167 あの、春の日
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狼
墓
少
霊
全
ハルカに1人が投票した。
フィリップに2人が投票した。
ジェレミーに4人が投票した。
ジェレミーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ゴロウが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ハルカ、フィリップ、シーシャ、ルーカス、エルゴットの5名。
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[それでも、ずっと後悔していた。 想いが叶うなんて思っていない。 それでも、もしもこの想いを伝えていたら、それがシーシャの自信になっていたかもしれないのにと。 たとえこの距離を失うことになっても、そうすべきだったのではないかと]
(0) 2014/03/09(Sun) 00時頃
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みんなも……っ!
[17歳のハルカではなく、27歳のハルカが叫ぶ]
みんなも、自分を大切にしたまえ! 自分が大事にしたいものを、間違えるな! 自分がどうありたいかを、見失うな! まだ君たちは、たった17,8年しか生きていないのだからな! 何かを諦めたり、何かを見限ったり、そんなことをするのは、早すぎるのだよ!
(1) 2014/03/09(Sun) 00時頃
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どんな傷を負ったとしても、死んでなければかすり傷だ!
[普段あまり大声を出すことはない。少し喉が痛い。それでも叫んだ。 これはただの夢かもしれない。 過去を変えたりなど、やっぱりできないのかもしれない。 それでも、誰かの思いに残ればいいと願った]
(2) 2014/03/09(Sun) 00時頃
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[>>4:92ゴロウの視線にフィリップは気付いただろうか。 ゴロウとはそれから何か話しただろうか。 ふわふわした気分は感情をも揺り動かして、何だか泣きたくなってしまったから。]
あ、俺。 他の人にも渡してきますねー。
[話が終わる気配を見せればぺこりと会釈し、逃げるようにゴロウの側から離れていく。 まだ給仕係をしていたなら、ジェレミーにも封筒を渡しただろう。 アルバムはまた後でお見せしますと笑って告げて離れた。 赤い顔を指摘されたかもしれないが、何だかふわふわしてます、とだけ答え。
>>4:103ハルカの叫び声を聞いたのは、その直後だっただろうか。**]
(3) 2014/03/09(Sun) 00時半頃
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さて、それで……。
[息が切れた。呼吸を整えながら、ハルカは首を傾ぐ]
僕は、どうやっておりたらいいのだろう。
[登ったあとのことを考えていなかった]
(4) 2014/03/09(Sun) 00時半頃
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[>>4:105手で胸を抑えるようなエルゴットの仕種は、繊細そうな彼女にか弱げな印象を増して。 けれど紡がれる言葉には確かな意思が篭っていた。 自分に向けられた弱々しい笑みを捉え、青年は褐色を揺らす。そして周囲を見回して。]
−……。 誰か飼う事が出来そうな人はいますか? 学校で飼うのは、許可が得られたらいいですけど、 知らない人に見つかって保健所とかに連れていかれたら大変だと思うので…
その時は、新しい飼い主さんを見つけてあげないと…ですね。
[そんな言葉が出たのは過去の経験から。 この場に引き取り手がいなければ、自分も探したいと思った。**]
(5) 2014/03/09(Sun) 01時頃
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[>>4:100 そうして暫しの間、動物の事や絵画の事について、生物部の先輩と談笑をしただろうか。]
――……ハルカ?
[>>4:103 何か強い声に呼ばれた気がする。振り返れば随分と少なくなった会場。先程まで談笑していた先輩や、相変わらず気障な笑顔で振る舞っていたルームメイトの姿が無い。 もう就寝に戻ったのだろうか。会場を見渡しながら、グラスに残った僅かなジュースを飲み干す。 黒装束のような恰好をした腐れ縁の姿も、やはり無かった。 けれども、確かに聞こえたその声は。 慟哭のような――切なる声。]
フィリップ先輩、ぃ、いつか…動物園…ぁ、案内して下さいね。
[そう言って空きグラスをそのままに、会場を抜けた。 アイツは――…何処に行ったのだろうか。]
(6) 2014/03/09(Sun) 01時頃
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-裏庭-
[どの位歩いただろうか。窓の外を見やれば、月が先程よりも随分と傾いている。 ほんの数時間前まで、ここで尊敬する先輩に対して怒鳴ったのは記憶に新しい。 足元を見れば紙皿。もう踏みつける事は無い。無いけれど。]
――……うーん?
[まさか探し人が樹の上に居るなんて思いもしない。特に呼びかけなければ、そのまま立ち去ろうと。もし声を掛けられるならば、また上擦った声をあげるに違いない。]
(7) 2014/03/09(Sun) 01時頃
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うーむ。
[木の上に座り、ハルカは考えていた。 どうやっておりよう。 考えてから登れという話ではあるが、考えてしまったら木登りしていなかったかもしれない]
む?
[木の下に誰かの気配がした。落ちないように気をつけながら、そっと見下ろす。 果たしてそこには、腐れ縁の姿があって]
何しに来た。
[ご挨拶だった]
(8) 2014/03/09(Sun) 01時半頃
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……ありが、と、…っ
[ あのときとは違うけれど。橙の花ではないけれど。 口に運べばまた、ぽろぽろと涙は溢れ。>>4:+7
いつからこんなに泣き虫になったのだろう。 いつからこんなに悲観的に なってしまったのだろう。 ]
[ 席を外すマユミ>>4:+10の背中を目で追い、 思い出したように膝の携帯を見れば、 " 不在着信81件 "
この同窓会が終わったら、きちんと終わらせよう。 溢れる涙を手の甲で何度も、何度も拭っては、 そう、決意した。 ]
(+0) 2014/03/09(Sun) 01時半頃
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ひぇ……!
[後方25時の角度から声が降ってくる。妖怪人間か?! 見上げれば梟のように鎮座して樹の上に座っている、腐れ縁の姿。 宵闇に紛れた黒衣は、寧ろ烏に近かったか。]
――……ぃ、いや……その、……
[探しに来た、とは言い難かった。 呼び声に続く言葉は余りにも衝撃的、直ぐには理解出来ないもの――――それには、まだ蓋をして。]
………そ、外の空気を吸いに、、
[左手を噛みながら答える。]
(9) 2014/03/09(Sun) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/03/09(Sun) 01時半頃
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[ハルカにとって、樹上の告白は、いわば清水の舞台から飛び降りるような気持ちだった。 それなのに腐れ縁は、左手を噛んでいる。 あれほど噛むなと言ったのに! とっさに投げる物を探し]
……飛び降りる。 受け止めたまえ。
[一番ダメージを与えるのは自分自身だという結論に達した。 左手めがけて飛び降りたらどうなるんだろう]
(10) 2014/03/09(Sun) 01時半頃
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――…は、はい!?
[烏が座っている場所は、軽く4mくらいあるように思える。言われなくても、受け止めなければ怪我をしてしまうだろう。 己の貧層な身体がどれほど持ちこたえるかは知らない。頭より先に身体が動いた。]
(11) 2014/03/09(Sun) 01時半頃
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とうっ!
[思い切りのよさがハルカのいいところ(?)である。 掛け声と共に飛び降りた。 腐れ縁にどれほどのダメージを与えるかわからない。 しかし痛い目をみなければ学習しない腐れ縁が悪いのだ。 全部決死の告白を受けた直後に左手を噛んだシーシャが悪い]
(12) 2014/03/09(Sun) 02時頃
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ぼへっ
[情けない声をあげて、自重が後ろに傾く。反転世界。――後頭部に衝撃。視界に星が舞う。]
――…ッ痛ぁ……
[それでも何とか受け止める事に成功した。両腕に感じる温度。思っていた以上に、その身体は細く、己よりもずっと華奢で。 ――…”女の子”なんだな、と。]
……?!
[呼び水のようにリフレインしてしまった。蓋が開いてしまった。寧ろ、今この時まで封じる事が出来た自分が不思議である。もう何年も隣にいる腐れ縁を――異性と、見る、だなんて。
上手く言葉を紡ぐことが出来ない。頬に朱が走る。カチカチと鳴る音が、己の歯だと気が付いたのは暫くしてからだった。 いつも噛んでいる左手は――彼女の背中にあった。]
(13) 2014/03/09(Sun) 02時頃
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……ふむ。
[ひ弱そうに見える腐れ縁は、それでもハルカのことを受け止めてくれた。 下敷きにしておいて、申し訳なさそうな様子は全くない。 目から星が出ているシーシャを、しげしげと見つめた]
正しい左手の使い方だな。
[お前が言うなという話である]
大丈夫か?
[それでも、いつまでも転がっているわけにもいかない。起き上がろうとしながら、シーシャに問うた]
受け止められるとは、正直思ってなかった。 やはり君は男で、 僕は、女なのだな。
(14) 2014/03/09(Sun) 02時頃
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……ぁ、うん。大丈夫…
[痛む後頭部に顔を顰めながら、]
そ、そうだね…。俺は男で…ハルカは…女の子だ…
[そう言えばこの腐れ縁は、いつから「僕」なんて言っていたっけ。最初話した時から――果たしてそんな口調だっただろうか。 彼女に何度左手を叩かれたか解らない。けれども叩かれ始めた頃には既に、「僕」だった気がする。
こんな時、なんて答えたら良いのだろう。あのルームメイトならきっと華麗に振る舞えるのだろうけれども。 これは、俺の<<10年前には無い>>物語。]
――…は、ハルカ。あ、あの…… その、
(15) 2014/03/09(Sun) 02時半頃
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――…いつも、傍にいてくれて有難う。
[小さく囁くと。起き上がろうする彼女より、強い力で抱き締めた。]
(16) 2014/03/09(Sun) 02時半頃
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[当たり前のことを口にしてしまった。 1+1=2よりも当たり前のことだ。 生物学的にそんなことはわかりきっていたことだ。 全くこんなことはハルカらしくない]
っ!?
[起き上がろうとするのを阻むように、抱きしめられる。思わず息を呑んだ。 いつも。そう、いつも己は、腐れ縁と共にいた。 けれど27歳のハルカは、いつまでも一緒にいられないことを知っている]
水臭いことを言わなくていい。
[いつも以上にその口調がぶっきらぼうだったのは、照れ隠しだ]
でも、こんな時間は、いつまでもは続かないのだよ。 僕が傍にいなくても、左手を噛むのをやめてくれなくては困るのだ。
(17) 2014/03/09(Sun) 02時半頃
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……そっか。 どうせ、来年も同じクラスだろ……とか思っていたけれど…… ――それで、終わりか。
[こんな時間はいつまでも続かない。ずっとずっと同じ毎日が続く。そんな事は夢物語で。 けれども、ずっと隣に居た腐れ縁が――居なくなる日は、今の自分には想像出来なくて。
嫌だったのだろうか。慣れない事をするものではない。 己のマニュアルなんて二次元の世界しかないのだから。静かに腕を離す。]
じゃあ、ハルカも……その変な一人称…な、直したら…? ……「私」、でいいんじゃないの…?
(18) 2014/03/09(Sun) 02時半頃
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そうだ。 変わらないものなんて、なにもないのだよ。 僕たちがそう、錯覚しているだけだ。
[当たり前だと思っているから、大切なことに気づけなくて。 気づいた時には、遅いのだ。 27歳のハルカは、そのことを痛いほど知っている]
変!? 言うに事欠いて変だと!? 一体、誰のせいだと……!
[シーシャのためだなんて言わない。それはハルカにとってほとんど無意識のことだったし、シーシャとのこの距離を失わないための己のためでもあったのだから。 けれどシーシャに変と言われると、それは無性に納得がいかない]
(19) 2014/03/09(Sun) 03時頃
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僕の一人称と、手を噛む癖を同列に並べないでくれたまえ。 納得が行かない。
[ぶつぶつ言いながら立ち上がり、シーシャに手を差し出した]
ほら、いつまで転がってる。 立ちたまえ。
[再び、お前が言うなという話である。 強引に左手をつかんで引っ張るように立ち上がらせると、背中に手を回して抱きしめた]
忘れるな。 傍にいるのが当たり前ではなくなっても、僕たちの何かが変わるわけじゃない。
(20) 2014/03/09(Sun) 03時頃
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そうかー… まぁ、当たり前なんだけれど… 想像もつかねぇや…。2年後とか、5年後とか…10年後とか…。
[10年先なんてファンタジーの世界だ。一体何しているのだろう。夢を叶えられている気は――残念ながらしないけれども。それでも、今の自分に胸を張れるような自分でありたい。]
え…?し、知らない。…僕っ子属性とか…そういうの、狙っているのかと。
――ぁ、うん。ありがと。
[僕っ子萌えは解る。ただし二次元に限る、のだ。 手を差し出されるがままに、立ち上がる。反転世界が元に戻る。くらくらとする頭を軽く振っていると――背中に温度を感じる。 やはり、その身体は小さくて。儚くて。]
解った。有難う。…覚えておく。 …でも、ハルカが傍に居ないのは、…変な感じで――寂しいな。
(21) 2014/03/09(Sun) 03時頃
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誰が僕っこ属性だ!! そんなもの狙っていない! 断じて狙ってなどいないからな!
[言うに事欠いて、とても不名誉なことを言われた気がする。 全力で否定して、左手を噛んではいないシーシャを叩いた。拳骨ではなく平手にしておいたのは感謝してもらいたい。 わざわざ説明なんてしない。君が女性には異様に緊張するからだなんて恥ずかしくて言えない。口が裂けても言ってやらない]
どうだかな。案外すぐに慣れて、物が飛んでこなくなって清々するかもしれないぞ。
[憎まれ口を叩きながら、それでもハルカは柔らかく笑んで]
どうしても慣れなかったら。 その時は、プロポーズでもしてくれたらいいさ。
[そうしたら、一緒にいられるだろう? どこまで本気かわからない口調でそう言って、楽しげに笑った**]
(22) 2014/03/09(Sun) 03時半頃
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-会場-
ルーカスさん、ありがとう―――… ございます。
[突然の申し出にも関らず、すぐに新しい飼い主探しに動いてくれるルーカスに頭を下げる。>>5
彼はエルゴットの描く絵に対し、初めて面と向かって心からの言葉で、賛辞を口にしてくれたひとである。 その言葉は短い一言ではあったけれど、真直ぐに心に染み渡っていったことを覚えている。 部も学年も違う為、あまり接点はなかったが、エルゴットはずっと、彼からの一言を大事にして過ごしてきた。
今も、例えこの場に引き取り手が居なくとも、最後まで手助けしようとする気持ちは、感受性の強いエルゴットには十分に伝わってきていた。]
………本当に、ありがとうございます…
[頭を下げながら、再度、感謝の言葉を繰り返し、胸を抑えながらも場のなりゆきを見守る。*]
(23) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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[その後、小犬の引き取り手の件はどうなったか。 一旦落ち着けば、部屋の隅のほうに引っ込む。 どこか遠くを見るようにして過ごしていれば、突如ハルカの声が寮内に響いた。
シーシャへの叫ぶような告白、皆への進言。 エルゴットは胸を鷲掴みにされるような感覚に襲われた。
扉を見遣れば、彼女の所に行ったのであろうシーシャの背中が見える―――― ]
(24) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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―――――…
[足を動かすことは出来なかった。
ハルカとシーシャの間にあるものは、ジリヤとフィリップの間にあるものと同じ。 他人が入ることなど出来ない絆のようにエルゴットは思っていたから。 これまでも、彼らのそのような絆を目の当たりにする度に苦しくなる自分を止められなかった。 その多くの要因は自身の内にある寂しさがではあったが。]
(25) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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[ハルカの進言も数時間前のシーシャの言葉も、エルゴットに絵を、諦めてはいけないと言っているように感じられた。 けれど、たった18歳の人間に、家を捨てることも逆らうことも出来ない。 どう抗えばいいのかすら、わからなかった。
自分は絵を続けることは出来ない。 それでも、シーシャの描く世界に惹かれたのは本当で。 あの太陽のように世界を見つめる視線を、ずっと、心の何処かで求めていた。
その彼から、自分の絵が好きだと言われて、それだけで十分だと思っていた。 その世界から遠のいても自分もきっと、同じように、彼の絵を好きで居続けるだろう。
そんな風に考えて。 差し出された蒼は、それでも自分に絵を諦めるなと言っているように感じられて苦しかったけれど。
この時まで、エルゴットは自分は彼の"絵"が好きなのだと信じて疑わなかった。
けれど、今、はっきりと気付く。 気付かない方が良かったのかもしれない事実に。
自分がいつのまにか、絵を通して、後輩自身に惹かれていたのだと言うことを。]
(26) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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……、……、
[部屋の隅、エルゴットは口を抑える。 殆どのひとが居なくなっていたのは彼女にとっては救いだった。 そのままズルズルとへたり込み、込み上げる嗚咽を押し殺して蹲る。**]
(27) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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― 居酒屋 ― [ゆっくり、目を開ける。 夢をみていた。懐かしい夢に、ふ、と笑みが零れた。
あの日、桃の味のジュースを飲んだ……心算だったが味が予想していたものと違った。 あれが、初めてのアルコールだった気がする。 ルーカス>>4:104ほどではないが、初めての酔いに戸惑った記憶。 それが酔いだとは知らなかった為、余計に。
ふわふわと笑うルーカスの頭を撫でてやった。 卒業したら、もうこうして撫でることもない。
後日、貰った写真は今でも大事にしている。 今回の飲み会の話を聞いて、久し振りに見た。 懐かしくなって。会いたくなって。
まだこの感情を持っていると改めて知った。**]
(+1) 2014/03/09(Sun) 05時半頃
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そ、そうなの……?じゃあ誰のせいなんんだ…? ――…痛いっ。
[>>22 左手を噛んでもないのに叩かれた。もう何度叩かれたのやら。――左手を噛まないように、本気で改善してみようか。静かに誓った。]
…うん、解った。その時は――…ぷ、プロポーズするよ。
[彼女の楽しそうな笑い声を聞きながら、控えめに告げる。 残り1年。”腐れ縁”のカテゴリを外れていく彼女を、己がどう受け止めていけるかまだ解らないけれども。長そうに見えて、短いこの時を、ともに過ごしてくれるならば。
見上げれば東の空にアークトゥルスが輝いている。そして、その傍にはスピカが春の訪れを告げていた。**]
(28) 2014/03/09(Sun) 12時頃
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― 少し前・ルーカス、エルゴットと ―
[エルゴットとルーカスのやり取り>>4:97>>4:105>>5をしばらくじっと聞いた後]
おれも、あれからちょっと生物部のみんなに聞いてみたんだけどねぇ。 やっぱり、みんな動物好きだけあって、すでに何かを飼ってるとか、逆に飼えないところに住んでるとかが多くて……。
[申し訳なさそうな顔色と声音で。 その後、いくらかやり取りがあって、小犬の飼い主探しの話は落ち着いたのだったか]
(29) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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― シーシャと ―
素敵、かなぁ。 ……うん、そう言ってもらえると嬉しい。
[そのフレーズ>>4:100がくすぐったくて、照れたようにぽりぽりと頬をかく。
その後、まごついたような口調で語られた彼の夢には微笑んで]
そっかぁ。シーシャ、絵上手だもんねー。 それを仕事にするのならまた大変なんだろうけど、でも想いが強かったら、きっと前を向いて歩いていけると思うから。
[もっとも、自分が今それを実行できているかと言われたら、ついさっき、そうやって歩いていこうと決断したばかりで、偉そうなことは言えたものではないのだが>>3:109>>3:111
でも、夢は叶うよ、というような安易でやさしいだけに思える台詞も口にできなくて]
(30) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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[そんなこんなで彼と話していたら、ハルカの声>>4:103が耳に届く。 目を見開きつつも、その後に紡がれた言葉>>4:107には、柔らかな笑みが広がって]
うん、もちろん。もし本当に動物園で働けるようになったら、絶対来てね。 行ってらっしゃーい!
[会場を抜け出す後輩>>6には手を振りながら。
――でも、案内するのはシーシャ一人だけじゃないかもしれないよねぇ。
などと思うと、自然と笑みが広がって]
(31) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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[それからしばらくして、へたりこむエルゴットの姿が目に入る。 急にどうしたんだろうと首を傾げつつも、そういえば、彼女はシーシャと同じ部活だったっけ、と、彼女の描いた絵を見たことがあったなら、それと共に思い出すと、なんとなく事情が分かってくるような気がして]
……ちゃんとエルゴットのこと見ててね。 じゃあ、頼んだぞ。
[小犬が側にいたなら、頭を撫でつつも、彼女に耳に入らないほどの小声でそう伝えて、自分はそっとできるだけ空気に同化しようと。
彼女のルームメイトである幼馴染や、女性の扱いが慣れてそうな後輩なら、もっとうまく声をかけることができるのかもしれないが、今の自分にできることはこれが最善と判断して]
[部屋の隅に椅子があったならそこに腰掛け、思い起こすのは告白の後に紡ぎ出されたハルカの言葉>>1>>2]
(32) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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― 談話室/空想世界 ―
[その場所へと、ほとんど意識することなく足が動いていた。
見たいと思っているのは、塗料で覆い隠された言葉>>2:180。そして、読まれなくなって安心していた言葉>>2:181
けれど今は――]
[本来なら人が集まりにぎやかな談話室だけど、今はなぜかそこにいるのは自分一人だけで。
今なら見つけることはできるだろうか。 ――この言葉を見つけることで、まるで平穏な島に嵐が起きるような波乱が襲ってきたとしても、自分は見つけなければならない]
(33) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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……あった。
[ぽつりと零れた言葉は、ほんの少しだけ塗料の剥げた壁へと吸い込まれて。 そこに現れるは、あのとき書いたメッセージのほんの一部、たった一人に宛てられたものだけで。 取り消し線の施された文章と、その下に構えるただ一言]
[取り消し線の下には、『おれの幼馴染。姉みたいな妹みたいな』という文字が。 そして、その下には――
(34) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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“好きです” ]
(35) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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――ジリヤ……
[自然と男の目からは涙が一筋零れ落ちると同時に、胸には突き刺さるような痛みを覚え。
そのたった一言が言えなかった。今までの関係が壊れてしまうことが怖かった。 だから、自分の気持ちと共に壁の中へと埋めようと……]
[でも、それは始めから無理な話だったのだろう。その想いが強ければ、それを隠そうとする鎧は、それがたとえ鋼鉄製でも、いとも簡単に崩れ去ってしまうのだろう。そう、剥げてしまったこの壁の塗料と同じように。
ましてや、“10年”という歳月が流れたのなら、ますます覆いは風化するに違いなく]
(36) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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[きっとこれは、曖昧でやさしい関係を続けたいと思っていた自分を糾弾する言葉。 前を向かなければならないのだ。色んなことを誤魔化して、見かけだけ白く綺麗で甘ったるいミルクのような時間は、いつか破綻を迎えるに違いないから]
[目を閉じて、“言えなかった一言”に右手をかざす。 冷たいと思ったら、じんわりとぬくもりを感じた。 ――うん、大丈夫。“今”ならきっと言える*]
(37) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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― 追いコン会場 ―
……あれ、おれは一体何を?
[夢でも見ていたのだろうか。空想癖があるとは思いたくはないのだが……]
第一、壁が一年やそこらで剥げるとか、あり得ないよねぇ。
[などと一人ごちつつも、先ほどの光景は自分の心残りをなくすためのものとして、あながち間違ったものではないように思えて。
明日向かうはずだった談話室。 そして、あのときそこに書き残したのは、たしかにあの文面――胸の奥に閉じ込めてしまおうと思っていた、幼馴染の彼女への告白で]
(38) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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[そんなことを考えてるうちに、エルゴットの様子はどうなっただろう。 少しでも落ち着いたようなら、飲み物>>4:634を手に彼女に近づいて、それを手渡したかもしれない**]
(39) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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[伏せていた顔を上げ、周りを見て目を細める。 夢をみていたからか、あの頃と同じように姿を探して。 いないことに首を傾げたが頭を振った。
いつからか、気にするようになっていた。 きっかけは覚えていない。覚えていないくらいの他愛のないことだったのだろうが。 切り揃えられた黒い髪。
夢ではあの場にはいなかった彼女へ、話しかけもした。 そうとは知らずとも、酒の勢いだったのだが。]
(+2) 2014/03/09(Sun) 13時頃
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[退寮前、中庭の花壇が咲いたら見て欲しいと、直接言えれば良かったかもしれないが、結局伝えないままだった。 伝える心算もなかった言葉。 後悔ではない。 懐かしいと思える思い出だ。]
(+3) 2014/03/09(Sun) 13時頃
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[店員を呼び、人数分の烏龍茶を注文する。 一緒にお絞りの新しいものもお願いした。]
……鍋、懐かしいな。
[あの時の鍋と同じ、昆布とキムチの鍋。 先に起きていたマドカへと、どんどんよそってやる。]
〆は雑炊にしてもらおうな。
[目印のようだったちょんまげは、今はもうなくて。
改めて見れば、皆多少なりとも化粧をしている。 あの日、談話室で化粧をされていたジリヤも、今は当たり前のようにしているのだろう。
大人になったのだ。皆、同じように。]
(+4) 2014/03/09(Sun) 13時頃
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[あのピンクベージュの封筒をキャサリンに返そうとして、結局そのまま貰ってしまったこと。 中身が種だとしれば、進学先で暮らし始めたアパートで育てていた。
夢をみて思い出したこと。 あの瑠璃色の封筒に入っていた手紙。 あれには、何が書かれていたのだったか。 貰ったことも、誰からなのかも覚えているなのに。 忘れるはずもないのに。 内容だけは曖昧なのは、夢の影響なのだろうか。**]
(+5) 2014/03/09(Sun) 13時頃
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いらない… (絵もノアも太陽も、何かを好きになると言う気持ちが、こんな苦しみしか生まないのなら)
もう (私には必要ない―――――)
何も… (こんな気持ち、知りたくなんてなかった……)
[ふと気付くと傍らで小犬が心配気に鼻を鳴らしている。>>32 慰めるように細い両足を抱えた腕に何度も何度も小さい舌を這わせて。]
ノア…
[涙に濡れた顔。 結われた髪のせいで隠すことも出来ない。 手放さなければならない拠り所に泣き笑う。]
(40) 2014/03/09(Sun) 13時半頃
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私はどうして、生まれてきたのかな――― ?
[全てを否定することが唯一の自己防衛だった。*]
(41) 2014/03/09(Sun) 13時半頃
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―居酒屋― [目を開いて頭を上げる…。]
やっぱり夢か、随分懐かしい夢だったな。
[あの頃に戻れるなら、きっと今の自分を伝えるだろう。 もっとよく考えろと、適当な大学で芝居を続ける。 最後は売れない劇団で芝居を続けて、観客の一人のヤジに切れて…。
『大きな声はもうだせないでしょうね。』
喧嘩の果てに辿り着いたのは、軽度の発声障害。 通常の会話は出来るけれど必要以上に大きな声は出ない。]
懐かし過ぎて泣けてきそうだ…。
[情けなく笑いながらグツグツ煮える鍋を見つめる。]
(+6) 2014/03/09(Sun) 13時半頃
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[結局残ったのは女々しいと思って先には進めなかった人より得意なメイク技術だけ。 その道に進んでいればと後悔は後を絶たない。
きっと今からでも間に合うのかもしれないけれど…その勇気も度胸もなくしてしまった。
怖いんだ…また何かトラウマを抱えてしまうのではないかと…。**]
(+7) 2014/03/09(Sun) 13時半頃
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…っ!
[それでもフィリップが飲み物を手に近付いてくるのに気付けば、気取られないようにと慌てて涙を拭って、立ち上がろうとする。 クラリ、と眩暈がして壁に手を付きつつも、カルピスサワーを受け取る。 彼の選んだものがアルコール飲料だったのは今のエルゴットには返って良かったかもしれない。>>39]
…あ、ありがとう、ございます…
[顔を見せないようにして、グラスを一口する。 シュワシュワと拡がる炭酸とカルピスの酸味。]
(42) 2014/03/09(Sun) 15時頃
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美味しい…です、ね…
[小さく呟く。
アルコールによるふわふわとした浮遊感に、固まった思考が解かれるのを拒むようにエルゴットはゆるく首を振る。
エルゴットが否定するのはあくまでも、どこまでも自分自身。 二人のことも、初めから解っていたようなものなのだから。 それなのに、こんな気持ちになる自分をどうすることも出来ない。 全てを隠して、おめでとう、と言うことは出来ても。
罪深いのは自分。**]
(43) 2014/03/09(Sun) 15時頃
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[ 終わりは始まりを呼ぶわけで。 ―――なら、私にとっての始まりって?
気づいている、本当は。でも、気付かないフリ。 隣で眠る幼馴染を、瑠璃の瞳を細めてみつめ、 着ていたチャコールグレーのカーディガンを 彼の背中へふわり、とかけて。
次々と起きる仲間たち>>+1>>+6と目が合えば、 涙残る瞳のまま「 おはよ 」と微笑んだだろう。 ]
(+8) 2014/03/09(Sun) 15時半頃
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知らん。自分で考えたまえ。 僕は教えてやらない。
[叩かれた理由が本気でわかっていない様子のシーシャ>>28に、ぷいっとそっぽを向いた。 中性的な言動は半ば無意識に身についたもの。やめていいと言われても、そう簡単には変えられない。 しばらくの間は、「僕」と「私」が入り混じることになりそうだった]
…………。
[冗談めかして告げた言葉の返事に、思わず黙り込んでしまう。 冗談半分、本気も半分。けれどきっと、冗談と受け取られると思って。そんな返事が返ってくるなんて、本当に予想していなかったのだ]
……約束しよう。 10年経っても、この気持ちは変わらない。
[ゆっくりと深呼吸をしてから、穏やかに告げた。 先にたって歩き出し、振り返る]
ほら、戻るぞ。
(44) 2014/03/09(Sun) 18時半頃
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―追いコン会場―
[シーシャは一緒に来ただろうか。 ともあれハルカは、追いコン会場に戻ってきた。 やらかしたことがやらかしたことなので、少々決まり悪かったが、ハルカはあまり顔に出ない性格なのが幸いして、表面的には常と変わらぬ無表情。 なにより、ハルカを一番からかいそうなルームメイトは、ここにはいない]
戻った。
[誰にともなくそんな挨拶をしたが、会場に漂う空気に気づくと首を傾いだ]
何かあったのか?
[追いコンという性質上、しんみりとした空気になるのは仕方ない部分もあるが、それともなんだか違うような気がして]
(45) 2014/03/09(Sun) 19時半頃
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-フィリップと-
はい。好きなものを、し、仕事に出来たら……それは幸せな事だと、ぉ、思います。
[それは目の前の彼だけでなく、自分にも向けられた言葉だった。 無我夢中で夢を追いかけるだけの年齢では、もう無い。 この時期になれば、進路を本格的に決めなければならない。 腐れ縁は頭が良いから、きっと良い大学に行けるに違いない。 他の同級生だって、大学に向けて、受験勉強をとっくに始めている時期だ。 でも、漫画家になる為の学校――道楽の延長のような専門学校じゃ意味が無い――に行っても、自分が漫画家になれるとは限らない。約束されていない未来。暗い未来。1年後が、怖い。]
……有難うございます。 俺も……フィリップ先輩みたいに、ま、前歩けるように……頑張ります。
[それでも、自分には絵しか無いのだ。 >>30 目の前の卒業生は、夢に向かって。確実に歩みを進めていた。――恰好良かった。]
[>>6 そして聞こえた声。]
(46) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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[微笑むジリヤ>>+8に、おはようと返す。 当たり前だったこんな挨拶も、卒業して以来することもなかった。 しなくなったことが、当たり前になってそれが寂しいことだなんて思うこともなかった。]
お前も夢、みてたのか? 俺もみた。 ……卒業してから卒寮するまでの頃の夢だった。
[ジェレミー>>+6に声を掛ける。 彼も昔の夢をみていたようだ。 もしかして、同じ夢だったのかもしれない。 そう思って問う。]
(+9) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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[既にお冷とお絞りが用意されている>>4:+0ことに気づいたのは、頼んだ烏龍茶とお絞りが届いてから。 暖かい飲み物の方が良かったかと思いながらも、あれば飲むだろう。 大量に来てしまったお絞りは、隅に積んで置いた。]
……泣きたいなら泣けば良い。 誰も笑わんさ。
[あれから10年経って、泣きたい時に泣けない大人になった。 弱音を吐きたくても吐けない。 支えてくれる
だったら、今なら泣いても良いのではないだろうか。 弱音を吐いても良いのではないだろうか。 少なくとも、此処にいる者たちは笑うことはないはずだ。
鍋を見つめているジェレミーの皿へ肉を入れた。]
(+10) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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? ――解った。
[>>44 そっぽを向くを彼女の横顔を見やる。どうやら本当に意味があるようだった。真意を読み取ろうとしても、黒々とした瞳からはやはり感情が読み取れなくて。 けれども、なんとなく嬉しそうに感じるのは自分だけだろうか。見つめるうちに、――…穏やかな気持ちになる。…そして、続く約束の言葉には、]
…有難う。 10年でも20年でも――…、一緒に居たいって、ハルカに、ぃ、言うよ。
[左手の代わりに、唇を軽く噛んだ。言い慣れない言葉に、俯く。 まだ素直にいう事が出来ない一言。ほんの少しだけ、待って、欲しいと、]
――ぁ、うん…戻ろうか。
[いつものように彼女の後方に付いて歩くのではなく。――横に立って。歩く。]
(47) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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[夢と現実を彷徨っていた所為か。 まだ寝ているエルゴットがどこか泣いているように思え、ぽんぽんと頭を撫でた。 きっと夢をみている彼女は、気付かないだろう。
ただ。 三年間あの寮で家族のように過ごした同級生として、頭を撫でるくらいは許してくれると思ったのだ。**]
(+11) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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[次々と、目を覚ます。御伽噺の魔法が解けるように。 あの日々は、魔法だったのだろうか。全員が同じように見た、幸せな魔法。
違う。
あれは、過去だけど、確かな現実。
大切なことから目をそらしてばかりだった、ふわふわとした日々。]
(+12) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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[くすり。笑って。 目を覚ましたばかりのジェレミーに近づく。 彼の皿に肉を入れた彼>>+10にも曖昧に笑ったまま。]
ジェレミー。メイクの続き、してよ。
[そう言って目を伏せる。彼はしてくれただろうか。]
私ね。なれなかった。プリマ。 嘘のメイクだけじゃ、もう駄目みたい。
[居酒屋に来る前、一室に残してきた男を思い出す。 彼ももうとっくに気づいていて。もう自分たちはとうに駄目だったのだろう。]
ねえ、今からでも綺麗になれるかしら…?
(+13) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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[くらりとして壁に手をつくエルゴット>>42の様を見れば、カルピスサワーを渡した後、慌てて近くにあった椅子を持ってきて。 それに座るよう促したら、彼女は腰掛けただろうか]
[カルピスサワーの感想>>43の声音は、言葉とは裏腹に色が落ちて……。 なんと声をかければいいのだろう。思案すること23分]
……自分のこと、否定しないで。 絵の具だって、どんな色でも欠けたら思うよう絵は描けないっていうでしょ? きっと、必要なことだから――だから生まれてきたんだよ。
[今日の出来事も、君の存在も、君の今抱えている想いも、全てみんな]
(48) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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それでも、もし自分を不必要な存在と感じるのなら、 ――誰かに必要とされる人間に、大切な誰かを幸せにしてあげられる存在になればいいんだよ。
そして、たぶんそれは難しいことじゃない。 今だって、こいつの新しい居場所を探して、必死に声をあげているでしょ。
[エルゴットの抱えている小犬>>40を指差して]
きっと、エルゴットのこと感謝してると思うよ。 言葉は通じなくても、ずっと一緒にいたのなら、君には伝わってるんじゃないかな?
[軽く首を傾げてみる。 必死で紡いだ言葉は、どこかズレたものだったかもしれないが、彼女はどんな反応を見せただろう]
(49) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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[それから、エルゴットとはいくらかやり取りはあっただろうか]
あ、お帰りー。
[ハルカとシーシャが連れ立って帰ってきたら>>45>>47、手を振りつつも、少し表情はぎこちなかったかもしれない]
何かあったのは、そっちの方じゃない? ――おめでとう、でいいのかな?
[質問>>45には、からかうような口調で誤魔化しながらも、祝福の言葉を述べようと]
(50) 2014/03/09(Sun) 21時頃
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……む?
[ぎこちない笑みを浮かべたフィリップ>>50に祝福の言葉をかけられると、本気で不思議そうな顔をした]
何かめでたいことがあっただろうか。
[とぼけているわけではない。本気である。 明確な返事をもらったわけではない。提示されたのは、あくまでも未来の可能性。 祝福されるようなことは、何もないと思っている]
(51) 2014/03/09(Sun) 21時頃
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ハルカは、シーシャの方を見て、やっぱり不思議そうに首を傾いだ。
2014/03/09(Sun) 21時頃
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[フィリップが持ってきた椅子によろめきながらも促されるまま、エルゴットは腰掛ける。 視線をグラスの中の乳白色だけに落としつつ、時折それを口に含んで。 そうして時にして23分過ごしていれば、傍らに居たフィリップが徐に話し始めた。>>48]
…どうして、そんなこと、急に。
[カタカタと両手で持っているグラスが震える。 蹲っていた自分をばっちり見られていたとも知らずに。]
いらない… 私には必要ない…
いらないっ!!!
[キッと睨むようにフィリップを見つめる。 滲んだ瞳で。]
(52) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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必要とされる人間って何?
ずっと、ずっとずっと頑張って来たわ。 お父様とお母様の期待に沿えるように。 分刻みのレッスンだって、一度もサボったりしなかった!
[初めての大声。 視界が揺れる。 酔いが、回っていた。]
……でも彼らは一度も、私に微笑んでくれたことはなかったわ。
[視線をまたグラスに戻す。]
足りない、未だ未だ全然、 足りないって…。 今の私じゃ駄目だって。 このままじゃ駄目だって……っ
(53) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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――――ねぇ、どれだけ頑張ればいいの? どれだけ頑張れば、誰かに必要とされるの?
[ぽたり、雫が床を弾けば、小犬が心配気に鼻を鳴らす。 それを受けてかフィリップがノアを例に、必要とされていると言う。]
そんなこと――――――…
[膝の小犬はグラスを握りしめるエルゴットの手を舐めている。]
わかってる…
[わかっているから、放れたくないと思うのだ。]
助けて……、お願い、誰か助けて……
[消え入りそうな声と共に雫が零れた。]
(54) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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―― → 個室 ――
……へくし! ああ、外はまだ寒いですね。
[個室に戻る前に、くしゃみをまた一つ。 何気ない顔をして部屋の中へ戻れば、隅に積まれたおしぼり>>+10の中から暖かいものを一つ手に取った。]
……あ! ジェレミー先輩もゴロウ先輩も。 おはようございます。
[キャサリンとジリヤに続いて目覚めていた二人へ、向けるのは常の笑み。 けれどゴロウへ向けたそれは、少しばかり下に向いた。 眼鏡があることを確かめるように。]
(+14) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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[目を開いて頭を掻きながら>>+9ゴロウの言葉に頷いた。]
不思議なことに同じ頃の夢ですね。 いえ、泣きたいといったのはものの例えみたいなもんですから。
[そう言ってグラスに入っていたウイスキーを一気に飲み干した。 鍋の肉を皿に入れてもらえれば、どうも。と頭を下げた。]
(+15) 2014/03/09(Sun) 22時頃
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[>>+13ぼーっとしたままだった自分に声をかけたキャサリンの方を見て、ゆるく笑う。]
あぁ、いいぜ。 告白する時も、結婚する時も、いや、綺麗になりたい時はいつだってやってやるって約束したからな。
[半ば一方的な約束。それでも彼女の言葉に頷いて笑う。 目を伏せた彼女の顔にまずはベースメイク…はすでに終わっているのでパウダーファンデを薄く…。 コンシーラーを指にとって目の下に薄く塗り重ねて行く。]
そっか…。夢だったのにな…。
[嘘のメイクだけじゃダメみたいだと>>+13告げる彼女に、残念そうに言葉を加えた。 だが、今からでも…そう続く彼女の言葉に、彼女の顎に触れて顔を上げる。]
目を開けな、いつだって俺が、お前のことを綺麗にしてやるよ。 最も、メイクが無くたってお前は充分綺麗だけどな。
[クスッと笑うものの、その姿は自信に満ち溢れていた。]
(+16) 2014/03/09(Sun) 22時頃
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―少し前・エルゴットと―
いいえ、そんな。
[>>23エルゴットに頭を下げられれば、青年はふるふると首を振ってみせ、周囲を反応を見る。
自分の紡いだ飾り気のない言葉が彼女の心に残っていたなんて知らない。 エルゴットの絵には多くの―青年よりも言葉を尽くした―賛辞が向けられるべきだと思っていたし、実際に向けられているだろうと思っていたからだ。
青年の実家はペット不可のマンションだから子犬は飼えない。 ――あの時も同じ理由で諦めざるを得なかったから。 そして知らない内に保健所に連れられてしまった子犬の行く末は、恐らくは多くの飼い主を持たぬ動物たちと一緒だったのだろう。
感謝の言葉を繰り返す先輩に小さく笑い返す。
大丈夫。 …必ず引き取り手を見つけます。 そう思いを込めて。]
(55) 2014/03/09(Sun) 22時頃
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―少し前・フィリップ、エルゴットと―
[>>29フィリップの言葉が耳に入ったのは、その後だったか。 青年よりも先に行動していた先輩の話をじっと聞いていたが、進捗状況は芳しいものではなく。]
…そうですか。 俺の家も…。
[青年も眉を下げ、視線を落とす。 けれど浮かんだ不安を首を横に振る事で追いやって。]
写真を撮って、ポスターを張ってみましょう。 俺もあちこち聞いてみますから。
[いい飼い主が現れてくれるといいのだが。 いや、見つけてみせる。
――奮闘の結果は、果たしてどうだったか。*]
(56) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[キャサリンの眉をカットしながら、眉ペンやアイラインを入れて姿を変えていく途中、マユミが戻ってくれば、そちらに視線を向けて]
あぁ、おはよう。 あんな少しの量の酒くらいで寝るなんて不思議なこともあるもんだ。 もう大丈夫そうだよ。
[笑いながら答えて、ふと思い出したように、]
マユミちゃん、可愛く、いや、すっかり綺麗になったね。 元が良かっただけに、さらに綺麗になったよ。
[キャサリンにメイクをしながら笑ってそう告げた。]
(+17) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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―現在―
――…。
[>>1>>2ハルカの言葉を、青年は窓辺に寄って聞いていた。 一つ年上の人からとは思えないその内容は、過去に何か悔いを残した人が自分達に必死で訴えてくれているような気がして。
――自分を大切にする、 何かを諦めない、 大事にしたいものを間違えない。
この先の自分に何が当てはまるかは分からないけど。 最後まで声を張っていた彼女の言葉はすとんと青年の胸に落ちた。 何があっても忘れてはならない、と。]
(57) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[自分に向けられた睨んでくる瞳と大声>>52>>53は、しっかりと受け止めなければならない。 だって、それは自分の軽はずみな言葉から生まれたものなのだから]
……そっか。 それは辛かったよね。悲しかったよね。
[彼女の家庭の話を聞くと、いかに先ほどの自分の言葉が愚かだったか痛感させられるけれど]
おれには必要だよ。 たしかに、一番必要なのかと言われたら、答えに詰まるというのが正直なこところになっちゃうけどさ。 でも、君と過ごした3年間には、君がいなかったら生まれなかった思い出だって、確かにあるんだから。
君がいなくなったら、やっぱり辛いよ。 たとえ、離れることが決まってたって、それはいなくても平気だからじゃないんだ。それは、きっとみんなだって同じで―― ……おれやこの寮のみんなや、そして、“こいつ”の気持ちを、君は否定するの?
[小犬を見つめつつ、彼が舐めている方>>54とは別の彼女の手に思わず手を伸ばして。
ありのままの気持ちを、変に飾ることなく出した言葉。 はたして、ほんの少しでも彼女を救うことはできただろうか]
(58) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[そしてハルカからシーシャへの告白。 真摯なそれは青年に酒精を上回る熱を感じさせて、一瞬我に返らせる。]
…あ。
[どうしよう、聞いていていいのだろうか。 そうした場面に居合わせた事のない青年はおろりと青灰を彷徨わせる。 動転していた所為で、場にいた皆の反応に咄嗟に気付く事はなく。
けれどシーシャが出て行くのが目に入れば、心の中で「いってらっしゃい」と言って見送った。 もしも窓辺から彼らの姿が見えたなら、飛び降りるハルカの姿を見て青ざめ…その後の無事な姿に心から安堵しただろう。]
(59) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[はたと我に返ると、目に入ったのはへたり込むエルゴットと彼女に寄り添う子犬。 そして椅子に座るフィリップの姿。
>>40>>41いらない、何も、と紡ぐ言葉の断片。 そして否定の言葉が聞こえれば、胸が痛くなって顔をくしゃりと歪める。]
…っ、何で、そんな…。
[何が彼女をそうさせたのだろう。エルゴットの心の奥底はまだ見えない。 手を伸ばしていいのか分からなくて、フィリップが彼女に飲み物を差し出すまで青年はその場に立ちすくんでいた。]
(60) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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そうですね、本当に。 ……不思議です。
[メイクを施されるキャサリンと、ジェレミーに視線を移す>>+17。 彼らのやりとりも、寮では良く見る光景だった。 先ほどまで夢で見ていたはずなのに、もうひどく懐かしい。]
ふふ、ありがとうございます。 ――人形にはまだ、なれていませんけれどね?
[思い出すのは>>2:85そんな一場面。 黒眼は懐かしく、それでいて少し寂しげに細められた。]
(+18) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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……ッ。た、ただいま…です… な、なにか…… ですか。
[>>50 揶揄めいた笑顔を向けられると、俯いてひとつ頷いた。やはりあの声は聞こえていたのだ。当然、周りもその声は聴いていた訳で。 >>51 当人はとぼけている訳でもなく、本当に不思議そうな顔をしていて。明確に返事をしていない自分の所為だというのは、少し自覚しつつも。 左手を噛もうとして――手を下ろす。
会場は出てきた時より、静かに、沈んでいた。――何が原因なのだろうか。 美術部の尊敬する先輩が――泣いていた。何があったのだろうか。褐色は困惑したまま、涙する先輩を見つめていた。]
――…ぇ、えっと…。
[己の頼りなさに、嫌気がした。]
(61) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[フィリップの言葉を受けて、声を荒げる彼女を青灰を丸くして見ていた。 けれど彼女の内容を…これまでどう生きてきたかを咀嚼すれば胸が苦しくなり。 彼女は愛されるように、必要とされるように、今まで”頑張ってきた”のだろう。けれど望むものは得られなかった。 もしも自分がそうだったなら…そうした考えになってしまうかもしれない。
けれど。 お願いだから、自分を否定しないで欲しい。 青年には未だ経験はなくとも、自分で自分を否定するのはきっと辛い事だ。
卒業式に流した涙は、可愛がってくれた先輩達と離れるからではない。 交わした言葉は少なくとも、彼女との別離も哀しかったのだ。 フィリップが彼女の言葉を受けて言葉を紡ぐのを口を引き結んで聞いていた。]
(62) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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シーシャは、フィリップの言葉を静かに聞いていた。
2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[遠慮がちに言葉を重ねる。 フィリップ程の力はないと知っていても紡がずにはいられなかった。]
――俺も… 俺も、先輩とはあまりお話し出来なかったけど。 先輩と出会えて良かったと思います。 あの時、絵を見せてくれて凄く嬉しかった。勇気を出して声を掛けて本当に良かった。 俺なんかじゃ、気の利いた感想は言えないですけど。 あんなに綺麗な絵を生み出す手が、居場所のない子犬に差し伸べる優しい手が、必要とされないわけがない。
[じわりと青灰が滲む。感情が高ぶった所為か、酒精の所為か。]
だから、自分が居ない方が良かったなんて言わないで下さい。 楽しい事も、嬉しい事も、誰かに必要とされる事も。 きっとこれまでにもあったと思うけど、これからもっともっと沢山見つけられると思うんです。 辛くなるほど、頑張らなくても良いけど。…諦めないで欲しいです。
(63) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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…………。
[しばし黙ってハルカは状況の把握に努めた。 エルゴットが泣いていたらしい。そしてそれは、卒業して皆と別れるのが寂しいとか、そういう理由ではないようだ。 フィリップから、ルーカスからかけられる、真摯な励ましの言葉。 静かにハルカはそれを聞いていた]
……ふむ。
[沈思黙考の末、ハルカは一歩踏み出す。 慰めとか、励ましとか、そういうことは、己には似合わない。 ハルカは全然違う方向から、エルゴットに近づこうとした]
……僕が思うに。 エルゴットには、ずるさが足りない。 そして自分の価値をだいぶ少なく見積もっているように思う。
(64) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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[それは慰めでも励ましでもない]
エルゴットは、海外の大学に進学するのだろう。 つまり、それだけ期待されているということだ。 それはつまり……交渉材料を持っているということだ。 自分自身という。
[淡々とハルカは語り、漆黒の瞳はひたりとエルゴットを見つめる]
何の見返りも求めず、両親の期待にだけ応え続ける必要がどこにある。 君は、見返りを求める権利があるのだよ。 ……犬だって、本当は手放したくないのだろう?
(65) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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エルゴットは成績が優秀だ。絵画の才能もある。 それだけのものを、自分のために使わなくてどうするというのだ。 どうして自分以外の誰かのためにしか、使わないのだ。 ……もったいない。
[そう言うと、コップに>>4:63の1を注ぎ、一気に飲み干す]
僕なら……そうだな、まずはハンストか。 そうやって、要求を通すところだ。 君は決して、持たざるものではないのだよ。
(66) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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[数時間前、自分に”漫画家”になれると励ましてくれた先輩。 それは、どんな言葉よりも嬉しかったのに。彼女自身は、自分を否定していたのだろうか。 あの荘厳な絵を――碧い空を――どんな気持ちで描いていたのだろうか。もしかして、自分は間違っていたのだろうか。青空を好んで描いていた彼女、己もその絵が好きだったからこそ、空を描いたのに。 ――空への憧れは、もしかして。]
……ぇ、エリーさん……
[慰めれば良いのか。励ませば良いのか。呼び声はそのまま、掠れ声となり。続く言葉も見つからないまま。涙する彼女を見下ろした。]
(67) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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あれ、おれ何か勘違いしてるかな?
[真顔で言われると、先走ったかと不安になって、シーシャ>>61の方へと目を向ける。
俯きつつも頷かれたら、小さく微笑みかけて――でも、やはりうまく笑顔を作ることができなくて]
(68) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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なんか馬鹿みたいだな、私。 本当はここに来るの、躊躇ったのよね。 結構自分にいっぱいいっぱいで。 ―――でも、来てよかった。
[ 視線はお冷の氷。 独り言のような本音を誰かに向けるわけでもなく ただただ吐き出す。 ]
私、いろいろ間違えてたなぁ 不幸せなんかじゃ、なかった。
[ みんなのおかげでね。と加えて笑みが溢れた。** ]
(+19) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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[エルゴットは今どんな顔をしているだろう。
これ>>58以上の言葉は、きっと今の自分に紡ぎ出すことはできないだろうから……。 俯いて下唇を噛みしめて、泣きそうになるのを必死に堪えていたら、次々と援軍>>63>>64が入ってきて、思わず顔を上げる。
どこか救いを求めるような顔で、彼らの言葉を静かに聞き遂げて]
(69) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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|
[少し長めに夢を見ていたようだ。
ぱちくりと瞬いて目を覚ます。 きょろりと周囲を見渡して、 一瞬、これが現実なのかわからなくなった。
昔の夢なんてみた日には、涙が止まらなくなるのも珍しくはない。
けれど、みんながいる。 これは幸せな夢なんかじゃなくて、本当に。
嬉しくてにへら、と、崩れた顔で笑った。]
(+20) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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ー 回想 ―
[青い空に手を伸ばしてた、あのころは
記録が伸びていくことが嬉しかった、 おいしいごはんが食べられることが嬉しかった、 仲の良い友だちがいて、楽しい先輩がいて、 ただそれだけでよかった。
マドカにはそれ以上はいらなかった。]
(+21) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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|
[記録を残すことにこだわっていなかったから、 選手として生きることはできなかった。 頭悪いなりに勉強して、みんなといっしょに大学に行って、 陸上サークルには入ったけど棒高跳びの設備はなかった。
それでも陸上がしたくて、 そのためにサークルの付き合いも頑張った。 お酒を覚えた、メイクも始めた、 連れて行かれた合コンで出会った男の子に 告白されて付き合ったけど、キスもしないうちに別れた。]
(+22) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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|
[そのうち就職して、 どんくさいながらもコピーとお茶汲みを覚えて、 毎日パソコン叩いて、笑顔でランチして、
それから、それから……]
(+23) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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|
[フィリップが言葉を紡ぐ。>>58 八つ当たりに大きな声を出した自分を責めることもなく、ただ必要だと繰り返して。]
………貴方達の気持ちなん、て知らな…
[言い掛けて、感情に身体が震えて、エルゴットはグラスを落とす。 ガシャン、とそれは床で砕け、押し黙る。
彼の手が伸ばされれば、びくりとして、また雫が零れ堕ち。]
(70) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
|
|
[重ねられるルーカスの言葉。>>63 必要とされないわけがない、と涙混じりの声が聞こえて。
諦めないで欲しいと、訴える。
続いて、いつのまにか戻ってきていたハルカは>>64、 見返りと求めろ、と言う。]
…ハンスト…
[考えもしなかったことに、ぽそりと呟いて。 いつのまにか皆の視線に取り囲まれていることに心臓が跳ねた。]
(71) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
|
|
[恋とはどんなものかしら。
あの春の日、青い空に問いかけた、 その答えはいまだに、見つからないまま。
見た目は大人になった。 でも心はまだオトナになれなくて、 心だけ、あの日に置きざりにしたまま。]
(+24) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
|
|
…、…、……っ
[ガタガタと恐怖で身体が震えだす。 掛けられた言葉と綯交ぜの感情に、大粒の涙がいくつも溢れて、手で顔を覆うようにして慟哭した。]
(72) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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|
― 現在 ―
[そこまで思いを馳せたところで、ふと我に返る。 聞こえてきた声>>+19に、ぴょこんと肩揺らして頷いた]
私も……私も、です!
みなさんのおかげで、幸せです!
[声を出してから、振り返る。 大人っぽすぎて近寄り難くて苦手だったはずの ジリヤの姿にびっくりして、目を丸くした。]
(+25) 2014/03/10(Mon) 00時頃
|
|
[彼女のルームメイトは何処に行ってしまったのだろうか。 こんな時、あの人ならばきっと気の利いた言葉を掛けて、励ます事が出来たのかもしれない。
2年間、自分は同じ部室に居たというのに、何にも知らなくて。 あの絵を、どんな気持ちで描いていたのか――全く察する事なんか、出来ていなかったのだ。]
……。
……。
ご、ごめんなさい。 俺…何にも…エリーさんの事…解っていなくて。 む、無責任な事かもしれませんが……そ、それでも、俺は先輩の絵が、好きで。
――…、な、泣かないで、なんて、言えないですけれど… 俺や…皆は、…エリーさんと……出会えて良かった、って。思っています。
(73) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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そうか。
……今じゃなくても、泣きたい時に泣ければ良い。 ただ、一人で泣くな。
[ジェレミー>>+15に頷くように告げる。
あの頃は、傍に誰かがいてくれた。 陸上部を辞めると決めた時、話を聞いてくれたのは確かフィリップだった。 話を聞いてくれる友人と、陸上の代わりになる物があったから、怪我をしたことも、そこまで腐らずに済んだのだ。
あの頃のように支えてくれる友人は貴重だったのだと、今なら分かる。]
(+26) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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[エルゴットの頭をぽんぽんと撫でながら、ジェレミーにメイクをねだるキャサリン>>+13を見た。
あの時。 夢の中、耳元で聞こえた気がした声は気のせいだったのだろうか。 それは確かめることはしない。]
(+27) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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[聞こえたくしゃみ>>+14に、個室の入り口を見る。]
おかえり。
[戻ってきたマユミへ声を掛けたが、その視線は自分の顔よりも下に向けられている。 眼鏡を確かめようとしている目的は知らないまま、嫌われたかと思い、視線を外して息を吐いた。]
(+28) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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[シーシャとハルカが戻って来た時、青年は会釈は舌が声は掛けられなかった。 それよりも目の前のエルゴットの方に意識が向いていて。 自分の後に紡がれるハルカの言葉。ハンストは青年も思いもつかなかった事で。]
…っ…。
[>>72エルゴットが震えて泣きだすのを見て目を伏せる。 どうしたら良いのか分からない。 滲んだ青灰はそのままに、その場に佇んでいた。]
(74) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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涙には、自浄作用がある。 泣いてすっきりするなら、いくらでも泣けばいいと思うが、生憎そんな爽やかな涙ではなさそうだ。
[懸命に励ます男性陣に、励ます方は完全に任せ、ハルカはあくまでも冷静だった。 いっそ酒で潰してしまうべきか、と考えて首を横に振る]
きっと。 人生は、君が思うほど悪いものではないし、 人間は、君が思うほど怖いものではない。
[震えるエルゴットの肩に、触れることはしない]
強くなれとは言わない。 もっとしぶとくなれ、エルゴット。
(75) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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