79 This is a MURDER GAME
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
降霊会
こっくりさん、こっくりさん……
秘密の儀式で、墓場の霊魂がかえってきた。今日に限り、生者も姿の見えぬ死者も屋根を共にし、議論するだろう。
現在の生存者は、ベッキー、ヤニク、ノックス、シメオン、ザック、アイリス、ヒュー、ツェツィーリヤの8名。
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殺さなきゃならないのか。ふーん。 それって義務って意味?
[縄男から出てきた言葉に心底意外そうな顔になる。 「殺さなければならない」のではなく、「殺さずにはいられない」人間に見えていたから。
まぁ、今さっき遭遇したばかりの男の本意など汲めないし、汲むつもりもないけれど。]
喧嘩の大安売りねぇ。 普通ならタダでも要らないけど…。
[やたらと立てられる物音に、うるさそうに少し顔を顰め]
俺、あんま喧嘩慣れっての?してないんだよなー。
[面倒臭そうに言う割に、しっかりとシャベルを構えた。]
(0) 2012/02/11(Sat) 01時頃
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まー、義務っていうか、大義名分? そういうことになってんなら、遠慮なく殺せるし?
[シャベルを構えた男の横っ面目掛けて、ブンと旗竿を叩きつけた。]
(1) 2012/02/11(Sat) 01時頃
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[首から滴る血は止まらない。 なのに意識はしっかりしている。 体も動く。
それなら何の問題もない。 顔に付いた泥を拭い。 包丁を握り直し、自分を見下ろす男の、足の甲めがけ
力一杯、貫くように下ろす。]
(2) 2012/02/11(Sat) 01時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/11(Sat) 01時頃
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[旗竿がブンッと空を切り、近付いてくる。 流石にそんな大振りな襲撃には、条件反射で体が動く。
旗竿をシャベルで防ぎ、柄を滑らせて床へと叩き付けて先端を踏みつけた。]
やっぱり…。
[そう呟く顔は、引き攣った笑いを浮かべていた。 やはりこの男も、アイツらと同じ。]
(3) 2012/02/11(Sat) 01時頃
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ほー? 慣れてないわりには、全然動けるんじゃね? 素人の動きじゃぁねぇな。そうだろ?
[これだけ派手に暴れて威嚇しても、全くビビる素振りもないわ、 プロみたいな動きするとか、色々凄すぎる。]
アンタもあれだろ? こんなとこ呼ばれるってことは、あたまイかれてんだろ?
それとも、正義のスーパーヒーローだから、 ボクチャンだけは傷ひとつ付かない、ってか?
[挑発めいた言葉をかけつつ、踏まれた旗竿を支点にして、 顎を狙った鋭い回し蹴りを放った。]
(4) 2012/02/11(Sat) 01時半頃
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―裏通り―
[足跡のように続く、サイモンの血の跡を追って。 迷路のような細い裏通りをでたらめに抜けていく。 その途中に、背に投げかけられた「祈り」には、今はまだ気付かずに。
瓶の割れる音が、聞こえた。鈍い打撃音もあった気がする]
あー、……んん?
[表通りへと飛び出していったサイモンが、腰を抜かしたように座り込んでいる。 彼の視線の先を辿ると、男女が取っ組み合う凄惨な光景>>2]
ぅわーぉ。
[口笛でも吹きたい気持ちで、にぃっと口の端つり上げた]
(5) 2012/02/11(Sat) 01時半頃
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子どもの頃に棒振り回して遊んだことくらい、誰だってあるだろ? なんでこんなの避けたくらいで頭イカれてるとか思うかなー。
アンタ、ロクに抵抗も出来ない弱い者でも殺して縛り首になったクチ?
[「サイッテー」とクスクス笑っていると、男の回し蹴りに顎を捕らえられた。]
……ッ!!
[視界が揺れ、口の中に鉄の味が広がる。 どうやら少し切れたらしい。]
―クソッ
[身を屈めて竿を右手で掴んでグイッと引き、それとは逆に左手でシャベルを男の頭目掛けて薙ぎ払った。
喧嘩慣れはしていないが、体格には恵まれている方ではある。]
(6) 2012/02/11(Sat) 01時半頃
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[再び、女が動いた。
左足に痛み。見ると、ナイフが突き立てられている。じわり、と血が滴る感触。]
…なんだ、意外と元気じゃねえか。
[そのまま、右足で蹴り上げた。]
(7) 2012/02/11(Sat) 01時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/11(Sat) 01時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2012/02/11(Sat) 02時頃
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オッカゲさまで───ッ!!
[顎を蹴り上げられ、状態が浮き上がる。 後ろに手を付くように倒れながらも、その視線は男の顔を向いたままで]
顔蹴るとかさーあ。 アンタ、生前モテなかったんじゃーないのー?
[首から血を滴らせたまま、笑いながら立ち上がる。 そして鉄串を4本ずつ、両手に分けて持ち替えて]
モテない男に、愛のお返しッ! お釣りは不要ヨォーーッ!!
[真っ直ぐ突き出す。 狙いなどつけていない。 とりあえず、何本かでもどこかに刺さればそれでいい。]
(8) 2012/02/11(Sat) 02時頃
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へぇ? アンタもしかして自分だけはマトモっておもってんだ?
楽しかったぜぇ? ブロイラーみてぇにみっちり詰まって並んでやがったから、 ギャーギャー泣き喚いて逃げ惑って将棋倒しになってサ。
[アレは何処かの宗教のお祭りだったっけ。 礼拝に集まったジジババ達を、麦刈りするみたいに薙ぎ倒したら楽しそうだな、 なんて思った。それだけ。
踵に感じた手応えに更に追撃を仕掛けようとして、 竿を引っ張られた拍子に体勢が崩れる。]
(9) 2012/02/11(Sat) 02時頃
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…っぁ!!
[衝撃と共に視界に火花が散った。
内角高めを右中間へ抜けてツーベースヒット…じゃなかった、 横っ面を引っぱたかれて、派手に飾り戸棚へと叩きつけられる。 泥臭いホンコンあたりのアクション映画みたいに、降り注ぐ硝子の雨あられ。]
くっ、そ………
[白髪に近い色の前髪を真っ赤に染めて、顔を上げた。 生身なら気を失っていただろうが、案外平気なのはチョット驚き。 それでも痛いもんは痛いし、アタマはぐわんぐわんする。 額を押さえた指の間から滴ってきた鮮血は、白髪に近い色の前髪と、顔半分を染めていた。**]
(10) 2012/02/11(Sat) 02時頃
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…さあ? 俺、覚えてねえんだよ。昔の事は、
[答え終わらないうちに、女はこちらへ向かって突進した。避けようとして、つい左足に重みをかける。バランスを崩した瞬間、右肩に鋭い痛みが走った。]
(11) 2012/02/11(Sat) 02時頃
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何だよ、痛てえじゃねえかよう。
[刺さった串を引き抜いて弄ぶ。 動けないほどの痛みではなかった。出血は少ない。そう深い傷ではないようだ。
そこでふと、気がついた。
血を流し地に伏す女を見ても、これっぽっちも心は動かなかった。刃が白い首筋を捉えた瞬間だって、そして、今も。 愉しい訳でも、苦しい訳でもなく。まるでそれが日常の一コマであるかのように、平常。]
…ああ。
[やはり俺は、こんな日常を生きていたのだろう。 ぼんやりとした確信は、無感動な溜息を生んだ。]
畜生、狂ってやがる。
(12) 2012/02/11(Sat) 02時半頃
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[何本かの串が、肉に食い込み、その感触が手に伝わる。 そのまま串からは手を離し、所有権を放棄して、男から距離をとり]
男がカッタガタ言わないの。 どー見たってワタシの方が痛いに決まってんじゃなーい!
[事実、痛い。 気を失いそうなほどに、痛い。
なのにこうして立っている。 笑っている。
それに対する違和感がないのは、既に死んでいるからか。 それとも狂っているからか。]
(13) 2012/02/11(Sat) 02時半頃
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ま、いいわ。 ここはワタシの負けにしておいてアゲル!
[包丁は足に、鉄串は肩に突き刺して、手放してしまった。 もう、手の中に武器になるものはない。
ここはひとまず一旦退散と、背を向けて一目散に逃げ出した**]
(14) 2012/02/11(Sat) 02時半頃
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[走り去る女をぼんやりと見送る。]
…あの女、結局名乗りやがらねえ。
[的外れな不満を口にして、俺は肩を竦めた。
その肩の傷は、たいした事はない。どちらかと言うと、足の方がダメージは大きいらしい。軽くびっこ引きながら、一本裏の路地へと入った。大通りは目立ち過ぎる。**]
(15) 2012/02/11(Sat) 04時頃
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ザックは、ナイフはひとまず、拾ってシザーケースに突っ込んだ。
2012/02/11(Sat) 04時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/11(Sat) 04時半頃
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―病院―
…馬鹿力。
[凹んだ椅子>>1:26を見て舌打ちを零す。 男の左腕に伝わるぴりぴりとした痺れる感覚。 だが、目的は概ね達することが出来たらしく]
はは! 良いざまだぜ?
[壁に叩きつけられた女を見やり、高らかに笑った。
痛みに喘ぐ女の姿が、生前の"彼女"と重なる]
(16) 2012/02/11(Sat) 08時頃
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[だから、男はいっそ愉快そうに口角を吊りあげた]
痛いか?それならもっと痛いことしてやろうか。 どうすれば痛いのかも、苦しいのかも。
――…俺はよく知ってる。
[白衣のポケットに突っ込み、弄ぶ隻腕。 かちゃかちゃと金属と硝子の音が、小さく響いて]
他人の楽しみを潰そうだなんて。 御前、性格悪いな。
[笑みと共に口から零れるのは、煽るような言葉ばかり]
そうか分かった。羨ましいんだろ?
(17) 2012/02/11(Sat) 08時頃
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…!?
[かなり強く痛めつけた筈なのに、 ひるむことなく此方へ詰め寄って来る女。 驚き、対処が一瞬遅れる。
薙ぎ払われた棒を避けるように身をかがませたのは、 完全に判断ミスだった]
ぐ、ぅッ。
[棒芯は避けたものの、折れ曲った先が頭を抉る様に掠めた]
(18) 2012/02/11(Sat) 08時頃
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[だらりと血を頬へ滴らせながら、 表情を歪めるのは痛みよりも屈辱に対して]
こンの、餓鬼!!
[見開いた緑色は相手を忌々しく睨みつけ。 多少の反撃を受けようとも、 相手の細い首を掴もうと腕を伸ばした]
殺してやる。殺してやる。殺してやる!
[正気を失った態の男、鬼気迫る様子ではあるが。 同時に隙をつくことも容易く**]
(19) 2012/02/11(Sat) 08時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/02/11(Sat) 08時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/11(Sat) 09時半頃
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― 大通り→路地へ ―
[目抜き通りからのびる細い路地に入ろうとして、ふと視界の端に動くものが目に入った。]
…ん。
[足を止め振り返る。 そこには、二人の男。若いヤツと、そうでもないヤツ。]
…何か用か?
[尋ねながら、手に入れたばかりのクッキングナイフを、ケースから取り出した。]
(20) 2012/02/11(Sat) 10時頃
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なんだよ、随分怯えてんなあ。 怖い目にでも遭ったか?お兄サン。
[若くない方は青い顔で地面にへたり込んでいた。その後ろで、若い男はニヤニヤしながら事の次第を眺めている。こいつも、なかなか趣味が悪そうだ。]
暇なら俺と、遊ぼうか。な? …おい、後ろのお前、どうするよ。
(21) 2012/02/11(Sat) 10時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/11(Sat) 10時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/11(Sat) 10時頃
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―裏路地と表通りの境目―
あれ? なんだ、死ななかった。
[手持ちの武器を使い果たしたのだろうか、女の方が逃げ去っていく。男が追いかけないのは、負傷した足のせいだろうか。 やがて細い路地へと入ろうとした男の視線が、こちらへと向けられて]
あ、どーも。
[そう言ってにこやかな笑み。 生前はご近所にもにこにこ挨拶できる良い子でした。
向けられた問いかけに、んー、と間延びした声上げながら首を傾ぐ]
せっかくだし、見学してよっかなぁ。ほら、プロの技って見てみたいし。 さっきの女の人逃げちゃったからさぁ、観客のこっちとしても消化不良っていうか?
[にやにや笑いは変わらないが、目は本気で言ってる人間のそれだ]
(22) 2012/02/11(Sat) 10時半頃
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[スクラップファイルを思い返してみるが、鋏男の顔に覚えはなかった。 彼が逮捕されるより先に自分が死んでしまったかのだろうか。それとも逮捕されないまま彼が死んだか。 どちらにせよ彼が殺人鬼か何かの類であるのは明らかで、彼の詳細が知れないのは口惜しいところであった]
サイモンさん、よかったね。 このおにーさんが遊んでくれるってさ。
[サイモンに向かって、穏やかな笑みを向けた]
(23) 2012/02/11(Sat) 10時半頃
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― 電器屋 ―
ハァッ、ハァッ……!
もーっ、頭ガンガンすんじゃない!
[逃げ込んだ先の電器屋で、棚にもたれ、ひとり悪態をつく。 そも、通常であれば、頭がガンガンなどというレベルではないのだが、今は何故が、そんなことは思いの外。
さて、何か新しい武器をと思うが、電器屋ではせいぜい鈍器くらいか。重そうなものが多いが、持ち運びには今ひとつ向かないかと思いながら、あれこれ見回して]
これ、イイんじゃない?
[手にしたのは、コードレスのアイロンだった**]
(24) 2012/02/11(Sat) 14時頃
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観客、ねえ。暢気だな、お前。
[若い男は全く動じない。こいつも、頭の螺子が外れてやがる。]
プロの技、つっても俺、なんも覚えてねえからなあ。
[それでも、体は勝手に動く。 さしずめ、そこに獲物がいるから、てなところだろう。]
…本当に俺、何モンなんだろうなあ。
[首を捻りつつ、動けずにいる男の前に、屈み込んだ。ホルダを探って、ナイフを剃刀に持ち替える。特に理由があったわけじゃない。なんとなく、だ。]
まあ、悪く思うなよ。
(25) 2012/02/11(Sat) 14時半頃
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