきなんです
(51) じゅりるり 2014/07/23(Wed) 01時頃
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マユミは、オスカーから視線を逸らさずに小さな声で*告白した*
じゅりるり 2014/07/23(Wed) 01時頃
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[>>48なんか、笑われた。 その意味もよく分かる事が出来ておらず、少し考えこもうとするけれど。続く言葉で引き戻されて。]
簡単な、事……
[そして続いた、>>51の言葉。 急すぎたのか、なんだったのか。
顔が唐突に、発火した。]
(52) Kirito 2014/07/23(Wed) 01時頃
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なんだ、そんな事ですか
嫉妬深いお姫様だ
[目を逸らす彼女に、小さく笑って。 抱き寄せようと、手を伸ばす。]
クリスの水着姿、がいいんであって 知らない誰かの水着を見たいわけではありませんよ?
(53) rhino 2014/07/23(Wed) 01時頃
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