197 獣ノ國
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―回想・商店街―
[いつから彼らは近くに居たのだろう。 今も花屋で、和邸で、カフェで、ホテルで、この國の何処かで獣と人が出会っているのだろうか。 傘が回りに回るまで…はその場に足を縫い付けられたまま、目の前の男>>389>>390から視線がそらせない。]
調子のいい言葉で誤魔化さないで。
[…の目に戸惑いが映ったのは、一瞬。正体の分からない"何か"に対して、浮かぶのは警戒の色。 口元を緩める相手に対して真剣な眼差しを向けた。]
鐘が鳴る前?鐘が鳴ったら、その………耳は、消えるの? 昨日までは貴方、普通だったじゃない……普通に……
[掲示板でも、この男は普通に会話をしていたはずだ。誰かが相談していた獣の事。その話をしていた時……相手は、何を思っていただろう。 獣人らしき相手は、あの掲示板に何を望んでいたのだろうか。
「飼う?」 違う。 「受け入れる?」 分からない。 「拒絶する?」 ………。]
(4) 2014/10/07(Tue) 01時半頃
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………私、貴方の名前も知らないのよ?
[逡巡する思考を一度断つ。 おずおずと、震える指先で小鳥を受け取った。コロンと転がる姿は、本物の小鳥のように愛らしい。]
約束なんて、守らなくても良かったじゃない。そんな格好をして来るんなら尚更。 ………貴方、優しい人ね。バカだわ……
[受け取った手紙に憂い目を向けた。 最後の言葉だけは、少しだけ語調を優しくして。
その小鳥は、開くことなく鞄の中に仕舞う。 代わりに便箋一枚とペンを取り出して。何事か綴ると相手の胸に押し付けた。]
はい、これ。
[そこに書かれているのは…の端末のアドレスだ。]
(5) 2014/10/07(Tue) 01時半頃
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―朝・時計の家―
[昨日の雨のせいで少しだけ肌寒くなった空気を切って、いつも通りの時間、いつも通りの配達の仕事。 いつもは手紙が沢山詰まっている箱は、どういうわけか今日は少ない。昨日買った花の置物が収まる位には。
蒸気を噴き出す二輪を空っぽの郵便受けの前>>2:400で止めた。 そこで、ふと違和感に首を傾げる。 昨晩放置したままのバイクを取りに行った時から家の様子は変わっていない。静かに佇む家は、まるで時が止まっているようで。]
あ、コーヒーの香りがしないから……
[それだけではない。 コーヒーの香りを探した瞳は、伽藍堂の窓辺を捉えた。 元からあったサボテンはおろか"お友達"すらも見当たらない。
––––––代わりに見つけたのは扉に掛かった小さな袋。一応インターホンを鳴らしてみたものの、出ない。 おずおずと開いた袋の中身はサボテンが、二つ。それと、]
(114) 2014/10/07(Tue) 20時頃
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………箱?いや、
[手の中に収まる箱を耳に当ててみる。 チクタクチクタク。針の音。]
時計なの?宅配しろってこと?宛先は……無いわね。 お礼ってこれの事かな。
[[四方から箱を眺めた後、そっと蓋を開けて「かわいい」目を輝かせながら、意図せず呟いた。それでも、自分宛とは限らない。知り合いから片っ端に、ルーカスさんの知り合いを聞き出すのもありかもしれないな。
名刺と端末を取り出して、急いでメールをしたため始める。]
(115) 2014/10/07(Tue) 20時頃
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ーーーーーーーーーーーーーーー 宛先:ルーカスさん 差出人:クラリッサ
明け方からごめんなさい。 おはようございます、クラリッサです。 昨日はありがとう、一緒にお食事は出来なかったけれどカフェテリアに入れた事はとても嬉しかった。
今貴方の家の前にいるのよ。ドアの所に掛かっていた袋は何かしら?これはルーカスさんが置いた物なの? 宅配だとしたら宛名と住所を教えて欲しい。 ちょっと中身を見てしまったけれど、この時計は大事な物でしょう。必ず届けるから。貴方から返信が来る前に届けちゃうかもね!
ps.今度はコーヒーを一緒に飲めればいいと思います。昨日は残してしまってごめんなさい。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
(116) 2014/10/07(Tue) 20時頃
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[再び時計を箱に収める。 入れ替わるようにポストのなかに花の置物を入れて、バイクの持ち手にサボテン達を提げながら、…は次の配達先に向かった。
時計の針は軽やかに時を告げる。*]
(117) 2014/10/07(Tue) 20時頃
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クラリッサは、ヤニクに貰った手紙をまだ読んでいない。
2014/10/07(Tue) 20時半頃
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―回想・商店街―
悪い魔法にかけられたのなら、誰かに解いて貰うしかないわね。 貴方に"そういう人"はいないの? 貴方の名前を呼んで、好きと言ってくれる人は、いないの。
[名前なんてものに、ね。 いつでも会える人には"名前なんて"でしょう。 でも遠くに届ける手紙には、ちゃんと名前を書かなきゃ届かないのよ。
そして、手紙じゃないと–––––––]
(148) 2014/10/07(Tue) 23時頃
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いいえ、貴方は……嫌な人。
[手紙を貰える人は「素敵な人」。 そういえば、そんな事を言ったっけ。小さな小さな声で独りごちる。 掌でくるり、くるり。小鳥が回る。]
ふふ、いい子にしてたらご褒美をくれる人がいるのね。何でも好きな物を?貴方は何が欲しいのかしらね。
[それはラプンツェル、それとも飲みかけのコーヒー?
素敵な人だと言って手紙を寄越す>>9>>10、相手にとってはごくごく普通の仕草だろう。当たり前の事だ。]
ねぇ、貴方に嘘を吐いたんだけど。 手紙を受け取る人は「素敵な人」だって、あれ、皮肉なの。
[小鳥の体面の連絡先>>3:355に視線を落とす。 この子に手紙を書くのなら、文字の無い手紙を書こう。 掌に乗る小鳥は傷ついているようにも見えるて、大事にしなければという気にさせた。]
(149) 2014/10/07(Tue) 23時頃
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[閉ざされた口の理由は、次に持ち越そう。 透明な傘を受け取る。パタリと滴が手の甲に伝った。]
この傘、明日にでも返すわ。 ああ、本屋さん?私が行った時にはいなかったけれど。
[そうして男の白い後ろ姿を見送ると、彼が約束を破られた事も知らずに帰路につく。*]
(150) 2014/10/07(Tue) 23時頃
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―回想・朝の商店街―
[商店街の入り口にバイクを置いて、昨日不在票を置いた本屋へと爪先を向けた。
手には、無色透明な雨傘。 此方の端末の番号だけ渡して、いつ出会うか分からないのだから。
遠目からはどうやら本屋は開店していないように見える。この時間はいつも開いていた筈なのだけれど、まるで時計の家と共に動きを止めてしまったようだ。
行き来する人混みに混ざって、本屋の前にあった端末を操作する白>>88>>89と黒>>105の人影の前を通りすぎる。対照的な二つの色をチラリと見やると、双方とも鳶色の目を持っていた。 もしかしたら、金髪の少年が言っていた「最近出会った人」というのは、彼らのうちの何方かかもしれない、と想像する。 後でメールだけでも入れてみようか。 "貴方の友人"が本屋前で待っていると。]
(278) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
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[昨日、本屋に向かった彼>>218は目的は遂げられただろうか。 周囲を見渡しても赤いフードは見当たらない。そもそも赤い目印どころか、小石の一つも無かったっけ。
全て私が拾ってしまったせいで。 昨日の小石>>162>>163の行く先に待っているのは、お菓子の家か別の何かかは分からないまま。]
綴った文字の一つ一つは簡単に嘘が吐けるけれど
「それで何が伝わるの?そんなの私は知らないわ。 相手が感じた事が、伝わったことなんでしょう。 手紙で伝わるのは人の気持ちじゃない。」
……だから、嘘でも楽しめた方がいいんじゃないの?
[思い出すのはスプーンでくり抜かれた心臓の穴>>0:348。 うん、でも。]
最低っていうところだけは、同感よ。
[道端の小石を、軽く蹴った。]
(279) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
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[ああ、またも花屋はお留守らしい。 これで仕事は終わってしまった。
帰りし、公園で「手紙」でも書こう。まだ彼に頼まれたカナリアへのメールすらしたためていないのだから。*]
(280) 2014/10/08(Wed) 20時半頃
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―昼下がり・公園―
[公園の駐輪場に二輪を置いて、時計とサボテンが入った袋、ビニール傘を持って噴水近くのベンチに腰掛ける。
指を滑らせると、発光する端末の画面。 すぐに文面が思いついた金髪の彼のアドレスから入力し始めた。横に書かれた住所は、見て見ぬ振り。]
―――――――――――――― 差出人:クラリス 宛先:シメオン ―――――――――――――― 件名:ハローハロー 20xx年 10月3日 ――――――――――――――
こんにちはシメオン君、こちらはクラリスのアドレスです。
アドレス登録ついでに、本屋の前で貴方の友達らしい子が待ってたと伝えておくわ。 白い子と黒い子の二人がいたけれど、どちらが友達? 余計なお世話だったらごめんなさいね、一応報告だけ。
(297) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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ps.貴方と恋人との報告、いつでも待ってます。 ――――――――――――――
[まずは、此方のメールを送信。 相手がどんな状況であるかも知らない…は呑気に微笑む。昨日話した時には、彼は嬉しそうに口元を上げていたから。
そして、赤ずきん……もう、赤ずきんの皮は脱いでしまったようだけれど。彼がくれた鳥の便箋>>2:369を開く。 青色のそれからは、昨日の雨の名残が香った。]
黒鹿、金糸雀、キュウと鳴く動物?比喩かな。
[それとも、彼と同じ獣人のことなのだろうか。 素敵な人、というのは皮肉だと伝えた。つまり、自分は「素敵な人」だという事だ。]
……あの後、何を言いかけたのかしら。
[別れ際に言い淀んだ相手>>11は、何を言おうとしたのだろう。何が欲しいのか、その答えも聞いていない。
あの耳を見た時に、感じた感情は何だろう。侮蔑ではなく、庇護欲を唆られた訳でもない。この傘を返す時になったら、分かるだろうか。 連絡の仕様がないのだけれど。]
(298) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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[何と無く便箋を裏返す。彼に頼まれたお便りの宛先>>10は、確かこの手紙にも書いてある金糸雀ではなかったか。]
急に送っていいものなの、か…な?
[足元に来たのは、白い猫。 片手間で柔らかい毛並みを撫でてやるとニャアと鳴いた。 さて、どうやったら怪文ではないものが捻り出せるだろう。]
(299) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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クラリッサは、錠からの連絡を局に帰ってから知ることになるだろう。
2014/10/09(Thu) 00時頃
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―昼下がり・公園―
[猫を可愛がり可愛がり、端末の画面をボンヤリ眺めながら、金糸雀への文面に頭を悩ませていた。 何分が経っただろうか。公園の時計を見れば、また別の人物が顔を出す。]
ルーカスさんからの返信も来ないのよねぇ……何かあったのかしら。
[と心配をしても、頼りになるのは名刺一枚とアドレス一文。残ったものはサボテンと懐中時計。 おつかいに持って行く物としては、ちょっとな。
彼の知り合いといえば……一人だけ心当たり>>302があった。メールを書いたら、大学まで足を運んでみよう。 端末が震えたのは、ちょうどその時。]
ルーカスさん……?
[それとも、さっき送信ボタンを押したシメオン君? 目に飛び込んだ件名に、思わず眉を顰める。 約束を果たしに……後ろ……後ろ?]
(324) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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––––––––……っ!
[降って湧いた声>>306>>307に背筋に針金が張った。猫もビックリして何処かへ逃げ出してしまう。 血がなみなみ注がれ始めた心臓を抑えて、後ろを振り向く。]
……ちょっと、そこまでお使いに行く所だったの。
[半ば睨むように見上げた顔は、見慣れてしまった顔。]
昨日は傘をありがとう。それとお使いも、今金糸雀さんへの手紙に何て書こうか悩んでいた所よ。
……今日も耳が生えているのね。
[最早隠す気はないらしい、その耳を少し柔らかくなった目で見つめた。]
それ、いつ取れるの?……誰かにあげる事とかできないのかしら?
[さり気なくベンチの隣を空けたけれど、相手は座るだろうか。]
(325) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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クラリッサは、カリュクス(カナリア)への文面をどうしようか思案中。
2014/10/09(Thu) 00時半頃
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[引き結ばれた口元。視線の先>>330を辿っても逃げる白い後ろ姿があるだけだ。]
そんなに怖い顔しないでちょうだい。せっかく被ったおばあさんの皮が剥がれるわよ、狼失格ね。
誰かれ構わず手紙を振りまく程尻軽ではないので……これで充分です。
[悪戯そうな笑みを浮かべて、端末の後ろに付いているレンズを相手に向ける。
パシャ。水溜りに態と踏み込んだ時と似た音が響く。…から見える液晶画面には、相手の顔が映り込んでいるだろうか。 映り込んでいたのなら、端末をそそくさとポケットに隠してしまって。……後でこの写真をカナリアさんに送ろう。 下手な文章よりも、何倍もいい筈だ。
恐らく、相手の顔は嘘ではないだろうから。]
[写真が撮れようが撮れまいが、端末は仕舞う。 言い訳が欲しいのか>>332という問いに、浅く息を吐き出した。 目の前では、噴水が落ちてはけたたましい音を立てている。]
言い訳が欲しいのは貴方なんじゃないの? もう耳を隠さないのは、誰かに自分の事を糾弾して貰いたいから?
(344) 2014/10/09(Thu) 01時頃
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目に見える呪いを貴方は手に入れたのよ。誰にも解けない呪い。 たぶん貴方だけでは、貴方の望む物では、もしかしたら他の誰にもどうすることも出来ない………
[言い過ぎた、と。 視線を伏せて隣を見る。]
………代わりたいわ、貴方の全てと。 貴方は、今、その姿で幸せ?
(345) 2014/10/09(Thu) 01時頃
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