43 朱隠し
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霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、聖痕者が2人、共鳴者が1人、占い師が1人、魔女が1人、囁き狂人が3人、首無騎士が2人いるようだ。
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逃げろ。逃げろ!おまえらだけでも逃げろ。
(0) 2011/02/12(Sat) 04時頃
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― 寂れた階段 ―
[飽きたのかと振り返る老妖>>0:262に、 狐の面越しにアヤカシは笑う]
そのような事が有るはずもなかろう。 それよりも、じいもせっかくの祭りじゃ、愉しめ。
[囃子が聞こえる方へ、ちらり見やりながら]
若い者達に先んじられてしまうぞ。
[くつくつと笑い、階段を下り背を向ける]
ほれ、俺がおぶってやる。乗れ。
[有無を言わさずそう言って。 無理やりにでも祭りへと誘うだろう。誰も等しく、祭りは愉しむべきなのだから*]
(1) 2011/02/12(Sat) 08時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 08時半頃
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― 朝・境内 ―
[寒村の朝は早い。 日の登りと共に、人の子たちは少ない日照時間を惜しむように、 火を起こし日々の営みを始める]
皆起き出したようじゃの。
[家々からあがる白い煙を一望にしながら、誰もいない境内をりん、と鈴の音を響かせて歩く。 何時しか自然と足は神社の裏手へと進み]
……そう謂えば。此処で昔誘うたあの子供は健在じゃろうか。 きらきら光る飴細工が、ほんに見事であったが。
[華月斎が好んで良くやる蝶のカラクリ。 それ同じように、手の裡で小さな獣たちを作る手腕が見事だったと、狐面の下の眸は僅かに細まる]
(2) 2011/02/12(Sat) 08時半頃
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……まあ、よい。 あの子供も、いまでは良い年になっているじゃろう。 ひょっとしたら、今年の祭りで相見えるかもしれぬな。
[あの頃の面影はもう思い出せないけれど、 あのきらきら光る飴細工の手腕をもう一度見れば忘れぬだろうと結論付ける。 今しばらくはこうして、祭の準備が始まるまでのんびりと境内に鈴の音を響かせているだろう*]
(3) 2011/02/12(Sat) 08時半頃
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[ふと何かに気づく]
そうだ、一度家に帰ろう
[一平太は家路を急ぐ]
(4) 2011/02/12(Sat) 09時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 10時頃
楽士 ウトは、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 10時頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 10時半頃
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― 自宅 ―
祖父が亡くなる少し前、 この家に伝わる“役割”を伝えられた。
…
しかし、今の一平太にはその役割が重荷でしかなかった。
(5) 2011/02/12(Sat) 10時半頃
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すこし…眠ろうか
[一平太は床に就いた]
(6) 2011/02/12(Sat) 11時頃
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[そういえば、この地を訪れてから、宿屋と祭り会場以外、ろくに見て回っていないことを思い出し、気紛れに、村内の散策に出た]
「もし、もし。そこな御方」
[不意にかけられた声に振り返ると、腰の曲がった老婆が、鏡を持って笑っていた]
「鏡、買わんかね?」
鏡?
[老婆の手には、古ぼけた手鏡。 足元に敷かれた茣蓙の上には、他にも、雑貨……いや、ガラクタが多数並んでいた]
「鏡、買わんかね?」
……幾らだ?
[示された値は、新品の鏡などよりずっと高いものだった。 端が欠け、漆も剥げかけている鏡には、不釣り合いな値だった]
(7) 2011/02/12(Sat) 11時半頃
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……高いな。
[あからさまに顔をしかめる。 すると老婆はくくりと笑い]
「そりゃそうさ。その鏡は、アヤカシをうつす鏡だよ。但し、少々気まぐれ屋でねえ」
気まぐれ屋?
[聞けば、鏡が映し出すことかできるのは、一夜にひとり、しかも必ずしもアヤカシに反応するとは限らないらしい。
大方、法螺話だろうと思ったが、老婆の身なりを見れば、それも人助けだろうと思い直し、言われたとおりの金を払った]
(8) 2011/02/12(Sat) 12時頃
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「ひひっ、毎度」
[皺くしゃの手から渡された鏡を懐にしまい、また余計なものを売りつけられないうちにと、足早にその場をあとにする。
そして、ふと振り返ると……]
……!?
[そこには、誰もいなかった**]
(9) 2011/02/12(Sat) 12時頃
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―自宅―
う〜ん、もうちょっと花あった方がええかなあ…
[夜が更ける前に、飴細工の屋台は畳まれる。それは、子どもの頃の経験から、遅くまで外に出ないようにと家族に決められた習慣だった。自宅に戻ると、軽く夕食を取ってから飴細工の作業を始めた]
アヤカシさんら、飴で喜んでくれるんかいなあ。
[苦笑しながら呟く。現在行っている作業は、神社の神主から頼まれ、山の神への供え物として作っているもの。早春を感じさせる、一振りの梅の枝。
普段作っている物よりも手が込んでいて、思うように作れず、なかなか納得できない。それでも、少しずつ完成に近づけていた]
(10) 2011/02/12(Sat) 12時半頃
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…でもまあ、喜んでくれるんやったら作る甲斐もあるよなあ。 そんでまた目ぇつけられるかもしれんけど。
[それもまた、いいかなぁなんて呑気に呟く。アヤカシですら充分魅了できる腕になったという事だ。昔出会ったアヤカシらしき人物の姿かたちは、既におぼろげで思い出せないが。『俺まだまだ未熟だから一緒には行けない』とか、なりふり構わず叫んだような気がする。
どうやって帰ってきたのか、霧がかかったようにぽっかりと、その記憶は抜けており。ふと気がついたら家の前にいたのだ。たった一つ覚えていたのは…]
鈴の音、あれからすこうし苦手になったなあ……
[くすりと笑った]
(11) 2011/02/12(Sat) 12時半頃
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[梅の枝はもう少しで完成しそうだ。細かい所に悩みながら、しばらく飴を作り。やがて床につくと、翌日はまた、屋台で飴細工を作るだろう。何せ、かきいれ時なのだ**]
(12) 2011/02/12(Sat) 12時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 12時半頃
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― 夢の中 ―
[祖父は自分がこの先長くないのを悟り]
――…一平太、我が家には伝統として受け継ぐ“杖”があるんだ
杖…ですか?
――…そうだ、これはアヤカシに連れて行かれた人間を 一度だけ連れ戻せるという杖だ
一度だけ…?
――…そう、不本意に連れて行かれた人間を 救い出せる。
(13) 2011/02/12(Sat) 15時半頃
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[祖父との会話は続く]
――…しかし、本人が望まないのに連れ帰ってしまえば、 本人にもアヤカシにも恨まれることになる。 使いどころは慎重にせねばならん。
――…連れて行かれた家族の言葉に惑わされてはならん。 あくまでも本人の意思を見極めねばならんぞ。
(14) 2011/02/12(Sat) 15時半頃
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――…この杖をお前に託す――
[その言葉まで聞いて目が覚めた]
不本意かどうかなんて…どうやって分かるというのだ。 アヤカシだって誰彼構わず連れていくわけではあるまい…
(15) 2011/02/12(Sat) 16時頃
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[なんとも目覚めの悪い夢を見たとばかりに 風呂を沸かすことにした]
とりあえずさっぱりしないと…落ち着かない。
[自分に託された杖のことは今は*考えないことにした*]
(16) 2011/02/12(Sat) 16時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 16時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 17時頃
浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 17時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 17時頃
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― 鎮守の杜 ―
[神社の周りを囲う木々の合間。
ひやりと冷たい風を纏い、舞うは蝶。
祭の活気に離れた場所で、 男は静かに息を吐く]
(17) 2011/02/12(Sat) 17時半頃
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[ざくり、ざくりと。 落ち葉と薄く積もる白雪を踏みしめる。
足は誘われるように、祭のほうへ。
ふわり、ひらりと。 作り物の蝶は何処かへと消えた]
(18) 2011/02/12(Sat) 18時頃
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─村外れ─
[道端の切り株に腰を掛け、先程の鏡を取り出し、見つめる。 どう見ても、やはりただの小汚い鏡だ。幾ら拭いても、きらりともしない]
アヤカシどころか、人すらまともに映せぬではないか。
[しかし、捨てるに捨てられず。 また懐にしまい込むと、再び当て所無く歩き始めた**]
(19) 2011/02/12(Sat) 19時頃
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[風呂に浸かりながらぼんやりとする… 波紋を見ながら思い出すのはやはり祖父の言葉]
――…連れて行かれたのが本当であれば 杖を持てばその者の所に行ける
――…そして、アヤカシには気付かれぬうちに こちらに連れ帰る事ができる
[頭を振り溜息をつく]
できれば…使うようなことがなければいいのだが。
[独りごちる…自分にその杖を使いこなせる自信がないのもあった]
(20) 2011/02/12(Sat) 19時頃
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― 祭り会場 ―
[屋台近くに寄れば、藤之助を探していた男、彼の持っていた飴細工を思い出す。 行ってみようかと思うけれど、買うことも無いのに見入ってしまう気しかしない]
……それは流石に、な。
[残念だと思いながら、遠くから屋台の並びを眺めるだけ]
(21) 2011/02/12(Sat) 19時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 19時半頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 19時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 19時半頃
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[風呂を出て身支度をする]
どうしようか・・・
[しばし思案する]
僕にあの杖を使う資格は・・・
[ないと思っていた。
何故なら一平太自身がアヤカシに惹かれているから…―]
(22) 2011/02/12(Sat) 20時頃
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[しかし、いくら資格がないと思っていても その杖を使えるのが自分しかいないことも分かっていた。]
辛いものだな…
[自分に与えられた使命と気持ちが一致しない… それは一平太を苦しめた]
(23) 2011/02/12(Sat) 20時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 21時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 21時頃
餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 21時頃
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――石段――
[陰から姿を現せば、 神社から里へと向かう石段へと足を向けた。
遠くには元気良く駆けて行く子供の姿。]
ああ――。 また後で遊ぼうな。
[しらしらとした空気の中。 里の子供から手を振られればそう返して。]
(24) 2011/02/12(Sat) 21時頃
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さて…
[感傷に浸っていても仕方ないと外へ出た 向かうのは…やはり神社である]
今日は誰に会えるかな
[クスリと笑う。湿気た顔は似合わないと言い聞かせる]
(25) 2011/02/12(Sat) 21時半頃
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[石段を下りようと足をかけたところに見えた、こどもの姿>>24、 それだけならば気にするものではないが]
……
[感じる雰囲気、それに気付けば足を止め。 もし目が合えば、軽く手を上げ挨拶をしようと]
(26) 2011/02/12(Sat) 21時半頃
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華月斎は、一平太が石段を上るのなら、立ち止まる男に気付くだろうか。
2011/02/12(Sat) 21時半頃
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[何れ、あの子供達も時を経れば、 己が姿を追い抜き大人になるのだろうか。
そして――。]
人とは儚いものだな。
[石段の上。 人の子供達から視線を自らの手に移してから 眸を閉じれば、ぽつり呟く。]
(27) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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[ふと石段を通った男と目が合った。]
――…。
[人とは違うが僅かに人の血が交じったような気配に 彼もアヤカシかと会釈をして。]
(28) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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― 境内 ―
[ もうすっかり使いになれた春松は、日に何度も会場と店とを往復するようになった。 日がまだ高い時分、同じ位の年恰好の子どもたちが遊ぶ姿を横目で追い、先日のかくれんぼを思い出す。]
また、遊びたいな……。 っとと、仕事仕事!
[ 身寄りのない子どもが生きていくには、この道しかない。 酒屋夫婦は優しく、たとえ春松が少々失敗をしても大目に見てくれる。 今の生活に、不満は無い。
――筈。]
(29) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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[神社に向かう石段を上ると華月斎と少年が立ち止まっている>>26>>27]
おや、華月斎殿、よくお会いしますね
[華月斎の顔を見るたびにどこか心が晴れやかになる …それが何故かわからなかったが そのため自然と表情も明るくなるのだった]
(30) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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[会釈>>28に、にこりと笑う。 やあと軽い挨拶と共に。 ひらりと手を振り、近付いて――肩の辺りに手を伸ばす]
(31) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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[ 酒樽を抱えたまま、石段を降りようとする。 そこには、かくれんぼをした勝丸と、昨日会った一平太、そして見知らぬ男性の姿があった。 会話の邪魔をしないように、なるべく隅っこを選び、草臥れた草履を動かしていく。
3人の誰かと目が合えば、会釈くらいはするつもりで。]
(32) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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ああ、確かによく会うな。 何か縁でもあるのかな。
まあ……俺は外から祭に来てるんだから、祭に来れば大体居る、ともいえるのだが。
[一平太に声をかけられ>>30、そちらを向いて。 明るい表情に微笑む]
(33) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 22時頃
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[道中、団子屋で串団子を9本買い求める。 向かう先は、昨夜寄りそこねた供物台]
こちらの道は、随分緩やかだな。
[ぽつりと呟き、歩を進める。 そして程なく供物台の前に着くと、そこには、十二支が綺麗に並べられていた]
(34) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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[会釈をした男に挨拶をする男をちらりと見てから。 すく、と立ち上がる。
隅を通るも。 この前、遊んだ子の気配に気付いて>>32]
さっき里の子供達にな。
また遊ぼうなと声を掛けたんだ。 オレは春松とも遊びたいな。
――…。 今はお使い、か? [人の中には大人に雇われ働く子も居ると どこかで聞いたのを思い起こし。]
(35) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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……これはまた。
[近くで見ようと腰を屈め、うっすらと降りかかっていた雪を指先でそっと拭い落とす]
この山の神は、愛されているのだな。
[ふと、柔らかな……けれど僅かばかり哀しげな笑みを浮かべた]
(36) 2011/02/12(Sat) 22時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 22時半頃
餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 22時半頃
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[酒樽を抱えたこどもに話しかけた同士を眺める>>35>>32]
友達、か。
[話が聞こえれば呟いた。 向ける視線は、見守るような優しげなもの]
(37) 2011/02/12(Sat) 22時半頃
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[>>31 肩の辺りに伸ばされた手をちらりと見てから。 一平太の方へと向いた男に口元を緩めた。]
オレも外からだ。
祭の間には、また会う事もあるかもしれないからな。 オレの事は勝丸と呼んでくれ。
[>>33が耳に届けば名を名乗りつつ 同じく外からと付け加えて。]
この前、境内でかくれんぼをして遊んだんだ。 二人も友達、か?
[見知った感じに見える二人に 気兼ねること無く問う。]
(38) 2011/02/12(Sat) 22時半頃
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[勝丸の『友達か?』の問い>>38に微笑みつつ]
友達…?どうかな?? 友達になってもらえたら僕はうれしいけどね。
祭りで知り合ったばかりだよ。
(39) 2011/02/12(Sat) 22時半頃
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お前も外から、なんだな。 俺は華月斎。
[視線を受けた伸ばした手>>38は、避けられなければ肩に触れただろう]
そうだな……
[勝丸の問いと一平太の答え>>39を聞けば]
じゃあ、俺たちも友達だ。 知り合ったばかりでも、構わないだろう?
[どうだろうか、と一平太に笑いかける]
(40) 2011/02/12(Sat) 23時頃
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オレは春松とは友達だぞ。
オマエ達も友達になれるといいな。
[友達になれたら嬉しいと語る男に 裏も表も無く笑んで。]
よかったな。大丈夫みたいだぞ。
[肩に触れた手に笑みを浮かべつつ。 その手の主の言葉>>40を聞けば一平太に語りかけた。
暫くは石段の上に留まっているも。
やがて、遊んでくると声を出せば、 石段から姿を消した――**]
(41) 2011/02/12(Sat) 23時頃
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餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 23時頃
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[華月斎の言葉>>40に照れたように笑う]
そうか、そうだね。うん友達だ。
[友達…その響きにくすぐったいような感覚になり、 さらに笑みがこぼれる。
―華月斎が勝丸の肩に手をのせるのを見ると安堵した。 アヤカシと人が触れ合えないのを知っているから 華月斎が人であることを確認した気がした。
まさか勝丸もアヤカシであることは知らず―]
(42) 2011/02/12(Sat) 23時頃
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─ 自宅 ─
[明之進が、朝起きてまず行う事は左足の包帯を巻き直す事である。 外に出るつもりが無い日であったとしても行う。 事故当時の血の赤を連想させる痕を直視しないようにしつつ、洗い替えた柔らかな布を巻き。毎朝行っている作業を終える。]
──お婆様、お早うございます。
[座敷から這い出すと祖母に朝の挨拶をし、二人で朝の時間を過ごした。]
(43) 2011/02/12(Sat) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 23時頃
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ははっ、何なら2人に倣って俺たちもかくれんぼをしようか?
[照れ笑い>>42に、男は僅かに戸惑って。 冗談めかしてそんな事を言ってみた]
[遊んでくると何処かへと向かう勝丸の背中>>41には、またな、と大きく声をかけた]
(44) 2011/02/12(Sat) 23時頃
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|
[先客である十二支達の邪魔にならぬよう、供物台の片隅に懐紙を敷いて、買ってきた団子を積み上げる]
山の神──。 もし、居るのであれば。
暫し、話を聞いてくれぬか?
[ふぅっと、心中を整えるように息を吐き]
私は、浅ましい人間だ。 自分を慕うものが、自ら命を絶った時、悲しみや嘆きよりも安堵が先に立ってしまった。
(45) 2011/02/12(Sat) 23時半頃
|
|
[朝食を終えてから自室へと戻り、文机の前に座る。 連日歩いた事が久しぶりであったせいか、少々足が痛い。 今日は兄様に手紙でも書こうと思い立ち、墨を磨り始めた。]
…………。
[筆を取り、ゆっくり書き始める。 兄様からの手紙を読んで、自分も何か頑張ってみようと考えた事。送って頂いた、ちりめんの端切れがとても役に立った事。 其れで何をこしらえたか、そして其れに対して頂いた言葉がどんなものであったか。 そういった事を書き記し、最後には「お体にお気をつけ下さい」と入れた。]
(46) 2011/02/12(Sat) 23時半頃
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11の頃から十余年、あの油問屋には世話になったが。 あそこに、もう私の居場所はない。
故に、私は………。 …………。
[言いかけて、首を振り]
いや、軽々しく口にするのは止そう。
(47) 2011/02/12(Sat) 23時半頃
|
|
―昨夜・供物台― [明之進の返答に>>0:263自分の話が出てくれば去った家でその話が語り継がれていることを知り、余り仲の良くなかった弟を思い出して苦い顔になる。
視線に合わせて見えない左足を窺うも、人間でないものをそれなりに見ているからか特に何も思うことは無く。 むしろ気になるのは何処かに面影を探してしまうその顔……]
しかし、神隠しに会うのと縁を切られるのでは随分意味が違うのではないかと思う。 望んで家を出て行ったかもしれないだろう?
[そんな風に返事をしつつ、言葉をいくつか交わした後去る背中を見送ってから神社の屋根へ消えていった]
(48) 2011/02/12(Sat) 23時半頃
|
|
ひゃ?!
[邪魔をしないようにとこっそり隅を通ったのに、声をかけられて>>35思わず声が裏返る。]
う、うん、そう、お使い……。 僕、も。 勝丸くんとまた遊びたいな……。
[ 見知らぬ男の視線を感じて>>37、自然、塩をかけられたナメクジのように縮こまる。 その手が難なく勝丸に触れる>>40のを見て、知らず顔が曇った。――避けられた、のを、思い出して。]
(49) 2011/02/13(Sun) 00時頃
|
|
かくれんぼ…?
[華月斎の言葉>>44に一瞬ぽかんとするも、 久々に声をあげて笑う]
ハッハッハ さすがに…そこまで幼少気分には戻れませんよ。
華月斎殿がどうしてもと仰るならお付き合いしますが?
[苦笑交じりに華月斎を見る]
(50) 2011/02/13(Sun) 00時頃
|
|
[縮こまる小さなからだ>>49を見れば、 怖がらせてしまっただろうか、と困惑気味に視線を外した。 表情が曇った、曇らせてしまったのには、気付くことはなく]
[声を上げて笑う一平太>>50に、初めは少し驚いて。 けれどすぐに、つられる様に笑う]
……はははっ。 いいや、俺が悪かった。冗談だ。
さあ、祭なんだ、遊ばなければ損だぞ。
[一平太を祭の喧騒へと誘うように、先に歩を踏み出して]
けれど、そうだな…… もしも次にはぐれたならば、今度は探そうか。
[そう言って振り返り、*笑った*]
(51) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
|
華月斎は、一平太とは、どれくらいかを共に過ごして別れた*だろうか*
2011/02/13(Sun) 00時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 00時半頃
|
春松、怖がらなくてもいい。 華月斎殿は僕の友だ。
[縮こまる春松>>49に笑顔で声をかけ、背中をポンと叩く]
連日お遣いか…酒屋にとっては書き入れ時だしな。 お疲れ様。
[ねぎらいの言葉をかける]
(52) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
|
|
[手紙を折り畳みながら、ふと昨夜の事を思い出す。どこか藤の香り漂う男が言っていた事を。>>48]
自ら望んで……か。
[父から少し話に聞いてはいたものの、当時何があったのか詳しくは知らず。 神隠しとは、「連れて行かれるもの」だと思っていただけに、男からその話を聞いた時は「望んで…?」と首を傾げてしまった。 今更だが、それについてもう少し詳しく尋ねてみても良かったな…と思う。]
(53) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
|
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 00時半頃
|
―屋根の上― [祭りで賑わう辺りを見下ろしている、恐らくここならアヤカシ以外には見つかるまい。
ぼんやりと午前中の日差しを浴びてしばらく過ごし、ふと供物台の前に先日の男が居る>>45のを見かける]
(54) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
|
|
ともだ……ち、
[ 会ったばかりだから、と、華月斎の呟き>>37に思案していると、勝丸が屈託なく肯定する。 顔が思わず綻んだ。]
そう、です。 勝丸くんと、僕は、友達。です。
[ 自分でも口にして、それを確定するように。 口元が綻ぶ。 何となく直視できずにいたら、背中にぽんと掌の感触。>>52]
あっ……ええと、すみません。 ご無礼を……。
(55) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
|
|
[ ぴょこりと頭を下げた。 影に酒樽が映って。 一平太の言葉と共に、自分の「立場」を思い出す。]
ありがとう、ございます。 お仕事ですから。 じゃあ、僕、行きますね。
[ 笑顔で会釈をして再び歩き出し。 「友達」と簡単に遊ぶ事も儘ならぬ己の身を意識してしまわぬよう、春松は石段の模様を見る事に集中した。]
(56) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
|
|
[>>51春松を見送り、華月斎の言葉には]
そう…だね、愉しみますか。
[華月斎のあとを追いかける…が、大柄で身のこなしも軽い華月斎にはついて行けず…あっという間に見失う]
あぁ…ま、いずれ会えるでしょう。
[一平太は無理に追うことはしなかった]
(57) 2011/02/13(Sun) 01時頃
|
|
[いつまでもこうしていても仕方がない。 折角の祭りなのだから、そろそろ向こうへ戻ろうかと立ち上がり]
…………もしも。
[躊躇いがちに、口を開く]
もしも、この世から消え去りたいと願ったならば。 その想いは、聞き届けられるものなのだろうか……。
(58) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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[神隠しという事以前に。 自ら望んで家を出て行くなど、家に対してそれなりの執着を持っていた自分には思い至らぬ事だった。 同じ母親から生まれた弟が度々拗ねる程度には自分と兄は仲が良かったし、病弱な兄に店は継げぬだろうと父が言っているのを聞けば、妾腹の子ではあるが、いずれは自分が店を継いで兄を一生養ってやるのだと思っていた。
そう、 「身体の弱い可哀想」な兄様を、「自分が養ってやる」という、驕った考えを幼い頃からずっと持っていたのだ。 ……自分は決して、心優しい人間などではない。]
(59) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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[──それでも兄の目には、病弱な兄に付き合って家の中で大人しい遊びばかりを一緒にしていた明之進は優しい弟として映っていたらしい。 片輪になった腹違いの弟を兄が今でも気にかけてくれる事が、足を失った明之進にとって心の支えであった。]
父だけでなく……もし兄様にまで見捨てられたら、俺はとても耐えられぬだろうな……。
[そんな事は決して無いと、思いたかったが。**]
(60) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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[大きくネコのように伸びをしてから神社の裏手にふわりと居りる。 目的が無い訳では無いが積極的になる理由も――まだ、ないと思っているので寝ぼけた頭のままゆるゆると何処かへ寝なおそうと歩き出した]
……ふぁー。あのまま寝ていればよかったかな。
[ぐるりと回った供物台の前にはまだあの男は居るだろうか? そんなことを頭の片隅で考えながら大きなあくびをひとつした**]
(61) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 01時頃
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………他力本願も甚だしいな。
[自ら命を絶つなど、おそろしくてとても出来ない。 しかし、己の価値を見出せない……存在する意味を無くしてしまった……捨ててしまった。 そんな己の愚かさに嘆息し、踵を返したところで、探していた男の姿>>61をそこに見つけ、驚き、目を見開いた]
……ぁ、っ。
[慌ててひとつ頭を下げる。 先程の話は──聞かれてしまったろうか]
(62) 2011/02/13(Sun) 01時半頃
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あ、その……。 先日は、どうも、世話になった。 おかげで、凍死せずにすんだようだ。
[動揺を押し隠すように、つとめて明るく礼を言う。 藤之助がアヤカシであることをまだ知らぬ為、あの日、自分を仮宿に運んでくれたのは、彼であると信じているようだ]
昨夜は取り込んでいるようだったので、言えず終いだったが。 ──有難う。
[漸く、礼を言えた。 その安堵からか、それとも漂う藤の香のためか、それとも……。
表情が和らいだ**]
(63) 2011/02/13(Sun) 01時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 01時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 01時半頃
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―祭り会場―
んー。やっぱ、朝は暇やねえ。
[ふぁ、と欠伸をひとつ。祭りとはいえ、朝っぱらから甘い飴を買い求める客はあまりいない。時々、寒さしのぎに飴湯を買っていく客もいるが、今日に至ってはそれも少ない]
ちょっと店置いて、どっか行こかなー。 折角のお祭りやもんね。
[さて、どこへ行こうか。屋台の横の木箱に腰掛ながら、のんびり考えている]
(64) 2011/02/13(Sun) 02時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 02時半頃
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まぁ、油売ってないで、早うお供え物作らな、いう話やけどねえ。
[昨夜作っていた飴の花の事を思い出し。>>10>>11 けれど、仕事づくしで、気分を変えたいのも本音だ]
その辺ぶらぶらしてみよか。 なんやおもろいもん売ってへんかなー。
[どれ、と立ち上がり。売り上げを懐に仕舞ってから、店を空けた]
(65) 2011/02/13(Sun) 03時頃
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―祭り会場:屋台の通り―
[少し歩いても、どこまでも屋台が並んでいる。金魚すくい、くじびき、五平餅、お面屋、団子にうどんにそば。玩具の屋台もあった]
玩具で遊ぶ年でもないしねえ…あん。
[ふと。石畳の上に、風車が一つ落ちているのを見つけて]
おばちゃん。これ落ちとったよー。
[拾い上げて玩具の屋台の主に渡そうとするも、通行人に踏まれたのか一部が汚れて凹んでおり。屋台のおばさんは「使えないねえ」と残念そうに首を振る]
…ううん、それやったら俺買うたるで。 ちょっと修理したら使えそうやしな。 あ、まけてな?不良品やもん。
(66) 2011/02/13(Sun) 03時頃
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[ほとんどタダ同然の値段でその風車を貰い受け、礼を言って歩きだす。風車の凹んだ箇所を、反対側から押して膨らませ…]
かざぐるまなんて久しぶりやね。 何かこう、久々に祭りを楽しんでる気がするわー。
[子どもの頃好きだった祭りは、いつからか純粋な楽しみではなく、単に仕事が忙しくなる時期になっていた。それが大人になるという事でもあるけれど]
ま、俺の飴に喜んでくれる人がおるっちゅうんは、充分楽しくて幸せやねんけどな。
おや、回たわー。
[からからから。汚れた風車は、どこかぎこちなく、それでもきちんと回りだす]
(67) 2011/02/13(Sun) 03時半頃
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…冬のかざぐるまて、回ったら寒いなあ。
[もちろん、風車を回しているのは北風なので、同時に頬に冷たさも感じる。風がやむと共に止まったのを見れば、息をふうっと吹きかける。
からから。からから。]
…全然回らんまま、捨てられるか、ばらされるんかも悲しいやんね。
[そんな理由で、思わず買ってしまった風車。]
(68) 2011/02/13(Sun) 03時半頃
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[時折、北風で回る風車と一緒に、しばらく屋台の間をぶらぶらして。
午後からはいつも通り、飴細工を売る仕事へと戻るだろう**]
(69) 2011/02/13(Sun) 03時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 03時半頃
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― 里 ― ……くぁ。 [目覚めれば既に昼の刻近く。 木の根に腰掛け、幹に寄り掛かり。 気怠げに煙管を銜える。] [灯は、点いていない。 忘れたのだ。 ついで、昨日の寒さもとんと忘れており。] ――寒いの。 [呟きは白い息に混じり、消える。]
(70) 2011/02/13(Sun) 04時半頃
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ひとのこ、か。 ――目星いもなんも、 [くつり、笑みが浮かんだ。 よくもまあ、飽きもせずに。 毎年のようにおんなじ事を、尋ねてくるものだ。]
(71) 2011/02/13(Sun) 05時頃
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枯れとる。 [未だ若い彼らの様に。 祭だ何だと騒いだ記憶が、この老い耄れにもあったのだろうか。 自身でも、もう。憶えておらぬのだ。] [――――ただ。**]
(72) 2011/02/13(Sun) 05時頃
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[華月斎とはぐれ、どこへ行こうかと思案する]
とりあえず昼餉にするか
[屋台に行きおでんを買い簡単に昼餉を済ます]
さて、どこへ行きますか…
[当てもなく屋台を見て回り境内裏の人気のない場所で 一休みとばかりに*腰掛けた*]
(73) 2011/02/13(Sun) 06時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 06時半頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 06時半頃
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─ 祭り会場 ─
[手紙を出しに行った帰り。昨日買った犬の面をどこかに忘れてきてしまった事を思い出す。 屋台が並ぶ辺りまで来ると、飴細工を舐めていた際に座っていた辺りの地面にお面が落ちているのを見つけ。 なんとか其れを拾うと、近くにあった横長の椅子に腰掛けてしばしの休憩。犬のお面を頭に付けたりしつつ。]
……あ、猫。
[屋台の食べ物の匂いにつられて来たのか、一匹の白い猫がトテトテ歩いている。 明之進は右手人差し指を差し出すと、チッチッチと音を出して猫を呼び寄せようと試みた。しかし。]
……食べ物が無ければ釣られぬか。
[つんとそっぽを向かれ、歩き去られてしまった。]
やっぱり、猫は好かんな。犬の方が良い。
[呼べば来てくれる動物が、良い。**]
(74) 2011/02/13(Sun) 09時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 10時頃
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―供物台前―
何が他力本願なんだい?
[男の呟きは概ね聞こえてきていた、意志は大凡理解しただろうがあえて問いかけながら。
しかし、アヤカシになったら人間より長い時を過ごさねばならない事を男は知っているのだろうか。 それとも贄として其処で終わると考えているのだろうか。
どちらにしても、安易に願いを叶えてしまうには…………まだ早い]
(75) 2011/02/13(Sun) 11時半頃
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いえいえ、俺一人ではとても運べなかったから人に手伝ってもらってね。 泊まっている宿もわからなかったから適当にしてしまったけれど大丈夫だったかな。 [自分より背の高い相手だという事で例え触れられたとしても人間ならば一人では無理だっただろう。
そも自ら運んだと言わねば嘘にはならない、良い人だと勘違いされたままな方が真実を知った時の反応に期待ができるかもしれない。 このアヤカシは、幼い子供より我が儘で身勝手ないきものなのだ。
緩く笑みを浮かべそう答えると藤の香りがふんわりと漂った**]
(76) 2011/02/13(Sun) 11時半頃
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……聞かれてしまったか。
[ばつが悪そうに眉根を寄せ、苦笑し]
しかし、貴方だったのはまだ幸いだ。
そうか……やはり貴方が運んでくれたか。 ともに運んでくれたというのは、貴方の友か? その者達にもあとで礼を言わねばな。
あぁ、そういえばまだ名乗ってもいなかった。 私は朧。 見矢・朧というものだ。 この村での祭りの噂を聞き、訪れた。
(77) 2011/02/13(Sun) 12時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 12時頃
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[この男は好感が持てる。 いや、好感とも少し違う気がする。
そう感じたのは、あの夜、親切を受けた為だろうか……いや、もっと他の、何か……
それが何なのかはまだ分からず。 けれど]
……実は私は、つい先日まで、油問屋で奉公していたのだが……。 そこで、ひどく醜い行いをしてしまった。
……誰も知る者の居ないどこかの地で、自ら命を絶ってしまおうかとも考えたが……できなかった。 この世に在ることに、人であることに嫌気をさしておきながら、この体たらくだ。
……だからこの地の話を聞いた時、一も二もなく、足を向けた。
もしも、本当にアヤカシと出逢えたならと。 私を、何処かへ連れ去ってくれはしないかと……。
(78) 2011/02/13(Sun) 12時半頃
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[そこまで話したところで、俯き、片手で顔を覆い]
けれど本音を言ってしまえば……。 私は今、迷っている。
私の進もうとしている道は、後戻りのきかぬ道。 踏み出す勇気が、私には足りぬ。
……いっそ。
[何かを堪えているかのように、声が、肩が、小刻みに震え始める]
いっそ、無理にでも引きずり込んでくれぬものかと……。 つい、そんな愚かなことを考えてしまう………。
[もし近付いてよく見たならば、顔を覆う手指の合間に、僅かに滴が浮かんでいることに気付けるかもしれない]
(79) 2011/02/13(Sun) 12時半頃
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[りん、と鈴が鳴る。 猫を見、呟く男の後ろに突如生まれる気配。
アヤカシは狐の面の下で、嗤う空気だけを滲ませる]
猫は嫌いか? あれはあれで良いものだ。 誰にも靡かず媚びぬ姿は、俺らと似て小気味良い。
(80) 2011/02/13(Sun) 12時半頃
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[突如現れた気配と鈴の音。そして声をかけられて、肩をビクッと僅かに震わせて振り向いた。]
……あ、はい。
……そうですね、昔は俺もそう思っていましたが……。 今は、追うことが出来ぬので。気まぐれな猫は相性が悪いのです……。
[目を細めて、去っていった猫を見やる。]
(81) 2011/02/13(Sun) 13時頃
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……おかしな話だ。 漸く、しがらみから逃れられたというのに。
私はまた、囚われることを願っている。
[暫し沈黙し、幾分平常心を取り戻したところで、気取られぬよう袖口で涙を拭い、顔を上げ]
……ははっ。 何を話しているのだろうな、私は。
何故だろう、その藤の香の所為かもしれんな。
[笑って誤魔化す。 そういうことに、しておきたかった。
心の奥底に生まれた不可思議な感情の正体に、まだ、気付けぬが故に……**]
(82) 2011/02/13(Sun) 13時頃
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……俺ら?
[先程聞いた中で、少し違和感のあった台詞を呟く。]
(83) 2011/02/13(Sun) 13時頃
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[追う事が出来ぬと告げる男の手に持つ杖と、 そしてその欠けた足を見る]
そうか。 悪い事を聞いたな、すまぬ。
[狐の面はぺこり、と頭を下げる。 目を細めて見やる様が、痛々しくアヤカシの目にも映る。
ふと、明之進が被る犬の面に気づき]
おや、良いものを付けておるな。
[顔を晒す事の出来ぬアヤカシは、興味を惹かれた様に其の面へと視線を向けた]
(84) 2011/02/13(Sun) 13時頃
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[呟く聲には、ゆるり首を傾げて]
どうした?
[男の感じる違和感になど、 機微に疎いアヤカシは気づかない――否、気づけない]
(85) 2011/02/13(Sun) 13時頃
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[ぺこりと頭を下げて謝る狐面の男に対し、ゆっくり首を横に振る。]
別に、貴方が謝る事は無いですよ。
……あ、これですか。 昨日、近くの屋台で買い求めたのです。 もしかしたら山の神様は、このようなものを付けて人々の中に混じっておられるのかな、と思いまして……。
[自分で言いながら、まさに狐面で顔を隠している男が目の前にいるな…と思った。 思わずまじまじと狐の面を見つめてしまう。]
…………。
…あ、いえ。「俺ら」と仰ったので…。 猫に似ているのが、貴方だけではないのだな、と思っただけです。
[そう言うと、狐面から少し*視線を逸らした。*]
(86) 2011/02/13(Sun) 13時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 13時半頃
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ほう、そのような物が売られておるのか。
[後で覗いてみようと、弾む聲。 続く言葉には、ふむと小さく頷き]
思って、お主も山の神になりたくなったのか?
[狐の面の下から、心の裡を見透かす様に。 此方を見詰める相手を見やる]
(87) 2011/02/13(Sun) 13時半頃
|
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おお。沢山おるぞ。 犬になり切れず、猫のように心の侭に振る舞う物ばかりじゃ。
[くつくつと笑う声は、少しくぐもって聞こえるだろうか]
――…もしお前が猫の生を望むのなら。
[りん、と鈴が鳴る。 りん、りん――と、歩むたびに響く鈴の音が、二人の距離を縮めて行く]
(88) 2011/02/13(Sun) 13時半頃
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お前も、俺と共に来るか――?
[明之進が狐の面から視線を反らしたその一瞬に、 耳元でアヤカシは誘う。
惑わす様に甘く――]
(89) 2011/02/13(Sun) 13時半頃
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[だけど、それも一瞬の事。
りん、と。 もう一度鈴の音が響いた後には、 狐の面のアヤカシは、明之進の前から其の姿を霞と変える。
甘い囁きと、惑わす言葉だけを遺して――**]
(90) 2011/02/13(Sun) 13時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 13時半頃
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―祭り会場―
いらしゃーい。飴作るでー? ああ、虎やね?まかしときー。
[飴細工の屋台では、いつも通りの声が響く。 ただ、いつもと違うのは、店先で汚れた風車が、風がふく度にからからと回っていたこと**]
(91) 2011/02/13(Sun) 14時頃
|
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― 祭会場 ―
[するり、人の合間を縫って、其れが常の男は、共にいたはずの一平太とはぐれたと気付くのに遅れる]
……まあ。そうだな。
[そのうちに会えるだろうと思いながらも、 探そうかと冗談でも言った己の言葉を思い出せば、がし、と頭を掻いて]
……
[その姿を、ふうわり、と 祭を見渡す高い場所、藤の薫りが僅かにのこる屋根の上へと移らせた]
(92) 2011/02/13(Sun) 14時半頃
|
|
[一平太の姿は、恐らく直ぐに見つける事ができただろう。 他にも、見知った誰かを見下ろす景色に見つけるか]
……ああ。
[すん、と鼻を鳴らす。 アヤカシの里で嗅いだ薫りに、一羽の蝶が溶け出で、翻る]
(93) 2011/02/13(Sun) 14時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 15時頃
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[――りん]
[どこかから、鈴の音が聞こえた気がして、思わず息を飲んだ。慣れていたはずなのに]
……っ痛!
[しかし、その鈴は普通の音とは違うように聞こえた。突然頭痛がして、作業の手が止まり、片手で頭を押さえる]
[『……定吉が、弟が』
『うちら、もう家族なくしたくないねん』
『アヤカシの里を覚えてたらまた、…いつか…』
『…忘れ…何か…方法……』
『我が儘かもしれ……でもお願……』
『柳……爺…ん』]
(94) 2011/02/13(Sun) 19時頃
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|
何、今の………
[頭の中で、奇妙な記憶が駆け抜けた、気がした。けれど、その正体はつかめず。しばし呆然と。だが]
!? しもた、失敗してもた!うわ、堪忍してな!すぐ新しいの作るから!
[客からの視線で、飴細工の途中だったのに気づく。飴は、熱いうちに形を変えなければならない。
しかし、作りかけの猫は、後ろ脚が一本のまま、冷えて固まってしまっていた。片足のない猫の飴を逆さまにして網の上に置き、慌ててやり直し始めた**]
(95) 2011/02/13(Sun) 19時頃
|
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――河原――
[里の外れに近い雪の積もった河原での雪合戦。 ひらり、ひらりと行き交う雪玉を避けては投げて。]
もう、降参か。
[夜になる前に家に帰れといわれる子もあって、 そろそろ祭りにと謂い始める子も出て来る。]
よし、境内まで競争だぞ。 春松とも遊びたいしな。
[早い刻に春松と石段で交わした言葉を思い出し、 祭の会場に行けば会えるだろうと考える。
その時には他に人がいたので聞けなかったけど、 春松の顔が曇ったように感じたのも気がかりで。
祭の場に向けて駆け出した。]
(96) 2011/02/13(Sun) 20時半頃
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餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 20時半頃
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[境内の裏でぼんやりすることしばし]
さて、僕はどう動くべきかな。
[空を見上げた、刹那、華月斎を見たような気がした …一平太は苦笑した]
そんなわけない。
[なぜ華月斎を思い出すのか…恋する乙女でもあるまいにと思うと余計に可笑しくなる]
考え事ばかりしてはいかんな
[とにかく人のいるところで気を紛らそうか… そう思い屋台の方へ向かった]
(97) 2011/02/13(Sun) 21時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 21時頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 21時頃
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――境内――
[屋根に積もった白が淡く朱に染まり始めた頃。 行き交う人々をするりするりと交わしつつ、 石段を子供達と共に駆け上がる。]
オマエ達は屋台に行くのか?
オレは境内を一回りしてくるよ。 ああ、またな!
[子供達の幾人かは、 飴や面を求めて屋台へ行こうと謂う。
からり笑えば、屋台へと向かう子供達を見送った。]
(98) 2011/02/13(Sun) 21時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 22時頃
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― 境内 ―
[ 使いを終え、再び石段を上る。 当然の事ながら、そこに3人の姿はなく――……
知らず、首を巡らせて、溜息を吐いた。]
(99) 2011/02/13(Sun) 22時頃
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はぁ……
[ 吐く息が、白い。 上空は、昼間だというのに雲が多く、今にも雪が降りそうだ。 凍みた空気があかぎれに沁みる。]
にいさん……
[ アヤカシの里も、こんなに寒いのだろうか。 病弱だった兄。 知る者のいない土地で、凍えたりはしていないだろうか。]
(100) 2011/02/13(Sun) 22時頃
|
|
[どれくらい話をしていただろうか。 気が付けば、空は茜に染まっていた]
……この後、何か用はあるだろうか。 もしなければ、そろそろ祭りの方へ戻ってみようと思っているのだが……ともに、どうだろうか。
(101) 2011/02/13(Sun) 22時頃
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|
―供物台前― いいや、仮宿の関係者らしい。俺も良く知らん。
[ゆっくりとした足取りで>>77朧に歩み寄ると供物台に積まれた団子を見つける]
これは、見矢さんが?
俺は藤之助、この村出身だが今は知り合いに来ていることを知られたくないので苗字は内緒だ。 実はこの辺りではそこそこ有名な家なのでね。
[万一加賀屋の名前を知っている時の為にそう誤魔化す、これも嘘は混じっていない言い回しになる]
(102) 2011/02/13(Sun) 22時頃
|
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[先程置いた団子をちらりと見て]
あぁ。 何の仕度もなしに訪れたもので……今朝、里の和菓子屋で買ってきたのだが。
藤之助、か。 あぁ、それで藤の香を。
[苗字を聞けば、油問屋にいた頃の取引先に、もしかしたら心当たりがあったかもしれないが]
(103) 2011/02/13(Sun) 22時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 22時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 22時半頃
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[朧の話>>78>>79には興味を惹かれなかった様だ、フゥとため息をひとつ]
きっとアヤカシは、嫌がる人間を無理矢理連れ帰るのを好むから皆は攫われまいとするんじゃないかな?
[嫌がる、といえば先の祭りで連れ帰った青年は「弟が一人になってしまうからやめてほしい」ととても嫌がってくれた。 ああいうのはとても攫い甲斐があると思うこのアヤカシは他のアヤカシの印象が悪くなる事など気にしないのだ]
(104) 2011/02/13(Sun) 23時頃
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|
嫌がる人間を?
[ん、と首を傾げ]
望む者を……ではないのか? だとしたら、この地のアヤカシは、思っていたよりも随分と残酷なことをするのだな。
ならば私は、浚われることは……。
[言いかけて、ふと藤之助を見て]
いやその方が良いかもしれん。
(105) 2011/02/13(Sun) 23時頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 23時頃
|
祭り、ね。人ごみは少々苦手なので俺は篝火にしばらく当たってから帰ろうかと。
[んーと首を傾げ、あまり共にする時間は長くない方が良いと考えて緩く断る]
アヤカシがひとつだとは限らないし、そのアヤカシにもよるかもしれないけれどね。 俺が知る限りでは望まないまま攫われた者の方が多い気がして。
[それも自分が転じる前の話、最近はどうだか正直知らかったし其処に興味はあまり無かった。 少なくとも自分が攫うのは、嫌がる相手の方が多いというだけ]
(106) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
|
|
[>>87 狐面の男に問われ。]
えっ……。
[ぎくりとした。具体的に山の神になりたいとまでは思っていなかったが… 自分以外の何者かになりたいと心の奥底で思いながら面を被っていただけに、見透かすような事を言う狐面の男に対し恐怖に似た感情を抱く。]
…そう、なのですか……。
[沢山いるとの話には、それだけしか言葉を返せなくて。
――何だろうこの感覚は。単なる恐れではない。]
(107) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
|
|
[りん、りんと鳴る鈴の音が頭の中で奇妙に響く。 狐面の男が近付いて来るのには、息を詰めて微動だにできず。 堪らず視線を逸らせば、その一瞬耳元で囁かれた声に背筋がぞくりとした。]
――っ!
[鈴の音が鳴ると同時にバッと耳を押さえてそちらを見ると、狐面の男の姿はもう何処にも居ない。]
(108) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
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あ……。
[今の者は、まさか。いや、恐らく間違いなく――。]
……っ!!
[震える手で杖を取り、何処へとも考えず歩き出す。 多少混乱しながら歩を進めているので、誰かにぶつかるかもしれない。]
(109) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 23時半頃
|
[屋台に向かうため供物台の方に行くと男二人が話をしていた。 一平太は軽く会釈をし、通りすぎようとすると 男の言葉が耳にとびこんだ>>104]
(嫌がる人間を攫うだと…?)
[声には出さなかったが聞き捨てならぬ言葉に一瞬足が止まり 藤の香りを漂わせる男を見やる …それは睨みつけるような顔だったかもしれない]
(110) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 23時半頃
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そうか。 ならば無理にとは言えんな。
[ならば篝火の方までと、改めて誘い直し]
あぁ確かに、アヤカシがひとりだけとは限らんな。 そうか、色々な性分のアヤカシ……。
同じなのだな、人間と。
[やはり、この者といると、心が落ち着く。 傷付いていた心が癒されてゆくような気がする]
(111) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 23時半頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 23時半頃
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― 屋根の上 ―
[一平太を見つけ、くすりと笑う]
あ――…
[その視線が、あった、気がした。 ひとらしからぬ場所を思い出せば、ふっと姿を隠してしまう。
寂しげな冬の空に、滲んだ茜色の蝶が一羽だけ、取り残されて舞うばかり]
(112) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 00時頃
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[>>110 しかしそれは一瞬のことで、一平太はすぐにその場を離れた]
これは…とんだ思い違いをしていたのか?
[思案しつつ歩いているとぶつかる男がいた>>109]
おっとあぶない…おや、明之進殿ではないか。 慌ててどうされた?なにやら顔色も悪いようだが
[ぶつかった拍子に倒れそうになれば支えただろう]
(113) 2011/02/14(Mon) 00時頃
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[すれ違う見知らぬ青年に睨まれた>>110ような気がした。 話を聞いていたのだろうか、内容は誰に聞かれても構わないもの程度に抑えてはいる。 何か意見があれば聞いてみようかと思ったがそのまま通り過ぎてしまう。
嗚呼、少し残念……]
(114) 2011/02/14(Mon) 00時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 00時頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 00時頃
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あっ……申し訳ありませ…… 一平太さん…!
[誰かにぶつかり身体を支えられ、慌てて顔を上げれば見知った顔で。 幾らか安心すれば表情が歪み、一瞬、泣き出しそうな顔をした。]
あ……有り難うございます。
[体勢を立て直すと、胸に手を当て「はあー」と大きく息を吐き、心を落ち着けようとする。]
(115) 2011/02/14(Mon) 00時頃
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[すれ違う一平太>>110に、軽く会釈を返す。 睨みつけるような表情は、此方からは見えなかったが]
[去ってゆく背中を見送ると、再度藤之助の方を向き]
冷えてきた。 私達もそろそろ行かぬか?
(116) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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[明之進の様子がおかしいのは明白だったが、ここはあえて心配そうな素振りはせず]
すこし…温まりますか? 甘い飴湯でも飲めばすこしは楽になるでしょう。 知り合いに飴屋がいますから、一緒に行きませんか?
[つとめて明るく振る舞い定吉の飴屋に行こうと誘う]
(117) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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[またあの青年とすれ違うだろうか?その時は自身がアヤカシだと知らすのも悪くないかもしれないとほくそ笑む。 直ぐに表情を元のやわらかいものに戻すと朧と篝火の方へ]
アヤカシとていきもの、だろう? 山の神とはいえ意思のあるものなら個性もあると思う。
[ひと括りにアヤカシといっても様々、髪に隠れた短い角をそっと撫でて歩き出した]
(118) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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あれ?
[ふっと一息ついていると、屋台の前を通り過ぎていく人影が見えた。目についたのは、その人影が杖をついているにも関わらず、必死に歩こうとしていたからだ]
あ、前ぶつかる、危な……
[屋台から飛び出しかけた所に、明之進を支える一平太の姿。一つ息を吐いた]
一平太、いい仕事してはるわー!
[二人からそれほど遠く離れてはいないが、少々大きな声を出して届かせ。>>117]
(119) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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はい……。
[>>117 一平太の言葉に頷き、後について行こう。飴屋…もしや先日、飴細工を買った所かなとぼんやり考える。]
(120) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 00時半頃
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成る程、たしかに。
[もっともな意見に笑みが零れる。 そして、篝火の方へ歩を進めながら]
……このところの私は、いかにしてこの世から消え去るかばかりを考えていたが。 藤之助と会って、考えが変わった気がする。
やはり私は、まだ、この世に在りたい。
[程なく篝火の前に着けば、他の者の姿も見られるだろうか]
(121) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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…………、そうだね。 長生きする方が色々なものを知ることが出来て良いんじゃないだろうか。
[ぼやりと揺れる篝火の前、暖かな光が体を温めてくれる。
――自分は何故あの時、ウトに頼んでアヤカシにしてもらったのかを思い出しながら]
好奇心が無くなった時が死ぬ時だ。
(122) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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好奇心……。 そうだな、久しく忘れていた言葉だ。
[篝火に照らし出された藤之助の横顔を見つめ]
私は、藤之助のことをもっと知りたい。 できることなら、この祭りが終わったあとも会いたいと思う。
[早急すぎるだろうか、とも思ったが。 今までの己を変えるには良い機会だと]
惹かれてしまったようだ、私は。 藤之助に。
(123) 2011/02/14(Mon) 01時頃
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[定吉の店はすぐだった自分が明之進を支えているところを見ていたようで]
あぁ、定吉さん、そんな大声出さないでくださいよ。
[照れ笑いになりつつ、飴湯を二つ頼む]
この人の分は僕が払うから
[と言いつつ二人分の代金を払う]
(124) 2011/02/14(Mon) 01時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 01時頃
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[案の定、自分が思い浮かべた飴屋と一平太が言った店は同一だったらしい。飴師からかけられた声にハッと振り向き、軽く会釈したが。]
え……そんな、悪いですよ。自分で払います。
[一平太が言った言葉に財布を袂から取り出そうとするが、もたもたしている内に代金を払われてしまって困ったような顔をする。]
(125) 2011/02/14(Mon) 01時頃
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あはは、照れんでもええよー。ええことしたやん。
……ああ、やっぱり。 飴細工二つ、買うてくれたお人やね?
[照れ笑いをする一平太をからかいつつ。彼の連れてきた明之進を見れば、特徴的なその姿から、すぐに思い出せた]
すごい慌ててどうしたん?財布でもとられたん? そやね、飴湯でも飲んで、まずは落ち着きい。
[ありがとさん、と言いながら、一平太から飴湯の代金を受け取り、湯のみを二つ用意した。
屋台の隅の方に、まだ、足が3本の猫の飴を置いている事を忘れたまま。]
(126) 2011/02/14(Mon) 01時頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 01時頃
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[ どれ位の時間、石段の一番上で空を見上げていただろうか。 ふと我に返ると、粗末な着物が冷えて体温を奪っていた。]
……っくしゅ! さむ……。
[ くしゃみを一つ。 店に帰る前に少し温まりたいと、春松は祭の本陣へと足を向けた。 確か篝火が、あった筈。]
(127) 2011/02/14(Mon) 01時頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 01時半頃
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[困ったような顔をする明之進に]
まぁ、誘ったのは僕のほうだし、いいじゃないか。
[さらっと言ってのける。傍らの縁台に並んで座ると 飴湯をゆっくりと飲む]
さ、遠慮しないで。落ち着くには温まるのがいい。
[穏やかに微笑んだ]
(128) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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はい。祖母が、こちらの飴細工がとても好きだそうで…。 俺も頂きましたが、食べてしまうのが勿体なかった。
[綺麗な飴細工が並んでいるのを見ながら、少しだけ柔らかな表情になり。]
いえ、財布はあるのです……。有り難うございます。頂きます…。
[屋台の側の横長の椅子に座ってから、一平太と飴師の両方に頭を下げつつ飴湯を受け取り。]
……猫……。
[眺めていた飴細工から少し離れた隅に、足の欠けた猫の飴細工を見つけて顔を曇らせ呟く。]
(129) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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!
[想定以上の言葉に流石に驚いて朧の方を振り返る]
先にも言ったが、今はこの村に住んではいないのでこの祭りが終われば遠い里に戻らねばならないのだ。
[至極残念そうに呟く。このアヤカシは演技力も相当なものだ。 無論会う方法は無くは無いし、叶える事もできる。
其れを伝えるはずも無く、いずれ知る事実のため雰囲気を盛り上げて置くことも忘れない]
祭りの間ならば、こうして会うことはできる。 しかし…………すまない。俺も見矢さんが…………
[自分をアヤカシだと知った時の態度が気になって仕方ない。 そう心の中で言葉を締め括る**]
(130) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 01時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 01時半頃
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贔屓にしてもろてるんかな?嬉しいわあ。 婆様にもよろしゅう言うとってな。
うん、食べるの勿体ないってよう言われるよー。 こういうのは見るんも楽しいからね。 寒い所に置いてやったら、しばらくは溶けずに長持ちするよ。
[笑顔で明之進に返したが。その表情が曇るのを見て、何だろうと視線を追えば>>129]
……あちゃ。んん、これ、途中でうっかり手を止めてもうてなあ。 足作りそびれてもうたんよ。
[明之進の足もちらりと見ながら、きまり悪そうに頭をかいて]
(131) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 01時半頃
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[ 火に当たろうと近寄ったところで、大人の話>>123, >>130を耳にしてしまう。 ばつが悪くて、聞いてしまった事を悟られぬよう、さりげなくその場を離れた。
身体は冷え切っていたが、丁稚には飴湯を買うだけの金はもはやなく、一平太と明之進に羨ましそうな視線を投げかけて、春松はそそくさと店に戻った。**]
(132) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 01時半頃
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[明之進の表情が暗くなり、その視線を追うと造り損じの飴細工があった]
定吉さんでも失敗するんだね…弘法も筆の誤りってやつ?
[軽口を叩いて見るも、どうも明之進の様子が気にかかる]
(133) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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河童の川流れともいうなー。
どんぶらこどんぶらこーって流されていってまうわ。 俺拾ってくれるの、婆さんじゃなくて別嬪さんのがええけどな。
[さらに軽口を叩いて、場の空気を明るくしようとしてみるが。効果はあっただろうか……>>133]
(134) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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そうか、帰らねばならぬのか……。
[心底残念そうに俯く。 そこが、アヤカシの里だなどとは知らぬが故に]
ならば、せめて……。 ……。 …………!
[せめて、この祭りの間だけでも……と言おうとしたところで、続けられた言葉に目を見開き]
それは、真か……?!
(135) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 01時半頃
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ええ、そのようで。…はい、伝えておきます。
[婆様によろしくと言われれば頷き、話を聞いていたが。]
……え。あ。
[飴師の決まり悪そうな様子と視線に気付くと、違うのだと伝えたくて首を振る。]
……いや、あの……足を気にした訳では無いので……。 すみません。
[気を遣わせて。]
…先程……自分達は気ままな猫に似ていると言う……山の神様に、お逢いした、のです。 それをつい連想して…。
[目を少し伏せながら口にした。]
(136) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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[どの道、空気の明るくなる話題ではないので二人に申し訳なく感じつつ。]
(137) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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[「見矢さんが…………」の後に続くかもしれない言葉が、まさか自分を奈落へと突き落とすものだなどとは気付かずに。 想いが伝わったのだと、勝手に喜び]
私のことは、朧で良い。 いや、そう呼んで欲しい。
藤之助、明日もまたこうして会うことができるだろうか。 私は明日も、供物台に顔を出す。 だから、藤之助も……。
[久しく浮かべていなかった、心の底からの笑顔を浮かべ。 藤之助がここに留まっている間は、傍らにいることだろう]
(138) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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[定吉の受け答え>>134にニヤリとし]
別嬪さんか…どうだろうな。
[明之進が何に怯えているか気にはかかるが、今は落ち着かせることが先決とばかりに、他愛のない話でなんとか場をなごませようとする]
……手妻師の妙技はすごいよな。伏せた茶碗から水を出させたり、どこからともなく蝶を舞わせたり…
(139) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 02時頃
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え、いやいや、こちらこそごめんやで……
[明之進に慌てて諸手を振ったが、続く明之進の言葉にぴたりと手が止まり、細い目を見開いた]
え、アヤカシに……山の神様に会うたん? それ、ほんまにアヤカシやったん?
[つい、勘違いではないかと確認してしまう]
(140) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 02時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 02時頃
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― 屋根の上 ―
[りん、と鈴の音が鳴る。 ふわりと降り立つのは、細工の蝶が舞う屋根の上]
おお、久しいな。華月斎。 誰ぞ、面白き者でも見つけたか?
[狐の面を外すと、 幼さを残す素顔を覗かせながら、赤い瞳をにぃと細めた]
(141) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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[アヤカシの言葉に一平太の表情が変わる]
…
[二人の会話を黙って聞くことにした]
(142) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 02時頃
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手妻師? なるほど。手妻師やったとか、ちゃう? 水出したり蝶出したり、不思議な事するお人らやからね。
[少し前に一平太の出した話題を拾ってみて>>139]
(143) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 02時頃
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ああ、ウトか。
[鈴の音と共に現れたアヤカシに気づけば、立ち上がる。 彼の表情に応えるように、ひらひらりと舞い上がる蝶が鮮やかにウトの周りを踊った]
面白い者…… まあ、それなりには。
それよりも、あれを。
[視線で、藤之助とひとのこを指ししめす]
(144) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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[尋ねられ、頷く。]
歩く毎に鈴の音を響かせる、狐の面を付けた御方が……望むなら、お前も俺と共に来るか、と……。
…気づいた時には、姿が消えていて。
あれは……山の神様だと……。上手く言い表せぬのですが、あの時受けた不可思議な感覚は……
人ならざる者だと。俺は感じました。
[口に出してみれば幾分か落ち着いたらしく、はっきりそう答えた。]
(145) 2011/02/14(Mon) 02時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 02時半頃
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[周りを舞う蝶へと指先を向ける。 その内の一羽が其処へと止まれば、嬉しそうににぃとその唇は弧を描いた]
それなりに? あの中に居るんだな、よし当てて見せるから待ってろ。
[どれどれ、と華月斎の背中越しに覗きこんだ所で、 あれをと、指し示す指]
藤じゃないか。 あいつも祭りを楽しんでおる様じゃな。
[人の子と共に在るのを見て、くつくつとアヤカシは笑う]
(146) 2011/02/14(Mon) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 02時半頃
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手妻師……?
[そう言われると自信が無いが。]
で、でも、やはり……。 証明は出来ませぬが、逢えば…解ります。恐らく。
[実際は個人の感じ方次第だろうが。明之進自身は、そう思っていた。]
(147) 2011/02/14(Mon) 02時半頃
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[体の前で止めていた手をぱたと下ろす。>>145 姿かたちは覚えていない。でも一つだけ覚えていたのは]
鈴の音……
[そういえば、あの音がどこからか聞こえたような気がしたから、何かを思い出しそうになって]
…もしかしたら、俺の会った人?とおんなじかもしれんね。子どもの頃やからよう覚えてへんけど、俺もそれっぽい人に会うた事がある。
……鈴の音が鳴っとったんは覚えてるんよ。 わーわー。おったんやなあ。
[落ち着きなく指を動かし]
(148) 2011/02/14(Mon) 02時半頃
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|
[明之進の話を聞いて独り言のように呟く]
ふむ…大胆だな。
もっと密やかに連れて行くと思っていたのだが。
[ふと引っかかるものを感じて定吉の顔を見た …彼は…覚えているのだろうか?…と]
(149) 2011/02/14(Mon) 02時半頃
|
|
おいおい、探してどうするんだ?
[背に感じた軽い重みに、降りろと軽く文句を言いながらも、笑う。 避けられなければ頭を撫でて] ……あなたと藤之助は、似ているな。
[ぽつりと呟いた。 そういう性質のアヤカシが多いと、そういうものだと心得ている。嫌悪など抱かない。 しかし男自身とはズレがあり。 それは、他のアヤカシからどう捉えられていただろうか]
(150) 2011/02/14(Mon) 02時半頃
|
|
どうするって……どうしてくれようか?
[にぃっと笑う貌は、酷く残酷な色を帯びていた。 降りろと文句を謂われれば、天邪鬼なアヤカシはいーやーじゃーと逆にしがみつくだろう]
俺と藤が…? ぜんっぜん似とらんと思うが。時々そなたは不思議な事を謂うのう。
[まるで新しいおもちゃを得た子供の様相で、撫でる手を取り、 その指先をぺろりと舐めた]
(151) 2011/02/14(Mon) 02時半頃
|
|
[どれくらいそこに留まっていたかは分からないが。 藤之助が篝火の前を離れるのと同じくして、自身も祭り会場をあとにする。
その足取りは、心なしか、軽い]
祭りは、あと何日だったかな。
[祭りが終われば帰らねばならぬと、藤之助は言った。 だが、朧は決めていた。 行く宛のない身……ならば、彼とともに行こうと。 明日会ったならば、そう頼んでみようと]
それまで、アヤカシに捕まらぬよう気をつけねばな。
[ふふっと笑み、仮宿へ]
(152) 2011/02/14(Mon) 03時頃
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|
[一度はアヤカシに連れていかれた定吉。
けれど、戻ってきた後、常にぼうっとしたり、夜中に突然目を覚ましたりと、様子がおかしくなっていた。その様を見た定吉の二人の姉は、弟がおかしくなったのはアヤカシの里へ連れていかれたから、そしていつか再びさらわれてしまうのではないかと考えた。
姉達は定吉を連れ戻した一平太の祖父に、アヤカシと関わった一連の記憶を消す方法がないか、もしあるのならば消してほしいと願ったのだ。
定吉自身も、「家族を心配させるから」と承諾し、願った。それが「杖」の力だったのか、柳生の知り合いの力だったのか、そこまでは姉達も定吉も知らない]
えと……あんたさんも気ぃつけね。 俺はたまたま帰ってこれたんやけど。 怖かったせいか、鈴の音以外はあんま覚えてないんやけどね。
[明之進へとそう忠告する。 記憶は完全には消しきれておらず、少しだけ「覚えていた」。>>149]
(153) 2011/02/14(Mon) 03時頃
|
|
定吉…さんも、お逢いしたことがあるのですか!
[目上の人だから様付けで呼ぼうかと思ったが、彼の気さくな雰囲気に止めた。 そして一平太の言葉には]
俺も、そう思っていました……。
[言いながら頷き。]
(154) 2011/02/14(Mon) 03時頃
|
明之進は、忠告してくれる定吉に、黙って頷いた。
2011/02/14(Mon) 03時頃
飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 03時頃
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─仮宿─
[寝所で帯を解いていると、懐から手鏡が滑り落ちた]
おっ……と。
[拾い上げたそれは、やはり霞んでいて、顔すらろくに映らない。 とりあえず、畳んだ着物の上にそれを置き、床について瞼を閉ざすが]
……藤之助、か……。
[寝入る前のその囁きを、鏡が聞き届けてしまったことなど──今はまだ、知る由もなく──**]
(155) 2011/02/14(Mon) 03時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 03時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 03時頃
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うん、昔ね。外で飴細工の練習しとったら、声かけられてさらわれそうになってん。飴作ってるの、妖術みたいで面白い、って言われてねえ。
結構大胆に、がーっと来て ばばーっとさらっていこうとしよるからね。夜、一人で出歩くんはやめた方がええね。
狐面かー。お面屋の前通るの怖くなりそや。
[一通り自分の経験を語った後、かなわんなぁと独りごちて]
あ、うん、俺定吉言うねん。よろしゅうに。 気をつけな、一平太もあんたさんも……あ、名前教えてもろてええ?
(156) 2011/02/14(Mon) 03時頃
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|
[しがみつくこども、けれど男よりも長い時を生きているのだろうこどもを、仕方がないと負うようにしながら。 浮かんだ残酷な色>>151を見れば、男の表情には苦いものが混じる]
……あまり困らせてくれるなよ。
[言ったところで聞き入れられるとも思えなかったが、思わず口にする]
いいや、似ているよ。 ――… っ、何をするんだ。
[どこが、と言葉を続けようとした所、 撫でる手を取り、ウトが男の指先に舌を当てるのを間近に見て。全く予想していなかったウトの行動に目を瞬かせる]
(157) 2011/02/14(Mon) 03時頃
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困らせたりなどせぬ。 ただ、遊ぶだけだ。
長く時を生きると、時折思うのだ。 この孤独を癒す何かが欲しいと。
[ちらりと、赫は下で談笑し合う人の子たちへと向けられる。 言外にそれが人の子との触れ合いだと謂わんばかりに]
あまり面白いことばかりを謂うから、 面白い味でもせぬかと思ってな。 しかし……そなた意外と初心よの。
(158) 2011/02/14(Mon) 03時頃
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[定吉の言葉を聞くとアヤカシの里に行ったことまでは覚えていないようだった。
それもそのはず…アヤカシに連れていかれるのを望まない者は連れ戻した時点でアヤカシの里にいた頃の事を忘れる。
祖父は定吉の家族にはそれを伝えたはずだ。 ただ、本人には伝えられなかったのだろう。 思い出させないために。]
明之進殿は…アヤカシに連れていかれるのを… 望むか?望まないか?
[唐突に聞いてみた]
(159) 2011/02/14(Mon) 03時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 03時半頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 03時半頃
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妖術みたい…か。成る程……。
[屋台に並ぶ飴細工を見やり呟いていたが、定吉が「がーっ」「ばばーっ」と擬音を交えて語るのに思わずくすっと笑いが漏れる。]
あ……すみません。 俺は、加賀屋明之進と申します。
[名乗り、軽く頭を下げた。]
(160) 2011/02/14(Mon) 03時半頃
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|
[赤い眸に苦笑を向ける]
遊ぶ、それが困るんだろう。
――… 孤独、か。 これまでには、癒せなかったのか。
[慰めるため繰り返される祭。連れ帰る人の子等。 それらでは叶わずに、今も、寂しいのかと問いかけた]
……う、初心、などと。 指を舐めるなど、思わなくて、だな……
[言い繕えば繕うほどに、肯定している気がして]
……面白い味は、しなかったろう。
[こちらは面白くない、と。 ばつが悪そうに視線を外す]
(161) 2011/02/14(Mon) 03時半頃
|
|
何故じゃ? お前も俺も、別に困らんであろう?
[華月斎の言う”困る”の意味が判らずに、緩く傾げる首。 アヤカシの中に巣食う孤独。 それは幾ら人の子を浚っても、 また幾ら人の子を喰らっても、癒える事はなく]
――…たとえ、浚っても。 皆俺を置いて死んでいく。
[ぽつりと呟く聲には、寂しさが滲む]
(162) 2011/02/14(Mon) 03時半頃
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|
明之進さんやね、こちらこそ、今後ともご贔屓に。
[明之進に頭を下げ返した。>>160 と、一平太が明之進に問いかけたのが耳に入り。>>159]
………
[その問いは明之進に向けられたものだったが、自分も心の中で自身に問いかける。子どもの時は家族もいたし、『もっと腕をあげたいから』という明確な目標があったから、帰りたいと望んだ。
――今は?]
(163) 2011/02/14(Mon) 03時半頃
|
|
[ばつが悪そうに視線を外す華月斎へと、 狐の面を被り直して向き直り]
味はせぬが、そなたの其の初心な反応は、 中々に面白かった。
……伽をさせても、同じなのか興味はあるな。
(164) 2011/02/14(Mon) 03時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 03時半頃
飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 03時半頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 03時半頃
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……俺もウトも、困らない、か。
[首を傾げる>>162、そこにあるのは純粋な疑問。 そこに差異がある。 男にも、寂しいという感情は理解できるし、感じないとも言わない。 けれど、感じているものは"ちがう"のだろう。 そして、男は人と"同じく"果てる可能性の強い体]
――ウト……
[滲む寂しさに、慰める言葉は続かない。 ただ、男の髪先と同じ朱色の蝶が、ひらりと赤い視線の中に舞う]
(165) 2011/02/14(Mon) 03時半頃
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[一平太の問いには、目を瞬かせ。]
……ま、さか。 望んでなど……いません。
[どこか迷いを含んだ声で答えた。]
(166) 2011/02/14(Mon) 04時頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 04時頃
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[名を呼ぶ同胞に、つんとそっぽを向く。 ひらり舞う蝶は、その指先に留まらせて。 大切にもう片方の手で包むだろう]
……慰めなど要らぬ。 もう慣れておる。……それに今は祭の時期だしな。
(167) 2011/02/14(Mon) 04時頃
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驚いただけだ、そう面白くも……
はあ?伽!?
[思わぬ言葉に素っ頓狂な声を上げた。 ウトの表情は、狐面の奥に隠れ、見えない]
(168) 2011/02/14(Mon) 04時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 04時頃
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[明之進の答えに微笑む]
まぁ…そうであろうな…普通は。
[僅かではあるが、迷いがあるのを薄々感じ取っていた。]
(169) 2011/02/14(Mon) 04時頃
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[狐の面の下の表情は、誰にもうかがい知ること等出来ない。 声だけは楽しげに、くつくつと笑っているけれども]
なんじゃ素っ頓狂な声を出して。 初めてという訳ではないじゃろう?
[伸ばした指先は、華月斎の唇を舐めるように掠めて]
なんて、冗談じゃ。 ほんに初心な奴よ。
[愉快愉快、と。高らかに笑う]
(170) 2011/02/14(Mon) 04時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 04時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 04時頃
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もしかしたら、もう一回あの“アヤカシ”に会いたいとは思ってるかもしれん。多分、怖いもの見たさ言う奴やろなあ。
や、もちろん、帰ってこれるん前提やけどな。 ・・・ようわからん。
[ぽつ、とその問いに、尋ねられていないけれども呟いた]
(171) 2011/02/14(Mon) 04時頃
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