3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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離れろ?
[スティーブンの言葉と同時に己の体のまとわりついた暖かな身体 そして自分に向けられた言葉に本能の奥底の警報が鳴り響く 普段のグロリアと違う声、態度]
先生、どうしたんだ。 いつもと違うぜ
[戸惑いの表情を浮かべ、身を翻し、グロリアから*離れる*]
(376) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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化け物なんて居ないって言ってるだろ!!!!
―― あ。
[声を荒げて、はっとした表情に変わるとすぐに俯いた。 少女たちを怯えさせてしまっただろうか。]
…… ごめん。
僕、どうかしてる、ね。 どうにも、信じられない状況ばっかり、で、さ。
[信じられない。 信じたくない。 認めてしまったら――日常に戻れない気がして。]
(377) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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……、あ の
ごめん。
[もう一度、謝る。]
コールリッジさんもミッシェルさんに会えたし、もう大丈夫だよね? 僕、マーゴさん探してくる。
[そう言って、輪から離れた。]*
(378) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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>>372
[スティーブンの冷静な声が響く。 言っていることはわかる。
わかるが、抑えることが苦しいこの衝動。 さらりと流され、かすかに血が滾った……。
スティーブンに向けて、眼を鋭く光らせる。]
(379) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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[あの子の哂う声、ああ、はやく さなくちゃ… 塗りつぶされた思考は あかと混ざるくろ、血の匂い。 不鮮明なすべての中で、溢れるものだけが、鮮明で]
そばにいて。 さみしいの。
なんでもしてあげるから……。
[シャツの肌蹴た胸元に、柔らかに唇を寄せる。 首筋を辿るようになぞって、その下に流れる太いあかを感じた。
ここを破れば簡単なのに、どうして刃物がないのだろう。
たたまれたままの譜面台。砕けた椅子の破片。 もっと確実な何かは、*どこ?*]
(380) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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---北棟図書館---
[図書室の隅の資料室に気づいた。
{6}×10年分の資料が出てきた。
1ページずつめくりながらゆっくりケイトの顔をさがす その行為は徒労に終わるだろうか。 それでも構わなかった。 とにかく何も考えないようしたかった。 どちらかというとそのために作業に没頭したといったほうが正しいかもしれない
憑いている何かに自分を奪われない為に、 そしてまた ケイトの誘いにひっぱられない為**]
(381) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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――……お願いだから、逃げない で
[>>376 戸惑いながら離れるその人を追う。 青い瞳は水を湛えたように哀しげに、揺らいだ**]
(382) 2010/02/27(Sat) 19時半頃
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ああ、すまねぇな。
[>>370 ミッシェルが傍らに包帯を置いて離れる。 気がついて腕をみた。いつのまにか血はぽたぽたは流れていなかった。
でも、とりあえず、包帯を掴み、口に咥えながら、自分の腕を縛る。
そして、ヘクターがグロリアから離れたのを見て、ゆるりと彼女に近寄る。]
(383) 2010/02/27(Sat) 19時半頃
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飼育委員 フィリップは、いきもの係 キャロライナたちの会話を微かに聞きながら、どこかへと歩いていった。*
2010/02/27(Sat) 19時半頃
用務員 バーナバスは、理事長の孫 グロリアの腕を掴もうと、手を伸ばす。
2010/02/27(Sat) 19時半頃
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[グロリアの腕がつかめたのなら………]
先生……アンタ、とり憑かれてるらしい ぜ。 おそらく、俺も だ。
とにかく……みんなから、離れろ……。
[そう言って、グロリアをその場から離し、どこかに連れていこうと……。]
(384) 2010/02/27(Sat) 19時半頃
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−移動中− [一人で歩いていると、やけに彼女の声が聴こえて来る。 哂い声と、意味ありげな言葉と。 そして見える、異形たちの姿。近寄らないように、距離を取りながら歩く。]
…… ああ、そうだよ。 解って、たんだ。でも――
[また、声が聞こえる。]
… …なん、で…… こんな事 に。 どうなってんだよ。どう、したら――
[絞り出す様にして出た声は、ひどく掠れていた。 肩に乗る鸚鵡の鮮やかな色(あか)が、妙に目に痛かった。]
(385) 2010/02/27(Sat) 19時半頃
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――回想・少し前――
[ミッシェルとメアリーの言葉に安堵するあまり泣きじゃくっていたが、突然声を荒らげたフィリップに表情が凍りつく]
え、あの、私……。
[自分の悲観的な言葉や、めそめそした態度がフィリップを怒らせてしまったのだろうか。 化け物かもしれない自分を心配して、ここまでついてきてくれた彼に申し訳なくて]
あ、あの、ごめ、……ごめんなさい……。
[消え入りそうな声で謝罪する。 フィリップはすぐに平静を取り戻したようだが、萎縮してしまって言葉が上手く出ない。
一人マーゴを探しに行く彼を見送ることしか出来なかった**]
(386) 2010/02/27(Sat) 19時半頃
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─音楽室─
て、ちょ。 バーニィ、さん?
[グロリアに手を伸ばすバーナバスの様子と、彼の言葉と。 瞬きしながら、二人の様子を見る]
離れるって、その後どーすんの?
[ここにいればいたで、危険なのも雰囲気でわかるのだが]
(387) 2010/02/27(Sat) 19時半頃
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>>387
――……さぁな……。
ただ、お前らは生徒で、 俺らは、お前らを………
いや、そういえば、なんで、まだ、いるんだ?
[外に出れないことなど、まだ知らない。]
(388) 2010/02/27(Sat) 19時半頃
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帰れ……オスカー
変になる前に………帰れ……。
[帽子から見える眼は、悲しげに光る……。]
(389) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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そりゃ、確かにそうだけどっ!
[生徒で、というバーナバス>>388。 途切れた言葉の先も、予想はできるけれど。 今は、それに囚われている場合でもないように思えていた]
なんで、って。 出られないんだよ、学校から。 なんか、黒い闇みたいなのが、包み込んでて。
全部で何人かは、オレはまだ掴めてないんだけど。 結構な数が、閉じ込められてるんだ。
[続いた疑問には、端的な説明で返して]
(390) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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[悲しげに光る眼。
軽く、唇をかみ締める]
……そりゃ、帰りたい、けど。 おかしくなりたくない、けど。
出られないんじゃ仕方ないし……それに。
……なんにもできないで、ただ逃げるだけとか。 届きそうなのに届かないのとか。 ……もう……やだし。
[続いて零れた言葉は、ごく小さなもの]
(391) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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演劇部 オスカーは、ポケットの中で拳を握る。無意識、ビー玉を握りこんだまま。
2010/02/27(Sat) 20時頃
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>>390 出られない?
[グロリアの手がつかめているなら、そのまま握ったままだっただろう。 まるで、獲物を捕まえたかのように……。 いや、そうじゃない。そんなことを思っているんじゃない………ああ、でも……]
[渇く]
――……出れない……そうか。
[そして続くオスカーの言葉に眉を顰めた。]
オスカー……どうした。 逃げる?届かない?……
何が、あった?
[その声は、いつもオスカーの話を聴いていた用務員の響きになっていた。]
(392) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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うん、出られないから、どうにかしないとなんない訳でっ。
[出られない、という言葉>>391にこくこくと頷く。 バーナバスの内心の葛藤までは、気づけない]
……何が、って。
[いつもの声音で投げかけられた問いには、少しだけ俯いて]
……二年前のあの時、逃げて、それで、届かなかったから。 もう、あーゆーのって、やなんだよ。
[『二年前のあの時』が示すのが、双子の姉を亡くした時なのは、伝わるか]
こんな、訳わかんない状況だから……余計に。
(393) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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−北棟− [ふらふらと彷徨いながら暗い校舎を歩く。 校舎に設置された時計の針は、一つとして同じ時を示さないまま止まっている。]
……と、マーゴさん。何処行っちゃったんだろ。
[見知った顔がこの状況で一人と言うのも心配ではあったが。 居た堪れなくなって、逃げ出すように離れた理由でもあり。 首を巡らせてその姿を探しても、その姿は見えず、映るのは異形。 顔を顰めた。]
うん?
[その廊下の先、明かりのついた部屋を見つけた。]
あそこに居るのかな。 誰かと一緒なら……
[いいのだろうか。 ミッシェルの怪我を思い出しながら、その部屋の扉に手を掛けた。]
(394) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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―保健室―
[横たわるディーンの姿にほっとしつつ 保健医の椅子に腰掛け天井を見上げた。 オスカーとミッシェルが部屋を出たそのときも、二人に手を振るだけで見送る。 いつもの自分ならばきっとすぐにでも飛び出していただろう。 しかし今は、言いようのない息苦しさであまり動きたくはなかった。]
さっき走ったからかなー…… でもあれくらい走ったことにもならないし
[書類の散乱する机に突っ伏し、一つ溜息。]
本当、グラウンドにでも逃げたほうがいいのかねぇ
[ミッシェルの言葉を思い出し、再び天井を仰いだ。]
(395) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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[バーナバスがグロリアから自分を離した事に安心する しかしグロリアの一つ一つの動作に、薄ら寒いものを感じて 一筋の冷たい汗が流れ落ちる]
取り憑かれた。
[バーナバスの一言 そして先の出来事を思い出し]
まさかな、先生は。 俺に何かをしろと脅されてるのか?
[体が凍りついたように重く、目のかすみは濃く濃く]
(396) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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" せんせ、 もっと がんばって たのしませてよ。 "
(@57) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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マネージャー ピッパは、カタンッ図書館の扉の音に気づいた
2010/02/27(Sat) 20時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 20時半頃
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>>393 ――……ああ、そうか。
[オスカーの姉の話は、聴いた。昔。]
そうだな。そうだ。 お前のいうことは、わかる。
出なくちゃな。ここをみんなで……。
[わかっている、わかっているけど、 だけど、同時に、じわじわとじわじわと
せまってくる渇き……
苦悩する。]
(397) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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格闘技同好会 へクターは、用務員 バーナバスに話の続きを促した。(普通の促し)
2010/02/27(Sat) 20時半頃
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[椅子の背もたれに寄りかかると、ビー玉がポケットの中で転がる感触がした。 恐る恐るそれを取り出し、薄い明かりに照らされたそれを眺める。 やはりそれは、冷たい。]
……お友達、だっけ? あの黒いので十分じゃない
[廊下でぶつかりかけた異形のもの。 尻餅をついた廊下の奇妙な感触が、今でもはっきりと残っている。
ぶるぶると身体を震わせ椅子から立ちあがり、ベッドへ近づく。 ディーンの眠る横の空きベッドに、一眼レフを抱えたまま行儀悪くダイブした。]
(398) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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─音楽室─
……何かするように脅し、って。 なんだよその、思いっきりシュミ悪いの……。
[ヘクターの声>>396に、思わずこんな呟きを漏らしつつ]
うん、そーだよ。 でないと。
[とは、思うものの、具体的な策は何もない。 そして、言葉を交わしているバーナバスも、苦しそうに見えて。 言葉と裏腹、何もできていない状況に、ほんの少し苛立つ]
(399) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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――保健室――
ガーランドさん、ドナルド見なかった? [異変が始まってから、彼と会っていない。 ここまでの事態になるとは思わず、気楽に喫煙という単独行動を勧めて>>1:838しまったことに後悔を覚える]
少し顔色悪いけど、大丈夫……?
[異常事態のせいかもしれないが、机に突っ伏すメアリーにいつもの溌剌さを感じられない]
(400) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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−図書室− [扉を開けて見えた人物に青碧が僅かに揺れた。]
… …あ。 ピ ッパ ――。 ここに、居たんだ?
[無事で、と言うには相応しくない気もしてそんな言葉。廊下の景色が視界に入り、思わず扉を閉める。 少し沈黙が下りた後、ゆっくり口を開ける。]
あの さ。 マーゴさん、見掛けなかったかな、探してるんだけど。
――?
[明るい蛍光灯の下で見える彼女の顔に、不思議そうな表情。]
……ここ。今度は誰? まさか、ジェレミー君。
[自分の頬を指差して、彼女の頬に差した赤みを示す。]
(401) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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飼育委員 フィリップは、演劇部 オスカーに話の続きを促した。
2010/02/27(Sat) 20時半頃
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―― 回想 保健室 ――
[保健室では、やがてゆっくりと気分が落ち着いていく。 耳元の声も、何だかここでは静かになっていくようだ]
………落ち着け、俺。ピッパはあの人じゃない。 あの豹変は、あの人のものじゃない。
[目を閉じる。深呼吸して唇を親指でなぞるように拭った]
(私が嫌い? 嫌いじゃないなら抱いてよジェリー。ねえお願い)
[頭の中でいつか聞いた言葉がリフレインする。 同時に耳元のざわめきが、その言葉にシンクロした]
違う。彼女はここにはいない。
[あの人がいるのは、ここではないどこか]
……出よう。空が見たい。
(402) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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[しっかりと歯を食いしばって、頷いた。 ここにいれば随分楽だけど、やらなきゃいけないことは山ほどある]
[保健室に人が集まりだす前にするりと姿を消していた]
―― 回想 終了 ――
(403) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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―購買部― [壁際、座り込んだままどれくらい経ったのか。 自分の歯に少しだけ触れる。 人にはありえないほどに鋭かった。]
…、 ―― ッ…
[びちゃり。何処かで濡れたものが落ちる音がした。 徘徊(たもとお)る死したもの。此処も安全ではない。 ドナルドは眼を閉じたままだろうか。 ちらと視線を送る。]
……――
[視線は鮮やかな赤の髪、 それから自然、傷をつけた首元へ。咽喉が、
――もう一度、歯を立てようと。 ふらり、と前に手をついて、体を傾け]
(404) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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