7 百合心中
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―公園>>415―
お菓子、… 。
[琥珀色のまあるい眼。小さな笑みは猫を思わせる。 とても近いから、少しどぎまぎとした。]
ないしょなの?
[鼻先撫ぜられて一度だけ眼を瞑る。 指先と、それから琥珀の眼を視線で追って]
猫さん、わたしは、マルグリットというのよ。 ええ、また、ね
[こんな状況だけれど、再会を願う言葉を重ねた。 花ではない、残り香。 前髪にそっと触れてから、彼女の姿が見えなくなるまで、ずっと見ていた。]
(417) 2010/03/25(Thu) 15時半頃
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いなくならないから。もし壊れるなら、その時は一緒――。
(418) 2010/03/25(Thu) 15時半頃
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―回想・グロリアが発ってすぐ [グロリアとマーゴを見送って、所在無げに佇んでいたが、>>394の言葉に少しだけ微笑んだ。]
うん。 こんな状況で、公園で過ごしたい人もそう居るまい、ね。 落ち着いている…か。 先生…診療所、無事だろうか。
[心の隅では分かっているけれど 一抹の希望を胸にぽつりとつぶやいた。] 一度、診療所に行きたいな…。 …確かめたい。 [ヨーランダが付いてきてくれると言うのに微笑みを返す。 申し訳なさそうに]
…すまない。 君まで危険な目に……。 ……ありがとう。
[ヨーランダに連れられて、診療所へと向かう。 花の香りに混じって、様々な物が、視覚以外の五感を責め立てた。]
(419) 2010/03/25(Thu) 15時半頃
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長老の孫 マーゴは、良家の娘 グロリアと――
2010/03/25(Thu) 15時半頃
長老の孫 マーゴは、墓守 ヨーランダと、そしてコリーンの無事を、祈りながら。
2010/03/25(Thu) 15時半頃
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私も……愛してる。
ありがとう、ヨーラ……。
[唇が重なれば、深く深く、 一つに溶けてしまうほどに、交わって。
少しだけ恥ずかしそうに、笑い、おでこをこつんとぶつける。]
私。すごい、今カッコ悪い……。 勝手に変な想像して、泣いちゃって……。
[照れ隠しなのか、くすくすと笑って。 もう一度、今度は自分から唇を重ねた。]
(420) 2010/03/25(Thu) 15時半頃
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墓守 ヨーランダは、長老の孫 マーゴがお菓子を届けてくれると連絡をくれた事グロリアに告げ。
2010/03/25(Thu) 15時半頃
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[>>418の言葉には、ただ一言]
……うん。壊れるときは、二人、一緒に――…。
(421) 2010/03/25(Thu) 15時半頃
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良家の娘 グロリアは、墓守 ヨーランダを抱きしめた。
2010/03/25(Thu) 15時半頃
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[診療所は荒れているだろうか、いつものままだろうか。 確かなのは、むせ返りそうな程の香り。]
ああ…。 やっぱり、あの時、もう……?
[診療所、ヨーランダに連れられて入口の前に立つ。 静かな場所が、今は苦痛に思えた。 ヨーランダに笑いかける。]
ありがとう。 …申し訳ない、少し1人で居ていいかな…? ここならきっと大丈夫だろうから。 先に行ってくれて構わないよ。 連絡する。
[ヨーランダは1人で戻る事を良しとしないだろうか。 腕を引き寄せるように抱きしめて、礼を言った。]
ありがとう。 でも、本当に大丈夫だから。 行ってくれ。
[ヨーランダを追いやるように帰し1人、診療所の受付に座っている。]
(422) 2010/03/25(Thu) 15時半頃
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良家の娘 グロリアは、墓守 ヨーランダに、マルグリットが?と目を瞬かせて、そう…それは楽しみだね、と穏やかに微笑むだろうか。
2010/03/25(Thu) 15時半頃
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[溶け合うように深く、深く彼女に侵入し。 二人の境界が曖昧になるような、多幸感に包まれる、交わり。
恥ずかしがるように、おでこがぶつかると。 女もそれに答えるように微笑んで]
ん、でも――…。 可愛い、よ?
[照れ隠しをする彼女に微笑み。
グロリアの方から重なる唇の感触を味う。 離れないでと謂うように、時を忘れて彼女との逢瀬に溺れる]
でも、私が花と化し人として存在できなくなる日は近いと思うの。 人として存在できずに壊れてしまう、のなら――…
その時には――…
[そっと、首筋を押さえ]
(423) 2010/03/25(Thu) 15時半頃
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良家の娘 グロリアは、長老の孫 マーゴと別れた時の事を思い出しながら、彼女も無事でよかったと、安心する。
2010/03/25(Thu) 15時半頃
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もう、からかわないでよ。 可愛いのは貴女の方だよ……。
[少しだけ拗ねたように唇を尖らせて、 でも微笑むその顔が愛しくて、自然に唇が重なる。]
大丈夫だよ。 前にも謂ったでしょう?
貴女を守るって。
貴女を連れていくのは、私……。 誰にも、渡さない。
[許されるなら、首筋を抑える手を取って。 約束――と、その手にキスを。]
(424) 2010/03/25(Thu) 16時頃
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―― 本屋 ――
[ベネットが居ないのは分かっている。 働いていた頃の残滓を掻き集めるように 訪れた。
ベネットがいつも座っていた椅子に、 白い粉。]
…――
[その時不意に、ピリリ、ピリリ、と テーブルに置かれた携帯電話が鳴った。 すぐに止んだからメールだと思う。
ベネットの携帯だ。 そっと手に取ると、ぱちりと開く]
(425) 2010/03/25(Thu) 16時頃
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[拗ねたように唇を尖らせる様が、とても愛おしくて。 自然と重なる唇。
啄ばむようにその拗ねた唇を何度も吸って。 抱きしめるグロリアを強く抱く。]
守ってくれると謂われて嬉しかった。 薬指に交わされた約束――…
何時しか、あなたのことしか見えなくなってきていたの。 連れていって、誰にも、病にも、私を渡さないで。 愛してる――…
グロリア……ずっと一緒。
[首筋を抑える手に再び交わされる約束のキス、応えるように。 彼女の薬指に女も口付けて**]
(426) 2010/03/25(Thu) 16時頃
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[メールの差出人の名前は、聞いたことがある。 ベネットが時折、照れくさそうに話していた 彼の、幼馴染の、女性の名。
『何度もメールしてごめんなさい。 あなたの無事が知りたくて。
でもこれで最後にします。
ベネット。 あなたのことが、好きでした』
――…]
(427) 2010/03/25(Thu) 16時頃
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―公園― [風が吹いた。桜は咲く。 荷物からショールを出してきて、羽織る。 花の香、琥珀色の眼の猫の香水の残り香。 クッキーをひとつつまんで、かじった。]
うん。
[おいしくできた、こどもたちのお気に入り。 腕の中で消えたゾーイ。 朝、ピアノの稽古の時間になってもだれも来なかった。]
…。……――。みんな、いってしまったのね。
[日傘を抱くようにして、眼を伏せる。 大学も――静かだろうか。]
(428) 2010/03/25(Thu) 16時頃
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なん、で
[言いようの無い、 行き場の無い思いが、 蟠る]
ベネット……好きだったんじゃないの。 なんで応えてあげないの。
こたえ、なさいよ 応えてあげなさいよ!!
なんで、なんで、なんでッ……!!
(429) 2010/03/25(Thu) 16時頃
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私もいつの間にか、貴女を見てた。貴女だけを、見てた。 コリーンと一緒に居る貴女を見て、嫉妬で狂いそうだった、よ。
[口づけの合間に、贖罪をするように、告解して――。
柔らかなヨーラの唇が薬指に触れれば、 今まで感じたことのない幸福感に包まれる。]
うん、ずっと一緒だよ。愛してる――
[不安も何もかも、通じあえた喜びに、かき消える。
今、この瞬間だけは幸せな時を、愛する人と二人、ともに――**]
(430) 2010/03/25(Thu) 16時頃
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良家の娘 グロリアは、受付 アイリスに話の続きを促した。
2010/03/25(Thu) 16時頃
良家の娘 グロリアは、受付 アイリスに話の続きを促した。
2010/03/25(Thu) 16時頃
良家の娘 グロリアは、牧人 リンダに話の続きを促した。
2010/03/25(Thu) 16時頃
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[泣きそうになるのを堪えて 彼の携帯電話を白い粉の中に置く。 せめて。せめて向こうで想いが通じますようにと。]
早く…… 早く、会わないと……
リンダが、死んで、しまう、前に―――
[街を彷徨い、リンダの姿を、*探し回った*]
(431) 2010/03/25(Thu) 16時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/25(Thu) 16時頃
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――回想・診療所――
[>>422 アパートから診療所までの道。ここら辺はまだ暴徒に荒らされていても、その被害は軽微だったようで。目の見えないコリーンも、無事に辿り着く事ができた――。
診療所の周囲は白い粉が舞っていて、擽るような花の匂いが香る。]
此処には、もう――…。
[――誰も、居ない――と言い掛けるも。 コリーンの苦痛に満ちた表情、それを隠すような笑みに、女は言葉を飲み込む。 此処は、彼女が先日まで居た場所。診療所の先生や看護師は彼女にとって親しい人だったかもしれない。
一人で居てもいいかな?と謂う彼女の心情を思い。コリーンが連絡する、大丈夫との言葉に――。
こくり頷いて。]
何かあったら、連絡して。
[それだけは約束して、と伝え。診療所の中に入って行く彼女と分かれた]
(432) 2010/03/25(Thu) 18時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2010/03/25(Thu) 19時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/25(Thu) 20時頃
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[ドンドンと音がしている。 ドンドンドンドンと耳の傍で。 それから、ハアハアと激しい息遣いがする。 目をつぶっていると、少しずつ両方の音が静まってきた。 それでようやく、それが自分の鼓動と息遣いだと気づいた。 ゆっくりと目を開ければ、白い白い花]
ひッ…!
(433) 2010/03/25(Thu) 20時頃
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―商業街―
[衝動的な暴動。 やり場のない感情のソレは落ち着いたのかも知れない。 眠そうな目は辺りを見回して。ゆっくりと、白の中に埋もれた桜色の花弁を掬い上げた]
大学は…今、どうなってるのかな。
[桜並木の傍にある大学。 近いはずなのに、こんな灰色と白と赤の世界からは遠くも感じて。 思い出されるのはこの街の変わり果てた情景]
死ぬのが、正しいの? 暴れるのが、正しいの? わからないよ…
[そう呟くと同時に、桜の花弁は風に流れてどこかに飛んでいった]
(434) 2010/03/25(Thu) 20時頃
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[殺気立った軍人を見て、恐ろしさに動けなくなった。殺せと言っていた。それをなせる武器も持っていた。 死。 殺されると思った。軍人のひとりがこちらを見た。ケイトは見られたと思った。 その瞬間、足が動いた。追われる子鼠ほどに死に物狂いで、ケイトは桜ヶ丘へ駆け戻った]
[死。 父親が死んだのは、ケイトがごく幼い時だ。物心ついてからは、親しい人も、近しい知り合いの死にも接したことがなかった。 それなのに、それなのに]
はな……しろいは、なが……。
[一面に。まる一面に、桜ヶ丘を覆っている]
(435) 2010/03/25(Thu) 20時半頃
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―― 商業街 ――
[その瞳は辺りを見渡し、 ある人物を探しながら歩いていく。 然しながら人影は少ない。 居るのは暴徒が主だったがそれも減ったか 余命を残されている人々は自宅などに居るのだろう。
佇む女性の姿>>434に瞬いて]
……あの。
[おずおずと声を掛けた]
人を探してるの。背の高い女の人。 薄ピンク色の帽子を被った……見て、いないかしら。
(436) 2010/03/25(Thu) 20時半頃
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うぇ……え、っく……。 お、おかあさん、おかあさん! 嫌だよう、こんなの、桜ヶ丘じゃない……こんなの、現実じゃないよ! だれかたすけて……こんなのいや、いやぁぁ! [子供のように泣きじゃくった]
(437) 2010/03/25(Thu) 20時半頃
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―商業街―
え?
[怒鳴り声や、絶望への怨嗟などではない。確かに"人"の声。 振り向けば、その姿に。眠そうな目は、一つ瞬いて]
はい…なんでしょう?
[こんな世界では、どこか気が抜けている声かもしれない。 しかし、それらしい声にすることは、女には出来なかった]
背の高い…女の人。薄いピンクの――
[思い返されるのは。まだ世界もやさしかったころ。女を求む場所へと導いてくれた女性]
――ごめんなさい。リンダさんは、見てないわ。
[かすかに目を伏せて。 約束に想いを馳せれば、望んだ名前がこぼれ]
(438) 2010/03/25(Thu) 20時半頃
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水商売 ローズマリーは、「今、どうしているんだろう」小さく呟いた
2010/03/25(Thu) 20時半頃
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……? リンダを、知っているの?
[見ていない、という返答には肩を落としつつも 自分が挙げた特徴だけで人物を言い当てた彼女に驚き]
もし、リンダに会ったら イリスが探しているって。 そう、伝えて呉れるかしら。
昨晩別れてから、すぐ会える約束だったのに…… まだ会えなく、て。
[困惑したような、悲しそうなほの暗い笑みを彼女に向け、 荒れ果てた町並みに視線を遣る]
貴女は此処で、何を?
(439) 2010/03/25(Thu) 20時半頃
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―公園ベンチ― [ベンチに腰かけたまま、 マルグリットは遠い喧騒を少しだけ聞いた。]
…みんな、いきたいのね。
[祈りの形に手を組んで、空を見上げた。 とてもよい天気だった]
…、…?
[遠くか近くか、泣き声を聞いた気がして 桜並木の向こうへ目を向ける。]
(440) 2010/03/25(Thu) 20時半頃
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―商業街―
え?…ぁ、あってたんだ…
[思わず、名前を言ってしまったけれど。相手の女性からも同じ名前が出てきて。小さくうなずいた]
うん。こんな風になる前に。紅はこべに、連れてってくれた人だから。 可愛い帽子だったし…リンダさんのお店に行く、って、約束、したんだけど…
[優しかった世界。優しかった人。たった数日前の出来事だというのに]
イリス、さん、だね? うん、分かった…そう、伝えておくね。待ち合わせ場所とか、連絡先は、良い?
[昨晩から。一緒に人と居れた。それは、今はとてもうらやましく思えて。そして。今、一緒にいれない、というのは。とても悲しく思えた。 イリスに何をしているのか、問われれば、困ったような笑みを向ける]
あたし?あたしは――いつの間にか、こんな世界になっちゃってたから。どうしようかな、って。 良い案が、思い浮かばなくって。
(441) 2010/03/25(Thu) 21時頃
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[誰もいない。 助けてくれる人も。恐ろしい人も。 まだ涙は止まらないが、やっとフラフラと立ち上がった]
いつもと同じにしなきゃ……。 昨日と同じ今日でなきゃ……。 [泳ぐような足取りで、桜並木に向かって歩き始めた]
(442) 2010/03/25(Thu) 21時頃
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そうだったの…。
リンダのお店って、PL×PLね。 私はあそこのバイトだったんだけれど、……こんな事態じゃ、ね。
[シフトを確認するまでもない、と微苦笑。 オーナーに電話するのも怖かった。 近しい人が、逝ってしまっている可能性を突きつけられる様で]
連絡先。私とリンダのお互いの携帯番号、知らないの。 一応、貴女に教えておいてもいい?リンダに会ったら、この番号にかけて欲しいって伝えて。
[携帯を取り出すと、赤外線機能で彼女の携帯に情報を送ろうと。 既に充電の残りが少なかった。]
どうしようかな、か……
[彼女の危機感のない口ぶりに、淡く笑い]
一人なの?一緒に過ごす人は? 居ないなら、少し一緒に行動しない?
(443) 2010/03/25(Thu) 21時頃
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ああ、だから…リンダさんと。 うん。もし開いてたとしても…ゆっくり、服を選んでる時間は…
[それはどっちの時間が足りないせい? …ゆっくりと頭を振る]
そっか…うん、そんなことで良いなら。
[連絡先を受け取ろうと、携帯を取り出すけれど。 対照的に、あまり使われない電話の電池は残っていた。 続けられた言葉、笑みに、眠そうな目は微かに細くなる]
良いの? うん、一緒に、過ごしてくれそうな人は…いるかも、知れないけれど… 少し、怖いから。
[うれしそうにするも、そこはかとなく違う感情もはらんで]
(444) 2010/03/25(Thu) 21時頃
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[助けを求める手は、見ないふり。 花に取り縋って泣く声からは、耳をふさぐ。 だってどれもこれも、昨日は存在しなかった。だから、見えないし聞こえないし、存在しない。 大学へ行くのだ。昨日と同じに……]
………。 [ふと立ち止まった、その理由は、昨日の人を見かけたせいだろうか]
(445) 2010/03/25(Thu) 21時頃
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うん…。
[それ以上の関係だとまで言う必要は無いと判断して]
早くお店に来て呉れていたらね。リンダと貴女と、私も一緒に、貴女のお洋服が選べたのに。なんて、今更謂っても仕方ないか。
[もう、そんな平和な頃には戻れそうに無い。 世界は少しずつ、否、急速に、終わりへ向かう。]
ありがとう。貴女のお名前は?
[データを送受信して携帯を閉じ、続く言葉には]
勿論。 こんな世界に一人だと、なんだかおかしくなってしまいそうで。
……怖い?
(446) 2010/03/25(Thu) 21時半頃
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