289 【ペア】風邪引いたあの子ん家に行く村
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[リアルはどうでもインターネットがあったじゃない。 しかし、若き時分からSNSに触れてきた宇原だが、若過ぎたせいでイキリオタクだった頃もあった。キッズと呼ばれる夏休みに出てくるバカの一人だった頃もあった。顔出しを拒むオタクたちに倣って、顔面アドバンテージを利用しなければ、宇原というオタクは紛れもないただの萌え豚であった。 そんなこんなで、インターネットでも好きなように振舞っていたら、SNSで女の子と仲良くなるということも特には起こらなかったのだ。
もちろん宇原は童貞だ。 この状態を童貞をこじらせていると判断する者がいるとすれば、きっとこの童貞はこじれているのだろう。
人一倍エロコンテンツが大好きな自覚はあるが、風俗には愛がないと断じ行く気がない。 ゆえに、人一倍のエロへの好奇心で独自の開拓をすすめた結果、好きな女は見つからないが、お気に入りのオナホールが見つかるという小さな奇跡を達成することができた。
ここだけの話コスプレアカウントにセックスしてくださいとDMにてお願いしにいったことすらある……これもまた、男のみの酒の席での笑い話に登場する真実である。]
(28) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[出先やインターネット上で女と接触する機会を得るようになった頃には、筋金入りのシャイボーイ童貞に育っていた。
半年前のオフ会でも、「ウツギ・スペースキャットの顔がよかった」ということに気付いた同ギルド女性メンバーに話しかけられた際、ただ逃げた…ただただ、どうしていいか分からなかったので逃げ続けたのである。 ……何を話していいのかわからないし、半ばパニック状態であるが故に話を切り上げ、相槌すら満足にうてず、愛想笑いの一つも出来ず、てんぱって口にしたことはダダ滑りし、相手の話のどこが面白いかもわからず、とりあえず距離をとる努力をすることのみに徹し……辛い話になる。いや既になっているのかもしれない。これにて与太話はやめとする。]
(29) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[ともかく、そういった経緯から宇原は現在のキモオタへと成長し、こんな部屋に住むようになっていた。]
(30) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[岩動の手元、広げてもらったコンビニ袋を覗き込んだ。]
ビールある。
[車で来ているはずだ。酒を飲んだら運転できない。袋の中には二缶のビール。つまり岩動は期待通り、早々に退散するという気はなさそうだと判断する。]
(31) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[口元を緩めて、黒い目というには少し明るい、茶色の目を細めた。 照明の具合で影になっているせいか、はたまた体調のせいか、すべすべした頬の血の気は失せてみえ、傍目に顔色が悪く映ったかもしれない。 懐っこい笑みではあったが、少し元気が足りないようだ。
若干青く見える頬と反対に、鼻の下がかみすぎで荒れて赤くなっていた。貴族的手触りの柔らかティッシュに使う金は惜しく、生憎とかめばかむほど鼻が痛くなるちり紙しかない。
鼻がつまって口呼吸を余儀なくされたせいで喉が乾燥したのか、小さく咳払いをした。]
(32) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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おみやげどれー? あ。カリュクスちゃんいなかった?
[立ったまま袋の中身を見ていたら肩を肩で小突かれた。 若干よろっとしつつ、部屋の奥へと促され、廊下を進んで部屋へ戻る。 部屋の籠った空気は換気できても、籠った邪念は窓を開けようが、どこにも行かない。]
(33) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[鮭とでかでか印刷されたおにぎりがコンビニ袋から取り出されて机に乗った。>>17 換気して部屋の空気が冷えている。寒気を感じてぶるっと震えながら、おにぎりに手を伸ばした。]
すごいやメイえも〜〜ん。たべてい?
[声優が変わったのも13年前。人生の半分以上は交代後の声優が演じているタヌキ型ロボットのある世界だ。9歳以後の瑞々しい感性は、新しい声にすっかり馴染んでいる。岩動の物まねが上手すぎたらジェネレーションギャップが発生してしまうところだったが、微妙だったので事なきを得た。 机の上にクリアファイルが出てくると]
おほぉ♡ やっぱりカリュクスちゃん♡ 転キン、メイさん見てたのかあ……
[岩動がそのアニメをまだ見てないとも知らず、美少女の登場を喜んだ。 色々買ってきてくれて嬉しいのだが、ずっと胃か胸が気持ち悪いせいで、いまひとつ大喜び加減に熱が入らない。はしゃぐ気持ちが萎れていて、宇原は内心、して貰った事に見合ったリアクションが出来てない気がして、ちょっと困っていた。**]
(34) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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そですか? なんか、ずびばぜん。
[>>4それでも、貴重な時間を奪ってしまうのはなぁ……と思ったけれど、体温がだいぶ上がってきてることを自覚できてる今、ここは素直に甘えたほうがよさそうだ。 ひとまず、薬をスタンバイさせて、布団をかぶって横になっておこう。]
……ぶぇ。
[そういえば一昨日あたりから、横向いて寝ると片鼻が詰まって苦しかったなぁ。 悲しいことに、今はもう、両方とも通行止め状態だけど。]
(35) 2018/11/28(Wed) 21時半頃
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[>>5キッチンのほうから、何かを作ってるらしい音が聞こえてくる。 彼女がいたこともあるにはあったけど、そういえば手料理作ってもらった記憶がない。 むしろ凛堂さんくらいじゃないだろうか、もしかして。]
ごはんー……
[こんど、簡単なもの、作り方教えてもらおうかな。]
……ズピッ……
[あー……酸素が足りない。 頭がぼ〜っとする。]
(36) 2018/11/28(Wed) 21時半頃
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………………。
(37) 2018/11/28(Wed) 21時半頃
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[凛堂集人は、現在進行形でたいへん困っていた。]
(38) 2018/11/28(Wed) 22時頃
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[いや、実を言えば事態をまったく想定していなかったかというと嘘になる。 嘘になるが、想定が現実になったときの対処をしていなかった。
手元には温かいお椀とマグ。 白い湯気が立ち上るのに視線を落としながら、現状にどう対応しようかと戸惑っている。]
(39) 2018/11/28(Wed) 22時頃
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[夢を見ていた。
暗い水の中に落とされて、息ができない。 必死でもがいてるはずなのに、うまく動けない。 寒いのに、なんでか身体が熱くて、喉が渇く。
ただただ、苦しいだけの悪夢。]
(40) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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言う割に片付いてねえし。
[>>23「片付け」という単語の登場にふん、と口角を持ち上げて意地悪そうに笑う。というか、圧倒的に物が多いのだ。どうせ片付けもそこそこに、だらだら起きて遊んででもいたのだろう。 特に咎める気もないが。]
(41) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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[この宇原宙という男。 キモオタというかなりパワーのある属性を持ってしてその顔面によってあばたをえくぼに変えてしまう男だ。おそらく本人もそこはなんとなく自覚しているのだろう。
多少悪態をついてみたところで、ものともしないのがその証拠のように岩動は感じていた。 なんとも清々しく、憎たらしいことだ。
こちとら生まれてこの方冴えないオタクである。]
(42) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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[岩動には、宇原を憎たらしく思う理由がもう一つあった。]
(43) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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[半年ほど前…―ギルドのオフ会でのことだ。 宇原ことウツギとは、オフ会を開くにあたって住まいが近いという偶然の事実が発覚し、ギルド内では特に遊ぶことが多かったということもあり集合場所の少し手前の駅で、二人で落ち合うことにした。
岩動は少し緊張していた。
なぜなら彼は、Utsugi SpacecatのことをJD(女子大生)だと思っていたからである。]
(44) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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[「メイさん?」そう呼ぶ声は確かに男のもの。そして姿はどこからどう見てもそこらの軽率なイケメン呼ばわりイケメンとは一線を画したワンランク上のイケメンだった。
ショックだ。 つい先日まで聞いていた可愛い女の子の声はなんだったのか?でも口調は間違いなく慣れ親しんだウツギそのものなのに、目の前にいるのは何故イケメンなのだ。 そこで混乱した岩動が瞬時にとった態度はこうだ。]
(45) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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おー、おっす。 ウツギくんだ?大学生若ぇー。
[こうだ。
しれっと既に男だと気づいていた風を装い、落胆を見せることをせず、普段どおりに会話を始めた。実際話は盛り上がった。先日まで通りに。ただ相手が男だと…イケメンだとわかっただけで、特に何も変わりはない。な〜〜〜んにもかわらない。 軽く、ほんのちょっぴりだけ失恋しただけで。
―メイは今の攻略PTへの参入が皆より少し遅かったのだ。なので、不幸にも詩人とウツギの声が似ていたという経緯を知らなかった。それ故にまんまと、やたらとなついてきてくれる猫耳美少女に少しばかり舞い上がっていたのである。]
(46) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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[いやいや、たったこれだけの理由で5つ以上年下の相手を憎たらしいと思うほど子供ではない。 問題はその後、ギルドメンバーと合流したあとのことだ。
こともあろうにこのウツギという男は、当然だがモテていたのである。 ギルドの女子から露骨にモテていたのである。
そしてその露骨かつ猛烈なアプローチをことごとく避けて、なんとこちらに来るのだ。しめたものだ、女の子との会話に混ざれる!と思うだろうか? いやいや、女の子たちは俺との会話など望んではいないのだ。つまり女の子たちにとって自分は完全に邪魔者。
…岩動は生まれてこの方オタクである。 年代的にもオタクが爪弾きにあいやすい時分に学生時代を過ごしたし、大人になってからも別にオタクコミュニティにのめり込むほどオタク文化に身を置いてはいなかった。つまりぼっち…改め、ソロ活が得意なタイプだった。 なので、ゲームでの知り合いは数少ないオタクコミュニティとも言える。そこで女性と親睦を深める機会をみすみす失ったというわけだ。
その時ばかりはこの世の不平等を呪った。]
(47) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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[しかしどうしたことか。オフ会以降彼と話すことが以前よりも増え、仲が深まった…というか、一層懐かれているように感じる。勘違いだろうか?
けれど実際、学生時代の友人たちより高い頻度で会っているし、ゲーム内でもよくつるむようになった。もちろん悪い気などするはずがない。それに彼の裏表のなさは気楽と言うかなんというか。 まあ、そんな感じで最近は弟分、と言うと陰キャ的には陽キャ要素が強すぎて抵抗があるが、そんなような気分で接していた。]
(48) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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[そう、だから岩動にとってウツギのこのキモオタ的要素はプラス要素なのである。随分ネガティブなプラス要素のような気もするが、親しみが持てるという意味ではポジティブだろう。]
ああ、ビール?
(49) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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[自己紹介モノローグを終え、コンビニ袋を覗き込む宇原が目に入る。>>31 普段より心持ち力の抜けた、顔の良い男の期待に満ちた笑顔はいつもの何割増しかに見える。なんというか、乙女ゲームのスチルのような顔面だ。 着ているTシャツは激ヤバだが。
咳きが出ているということや、少し声が鼻にかかっているような気がするということもあるが、表情を見て普段より元気がなさそうだ、とわかってしまう程度には彼の顔色を読めるようにもなっているのだろう。そして期待を裏切るようで、次の言葉を紡ぐのをやめた。]
(50) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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[「ビールは持って帰って飲むつもり」だった。つい、遊びに行くノリで買ってしまったがここで飲んだら車には乗れないから帰れなくなるし。具合が悪い時に長居するのもなんだか悪い気がするし。]
ウツギくんのも買ったからね。 具合良くなったら飲みな。
[定位置についたメイえもんがコンビニ袋から次々と戦利品が飛び出す。何が必要かわからず雑にたくさん買ったので、宇原が必要とする物があれば全部置いていくつもりだし、不足があれば買いに出るつもりだ。 「食べていい?」と言われれば岩動商店の商品を並べながらうんうんと頷く。]
(51) 2018/11/28(Wed) 22時半頃
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あ、お土産それ。 カリュクスちゃん。 君のいいねでたまに流れてくる子ね。
[宇原の問いかけ>>34でクリアファイルの美少女の名前をようやく思い出す。]
俺それ見てないんだよね。 ネトゲしてるとアニメ見る時間ないわ。 おもしろい?それ。 「転勤したらキンジンだった件」だっけ。
(52) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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[とりあえず、飲み物やデザート系は冷蔵庫にでも突っ込んでおくかとそこらに広げた品を回収しながら会話をしようとするが、宇原の語気は弱い。 再び顔色を覗いてみれば、表情がまた少し曇って見えた。]
おにぎり食べれそ? 熱いお茶淹れようか。
[そう言って少し小さく感じる背中を二度三度、軽く叩くと今度は勝手に冷蔵庫へと向かった。]**
(53) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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イスルギは、ウツギに風邪ウィルスの気配を感じている。
2018/11/28(Wed) 23時頃
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[口に入れたのど飴が溶け切る頃。 >>20幼馴染の声が聞こえると、 重い身体を引きずって、部屋の中への招き入れる。 食事と、飲み物。それから薬を持ってきてくれたらしい。
彼が言った通りにマスクを付けていれば安堵し そのエプロン姿には、懐かしさを覚えた。
以前はよく、自身の母親に料理を習いに来ていたもの。 青年はというと、最初こそ「男が料理なんて」と眉を寄せていたが 後ろからひょっこり顔を出して、堂々とつまみ食いをやってのける頃には 幼馴染がそうして教わりに来るのを、楽しみにもしていた。]
(54) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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[中学、高校時代。 母親が忙しい時には、 自分の分の弁当を作ってもらっていた事もあった。
「お前が作った弁当の方が好きだな、俺。 …………あ、いや、今の母さんには内緒な」
なんて、鳴海家の味を作っている母親が聞いたら泣きそうな事を 口走ってしまった事も、遠い昔のように感じる。]
(55) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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…………おー、うまそ、
[>>21さて、習ったことはない、というが 水と米と少しの塩だけで作るただの粥ではないことは、 料理がからきしな青年でも、見た目だけで分かる。
テーブル前に腰を下ろし、ぼうっとそれらを眺めていれば 聞こえた軽口に、一言]
やっぱ馬鹿だろ、お前。
[>>22そう言うと、すぐさま謝罪と笑いを含んだ声が聞こえた。 しかし、青年はしばらくスプーンを持つ様子を見せず]
(56) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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[昔のように。 全てが元通りとはいかないけれど
弱った身体は拒絶を忘れ 弱った心は彼のあたたかさに手を伸ばした。
この時だけでも、と思うのは 幼馴染を突き放した男には、罪である事は分かっている。 しかし、熱に浮かされた思考は、深く考える事を放棄させた。]
(57) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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