3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―用具室前― [濃紺の闇の手が伸びる。 それが影を裂くか、悲鳴が聞こえたか どちらが先か、重なるか。]
――…ッ!!!
[漸く、身体が動く。
ドナルドが動くほうが速い。 濃紺の左手は扉へ向けられ――]
っく、…
[わらいごえがきこえる。狂気に満ち満ちた 男の声だ。混じる悲鳴。]
(235) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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ケイト!
……ケイト…!!!
[扉を叩いても、動かない。 動かない。きっと動かない。]
(236) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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【サイラスRP】
チャールズ「せんせ」はこないよ。
もう帰ったからね?
(#50) 2010/03/07(Sun) 23時頃
【サイラスRP】
「せんせ」は君をおいて
帰ってしまった、からね!
あははははは
[そして、ケイトの中に自分の欲望をぶちまける。]
(#51) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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[ 扉を叩く音に 薄紫を向ける ]
――― ゲホ …ッ
[咳を吐けば酸素が薄れて]
( たすけて )
[ こえに ならず、 ]
( どうして、 あたし ――― )
( ――― あたし、 )
(@72) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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─生徒会室─
そんな気遣いはいらねぇっ!
[>>231なんとなく、突っ込みだけは返した。 そこだけ見れば妙に日常的な言葉の応酬]
……熱いし、いう事聞かないし、楽しい事なんかぜんっぜん、ないです。
[グロリアの問いかけ>>232。 不意に、声が低くなる]
(237) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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オレのこの焔は……破壊の力かも、しんない、けど……。
[低くなった言葉が途切れる。 耳に届いた声>>225と、そちらに向けられた声>>230が聞こえたから]
……っ! 手ぇ、出すなっ!
[鋭い声。 とっさに、絆の傍へ駆けようとする。 伸びる脚に傷つけられようと、それでも。 それだけは、譲らないと決めた事だから]
(238) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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―生徒会室―
[>>231放たれた闇は防ぎようも無く、 とっさに左腕で他を庇ったが、 まともに浴びたそこは変色し、
……言われなくても、もう無理そうだよ、と 声にならずに相手を睨む。
痛みは薄ぼんやりとしていたが、受ける損傷は減らない。 大きく後退して動かない手を押さえている]
(239) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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( 「 せ ん、 せ」 )
[蛍光灯の下 サイラスが拾ったビー玉の色だけ ぼんやりと 浮かびあがる あかい いろ ]
っ、 ―――――
( たすけて、「せんせ」、たすけてよ )
( このままじゃ あたし、 )
( 死んじゃう )
(@73) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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−生徒会室−
[殺し合い、という単語が、耳を打つ。
アトラナート先生は、 ケンカの仲裁に入ってくれたのではないだろうか?
何故オスカー君を壁際に追いつめて、いるの?
何故ミッシェルさんは、アトラナート先生に向かって、椅子を…。]
[混乱する思考の奥から、沸きあがる。]
(ああ、この二人が(も?)鬼だったのか、とー。)
[そして、突如矛先を向けられ>>230]
…嫌です、先生。こんなのは嫌っ! オスカー君に手を出さないでっ! [あらぬ限りの大声を張り上げた。]
(240) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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( 誰かと恋人になることもできないまま ) ( 「せんせ」とまた会えないまま ) ( ともだちとも会えないまま ) ( 大人にすらなれないまま ) ( 夢を叶えられないまま )
( みんなと 卒業もできないまま )
( あたし、 は**)
(@74) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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−生徒会室− [>>237ツッコミに突っ込みを返されて、肩を竦めた。 闇 に侵されなければ日常で出来た会話だろうか。 否 きっと 侵されたからこそ、出来た会話だ。]
…… へぇ
[>>238今まで見せなかった、激しい感情が。 垣間見えて 青碧 が 闇 を纏って 細く、わらう。]
(241) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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― 用具室 ―
―――……っ
[扉より、むしろ壊れたのはドナルドの左手。 中指と、人差し指の先。濃紺の欠片が パラリ パラリ と、まるで涙のように、床に落ちる。キャロライナに対する贖罪のように。]
ケイトっ!!!
[左手を握りしめて、右手で、セシルと共に扉を叩いた。 そして、呼びかける。
―――……チャールズは、この場に居ない。 ―――……変わらない、過去。
背後でまた闇が生まれるのだろうかと、気にしながら。 ただ、呼びかけることしかできない。]
(242) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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ケイト!!
[薄紫が――揺れた]
(243) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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【RP】
そして、ケイトが事切れた時、
この幻想は……終わる。
それはあの地獄へと…。
(#52) 2010/03/07(Sun) 23時頃
【業務連絡】
ケイトが過去の世界で死んだので、
世界はあの、異形漂う現代に戻ります。
各自の位置はマップを参考にしてください。
過去の生徒会棟は、現代では文化部横の小ホールになります。
北棟東階段はそのままです。
(#53) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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―生徒会室―
――楽しいのでしょう、こわす こと
[>>238 こころが抑えようとしていた 闇に 触れていく。 憎悪の種は すでに 芽吹いているから、 その こえ は凛と 低く冷えた]
――まもりたいの? でも、無理だわ
君に出来るのは壊すことだけ。 ほら、彼女にその手で触れたら、傷つける。
[蜘蛛は こころ を咬もうと牙を隠しながら、笑んで。
彼女に駆け寄ろうとする彼のわき腹を、 その影の太い脚が横殴りに襲った]
(244) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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[扉を叩いていた右手は、いつしか、セシルの肩に伸びる。
―――……良く似た、薄紫。 引きずられるな、と。
自分は傍に、居る、と。 伝えるように。
そして、終わる。 ――……過去の幻想。]
(245) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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−生徒会室−
[大声で叫んだ後、ミッシェルの声>>234が聞こえて。]
(ああ、そうだ。このままいても私では…。)
[と、言われるままに離れようと、扉に近づいたが、 オスカーの声>>238、こちらに駆け寄ろうとする姿が目に入れば、 自然と体はそちらの方へ動いて、] オスカー君っ!!
(246) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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―生徒会室→小ホール―
[>>240 思いを叫ぶマーゴ、 >>238駆け寄ろうとするオスカー。
二人の手が届くまでに、夢も幻も消えうせて。
そこは、屍の多数横たわるホールの中]
(247) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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ケ、 イ……、 …ッ… !!
[ずるり、と。扉を引っ掻き、 額を寄せた。 ――声が、聞こえなくなった。 ――過去は、変えられない。 肩に、温かさが滲む。 傍に、と謂った、濃紺の眸の存在が 闇に揺らぐ薄紫を繋ぎとめる。
解けるように。ゆがむように。 散る桜のように。落ちる灰のように。
幻想の過去は消え去り、
異形の声が、再び 耳を 浸食し始める。]
―現代――北棟東階段―
(248) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[>>240 女は こえ にそちらを向いた]
泣いて叫んでるだけじゃ、 誰も止めてくれないの…
あなた、知らなかった?
わたし、知らなかったのよ。ばかね。 もっと早くこうしていれば――……
[ ふかい やみ が降りてくる ] [ せかいの いろが かわる ]
――…死ななかったのに、あの人も
(249) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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−生徒会室⇒小ホール− [夕闇 から 深淵の闇 に落ちる。 夜 長い長い 夜。絶望と 苦痛の夜。 過去 居ないはずの過去が消えて また夜に戻ったことに。 一度だけ、眉を寄せて、目を閉じる。けれど。]
……静かになったな?
[>>239睨むミッシェルを 闇の中でも尚その闇は 昏く。 彼女にも、横たわる 屍 にも愉悦を浮かべる。]
もう直ぐ、同じ所へいける。 聞こえるだろ、声
さみしい くるしい、 おいで、って、さ。
[死人 の 屍 の だれか の こえ。]
(250) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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─生徒会室→小ホール─
……楽しくなんか、ねぇよっ……。
[低く冷えた声>>244。 返す声は、低い]
……うるっせえよ! 無理だろうとなんだろうと、オレは、決めたんだ!
絶対、護る……何があっても、それは、譲らねぇ!
[横殴りに襲う、蜘蛛の脚。 距離的に避けきれぬそれに、衝撃を受けても。 こちらへ駆けてくるマーゴ>>246に向けて、手を伸ばす]
[夢幻の終焉と、それとはどちらが先か。 いずれにせよ、気づけばそこは自分にとっては馴染み深く──そして、今は異質な場所]
(251) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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( クスクス )
( クスクス )
(@75) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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―現代――北棟東階段―
[ 階段 の 其処、に 最早扉は無く。 紫水晶の引っ掻いた傷と、 どろりと滴る異形の闇が横たわるばかり。]
…、 な…
[(ここは。つめたくて。くらくて。さみしい)]
… もど、って、…きた
[何も、できなかった。 手が、はたりと落ちて、濃紺の欠片にぶつかる。 硬質の音を立てて。]
(252) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[ 緋色の瞳をした少女は ――― 闇の中で 哂う ]
(@76) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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文芸部 ケイトは、闇の中でずっと手に握っているのは ――― ビー玉と、…
2010/03/07(Sun) 23時半頃
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―小ホール―
[明るさは消えうせ、 再び身を襲ったのと似た闇があたりに広がっていた。 一度明るい空を見た後の、その苦痛はより大きく]
…………ご要望に、お答えしてね。
[>>239哂う相手から受けた部分、 闇はじわじわと、他の部分へも広がり始めて]
悪いけど、聴力検査は落第らしい。
[意味を成さない呻きなら辛うじて聞き取れて、 腐り落ちた一部に足が止まる]
(253) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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― 現代/北棟東階段 ―
[それは長い夢だったように思う。 ドナルドが纏う制服は、現代のもの――あの蜜だらけのものに戻っていた。けれど、砕けた左手の指先は、そのまま。床に落ちた欠片もそのまま。
過去で逝った、キャロライナも用務員も、きっとこの世界には居ない。]
嗚呼……―――
[>>252 戻ってきたという言葉に、頷く。 欠片が鳴る音に、少しだけ苦笑を浮かべる。]
セシル。ケイトをさがさねぇと。
[気を背けるように、促す。 探して、どうするのか、まだ、見えてはいないけれど。]
(254) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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―現代――北棟東階段― [眼を瞠る。鉱石化したそれは。]
ドナルド、……、 手
[欠片を手に、見上げた薄紫が、 様々な感情を内包して揺れる。]
…――、…
[探さないと。頷く。 握り締めた欠片を、ポケットの中へ。 かつん。――ぶつかる音がする。 ひとつは 薄紫のひび割れたビー玉。もうひとつは]
――…返せ なかった
[ケイトが落とした、ピンク色の、片思いのビー玉。 ――みつけて。 かえさないと、いけない。]
(255) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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