52 薔薇恋獄
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[……志郎>>398の立ち上がる姿に、何かの違和感を覚えた。]
センセ、足……。
[言いかけて、けれどはっきりとした確証などなくて。 ほとんど聞こえない程度の微かな声で零すのみになった。 何かに気づいたきょとりとした姿だけは、隠しきれないまま]
(406) 2011/05/19(Thu) 01時半頃
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え、でも、じゃあフミセンセはどうなの……。
[ゆるいけど先生じゃないか、とばかりに志朗>>404に反論を試みたところで。 『課題』の一つの内容を聞いて、言葉に詰まった。]
……うん。 だからおれ、ずっと頑張ってる。
[小さく頷いて、胸に手を置いて……。 顔を上げると、もう一人の来客>>401の姿が、見えた。]
………。
(410) 2011/05/19(Thu) 02時頃
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あ、ううん、フミセンセのことじゃなく、て。
[少し慌て気味に文>>409に告げつつ、ちらーっと志朗を目で指した。 それから、大丈夫か、と聞かれて……少しの間の後、ひとつだけ頷いた。 伸ばされた腕を払うことはなかったが、かといってそのまま彼の方に寄ろうとする訳でもなかった。 というのも……]
……ちょっと、遊びに行ってた、だけ。
ていうか、おれ、ちゃんとさっきまでは寝てたし。
[気まずげに哲人>>413に俯いた。]
(420) 2011/05/19(Thu) 02時頃
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ヴェスパタインは、俯いたまま、動けなかった。
2011/05/19(Thu) 02時頃
ヴェスパタインは、志郎>>414の気まずげな顔は俯いて見えていなかったが、声色からいくらか想像はできた。
2011/05/19(Thu) 02時頃
ヴェスパタインは、文と志郎の相談の件にまでは意識が回らなかった。
2011/05/19(Thu) 02時頃
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[目を合わせられないまま、動けないまま。 明らかに、不味い。 誰のせいで。その答えは、はっきり言われずとも知れる。 ……嫌だ。そう強く、感じた。]
テツ、その……
[文>>428が自分を哲人に任せたこともはっきり捉えていない程に、いっぱいいっぱいで。 漸く足を動かして、畳の方で悪態を吐いた彼へと駆け寄った。]
(431) 2011/05/19(Thu) 02時半頃
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…………ごめん。
おれ、嘘吐いた。 寝てるって言ったのに、結局すぐ、出て行った。
……嘘とか、あり得ないのに。
[長い髪が顔色を隠しながら。 絞り出すような微かな声で、哲人に謝罪の言葉を伝えた。]
(437) 2011/05/19(Thu) 02時半頃
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[彼の答えは、嘘に対する咎めの方ではなかった。 ぱちりと大きく、瞬いてから]
うん。
[把握してる、と。]
……うん。
[キツい、と。 二度、弱弱しく頷いた。 そして今度こそちゃんと、哲人の目を見た。 掛かる髪を払ったその顔は熱を帯びていて、瞳は潤んでいた。]
……分かった。おれ、部屋戻ってくる。 ちゃんと寝てくる、から……。
(442) 2011/05/19(Thu) 03時頃
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[よろ、と立ち上がった。 蛍紫がまだその場にいるなら、彼に一度小さく頭を下げて。 それから、覚束ない足取りで部屋を出て行こうと歩き出した。]
……気を付け、ない、と、
[苦しいのは、熱っぽいからだけでもなかった。 蛍紫から伝え聞いた話が、なんとはなしに胸をざわつかせていた。]
(443) 2011/05/19(Thu) 03時頃
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だいじょう、ぶ、いけ………
[額に触れる、冷たい手。 その冷たさに一瞬背筋がぞくりとして。 その手の感触に……鼓動が早まった。 そしてやがて、ふらついた身体にその手が伸びて触れた気がした。]
…………。
[眉を寄せた顔を、おそらく間近に見て。 少し息を乱しながらも、掛けられた問いに頷いた。]
うん。 着くまで、一緒に……側に居て。
[彼が何を最初言おうとしたのかは判らなかったが、 何かを言い掛けた、というのは判った。 けれどそれをここで問い質しはしないまま、階上の自室へと歩き出した**]
(450) 2011/05/19(Thu) 03時半頃
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―― 2階に戻るまで ――
[>>451はっきり言われた。信用しねえ、と。 当たり前の言葉だと、思った。 だから、ただただ俯くしか、できなかった。
立ち去り際、蛍紫が哲人に伝えた言葉を上手く聞くことはできなくて。 ただ、ごめん、とだけ金色の髪の彼に残して、部屋を後にした。]
[自室に戻るまでの速さは、とてもゆっくりとしていて。 戻るまでの時間は、とても長く、そしてとても短く、感じられた。 大きく頼りがいあるとは決して言えない身体の彼が、その手で肩を支えてくれている。 とても辛くて、でも、とても心地良くて……。 口元に、微かに笑みが零れていた。
……ああ、そう言えば着替えてきたんだな、って。 濡れてはいない色違いのシャツとベストをぼんやり目を落としたりもしながら、部屋に辿り着くまでの時間を経た。]
(527) 2011/05/19(Thu) 14時頃
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―― 2階自室 ――
[戻った場所に、確かに同室者の姿はなかった。 哲人>>501に促されるがまま、ベッドの上に倒れ込んで。 布団の中で横向きになりながら、目を閉じた。]
じゃあ、おやすみ……。
ありがと、テツ。
[此処まで手を貸してくれた彼に、そう呟いたけれど、その呟きも力ないものだった。
うとうととする中で、雨でもシャワーでも落とし切れなかった微かな野薔薇の香りを意識した。 それはとても甘くて、とても美しくて、とても鮮やかで。 そして、それはとても……]
(528) 2011/05/19(Thu) 14時頃
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[こわくも、あった。
気をつけて、とあの時の後輩に言われたけれど。 何を気をつければいいのかなんて、結局分からなくて。 そして、知らないはずだったその名前が頭の中で繰り返されて……。 形のないおそれが、募っていた。
ただでさえ、熱で意識が呆然としていて。 さっきまで支えてくれていた哲人の手は今、離れていて。 繋ぎ止められていない身体も心も、そのままフェードアウトしてしまいそうな気がして……。]
(529) 2011/05/19(Thu) 14時頃
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いかないで。
[側に居て。]
ぎゅっとして。
[抱きしめて。]
ねぇ、テツ……っ。
[震える声。零れる涙。衰弱した心が吐き出す願い。 それが伝わるかどうかは、解らなかったけれど。 それでも……ひとりぼっちを恐れる子供のように、求めた**]
(531) 2011/05/19(Thu) 14時頃
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ヴェスパタインは、ディーンに話の続きを促した。
2011/05/19(Thu) 16時頃
ヴェスパタインは、フィリップに話の続きを促した。
2011/05/19(Thu) 16時頃
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―― 2階自室 ――
[ひとりぼっちの部屋。 飛び出していった哲人を引き留めるだけの声も出せなかったまま。 ただ、ベッドの中に残っていた。]
(577) 2011/05/19(Thu) 19時半頃
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[あの人の前で自然に笑えたのは、美しい絵を見せてくれたから。 何時からかそれは、彼そのものに対する笑顔に変わっていた。 そして、すぐこの前、気がついた。 おれはあの人を しまっているのだと。]
[けれどそうだと伝えたら、その瞬間に壊れてしまう気がした。 それまでの彼との在り方が、皆との在り方が……自分の居場所が。 だって彼だってきっとずっと、仲間として笑い合って。 仲間として、気遣ってきてくれていた筈じゃないか、と。]
[解ってた] [解ってた、はずだった] [のに]
[どうして、弱い心を抑えることができなかった] [どうして、『止める』ことができなかった]
(578) 2011/05/19(Thu) 19時半頃
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[もう、きっといつも通りに軽口を言い合うことなんて、できない。 もう、きっと―――…]
……助けて。
いっそ、消して、しまって――…。
[誰に乞えばいいのかも解らないまま、ただ、泣き続けた**]
(580) 2011/05/19(Thu) 19時半頃
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[ベッドの傍の椅子に掛けてある、生乾きの黒いジーンズ。 疲れ切った目で、眺めるともなく眺めていた。]
…………。
[ぐい、と白い腕を伸ばした。 黒い布地を引っ張った。 引き寄せて、ポケットに手を突っ込んだ。 中身を取ってから、ジーンズを床に落とした。
出した掌の中に、包装された甘味。 その中身も、外側のプラスチックの袋も、ぼろぼろになっていた。]
(601) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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[気が付けば、窓の外はとても暗くなっていた。 けれど雨ばかりがガラスを打ち付けていて、月も星も見えなかった。
声が、聞こえた。 たぶん、同室の後輩だと思った。 たぶん、同年の先輩だと思った。 ……もう一人の声も、していた。
扉に背を向けたまま、ただ耳を澄ましていた。]
(609) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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ヴェスパタインは、少しお腹が空いていた。そう言えば昼食を何も食べていなかった。
2011/05/19(Thu) 22時頃
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[打ち付ける雨音。 思えばあの時も丁度、こんな激しい雨だった。]
(639) 2011/05/19(Thu) 22時半頃
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[あれは今から七年前。 その頃おれは今の学校からも今の家からもずっと遠い町に住んでいた。 その時代におれは、同じ学校に通うある子を好きになった。 放課後、誰も見ていない教室で、手をつないだ。キスもした。
ところでおれの家は、歴史ある大学に何人も進学しているような家。 大好きなその子の家は、そうではない家だった。 ……身分違い、と言う程大げさなものではない。 百何年も前にあった身分事情と、現代のこれとは話は別だ。 それでも、おれの両親にも大きな姉にも、上から世間を見下ろすような意識があったのは確かだった。 幼かったおれは、そんなこと何もかも解らなかったけれど。]
(640) 2011/05/19(Thu) 22時半頃
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[ある日、おれはあの子と一緒に少し遠くの山へと登った。 てっぺんまで行って、高い空を、広い木々を、遠くの海を描きまわった。 無邪気にはしゃいで、笑い合って、抱き合って……長居をし過ぎた。
次第に激しく打ち付ける雨。低く唸る稲光。見失った帰り道。 震えて握られた小さな手。凍えた身体。熱を帯びた額。乱れる息。 波打って。擦れて。破れて。絵具の溶け出した、スケッチブック。
それからどのようにして町まで戻ってきたか……助けられたかはよく覚えていない。 ただ、母がひどく怒鳴り散らしていたのと。 相手の母親が謝っていたのと。 大好きだったあの子が泣きじゃくっていたのだけは、覚えている。]
[それ以来、おれがあの子と付き合うことはなくなった。 そして程なくして、おれもその子も別々の場所へ引っ越していった。 おれの居場所も、その子の居場所も、その町からなくなった。]
(641) 2011/05/19(Thu) 22時半頃
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[……そんな恋も、あった]
(643) 2011/05/19(Thu) 22時半頃
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―― 2階自室 ――
[ノックの音がした。 出る気力も、なかった。 なかった……けれど。]
…………。
[ぼんやりとした頭で。 泣き腫らした後のうつろな瞳で。 手にぼろぼろのものを握ったまま、ゆっくりと扉へと向かい、小さな隙間から声を掛けた。]
……どうしたの。
(650) 2011/05/19(Thu) 22時半頃
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[部屋の外の桂馬>>647に、かなり無表情に、瞬いた。]
……あ。 うん。 なら、食べにく。
[行く心算もそれほどなかったのだが、とりあえずそう返答して――]
(655) 2011/05/19(Thu) 22時半頃
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[「心配しすぎて」 「イライラしてる」 「やつ」 。]
………あ。
[茫然と、哲人に顔を向けた。 そして、少し……少しずつ、瞳に涙が滲み始めた。 何か言おうと、唇が僅かに動く。けれど、声にならない。 近くに居るはずの桂馬も成人も、文も、上手く捉えられない。]
(658) 2011/05/19(Thu) 22時半頃
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[哲人>>664と視線が交わることはなかった。 先ほどの声だって、拒絶、だった。 まるで何も感じていないかのような顔をしていても……こわくない訳が、なかった。
でも、それでも彼は今、逃げずにここに居て。 心配もしていたらしいと言われていた。]
……テツ。
[まだ、壊れていないのだろうか。 皆との関係も、彼との関係も。 自信は、なかった。なかった。けれど]
(668) 2011/05/19(Thu) 23時頃
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[「ぎゅっと、して」。 唇だけでそう紡いで、哲人の方に体を預けた。]
(669) 2011/05/19(Thu) 23時頃
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[文>>670から、隙間越しに体調を聞かれたその時は。 どう見ても体調の良くない顔で……ふるりと一度だけ首を横に振っていた。 大丈夫だ、という偽りを言うだけの力も、なかった。]
(677) 2011/05/19(Thu) 23時頃
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[まだ扉を大きく開いていなかった時、楓馬>>667が近くを訪れた時は、自分自身に直接話しかけられたように捉えられなかったからか、気づいていない様子でいた。 成人>>671が入れた断りには、ただ小さく頷きを返して。特に引き留めることもなく中へと促していた。]
[哲人>>672から、怒りは、感じなかった。いつもの、彼の色だった。 その色が、胸に、じん、と響いた。 その後、彼が話を切り出してきたこと。 本当に微かな声で囁かれたことばに、小さく瞬いた。]
…………。
[離せない。付いて回る。どういうことなのかは、ある程度分かる。 きっと、自由には生きられなくなるかもしれない。 けれど、それでも、……彼がそれでも受け入れてくれるのなら]
いいよ。
[それだけ口にして。 あとの言葉は全て、彼だけに見せたことのある柔らかい微笑に籠めた。]
(688) 2011/05/19(Thu) 23時半頃
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[後悔しない、と。 少しだけ眉を下げてみせながらも、哲人に小さく頷いた。 それから繋がれた指。ひりりとして……けれど、ほっとする感覚もした。 繋ぎとめられている……それだけで、良かった。
彼がいて……皆も、居る。 けれど今、あまり不安は感じていなかった。 いつも通り……というには、ちょっと熱で上せ過ぎた顔で。 そっと、桂馬たちに振り向いた。]
……食べにいこ。
(703) 2011/05/19(Thu) 23時半頃
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ヴェスパタインは、つながれていない手は、まだ握ったままだった。
2011/05/19(Thu) 23時半頃
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[楓馬>>697があの時呼ぼうとしていたことにも気づかなかったまま……。 再び彼の顔が見えた時には、それは明るい笑顔だったから……なんだか、温かかった。 哲人と話しているのを見ても、それほど妬けたりも、しなかった。 そのくらいに、今、満たされていた。]
[……成人や文がラジオの電波を確かめた結果にも、気づいていなかった。 そのくらいに、今、呑気でもあった。]
(720) 2011/05/20(Fri) 00時頃
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