94 眠る村
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ブローリンは手伝い クラリッサに投票した。
ティモシーは手伝い クラリッサに投票した。
フィリップは手伝い クラリッサに投票した。
ローズマリーは採集人 ブローリンに投票した。
クラリッサは採集人 ブローリンに投票した。
ケヴィンは手伝い クラリッサに投票した。
クラリッサは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
フィリップが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ブローリン、ティモシー、ローズマリー、ケヴィンの4名。
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[フィリップを地面へと引き倒した時。 丁度、蒼い炎がクラリッサを包みこんだ。 男は腕で顔を覆い、その隙間から様子を、見詰める。]
―――殺してくれても良かったんだけどなァ。 …――こんな、事になるならさァ…
[呟く声 向けられた顔はティモシーへ。]
(0) 2012/06/18(Mon) 23時半頃
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["人狼"を呪うことができない侭] [青い炎に包まれて灰になるを見詰める]
[恋人の手を握る強さが少しだけ、増す]
(1) 2012/06/18(Mon) 23時半頃
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……――ティモ爺さん。 あんた、…人間なら、なんで邪魔してくれてンさァ……
[男は、見開いた眼の焦点合わさずに老人へと呟く。 はぁぁ、と吐く息は酷く遅く、怒りを抑える為に手が震える。]
――どういう事なんだ。 あんたは本当に「力」を持ってたって事なのか。 なら、俺の敵じゃないなら…――
…フィリップとケヴィンが、人狼、なのか?
[男はフィリップとケヴィンへと視線を向けて。 ふらり、椅子へと身を落とし――]
…あぁ、くそッ…
[机に突伏した*]
(2) 2012/06/18(Mon) 23時半頃
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[>>2 椅子で眠り出す男の傍でフィルも眠るを見ながら] [祖父が人だなんてことを聞いても、碧の眸は動かない]
ケヴィン、
[恋人の手を、くん、と引いて宿の外へ連れて行こうと]
(3) 2012/06/19(Tue) 00時頃
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[彼女が救われたのか、焔を見詰め続けても判りはしない。 恋人の手を握り返し、続くブローリンの言葉を聞く。 老人とフィリップは何と言ったろうか]
……。
[此方を見遣るブローリンと交わる、男の視線は静。 ブローリンが机に突っ伏せば、手にしたまま冷めた紅茶を飲み干す。 ひどく、苦い味に眉根を寄せ、 カップを置くと食堂を後にしようと、恋人の手をそっと引いた]
(4) 2012/06/19(Tue) 00時頃
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ケヴィンは、ローズマリーからも、引かれる手に。行く先は委ね連れ立ち歩く。
2012/06/19(Tue) 00時頃
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[宿の外は既に暗闇が支配し始めていても気にする事はなく]
ふふ、みんなの前じゃあ 言い難かったけど
身体ァ、洗った方がいいわァ。
[宿の裏を歩き少し先にある井戸へと着けば、桶を落とし水を汲む]
でも、…嬉しかった。 それを伝えたくて。
(5) 2012/06/19(Tue) 00時頃
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…………すまん。
[辿り着いた井戸の前。 案の定臭かったのかと、しょぼり項垂れシャツを脱ぐ。 いまだ消えぬ背の焔は、終わらぬ証。 恋人の言葉に男は顔をあげ、一度視線を逸らしてから、見詰める]
…、ん。 そう、なら 嬉しい。 体 つらくはないか…
[眼差し微かに柔らんで、 続けた言葉、言い淀むように語尾は弱くなる]
(6) 2012/06/19(Tue) 00時頃
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ふふ、
[桶を手渡し、彼の背の刺青を見る碧を一度瞑って]
…痛かったわ。
なぁんて、言ったら困るでしょ? だから、ないしょ。ふふっ。
(7) 2012/06/19(Tue) 00時頃
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ローズマリーは、ケヴィンにいつもの微笑みを向けながら、身体を洗い終わるまで待つつもり
2012/06/19(Tue) 00時頃
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[痛かったとの言葉に、ばしゃぁと手桶を取り落とす]
…、 そうでなかったら、それはそれで…困る。
[恋人の微笑みからふいと顔を背け、桶を拾い上げた。 頭から水を被り、短い髪を無造作にかき上げ水を拭う。 何度かそうして、上半身を拭けば、ベルトに手をかけた所ではたと恋人を見、近くの茂みへと桶ごと失せた]
腹が、減らないか。
[固く絞ったズボンを宙で叩き、ふと漏らす。 長らく何も口にしていないのを今更のように思い出せば、 わき腹のあたりが切なく空腹を訴える]
(8) 2012/06/19(Tue) 00時半頃
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…、ばかね。
[目蓋を少し落として呟き、遠くで水音を聞く] [痛みを感じていた本音は胸の内にだけ秘めて]
…えっ
[空腹を訴える言葉に碧の眸は揺れ] [口を横に引いてから開いて]
……それじゃあ、 わたしでも食べるぅ?
(9) 2012/06/19(Tue) 00時半頃
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ケヴィンになら、 わたし 何をされても…いいわ。
(10) 2012/06/19(Tue) 00時半頃
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守りたかったんじゃよ… 儂は…守りたかっただけなんじゃ。
[ブローリンの言葉に、老人は項垂れて応える。]
出来なんだ… 蝕まれたリサ坊を、儂は見ておれんかったんじゃ…。
[目に焼き付いた青い炎、老人はそれ見続けているように焦点の合わない目。]
なんの能もない…ただの爺じゃ。
(11) 2012/06/19(Tue) 00時半頃
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[宿の壁に返して立てかける長靴。 男は湿るズボンに足を通し、空の桶を手に恋人へと距離を詰める。 素足で踏む草地はひんやりと夜を含み冷たい]
…。
[羽留まらぬ方の頬を撫で髪を後ろへと梳けば、 落とす口付け、女の唇を割り赤濡れた舌を甘噛む]
…食べたら、なくなってしまう。
[恋人を見下ろし、静に言った]
(12) 2012/06/19(Tue) 01時頃
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ん、
[じわりと舌に伝わる痛みに目をぎゅっと瞑る]
…、でも――
[解放された唇は、ひとことそう呟く] [それから淡く微笑みを浮かべ見上げ]
…今朝みたく抱いて。 一番、近くにいて…お願い。
[ゆらりと見詰める碧の眸には月が映る] [再び、霧が村を覆うのはもう少しだけ*先*]
(13) 2012/06/19(Tue) 01時頃
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[ブローリンが突伏す音に、老人は顔を上げる。 ケヴィンと、ローズマリーが宿の外へと歩き去る姿が視界をよぎる。 青い炎の残像がまだ消えぬ眼差しで、老人は二人を見送る。]
ローズ…。
[辛うじて喉を震わせる声に、ローズは気づいた様子もなかった。 これは老人の望んだ事。あるいは望むと言った言葉。老人はまた、項垂れた**]
(14) 2012/06/19(Tue) 01時頃
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[淡い笑みは、瞳に映りこむ月より儚く]
――…ああ。
[とさりと、桶が地に落ちる。 絡めた手指、押し殺した吐息。 身じろぐ度に水濡れた地面がくちゃりと音を立てる。
夜風が渡る。柔らかに波打つ女の髪が、 月明かりに青白く浮かぶ肌を*泳ぐ*]
(15) 2012/06/19(Tue) 01時頃
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[泥沼の眠りから老人は目を覚ます。 何日も食事を摂らない憔悴しきりの身体で、それでも何かの義務を果たすかのように立ち上がり、探し始める。自分ではない誰かの無惨な姿を。それがローズマリーであれば良いと、老人は心のほんの片隅で、はじめて願う。]
…のうフィリップよ。 誰なんじゃ。言うてくれんか…。誰に…言うてくれ…。
[部屋の入り口で立ち尽くしたまま、青年の遺体を埋葬することもなく、 老人はただむなしい問いをその口から絞り出すのみだった。**]
(16) 2012/06/19(Tue) 08時半頃
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[夜の帳の中、恋人だけは気付くだろう] [朝のように>>4:72お互いの刺青に触れた時だけ][何かが起きると]
"ごめんね" "わたしは、わたしなのに"
[女の手が男の背から離れると、それは元に戻る]
[すがるように手に指を絡ませて] [離さないで][離れないでと] [霧が村を覆えば、それが叶わないと"知っている"から]
[それでも、井戸の傍で目を覚ませば手は再び握られた*かたちで*]
(17) 2012/06/19(Tue) 09時頃
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―― 朝 ――
[井戸の傍で目を覚ます。 今日も恋人の方が先に目を覚ましていたろうか。
俺の心は変わらない。
昨夜、"なのに"の先を紡がない恋人へそう言って、 きつく握り返した男の手は、彼女の体を抱え上げ部屋へと運ぶ]
…、少し、休んでいるといい。 食事の支度と、家に一度戻る。
[ベッドに横たえた恋人の体。 男の指先がしばらく、頭を撫でつ手櫛を通す。 やがて胸元の刺青へとひとつ口付けを残して部屋を出た]
(18) 2012/06/19(Tue) 10時半頃
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[廊下に老人が立っていた>>16 立ち尽くすその背を一度撫でると、 部屋の引き出しからたたまれたシーツを取り出しばさりと広げた]
…。
[重ねた年月にしわがれた老人の手を取り、そっと食堂へと促す。 ひとつのシーツに包まり、寄り添い眠る少年達の姿は、後ろ手に閉めた扉の向こうに消える]
(19) 2012/06/19(Tue) 10時半頃
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[老人を椅子に残し男は一度台所へ消える。 しぃんとした宿には、食事の支度をする微かな物音だけ。
耳もとらず挟んだだけの卵サンド。十字に切れ目の入ったそれをテーブルに置き、並べる湯気立つコーヒーのカップは三つ。
机に突っ伏したままのブローリンの肩を無言で揺すり起こせば、 椅子のひとつを引き、背凭れを前にして跨るように腰を下ろした]
…客人を、おぼえているか。
[言って、ひとくち、腑へと落とす熱いコーヒー。 染みるような溜息を漏らす]
(20) 2012/06/19(Tue) 11時頃
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彼らもどこかで、 こんな風に食事を取っていたかもしれない。
[ぽつり、ぽつりと]
腹が減れば、食事をし。 食事が喉を通らない日もある。
[誰に向けるでもない男の呟きは、飲食に間が空く]
大切な者がいて。 大切に思ってくれる誰かも、いただろう。
泣いたり、笑ったり、怒ったり。
よい事だけが全てではない。 わるい事だけが全てでもない。
(21) 2012/06/19(Tue) 11時半頃
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俺たちと変わらない、ただの、人間だった。
[コトリと、空のカップをテーブルに置く]
(22) 2012/06/19(Tue) 11時半頃
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彼らは、死しても死ねず。
身寄りのない場所で、
誰に悼まれるでもなく 弔いの手もなく
――ゴミのように使い捨てられた。
(23) 2012/06/19(Tue) 11時半頃
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俺はそれを、決して 赦しはしない。
[静かな口調に、怒気を孕ませ。 男は自分の答をおいて、席を立つ。 宿を後にすれば、向かう先は*水車小屋*]
(24) 2012/06/19(Tue) 11時半頃
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[赤褐色の髪が男の指の隙間を流れていく] [毛先に行くほど癖が強い髪は母親の面影が残る]
…そう。 気をつけてねェ。
[部屋を出ていく恋人の背を見送る] [寝具に横たわったまま、気怠い身体を休めようと瞼を落とした]
(25) 2012/06/19(Tue) 12時頃
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[体を揺する手、男の細い身は大きく揺れて目を覚ます。 鼻腔擽る渋い香りに鼻をひくつかせ、半身を起した。 見えるがっしりした体の輪郭を、前髪の裡から追う。]
……――?
[一度、訝しげに見たのは椅子に彼が跨った後。 それもただ瞬きの間だけで、気だるげにカウンターへと凭れ。 男の言葉には言葉挟まず、ただ、じっと見つめる。]
(26) 2012/06/19(Tue) 14時半頃
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