259 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア―
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[喧騒も遠ざかり、深い夜。不意に静寂へ混じるノック音と続く声に、男は顔を上げはせず、振り向きもせず]
…… 入るといい。
[ただ、その来訪者に向け呼びかけを返した]
……
[室内に入ったなら、炎でかそけく照らされた中、机に向かう男の背が見えただろう。男は文章を書き付けるまま。彼が、シーシャが話を切り出せばそれを聞くつもりでいたが]
……オーレリアとマーガレットが?
[かり。 述べられたその内容に、ペンを止めて椅子を回した]
(20) 2016/12/05(Mon) 14時頃
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そうか、…… それは寂しくなるな。
[そうしてぽつりと呟いたのは、無難といえば無難に過ぎる言葉ではあったが。一つの寂寥が其処に過ぎったのは、事実だった。ディーンとの相対、微かな揺らぎを思い出しつつ。 吸血鬼の眠りについて、男はこの目で見た事はなかったが、知識としては無論知っている。あのグロリアなども、それを経たのだと聞く]
(21) 2016/12/05(Mon) 14時頃
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……眠りについて、仔細なるところは知らないが。
そうして重なり起こるというのは、考えるに、恐らく。 些か、珍しいものではあるのだろうね。 月の巡りか、血の導きか、あるいは完全なる…… それこそ希少なる、偶然に過ぎないのか。
考えるに、意義のない事ではあるけれど。
[視線が合わない事には言及もせず、無理に合わせようともせず。ただぽつりぽつりと言葉を紡いだ後、言い淀む様子を黙り見据えて]
…… この身になって、か。
[かけられた問いに、今度は男が僅か視線の行く末をずらす。意図してというよりは、浮かべる思考に釣られるように、傍らの本の山の一つへと。思考を浮かべる、 記憶をなぞる]
(30) 2016/12/05(Mon) 17時半頃
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[思い出すは、古い記憶。 始まりにして、終わりなるところの。 ある街で相次いだ怪死事件、人の手によるものか人外の手によるものか、人々は口々に語り、夜を恐れた――男はその怪奇を着想に物語を紡ごうとしていて――夜、路地――]
…………
……その問いに答えを返すならば、 単に是とするも、否とするも、あるべき正答には能うまい。 然れども、そう――
どちらかというのならば。 同胞の内で比するのならば。 私は多分に、享受し、悔いずいるものであるのではないかな。
深淵の真実を一つ知り得た、 そうして何より、多く紡ぐを叶えている、 それらだけでも、私の充足の等価にはなり得るものだ。
……成り立てでもなければ、熟しもしない身だ。 それ故の、仮の終結に過ぎないのかもしれないけれどね。
(32) 2016/12/05(Mon) 18時頃
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ひひひ。
[末尾には笑いを重ねて。 シーシャがどうなのかとは、問わなかった]
(33) 2016/12/05(Mon) 18時頃
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おや、それは困ったものだ。 生焼けが好きになるのも近い日だろうか。 自身に苦はないのが、せめても僥倖だけれど。ひひ。
[クシャミの名を出されれば、戯れに返し]
……そうだな、
思えば、綴るものを失くした時こそ、君。 外ならず、私の眠る機であるのかもしれないよ。 さもなくば、真の眠り、真の死也か。
眠りと死は近いという。 悠久においてならば、それは一層かもしれない。 飽くもまた、その縁にあるのかもしれない。
[つい瞬きの前、ディーンの傍らで語っていた言葉をなぞり、それに重ね足すように、呟いて]
…… ともあれ、そうならば、 私の沈黙はまだ遠いだろうさ。
(46) 2016/12/05(Mon) 21時頃
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[シーシャの脳内で熱い誤解及び風評被害の種が生まれ育まれている事には、残念ながら気が付く由もなかった。締め切り、というのには肩を竦めて]
……
[抱え上げられる赤子、エイダと名を贈ったその姿を、 抱え上げたシーシャの顔を見て、 彼が感情を、フィリップについてを語るのを、男は静かに全句聞き届けた後、終わりの一言に目を細めた]
ああ。
[常の歪み微笑で、返答は常ならず短く。 扉が閉まるまでを、視界に入れていただろう*]
(74) 2016/12/05(Mon) 23時半頃
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[そうしてまた、夜は替わる。 男は日が落ちると共に目を覚ますと、また机へと向かった。原稿の進捗はいよいよラストスパートであり、間もなくの終着に向けて、男は文字を書き刻んでいく、 書き刻んで、]
……、
[一たび止まる。最後の最後で、うまく出てこない。うまく繋がらない。よくある事だった。仕上げこそ、もう少しこそ、悩ましいのだ。 男は暫く文章の行く先たる空白を眺めて、にわかに、立ち上がった。シャツをインク染みのないよく張った物に着替え、ベストにネクタイ、フロックコート、全て黒であるそれを身に付ける。 そして、部屋を後にした]
[その装いは、何がためといえば外ならない、食事のためだった。思い返せば幾分飲んでいない、不足たれば頭も鈍ろうし、それは気分転換にもなるだろうなどと考えて。 食事の際男は主にこうして装い、懐にカードを携える。 ――May I.C.U. Home? かつて流行した物に準ずる、しかれども別の標を持った、飾り文字の並べられたそれを]
(140) 2016/12/06(Tue) 04時頃
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[玄関の手前まで辿り着いた時、チャイムが鳴った。 もしや編集者の彼が催眠を解き再び訪れたのだろうかと思った、その緊張と憂慮は、次の瞬間に掻き消えた。聞こえたのは、軽やかな、若い娘の、控えめな呼びかけ]
『今晩は、すみません、イルマの…… イルマさんの紹介で来ました、 サイモン先生、いらっしゃいますか?』
[その中身に、思い出す。そういえば、イルマが言っていた。許容した。己のファンだという少女。その来訪。――丁度いいな。と思う。思い、扉を開けば、其処に立つのはイルマの友人にいかにも相応しいような今風さの、けれども文学の愛好者に特有の知と陰を備えた、一人の少女]
……ああ。 やあ。私が、そのサイモンだよ。 よく来てくれたね。 君が、イルマの言っていた……よく聞いているよ。
……何、別に、大した用事でもないんだ。 気分転換に、散歩にでも行こうと思ったところでね。 どうやら、君が来てくれたおかげで、
その必要はなくなったらしい。
(141) 2016/12/06(Tue) 05時頃
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[少女を引き連れ、戻り来た事実。ボーラーハットとフロックコートを脱ぎ、椅子に腰掛ける。少女は室内の様子を――山積みの本から、アナログの執筆環境、棺までを見て――そして男の見た目と語り口を前に――極めて感激し、興奮したようだった。 イメージ通りだ、と、熱心な読者たる彼女はその全てに思ったのだった]
…… 君のような読者がいてくれるなんて、光栄だよ。
ああ、半ばの書き散らしで気恥ずかしくはあるが、 見てくれて構わない、 ……完成したならば君には早く読んで貰おう。
…………
光と闇は、現と夢は、生と死は、 表裏であるのが常だ。
―― これも、あるいは夢であり、 現なれど、憂うべきものでは、 ないのだよ。
(142) 2016/12/06(Tue) 07時半頃
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[インクの新しき文字を目に拾いゆく、少女の手首を背後より掴み、低く柔らかに耳元へ囁く。 細くも血色の良い首筋に、 唇は――牙は、寄せられて**]
(143) 2016/12/06(Tue) 07時半頃
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[一ときの常ならぬ事は静かに始まり静かに終わって、 その後にはまた更なる静寂が何処までも満ちる。 常のラフなシャツ姿に戻った男は、新たに机に向かっていた。十分に血を得た甲斐あってか、率直なる好意の感情と感想による気力の上がりもあってか――多分にその両方か――ペンはよく進んだ]
…… 、
[合間、ふと見やるは、サイドテーブルの頭蓋骨。 シーシャが見つめていた、あれは、そう、 ――何だったかな、 …… 長い記憶はしばしば曖昧だ]
(245) 2016/12/07(Wed) 00時半頃
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