182 【身内】白粉花の村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
…そんな難しい顔しないで頂戴。 センセは、悪くないんだから…
私ね…知り合いも居なくて、家族も居なくて。 ああ、このまま良く分からない病気で…誰とも繋がりを残せないまま、一人孤独に死ぬんだなぁ…って、思ってたの…
でもね…ここに来て、センセが居て、私の担当医になって…
私の人生は、無色から、やっと白黒になったの。
誰がどう研究しても治せない病気と… 懸命に向き合ってるセンセ…
それがどれだけ私に生きる希望を与えてくれるか…
[そう良いかけて、彼女は枕に顔を埋める。 目頭を伝う雫を隠す為に。]
(207) 2014/06/27(Fri) 00時頃
|
|
ーー信じて、いいですか。 信じて、生きていれば救われますか……?
[震える声で絞り出す言葉はそんな質問ばかりで。今まで信用なんてしなかった医者の言葉に縋るように述べると、彼の手を両手で包み込んで。]
もしも私の命が尽き果てたとしても、それは誰かの役に立ちますか……?
[そうだとすれば、どれだけ心が救われるか。宣告された余命はあと数週間、その間に病気を治癒することは出来ないだろう。それでも病に苦しむ他の誰かが助かるのなら、その死は無駄ではなかったと思えるはずだ。]
先生、紫陽花の花言葉を知っていますか。 『辛抱強さ』なんて意味があると思えば『無情』『冷酷』なんて意味も持っているんですよ。ーーこの紫陽花は、どちらの意味をわたし達に示しているんでしょうね……?
[ずっと大切にしていれば病気の治療法が見つかるまでの辛抱強さを与えてくれるかもしれないですね、と続ければ少しだけ戴いていくことにします、と彼に告げた。]
(……同じようにこの紫陽花に見惚れた誰かは、辛抱強く病と向き合っているのかな。……そうだったら、嬉しいな。)
(208) 2014/06/27(Fri) 00時頃
|
|
[小さな声で喋り続けると、彼女を微睡みが包む。 恐らく、先程の薬の効果だろう。 そのままうとうとと意識の底に沈み行く彼女の指は医師の上着を離れ、支えを失いだらりと下がった]
(209) 2014/06/27(Fri) 00時半頃
|
|
[ぴょこぴょこと跳ねるように歩く。 しっかりと繋いだ手は、跳ねるたびにぷらぷらと揺れ、それが面白くて声をあげて笑ってしまう。
朝顔に合わせ、腰を屈めて歩いてくれているオスカー>>194は大変そうだが。]
あれからね、いっぱいれんしゅうしたから。 いろんなのおれるようになったよー。
[風船、箱、飛行機、お花。 折れるようになったものを指折り数えてみる。
『いっぱい』と言っても、折紙の包みに載っていた物しか、わからないから、実際はたいした種類ではないのだけれど。]
もっといっぱいつくれるようになりたいなー。
[図書室などに行くことができれば、もっとちゃんとした折紙の本が、置いてあるかもしれないが、いまの朝顔には部屋から出ることすら難しい。 今度、先生に頼んでみよう。なんて考えて。]
(210) 2014/06/27(Fri) 00時半頃
|
|
とーちゃくー。
[扉の向こう。病室の床には、一面に色とりどりの折り紙や風船が散らばっていて、おもちゃ箱をひっくり返したみたいになっている。
朝顔の目には、人よりも大きいものから、米粒くらいの小ささのものまで、バラバラのサイズに見えるそれらの間を、縫うように気をつけながら歩いて行く。 もっとも、オスカーの目にはただ、折り紙が散らばっているようにみえるだろうから、踏んづけて歩くのもよけて歩くのも、どちらも大した手間ではないだろうけれど。
やがてベッドの近くまで来て来れば、相変わらず平たく見えるその傍らにストンと腰を下ろした。]
ふたごのおにーちゃんは、おいすにすわる?ベッドでもいーよー。
[どっちでもいいよ。と声をかけ、新しい風船を膨らませ始めた。]
(211) 2014/06/27(Fri) 00時半頃
|
双子 朝顔は、メモを貼った。
2014/06/27(Fri) 00時半頃
|
――いいえ。貴女を死なせはしません。 貴女は僕の患者だ。絶対に死なせたりはしない。
[震える声に、力強く返す]
だから、貴女の命が尽きるのは、病気の為なんかじゃあないんです。 レティーシャさん、貴女の命は、もっと大切な何かの為にあるはずだ。 だから……だからもう、死ぬなんて考えないで下さい。
[病のせいで悲観的になってしまうのはよく分かる。けれどだからといって、自らが死ぬものとして生きていこうとする彼女を、許せるはずかない。 ……馬鹿にしているのか、と。小さな憤りさえ覚える。 自分はこんなにも彼女を救おうとしているのに、何故彼女自身が、その生を諦めてしまっているのか。救うという言葉が、どうして届いてくれないのか]
……誰にも、見つからないようにしてくださいね。 僕が怒られてしまいます。
["無情"、"冷酷"。それはもしかしたら、自分にこそ相応しい言葉なのかもしれないと、小さく苦笑した。
中庭への扉を開けて、彼女が紫陽花を採ろうとするなら、それを見守って。そのまま彼女が去るとしても、その後を追ったりはしないだろう。 まだもう少し此処に居て、咲き誇る紫陽花を見ていたいから**]
(212) 2014/06/27(Fri) 01時頃
|
|
―自室―
[パサリ。紙の落ちる音と共に、深く息を吐く。それは落胆からではなく、ようやくこの作業から解放される安堵の溜息。 両手を頭上へと伸ばし、伸びをひとつ。見上げた天井は何処までも白く、染みの一つもありはしない]
…ふう、ようやくですか。 少し息抜きでもしたいですね。
[傍らのカップはもう空になっているし、新しい飲み物を取りに行くのも億劫だ。喉を潤す事は早々に諦め、ポケットから煙草を出して口に咥えると、マッチで火を付けて煙を吸う。手元の灰皿には何本かの吸い殻――どれも長い長い灰の棒になっている吸い殻がいくつか。集中している時は、ついつい一口吸ったまま放置してしまう]
……そうだ、鶴でも折りますか。
[煙を吐きながら思い立ったようにそう呟くと、引き出しを引いて中を漁る――が、折り紙などあるはずもなく。 何故だか今は無性に鶴が折りたいのに。そう言えばメモ用紙も切らしていた、と小さく肩を竦め、そして机の上のカルテが目に止まった]
(213) 2014/06/27(Fri) 01時頃
|
|
…………。 また書き直せばいい、か。
[煙草を口に咥え、一番上にあったオスカー[[who]]のカルテを手に取り、三角に折る。そしてそれを一度開き、余った部分を内側へと折り込んで正方形の形へ。続いて先程折った折り目とは逆に三角に折り――幼い頃に異人に教えて貰ったその紙遊びを思い出しながら、何処か辿々しい手つきでカルテを折っていく]
……あれ、ここからどうするんでしたっけ。 確かこれを開いて…いや違うな、こっちでしたか?
[それでも割と順調に折り進めていたが、羽を作る所で手が止まる。ああだったか、こうだったかと手を動かしかけるも、やはり違う気がすると結局折り進める事は出来ず。数分程唸った後に、先程とは種類の違う、今度は紛れもない落胆の溜息を吐く]
(214) 2014/06/27(Fri) 01時半頃
|
|
………ここまで折って折りきれないのは、どうも気持ちが悪いんですけど。
[声に不服の色を滲ませ、諸悪の根源であるカルテだったもの(今となっては鶴の成り損ないだが)を睨み付ける。気晴らしをするつもりが、残ったものは胸に渦巻く気持ちの悪さ。折角カルテの一枚を無駄にしたと言うのに…嗚呼、そうだ。院長やらあの同僚やらに見つかる前に、書き直さなければならないというのに!]
……もういいです、出掛けましょう。
[忌々しそうに折りかけの鶴に一瞥をくれ、咥えた煙草を灰皿へと押し付け席を立つ。書き直さなければならないが、今はそんな気分ではない。見つかる前にやれば良いと言うことは、即ち明日でもいいということだと胸中で言い訳しながら、適当に散歩でもしようと部屋の出口へと向かった]
(215) 2014/06/27(Fri) 01時半頃
|
|
いえ、その、特には…。
[白衣を引く手>>206に、伏せかけていた視線を上げる。特に何かを考えていた訳でもない、もっと漠然としたものだと、どう答えたものか悩んで。 それより先に続けられた独白>>207に、結局その唇は閉じられた。]
…ええ、………、
[ぽつぽつと語られたそれに、相槌を打つでもなく、首肯で続きを促すでもなく、ただ静かに聞き入る。 あまりに難儀な彼女の状態と、身に余るように思えるその言葉は、すぐに思考に吸収されることはなかったけれど。]
……ようやく、白黒ですか。
[ゆらりと力を失って落ちた腕>>209を持ち上げて、そっとベッドの上へと乗せる。 告げられた言葉を、ゆっくりと反芻して。小さくそれだけ呟いた。 枕に埋められたその表情は伺えなかったけれど、見られたとしても直視できる気もしない。
彼女の目が覚めて回復していたのなら、すぐに歩き回ることもできるだろうと、揺れる点滴台を見遣りながら考える。 そのまま静かに椅子を立つと、窓に寄ってカーテンを閉めて、一度だけ振り返ってから処置室を後にした。]
(216) 2014/06/27(Fri) 01時半頃
|
|
わたしだって、死にたくないです。 生きれるのなら、生きていたい。
ーーだから、もう少しだけ先生を信用することにします。
[紫陽花を採り、真っ直ぐと彼を見据えると答える。生きる希望を持つことは不安であったが、力強く話す彼に賭けてみたい気持ちもあって。もちろん、死を無駄にしたくない、どうせ死ぬのなら人の役に立ちたい、という気持ちが完全に消えたかといえば嘘にはなるが。]
先生は、悪い人ですね。 でも、嫌いじゃないですよ、そういう人。
[少しばかり苦手で他の医者よりも余所余所しく接してはいたが、それも和らいで。綺麗に咲く紫陽花を見つめる彼に深く頭を下げると中庭を後にした。]
(217) 2014/06/27(Fri) 01時半頃
|
|
[廊下に出て扉を閉めれば、はああとひとつ、深く息を吐く。 ずっと感じていた居心地の悪さは、医者としては失格だと思うけれど。少し皺になりかけた白衣の裾を眺めて、無言で手で伸ばした。
運び込まれた少女からの一連の騒ぎで、なにひとつ仕事が進んでいないことには、気付きたくはなかったけれど。 持ち出そうとして結局、診察室に置き去りにしてきてしまったカルテを、まずは回収しなければ、と。 固まり始めた首を回して解しながら、1階への階段を降りる。]
コープラさんのあれは、回診に……いや、ならないか…。 シャルルさんはひとまず良し、それから…、
[こめかみに手を当てて、ひとりひとりのスケジュールを思い出しながら、ぶつぶつと小さく呟いて。 多少ならば横着してしまっても良いかもしれない、同僚ならばそんな事を言うのだろうか、なんて、大概失礼なことを考えながら、目的の場所へと向かう。]
(218) 2014/06/27(Fri) 02時頃
|
|
…ん。
[ぼんやりとした意識が戻る。世界はぐるぐると廻るのを追え、彼女は天井に腕を伸ばしその姿を確認する。果たしてどれくらい眠っていたのであろうか。 ふと椅子に視線をやるとそこにあったはずの姿は無い。「眠るまでは居る」と言っていたのだから当然と思うも、何処か寂しく感じる。
―いや、それよりも、だ]
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
[彼女は顔を真っ赤にして、枕にその顔を繰り返し繰り返し打ち付けた。 自分としたことが、なんて事をしてしまったのだろう。意識が朦朧としていたとは言え 具合が悪くて滅入っていたとは言え 自分のしでかしたことの恥ずかしさに打ち振るえ、枕に顔を埋め足をばたばた と泳がせた]
(はぁ…涙まで見せちゃって…)
[いつもいつも彼をからかってその顔面を真っ赤にさせていたその身としては、してやられた気分である]
(忘れよう…。 いや、でも忘れたくない出来事だったわね…)
[ひりひりと痛む額を手で摩り、処置室を後にした。]
(219) 2014/06/27(Fri) 02時頃
|
|
[セシルへのお礼の話に反応し、眉を下げて反省するデメテルに、軽く目を見開く。常なら彼の名を聞いただけで不機嫌になるくらいだというのに。しかしこれはとてもいい変化だろう。素直なことは、いいことだ。]
よしよし、今度会ったらちゃんとありがとうって言うんだよ?
[そのあとも、自分が去った後の話を必死に語ってくれるデメテルを微笑ましく思いながら、楽しげに歩みを進める。ローズマリーにはあとでもう一度しっかりお礼を言わなければ、と心に決めて。]
…?デメテル?
[ここでいい、と立ち止まったところは、階段の前で。部屋まで送りたいのにどうして、とはてなを浮かべる。殊更真剣な表情で言うものだから少し反応が遅れてしまったけれど、やはりひとりにさせるのは、と考えて小さな背を追おうと足を踏み出したら。]
(220) 2014/06/27(Fri) 02時頃
|
|
わ!
[くるりと向きを変え、突如自分に駆け寄ってきた小さな身体を、間抜けな声を出しながら抱きとめる。一体どうしたというのだ。
そのままの体制で、どこか訴えるようにぽつぽつと紡がれる言葉がするすると頭に流れる。こんな風に真っ直ぐと主張されたのは、初めてかもしれない。]
デメ、テル
[最後に据えられた、いつもとは違うどこか大人びた口調の懇願に目を丸くさせて、息を吐く。 抱きついてくる彼女の身体はとても小さくて、か弱いけれど。それでもこの言葉は自分にとって酷く頼もしいもので、泣きたくなるくらいだった。]
敵わないなあ……
[走り去る少女の背中を困ったように笑みながら見つめて、ひとり呟く。 自分を想ってくれる小さなレディに感謝して、次に会ったらうんと甘やかしてやろうと心に決めた。子ども扱いするなと怒られるかもしれないけれど。]
(221) 2014/06/27(Fri) 02時頃
|
|
いっぱいか、凄いな 今日はそれを教えてくれ
[跳ねる様に歩く少女と手を繋いで歩くのは、ちょっとだけ恥ずかしくもあって、それを隠すために澄まし顔を決め込んで。 口元はつい緩やかに釣り上がっていたかも知れないけれど。
折紙も以前に朝顔から東洋の遊びだと教えてもらったものだ。よくあんな紙一枚で幾千の表現が出来るものだ。そうオスカーはよく感心していた]
(222) 2014/06/27(Fri) 02時頃
|
|
うわ…
[扉を開いて入り込めば、広がる多彩色。 均一の紙と丸いゴムが散りばめられていて少しは芸術的だとか美しくは感じたけれど、零れた声は"散らかっている"。そういう呆れが聞き取れる]
僕はここでいいよ。
[幾つかの折紙と風船を纏め始め、その空いた隙間に足を踏み置く様に部屋へ。 朝顔の座るベッドから1mの距離も無い床へ、そのままゆっくりと腰を下ろし。 集めた風船と別個に折紙の山も自分の手元に積み置き、一番上の茶色の折紙で唯一折ることが出来る鶴を作り始め]
…今日また喧嘩したんだよ そんなつもりじゃ無いんだけどな。
[ポツリと幼い彼女へ告げ、はぁ、と小さくだけ溜息を漏らし。本当なら小さい子へこんな話はするべきではないだろう、けれどオスカーには彼女がその少ない話し相手であって。
三角四角にクルクルと紙を折り続けて、胴体を作り上げていきながら、朝顔を見て、照らし合わせた恋しさに目を細めて。あの人は元気だろうか]
ホリーに会いてぇな。
(223) 2014/06/27(Fri) 02時頃
|
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2014/06/27(Fri) 02時頃
|
[妙に疲れた気持ちのまま、診察室の扉を開く。 てっきり無人だと思っていたその場所に、まさか先客>>141がいるとは思ってもいなかったけれど。]
…参ったな、今日は良く、会う。 あまり勝手に荒らすなよ。
[机に突っ伏す弟のその背中は、よく見覚えがある。 それこそついさっき、自分の前から逃げるように立ち去るのを見たばかりだ。 それでも、会ってしまったものは仕方がないと、今度はどんな顰め面をされるだろうかと。 そんな思考は、彼から好意を向けられることはとっくに諦めている。 怪我の事もあるし、自分はけして、彼と会いたくない訳ではなかったのだけれど。]
……、おい、何してる…!
[そこまで考えたところで、机に広がる血溜まりに気が付けば、顔色を変えてすぐに駆け寄った。 彼の眠気ゆえの投げやりな自傷は今に始まった事ではないけれど、ここまで酷い光景を自分が目にするのは、初めてかもしれない。 彼がこちらに気付いても気付かなくとも、その肩を引いて、血塗れの手首を取り上げるだろう。]
(224) 2014/06/27(Fri) 02時半頃
|
ローズマリーは、い、痛いような気がしただけだからね!と言いながらでこを摩った
2014/06/27(Fri) 02時半頃
|
[その人差し指と親指に残る摘んだ白衣の感触を、指を擦り擦りと擦り合わせて確かに思い出す。やはりどうしても忘れることは出来ない。一旦退室しようと腰を上げた彼はどうしてあの時優しさをくれたのか。ひとつ解っているのは、自分は患者で 彼は医師。ただそれだけの解りきったルールである]
やめやめ…帰りましょ。
[部屋に帰れば、開きかけのブランデーがあったはずだ。ややこしい事、恥ずかしい事、全部洗い流してしまおう。最も、こんな事があった直後に一杯やるなど、先程の医師に知られたら呆れられそうだが。そこはまあ、照れ隠しという事で許してもらおう。と、意味の解らない考えを巡らす。思考がポジティブに戻っている事を実感した]
(…いつも通り、笑えてるわね。 やっぱり、具合が悪いと滅入るのね)
[かつ―かつ― 背の高い靴は、静かな廊下に高い響きを上げる。 階段を下りれば、そこは自室のある1階だ]
(225) 2014/06/27(Fri) 03時頃
|
|
―2F廊下―
[小さな足音を響かせながら、白く塗られた廊下を歩く。何処に行こうかと迷いつつも、そう言えばあの時の詫びがまだだった、と取り敢えず売店へと向かう事にした。小言を聞くなど気晴らしどころか気が滅入る話だが、後に引き伸ばせば引き伸ばす程面倒も大きい]
(……カルテを書き直すよりはマシ、カルテを書き直すよりはマシ…はぁ)
[そう自分に言い聞かせながら重い足を無理矢理進め、何とか売店へと向かう。こんな事なら手土産の一つも持って出れば良かったと公開するも後の祭りだ。今から部屋に取りに行くのは面倒臭いので、もういっそ手ブラで向かう事に決める。 程なくして売店へと到着すると、何時ものように笑みを浮かべ、カウンターの向こうの店員に声をかけた]
(226) 2014/06/27(Fri) 04時頃
|
|
こんにちは。 ……先日はすみませんでした。
[挨拶の後、至極申し訳なさそうな顔を作りると顔を見るなり小言を言い始めた店員に向けて軽く頭を下げる。手土産が無い分、両手を合わせてチラリと相手の顔を見やり。 暫くの間、相手の口から飛んでくる小言に申し訳なさそうち相槌を打ち――実際には右から左へと聞き流していたのだか――今度取り寄せたバターサンドを持ってきますから、と苦笑しながら伝えると、渋々ながらに口を噤んで頂けた]
分かりました、分かりました。 クシャミにはちゃんと言っておきますから…あ、煙草頂けます?
[長居して小言の続きを聞くのも御免だ。何も買わないのも気が引けたので、取り敢えずは煙草を一箱購入するとそそくさと売店を後にする。後ろから聞こえた"バターサンド楽しみにしてるよ"との声に半ばうんざりしながらも笑顔で手など振り返した。 嗚呼、また余計な出費が増えるのか。廊下まで出ると、疲れたように溜息をひとつ]
……最近溜息が多いですね。幸せが逃げてしまいますよ。
[誰にともなくそう呟き、廊下の壁へともたれかかる。ひとまず用事は済ませた。未だカルテを書き直す気にもなれないし、もう少し散策してみようか]**
(227) 2014/06/27(Fri) 04時頃
|
|
[意識が霞んでぼんやりする。でも途切れたりはしない。 こんな症状の為に処方された薬もあった気がするけど、部屋に放置したからまるで意味を成さない。飲みたくもないから別にいいけど。 最初血液に見えてたものはいつの間にか真っ黒に染まっていて机との境界線がやけに隔絶されて見える。
閑散とした室内は音のない世界を作ってた筈だった。 割り込むように耳に届いたドアの音と声>>224は呆けた意識をすり抜けていまいち思考に辿り着かない。
ついに幻聴まで聴こえだしたのか。 それにしてもやな声だなってぼんやり思った。誰のだっけ。]
(228) 2014/06/27(Fri) 04時半頃
|
|
…。
………、なに?
[不意に肩がひかれて硬い机から引き剥がされる。 虚ろめいた瞳を酷く緩慢に動かして、肩にかけられた手、腕を、それから最後に顔を見た。 ああ、やっぱりこいつか。なんとなく分かってはいたけど。 気怠い頭じゃ常なら抱く諸々の感情には至らなかったからそう思うだけに留まって。
暫しの間を挟んでから、漸く眠気で掠れた声を返した。
額や前髪に付着した血が垂れてきて少し鬱陶しい。]
痛いよ。
[掴まれた右腕が痛い。]
(229) 2014/06/27(Fri) 04時半頃
|
|
[のろのろと上げられた顔>>229の中、空虚な瞳と目が合う。 めいっぱいの敵意を込めて睨み付けてくる、そんな常の感情は見当たらない。まだ自分と弟とがうまくいっていた頃――幼少期の面影が、ぼんやりと過った。]
何、やってるんだよ。
[机と、掴んだ手と、上がった額と。 散らばる赤には憤りすら感じながら、先の言葉をもう一度繰り返す。 覇気のない訴えには小さく謝って、とりあえずと腕からは手を離して。代わりに両肩を掴んで引き上げる。]
……っ、…どこを、怪我してる。
[口をついて出掛けた文句は飲み込む。今伝えたところで、きっと意味はない。 赤く濡れた額に手を伸ばして、無理やり掌で拭って傷のないことを確かめて。 机の上に転がる血塗れのペンを横目に捉えれば、小さく舌打ちをした。]
…破傷風にでもなったら。どうするんだ。
[本当に聞きたいのは、そんな事ではないのだけれど。 手首の傷に気付けば、そしてまだ血が止まっていないのなら、机の上から掴み上げたガーゼを押し付けて止血しようとする。 明らかにおかしい弟の様子は、不安を煽ることしかしない。それならば、いつものように反発してくれた方がずっと良い。]
(230) 2014/06/27(Fri) 05時半頃
|
|
なに、って…、
[そう問われても答えがない。何やってるんだろう。 返せる言葉が頭の中に浮かばなくて唇は薄く開いたまま続きは消えた。
無理に引き上げられて身体が動く。眠気のせいか血が抜けたせいか咄嗟には足にうまく力を入れられなくて半歩分程よろめめく。]
……変なもんがみえる。
[返答にならない言葉を口にしながら、未だに視界の端をチラつく何かを気怠い動きでゆるりと目で追う。 そういや額も幾許か前に打ちつけたから、痣くらいにはなってるかもしれないけど。手首の疼きが全部を上塗りするから、強く拭われたところで大した痛みも感じなかった。]
どうもしない。 ――…ばーちゃんに会いたい。
[幾らかの苛立ちを感じさせる兄の声に反するようにどうでもいいって感じの声しか出ない。実際どうでもいいような気がする。 頭をあげてる事すら面倒で、首をかくりと垂らして俯くとぼやきを零した。
滅茶苦茶にペンを突き立てた手首は傷とも言えない有様で、押し付けられたガーゼはただ痛いだけだから小さく呻いた。 固まり始めた一部の血が肌にこびり付くのが酷く不愉快に感じる。止まらない血が伝っていくのもまた同様に。]
(231) 2014/06/27(Fri) 06時頃
|
|
(治るか分からない病と向き合い、いつ死ぬのか分からない恐怖と対峙するのと、いっそのこと命を失って、全ての苦しみから解放されるのはどちらが幸せなのだろう。)
[なんて不毛な二択だ、と自嘲すると廊下を歩き始めた。途中、階段の方面からかつん、かつん、と物が当たる音がして、それがヒールの音だと気付くのにはほんの少し時間がかかった。…普段かはヒールの高い靴なんて馴染みがないから。]
ーーマリーさん。
[ヒールの音の主>>225を見つめれば、名前を呼んで。手に持った紫陽花をどう説明しよう、なんて考えたが隠すにはもう遅く、内緒にしてねってお願いした方が早いだろうかと考えると彼女の反応を伺って。]
(232) 2014/06/27(Fri) 07時頃
|
|
[持ち上がってよろめいた身体>>231の、あまりの従順さに眉を顰めた。 要領を得ないその発言は、まるで夢の中にでもいるようだ、と思う。
頼りないその様子に、目を細めて。 揺らぐ身体を抱えるようにして、デメテルを寝かせたのと同じベッドへ引きずっていく。 大した抵抗がなければ、無理やり腰掛けさせて顔を上げさせるだろう。]
……変なもん、…幻覚か。 安定剤は飲んでるのか。
[返された言葉に、ようやく合点がいく。自分が遭遇するのは初めてだったろうか。 傷口はさっさと水でもかけて無理やり洗ってやりたかったけれど、今の弟から目を離すのは危うい気がして。後回しにしつつ、嫌に平坦な声に耳を貸す。]
(233) 2014/06/27(Fri) 08時頃
|
|
…ばあちゃん、って。…無茶言うなよ。 家にも、そのうち帰れる、…から。
[ずいぶんと年相応な、だからこそ不釣り合いに思える我儘には、困惑して眉を下げた。 祖母はまだ健在だったろうか。病院の外で、待っていてくれたろうか。 どのみちそれは、今の弟にはとうてい無理な願いだ。とってつけたような励ましを重ねながら、]
(…僕だって、肉親なのに、)
[心を過ったその思考が、何に由来するものかは分からないけれど。]
……とにかく、"コレ"はなんとかしろ。 そのうち腕が使い物にならなくなる。
[何にせよまず、弟が覇気を取り戻してくれなければ、どうしても落ち着かない、と。 間違いなく痕の残りそうなぐちゃぐちゃの傷を示しながら、幾度となく繰り返した説教を、彼につられてかやや潜めた声で落とした。]
(234) 2014/06/27(Fri) 08時頃
|
|
[顔を赤く染めるほど力を入れながら、水色のゴム風船を膨らませる。 オスカーの方を見れば、彼も床に座ることにしたようで>>223 お揃いだね、なんてうれしくなる。
もっとも、せっかく膨らませた風船が萎んでしまうから、口には出せなかったけど。]
おにーちゃんけんかしちゃったの? おけがしなかった?
[膨らまし終えた風船をポンと宙へ放る。手から離れた途端に水色は、小さな鞠のような大きさへと変化する。
風船の起動を目で追いながら、自身も病気になる前は、双子の姉や友達と度々喧嘩していたな。などと思い出す。 もっとも、朝顔の思う『喧嘩』とオスカーのそれとではかけ離れていたのだけれど。]
ごめんなさいして、おともだちになれるこだといーね。
(235) 2014/06/27(Fri) 08時半頃
|
|
[謝っても友達になれる子となれない子がいる。幼い思考でもそれはわかっていて、だから励ますように、元気付けるように言葉をかける。 仲良くなれたなら、その子は怖くないから。と]
うん。わたしもゆうちゃんとあいたいなー。
[細められた目。その奥の赤色をじっと見つめ、こちらも目を細める。]
ふたごのおにーちゃんは、あえたらなんのおはなしするの?
[にっこり笑った。]
(236) 2014/06/27(Fri) 08時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る