52 薔薇恋獄
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 00時半頃
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―― 百瀬と最上の部屋 ――
……最上。いる?
[扉が開く。最上が出迎えてくれた。少し、ほっとした。 ――全力で「一般人」を擬態しているつもりの身。 本来ならとりあえず視覚でひとまず満足するのだけれど。 消えた大須。背後の気配。先ほど思い出してしまった寂寥感。 雷。雨]
[とりあえず、理性のリミッターが外れて本能の赴くままに腕が動く]
[最上の姿が見えた瞬間、両手を伸ばしてぐっとその身体を引き寄せ、体温を感じようとしていた]
[今まで部屋の中で行われていた話を知らないままに]
(26) 2011/05/20(Fri) 00時半頃
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ご、ごめ、ホントごめ、 ZAPしていいから……。
[雷はとても怖かった、けど。 二度目なのと、目の前によく知った相手がいたから。背を撫でてくれる手があったから。 一度目よりは早く立ち直ることができた。
ただ、寧人の声は聞こえていなかったので、良数が扉に向かった理由がすぐにはわからずにいた]
(27) 2011/05/20(Fri) 00時半頃
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ノックスは、良数が「織部」と呼ぶ声に、はっと顔を上げて涙を拭いて、ベッドの上でだがそそくさと座りなおした。
2011/05/20(Fri) 00時半頃
ドナルドは、やがて休憩所に辿り着けば、少々ぐったりしていただろう*
2011/05/20(Fri) 00時半頃
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いるよー。
[顔を覗かせると、やはり織部で。ほっとした様な複雑な気持ちで出迎えようとして]
わ、と。
[引き寄せられて腕の中、野久とはまた違う体温。 同じように、背中を撫でようと手を回してポンポン]
びっくりした、ねー。
(28) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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ディーンは、とりあえず、状況を確認したいと思っている*
2011/05/20(Fri) 01時頃
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[最上の体温と、鼓動を全身で感じる。 背中に彼の手を感じた。自分より背の高い彼の肩。 額をつけて深呼吸]
………………。
………いる。いた。約束、だった。
[声をかけられて、しばらく考えた後頷いた。 完全に飛んでいた理性と知性が働きだすのはその後]
[顔を上げる。奥に、道さんがベッドの上にいるのが見えた。 ゆっくり笑みを浮かべた。最上にひっついたまま手を振った]
……いる。
あ。 ――ごめん。
[ふと、明らかに友人の範疇を脱していることに気がついてそっと身を離した]
(29) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 01時頃
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……桂馬先輩。もし、オレのこと、信じてくれるなら。 誰が消えても、心配しないで。
[幽霊の消えてしまった後のこと。
そう告げる表情は、明るいものではなかったけれど。 きっぱり言い切ると、ふと、すんすん、自分の袖の匂いを嗅いで。 薔薇臭い……と呟き、広間へ向かいかけた足を返した]
オレ、先に風呂入っちゃいます。これは、ちょっと……。
(30) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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―― 2階、自室 ――
あれ? 紅子さん……?
[鳥籠は空で、部屋には誰も居ない。 当たり前だが、争った形跡もないし、蘭香が連れていったのだろうと、特に心配はしなかった。
紅子さんは、飼い主より蘭香に懐いているフシがある。 それは今更だし、矯正することでもなかった。 後輩に尋ねられた時、曖昧に濁してしまった『紅子さん』の名の由来を、いつか彼に説明することがあるのかどうか、そのほうが問題と思うくらい、問題の無いこと。
おふろセットを抱え、鍵を掛けるとか掛けないとか気にせず、部屋を後にした]
(31) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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―― 2階、浴室 ――
……はぁ……。
[かぽーん。 疲れが溶け出していく、と比喩じゃなく思いながら。 入浴剤いれた風呂に入れるなんて……とちいさな幸せを噛み締めている*]
(32) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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>>14
・・・・ッ
[とりあえずは甲斐の話を聴くけれども、 それが、途中から、その女霊への呼びかけになれば、さすがに眉が寄る…。]
暁様… おい……もしかして……
[蓮端が?とつむごうとしたとき、>>19入り口の扉が強く叩かれ、はじかれるようにそちらを見る。]
(33) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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先生! いますか!? 先生っ、石神井君と蓮端君が!!
[だんだんと、五月蝿いくらいに扉を叩く。 反応がないようなら、こちらから開けてしまうかもしれない]
(34) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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文先生?
[しばらくは、雷鳴の後に響く激しいノック音に蹴落とされていたが、 ゆる、と立ち上がると、おそるおそる扉を開けた。]
どうしたんですか?そんなに息せき切って…。
[必死な様子の文を見れば、やっぱり眉を寄せて不安そうに見上げる。 いや、もう、半分わかっている。
きっと大須と同じように、 甲斐のいうとおり、誰かが…。]
(35) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 01時頃
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…………。
[扉を開けるなり、寧人が良数を抱きしめる。 再会を喜ぶような、寧人の言葉。
それからその顔が上がって、こちらに笑みを浮かべる。 だけどそれは、良数を抱きしめたまま]
……っ……!
[嫌だった、それ以上見ていたくなかった。 恋心を自覚してしまった身に、その光景はとても痛かった。 後退るも、ここは部屋の中。あっという間に壁に肩がぶつかった。
せめて視界からその光景を消そうと、寧人から目を逸らす]
(36) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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[休息所の窓から、中庭を見ていた。 明りはこの建物しかないのだろう。漏れでる光に照らされる僅かな薔薇の庭を、見ていた]
…んー?
[すんと鼻を鳴らせば、薔薇の香が漂ってきた。やがて霧散するそれは、野生の薔薇に似ていて。
はて? と首を傾げた]
…また雷で停電だなんて… ついてないよな、ほんと
[姿を見せた土橋に手を挙げて、嘆いて見せた]
(37) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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ごめん、気づいたら寝てて。
[織部は何故か、落ち着いて抱きしめる事ができる。 トントンと一定のリズムを刻んでいると、自分まで荒れた気分が何故か薄れてゆくようで]
野久も迎え来てくれた。あっちで腰ぬかしてるけど。
[離れてしまうと、行き場を失った手はポケットの中へ。 一歩引いて部屋に入る?と首をこてり]
(38) 2011/05/20(Fri) 01時頃
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セシルは、文の様子に、その肩に手を伸ばした。**
2011/05/20(Fri) 01時頃
ノックスは、二人から顔を背けたまま、*押し黙る*。
2011/05/20(Fri) 01時頃
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[窓際に頬杖ついて。また視線を窓の外に向けた。
2人が居なくなったことに、土橋はどう教えてくれるだろう。どこまで教えてくれるだろう。
ゆっくりと土橋の方を向き、Tシャツの裾に手を伸ばした]
…神隠し、とかって あり?
(39) 2011/05/20(Fri) 01時半頃
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あ……!
[扉が開かれると、そこに鳴瀬がいたことに、安堵したように息を吐く。 けれど、すぐにはっとしたように、厳しい顔つきになる。
今は、何よりすぐに伝えなくてはならないことがあったから。 軽く呼吸を整えてから、話し始める]
先程の、停電の直後に。
石神井君と蓮端君の姿が、消えました。 近くに、浜那須君達も居ましたが……彼らは、無事です。
それと、蓮端君達が消えた後に、その……薔薇の匂いが……。
[顔や指先には、やはり血の気がないままで。 声も、やはり震えている]
(40) 2011/05/20(Fri) 01時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 01時半頃
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―― 最上と百瀬の部屋 ――
…………あ。
[道さんが後ずさる。目を逸らされた。 引かれた、と思った。ちょっと後悔の表情が乗る]
[とりあえず、擬態の欠片を頭の中で組みなおした]
………。 大丈夫。いなくならないなら、いい。 ああ。道さん、雷、だから。大丈夫。俺も、苦手。
(41) 2011/05/20(Fri) 01時半頃
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[最上が背中を叩いて落ち着かせてくれたから、言葉の復帰も早かった。ここでようやく、最上の目がはれていることに気がついた。雷のせいだと誤解する。 ずっとひっついてもいたかったけど、まあ、男の子なので。 良くない気分になる前に、離れないといけないから。深くは考えられないのだった]
[部屋の中へと促されれば、首を左右に振った]
ここ、百瀬の部屋。悪い。 ……下で待ってる。
[存在を確認できたなら、まずはいい。 現実に目を向ける勇気だって出てきてた。 消えた、消えた、消えた。多分、消えた、かもしれない。 ――確かめて、探さないと]
[断られるなんてつゆ知らず、そう告げて踵をかえそうとした**]
(42) 2011/05/20(Fri) 01時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 01時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 01時半頃
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[鳴瀬の手が肩に触れると、びくりと身を震わせた。 伝わってくる掌の温度。 眉を寄せた不安げな表情も、すぐ近くに見える。
───緊張の糸が、ぷつりと切れた]
すみま、せ………っ。
すぐ、近く……いたん、です……。 ……なのに、何も……でき、ないで……。
こんなこと、に………っ。
[膝が崩れ、嗚咽が漏れる。 両手は、無意識のうちに、鳴瀬の服を強く掴んでいるかもしれない**]
(43) 2011/05/20(Fri) 01時半頃
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[泣いたことがバレても、追求されたら寝起きだからなんて言って誤魔化せばいいかと考えたりしたけれど。 気づかなかったのかな、と首は傾げたまま]
百瀬、忘れてたな。つか、他の奴らどうなってるんだろ。もう、結構夕方?夜だよな。メシとか。
[新たに二人消えたことははっきりと聞いていないから、まだ荒れている天気にそんな心配をして。 入りたがらない様子に何か違和感を感じ]
あ、待っ……寧人。
[そのまま帰してはいけない気がして思わず捕まえ、ちらりと野久を振り返ってから。 話をしよっか、とマッサージしてくれるんでしょーなんて言葉で誘惑*]
(44) 2011/05/20(Fri) 01時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 01時半頃
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…てかさぁ、なんでその2人なん?
[階段のところで、蓮端と話をした。それは悲恋の物語]
蓮端さ… 『ここにはおれの居場所があるし』って、言ってたんだよ
なのに、どうして、そんな奴が……居なくなるんだ、よ
(45) 2011/05/20(Fri) 02時頃
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― 自室 ―
[自室に戻った後は、靴を履いたまま疲れたようにぐったりとベッドに倒れ込んだ。 枕を抱きこむようにうつぶせていると、成人との会話で感じた緊張のせいで疲れていたのか、雨の音に誘われるように意識がウトウトと遠くなっていく]
――……。
[部屋の外の喧騒も、哲人や夕輝が消えた事も知らないまま、悠里は眠る。 その姿を見下ろす死の香り。 霞のように儚いその存在の、昏い視線に気づかないまま、ただただ眠り続けていた――]
(46) 2011/05/20(Fri) 02時頃
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[女の姿が消えると]
あっ ゴメン!
[振り回すように引っ張ったりしたことを慌てて謝って ようやく周りのざわめきで石神井君と蓮端君の姿がないことに気を回すが]
えっ?
[楓馬が力なく呟く言葉をきいたなら]
どういうこと…?
[疑問の言葉を発したけれど。もう大丈夫だと判断できると薔薇の匂いたつその人の手を>>30ゆっくりと離しただろう]
(47) 2011/05/20(Fri) 02時頃
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[ざわりとざわめく胸の裡。 見下ろす昏い眸のせいなのか、眠りは悠里の心に安寧を齎さない。
四方から伸びる女の腕の形をした茨は、 がんじがらめに地へと身体を縫い付ける]
――…ひっ。
[見下ろせば、茨の伸びる下方から淀んだ色の眸が二つ見えた]
(48) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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[ああ、これは夢だ。 何時かの夢の続きなんだ……。
内心でそう思おうとも、暗闇に浮かぶ淀んだ眸への恐怖は消えない。
幾ら身体を捩ろうとも解けることのないそれは、自身を縛る鎖。 鎖は腐りとなって、茨に触れた場所から爛れ、腐敗していく]
(49) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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[ぐずぐずにすっかり腐りきり、異臭を放つこの身のなんと醜いことか。
こんな自分に触れられれば。 きっと何もかも、同じように爛れ、溶けてしまうだろう]
ああ……。
[水泡が幾つも弾け、原形をとどめない唇から零れるのは、 泡の弾けるようなくぐもった音をした溜息]
俺なんかが″マトモ″な振りをしたって、 皆に混じれるわけがなかったんだ。
[絡みつく白い腕に全身を飲み込まれながら、 僅かに見える光に眸を焼かれて。 呟く言葉は、諦観のそれ]
(50) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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[そして意識はさらに深い所へと落ちていく。
気さくな少年という仮面を被ることで、 均衡を保っていたその心は、もう彼我の縁に戻れない]
(51) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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[ 暗 転 ]
(52) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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――……ん。
[小さな身じろぎを一つして、ゆっくりと覚醒していく意識]
(53) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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…………。
[無言で身体を起こして、連絡手段としての機能は失ったままの携帯を開いた。 薄暗い部屋の中、ディスプレイから漏れる明かりがぼんやりと悠里の顔を照らす]
(54) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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俺たち…ちゃんと、ここから帰れるんかな
[木賊色を揺らし、じっと*見上げた*]
(55) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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