241 線路上の雪燕
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/29(Sun) 03時半頃
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→一等車両
[二等車両から、三等車両まで足を伸ばそうか。と、思って居たが、時刻は10時17分。 列車の発車時刻。鳴り響く汽笛の音に耳を軽く抑えては、窓の外を眺め。動き始めた風景に少しばかり、其れを楽しむのも良いかもしれない。と。
順繰りに挨拶を述べていく車掌とすれ違い。 二等列車から、一等列車へ。丁度、その車内では、異国情緒あふれる二人が>>>>0:175>>18、出会い話を初めて居た頃だろうか。珍しい組み合わせと妹に似た面影に立ち止まってしまうのは、刹那。
そういえば、結婚祝いすら買っていないな。と悔むが、同時。赦せぬ感情もまた沸き起こるのだ。手に手を取った逃避行を祝福したくない、気持ち。
――此方を見透かされて居るような少女と、勤め人の様な男の関係は、と少しばかり興味が湧いて。部屋を目指す次いで、見てしまっただろう**]
(26) 2015/11/29(Sun) 09時頃
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[ 「皆様、ご乗車誠に有難うございます。 この汽車は明日午前7時着の、スウェルグ行きとなります」>>#1
現れた車掌の挨拶を聞きながら、ペラジーはラウンジを見回す。
さすがに三等車両の乗客はいないようだ。 流れゆく都市の風景>>#1色を楽しんでいるのは、着飾ってはいないにしても、小ぎれいな身なりの者ばかり。
そういえば、と思い出す。 出発する少し前に、二等車両の廊下で出会った3人を。]
(27) 2015/11/29(Sun) 11時半頃
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― 回想・二等車両の廊下 ―
[ 旅仲間の気安さは、人の心の扉を簡単に開けてしまうのかもしれない。
一目で上流階級に所属することがわかるシルクハット>>0:27姿の紳士。 ホームで買った新聞をその場で広げていた青年>>0:102は、鳩入りの籠をふたつも抱え>>0:88、よたよたと歩いていた。>>0:122 コンパートメントから現れた>>0:111女性は少女めいた雰囲気で、ペラジーとそう変わらない年齢に思える。
年齢も性別も身なりも、普段の生活から旅の目的もばらばらな3人が、広くもない二等車両の廊下で親しげに話す光景は、夜行列車の廊下ならではだろう。
ペラジーと交わした挨拶>>0:158、>>0:160、>>0:163、>>0:179も三者三様だった気がする。 警戒心よりも好奇心が強そうなところは共通していたけれども。]
(28) 2015/11/29(Sun) 12時半頃
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[ 鳥籠を抱えていた青年は、とりわけペラジーに興味を持ったようだ。>>24
視線に気づいて見返す。 彼の、首から下げたカメラと赤茶けた革製の肩掛け鞄>>0:88は何を示しているのだろう。
旅行客? カメラマン? ふくらんだ鞄から顔を覗かせているのは、角の折れた原稿用紙>>0:88か? ならば、物書きと総称される職業?
ペラジーにはわからない。 色々な仕事があることは承知しているが、具体的な違いが想像できないため、説明されるまで区別がつかないのだ。]
(29) 2015/11/29(Sun) 12時半頃
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[――10時17分。発車のベルが鳴り響く。 櫻子のお付きの者は、ついぞ姿を見せることはなかった]
(30) 2015/11/29(Sun) 12時半頃
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― 一等車両・廊下 ―
……どうしましょう。
[櫻子は顔面蒼白であった。 車窓から見えるのは、鈍色のどんよりとした空。 荒涼とした冬景色が彼女の脇を流れていく。 彼女の心の中にも、どんよりとした重く寒い空気が漂い始めていた]
爺や。
[心細く呟いて、その瞳に大粒の涙が湛えられたその時。 彼女の脇を白いフードの青年>>0:178が通り過ぎていった。 慌てて顔を引き締める。涙を必死にこらえた。 見ず知らずの人に、はしたない所を見られるわけにはいくまい]
ごきげんよう。
[そう小さく会釈して。ペラジーとすれ違っただろう。 必死に強がってみせた]
(31) 2015/11/29(Sun) 12時半頃
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[見つかるといいね>>3、と。 優しく言ってくれた。旅先で出会った心優しき友人。 再び彼女の部屋を訪ねて助けを求めることも考えたが]
……ううん。だめ。 キャロを困らせてしまっては。
[ふるふると頭を振った。 あの心優しき赤髪の友人は。 たぶん快く相談に乗ってくれるだろうけれど。 彼女に助けを求めるのは最終手段にしよう、と]
(32) 2015/11/29(Sun) 12時半頃
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[まだ諦めきれずに、爺やを探して廊下に棒立ちしていたその時。 ―――おお>>18、と。背後から低い男性の声が響いた]
……爺や!
[後ろを振り返るが、そこにいたのは。 見知った白髪の老紳士ではなく、見知らぬ黒髪の青年であった。 久々に聞いた母国語に。ひどく安心感を覚えて。 続くあまりにも酷いカタコトに。思わず笑みが零れた]
母国語で大丈夫ですのよ。
[くすくすと笑い声を漏らしながら。 先程までの心細い気持ちは、すっかり消え失せていた]
わたくし、熊野櫻子と申しますの。 こんな所で、同郷の方とお会いできると思いませんでしたわ。
[深々とお辞儀をして見せた]
(33) 2015/11/29(Sun) 12時半頃
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わたくし、お付きの者がいなくなってしまって。 とても困っておりましたの。 同郷の方とお会いできるだなんて、とても心強―――
[流暢に話していた母国語が、急に途切れた。 先程の貴公子然とした西洋の紳士>>26が、こちらを見つめていた。 思わず、吸い寄せられるように見つめ返してしまう]
……あ。
[そうしていたのは、数秒のことだったろう。 すぐに我に返って]
申し。すみません。 白髪の東洋人を列車内で見ませんでしたか。 お付きの者がいなくなってしまって。
[酷く訛りのある言葉で、ルーカスに問いかけるだろう**]
(34) 2015/11/29(Sun) 12時半頃
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[ 彼が新聞を読んでいたことを思い出し、話しかけてみた。]
あの新聞記事、どう思われますか? 『フリードの愛犬家、無惨な姿で発見』>>0:2 という見出しの……。
ホームで熱心に読んでおられた>>0:103ようですが。
[ 相手の反応によっては、自分の経験を話そうと思いながら。]**
(35) 2015/11/29(Sun) 13時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/11/29(Sun) 13時頃
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―回想 白フードの青年。―
[シェリーや、イアンが興味深々と白フードの青年を見つめていたとき、己はどうしていたか。好奇心は疼いた、だが、彼らが話すというなら一歩引いて見ていただろう。――金持ち。いや。… 一等車両で見かけた後ろ姿を思い出す。
こういう輩は、あまり好めない。 単純な、持つモノ嫌いだ。その肌の色が何であれ。 男にはそう見えた。背負う影が濃く見えても。
…それを顔に出す事はしないが、微笑みを湛えたままで。
新聞記事。という言葉に僅か眉が動いた。]
(…ふむ。)
[彼らがどのような言葉を交わしたか。 何方にしろ、自分は珍しく口を閉ざしていただろう。愛犬家の意味をどうとらえるか、裏に何があったのか。様々な憶測が浮かぶが決して言わざる。
ただ、名前を話す事があれば、ルーカス。とだけ。笑顔で答えただろう。**]
(36) 2015/11/29(Sun) 13時半頃
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―現在・一等車両―
[吸い良さられるような目をしていた。 彼ら二人、異国の者たちが話す言葉は自分には聞きなれず、聞き耳を立てても、その意味を理解することはかなわない。このまま通り過ぎようか。 そう思った矢先、彼女と目があった。>>34――何か、、]
…白髪の、ですか? いいえ、見かけませんでしたね。お付きの方、という事なら車掌に聞いてみるのも良いのでは?
[ちらり。彼女が話している仕事姿の男性を見て。 彼ではないようだ、と黒い頭を眺めて思う。もしかしたら、黒のペンキか何かで、白髪を隠しているだけかもしれないが。なんて、考えてみて。
無いな。と頭を振った。 酷く訛りある、言葉に笑みを返しては]
…君は、お嬢さんの同行者で?
[同郷の様ですが。と二人を交互に尋ね。先ほど、二等車両にて車掌とすれ違った事を告げただろう。**]
(37) 2015/11/29(Sun) 13時半頃
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あら、良いことを聞きましたわ。 ……その車掌さんにお話を伺おうかしら。
[ルーカスの言葉>>37に微笑みを返しつつ。 頭の中で必死に思案している櫻子がいた。 海外行きに同行を許されたお付きの者は、決して無能ではない。 櫻子のように列車内で迷うような人物とは思えなかった。 車掌に聞いてみたところで、芳しい返事が得られないのは。 何となくだが予想がついていた。 それでも、藁にも縋るような気持ちは変わらない]
いいえ、この殿方とは。 ここで初めてお会いしましたのよ。
[返事をしながら。 やはりルーカスをまじまじと見つめてしまうのだった。 なんでわたくしは、この殿方が気になってしまうのでしょう]
(38) 2015/11/29(Sun) 14時頃
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……ごめんなさい。 兄と、どことなく雰囲気が似ていたもので。 先程は失礼いたしましたわ。
[誤魔化すように笑みを浮かべながら]
わたくし、櫻子と申しますの。 そこの部屋を取っておりますわ。
[言いながら、自室を手で示した]
もしも白髪の東洋人を列車の中で見かけることがあったら。 お知らせ願えると嬉しいのだけれど。
[先程キャロライナにしたように、そっと右手を差し出すだろうか。 西洋風の挨拶の仕草。握手。 名乗ったときにするものだと、爺やは確か言っていた**]
(39) 2015/11/29(Sun) 14時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/11/29(Sun) 14時頃
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― 19項目 ―
『 10時17分 』
『 ようやく、列車はサラグニッドから出発したわ。 途中ニズを経て、一晩でスウェルグに向かうのね。 こうしている間にも速度がどんどんあがっていくわ。
異国風の男の子や、紳士や鳩をつれた人と話したわ。 素敵な紳士さんの名前はルーカスで、 鳩をつれた男の人はイアン・マクイーン? つれてる鳩は、ローズマリーとカモミール2世なんだって。 男の子に名前を聞きそびれちゃった。
、 』
(40) 2015/11/29(Sun) 14時半頃
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― All aboard ―
河だわ……!
〔シェリーはノートを置いて、車窓に張り付くようにして外を見つめた。
寒冷の都市の忙しない駅から一変、外に大河が見える。 昼の陽射しに照らされて、時折青鈍に似た色でぎらつき、ゆらぎ、流れる大河が見える!>>#1〕
『河は青いばかりだと思ってた。 けれど、光の加減で銀色に光るのね!』
〔興奮しながら書き付けると、ぱたんとノートを閉じた。 それからちょっと喉が渇いたわね、と思考を巡らせる。
――食堂車やラウンジ車がある、って言ってたわ。
ぽん、っとそのことに思い当たると、跳ねるように座席から立ち上がり、貴重品は持ちつつ部屋を抜けて食堂に向かうことにした。〕*
(41) 2015/11/29(Sun) 14時半頃
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― 食堂車 ―
ぶどうジュースをください。
〔迷わずにそう頼む。 シェリーの父母、父方の祖父母は、サラグニッドより離れたガートニアという村で葡萄農家を営んでいる。その関係で、シェリーも葡萄が好きだった。
やがてジュースを渡されれば、ありがとうと返して、今しばらくはぼんやりと窓の外に見蕩れているだろう。**〕
(42) 2015/11/29(Sun) 14時半頃
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― 回想・二等車両廊下 ―
[>>29此方の視線に気づいたのか、彼は此方を見つめ返した。 鳩に写真機、鞄からはみ出した原稿用紙。数々の手荷物に、相手が自分の職業を予想しかねていることなんて全く気づくことはなく、イアンはにこりと人の良い笑みを浮かべる。 そこに覗くのは純粋な好奇心のみで、悪意なんてものは、塵の一つ分もない。
やがて彼の方から新聞記事の話を聞けば、>>35 (たまたま、自身が興味を持った記事のことだから驚いた。もしかすると読んでいた記事の内容までしっかりと見られていたのかもしれないが、イアン本人には見られていた覚えすらない>>0:105) 驚きの表情を隠しきれない様子で彼を見やってから、口を開く。]
ああ、あの記事かい? 率直に言ってしまえば、
……非常に、興味があるね。
(43) 2015/11/29(Sun) 15時半頃
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[人の良い笑みはそのままに、しかし、その瞳の内には、ジャアナリストとしての好奇の炎を存分に高ぶらせて。 相手が何故かと尋ねるようなら、その理由も話しただろう。
そしてその好奇の瞳は、そのまま尋ねた彼自身へも。]
どうして、それを訊くんだい?
[確かに自身は興味を持った。が、さほど大きな記事ではなかった。熱心に新聞を読み込まない者ならば、さっさと読み飛ばして、記憶にも残らないかもしれない。 読んでいたのを見られていたとはいえ、そんな記事の話題をわざわざ、初対面の自分に質問するということは。
――自身と同じく、好奇の心を持つ者か、或いは。]**
(44) 2015/11/29(Sun) 15時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/29(Sun) 16時頃
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[良いことを。と>>38 答える彼女の反応から、探し人は見つからないのでは。という考えが過る。車内で迷子になる様な相手ではないのだろう。
考えられるのは、最初から乗っていなかったか。何かに巻き込まれたか。幾つかの推測を浮かべながら、彼女と男性に、同行者か。と問いかけたのは、彼女の身をつい、案じてしまっての事。妹に似た眼のせいだ。]
…そうですか。 …異国で頼れる方が居ないのは、心ぼそいでしょうね。
[早く見つかれば良い。だが、見つからないかもしれないな。と判断する心があった。誰か、頼れる者が居れば、彼女も心強いかもしれないが。 まじまじと此方を見る目に少しばかり首を傾げ。]
(45) 2015/11/29(Sun) 17時半頃
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兄?ですか……それは奇遇ですね。 僕には妹が居るんですよ、貴女に何処となく雰囲気が似ている。
[誤魔化すような笑みに傾げた首を振り。>>39 気にしないで、と微笑みを浮かべ。]
…櫻子さんですか。僕はルーカスと申します。
[自室を無防備に晒す手を見ては]
ええ、見つけることが出来れば知らせますが…
[此方へ向けられた手に戸惑い。 握手の為、差し出した己の手が彼女の手と随分違う事に目を伏せながらも握手をして。自室を未婚の男性に教えるのは、おすすめしませんが。など忠告めいた声で囁き。誰が聞いているか、分かりませんよ。ともう一人の男に目配せ。
三等車両の方でも見てきますね。と微笑みを湛え、来た道を戻ろうとしただろう。*]
(46) 2015/11/29(Sun) 17時半頃
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(なんなんだ、あの目は……ちっ)
[後ろを向き歩き出せば、顎に手を乗せ。 軽く舌打ちをしてしまう。彼女はどう見ても淑女。 どこぞの令嬢だろう。寒空を二人、橋の下で抱き締め合い、寒さを凌いだ妹とは違う―――
彼女は違うと分かっていても、その目はこちらの本質を見破るような気がして。逃げるように、その場を後にしたのだった**]
(47) 2015/11/29(Sun) 17時半頃
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ルーカス様、ですのね。 まあ、妹君が。なんて奇遇なのかしら。
[掌を合わせて、櫻子は顔を輝かせた。 この紳士の妹なのだ。さぞかし気品のある方なのだろう。 そんなことを考えながら]
あら、ルーカス様は過保護ですのね。 妹様にもそうしていたのかしら。
[忠告めいた声で囁かれれば>>46。 くすくす、と。冗談めかして返すだろうか。 普段は初対面の人物にそんな返しは絶対にしないのだが。 この紳士には気安く喋ってしまう何かがあった]
(48) 2015/11/29(Sun) 18時半頃
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……あら。
[握手をしてまず覚えたのは、微かな違和感。 上流階級の紳士にしては、角ばった掌>>0:83だった]
従軍経験がおありなのですか? その、掌が。
[櫻子の想像力では、思いつくのはそれぐらいで。 なんとなしに聞いてから、失言だったと口を塞ぐ]
失礼いたしましたわ。忘れてくださいまし。 ルーカス様、どうか良い旅路を。
[深々とお辞儀をして、ルーカスを見送るだろう。 三等車両に何の用があるのだろう、と。珍しく思いながら**]
(49) 2015/11/29(Sun) 18時半頃
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……いや、どうも、これは。
[母国語で大丈夫>>33と返されては、流石に恥ずかしい。 ごにょごにょと意味をなさない言葉を紡いだ挙句に、赤面を禁じえない。 男はどちらかというと技術屋であったので、読み書きに問題はなかったが、会話には多少の難があった]
ああ、ご丁寧に。私は九重豊太、こっちには仕事で来ていまして。
――お付きの? それは、確かにお困りでしょう。 国元にあっても、連れとはぐれては一大事。 まして、異国の地でとあれば、尚のことですね。
[頷いて。しかし、従者を連れ歩くような身分ということは、やはりと]
ところで、失礼ながら、お名前からすると貴女はもしや――、
[熊野財閥の? との問いを発する前に、彼女の視線が自分の後ろに注がれた>>34]
(50) 2015/11/29(Sun) 19時頃
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[彼女の問いかけた相手に、自分も身体を向ける。 同行者かと問いかけられれば、首を振る>>37]
そう、彼女の言うとおり。私たち、会うの初めてです。
[彼女が説明した>>38ことを、肯定する。 どうも、自分よりは現地語の扱いが幾分かよいようだった。
他人の会話を積極的に聞くつもりもなかったが、男の名乗ったルーカスという名は記憶に留めた。 現地語で交わされた会話の内容と、ルーカスからの目配せ>>46には、どうにも苦笑するほかなかったが。 とはいえ、もちろん、同郷の誼はある。気にかけてはおくというつもりで、微かな頷きを返した*]
(51) 2015/11/29(Sun) 19時頃
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ふむ、あれが本場の紳士というやつですかね。 初対面の、異国の女性にも、敬意を払い親切に接するとは。
[ルーカスが去ったあと、月並みな感想を漏らして]
そうしたら、同国人としても、紳士たるを心がけねばなりませんね。 もし、力になれそうなことがあれば、声をかけてください。 大人がいたほうがいい場面というのも、ないではないでしょうから。
[終点まで行く予定なので、と。自分の部屋番号を伝えておいた*]
(52) 2015/11/29(Sun) 19時頃
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[ –––––––遂に『尻尾』を出しやがったな。
夢すら映さぬ瞼裏にあった、少年の意識が急速に覚醒する。 血流が、栓を抜いた様に速度を持って流れ出す。 真冬の海に放り出されたかの如く体温が引き、 心臓は列車の振動に負けぬほど激しく脈打ち始める。
敵意に満ち満ちた、老いた男性の声だった。 眉間一杯に硬直が広がる。きっと酷い形相だ。 食道に込み上げてくる恐怖感を飲み込みながら。 また膿みの滲み始めた手で密かに外套を握り、 少年はその次の言葉を待つ]
(53) 2015/11/29(Sun) 19時半頃
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[ –––––いけすかねえ政治屋だと思っとったわ。 あの古狸め! だから俺は信用してなかったンだよ。
続いて吐き捨てられた言葉は、 明らかに少年に向けられた物ではなかった。 少年にその意味は分からないが、密かに胸をなで下ろす。 男の怒気の矛先は、手元に握られた新聞、 少年の与り知らぬ記事。 或る議員の、ほんの失言>>0:102を大袈裟に吊るし上げる様な物だったのだが、少年には爪先程も関係のない事だ。 男に対してもっと言ったれ、だの、お前はマスコミ如きに踊らされすぎだ、だの、勝手で無意味な議論が盛り上がっているが、それもどうでもいい。
ちらりと横目で見れば、人の缶詰の中。 誰かの腕にしっかりと巻き付いたオンボロ腕時計が15時過ぎを示している。 少々眠り足りなかったが…腹の虫が、鳴いている。
何か胃に入れねば–––––保たない。]**
(54) 2015/11/29(Sun) 19時半頃
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〔それから暫くして。 新聞を隅から隅まで読むような性質でもなかったから、シェリーは専ら外を見るか、車内を散策することに時間を費やしていた。
三等車両には屈強な出稼ぎの男達や擦れた女たちがすし詰めになっているとかいないとか。そんなところに小娘が顔を出すのは顰蹙ではなかろうか。
――そんな思案もあったものの、好奇心は押さえきれず、ちらりと覗いた車両内。
人々と壁の隙間に挟まれるようにして、ちんまりとあの少年が座っているのを、見つけた。>>54〕
(55) 2015/11/29(Sun) 20時頃
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