204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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―2F―
うん、そうしようか。
[>>333あたたかいところへ、とラルフに答えながらもフランシスの胸中は、穏やかではない。 (家族、旅人、同族なのか?シメオンと、ディーンだけではなくて?)]
……トレイル?……トレイルって――― どんな、 ひと?
[ノックスと名を聞いても、 フランシスには顔まで結びつかない。 オルゴールを買った店のことは、ラルフにしか分からないのだ。]
……誰か来てる? あの、居間、こっちですよ。
[>>338 階段の足音の方に、澄んだ声が呼びかける。]
(341) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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ベネットは、トレイル、まさか、とは口の中でだけ呟いた。
2014/11/13(Thu) 00時半頃
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[伸ばされる手が触れられることはないと知っている。
その手が見た目ほど冷たくないことも知ってはいるけれど それも、彼の保護者たる姿勢に訴えた時――雪の中転んだ時は、何度も助けてもらったものだけれど――くらいなものだった。 すり抜けていった、なんだか重そうな背中に、声をかけた]
珍しいね、そんなこと言うの まあ……保護者、だもんね
[さっきは言わなかった言葉をあえて選び、 反応は気にせぬまま、開け放しの扉へと向かい ひょい、と廊下を覗き込んだ]
(342) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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ー 1F 温泉 ー [独特のかおり ルーツ 興味なさげ 一度 浴びて 遊びたいさかりか 腕から 開放 すれば 高くない 天井 好きに 緩く飛ぶ
閉じた 室内 危険はない 好きにさせ 先ほど 少し物の配置 違う ……ノックス 湯 持ってた と 思い出し 納得 服 脱いで 畳む
ゆっくり 湯に浸かる 久しい さすがに 顔 緩め 手足 伸ばす]
(343) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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― 二階/廊下 ―
[ノックスの名前にゆるりと瞬く。 オルゴールの作者がそんな名前だった気がする。 正直、作品とその人の色しか覚えていない。
だから口にすることはなく、手にしたオルゴールを握り締めて]
居間はあったかいよー。
[階段にいる人たちに声をかけて、先に行く?と二人を見やる。 ニコラは目を離しちゃいけないというようなことをディーンがいっていたから、彼が動くまでは廊下にいるつもりで。
階段を上っていた音がとまったようすに、邪魔なのだろうかと、眉を寄せた]
先に居間に入ってたほうがいいのかな。
[悩みながら、つい、オルゴールのねじを回す。 やさしい音が小さく流れた]
(344) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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――二階居間――
[ペチカから少し離れた、居間の窓辺へと向かう。 硝子ごしに見える景色は山小屋に辿りつく前より荒れてみえた。]
いつになったら止むかな。
[人が多くて落ち着かない。 それを紛らわせるようにドナルドは白む外に意識を向ける。**]
(345) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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おとなしくて……うるさいのが嫌いな、透明な声の人?
[>>341どんな人? トレイルを表すには、たくさんの言葉がいる気がしたのだけど まとめるとそんな3つの言葉になった。 なんだか不思議で、ぺたんと自分の口に触れてみる。
それから、また走った緊張にぴゃっと肩を竦めて。 ちらちらと階段を気にしていたのだけども。 オルゴールが鳴れば、顔をあげた]
綺麗。
[ラルフの手に持たれた、小さな箱。 それを指差して、首を傾ぐ。 なにかを思い出すような仕草は、しかしすぐにやめちゃって。
さむいっと小さな悲鳴をあげて、居間に逃げ込むことにした]
(346) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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[階上からの声にぴんときた。>>341 あの歌声と同じだから。]
……トレイル。 お兄ちゃんが一緒に居るだろう?
だから、大丈夫。
行こう?
[頭を抱えるように肩に手を置き、1歩を踏み出す。]
(347) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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……また、人増えてる
[すれ違ったのは、随分と背が高い男。 どこかで見たような、と思ったけれど 晴れた空だったらきっと透けるだろう、という髪色が、そう思わせたのかもしれない。
階段を下りようとして……誰かいたようだったから 上を見てみることにした。 暖かい居間が居心地よくて、まだ上は見ていなかったから、ちょうどいい]
(348) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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[フランシスが気にするトレイルという人がどんなの人なのか。 ニコラ>>346の説明では良くわからなくて首をかしげる。
ただ、いつもと違うフランシスの様子にすこしばかり不安げな視線を向けた]
え、あ――、うん。 これ、綺麗だから気に入ってる。
[ニコラの唐突な言葉にきょとりと瞬き。 無意識に鳴らしてしまったオルゴールをほめられて嬉しそうに笑みを浮かべた。 それからすぐに居間へと駆け込む様子に、自由だなあと肩をすくめて]
フランシスも、いこう? 居間にいればはいってくるんじゃないかな。
(349) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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[君の手にしたその箱の、 外装の色はあの人の髪の色、 埋め込んだ小さな玉と内装の色はあの人の瞳の色、 横板に描いた実の色はあの人の――唇の色だと、
……言ってやりたかった。
衝動は美へと昇華させれば良い。 厭うものではなく、受け入れるものだ。
君は慧眼だと誉めて別れた少年の、オルゴールの曲自体は忘れてしまったが。>>318
音の特徴は、確かに仕入れ先のもの。>>344]
(350) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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―少し前の居間で>>322―
[ドナルドの強面が緩むのは、 フランシスにとって微笑ましいものだ。 目つきが悪いけれど、実際は優しい色をしているのだというのは、欲目であろうか。――そんな思考。
様子を見てくるね、と一言かけてから出たのは、少し前のことだった。]
(351) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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どうもこんにちわ。お互い、ついていませんね。 足止めされてしまうとは。
まぁ、吹雪が止むまで、宜しくお願いします。
[にこり、廊下にいる二人に笑みを向け。 奥の階段を上がる音に遠くを見ようとして――]
……それ、は。
[ラルフの持つ色に、目を細めた。]
(352) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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[オルゴールの曲名はかすれて読めない。 美しき青きドナウが流れているが、調律は学んでいても曲についてはさっぱり理解していない。
手にした箱は深みのある栗色。小さな翡翠が飾られ、桃色の果実が描かれている。 その小さな箱の手入れは怠っていないから、栗色がさらに深みを増している。
階段を上がってきた人>>352に気づいて視線を向け]
……あれ?
[きょとり、見知った色彩をまとう人をじっと見やる。 そのとなり、支えられるかのように傍にいるのは、フランシスへと余計なしぐさを見せていた人のようで。 首をかしげて二人をじーっと見つめた]
(353) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 01時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 01時半頃
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[見詰めた分だけ、見詰め返してしまった。 箱の栗色を見れば、どれだけ大事にされているのかが見て取れる。]
慧眼の少年じゃないか。大きくなったね。 今でも愛してくれて、嬉しいよ。
[ぽろり零した言葉。 突然過ぎたと笑い、扉を示す。]
荷物を置きたいのだけど、何処が良いかな?
……あ、
(354) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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―少し前、貯蔵庫にて― [>>241ニコラが、トレイルに気遣って歌わないこと ノックスも、同じくそうだろうこと 知らずに、当然の事と受け入れるようになっていた 旅をして、人とかかわると、それが当然でないのだと 改めて思いなおす。
名も知らぬ少年と、一羽の鳥と過ごす >>266静かな時間は、ここにきて初めての安らぎだった。 相手の少年がどう思っていたかまでは、トレイルの知るところでなく。 やがて、増える気配。見知った顔に安堵が浮かぶ。 >>246差し出された手を取ると、ふわと身体が浮いた>>249]
……――――
[扉の外、トレイルの足を洗う為に身をかがめた彼を見下ろしながら、ぺろりと舌で唇を舐める。 無意識の行動 見上げた彼が何を思ったかは、知らぬ事]
(355) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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―2階/廊下>>344>>346― [ニコルの説明は要領を得ず、更にはフランシスが知る高慢な少年のイメージとはかけ離れていたため、首を傾げる結果となった。]
ありがとう…… 実際に会って確かめてみるよ。
[百聞は一見にしかずである。 ラルフがオルゴールを握り締める様子を見て、フランシスは微笑ましげに。>>344 けれど、胸中の不安を聡い少年は悟ったようだ。>>349]
……――、
[フランシスは笑みを向けて、安心させようとつとめるが成功したかどうかは定かではない。]
(356) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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オルゴール作った人だ。
[忘れてはいなかったけれど、こんなところで会うとは思わず。 驚きで一瞬間が空いてしまった。
覚えられていたことにはにかんだ笑みを返す]
これ、気に入ってるから。
[ノックス>>354の問いかけに、こっち、と居間を示し]
三階に個室みたいなのあったけど、あっちは寒そうだし。 暖まるならこっちだよ。
[何か言いかけた様子に、ん?と首をかしげ。 傍らにいるトレイルが無言のままなのには、一瞬視線を向けて。
フランシス>>356の笑みを見れば、たいてい安心できるけれど。 心配性な保護者が心配事を隠してる笑みにはあまり安心できないのだった]
(357) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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[台所にあるものを確認し、湯を沸かす。 芋は見つからなかったが、茶葉を見つけた。 茶は上手く淹れられないが、寒い外を歩いて来た分美味しく感じることが出来るだろう。 淹れたら誰か飲むだろうか。]
……あ、と。
[そんなことを思ったが、居間に戻っても声をかけることは出来ずに。 保護者がそこにいることを確認するように、彼のもとへと戻る。]
な、食いモンはなかったけどさ。 お茶ならあった。 飲むだろ?
[問い掛け、返事があってもなくてもまた台所に戻った。]
(358) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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[意識は少年からノックスへと向いていたけれど 変わらず名のついた音は周囲にあった。 少年とノックスが交わす言葉のリズムは、ちぐはぐ。 けれど、不快ではない。
水も、必要だと >>269少年の言葉に、視線はしばらく彼の行動を追っていた。 嗚呼、獣のよう]
――――…
[されるがまま、>>329ノックスに温めて貰って 靴を履いて、そっと立ち上がる。 >>331人間の、いるところ。 行きたくない、とは言わない。 音が溢れた場所とて、ノックスが、ニコラが、居れば]
(359) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[ああ、でも。 >>338途中で脚を止めて、トレイルは俯いた。 呼びかける声は、>>341硝子がきしむような あの、彼の声ではないか]
…………
[嫌だ。 憎い。
どうして、彼は歌えるのに]
――――……
[唇を噛んで、>>347ノックスの促しに従う。 肩に置かれた手が存外暖かく トレイルは彼にぴったりと寄り添うようにして 慎重に階上へ向かう]
(360) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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―2F廊下で―
[ニコルは寒さに負けて居間へと入ってしまう。 本当に、こどものようだとフランシスは思う。 後を追ってくるのは、>>352 優しげな雰囲気の男性と、彼に支えられた栗色の髪の毛の少年。歌うな、とフランシスにそう謂った張本人だ。]
そうですね。早くやむと、いいのだけれど。 こちらこそ、よろしくお願いします。 おれは、フランシス・ベネット。旅の、調律師です。
[そうして、居間へ戻ろうとしたフランシスは、ラルフの反応に扉を開ける寸前足を止めた]
……ラルフ?
[フランシスは肩越し振り返り、>>354後に続く男の言葉に、>>357ラルフの呟きに、僅かに緑色の眼を見開いた。]
(361) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 02時頃
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[ノックスの知り合いらしい少年。 じっと見る、その視線をトレイルは受けきれない。 俯いて、震え ノックスの後ろへ]
――――
[声さえ、出るならば。 唇を薄く開くけれど、紡ごうとしても 吐息よりほかに出る音がない。 脳裏をよぎる黒い、影。
首を振り、身をちぢこませる。 人見知りでもしているような仕草]
(362) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[フランシス>>361の呼びかけに、幾度か琥珀色を瞬かせ]
すごい偶然。 フランシス、これ作った人だよ、すごいね。
[足を止めた保護者に嬉しそうに報告した。 ノックスの後ろに隠れるトレイルが一言もしゃべっていない様子に気づきはするけれど、偶然の再会にほとんど意識が持っていかれている。
そうでなければフランシスへ向けたしぐさの意味を問い詰めていたかもしれないから、いまはそれでよかったのかもしれないけれど]
あ、とりあえず、中はいろ。
[こっちこっち、とノックスの方へと手を伸ばして、居間へと向かうフランシスに続いた]
(363) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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……困ったな。僕のことも覚えて居てくれただなんて。
[名乗りには返すのが礼儀。>>361 改めてラルフにも、向けて名を告げる。]
僕はノックス・ファラデー。 正確には、オルゴールの箱を作ってる人、ね。
此方はトレイル。 すみません、人見知りの激し過ぎる子で、気に障らないでやって下さい。
(364) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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だって、こんな綺麗なの作ってる人のこと、忘れたりしないし。
[ノックス>>364の名乗りに、ようやく名乗っていないことに気づいて]
あ、俺はラルフ。ラルフ・キャンベル。
箱も気に入ってるし、俺にとってはこのオルゴール作った人でまちがいないもん。
[あわてて名前を告げて、訂正された言葉にはおかしそうに笑った。
トレイル、という名前にゆるりとまたたき]
ああ、ニコラの家族! 人見知りなんだ……
[さっぱりわからなかった形容をされた人が後ろに隠れているのかと納得した]
(365) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[ああ、五月蠅い
ラルフと呼ばれた少年の口から出る アップテンポのリズム 返すノックスまで、つられている
フランシス 旅の、調律師 は、その耳が確かなら どうして自身の声のズレに気付けない
フランシスにとって幸いなことに、 トレイルの声は無く 表情は俯いている所為で、見えぬだろう。
>>365ラルフはもうニコラに会ったらしい 名乗りを聞いて、ちらと見上げ 人見知り、という音の羅列に頷いてみせる]
(366) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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――じゃあ、先に中に入ろうか。
ね? トレイル。
[2人の視線からさりげなく遮るように体の向きを変え、ラルフの招きに応じる。
あぁ、髪の色が変わっている。 琥珀も前より―――もっと。
彼の色を持つ宝石箱は、紳士に買われていった。>>209 ふと悪戯に指は伸びて、黒に触れた。]
(367) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[居間へ>>367 彼の動きの意図にまでは気づかず けれど二人の姿が視界から消えて肩の力が抜ける。 こくんとひとつ頷いて、ゆっくりと足を動かした。
なるべく音を立てないように そっと]
(368) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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そうなのかい……? この、見事な細工のオルゴールを、彼が?
[ラルフに謂われ>>363まず最初に、 驚きと感嘆をフランシスは浮かべた。これは、素直な感想であった。 それから、こんな見事な細工を作る技量がありながら、「旅」をしている―それも同性のグループで―ということに、確信めいた予感がフランシスに浮かぶ。
(彼らも、恐らく「同族」だ――)
>>364 ノックスの名乗りには改めて頭を下げる。 人見知り激しくみえるトレイル―やはり、同じ名前だった―には、上手く視線を合わせられぬままだった。]
ご丁寧に、ありがとうございます。 ……あんまり堅苦しいのも、よくないかな。 おれの弟子、が お世話になったみたいで。
[敬語を少しだけ解いて、案内するようにフランシスは居間への扉を押し開ける。背を向けたせいで、>>367ラルフに向けられた悪戯な指先には気づかなかった。]
(369) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[居間へと入るためにノックスから視線をはずして、待っていたフランシスに大丈夫と笑みを向ける。
不意に黒髪が揺れる感覚を覚えて、後ろに視線を向ける。
色素の薄い人の指が、伸ばされているのが見えた。 じゃあこれは触られているのだろうと、瞬きをひとつ]
? どうかした?
[居間のなかには出て行く前とはかわってそこそこ人がいるが、いまはその人たちよりもノックスの動きがふしぎというように首をかしげた]
(370) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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