197 獣ノ國
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
―回想・大通り―
そうね、自信が無ければ、舞台になんか立っていないわ。
[少し間が空いたものだから、少し不安になったりもしたが、結局は受け取られた名刺>>0:392に、ジャニスはにこにこと満足そうな笑みを浮かべる。 そうして続けられた賛辞には、よりいっそう嬉し気に、けれど当然だと言う風に肯いてみせただろう]
ええ、そうしてもらえると嬉しいわ。 アタシ、自分の舞台を見てもらうのがとても好きなの。
一人で来てもらっても、構わないわよ。 ……沢山頑張るから、そうしたら、また褒めてちょうだいね。
[観客が増えるというのであれば、内心の事など吐露するつもりも無く。けれど最後にねだる様に付け足してしまったのは、先の賛辞が忘れられないからで。 仕舞われる名刺を見ながら、返ってきた紙切れには目を瞬かせた]
(16) 2014/10/03(Fri) 02時半頃
|
|
あら、ありがとう。 ――ルーカス……、"V"?
[予想外のそれ>>0:393を、ジャニスは白い指先で受け取る。すらりと紳士の名前を撫で上げ、ぽつりと言葉を落とした。 恐らく姓の頭文字であろうそれを、口の中で繰り返しながら、ちらりと紳士に視線を向ける。 ……名刺にしては、何だか不完全な気がして。だからどうというわけでも、ないのだけれど]
(17) 2014/10/03(Fri) 02時半頃
|
|
[――と。 唐突にかけられた声>>0:394に、ジャニスはちらりと視線だけそちらに向けた。何だか聞き覚えがある様な気はしたけれど、さて、誰だったか。小さく首を傾げていれば、紳士が彼の名前を口にして。 嗚呼、成程。いつだったか、公演に来ていた客の一人だ。二三、会話をした程度だったから、すっかり忘れてしまっていた。
会話を始める二人>>0:403>>12を、半ばぼうっと見詰める。そうしてはたと気付けば、何とも不機嫌そうに首を傾げた]
……アタシ、お邪魔かしら。
[けれど二人の話題が自分の事となれば、少しは機嫌も持ち直しただろうか。 人の注目が別に行くのは、嫌いなのだ。それがどうしようもなく幼稚な発想だと、ジャニスは気付いてはいない]
ええ、ルーカスとはついさっき、"お知り合い"になったわ。 錠、アナタのお友達だったのね。言ってくれれば良かったのに。
[二人とは違い、特に驚いた風でもなければ、にこりと笑みを浮かべる。教授に至っては、今の今まで名前すら忘れていたのに、ジャニスはまるで親しげにはなしかけてみせただろう。……演技は得意、だから]
(18) 2014/10/03(Fri) 02時半頃
|
|
[キングサイズのベッドの上、ジャニスは気怠げに髪を掻き上げる。 時刻は早朝。暫くは舞台に出られないというのに、いつも通りの時間に起きてしまった。損をした気分になれば、ため息も深くなるというもの。
けれどいつまでもそうしているだけ無駄だと、スプリングを軋ませながらよろりと立ち上がる。鈍い頭でぼんやり携帯を確認しながら、ほんの少し、昨日出会った彼等にメールでも送ろうかと思案する。 とはいえ、何を送れば良いのやら。寝起きの頭では、それも思いつかずに。結局携帯をベッドに放って、洗面所へと足を向けた]
……はあ。
[同居中の兄は、何処かへ出かけている様だった。であれば、朝食の調達は自分でせねばならない。 演技ばかりに身を費やしたジャニスが、まさか料理なんて出来る筈も無く。取り敢えずにと、冷蔵庫にあった牛乳を温めて飲めば、またため息を。
……舞台に立てない日の、何て味気ない事]
(42) 2014/10/03(Fri) 04時頃
|
|
……おなかすいた。
[一度物を胃に入れてしまうと、どうにも我慢がきかなくなるもので。ジャニスはぽつりと呟き、再び寝室へ足を向ける。 自分で作れないのであれば、買うしかないのだ。正直な所、仕事も無いのに外に出るのは億劫なのだけれど。
軽く化粧を施して、鏡の前で、にこりと一度微笑んでみる。今日も快調だ。 ――最後に昨日とはデザインの違う、けれどやはり真っ白なコートを羽織る。そうすれば、漸く思考もクリアになっただろう。幾度かの瞬きの後に、外へと足を踏み出す。
目指すは商店街。あそこに行けば、何かしら口に入れる事は叶うだろうから**]
(43) 2014/10/03(Fri) 04時頃
|
|
― 回想・大通り ―
"私もあなたが恋しい" "あれから、ずっと。 あなたに会ったその時からです"
["ペレアスとメリザンド" ――告げられた演目>>59に、ゆるりと当時の情景を思い出す。 死の間際の二人が交わす激しい口付けは、舞台の上であればそう恥ずかしいものではない。とはいえ、こうしてそれを見た者の前であれば、妙な気恥ずかしさは拭えなかったろう。 だからジャニスは、それを誤魔化す様に、ぽつりと芝居台詞を口にする。小さく、低い声。誰にも届かない様な、秘めやかな声音で]
次は暫く先よ。無理矢理休暇を取らされちゃったの。 アタシが出てない舞台で良いってんなら、今日にだってやっているけどね。
――そんなのには行かないで、アタシだけを見てちょうだいよ。
[誘う様に落とすも、相手はどこか上の空>>60で。 湧き上がる苛立ちをぶつけ様とすれば、彼はそのまま元来た道を行ってしまった。 ……結局何の用だったのだろう。公演の事を聞きたかっただけだろうか? 一つ鼻を鳴らして考えながら、今度は隣に立つ相手>>47に視線を]
(66) 2014/10/03(Fri) 09時頃
|
|
……興が削がれちゃった。 今日はもう帰るわ。ごきげんよう。
[コートの裾を持ち上げて、小さくお辞儀を。そうして僅かに肩を怒らせて、ジャニスは相手の返事も待たずに歩き出す。短気は損気。分かっては、いるのだけれど。
少し離れた所で紳士の名刺を取り出して、先程隠された"V"を再びなぞる。 隠されると気になってしまうのは性分だ。いつか聞き出してやろうとそう考えながら、自宅への道のりを急いだ*]
(67) 2014/10/03(Fri) 09時頃
|
|
― 現在・カフェテラス ―
ミルクティーとチョコレートケーキ。 先に飲み物を運んでちょうだい。
[公園の近くのカフェに着けば、テラス席の一つに腰掛け、簡単に注文を済ます。 普段であれば、寒がりなジャニスがテラス席を選ぶ事など無いのだけれど。昨夜偶々見付けたスレッドを見るうちに、人の波を観察したくなったのだ]
ありがとう。
[注文の品を運んできた店員に笑顔で礼を言いながら、ジャニスは通りへ視線を向ける。 通勤、通学。それ以外もあるかもしれない。 公園の通りを抜ける人々を盗み見ながら、温かい紅茶を口に含む。前だけ見ていたから、味なんてよく分からなかったけれど。
――この中にもしかしたら、"獣"が潜んでいるかもしれない。 ふとそんな事を考えれば、小さく嘲笑った。あんな荒唐無稽な話を信じる程に、現状に飽いているというのか。 ……けれど、実際そんな"もの"が居るのであれば。話を聞いて、役作りの足しにでもしたいものだ。
ふと、開いたスレッドに新着レスが書き込まれている事に気付けば、携帯へと視線を向ける。 暫くは此処で、観察と交流を続けよう。誰かに話しかけられれば、勿論答えただろうけど]
(68) 2014/10/03(Fri) 09時頃
|
|
……来るかしらね。
[何やら知っているらしい画面越しの相手に、自らの所在を落とし込み、ため息を一つ。 まさか、本当に来るとはかけらも思っていないけれど。ジャニスはほんの少しの期待を持って、端末を手の内で弄ぶ。
待ち人が来なければ来ないでそれでいい。どうやら相手は"女性"の様だし、男の自分と会うのは勇気がいるだろう。 どうせ何もかも暇つぶしだ。今更少し待ちぼうけをくらった所で、どうという事も無い**]
(85) 2014/10/03(Fri) 12時頃
|
|
……ッ!
[背後からの声>>97に、思わず途中で送信ボタンを押してしまう。ついでに持っていたフォークも落ちたから、コートの腿の辺りがべちゃりとチョコレートで汚れてしまった。……きっとこれは落ちないだろう。 小さく舌打ちを落としながら振り返れば、そこに居たのはジャニスの予想とは違う人物で]
…………"Bonjour おはよう 奥様は?"
["美女と野獣" 目の前の端末に映しだされたサイトで、ちらりと話題になっていた筈だ。そう思い至れば、ジャニスは成る程と目を細める。……成る程、してやられたというわけか。 とはいえ、女性と出会いたくて此処に居たわけではない。であれば勿論、目の前の"詐欺男"を拒む理由も無く]
てっきり女の子が来ると思っていたわ。 でも……へえ、中々の美丈夫じゃない。
[苛立たしさを隠す事も無く。切れ長の瞳で睨む様にして、目の前の青年を観察する。 自分より大きい上背には、やはり嫉妬めいた感情を湧かせながら。僅かに盛り上がったフードには、どんな髪型をしているんだ、などと眉を寄せてもみたろうか]
(100) 2014/10/03(Fri) 16時頃
|
|
……ねえ。早速だけど、"狼"の話を聞かせてちょうだいよ。 それとも、此処じゃあ不味い話?
――どちらにせよ、お話が聞けたら、どんな"遊び"にだって付き合ってあげるわ。
[汚れたコートを脱ぎながら、先程途中で送信してしまった文面をなぞる様に言葉を落とす。それと共に、手袋をはめた手で対面の席を示した。……座れば?とでも言う様に。 けれど此処で話すのが不味い話であれば、場所を変えるのも吝かではない。その場合、場所は目の前の青年に一任するだろうけれど。
――そうしてジャニスは楽しげに目を細め、相手の反応を窺う様に首を傾げてみせた]
(101) 2014/10/03(Fri) 16時頃
|
|
あら、ありがとう。 当然だけどね。
[落とされた賛辞>>104に、苛立ちも幾らか和らいでいく。ジャニスに向けられた視線には、怖じる事無く視線を返す。 彼の後ろ、可愛らしい女性>>113が此方を見ている事に気付けば、余所行きの笑みを浮かべてみせただろう。すぐに視線を逸らされてしまったから、彼女にそれが見えたかどうかは分からないが。
――けれど。 ちらと向けた視線の先。そのフードがずらされたなら。隠された"それ"を認識したのなら。>>105 目を見開き、がたりと音を立てて椅子ごと後退る。 人間には到底ありえない"耳"。……ああ、自分は夢でも見ているのだろうか。そう思ったけれど、勿論そんなわけがないとは分かっている。 その耳が再びフードに覆われたのなら、浅く浅く息を吐く。何をそんなに動揺するのか。ジャニスは既に一度、彼に騙されているというのに。
あんなのただの玩具に決まってる――そう、思うのに]
(126) 2014/10/03(Fri) 19時頃
|
|
……へえ。突然変異ってやつ? アンタも大変ね。
[椅子に座る相手にどうにか向き直り、アイスティーを飲むその姿を見詰める。知らず眉が寄るのは、隠し様も無く。それが恐れ故か、興味故か。ジャニス自身にもよくは分からなかった。 上げられる口角。動かされる唇。その二つに、瞬きを。 けれど後に続けられた言葉には、小さく息を詰めた]
アンタの"王子様"になれって言うの? キスでもすれば解けるのかしら。
[傾いだ首を元に戻し、軽口めいた言葉を送る。 丸められた目には、ほんの少し嫌な予感というものを感じたかもしれない。 けれどジャニスに逃げるという選択肢は無かった。"下手に刺激したら、どうなるか分からないから"]
(127) 2014/10/03(Fri) 19時頃
|
|
…………考えてあげてもいいわ。 でも、その耳だけじゃ駄目。そんなの幾らでも偽装出来るもの。
もっと"確かなもの"を、見せてちょうだい。
[向けられた片手>>106を取る事はせず、ジャニスの指先は机を叩く。 たん、たたん。たん。少しずつ速くなっていくそれは、鼓動にも似ていた。
――そうして、机の下に隠した逆の手では、端末を操作する。先まで話していた見知らぬ彼等彼女等に、"それ"の存在は嘘では無かったと、知らせる為に。それが目の前の彼にバレたって構わない。止められたとしても、それだけは実行しただろう。
その行為自体が、目の前の青年の言葉を信じてい証拠だとは、分かってはいたけれど]
(128) 2014/10/03(Fri) 19時頃
|
|
……結局、アタシに何をして欲しいのかしら。
[相手の声は低く、低く――、 その声音>>142の意味は何のなのか。知らず早くなる指の動きは、無自覚のもので。それに呼応する様に心臓も昂ぶっていく。 ……それに反する様に、指先は冷え、零す息は酷く頼りなげになっていくけれど。
美しい人を"演じる">>143その言葉には、流石に眉が上がった。だがそれだけだ。言い返す余裕すら、削がれてしまっている。
……怖いと言ったのは、誰だったか。話したいと返したのは、誰だったか。それは相手で、また、自分だ。 ところがどうだろう。今怯えているのはジャニスの方だ。そうして言葉を紡ぐのは、"獣"を自称する青年の方だ。 どこで間違えたのか。否、分かっている。"会う"という選択をしたその瞬間から、ジャニスは絡め取られていたのだ]
(163) 2014/10/03(Fri) 21時頃
|
|
――……ッ、
[息を飲む。椅子から立ち上がる。後退る。 剥き出しの犬歯には>>144怯える視線を。そうして与えられた恐怖には、引き攣った吐息を。
ジャニスが"Belle"ならば、目の前の青年は何だというのだろう。まさか、"Beast"ではないだろう。……ジャニスには到底、彼に"真実の愛"を教える事など、出来やしない。
演技を求められるのならば、答えねばならない。そうは分かっている。 けれど震える唇は、まともに動いてはくれない。観客は目の前に、確かに居るのに]
[好奇心は猫をも殺す。 人を殺すのは、退屈と無関心だ。
……ならば。ジャニスを殺すのは、果たして何だろうか。
――そうしてジャニスは走りだす。 目の前の青年から逃れる為に。自らを襲う恐怖から逃れる為に。 "刺激を与える事が一番危険"だとは、分かっていた。逃げるのはきっと得策ではないのだろう。だけれど、ジャニスは一縷の望みに縋ってみせる。 獣の耳と、立派な犬歯を持った青年が、自分を追いかけて来ない事に賭けて。ただ、ひたすら。走る、走る……、]
(164) 2014/10/03(Fri) 21時頃
|
|
[店を抜ける事は、出来ただろうか。公園を抜ける事は? ――果たしてジャニスは、青年に捕まらずに、逃げきる事が出来ただろうか]
(165) 2014/10/03(Fri) 21時頃
|
|
[――追われていた>>180様な、気はする。
けれど振り返った先に彼は居なかった。その事実に、安堵の息を吐いた]
……何よ。身体能力、高いんじゃなかったの?
[思わず、恨みがましい声を落とす。ジャニスは捕まえて欲しかったのだろうかとぼんやり考えて、一つ、長い息を吐き出した。……そんなわけがない。
今も小さく震える体は、確かに獣の青年の事を恐れていた。……けれど、それでも]
――勿体無い事しちゃったなあ。
["獣人"に会う経験なんて、そうそう体験出来ないだろうに。あれはきっと役作りに使えた筈だ。 だのに逃げ出してしまうだなんて勿体無い。……今度獣人に会ったなら、もっと慎重に動かないと]
ああ、クソ。コート置いてきた……、
[舌打ち一つ。汚れたコートはテラスの席にかかったままだ。彼が態々回収してくれているとも思えないし、白いそれはそこに置かれたままなのだろう。 けれど、まさかそれを取りに戻る気持ちも湧かずに、そのままふらりと歩き出す]
(226) 2014/10/04(Sat) 02時頃
|
|
―図書室―
[一先ず息を落ち着かせたくて、近くに見えた図書室に入れば、てきとうに入口から近い席に座って携帯を取り出す。 そうして少しの逡巡の後に、ぽつりぽつりと書き込みを始めただろう。……先の出来事は、全て伏せる形で]
(228) 2014/10/04(Sat) 02時頃
|
|
―回想・逃げる途中で―
[何処かから声>>188が聞こえた。 "白ウサギ"今の自分はそう見えるのか。ジャニスは自嘲気味に笑った。そんな良いものじゃない。これは、ただの逃避なのだから。 向かう先なんて無い。せめて仕える女王さまがいれば、ジャニスだってこんなに心細い気持ちで走らなくて済んでいるのだろうけど。
ただ、何かに呼ばれた様な気がして、ちらりとだけ声のした方へ眼を向ける。 そこには以前知り合ったばかりの少年>>229の姿が見て取れた 。かといって、立ち止まってご挨拶なんて状況ではない。後ろには"狼"が追いかけて来ているのだから。
……デートだなんて、羨ましい事。 パッと見年頃の男女が並んで歩いていれば、そう思うのは必然で。その楽しげな姿と、逃げ惑う自らの滑稽さの対比にジャニスはまた哂った*]
(246) 2014/10/04(Sat) 03時頃
|
ジャニスは、端末片手にため息**
2014/10/04(Sat) 03時半頃
|
[がりがり。がりがり。
無意識のうちに爪を噛んでしまうのは、ジャニスの幼い頃からの癖で。それを抑制する為に手袋をしているのだけれど、その上から噛んでしまうのなら、それは結局同じ事だ。 薄地の手袋は、ただ精神的な抑制にはなれど、歯列から指先を守るには至らない。
端末を片手に、苛立ちのままに爪を噛む。 先の失態は、どうにもこうにも。……プライドの高いジャニスには耐え難いものであった。 そう、ここのところなりを潜めて居た悪癖が、姿を現すくらいには]
……っ、
[指先の痛みに我に返る。はっとして端末から視線を動かし左手を見れば、白い手袋に赤が滲んでいた。 薄く乗ったルージュを拭い、それでも尚消えない……量を増した赤に舌打ちを。ぴりぴり痛む指先に、爪が半ばまで剥がれた事を知る]
……ふん。
[指先に赤の滲む手袋をそのままに、ジャニスは端末の操作を続ける。先日会った少年と紳士にメールを送る為に。 二つともBccに突っ込んだので、他に宛先がある事は彼等には伝わらないだろう]
(262) 2014/10/04(Sat) 09時頃
|
|
―――――――――――――― 差出人:ジャニス 宛先:シメオン、ルーカス ―――――――――――――― こんにちは 20xx年 10月2日 ――――――――――――――
ごきげんよう。 先日はどうも。良い暇つぶしになったわ。 でもね、今回メールしたのは、お礼の為じゃないの。
ねえ、獣人って、知ってる? 知ってる事があれば、教えてほしくって。今後のお芝居の参考にしたいの。 それじゃあ、連絡まってます。
――――――――――――――
[送信をタップして、ため息を一つ。あの獣の青年に会うまでに、少しでも情報を集めておきたかった。……今度はあんな無様を晒さない様に。 それに、彼等との交流をあれきりにするのも、何とも惜しいものだったから。**]
(263) 2014/10/04(Sat) 09時頃
|
|
[まず紳士からの返信>>270を見て、ジャニスはほんの少し意外そうに目を瞬いた。 ……一度会っただけの人間にディナーのお誘いだなんて。中々どうして、軽薄な人物だった様だ。 くつりを笑みを零し、此方からも返信を書き始める]
差出人:ジャニス 宛先:ルーカス ―――――――――――――― Re:こんにちは 20xx年 10月2日 ――――――――――――――
ディナーに誘ってくれるの? 明日は先約があるから、今夜でも良いなら。
情報交換っていう程、アタシは獣人について知らないけどね。 ああでも一つだけ、とっておきがあるわ。アナタになら、教えても良いかも。
あら、朝まで一緒に居てくれるって言うなら、アナタの為だけに演じても良いのよ。今日はちょっと怖い事があったから、一人になりたくないの。 いつだって、何処でだって。アナタのいいように、演じてあげる。 ……もしかしたら、演じてる余裕も無くなるかもね。
(370) 2014/10/04(Sat) 21時半頃
|
|
[――がりり。
視界の隅、自分の好きな"白">>378が見えれば、ちらと視線だけをそちらへ向ける。 けれど、少しすればぎょっとして顔を上げる事になっただろう。……ジャニスの知らない少女が、ジャニスのコートを纏っていたのだから]
……はあ?
[獣の青年>>310からのメールに目を通していなかったジャニスは、怪訝そうな、呆れた様な声をあげた。 ……何だあいつ、女の子をパシりに使いやがったのか。 先の事も含めれば、じりりと苛立ちが湧いた。 ……ああけれど。天使の様に"真っ白"なその姿は、好感が持てるかもしれない。 そう考えれば、指先から口を離して立ち上がった。唇に乗った鉄臭い赤を舐め上げて、ジャニスはゆっくりとした所作で天使に近付く]
(383) 2014/10/05(Sun) 00時頃
|
|
こんにちは、お嬢さん。 それ、アタシのコートなんだけど。 もしかして、狂暴な狼さんから取り返して来てくれたのかしら?
[軽口めいた言葉には、僅かに苛立ちが滲む。とはいえこれは、目の前の彼女に対するものでは、ないのだけれど。 けれどもしかしたら相手を怯えさせるかもしれない、とジャニスが気付いたのは、口に出してしまってからだ。であれば、どうしようもなく。
出来るだけ柔らかい表情で天使を見る。 相手を落ち着かせ様と努めたのは、怯えられたら面倒だ、なんて。何とも自分勝手な理由だったけれど]
(384) 2014/10/05(Sun) 00時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る